JPH05300602A - 電気車制御装置 - Google Patents
電気車制御装置Info
- Publication number
- JPH05300602A JPH05300602A JP9927492A JP9927492A JPH05300602A JP H05300602 A JPH05300602 A JP H05300602A JP 9927492 A JP9927492 A JP 9927492A JP 9927492 A JP9927492 A JP 9927492A JP H05300602 A JPH05300602 A JP H05300602A
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- JP
- Japan
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- electric vehicle
- main circuit
- contact
- control device
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】主接点2,連動接点,電磁操作部3aから構成
される主回路開放器1bと事故時開放指令部8,試験動
作指令部9,比較器10からなる。 【効果】主回路開放器を積極的に試験動作と、動作時間
の監視により、極めてまれな動作に対する安定性を高め
ることができる。
される主回路開放器1bと事故時開放指令部8,試験動
作指令部9,比較器10からなる。 【効果】主回路開放器を積極的に試験動作と、動作時間
の監視により、極めてまれな動作に対する安定性を高め
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御装置によって主電動
機を駆動制御する方式の電気車において該制御装置前段
に設けられる遠隔操作形の主回路開放器に関する。
機を駆動制御する方式の電気車において該制御装置前段
に設けられる遠隔操作形の主回路開放器に関する。
【0002】
【従来の技術】特公昭62−27605 号公報主回路開放器
は、電気車の健全なユニットだけで暫定運行する時に、
故障した制御装置や主電動機を主回路から開放するため
に設けられる。
は、電気車の健全なユニットだけで暫定運行する時に、
故障した制御装置や主電動機を主回路から開放するため
に設けられる。
【0003】従来技術によって作られた主回路開放器は
手動扱いで操作する刃型開閉器を用いていた。
手動扱いで操作する刃型開閉器を用いていた。
【0004】この方式は電気車の運転席から遠隔操作す
ることは、当然ながら出来ない。
ることは、当然ながら出来ない。
【0005】操作扱いは電気車の床下に設置収納してい
る場所まで行って操作する必要があり、明らかに操作性
が悪いと言う欠点がある。
る場所まで行って操作する必要があり、明らかに操作性
が悪いと言う欠点がある。
【0006】また、従来の主回路開放器は刃型接点部分
が大気に露出して、大電流を通電するだけの性能だけで
ある。
が大気に露出して、大電流を通電するだけの性能だけで
ある。
【0007】刃型開放器を単純に遠隔操作出来る構造に
改良するだけでは、次のような欠点がある。
改良するだけでは、次のような欠点がある。
【0008】今日の電気車は、制御装置がインバータ装
置に進化しているように、主回路接点が電力素子に置き
変わって、無接点化が大幅に進んでいる。
置に進化しているように、主回路接点が電力素子に置き
変わって、無接点化が大幅に進んでいる。
【0009】しかし、主回路開放器は、有接点のままで
進歩の立ち遅れは明らかである。
進歩の立ち遅れは明らかである。
【0010】更に、安易に遠隔操作形に改良しても、主
回路開放器は制御器や主電動機が故障しなければ開放器
は操作されることが無い。従って被操作は、極まれにし
かない。
回路開放器は制御器や主電動機が故障しなければ開放器
は操作されることが無い。従って被操作は、極まれにし
かない。
【0011】この極まれに動作する時の電気車システム
全体の信頼性が要求される。
全体の信頼性が要求される。
【0012】即ち、制御接点の例では、長期間不動作に
よる接点の汚染から接触障害が発生する心配がある。
よる接点の汚染から接触障害が発生する心配がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように極まれに操
作される主回路開放器の動作に対する安定性維持の課題
があった。
作される主回路開放器の動作に対する安定性維持の課題
があった。
【0014】主回路開放器自身及び制御系の不動作中の
信頼性の高いシステムの提供が望まれていた。
信頼性の高いシステムの提供が望まれていた。
【0015】
【課題を解決するための手段】通常主回路開放器は実用
上、極まれな動作しか行われないが、これとは無関係に
試験動作を行い、日頃からこの動作の監視により予知保
全することで信頼性を高めることが可能である。
上、極まれな動作しか行われないが、これとは無関係に
試験動作を行い、日頃からこの動作の監視により予知保
全することで信頼性を高めることが可能である。
【0016】
【作用】電気車の運転走行に関係しない時点に、試験動
作を行うようにする。又この試験動作をさらに監視機能
で動作切り替わり時間を計測し、これを、あらかじめ学
習させておいた比較器で判定し、正常な時間か否かを判
断させる。
作を行うようにする。又この試験動作をさらに監視機能
で動作切り替わり時間を計測し、これを、あらかじめ学
習させておいた比較器で判定し、正常な時間か否かを判
断させる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。
【0018】図1において、主回路開放器1は、常閉主
接点2,電磁操作部3,常開接点4,常閉接点5から構
成されている。
接点2,電磁操作部3,常開接点4,常閉接点5から構
成されている。
【0019】電気車の電源6は、故障時(図4のインバ
ータが故障したときに群から個別に切離す)には指令部
8から与えられる。即ち、電源6から制御接点7を通っ
て、電磁部3が励磁され、常閉主接点2及び常閉接点5
が開放し、常開接点4が閉じる。
ータが故障したときに群から個別に切離す)には指令部
8から与えられる。即ち、電源6から制御接点7を通っ
て、電磁部3が励磁され、常閉主接点2及び常閉接点5
が開放し、常開接点4が閉じる。
【0020】補助接点4,5は図示していないが、例え
ば、電源側の遮断器の操作電磁弁のコイル制御に関係し
て、主回路開放器に負荷電流が流れて無い条件を確認す
ることに使用される。
ば、電源側の遮断器の操作電磁弁のコイル制御に関係し
て、主回路開放器に負荷電流が流れて無い条件を確認す
ることに使用される。
【0021】制御接点7はもう一つの指令部9からも与
えられる。指令部9は試験動作指令である。この指令は
電気車の電源6が運行のために立ち上げた時に連動させ
て、自動的に行われるようにしてやると、電気車運行前
にその動作を試験することが可能となる。
えられる。指令部9は試験動作指令である。この指令は
電気車の電源6が運行のために立ち上げた時に連動させ
て、自動的に行われるようにしてやると、電気車運行前
にその動作を試験することが可能となる。
【0022】図2において、主回路開放器1aは主接点
2,電磁操作部3,常開連動接点4,常閉接点5から構
成されていて図1と同じである。
2,電磁操作部3,常開連動接点4,常閉接点5から構
成されていて図1と同じである。
【0023】主回路開放器制御用接点7に直列に常閉接
点4a,5aを挿入してある点が図1と異なる。
点4a,5aを挿入してある点が図1と異なる。
【0024】このような回路にしてやると、操作電磁部
が励磁されてから、主回路開放器が正常動作している
と、正常動作で開放する接点5aの切りによって、電磁
部が消磁までの時間を計測することが可能である。
が励磁されてから、主回路開放器が正常動作している
と、正常動作で開放する接点5aの切りによって、電磁
部が消磁までの時間を計測することが可能である。
【0025】指令部9は励磁時間指令を主回路開放器制
御用接点7出力し、同時に比較器10にも出力する。励
磁コイルは、0.1 秒位で励磁されるのでそれよりも長
い時間経過後(励磁時間指令)に主回路開放器制御用接
点7を開く。この時点から、比較器10が計時しはじめ
る。
御用接点7出力し、同時に比較器10にも出力する。励
磁コイルは、0.1 秒位で励磁されるのでそれよりも長
い時間経過後(励磁時間指令)に主回路開放器制御用接
点7を開く。この時点から、比較器10が計時しはじめ
る。
【0026】時間は電磁部の電流値又は電圧値のいずれ
でもよい。
でもよい。
【0027】この計測時間値を比較器10へ取り込み、
あらかじめ学習している値と比較を行う。
あらかじめ学習している値と比較を行う。
【0028】この値が許容値(例えば50ms±10m
s)から外れた場合には、主回路開放器の故障と判断
し、再投入の禁止や扱い者へ表示を行うことで故障を予
知させることが可能となる。
s)から外れた場合には、主回路開放器の故障と判断
し、再投入の禁止や扱い者へ表示を行うことで故障を予
知させることが可能となる。
【0029】図3において、主回路開放器1bは真空イ
ンタラプタを用いた主接点2a、電磁操作部3a、常開
接点4,4a、常閉接点5,5aから構成されている。
ンタラプタを用いた主接点2a、電磁操作部3a、常開
接点4,4a、常閉接点5,5aから構成されている。
【0030】図2に対して主接点2aに真空インタラプ
タを用いた点が異なる。
タを用いた点が異なる。
【0031】電気車の電源6から故障時の場合は、指令
部8から与えられる。
部8から与えられる。
【0032】電磁部3aは1組の電磁操作部を有し、該
電磁操作部が、1度目の励磁で鎖錠,2度目の励磁で解
錠を繰り返す制御を行う。
電磁操作部が、1度目の励磁で鎖錠,2度目の励磁で解
錠を繰り返す制御を行う。
【0033】図1,図2の場合は主接点が開放し続ける
には、電磁部3は主接点2が開放している間、連続して
励磁しておく必要があるが、図3の場合は機械式に鎖錠
及び解錠が行われるのでその必要はない。
には、電磁部3は主接点2が開放している間、連続して
励磁しておく必要があるが、図3の場合は機械式に鎖錠
及び解錠が行われるのでその必要はない。
【0034】図3の場合も図2と同様に電磁部3aの励
磁時間を計測し、比較器10へ取り込む、以下図2の場
合と同じように処理される。
磁時間を計測し、比較器10へ取り込む、以下図2の場
合と同じように処理される。
【0035】
【発明の効果】本発明によると、主回路開放器自身の電
気系,機械系及び制御系全体のシーケンス試験ができ
る。この結果、電気車システム全体の系において異常が
あれば、これを発見することできる。
気系,機械系及び制御系全体のシーケンス試験ができ
る。この結果、電気車システム全体の系において異常が
あれば、これを発見することできる。
【0036】発明の第2点は、電源の立ち上げの時に、
運転操作に関係無く行うことによって、特別に主回路の
試験動作を意識しなくとも、自動的に試験動作を行うこ
とが可能となる。
運転操作に関係無く行うことによって、特別に主回路の
試験動作を意識しなくとも、自動的に試験動作を行うこ
とが可能となる。
【0037】発明の第3点は電磁操作の動作時間の計測
と、その値を比較器の比較判定値で主回路開放器自身の
電気系,機械系及び制御系全体のシーケンス試験の判定
を行うことが出来る。
と、その値を比較器の比較判定値で主回路開放器自身の
電気系,機械系及び制御系全体のシーケンス試験の判定
を行うことが出来る。
【0038】この結果、電気車システム全体系の判断レ
ベルまで分かる予知保全が可能となる。
ベルまで分かる予知保全が可能となる。
【0039】発明の第4点は主回路の有接点が大気中に
露出しなくなり、電気火災の危険もなくなる。特に、電
気火災事故を最も嫌う、近未来思考の大深度地下鉄への
対応も可能になる。
露出しなくなり、電気火災の危険もなくなる。特に、電
気火災事故を最も嫌う、近未来思考の大深度地下鉄への
対応も可能になる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の第二の実施例を示すブロック図。
【図3】本発明の第三の実施例を示すブロック図。
【図4】本発明を採用した電気車全体の回路図。
【符号の説明】1 ,1a,1b…主回路開放器、2…主接点、2a…真
空インタラプタを用いた主接点、3,3a…電磁部、
4,5,5a…補助接点、6…電気車電源、7,7a,
7b…主回路開放器制御接点、8…事故時開放指令部、
9…試験動作指令部、10…比較器。
空インタラプタを用いた主接点、3,3a…電磁部、
4,5,5a…補助接点、6…電気車電源、7,7a,
7b…主回路開放器制御接点、8…事故時開放指令部、
9…試験動作指令部、10…比較器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 謙 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 内井 太郎 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 神保 佳司 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内
Claims (4)
- 【請求項1】保護遮断器及び主回路開放器の後段に設け
た制御装置、前記制御装置で駆動制御される主電動機か
らなる電気車において、事故による開放以外に前記主回
路開放器が電磁遠隔操作で開放及び投入の各動作を行う
制御を特徴とする電気車制御装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記電気車の制御系電
源を立ち上げた時に前記主回路開放器が開放及び投入の
動作を行う制御からなる電気車制御装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記主回路開放器の電
磁操作部の励磁開始から消磁するまでの計測時間を、あ
らかじめ学習させた比較器の判定用時間と比較して、再
投入あるいは投入禁止の判断処理を行う電気車制御装
置。 - 【請求項4】請求項1において、電磁遠隔操作形の前記
主回路開放器の主接点に真空インタラプタと1組の電磁
操作部を用い、前記電磁操作部が、1度目の励磁で鎖
錠,2度目の励磁で解錠を繰り返す制御を行う電気車制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9927492A JPH05300602A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 電気車制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9927492A JPH05300602A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 電気車制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05300602A true JPH05300602A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14243102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9927492A Pending JPH05300602A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 電気車制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05300602A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014193067A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Hitachi Ltd | 鉄道車両 |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP9927492A patent/JPH05300602A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014193067A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Hitachi Ltd | 鉄道車両 |
US9919722B2 (en) | 2013-03-28 | 2018-03-20 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. | Railroad vehicle |
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