JPH0680363A - エレベータのかご戸ロック装置 - Google Patents
エレベータのかご戸ロック装置Info
- Publication number
- JPH0680363A JPH0680363A JP23603692A JP23603692A JPH0680363A JP H0680363 A JPH0680363 A JP H0680363A JP 23603692 A JP23603692 A JP 23603692A JP 23603692 A JP23603692 A JP 23603692A JP H0680363 A JPH0680363 A JP H0680363A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elevator
- car
- power supply
- car door
- door
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- Pending
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- Elevator Door Apparatuses (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エレベータ電源の遮断状態で、乗客が乗りか
ご内に閉じ込められることのないエレベータのかご戸ロ
ック装置を提供する。 【構成】 走行中のエレベータのかご戸を機械的に施錠
し、乗りかごが開扉ゾーン内に停止すると、施錠を解除
するように、エレベータ電源で駆動されるロック手段を
備えたエレベータのかご戸ロック装置に、エレベータ電
源の遮断を検出して、ロック手段の電磁石励磁コイルG
にバッテリFの電源を供給する電源チエックリレーB、
常開接点Ba及び常閉接点Bbを設ける。また、乗りか
ごの開扉ゾーン外での停止で作動するかご戸ロックゾー
ン検出リレーCの常開接点Ca及び補助リレーAの常閉
接点Abと、これらの接点で駆動し、外部への異常通報
を行う通報装置Kとを、さらに設けることができる。 【効果】 エレベータ電源の遮断で乗客の乗りかご内へ
の閉じ込めを防止する。
ご内に閉じ込められることのないエレベータのかご戸ロ
ック装置を提供する。 【構成】 走行中のエレベータのかご戸を機械的に施錠
し、乗りかごが開扉ゾーン内に停止すると、施錠を解除
するように、エレベータ電源で駆動されるロック手段を
備えたエレベータのかご戸ロック装置に、エレベータ電
源の遮断を検出して、ロック手段の電磁石励磁コイルG
にバッテリFの電源を供給する電源チエックリレーB、
常開接点Ba及び常閉接点Bbを設ける。また、乗りか
ごの開扉ゾーン外での停止で作動するかご戸ロックゾー
ン検出リレーCの常開接点Ca及び補助リレーAの常閉
接点Abと、これらの接点で駆動し、外部への異常通報
を行う通報装置Kとを、さらに設けることができる。 【効果】 エレベータ電源の遮断で乗客の乗りかご内へ
の閉じ込めを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行中の乗りかごのか
ご戸を機械的に施錠するエレベータのかご戸ロック装置
に関する。
ご戸を機械的に施錠するエレベータのかご戸ロック装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータでは乗客の安全を確保するた
めに、走行開始前にエレベータ扉が閉じられ、乗りかご
は、エレベータ扉が閉じた状態で走行を開始し、乗りか
ごが、階床の所定の開扉ゾーン内に停止しない限り、開
扉動作は行われないようにしてある。ところが、飲食店
の多い雑居ビルに設置されたエレベータ、或いは中学や
高校に設置されたエレベータでは、乗りかごが、階床の
開扉ゾーン内に停止していないのに、酔客や生徒が、乗
りかご内から力まかせに、乗りかごのかご戸を開こうと
する悪戯をすることがある。このような悪戯が行われる
と、エレベータの異常緊急ブレーキが作動して、乗りか
ごは昇降路内に急停止し、乗客は乗りかご内に閉じ込め
られ、場合によっては乗客が昇降路内に転落する恐れの
ある状態となり、該異常が復旧するまでエレベータは運
休状態となり、他の利用客にも多大の迷惑を及ぼすこと
になる。
めに、走行開始前にエレベータ扉が閉じられ、乗りかご
は、エレベータ扉が閉じた状態で走行を開始し、乗りか
ごが、階床の所定の開扉ゾーン内に停止しない限り、開
扉動作は行われないようにしてある。ところが、飲食店
の多い雑居ビルに設置されたエレベータ、或いは中学や
高校に設置されたエレベータでは、乗りかごが、階床の
開扉ゾーン内に停止していないのに、酔客や生徒が、乗
りかご内から力まかせに、乗りかごのかご戸を開こうと
する悪戯をすることがある。このような悪戯が行われる
と、エレベータの異常緊急ブレーキが作動して、乗りか
ごは昇降路内に急停止し、乗客は乗りかご内に閉じ込め
られ、場合によっては乗客が昇降路内に転落する恐れの
ある状態となり、該異常が復旧するまでエレベータは運
休状態となり、他の利用客にも多大の迷惑を及ぼすこと
になる。
【0003】この問題を解決するために、特開昭62−
191339号公報において、エレベータ電源で励磁さ
れる電磁石により駆動されるロック金具とフックとを設
け、このロック金具とフックとによって、走行中の乗り
かごのかご戸を機械的にロックし、乗りかごが階床の開
扉ゾーン内に停止後に、電磁石の励磁によってロック金
具とフックとの係合を解除するロック装置が開示されて
いる。この開示のロック装置によると、乗りかごが、階
床の開扉ゾーン内に停止しない限り、かご戸は機械的に
ロックされていて、乗りかご内からかご戸を移動させる
ことが不可能となり、前述の悪戯によるエレベータ停止
事故が発生することはなくなる。
191339号公報において、エレベータ電源で励磁さ
れる電磁石により駆動されるロック金具とフックとを設
け、このロック金具とフックとによって、走行中の乗り
かごのかご戸を機械的にロックし、乗りかごが階床の開
扉ゾーン内に停止後に、電磁石の励磁によってロック金
具とフックとの係合を解除するロック装置が開示されて
いる。この開示のロック装置によると、乗りかごが、階
床の開扉ゾーン内に停止しない限り、かご戸は機械的に
ロックされていて、乗りかご内からかご戸を移動させる
ことが不可能となり、前述の悪戯によるエレベータ停止
事故が発生することはなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の開示に係るロッ
ク装置では、電磁石を励磁するエレベータ電源は、機械
室に設置された制御盤から、専用ケーブルによってロッ
ク装置に供給されるので、エレベータ電源に停電事故が
発生したり専用ケーブルの断線事故が発生すると、電磁
石の励磁が不可能になり、かご戸はロックされたままに
なる。この状態では、乗りかごが、階床の開扉ゾーン外
に停止している場合は、乗客が乗りかご内に閉じ込めら
れ、乗りかごが階床の開扉ゾーン内に停止している時で
も、かご戸が開かないのでエレベータ扉は開放されず、
乗客は乗りかごから乗場に降りることができなくなる。
ク装置では、電磁石を励磁するエレベータ電源は、機械
室に設置された制御盤から、専用ケーブルによってロッ
ク装置に供給されるので、エレベータ電源に停電事故が
発生したり専用ケーブルの断線事故が発生すると、電磁
石の励磁が不可能になり、かご戸はロックされたままに
なる。この状態では、乗りかごが、階床の開扉ゾーン外
に停止している場合は、乗客が乗りかご内に閉じ込めら
れ、乗りかごが階床の開扉ゾーン内に停止している時で
も、かご戸が開かないのでエレベータ扉は開放されず、
乗客は乗りかごから乗場に降りることができなくなる。
【0005】本発明は、前述したようなエレベータのか
ご戸ロック装置の現状に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、エレベータ電源が遮断状態になっても、乗客
が乗りかご内に閉じ込められることのないエレベータの
かご戸ロック装置を提供することにある。
ご戸ロック装置の現状に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、エレベータ電源が遮断状態になっても、乗客
が乗りかご内に閉じ込められることのないエレベータの
かご戸ロック装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、走行中のエレベータの乗りかごのかご
戸を機械的に施錠し、前記乗りかごが階床の開扉ゾーン
内に停止すると、前記施錠を解除するように、エレベー
タ電源で駆動されるロック手段を備えたエレベータのか
ご戸ロック装置において、前記エレベータ電源の遮断を
検出すると、前記ロック手段に無停電電源を供給する制
御手段を設けてある。
に、本発明では、走行中のエレベータの乗りかごのかご
戸を機械的に施錠し、前記乗りかごが階床の開扉ゾーン
内に停止すると、前記施錠を解除するように、エレベー
タ電源で駆動されるロック手段を備えたエレベータのか
ご戸ロック装置において、前記エレベータ電源の遮断を
検出すると、前記ロック手段に無停電電源を供給する制
御手段を設けてある。
【0007】また、本発明では、前記の構成に付加し
て、乗りかごが、前記開扉ゾーン外に停止すると作動
し、外部への異常通報を行う通報手段をさらに設けてあ
る。
て、乗りかごが、前記開扉ゾーン外に停止すると作動
し、外部への異常通報を行う通報手段をさらに設けてあ
る。
【0008】
【作用】このような構成なので、エレベータ電源で駆動
されるロック手段によって、走行中のエレベータの乗り
かごのかご戸は、機械的に施錠されていて、乗りかご内
からは移動させることはできない。また、乗りかごが、
階床の所定の開扉ゾーン内に停止すると、ロック手段が
エレベータ電源で駆動されて、ロック手段によるかご戸
の機械的な施錠が解除され、エレベータ扉が開放可能に
なる。そして、エレベータ電源の遮断事故が発生する
と、該エレベータ電源の遮断を検出した制御手段によっ
て、無停電電源がロック手段に供給され、ロック手段は
無停電電源によって駆動可能な状態となる。
されるロック手段によって、走行中のエレベータの乗り
かごのかご戸は、機械的に施錠されていて、乗りかご内
からは移動させることはできない。また、乗りかごが、
階床の所定の開扉ゾーン内に停止すると、ロック手段が
エレベータ電源で駆動されて、ロック手段によるかご戸
の機械的な施錠が解除され、エレベータ扉が開放可能に
なる。そして、エレベータ電源の遮断事故が発生する
と、該エレベータ電源の遮断を検出した制御手段によっ
て、無停電電源がロック手段に供給され、ロック手段は
無停電電源によって駆動可能な状態となる。
【0009】また、通報手段を設けた構成にすると、何
らかの事故が発生して、乗りかごが昇降路の開扉ゾーン
外に停止すると、通報手段が作動して外部への異常通報
が行われる。
らかの事故が発生して、乗りかごが昇降路の開扉ゾーン
外に停止すると、通報手段が作動して外部への異常通報
が行われる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。ここで、図1は、実施例の要部の構成
を示す回路図、図2は実施例の通報手段の構成を示す回
路図である。
照して説明する。ここで、図1は、実施例の要部の構成
を示す回路図、図2は実施例の通報手段の構成を示す回
路図である。
【0011】図1に示すように、機械室に設けた制御盤
のエレベータ電源の直流電源端子P,Nから、専用ケー
ブル1で実施例に係るかご戸ロック装置に電源が供給さ
れており、直流電源端子P,N間に、エレベータの起動
をチエックする図示せぬチエックリレーの常開接点Ea
及び補助リレーAの直列接続回路と、エレベータ電源を
チエックする電源チエックリレーBとが、互いに並列に
接続してある。また、直流電源端子P,Nとの間に、そ
れぞれ電源チエックリレーBの常開接点Baが接続され
た端子P1,N1が設けてあり、この端子P1が、電源
チエックリレーの常閉接点Bbを介して、無停電電源と
してのバッテリFの陽極に接続してあり、バッテリFの
陰極は、電源チエックリレーの他の常閉接点Bbを介し
て、端子Nに接続してある。さらに、端子P1,N1間
に、図示せぬ階床の開扉ゾーンチエック装置の常閉接点
Dと、かこ戸ロックゾーン検出リレーCとが、互いに直
列に接続してある。そして、端子P1,N1間に、かご
戸ロック装置の電磁石励磁コイルG、かご戸閉チエック
スイッチH、かご戸ロックゾーン検出リレーCの常閉接
点Cb及び補助リレーAの常閉接点Abが互いに直列に
接続してある。
のエレベータ電源の直流電源端子P,Nから、専用ケー
ブル1で実施例に係るかご戸ロック装置に電源が供給さ
れており、直流電源端子P,N間に、エレベータの起動
をチエックする図示せぬチエックリレーの常開接点Ea
及び補助リレーAの直列接続回路と、エレベータ電源を
チエックする電源チエックリレーBとが、互いに並列に
接続してある。また、直流電源端子P,Nとの間に、そ
れぞれ電源チエックリレーBの常開接点Baが接続され
た端子P1,N1が設けてあり、この端子P1が、電源
チエックリレーの常閉接点Bbを介して、無停電電源と
してのバッテリFの陽極に接続してあり、バッテリFの
陰極は、電源チエックリレーの他の常閉接点Bbを介し
て、端子Nに接続してある。さらに、端子P1,N1間
に、図示せぬ階床の開扉ゾーンチエック装置の常閉接点
Dと、かこ戸ロックゾーン検出リレーCとが、互いに直
列に接続してある。そして、端子P1,N1間に、かご
戸ロック装置の電磁石励磁コイルG、かご戸閉チエック
スイッチH、かご戸ロックゾーン検出リレーCの常閉接
点Cb及び補助リレーAの常閉接点Abが互いに直列に
接続してある。
【0012】一方、機械室に設けた制御盤のエレベータ
電源の交流電源端子ACから、専用ケーブル2で実施例
の通報手段にエレベータ電源が供給されており、交流電
源端子AC間に、外部への通報を行うバッテリを内蔵し
た通報装置Kが接続してあり、この通報装置Kの起動端
子には、呼出釦Jと、かご戸ロックゾーン検出リレーC
の常開接点Ca及び補助リレーAの常閉接点Abの直列
接続回路とが、互いに並列に接続してある。
電源の交流電源端子ACから、専用ケーブル2で実施例
の通報手段にエレベータ電源が供給されており、交流電
源端子AC間に、外部への通報を行うバッテリを内蔵し
た通報装置Kが接続してあり、この通報装置Kの起動端
子には、呼出釦Jと、かご戸ロックゾーン検出リレーC
の常開接点Ca及び補助リレーAの常閉接点Abの直列
接続回路とが、互いに並列に接続してある。
【0013】このような構成において、図示せぬかご戸
ロック装置が、ロック手段を構成し、電磁石励磁コイル
Gがその主構成素子となっており、電源チエックリレー
B、常開接点Bb及び常閉接点Bbが、制御手段を構成
している。
ロック装置が、ロック手段を構成し、電磁石励磁コイル
Gがその主構成素子となっており、電源チエックリレー
B、常開接点Bb及び常閉接点Bbが、制御手段を構成
している。
【0014】次に、実施例の動作を説明する。通常動作
時には、電源チエックリレーBがエレベータ電源を検出
していて、常開接点Baが閉成し常閉接点Bbが開成
し、エレベータ電源が端子P1,N1に供給され、バッ
テリFは端子P1,N1からは切り離されている。そし
て、エレベータの乗りかごが、階床の開扉ゾーン外を走
行していると、図示せぬ階床の開扉ゾーンチエック装置
は消勢しており、常閉接点Dは閉成し、かご戸ロックゾ
ーン検出リレーCは付勢しており、常閉接点Cbは開成
している。この時エレベータのかご戸は閉じているの
で、かご戸チエックスイッチHは閉成し、エレベータが
走行しているために補助リレーAは付勢していて、その
常閉接点Abは開成している。この状態では、かご戸ロ
ック装置の電磁石励磁コイルGには、エレベータ電源は
供給されず、機械的にロックされているかこ戸は、乗り
かご内からは移動させることができず、かご戸が開かれ
る事故が発生することなく乗りかごは安全に走行する。
時には、電源チエックリレーBがエレベータ電源を検出
していて、常開接点Baが閉成し常閉接点Bbが開成
し、エレベータ電源が端子P1,N1に供給され、バッ
テリFは端子P1,N1からは切り離されている。そし
て、エレベータの乗りかごが、階床の開扉ゾーン外を走
行していると、図示せぬ階床の開扉ゾーンチエック装置
は消勢しており、常閉接点Dは閉成し、かご戸ロックゾ
ーン検出リレーCは付勢しており、常閉接点Cbは開成
している。この時エレベータのかご戸は閉じているの
で、かご戸チエックスイッチHは閉成し、エレベータが
走行しているために補助リレーAは付勢していて、その
常閉接点Abは開成している。この状態では、かご戸ロ
ック装置の電磁石励磁コイルGには、エレベータ電源は
供給されず、機械的にロックされているかこ戸は、乗り
かご内からは移動させることができず、かご戸が開かれ
る事故が発生することなく乗りかごは安全に走行する。
【0015】そして、乗りかごが、階床の所定開扉ゾー
ン内に停止すると、常開接点Eaが開成して補助リレー
Aが消勢するため、常閉接点Abが閉成し、図示せぬ階
床の開扉ゾーンチエック装置の付勢によって、常閉接点
Dが開成して、かご戸ロックゾーン検出リレーCが消勢
するため常閉接点Cbが閉成する。この時、かご戸閉チ
エックスイッチHは閉成しているので、かご戸ロック装
置の電磁石励磁コイルGに、エレベータ電源が供給さ
れ、プランジャが引き上げられて、ロック金具とフック
との係合が解除され、戸開リレーが作動してエレベータ
扉が開かれる。
ン内に停止すると、常開接点Eaが開成して補助リレー
Aが消勢するため、常閉接点Abが閉成し、図示せぬ階
床の開扉ゾーンチエック装置の付勢によって、常閉接点
Dが開成して、かご戸ロックゾーン検出リレーCが消勢
するため常閉接点Cbが閉成する。この時、かご戸閉チ
エックスイッチHは閉成しているので、かご戸ロック装
置の電磁石励磁コイルGに、エレベータ電源が供給さ
れ、プランジャが引き上げられて、ロック金具とフック
との係合が解除され、戸開リレーが作動してエレベータ
扉が開かれる。
【0016】ところで、実施例において、停電事故が発
生したり、専用ケーブル1の切断事故が発生してエレベ
ータ電源からの電源の供給が遮断されると、電源チエッ
クリレーBが該供給の遮断を検出し、常閉接点Baが開
成し常閉接点Bbが閉成する。このために、端子P1,
N1にバッテリFの電源が供給され、乗りかごが、階床
の所定開扉ゾーンに停止し、前述したようにかご戸閉チ
エックスイッチH、かご戸ロックゾーン検出リレーCの
常閉接点Cb及び補助リレーAの常閉接点Abが閉成し
た状態では、エレベータ扉が開放可能になり、エレベー
タ電源の遮断でエレベータ扉が開放不能になることが防
止される。
生したり、専用ケーブル1の切断事故が発生してエレベ
ータ電源からの電源の供給が遮断されると、電源チエッ
クリレーBが該供給の遮断を検出し、常閉接点Baが開
成し常閉接点Bbが閉成する。このために、端子P1,
N1にバッテリFの電源が供給され、乗りかごが、階床
の所定開扉ゾーンに停止し、前述したようにかご戸閉チ
エックスイッチH、かご戸ロックゾーン検出リレーCの
常閉接点Cb及び補助リレーAの常閉接点Abが閉成し
た状態では、エレベータ扉が開放可能になり、エレベー
タ電源の遮断でエレベータ扉が開放不能になることが防
止される。
【0017】また、実施例では、通常の運転時に何らか
の原因で乗りかごが、昇降路内に停止する事故が発生し
た場合には、図2に示す乗りかご内の呼出釦Jを押すと
バッテリを内蔵した通報装置Kが作動して、エレベータ
のサービス会社或いはエレベータが設置されているビル
の管理室に、乗りかご異常停止の通報が行われる。
の原因で乗りかごが、昇降路内に停止する事故が発生し
た場合には、図2に示す乗りかご内の呼出釦Jを押すと
バッテリを内蔵した通報装置Kが作動して、エレベータ
のサービス会社或いはエレベータが設置されているビル
の管理室に、乗りかご異常停止の通報が行われる。
【0018】ところで、実施例では、乗りかごが階床の
所定開扉ゾーン外に停止すると、図示せぬ階床の開扉ゾ
ーンチエック装置の消勢により、常閉接点Dが閉成して
かご戸ロックゾーン検出リレーCが付勢するので、常開
接点Caが閉成し、エレベータが停止していて補助リレ
ーAは消勢しているために、常閉接点Abは閉成してい
る。このために、通報装置Kの起動端子間が短絡され、
呼出釦を操作しなくとも、自動的に通報装置が作動し
て、エレベータのサービス会社或いはエレベータが設置
されているビルの管理室に、乗りかご異常停止の通報が
行われる。
所定開扉ゾーン外に停止すると、図示せぬ階床の開扉ゾ
ーンチエック装置の消勢により、常閉接点Dが閉成して
かご戸ロックゾーン検出リレーCが付勢するので、常開
接点Caが閉成し、エレベータが停止していて補助リレ
ーAは消勢しているために、常閉接点Abは閉成してい
る。このために、通報装置Kの起動端子間が短絡され、
呼出釦を操作しなくとも、自動的に通報装置が作動し
て、エレベータのサービス会社或いはエレベータが設置
されているビルの管理室に、乗りかご異常停止の通報が
行われる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明ではエレ
ベータ電源の遮断事故が発生すると、制御手段により、
無停電電源が供給されたロック手段によって、走行中の
エレベータの乗りかごのかご戸は、機械的に施錠され、
乗りかごが、階床の所定の開扉ゾーン内に停止すると、
無停電電源で駆動されるロック手段により、かご戸の機
械的な施錠が解除されるので、かご戸が、乗客の転落の
危険を伴った状態でこじ開けられて乗りかごが昇降内に
停止する事故や、着床したエレベータ扉が開放不能にな
る事故の発生が防止される。さらに、本発明では、通報
手段を設けることにより、以上の効果に加えて、乗りか
ごが、開扉ゾーン外に停止すると、通報手段が自動的に
通報され、エレベータの異常復旧が速やかに行われる。
ベータ電源の遮断事故が発生すると、制御手段により、
無停電電源が供給されたロック手段によって、走行中の
エレベータの乗りかごのかご戸は、機械的に施錠され、
乗りかごが、階床の所定の開扉ゾーン内に停止すると、
無停電電源で駆動されるロック手段により、かご戸の機
械的な施錠が解除されるので、かご戸が、乗客の転落の
危険を伴った状態でこじ開けられて乗りかごが昇降内に
停止する事故や、着床したエレベータ扉が開放不能にな
る事故の発生が防止される。さらに、本発明では、通報
手段を設けることにより、以上の効果に加えて、乗りか
ごが、開扉ゾーン外に停止すると、通報手段が自動的に
通報され、エレベータの異常復旧が速やかに行われる。
【図1】本発明の一実施例の要部の構成を示す回路図で
ある。
ある。
【図2】本発明の一実施例の通報手段部分の構成を示す
回路図である。
回路図である。
【符号の説明】 1,2 専用ケーブル A 補助リレー B 電源チエックリレー C かご戸ロックゾーン検出リレー D 常閉接点 F バッテリ G 電磁石励磁コイル H かご戸閉チエックスイッチ K 通報装置
Claims (2)
- 【請求項1】 走行中のエレベータの乗りかごのかご戸
を機械的に施錠し、前記乗りかごが階床の開扉ゾーン内
に停止すると、前記施錠を解除するように、エレベータ
電源で駆動されるロック手段を備えたエレベータのかご
戸ロック装置において、前記エレベータ電源の遮断を検
出すると、前記ロック手段に無停電電源を供給する制御
手段を有することを特徴とするエレベータのかご戸ロッ
ク装置。 - 【請求項2】 乗りかごが、前記開扉ゾーン外に停止す
ると作動し、外部への異常通報を行う通報手段を、さら
に有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ
のかご戸ロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23603692A JPH0680363A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | エレベータのかご戸ロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23603692A JPH0680363A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | エレベータのかご戸ロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680363A true JPH0680363A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=16994814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23603692A Pending JPH0680363A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | エレベータのかご戸ロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0680363A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0839755A2 (de) * | 1996-11-04 | 1998-05-06 | Inventio Ag | Vorrichtung zur Verriegelung einer Kabinentür eines Aufzuges |
JP2005162483A (ja) * | 2003-11-12 | 2005-06-23 | Inventio Ag | ドア制限装置 |
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