JPH05300378A - 網点閾値発生方法 - Google Patents

網点閾値発生方法

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JPH05300378A
JPH05300378A JP4130016A JP13001692A JPH05300378A JP H05300378 A JPH05300378 A JP H05300378A JP 4130016 A JP4130016 A JP 4130016A JP 13001692 A JP13001692 A JP 13001692A JP H05300378 A JPH05300378 A JP H05300378A
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JP4130016A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Takizawa
力 滝沢
Masae Motoki
正栄 本木
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Shaken Co Ltd
Photo Composing Machine Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shaken Co Ltd
Photo Composing Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】階調のある画像データを網点化するための網点
閾値を逐次計算にて高速に発生する。 【構成】X方向への周期的な振幅を持つ項CVXと、Y
方向への周期的な振幅を持つ項CVYにて網点閾値を発
生するとき、X方向及び、Y方向への周期的な振幅を持
つ項は逐次計算で構成し、網点形状をスクエアドットか
らチェーンドットにする場合、CVXにCVXと位相が
異なりK/(1−K)の比例定数を持つ別な項CVX’
を加え、CVYにはCVYと位相が異なりK/(1−
K)の比例定数を持つ別な項CVY’を加えて値により
網点閾値を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザープロッタ装置
などの網点画像を作成する装置での網点閾値を発生させ
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に写真など中間調のあるものを印刷
物として再現する場合、その版は原画像を網点化画像と
して作成する。従来、網点化画像はコンタクトスクリー
ンなどのぼかしスクリーンを用いて写真製版にて作成し
ていた。しかし最近では、電子技術の発達により原画像
はスキャナなどで電子的なデータに変換し、後述する方
法で発生した網点閾値と前記データとを比較し、網点閾
値より画像データの値が大きければ、フィルムなどの記
録媒体上をレーザ光線などで黒化し、微小な点(画素)
の集まりで網点化画像を再現することが行われている。
【0003】ところで網点閾値を発生させるには従来、
図2のようにスクリーン線数、スクリーン角度、作成す
る網点化画像のサイズに基づいて決定した網点閾値を1
つ1つ並べたテーブルを作成してメモリ等に記憶させて
おき、順次読みだしていくという方法があった。この場
合、必要とするスクリーン線数、スクリーン角度、網点
形状毎に、それぞれ網点閾値のテーブルをメモリ等に記
憶させておく必要があった。
【0004】また、網点化画像のサイズに合わせた網点
閾値のテーブルを全て記憶させると記憶容量が膨大とな
ってしまうので、記憶容量を減少させるために図3のよ
うに図2SUで示すスクリーンの基本周期部分(太線で
囲まれた部分)と図4に示した横方向への繰返し情報だ
けを記憶させておくという方法もあった。
【0005】さらにまた、網点閾値は周期関数を利用し
て発生させることも行われていた。図5は網点閾値を周
期関数を利用して発生させたときの一例であり、網点閾
値THLを次式(1)にて算出し、画像データの濃度を
50%としたときに作成される網点化画像を示したもの
である。
【数1】
【0006】(1)式中のCVは周期関数によって算出
された値であり、その値を算出する項を周期項と呼ぶと
すると例えば次式(2)で算出できる。
【数2】
【0007】図5にて横方向をX、縦方向をYとした場
合、sin(X)と、sin(Y)はともに−1〜1の
値をとるため、周期項をsin(X)×sin(Y)と
すればCVは−1〜1の値をとる。
【0008】ここで、網点閾値は画像データが0から最
大値MDの間にあるとした場合、(2)式のCVを補正
した前記(1)式にて網点閾値THLを発生させること
ができる。従って(1)式MDは、画像データの値が例
えば0〜255の範囲とすると、MD=255となる。
【0009】また、sin(X)とsin(Y)の周期
が共に2πであるためスクリーンの基本周期は2πとな
る。つまり、スクリーン周期SCLは、出力装置の解像
度をOD[本/mm]、スクリーンの基本周期を構成す
るドット数(画素数)をTMとすると次式によって求め
ることができる。
【数3】
【0010】従って、スクリーンの基本周期を構成する
ドット数TMが求まれば、図5 ΔX及び、ΔYを2π
/TMで求めることで、任意のスクリーン線数が実現で
きる。
【0011】また、スクリーン角度は次式(4)によっ
てX座標及び、Y座標をアフィン変換した座標x及びy
を(2)式に代入することによって任意に設定すること
ができる。
【数4】
【0012】ここで、x,yは変換後の座標、X,Yは
元の座標、θはスクリーン角度である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図2に示したように、
作成する網点化画像のサイズに合わせた網点閾値のテー
ブルをメモリ等に記憶しておく場合、前述のようにスク
リーン線数、スクリーン角度、網点形状毎にそれぞれ網
点閾値のテーブルが必要なため、膨大な記憶容量を必要
とする。また、図3、図4のようにスクリーンの基本周
期部分と横方向への繰返し情報だけを記憶させておく方
法においても、スクリーン角度とスクリーン線数との関
係が、分母分子が比較的小さい正数で作られる有理正接
であるような場合には、図3に示した基本周期部分の網
点閾値のデータ量および、図4の繰返し情報は比較的少
なくて済むが、それ以外の場合は非常にデータ量が多く
なってしまう。また、作成される網点化画像の階調数は
網スクリーンの基本周期部分の大きさにより決まってし
まうため、高い階調数を得ようとするとその分、図3、
図4の網点閾値及び繰返し情報のデータ量は多くなり、
特に有理正接でない場合の実現は難しい。
【0014】また、特にカラー印刷では複数のスクリー
ン角度、スクリーン線数にて網点化画像を作成する必要
があり、全てのスクリーン角度、スクリーン線数につい
て基本周期部分の網点閾値及び、繰返し情報のデータを
用意しなければならなくなり、データ量が膨大であるば
かりでなく、網点閾値を作成する手間もかかる。さら
に、予期しないモアレの発生等を防ぐために、前述した
ような何種類もの網点閾値データは注意深く設定されな
ければならなく、網点閾値を作成する手間や時間が非常
にかかってしまうという課題も生じる。
【0015】周期関数を利用した(1)式に示した関数
で網点閾値を発生させる場合、図2のような網点閾値の
テーブルをメモリ等に記憶させる必要はなく、さらにス
クリーン周期を任意に設定することができる。また、任
意のスクリーン角度にて網点閾値を発生させる場合に
は、(4)式のアフィン変換にて座標変換を行いx座標
とy座標を求め、(2)式に代入して(1)式にて網点
閾値を発生させることができるのは前述のとおりであ
る。ところでsin(θ)や、cos(θ)は一般に次
式(5)で示すマクローリン展開にて求める。
【数5】
【0016】(5)式で示したマクローリン展開では高
い精度の解を求めようとすると多くの計算回数を必要と
するため、長い演算時間を必要とする。
【0017】また、任意のスクリーン角度での網点閾値
を発生させる場合は、(4)式に示すようにさらにsi
n(θ)やcos(θ)の演算を必要とする。ところで
例えば、64[本/mm]の解像度を持つレーザプロッ
タ等の出力機で、スクリーン線数が144[線/イン
チ]、出力サイズが、400[mm]×400[m
m]、64階調の網点化画像を出力する場合、出力機の
1ドットにつき1回網点閾値を発生する必要があるか
ら、全サイズを出力するためには約6億6千万回もの演
算回数を必要とする。さらに、sinやcosの演算回
数は、(4)式のアフィン変換も含め、マクローリン展
開の回数は約39億回にもなってしまう。よって演算時
間が非常に膨大なものとなってしまうという課題を生じ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点から成
したものであり、上述のような大容量のメモリを必要と
することなく、また複雑な演算を実行することなしで網
点閾値を高速かつ簡単な構成で発生する方法を提供する
ことを目的とし、その特徴とするところは、網点閾値を
発生する場合、座標は例えば図5ではX方向Y方向共に
1つずつ進めていけばよいため、X方向への周期項と、
Y方向への周期項を逐次計算で求めるようにしたことで
ありまた、逐次計算で求めた前記周期項に、K/(K−
1)の比例定数を持つ周期が異なる逐次計算で求めた新
たな周期項を追加して網点閾値を求めることである。
【0019】
【作用】前述の周期項である(2)式と(4)式にて任
意のスクリーン角度での網点化画像を作成する場合、
(4)式を(2)式に代入して次式(6)のように書く
ことができる。
【数6】
【0020】こごて図5において、周期項の値を求める
ときのX座標のみがΔXずつ進んでいき、Y方向の座標
が変化しない場合を考えるとX方向への周期項を求める
ことができ、そのときの周期項の値CVXは次式(7)
となる。
【数7】
【0021】同様に図5のY方向への周期項は、X方向
の座標が変化せずY座標のみがΔY進んでいくと考え、
そのときの周期項の値CVYは、
【数8】 となる。
【0022】ここで、X方向の周期項を逐次計算にて求
めると次式(9)式にて(7)式と同様な結果を得るこ
とができる。
【数9】
【0023】ここでX座標上をΔX進めた位置、m,n
における網点閾値THLXは、画像データの値が0〜M
Dとして、
【数10】
【0024】同様にY方向への周期項を逐次計算で求め
ると次式(11)式にて(8)式と同様な結果を得るこ
とができる。
【数11】
【0025】ここでY座標上をΔY進めた位置、m,n
における網点閾値THLYは、画像データの値が0〜M
Dとして、
【数12】
【0026】(9)式は、逐次計算なので、現在の座標
m,nからΔX進んだ座標m+1,nでの周期項の値C
VXは現在の座標での演算結果A,B,C,Dの値を
(9)式の変数に代入して演算することで求められる。
【0027】同様に(11)式でも、現在の座標m,n
からΔY進んだ座標m,n+1での周期項の値CVYは
現在の座標での係数E,F,G,Hの値を(11)式の
変数に代入して演算することで求められる。
【0028】ところで、X座標上をΔX進んだ位置での
網点閾値は、X方向の周期項の値CVXを用いて、(1
0)式にて求める。同様にY座標上をΔY進んだ位置で
の網点閾値は、Y方向の周期項の値CVYを用いて、
(12)式にて求める。このときX座標からY座標(あ
るいはその逆)へ移った場合の周期項の値は、(9)式
と(11)式の前記変数A,B,C,DとE,F,G,
Hの入れ替えを行って求める。このようにして、網点閾
値を発生させた例を図6〜図8に示す。
【0029】図6〜図8では(a)が横方向をX、縦方
向をY、上下方向を網点閾値としたときの、網点閾値の
状態を示した図である。また、図6〜図8の(b)は、
画像データの濃度を50[%]としたときに(a)で示
す閾値によって作成される網点化画像を示す。さらに、
図6〜図8(c)は画像データの濃度を段階的に増加さ
せたときに(a)の閾値によって作成される網点化画像
を示している。
【0030】図6はスクリーン角度が0[度]のとき即
ち(4)式におけるθ=0のとき、図7はスクリーン角
度が15[度]のとき、図8はスクリーン角度が75
[度]のときのものである。
【0031】このように(9)式〜(12)式を用いて
網点閾値を作成することにより、(5)式のマクローリ
ン展開のような複雑な演算を必要とせず、積和演算のみ
で任意のスクリーン線数、スクリーン角度にて網点化画
像を高速に作成することが可能である。
【0032】(9)式〜(12)式によって形成される
網点は図9(a)に示すようにスクエアドットと呼ばれ
る網点の形状となる。同図にて、スクエアドットの場合
はP1で示した位置と、P2で示した位置が同時に黒化
するから網点面積率が50[%]のとき、SQのように
四角形が形成される。ところでP2よりもP1の位置を
早く黒化させると、図9(b)に示すように網点面積率
が40[%]のとき既にP1の位置で黒化した点が接触
してチェーンドットと呼ばれる網点形状で網点を形成す
ることができる。
【0033】チェーンドットを形成するためには、次式
(13)で示す位相の異なる別の周期項を(10)式に
加える。
【数13】
【0034】ここで(13)式でのB及びDは(9)式
の変数である。従ってX方向の網点閾値THLXCは次
式(14)発生できる。
【数14】
【0035】同様に、Y方向は次式(15)で示す位相
の異なる別の周期項を(12)式に加える。
【数15】
【0036】ここで(15)式でのF及びHは(11)
式の変数である。従ってY方向の網点閾値THLYCは
次式(16)発生できる。
【数16】
【0037】前記(13)式及び(15)式の周期項に
よって得られる値CVの状態を示したものが図10
(a)である。また、同図(b)は(9)式及び(1
1)式の周期項によって得られる値の状態を示してい
る。同図にて、P1及びP2点は図9のP1及びP2点
と同じである。図10(a),(b),(c)の横方向
ははX座標、縦方向はY座標、上下方向はCV値の大き
さを示す。
【0038】図10(a)において、P2の位置でのC
VよりもP1の位置でのCVの方が低い値となってい
る。同図(b)では図9(a)にて説明したように、P
1及びP2の位置では同じ値である。同図(c)は
(a)を(b)に加えた(14)式及び、(16)式に
て発生した網点閾値の状態を示している。(c)ではP
1の位置での網点閾値が、P2の位置と比較して低くな
っているため、同図(d)のようなチェーンドットを形
成することができる。また、(14)式のKの値を変化
させることにより任意のチェーンドットの形状を形成す
ることが可能である。
【0039】
【実施例】以下に本発明の一実施例を説明する。図1は
本発明の一実施例の構成の説明図である。同図にて、演
算部1には前述の(9)式〜(16)式の演算が実行さ
れるように構成する。
【0040】2はXYクロックジェネレータ、3は例え
ばスキャナ等で読み取られた、写真のような中間調を有
する画像データが格納してある画像メモリ、4は画像デ
ータと網点閾値とを比較するための比較器、5は制御部
である。
【0041】演算部1には、信号線L1〜信号線L5を
介して図示していない初期値設定手段によりスクリーン
線数、スクリーン角度、網点形状を設定するための初期
値がセットされる。詳細については後述する。
【0042】今、XYクロックジェネレータ2より最初
のXクロック信号が信号線LC1を通り演算部1に入力
されると、演算部1ではX方向の周期項が演算され、X
方向にΔX進めた座標での網点閾値が信号線Lthから
出力される。そして、信号線LC3,LC4によってX
Yクロックジェネレータ2より出力されたクロック信号
で示されるアドレスの画像データが、画像メモリ3より
読みだされ比較器4に出力される。比較器4にて、前記
手順で発生された網点閾値と読みだされた画像信号を比
較し、比較結果に基づいて2値化された網点化画像デー
タを出力する。
【0043】次にXYクロックジェネレータ2より2個
めのXクロック信号が演算部1に入力されると、演算部
1にてX方向の周期項が演算され、X方向にΔX進めた
座標での網点閾値が信号線Lthから出力される。この
とき、前回の座標にて(9)式が演算された結果が信号
線LL1〜LL4を通りフィードバックされ(11)式
の変数に代入される。
【0044】次に、XYクロックジェネレータ2よりY
クロック信号が信号線LC2から演算部1に入力された
場合、演算部1ではX方向の周期項の演算結果がY方向
の周期項の変数に代入された後、Y方向の周期項が演算
され、Y方向にΔY進めた座標での網点閾値が信号線L
thから出力される。
【0045】以下に図1演算部1にセットする初期値に
ついて詳細に説明する。(9)式及び(11)式におけ
る係数a,b,c,d,aa,bb,cc,ddは形成
する網点化画像のスクリーン角度をθとすると、次式
(17)に求める。
【数17】
【0046】ここで、ΔX及びΔYは次式(18)で求
める。
【数18】
【0047】TMX及びTMYは、例えばレーザプロッ
タなどの出力装置にて形成するスクリーンの基本周期部
分を構成するX方向とY方向のドット数である。一般に
TMX=TMYなので、以後TMX=TMY=TMとし
て説明する。
【0048】スクリーン線数は、(3)式にて求めるこ
とができるのは前述した。よってスクリーンの基本周期
部分を構成するドット数TMは、スクリーン線数SCL
[線/インチ]と出力装置の解像度OD[本/mm]に
より次式(19)にて求める。
【数19】
【0049】例えば、出力走査線密度が64[ドット/
mm]であるとしたとき、144[線/inch]のス
クリーン線数を得たいとき、網スクリーンの基本周期部
分のドット数TMは16ドットとなる。
【0050】また、(9)式及び(11)式における変
数A,B,C,D,E,F,G,Hの初期値は、 A2+B2+C2+D2=1 E2+F2+G2+H2=1 となるような例えば、 A=1,B=C=D=0 E=1,F=G=H=0 をセットする。
【0051】また、任意の形状のチェーンドットを形成
するために(14)式及び(16)式でのKの値を図1
演算部1に初期値としてセットする。
【0052】ここで、Kの値を0から0.1ずつ増加さ
せたときの網点閾値と形成される網点化画像の例を前述
の図6と同様に図11から図16に示す。
【0053】本発明では周期項(9)式及び(11)式
は、積和演算で構成されるため、簡単にハードとして実
現でき、処理を簡単に高速化できる。
【0054】そこで、(9)と、(11)式をハードで
実現した一例を図17に示す。同図にて11はラッチレ
ジスタ、MPXはマルチプレクサであり、信号線Lyc
によりマルチプレクサMPXに入力されるYクロック信
号によってラッチレジスタ11からの入力が切り替えら
れる。このラッチレジスタ11には(9)式及び(1
1)式での定数a,b,c,d,aa,bb,cc,d
dが収容される。22は乗算器、33は(9)式及び
(11)式での変数A〜Hを収容するためのラッチレジ
スタであり、44は加減算回路である。
【0055】ここで、図17を用いて動作について以下
に説明する。前述のようにして(17)式により求めた
定数a〜ddの値は、ラッチレジスタ11にセットされ
ている。
【0056】ここでX方向にΔX進んだ座標での網点閾
値を発生させるには、信号線LxcにXクロック信号を
入力する。この時MPXには信号線Lycからのyクロ
ック信号の入力がないので、Y方向の周期項が演算され
る。そして、演算結果は信号線Lbkを通りラッチレジ
スタ33にフィードバックされる。
【0057】次に、Y方向にΔY進んだ座標での網点閾
値を発生させるには、信号線LycよりYクロック信号
をMPXに入力する。すると、Y方向の周期項が演算さ
れ網点閾値を発生することができる。
【0058】尚、ラッチレジスタ33にセットする初期
値は前述のように求めた値を使用する。
【0059】ここで、例えば図18にて、データ開始座
標が(DOXB,DOYB)、X方向のサイズがPic
X、Y方向のサイズがPicYである画像データを処理
する場合についての処理の流れを図1及び図17,図1
8,図19を用いて説明する。図19ステップS1に
て、前述の方法にて求めた、(9)式と(11)式の定
数及び変数の初期値を図1演算部1にセットする。
【0060】次に図19ステップS2では、図1制御部
5における画像データ中の処理対象データの座標(X
W,YW)のY方向の座標YWに、図5画像データCT
Dの処理開始Y座標DOYBをセットする。
【0061】ステップS3で図18画像データCTDの
Y方向の画像データを全て処理したかどうか判断し、Y
方向の画像データがあれば図19ステップS4に移る。
ステップS4でY方向の周期項の演算を実行する。この
ときの演算結果をE01,F01,G01,H01とする。
【0062】ステップS5では図1制御部5における、
画像データ中の処理対象データの座標(XW,YW)の
X方向の座標XWに、図18の画像データCTDの処理
開始X座標DOXBをセットする。
【0063】図19ステップS6にて、前記ステップS
4で得た演算結果E01,F01,G01, H01をX方向の
周期項の変数A,B,C,Dにセットする。
【0064】つぎに、図19ステップS7で図18画像
データCTDのX方向の画像データを全て処理したかど
うかを判断し、X方向の画像データがあれば図19ステ
ップS8に移る。
【0065】ステップS8でX方向の周期項の演算を実
行する。ステップS8での演算結果をA11,B11
11,D11とする。また、前記(14)式にて網点閾値
データを作成する。
【0066】ステップS9にて画像データ(XW,Y
W)と、前記ステップS8で求めた網点閾値とを比較し
網点化画像を得る。
【0067】つぎに、図19ステップS10にて図1制
御部5にて、画像データの処理対象データの座標(X
W,YW)がX方向に1つ進められ、次の処理対象は図
18P21で示す画像データとなりステップS7に処理が
移る。
【0068】ステップS7で前記同様X方向に未処理の
画像データがあるか判断する。現時点では図18P21
らX方向のデータが未処理ななので、図19ステップS
8の処理を行う。
【0069】ステップS8では前回の演算結果A11,B
11,C11,D11が、X方向の周期項A,B,C,Dにフ
ィードバックされて演算が実行された後、前回と同様に
網点閾値を発生する。そして、ステップS9にて図18
画像データCTDのP21と比較され、網点化画像が出力
される。
【0070】つぎに、ステップS10にて処理対象デー
タの座標(XW,YW)がX方向に1つ進められ次回の
処理対象データは図18P31となる。以下、ステップS
7からステップS10までの処理を、図18画像データ
CTDのX方向1ラインが終了するまで繰り返される。
ここで、処理が例えば図19ステップS7にあるとき、
図18画像データCTDのPE1の処理が終了しているも
のとすると、ステップS7にてXW=PicXとなり、
処理がステップS11に移る。
【0071】ステップS11にて処理対象データの座標
(XW,YW)はY方向に1つ進められ、ステップS3
へ処理がもどる。ステップS3にてY方向の未処理デー
タが残っているか判断する。今、図18P12以下のデー
タが未処理だとするとステップS4へ処理が移り、Y方
向の周期項が演算される。ステップS4でY方向の周期
項の変数はステップS8で求めたA01,B01,C01,D
01がセットされ演算が行われる。
【0072】ステップS5では処理対象データの座標X
Wを処理開始座標DOXBに戻し、図18P12で示すデ
ータが処理対象データとなる。そしてステップS6にて
前回のステップS4での演算結果E02,F02,G02,H
02がX方向の周期項の変数A,B,C,Dにセットさ
れ、前述のようにステップS7からステップS10まで
の処理が繰返し実行される。
【0073】以上述べた処理を繰返し、網点閾値を逐次
求めれば図18画像データCTDから網点化画像を形成
することができる。。
【0074】尚、以上の説明ではX方向1ライン全ての
処理が終了した後、Y方向へ1つ進めてから再びX方向
1ライン全ての処理をしていくという場合について説明
したが、処理の方向がX、あるいはY方向に切り替わる
時点での演算結果をレジスタ等に保持しておき、次回の
演算時にレジスタ等に保持された前回の演算結果を変数
にセットすることにより、任意の方向へ処理を進めてい
くことが可能である。また、画像データと網点閾値が1
対1で比較される場合について説明したがその限りでは
なく、例えば1つの網点閾値と4つの画像データが比較
されるような場合においても、本発明は実施することが
できる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではX方向
への周期項とY方向への周期項を逐次計算で求めるため
演算式が単純であり、演算部のハード化が容易に行え
る。その結果、任意のスクリーンの線数、スクリーン角
度、また網点形状が任意のチェーンドット形状となるよ
うな網点閾値を高速且つ安価に発生することが可能であ
り、さらに、構成や信号処理が簡単となる。また、網ス
クリーンの基本周期部分の網点閾値を予めメモリなどに
格納しておく等の必要がなく、装置の低価格化、小型化
が容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の網点閾値発生方法の一実施例を示す
【図2】 従来の方法による網点閾値発生方法の説明図
【図3】 従来の方法による網点閾値発生方法の説明図
【図4】 従来の方法による網点閾値発生方法での繰返
し情報の説明図
【図5】 周期関数での網点閾値の発生を示した図
【図6】 本発明の方法にて形成される網点化画像の説
明図
【図7】 本発明の方法にて形成される網点化画像の説
明図
【図8】 本発明の方法にて形成される網点化画像の説
明図
【図9】 本発明の方法にて形成される網点形状の説明
【図10】 網点形状を変化させる方法の説明図
【図11】 本発明の方法にて形成される網点化画像の
説明図
【図12】 本発明の方法にて形成される網点化画像の
説明図
【図13】 本発明の方法にて形成される網点化画像の
説明図
【図14】 本発明の方法にて形成される網点化画像の
説明図
【図15】 本発明の方法にて形成される網点化画像の
説明図
【図16】 本発明の方法にて形成される網点化画像の
説明図
【図17】 本発明の網点閾値発生方法の一実施例を示
す図
【図18】 画像データの説明図
【図19】 本発明の一実施例のフロー図
【符号の説明】
1 演算部 2 XYクロックジェネレータ 3 画像メモリ 11 ラッチレジスタ 22 乗算器 44 加減算回路 MPX マルチプレクサ CTD 画像データ THL 網点閾値 CV 周期項

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像の濃淡等の情報を持つ画像データか
    ら、網点化画像を作成するに際し、 網点閾値をX方向への周期項と、Y方向への周期項から
    求めるようにした網点閾値発生方法において、 前記周期項を逐次計算で求めるようにしたことを特徴と
    する網点閾値発生方法。
  2. 【請求項2】画像の濃淡等の情報を持つ画像データか
    ら、網点化画像を作成するに際し、 網点閾値をX方向への周期項と、Y方向への周期項から
    求めるようにした網点閾値発生方法において、 逐次計算で求めた前記周期項に、K/(K−1)の比例
    定数を持ち前記周期項と周期が異なる逐次計算で求めた
    別の周期項を追加して網点閾値を求めることを特徴とす
    る網点閾値発生方法。
JP4130016A 1992-04-22 1992-04-22 網点閾値発生方法 Pending JPH05300378A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012060518A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP2012070250A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP2016103106A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム

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