JPH05300372A - メディアンフィルタの高速ソーティング方法 - Google Patents
メディアンフィルタの高速ソーティング方法Info
- Publication number
- JPH05300372A JPH05300372A JP4126668A JP12666892A JPH05300372A JP H05300372 A JPH05300372 A JP H05300372A JP 4126668 A JP4126668 A JP 4126668A JP 12666892 A JP12666892 A JP 12666892A JP H05300372 A JPH05300372 A JP H05300372A
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- JP
- Japan
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- processing
- pixel
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 メディアンフィルタの昇順ソーティング過程
で、ソーティングに必要なステップ数を少なくすること
により、ソーティング処理を高速化することである。 【構成】 処理対象の近傍画素について、横方向および
縦方向の昇順ソーティングを順次行うことによって、対
角線の隅部分に強度データの最小値および最大値を入
れ、この対角線と交差する方向の対角線の方向に昇順ソ
ーティングを行うことによって、近傍画素の強度データ
の中央値を処理対象の画素の強度データとする。
で、ソーティングに必要なステップ数を少なくすること
により、ソーティング処理を高速化することである。 【構成】 処理対象の近傍画素について、横方向および
縦方向の昇順ソーティングを順次行うことによって、対
角線の隅部分に強度データの最小値および最大値を入
れ、この対角線と交差する方向の対角線の方向に昇順ソ
ーティングを行うことによって、近傍画素の強度データ
の中央値を処理対象の画素の強度データとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号の前処理とし
て、画像信号から雑音を除去する方法に関する。
て、画像信号から雑音を除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理の大部分は、二値化画像を得
て、その後に画像計測や画像認識を行っている。二値化
画像に至る濃淡画像では、ノイズ処理などの前処理が行
われる。ノイズ除去用の前処理の例として、メディアン
フィルタ処理がある。メディアンフィルタ処理では、処
理対象の画素の近傍画素を強度データの大きい順に並
べ、それらの中央値を求め、処理対象の画素の強度を中
央値に置き換えることによって、雑音を除去している。
て、その後に画像計測や画像認識を行っている。二値化
画像に至る濃淡画像では、ノイズ処理などの前処理が行
われる。ノイズ除去用の前処理の例として、メディアン
フィルタ処理がある。メディアンフィルタ処理では、処
理対象の画素の近傍画素を強度データの大きい順に並
べ、それらの中央値を求め、処理対象の画素の強度を中
央値に置き換えることによって、雑音を除去している。
【0003】3×3のメディアンフィルタでは、9個の
画素が存在するため、1次元的な昇順ソーティングでは
最大比較法によると、1つの画素について30ステップ
のソーティング処理が必要となるため、多くの画素につ
いての必要な処理時間が長くなり、画像計測や画像処理
の過程で、処理速度に限界が生じる。
画素が存在するため、1次元的な昇順ソーティングでは
最大比較法によると、1つの画素について30ステップ
のソーティング処理が必要となるため、多くの画素につ
いての必要な処理時間が長くなり、画像計測や画像処理
の過程で、処理速度に限界が生じる。
【0004】
【発明の目的】したがって本発明の目的は、メディアン
フィルタの昇順ソーティング過程で、ソーティングに必
要なステップ数を少なくすることにより、ソーティング
処理を高速化することである。
フィルタの昇順ソーティング過程で、ソーティングに必
要なステップ数を少なくすることにより、ソーティング
処理を高速化することである。
【0005】
【発明の解決手段】上記目的の下、本発明は、処理対象
の近傍画素について、横方向および縦方向の昇順ソーテ
ィングを順次行うことによって、対角線の隅部分に強度
データの最小値および最大値を入れ、上記対角線と交差
する方向の対角線上の画素について昇順ソーティングを
行うことによって、近傍画素の強度データの中央値を処
理対象の画素の強度データとしている。
の近傍画素について、横方向および縦方向の昇順ソーテ
ィングを順次行うことによって、対角線の隅部分に強度
データの最小値および最大値を入れ、上記対角線と交差
する方向の対角線上の画素について昇順ソーティングを
行うことによって、近傍画素の強度データの中央値を処
理対象の画素の強度データとしている。
【0006】このようなソーティング処理によると、3
×3メディアンフィルタで処理対象の画素に対する8近
傍画素について21ステップのソーティング処理で足
り、従来のものに比較してソーティング処理が高速化で
きる。
×3メディアンフィルタで処理対象の画素に対する8近
傍画素について21ステップのソーティング処理で足
り、従来のものに比較してソーティング処理が高速化で
きる。
【0007】
【実施例】図1は、一例として3×3のメディアンフィ
ルタ処理を示している。中央の処理対象の画素は、xに
よって表示されており、その近傍すなわち8近傍の画素
はa、b、c、d、e、f、g、hによって表示されて
いる。
ルタ処理を示している。中央の処理対象の画素は、xに
よって表示されており、その近傍すなわち8近傍の画素
はa、b、c、d、e、f、g、hによって表示されて
いる。
【0008】次に、図2は、画素a、b、・・hの強度
データの具体的な数値と昇順ソーティングの順序を示し
ている。まず、最初のステップで、横方向Yiつまり横
の行の画素グループ(a、b、c)、(d、x、e)、
(f、g、h)のそれぞれについて昇順ソーティングが
行われ、強度データの数値が並べ替えられる。このと
き、画素グループ(a、d、f)にはそれぞれ横の行の
最小値、また画素グループ(c、e、h)にはそれぞれ
横の行の最大値が入る。次に、縦方向Xiつまり縦の列
の画素グループ(a、d、f)、(b、x、g)、
(c、e、h)のそれぞれについて昇順ソーティングが
行われる。これによって、画素グループ(a、b、
c)、(f、g、h)には縦の列の最小値、最大値がそ
れぞれ入る。
データの具体的な数値と昇順ソーティングの順序を示し
ている。まず、最初のステップで、横方向Yiつまり横
の行の画素グループ(a、b、c)、(d、x、e)、
(f、g、h)のそれぞれについて昇順ソーティングが
行われ、強度データの数値が並べ替えられる。このと
き、画素グループ(a、d、f)にはそれぞれ横の行の
最小値、また画素グループ(c、e、h)にはそれぞれ
横の行の最大値が入る。次に、縦方向Xiつまり縦の列
の画素グループ(a、d、f)、(b、x、g)、
(c、e、h)のそれぞれについて昇順ソーティングが
行われる。これによって、画素グループ(a、b、
c)、(f、g、h)には縦の列の最小値、最大値がそ
れぞれ入る。
【0009】このような横方向および縦方向の2つの昇
順ソーティングによって、画素aの位置には画素a、
b、・・hおよびxの強度データの最小値が入り、また
画素hの位置には画素a、b、・・hおよびxの強度デ
ータの最大値が入る。なお、横方向および縦方向の処理
の順序は、任意である。
順ソーティングによって、画素aの位置には画素a、
b、・・hおよびxの強度データの最小値が入り、また
画素hの位置には画素a、b、・・hおよびxの強度デ
ータの最大値が入る。なお、横方向および縦方向の処理
の順序は、任意である。
【0010】次に、上記最小値および最大値の画素a、
hの方向の対角線と交差する方向の対角線すなわち対角
線上の画素グループ(c、x、f)に対して昇順ソーテ
ィングを行うと、〔x〕の位置には画素a、b、・・
h、xの強度データの中央値が入る。このようにして、
処理対象の画素xについて近傍画素の強度データの中央
値が設定される。
hの方向の対角線と交差する方向の対角線すなわち対角
線上の画素グループ(c、x、f)に対して昇順ソーテ
ィングを行うと、〔x〕の位置には画素a、b、・・
h、xの強度データの中央値が入る。このようにして、
処理対象の画素xについて近傍画素の強度データの中央
値が設定される。
【0011】このような昇順ソーティングに必要なステ
ップ数は、図から明らかなように、21回で足りる。こ
れに対し、従来の1次元的な最大比較法による1次元的
な昇順ソーティングでは、図3に例示するように、合計
30回のステップが必要となる。したがって本発明で
は、1つの処理対象の画素について9回のソーティング
処理が省略できることになり、その分ソーティング処理
の高速化が可能となる。
ップ数は、図から明らかなように、21回で足りる。こ
れに対し、従来の1次元的な最大比較法による1次元的
な昇順ソーティングでは、図3に例示するように、合計
30回のステップが必要となる。したがって本発明で
は、1つの処理対象の画素について9回のソーティング
処理が省略できることになり、その分ソーティング処理
の高速化が可能となる。
【0012】なお、一般にこのような雑音除去処理(ス
ムーシング処理)は、高域カットフィルタと同じ機能を
果たすため、解像度の低下やぼけを生じる。このような
画質低下を防止するためには、まず画像のエッジや線を
検出して、それらのない部分だけに必要な処理を行え
ば、上記のような画像の質の低下が未然に防止できる。
ムーシング処理)は、高域カットフィルタと同じ機能を
果たすため、解像度の低下やぼけを生じる。このような
画質低下を防止するためには、まず画像のエッジや線を
検出して、それらのない部分だけに必要な処理を行え
ば、上記のような画像の質の低下が未然に防止できる。
【0013】
【発明の効果】本発明では、横方向および縦方向の昇順
ソーティングを順次行なうことによって、対角方向に強
度データの最大値および最小値を入れ込み、これと交差
する方向の対角線方向で昇順ソーティングを行うことに
よって、中央位置の処理対象の画素に強度データの中央
値が入り込むため、従来の1次元昇順ソーティングに比
較して、ソーティング処理のステップが大幅に短縮化で
き、その分ソーティング処理の高速化が実現できる。
ソーティングを順次行なうことによって、対角方向に強
度データの最大値および最小値を入れ込み、これと交差
する方向の対角線方向で昇順ソーティングを行うことに
よって、中央位置の処理対象の画素に強度データの中央
値が入り込むため、従来の1次元昇順ソーティングに比
較して、ソーティング処理のステップが大幅に短縮化で
き、その分ソーティング処理の高速化が実現できる。
【図1】メディアンフィルタの概念的な説明図である。
【図2】本発明によるソーティング処理の順序の説明図
である。
である。
【図3】従来のソーティング処理の順序の説明図であ
る。
る。
a、b、・・h、x:画素
Claims (1)
- 【請求項1】 処理対象の画素の近傍画素について、横
方向の昇順ソーティングおよび縦方向の昇順ソーティン
グを順次行うことによって、対角線上の隅位置に強度デ
ータの最小値および最大値を入れた後に、上記対角線と
交差する方向の対角線上の画素について昇順ソーティン
グを行うことによって、近傍画素の強度データの中央値
を処理対象の画素の強度データとすることを特徴とする
メディアンフィルタの高速ソーティング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4126668A JPH05300372A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | メディアンフィルタの高速ソーティング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4126668A JPH05300372A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | メディアンフィルタの高速ソーティング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05300372A true JPH05300372A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14940916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4126668A Pending JPH05300372A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | メディアンフィルタの高速ソーティング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05300372A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008178472A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Toshiba Corp | 超音波診断装置 |
JP2008204441A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-09-04 | Toshiba Corp | 画像フィルタリング装置及び画像フィルタリングプログラムならびに画像フィルタリング方法 |
US8098913B2 (en) | 2007-01-23 | 2012-01-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Ultrasonic diagnostic apparatus and image filtering method of the same |
KR101243559B1 (ko) * | 2005-06-28 | 2013-03-25 | 엘지디스플레이 주식회사 | 미디언 필터링 방법 및 장치 |
JP2015121877A (ja) * | 2013-12-20 | 2015-07-02 | 東芝デジタルメディアエンジニアリング株式会社 | 中央値検索方法及び中央値検索装置 |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP4126668A patent/JPH05300372A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101243559B1 (ko) * | 2005-06-28 | 2013-03-25 | 엘지디스플레이 주식회사 | 미디언 필터링 방법 및 장치 |
JP2008178472A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Toshiba Corp | 超音波診断装置 |
JP2008204441A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-09-04 | Toshiba Corp | 画像フィルタリング装置及び画像フィルタリングプログラムならびに画像フィルタリング方法 |
US8098913B2 (en) | 2007-01-23 | 2012-01-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Ultrasonic diagnostic apparatus and image filtering method of the same |
JP2015121877A (ja) * | 2013-12-20 | 2015-07-02 | 東芝デジタルメディアエンジニアリング株式会社 | 中央値検索方法及び中央値検索装置 |
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