JPH11328424A - エッジ検出方法及びエッジ検出回路 - Google Patents

エッジ検出方法及びエッジ検出回路

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JPH11328424A
JPH11328424A JP10134816A JP13481698A JPH11328424A JP H11328424 A JPH11328424 A JP H11328424A JP 10134816 A JP10134816 A JP 10134816A JP 13481698 A JP13481698 A JP 13481698A JP H11328424 A JPH11328424 A JP H11328424A
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JP
Japan
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edge
screen
pixel
image
pixels
Prior art date
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Application number
JP10134816A
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English (en)
Inventor
Hironori Kago
宏法 加後
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面中の像だけを画面微分によって取り出
し、その像のエッジを強調させてよりはっきりした像を
得ることが可能であり、かつ、画面微分を行った後、離
散した点として検出されたエッジを連続した線として検
出することが可能な、エッジ検出方法及びエッジ検出回
路を提供すること。 【解決手段】 多階調画像データの画像信号に画面微分
を行うエッジ検出において、画面微分の結果に対して、
エッジを構成する画素とエッジを構成しない画素に画面
を2値化し、エッジを構成する画素を中心とするn×n
(nは3以上の奇数)の画素を、エッジを構成する画素
とみなすエッジ検出方法及びエッジ検出回路を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像認識処理に関
する。
【0002】
【従来の技術】目の網膜パタンや指紋の画像を用いた人
間の個体識別等、様々な画像処理において、画面中の画
像の輪郭、即ちエッジを検出する技術が利用されてい
る。一般に、画像処理においてエッジを検出する際は画
面を微分して行い、現在まで様々な微分モデルが用いら
れている。
【0003】従来のエッジ検出を例を挙げて説明する。
特開平4−150270号公報(以下、引例1と記す)
には、注目画素の縦横方向に隣接する画素の係数を正の
値とし、斜め方向に隣接する画素の係数を負の値とし、
注目画素のフィルタ係数を含めたフィルタ係数の総和を
1とする、3×3画素の微分フィルタを用いて多階調画
像データの画像信号に対して画面微分を行い、元の画像
信号に対するエッジとして出力する技術が記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように画
面微分を用いてエッジを検出すると、エッジは点で認識
されていて、画素毎に見た場合に、連続していない可能
性が高い。エッジが連続していない場合、人間の見た目
では輪郭の軌跡を判断できるが、コンピュータで判断す
る場合、連続性を認識させることができなければ輪郭の
軌跡を判断することができない。
【0005】また、画面を2値化するときの閾値を小さ
くすることでエッジを連続させることが可能ではある
が、多くの場合、抽出したい像以外の部分もエッジとし
て出力してしまうため、抽出したい像のみを取り出すこ
とは困難になってしまう。そのため、この方法を取るこ
とは、ほとんどない。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、画面中
の像だけを画面微分によって取り出し、その像のエッジ
を強調させてよりはっきりした像を得ることが可能であ
り、かつ、画面微分を行った後、離散した点として検出
されたエッジを連続した線として検出することが可能
な、エッジ検出方法及びエッジ検出回路を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明は、次のエッジ検出方法及びエッジ検出回路
を提供する。
【0008】エッジ検出方法として、多階調画像データ
の画像信号に画面微分を行うエッジ検出方法において、
画面微分の結果に対して、エッジを構成する画素とエッ
ジを構成しない画素に画面を2値化する段階と、エッジ
を構成する画素を中心とするn×n(nは3以上の奇
数)の画素を、エッジを構成する画素とみなす段階とを
含むことを特徴とするエッジ検出方法を提供する。
【0009】また、前記のエッジ検出方法において、多
階調画像データはRGB画像データであることを特徴と
するエッジ検出方法を提供する。
【0010】また、階調を有するRGBそれぞれの色で
表したR画像、G画像及びB画像を原画像とし、該原画
像に画面微分を行うエッジ検出方法において、n×n
(nは3以上の奇数)マトリクス状の微分モデルをスキ
ャンさせ、原画像の前記n×n画素に対して微分モデル
とマトリクス演算を行う画面微分段階と、画面微分段階
後の画面データを予め定められた閾値と比較して、該閾
値を越えた画素に対して”1”越えない画素に対して”
0”のデータをその画素の新たなデータとする2値化処
理段階と、同一座標を示すR画像、G画像及びB画像の
画素のうち少なくともいずれか1画素のデータが”1”
である場合、その座標の画素のデータを”1”とする画
像であるエッジ画像を生成するエッジ画像生成段階と、
n×n画素毎に画面上の縦横にサーチを行い、中心の画
素がエッジだった場合に、該当するn×n画素をエッジ
と見做して原画像の像として出力する段階とを含むこと
を特徴とするエッジ検出方法を提供する。
【0011】エッジ検出回路として、多階調画像データ
の入力に対し、2値化されたエッジ抽出画像を出力する
エッジ抽出回路において、入力データに画面微分を行う
画面微分手段と、画面微分手段の出力を閾値と比較して
エッジの画素とエッジではない画素に2値化する2値化
手段と、2値化手段でエッジの画素とされた画素を中心
とする予め定められた範囲の画素のデータをエッジの画
素として変更する手段とを備えることを特徴とするエッ
ジ検出回路を提供する。
【0012】また、前記のエッジ検出回路において、多
階調画像データは、RGB画像データであることを特徴
とするエッジ検出回路を提供する。
【0013】また、RGB信号の入力に対し、エッジ抽
出画面を出力するエッジ検出回路において、予め定めら
れた微分モデルにより画面微分を行う画面微分部と、R
GBの3画面に対し、予め定められた閾値と画面微分の
結果を比較する比較部と、RGBの3画面に対し、閾値
を越えた画素を1、越えない画素を0としてRGBの3
画面の同一座標画素について論理和を求め、該論理和を
該当する座標の値とするエッジ画像データを生成する2
値化部と、エッジ画像データで1である座標を中心とす
るn×n画素の値を1に変更するエッジ化処理部とを備
えることを特徴とするエッジ検出回路を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明では、画面微分を行った後
のデータのうち、エッジとして認識された画素を元に、
更にその周囲(縦横斜め)の8画素も新たにエッジとし
て認識させる。
【0015】(1)エッジ検出方法 本発明の一実施の形態であるエッジ検出方法について図
面を参照して説明する。
【0016】図1のように、縦Y画素、横X画素の画面
に、階調を持つRGBそれぞれの色で表した画像を、こ
こでの原画像とする。
【0017】まず、原画像に対して画面微分を行うが、
その方法は、図2(a)のような3×3マトリクス状の
微分モデル(外部からの入力)を図1の画面上に(X:
Y)=(1:1),(1:2),…,(1:X−1),
(2:1),…,(Y−1:X−1),の様にスキャン
させ、その周囲の3×3画素に対して、微分モデルとマ
トリクス演算(掛算)を行う。
【0018】次に、微分処理後の画面データに対し、閾
値(外部からの入力)を設けて、それを越えたものに対
して”1”越えないものに対して”0”のデータをその
画素の新たなデータとする。これを2値化処理という。
【0019】次に、RGBそれぞれの画面の同一画素
で、いずれかのデータが”1”になっている場合、その
画素のデータを”1”とする1画面分の画像データに変
換する。
【0020】最後に、得た画面を図2(a)のように3
×3画素毎に画面上の縦横にサーチを行い、中心の画素
がエッジだった場合に、まわりの8画素もエッジと見做
して元画面の像として出力する。図3は画面微分のみで
エッジとして認識された画素(図中○)と、本発明のエ
ッジ検出方法で新たにエッジとして認識された画素(図
中×)の例を示した図である。○で表されている画素が
列X=2で不連続になっているが、×が追加されて連続
したエッジとなったことが分かる。この結果が最終的な
画像になる。
【0021】(2)エッジ検出回路 次に、本発明の第2の実施の形態であるエッジ検出回路
400を図4を参照して説明する。
【0022】構成 エッジ検出回路400は、RGB信号410の入力に対
し、エッジ抽出画面420を出力する。エッジ検出回路
400は、外部から入力される微分モデル430により
画面微分を行う画面微分部401と、外部から入力され
る閾値440と画面微分の結果を比較する比較部402
と、閾値440を越えた画素を1、越えない画素を0と
すると共に、RGBの3画面を1画面の画像データに変
換する2値化部403と、検出エッジの周囲8画素をエ
ッジに変更するエッジ化処理部404と、RAM405
と、RAM読み込み制御部406とからなる。
【0023】動作 回路構成は、演算速度を上げるために極力メモリで構成
することを避けている。原画像を画面微分し、2値化を
行うところまではメモリ構成を取らない。その後、2値
化されたデータを元に周囲8画素分の認識を取り、合わ
せて9画素分に対するアドレスにデータ”1”を書き込
む。エッジとして認識されなかった画素に対応するアド
レスにはデータを書き込まない。この処理でエッジ認識
の画素部分のみのデータを上書きすることになるので、
周囲8画素エッジ認識のデータを得ることができる。処
理が終了した時点で、終了フラグをRAM読み込み制御
部に立てて、同部では、一意にデータを読み込んで外部
に最終データを出力する。
【0024】本件の回路を用いれば、図3の様に2画素
分のエッジの隙間まで埋め、新たにエッジとして認識さ
せることができる。また、上記(1)(2)では図2
(a)のような3×3画素のフィルタを用いる実施の形
態について述べたが、図2(b)のような5×5画素の
フィルタを用いることも当業者には容易である。3×3
画素のフィルタではエッジの画素の周囲8画素を新たに
エッジとして認識させるところを、5×5画素のフィル
タでは周囲の24画素を新たにエッジとして認識させる
ことになり、この場合は4画素分のエッジの隙間まで埋
めることができる。
【0025】
【発明の効果】画面微分を行っただけで検出されたエッ
ジは点の集まりで、独立している可能性が高い。本件の
処理を行うことによってエッジを線として取り扱うこと
ができるようになる。
【0026】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業
者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能である
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】入力されるRGB画面を表す図である。
【図2】微分フィルタの例を表す図である。
【図3】本発明により新たにエッジとして検出される画
素を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態であるエッジ検出回路4
00の構成を示す図である。
【符号の説明】
400 エッジ検出回路 401 画面微分部 402 比較部 403 2値化部 404 エッジ化部 405 RAM 406 RAM読み込み制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多階調画像データの画像信号に画面微分
    を行うエッジ検出方法において、 前記画面微分の結果に対して、エッジを構成する画素と
    エッジを構成しない画素に画面を2値化する段階と、 前記エッジを構成する画素を中心とするn×n(nは3
    以上の奇数)の画素を、エッジを構成する画素とみなす
    段階とを含むことを特徴とするエッジ検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエッジ検出方法におい
    て、前記多階調画像データはRGB画像データであるこ
    とを特徴とするエッジ検出方法。
  3. 【請求項3】 階調を有するRGBそれぞれの色で表し
    たR画像、G画像及びB画像を原画像とし、該原画像に
    画面微分を行うエッジ検出方法において、 n×n(nは3以上の奇数)マトリクス状の微分モデル
    をスキャンさせ、前記原画像の前記n×n画素に対して
    微分モデルとマトリクス演算を行う画面微分段階と、 前記画面微分段階後の画面データを予め定められた閾値
    と比較して、該閾値を越えた画素に対して”1”越えな
    い画素に対して”0”のデータをその画素の新たなデー
    タとする2値化処理段階と、 同一座標を示す前記R画像、G画像及びB画像の画素の
    うち少なくともいずれか1画素のデータが”1”である
    場合、その座標の画素のデータを”1”とする画像であ
    るエッジ画像を生成するエッジ画像生成段階と、 前記n×n画素毎に画面上の縦横にサーチを行い、中心
    の画素がエッジだった場合に、該当するn×n画素をエ
    ッジと見做して元画面の像として出力する段階とを含む
    ことを特徴とするエッジ検出方法。
  4. 【請求項4】 多階調画像データの入力に対し、2値化
    されたエッジ抽出画像を出力するエッジ抽出回路におい
    て、 入力データに画面微分を行う画面微分手段と、 前記画面微分手段の出力を閾値と比較してエッジの画素
    とエッジではない画素に2値化する2値化手段と、 前記2値化手段でエッジの画素とされた画素を中心とす
    る予め定められた範囲の画素のデータをエッジの画素と
    して変更する手段とを備えることを特徴とするエッジ検
    出回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のエッジ検出回路におい
    て、前記多階調画像データは、RGB画像データである
    ことを特徴とするエッジ検出回路。
  6. 【請求項6】 RGB信号の入力に対し、エッジ抽出画
    面を出力するエッジ検出回路において、 予め定められた微分モデルにより画面微分を行う画面微
    分部と、 RGBの3画面に対し、予め定められた閾値と前記画面
    微分の結果を比較する比較部と、 RGBの3画面に対し、前記閾値を越えた画素を1、越
    えない画素を0としてRGBの3画面の同一座標画素に
    ついて論理和を求め、該論理和を該当する座標の値とす
    るエッジ画像データを生成する2値化部と、 前記エッジ画像データで1である座標を中心とするn×
    n画素の値を1に変更するエッジ化処理部とを備えるこ
    とを特徴とするエッジ検出回路。
JP10134816A 1998-05-18 1998-05-18 エッジ検出方法及びエッジ検出回路 Pending JPH11328424A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10068312B2 (en) 2015-09-17 2018-09-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Image processing apparatus, image processing method, and computer-readable recording medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10068312B2 (en) 2015-09-17 2018-09-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Image processing apparatus, image processing method, and computer-readable recording medium

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