JP3204562B2 - メディアンフィルタ処理方法 - Google Patents

メディアンフィルタ処理方法

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JP3204562B2
JP3204562B2 JP05913493A JP5913493A JP3204562B2 JP 3204562 B2 JP3204562 B2 JP 3204562B2 JP 05913493 A JP05913493 A JP 05913493A JP 5913493 A JP5913493 A JP 5913493A JP 3204562 B2 JP3204562 B2 JP 3204562B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメディアンフィルタ処理
方法に係り、特に、画像処理技術における、3×3サイ
ズのウィンドウのメディアンフィルタ処理方法に関す
る。
【0002】画像を扱う各分野において、入力画像の雑
音除去の一手法としてメディアンフィルタ処理は、重要
な機能であり、その高速化が必要とされている。
【0003】
【従来の技術】メディアンフィルタ処理とは、入力画像
の各画素に対し、各画素を中心とするK×Lサイズのウ
ィンドウ(局所領域)内の、K×L個の画素の輝度デー
タ(以下画素値と記す)の中央値を、出力画像における
各画素の画素値とする処理である。
【0004】従来、3×3のウィンドウに対するメディ
アンフィルタ処理は、ウィンドウが移動する毎にウィン
ドウ内の9つの画素値を大小順にソートして、その中央
値を算出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の、ウィンドウが
移動する毎に9つの画素値をソートする方法では、比較
演算回数が多く、例えば、2分探索ソートを用いると、
比較演算の回数は最悪で21回必要となる。
【0006】従って、汎用プロセッサやDSP(Dig
ital Signal Processor)で処理
を行う場合、比較演算の回数が多いため、処理速度が遅
いという問題がある。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、比較演算の回数を少なくでき、処理速度を向上させ
ることができるメディアンフィルタ処理方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図を
示す。請求項1の発明は、入力画像の各画素に対し、各
画素を中心とする3×3サイズのウィンドウ内の、9個
の画素値の中央値を、出力画像における各画素の画素値
とするメディアンフィルタ処理方法において、上記ウィ
ンドウ内の画素を縦又は横一列の3画素からなる3組に
分け、夫々の組で3個の画素値を大小順にソートした結
果を取得し、かつ、画素が重なる上記ウィンドウ間で上
記ソート結果を共用するするステップ(101)と、上
記3組の3個の画素値のソート結果のうちの2組から、
6個の画素値を大小順にソートした結果を取得するステ
ップ(102)と、上記3組の3個の画素値のソート結
果のうちの、前記6個の画素値のソートに用いた2組を
除いた1組と、上記6個の画素値のソート結果とから、
9個の画素値を大小順にソートした結果を取得して中央
値を求めるステップ(103)とを有する構成とする。
【0009】請求項2の発明では、前記6個の画素値を
大小順にソートした結果を取得するステップ(102)
は、ウィンドウ中心の画素が隣合い、かつ、処理対象と
なる順番が前後関係にあるウィンドウ間で、上記6個の
画素値のソート結果を共用する構成とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、大小順にソートする処理
を、3段階のステップに分けているため、画素が重なる
ウィンドウ間で3個の画素値のソート結果を共用するこ
とができる。従って、ウィンドウを移動したときの、3
個の画素値のソートの回数を大幅に減らして、処理全体
の比較演算回数を少なくすることを可能とする。
【0011】請求項2の発明では、6個の画素値のソー
ト結果を隣合うウィンドウ間で共用するため、6個の画
素値のソートの回数をへらすことができる。このため、
更に、処理全体の比較演算回数を少なくすることを可能
とする。
【0012】
【実施例】図2は本発明を適用する画像処理装置の構成
図を示す。図2の画像処理装置は、DSP12、プログ
ラムメモリ11、及び画像メモリ13から構成される。
プログラムメモリ11は半導体メモリであり、例えば、
RAM(ランダムアクセスメモリ)で構成される。プロ
グラムメモリ11には、本発明の一実施例のメディアン
フィルタ処理を実行するプログラムが格納される。
【0013】画像メモリ13は半導体メモリであり、R
AMで構成される。この画像メモリ13には、画像デー
タが格納される。画像データは、画像データバス16に
接続された入力装置(図示せず)から画像メモリ13に
転送される。
【0014】DSP12は、上記プログラムに従って、
画像メモリ13の入力画像の領域に格納されている画像
に対して、メディアンフィルタ処理を行い、処理結果を
出力画像として出力画像の領域に書き込む。
【0015】この際、DSP12は、インストラクショ
ン・バス14を介してプログラムメモリ11からプログ
ラムを読み出し、また、データバス15を介して画像メ
モリ13との間でデータの読み書きを行う。
【0016】図3は、本発明の一実施例のフローチャー
トを示す。また、図4は、本実施例におけるメディアン
フィルタ処理の処理対象画像とウィンドウの説明図を示
す。また、図5は、ウィンドウ内のソート処理対象領域
の説明図を示す。
【0017】本実施例では、図4に示すM×N個の画素
からなる入力画像を処理対象とし、図4に示すように、
入力画像の左上を原点(0,0)とする。ウィンドウ
は、3×3のサイズであり、ウィンドウの中心位置を
(i,j)とする。
【0018】ウィンドウを、i=1,j=1の位置か
ら、左から右へ、上から下へ順次移動して、各ウィンド
ウ位置での9個の画素値の中央値を求めて、それぞれの
ウィンドウ中心位置での出力画像の画素値とする。
【0019】本実施例では、各ウィンドウ位置におい
て、3段階に分けて、メディアンフィルタ処理を行う。
第1段階では、ウィンドウの移動により新たにウィンド
ウ内に入った3画素に対して3個の画素値を大小順にソ
ートする。
【0020】第2段階では、iが奇数の場合は、第1段
階で得た3個の画素値のソート結果と一つ前のウィンド
ウで得た3個の画素値のソート結果の2組を用いて、6
画素に対して、6個の画素値を大小順にソートする。た
だし、iが偶数の場合は、一つ前のウィンドウでの6個
の画素値のソート結果を取得してそのまま利用するた
め、第2段階では、ソートを行う必要がない。
【0021】第3段階では、第2段階で得た6個の画素
値のソート結果と、第1段階又は一つ前のウィンドウで
得た3個の画素値のソート結果を用いて、9個の画素値
を大小順にソートし、中央値を求める。
【0022】図3のフローチャートにおいて、ステップ
202〜ステップ209がiが奇数の場合の処理であ
り、ステップ211〜ステップ214がiが偶数の場合
の処理である。iが奇数の場合では、ステップ203,
204,205で上記第1段階の処理を行い、ステップ
206で上記第2段階の処理を行う。また、ステップ2
07で第3段階の処理を行う。
【0023】iが偶数の場合では、ステップ211で上
記第1段階の処理を行い、ステップ212で上記第2段
階及び第3段階の処理を行う。
【0024】次に、上記第1段階,第2段階,第3段階
の各処理について、図5に沿って詳しく説明する。図5
では、ウィンドウが一つ右へ移動してiが一つ増加し、
i+1列の3画素の領域pが新しくウィンドウ内に入っ
た状態を示している。
【0025】第1段階では、図5(A)に示す新たにウ
ィンドウ内に入ったi+1列の領域pの3画素に対し
て、3個の画素値を大小順にソートする。但し、i=1
のときは、全ての画素値がソートされていないため、i
−1,i,i+1列の各領域p,q,rについて、3組
の3個の画素値をソートする。1組の3個の画素値のソ
ートでは、比較演算は3回必要である。
【0026】第2段階では、iが奇数の場合は、i列と
i+1列の1×3画素の領域q,pの3個の画素値のソ
ート結果を用いて、図5(B)に示す2×3画素の領域
sに対して、6個の画素値のマージソートを行い、大小
順にソートする。
【0027】iが偶数の場合は、図5(C)に示す2×
3画素の領域tに対する6個の画素値のソート結果が、
(i−1,j)を中心とする一つ前のウィンドウで得ら
れているので、この一つ前のウィンドウでの6個の画素
値のソート結果を取得してそのまま利用する。
【0028】6個の画素に対するマージソートは、以下
のような方法で行う。2組の3個の画素値をそれぞれ、
{a1 ,a2 ,a3 },{b1 ,b2 ,b3 }とする。
但し、a1 ≧a2 ≧a3 ,b1 ≧b2 ≧b3 とする。
【0029】先ず、b2 を{a1 ,a2 ,a3 }に加え
て、大小順に並び換える。次に、b 1 と、{a1
2 ,a3 ,b2 }のうちのb2 より大きい要素とを比
較して、{a1 ,a2 ,a3 ,b1 ,b2 }を大小順に
並び換える。最後に、b3 と、{a1 ,a2 ,a3 ,b
1 ,b2 }のうちのb2 より小さい要素とを比較して、
{a1 ,a2 ,a3 ,b1 ,b2 ,b3 }を大小順に並
び換える。
【0030】この6画素値のソートでは、比較演算の回
数は、最悪で5回となる。前後の2つのウィンドウで6
個の画素値のソート結果を共用し、iが偶数のときは、
ソートを行う必要がないため、1つのウィンドウ当たり
では、最悪で5/2回の比較演算回数となる。
【0031】第3段階では、iが奇数の場合には、図5
(D)に示す、i−1列の1×3画素の領域rの3個の
画素値のソート結果と、第2段階で得た、i列とi+1
列の2×3画素の領域sの6個の画素値のソート結果と
を用いて、3×3画素の領域の9個の画素値のマージソ
ートを行う。このマージソートにより、9個の画素値を
大小順に並べて、中央値を求める。
【0032】iが偶数の場合には、図5(E)に示す、
i+1列の1×3画素の領域pの3個の画素値のソート
結果と、一つ前のウィンドウで得られた、i−1列とi
列の2×3画素の領域tの6個の画素値のソート結果と
を用いて、3×3画素の領域の9個の画素値のマージソ
ートを行う。このマージソートにより、9個の画素値を
大小順に並べて、中央値を求める。
【0033】9画素に対数マージソートは、以下のよう
な方法で行う。6個の画素値を{c 1 ,c2 ,c3 ,c
4 ,c5 ,c6 }とし、3個の画素値を{d1 ,d2
3}とする。但し、c1 ≧c2 ≧c3 ≧c4 ≧c5
6 ,d4 ≧d5 ≧d6 とする。
【0034】先ず、d2 と{c2 ,c3 ,c4 ,c5
とを比較して、下記(1) 〜(5) の各場合に応じて中央値
を求める。
【0035】(1) d2 >c2 のときは、{c3
4 }とd3 を比較して、中央の値を中央値とする。
【0036】(2) c2 ≧d2 >c3 のときは、c3
3 を比較して、小さいほうの値を中央値とする。
【0037】(3) c3 ≧d2 >c4 のときは、d2
中央値とする。
【0038】(4) c4 ≧d2 >c5 のときは、c4
1 を比較して、大きいほうの値を中央値とする。
【0039】(5) c5 ≧d2 のときは、{c4
5 }とd1 を比較して、3個の値の中央の値を中央値
とする。
【0040】上記の9個の画素値のソートでは、比較演
算の回数は、最悪で4回である。
【0041】従って、第1段階,第2段階,第3段階の
全体では、中央値を求めるのに必要な比較演算の回数
は、最悪で、3+5/2+4回の9.5回となる。
【0042】次に、図3のフローチャートのについて詳
しく説明する。ステップ201では、ウィンドウ中心位
置の行jを1行にする。ステップ202では、ウィンド
ウ中心位置の列iを1列にする。
【0043】ステップ203では、ウィンドウ中心位置
の列がi=1の場合における、入力画像のi−1列の3
個の画素値のソートを行う。ステップ204では、ウィ
ンドウ中心位置の列がi=1の場合における、入力画像
のi列の3個の画素値のソートを行う。
【0044】前記のように、ステップ205〜ステップ
209での処理が、iが奇数の場合の処理である。ステ
ップ205では、入力画像のi+1列の3個の画素値の
ソートを行う。ここでは、新たにウィンドウ内に入った
1×3画素の領域を処理対象とする。前記のように、ス
テップ205での処理が第1段階の処理である。但し、
i=1のときは、ステップ203〜205での処理が第
1段階の処理である。
【0045】ステップ206では、前記した第2段階の
処理を行う。即ち、i列とi+1列の3個の画素値のソ
ート結果を用いて、6個の画素値のマージソートを行
い、6個の画素値を大小順に並べ換える。
【0046】ステップ207では、前記した第3段階の
処理を行う。即ち、i−1列の3個の画素値のソート結
果とi列とi+1列の6個の画素値のソート結果とを用
いて、9個の画素値のマージソートを行い、9個の画素
値の中央値を求める。
【0047】ステップ208では、出力画像の対応する
位置(i,j)に、ステップ207で求めた中央値を書
き込む。
【0048】ステップ209では、列を一つ進めて、i
=i+1とする。
【0049】ステップ210では、列iの値を列の最大
値M−1と比較する。i<M−1のときは、j行での処
理がまだあるため、ステップ211へ進む。i≧M−1
のときは、j行での処理が全て終わったので、ステップ
216へ進む。
【0050】ステップ211〜ステップ214では、i
が偶数の場合の処理を行う。ステップ211では、入力
画像のi+1列の3個の画素値のソートを行う。ここで
は、新たにウィンドウ内に入った1×3画素の領域を処
理対象とする。前記のように、ステップ211での処理
が第1段階の処理である。
【0051】ステップ212では、前記した第2段階の
処理、及び第3段階の処理を行う。。即ち、i−1列と
i列の6個の画素値のソート結果を、一つ前のウィンド
ウでの6個の画素値のソート結果から取得する。その
後、i+1列の3個の画素値のソート結果とi−1列と
i列の6個の画素値のソート結果とを用いて、9個の画
素値のマージソートを行い、9個の画素値の中央値を求
める。
【0052】ステップ213では、出力画像の対応する
位置(i,j)に、ステップ212で求めた中央値を書
き込む。
【0053】ステップ214では、列を一つ進めて、i
=i+1とする。
【0054】ステップ210では、列iの値を列の最大
値M−1と比較する。i<M−1のときは、j行での処
理がまだあるため、ステップ205へ戻り、処理を続け
る。i≧M−1のときは、j行での処理が全て終わった
ので、ステップ216へ進む。
【0055】ステップ216では、行を一つ進めて、j
=j+1とする。ステップ217では、行jの値を列の
最大値N−1と比較する。j<N−1のときは、j行で
の処理がまだあるため、ステップ202へ戻り、1列目
から処理を続ける。j≧N−1のときは、全ての行での
処理が全て終わったので、処理を終了する。
【0056】図6,図7は、6画素に対するマージソー
トの一例の詳細なフローチャートを示す。ステップ30
1では、b2 とa2 を比較して、a2 ≦b2 のときは、
ステップ321へ進み、a2 >b2 のときは、ステップ
302へ進む。
【0057】ステップ302では、b2 とa3 を比較し
て、a3 ≦b2 のときは、ステップ310へ進み、a3
>b2 のときは、ステップ303へ進む。
【0058】ステップ303では、b1 とa2 を比較し
て、a2 ≦b1 のときは、ステップ307へ進み、a2
>b1 のときは、ステップ304へ進む。
【0059】ステップ304では、b1 とa3 を比較し
て、a3 >b1 のときは、ステップ305にて、ソート
結果として{a1 ,a2 ,a3 ,b1 ,b2 ,b3 }を
得る。ステップ304でa3 ≦b1 のときは、ステップ
306にて、ソート結果として{a1 ,a2 ,b1 ,a
3 ,b2 ,b3 }を得る。
【0060】ステップ307では、b1 とa1 を比較し
て、a1 >b1 のときは、ステップ308にて、ソート
結果として{a1 ,b1 ,a2 ,a3 ,b2 ,b3 }を
得る。ステップ307でa1 ≦b1 のときは、ステップ
309にて、ソート結果として{b1 ,a1 ,a2 ,a
3 ,b2 ,b3 }を得る。
【0061】ステップ310では、b3 とa3 を比較し
て、a3 ≦b3 のときは、ステップ316へ進み、a3
>b3 のときは、ステップ311へ進む。
【0062】ステップ311では、b1 とa2 を比較し
て、a2 >b1 のときは、ステップ313にて、ソート
結果として{a1 ,a2 ,b1 ,b2 ,a3 ,b3 }を
得る。ステップ311でa2 ≦b1 のときは、ステップ
312へ進む。
【0063】ステップ312では、b1 とa1 を比較し
て、a1 >b1 のときは、ステップ314にて、ソート
結果として{a1 ,b1 ,a2 ,b2 ,a3 ,b3 }を
得る。ステップ312でa1 ≦b1 のときは、ステップ
315にて、ソート結果として{b1 ,a1 ,a2 ,b
2 ,a3 ,b3 }を得る。
【0064】ステップ316では、b1 とa2 を比較し
て、a2 >b1 のときは、ステップ318にて、ソート
結果として{a1 ,a2 ,b1 ,b2 ,b3 ,a3 }を
得る。ステップ316でa2 ≦b1 のときは、ステップ
317へ進む。
【0065】ステップ317では、b1 とa1 を比較し
て、a1 >b1 のときは、ステップ319にて、ソート
結果として{a1 ,b1 ,a2 ,b2 ,b3 ,a3 }を
得る。ステップ317でa1 ≦b1 のときは、ステップ
320にて、ソート結果として{b1 ,a1 ,a2 ,b
2 ,b3 ,a3 }を得る。
【0066】次に、図7のフローチャートについて説明
する。ステップ321では、b3 とa2 を比較して、a
2 ≦b3 のときは、ステップ329へ進み、a2 >b3
のときは、ステップ322へ進む。
【0067】ステップ322では、b2 とa1 を比較し
て、b2 ≦a1 のときは、ステップ326へ進み、b2
>a1 のときは、ステップ323へ進む。
【0068】ステップ323では、b3 とa1 を比較し
て、b3 >a1 のときは、ステップ324にて、ソート
結果として{b1 ,b2 ,b3 ,a1 ,a2 ,a3 }を
得る。ステップ323でb3 ≦a1 のときは、ステップ
325にて、ソート結果として{b1 ,b2 ,a1 ,b
3 ,a2 ,a3 }を得る。
【0069】ステップ326では、b1 とa1 を比較し
て、b1 >a1 のときは、ステップ327にて、ソート
結果として{b1 ,a1 ,b2 ,b3 ,a2 ,a3 }を
得る。ステップ326でb1 ≦a1 のときは、ステップ
328にて、ソート結果として{a1 ,b1 ,b2 ,b
3 ,a2 ,a3 }を得る。
【0070】ステップ329では、b3 とa3 を比較し
て、b3 ≦a3 のときは、ステップ335へ進み、b3
>a3 のときは、ステップ330へ進む。
【0071】ステップ330では、b2 とa1 を比較し
て、b2 >a1 のときは、ステップ332にて、ソート
結果として{b1 ,b2 ,a1 ,a2 ,b3 ,a3 }を
得る。ステップ330でb2 ≦a1 のときは、ステップ
331へ進む。
【0072】ステップ331では、b1 とa1 を比較し
て、b1 >a1 のときは、ステップ333にて、ソート
結果として{b1 ,a1 ,b2 ,a2 ,b3 ,a3 }を
得る。ステップ331でb1 ≦a1 のときは、ステップ
334にて、ソート結果として{a1 ,b1 ,b2 ,a
2 ,b3 ,a3 }を得る。
【0073】ステップ335では、b2 とa1 を比較し
て、b2 >a1 のときは、ステップ337にて、ソート
結果として{b1 ,b2 ,a1 ,a2 ,a3 ,b3 }を
得る。ステップ335でb2 ≦a1 のときは、ステップ
336へ進む。
【0074】ステップ336では、b1 とa1 を比較し
て、b1 >a1 のときは、ステップ338にて、ソート
結果として{b1 ,a1 ,b2 ,a2 ,a3 ,b3 }を
得る。ステップ336でb1 ≦a1 のときは、ステップ
339にて、ソート結果として{a1 ,b1 ,b2 ,a
2 ,a3 ,b3 }を得る。
【0075】なお、図6,図7に示す6個の画素値のマ
ージソートにおいて、b2 と{a1,a2 ,a3 }との
比較は、ステップ301,ステップ302,ステップ3
22,ステップ330,ステップ335で行っている。
【0076】また、b1 と{a1 ,a2 ,a3 ,b2
のb2 より大きい要素との比較は、ステップ303,ス
テップ304,ステップ307,ステップ311,ステ
ップ312,ステップ316,ステップ317,ステッ
プ326,ステップ331,ステップ336で行ってい
る。
【0077】また、b3 と{a1 ,a2 ,a3 ,b1
2 }のb2 より小さい要素との比較は、ステップ31
0,ステップ321,ステップ323,ステップ329
で行っている。
【0078】図6,図7に示すように、比較演算の回数
は、最悪で5回である。
【0079】図8は、9画素に対するマージソートの一
例の詳細なフローチャートを示す。ステップ401で
は、d2 とc3 を比較して、d2 ≦c3 のときは、ステ
ップ411へ進み、d2 >c3 のときは、ステップ40
2へ進む。
【0080】ステップ402では、d2 とc2 を比較し
て、d2 ≦c2 のときは、ステップ408へ進み、d2
>c2 のときは、ステップ403へ進む。
【0081】ステップ403では、d3 とc3 を比較し
て、d3 >c3 のときは、ステップ405にて、c3
9個の画素値の中央値とする。ステップ403で、d3
≦c 3 のときは、ステップ404へ進む。
【0082】ステップ404では、d3 とc4 を比較し
て、d3 >c4 のときは、ステップ406にて、d3
9個の画素値の中央値とする。ステップ404で、d3
≦c 4 のときは、ステップ407にて、c4 を9個の画
素値の中央値とする。
【0083】ステップ408では、d3 とc3 を比較し
て、d3 >c3 のときは、ステップ409にて、c3
9個の画素値の中央値とする。ステップ408で、d3
≦c 3 のときは、ステップ410にて、d3 を9個の画
素値の中央値とする。
【0084】ステップ411では、d2 とc5 を比較し
て、d2 >c5 のときは、ステップ417へ進み、d2
≧c5 のときは、ステップ412へ進む。
【0085】ステップ412では、d1 とc4 を比較し
て、d1 >c4 のときは、ステップ414にて、c4
9個の画素値の中央値とする。ステップ412で、d1
≦c 4 のときは、ステップ413へ進む。
【0086】ステップ413では、d1 とc5 を比較し
て、d1 >c5 のときは、ステップ415にて、d1
9個の画素値の中央値とする。ステップ413で、d1
≦c 5 のときは、ステップ416にて、c5 を9個の画
素値の中央値とする。
【0087】ステップ417では、d2 とc4 を比較し
て、d2 >c4 のときは、ステップ419にて、d2
9個の画素値の中央値とする。ステップ417で、d2
≦c 4 のときは、ステップ418へ進む。
【0088】ステップ418では、d1 とc4 を比較し
て、d1 >c4 のときは、ステップ420にて、d1
9個の画素値の中央値とする。ステップ418で、d1
≦c 4 のときは、ステップ421にて、c4 を9個の画
素値の中央値とする。
【0089】なお、図8に示す処理において、前記した
(1) 〜(5) の各場合における中央値を求める処理は、下
記の各ステップで行われる。。
【0090】(1) d2 >c2 のときは、ステップ40
3〜407で、中央値を求める処理を行っている。
【0091】(2) c2 ≧d2 >c3 のときは、ステッ
プ408〜410で、中央値を求める処理を行ってい
る。
【0092】(3) c3 ≧d2 >c4 のときは、ステッ
プ419で、d2 を中央値としている。
【0093】(4) c4 ≧d2 >c5 のときは、ステッ
プ418,420,421で、中央値を求める処理を行
っている。
【0094】(5) c5 ≧d2 のときは、ステップ41
2〜416で、中央値を求める処理を行っている。
【0095】図8に示す9個の画素値のマージソートで
は、比較演算の回数は最悪で4回である。
【0096】上記のように、本実施例では、9個の画素
値のソート処理を3段階に分けており、画素が重なる前
後のウィンドウ間で、3個の画素値のソート結果を共用
することができる。また、第2段階では、6個の画素値
のソート結果を前後のウィンドウで共用することができ
る。このため、入力画像に対するメディアンフィルタ処
理全体の比較演算回数を、従来方法の1/2以下と、大
幅に少なくすることができ、処理速度を大幅に向上させ
ることができる。
【0097】なお、ウィンドウの移動方向は、本実施例
の方向に限られず、例えば、各列毎に、行を上下方向に
移動する方法でもよい。また、6画素に対するマージソ
ートの方法、9画素に対するマージソートの方法は、図
6、図7、図8と異なる方法とすることも可能である。
【0098】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
画素が重なるウィンドウ間で3個の画素値のソート結果
を共用することができるため、処理全体の比較演算回数
を大幅に少なくすることができ、処理速度を向上させる
ことができる特長を有する。
【0099】請求項2の発明では、6個の画素値のソー
ト結果を隣合うウィンドウ間で共用するため、6個の画
素値のソートの回数をへらすことができ、更に、処理全
体の比較演算回数を少なくし、処理速度を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明を適用する画像処理装置の構成図であ
る。
【図3】本発明の一実施例のフローチャートである。
【図4】処理対象画像とウィンドウの説明図である。
【図5】ウィンドウ内のソート処理対象領域の説明図で
ある。
【図6】6画素に対するマージソートの一例の詳細なフ
ローチャートである。
【図7】6画素に対するマージソートの一例の詳細なフ
ローチャートである。
【図8】9画素に対するマージソートの一例の詳細なフ
ローチャートである。
【図9】9画素に対するマージソートの一例の詳細なフ
ローチャートである。
【符号の説明】
11 プログラムメモリ 12 DSP 13 画像メモリ 14 インストラクション・バス 15 データ・バス 16 画像データバス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像の各画素に対し、各画素を中心
    とする3×3サイズのウィンドウ内の、9個の画素値の
    中央値を、出力画像における各画素の画素値とするメデ
    ィアンフィルタ処理方法において、 上記ウィンドウ内の画素を縦又は横一列の3画素からな
    る3組に分け、夫々の組で3個の画素値を大小順にソー
    トした結果を取得し、かつ、画素が重なる上記ウィンド
    ウ間で上記ソート結果を共用するするステップ(10
    1)と、 上記3組の3個の画素値のソート結果のうちの2組か
    ら、6個の画素値を大小順にソートした結果を取得する
    ステップ(102)と、 上記3組の3個の画素値のソート結果のうちの、前記6
    個の画素値のソートに用いた2組を除いた1組と、上記
    6個の画素値のソート結果とから、9個の画素値を大小
    順にソートした結果を取得して中央値を求めるステップ
    (103)とを有する構成とすることを特徴とするメデ
    ィアンフィルタ処理方法。
  2. 【請求項2】 前記6個の画素値を大小順にソートした
    結果を取得するステップ(102)は、ウィンドウ中心
    の画素が隣合い、かつ、処理対象となる順番が前後関係
    にあるウィンドウ間で、上記6個の画素値のソート結果
    を共用する構成とすることを特徴とする請求項1記載の
    メディアンフィルタ処理方法。
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