JPH05300329A - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JPH05300329A
JPH05300329A JP4121100A JP12110092A JPH05300329A JP H05300329 A JPH05300329 A JP H05300329A JP 4121100 A JP4121100 A JP 4121100A JP 12110092 A JP12110092 A JP 12110092A JP H05300329 A JPH05300329 A JP H05300329A
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detector
signal
light beam
generator
laser
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Yasumasa Asatani
康正 浅谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビーム検出器の増加に伴う取り付けの困難性
やコスト高を招くことがなく、しかも、ビームが変調さ
れずに連続的に出射されたままの状態となる故障をも検
出することが可能な画像出力装置を提供することを目的
とする。 【構成】 ビーム偏向器が前記感光体上を所定回数走査
する間は、前記第1の変調手段の変調信号を停止させて
前記ビーム検出器に対する照射を行わせない照射禁止手
段と、この照射禁止手段により光ビームの照射を停止し
てから所定の時間内に前記ビーム検出器により光ビーム
を検出すると異常と検知する異常検知手段とを有するよ
うに構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザビームを走査
して画像情報を出力するレーザプリンタやデジタル複写
機等の画像出力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像出力装置としては、
例えば、図8に示すようなものがある。この画像出力装
置は、半導体レーザ100から出射されたレーザビーム
LBを、コリメータレンズ101を介して回転多面鏡1
02に照射すると共に、この回転多面鏡102に照射さ
れたレーザービームLBを、当該回転多面鏡102の回
転に伴って移動する鏡面によって反射させることによ
り、結像レンズ103を介して感光体ドラム104の軸
方向に沿って走査露光し、予め一様に帯電された感光体
ドラム104の表面に画像情報に応じた静電潜像を形成
する。そして、この感光体ドラム104上に形成された
静電潜像を、既知の電子写真プロセスによって可視像化
することにより、画像の記録を行うように構成したもの
である。
【0003】その際、上記画像出力装置においては、感
光体ドラム104上の画像の書出し位置を一定にするた
め、感光体ドラム104上におけるレーザビームLBの
走査路の一端部に、レーザビームを検出するためのビー
ム検出器105を設け、このビーム検出器105で検出
したビーム走査タイミングと同期してレーザビームLB
の画像信号に応じた変調を開始することにより、感光体
ドラム104上の画像の書き出し位置を揃えるようにな
っている。
【0004】このようなビーム検出器を用いた画像出力
装置においては、上記の如くレーザビームLBを検出す
るものであるため、回転多面鏡102によって偏向され
たレーザビームLBが、感光体ドラム104の一端部に
配置されたビーム検出器105の近傍を通過するとき
に、半導体レーザ100からレーザビームLBを出射す
るように制御するものである。
【0005】かかる画像出力装置では、当該出力装置が
正常に動作しているときは、ビーム検出器105からレ
ーザビームLBの走査タイミングに応じて所定間隔でビ
ーム検出信号が出力される。
【0006】従って、このビーム検出信号の出力間隔を
監視することにより、画像出力装置が正常に動作してい
るか否かを確認することができる。このように、ビーム
検出信号の出力間隔を監視することにより、画像出力装
置が正常に動作しているか否かを確認するものとして
は、次に示すように種々の技術が提案されている。
【0007】例えば特開昭60−213919号公報に
は、感光体と、光ビームを発生する手段と、前記光ビー
ムを記録情報によって変調する変調部と、前記変調され
た光ビームによって前記感光体を走査する走査系と、前
記走査系によって走査される光ビームを前記感光体の所
定走査範囲の走査に先立つ所定の走査位置において検知
し前記記録情報による光ビームの変調開始時期を決定す
るための基準信号を得る第一の検知器と、前記走査系に
よって走査される光ビームを前記第一の検知器が検知し
たあと前記感光体の所定走査範囲を除き本来レーザービ
ームの送出がなされない走査範囲において検知する第二
の検知器とを備える技術が開示されている。
【0008】また、特開昭60−8729号公報には、
静電印刷装置における印字用の光発生器と、該光発生器
からの光を集光する集光部と、該集光部で集光された印
字光を印字信号によって偏光して印字を行う光と印字に
寄与しない無効光とに分離する偏光器とよりなる印字用
の光学系にあって、前記偏光器にて偏光された無効光を
検知する検知器と、該検知器の出力信号と基準信号とを
比較する比較手段とを設ける技術が開示されている。
【0009】さらに、特開昭51−93219号公報に
は、情報により変調したビームにより記録媒体上を一定
周期で繰り返し走査して記録を行う装置に於て、走査ビ
ームが所定位置に到来したことを検知するビーム検知手
段を設け、前記ビーム検知手段からのビーム検知出力が
一定時間以上到来しないことを検知してビームの走査不
良を検知する技術が開示されている。
【0010】また、特公平3−48510号公報には、
記録信号を印加することにより該記録信号により変調さ
れたビームを発生するビーム発生器と、前記ビーム発生
器から発生したビームを偏光してビーム被照射部材上に
照射する偏光器と、前記偏光器により偏光されたビーム
が所定の位置に到来したか否かを検出するビーム検出器
とを有し、前記ビーム検出器から出力されるビーム検出
信号に基づいて前記記録信号の前記ビーム発生器への印
加を行い記録動作を行う記録装置において、前記ビーム
検出器から出力される信号が所定の許容時間帯内に発生
したか否かを判断する判断手段を設け、前記判断手段
は、前記所定の許容時間帯を設定するためのカウント手
段と、前記ビーム検出器が発生した信号を検出する検出
手段とから構成され、前記カウント手段が前記所定の許
容時間帯をカウントしている時に前記検出手段が信号を
検出した場合には、その検出信号に基づいて前記記録信
号の前記ビーム発生器への印加を行わせ、前記カウント
手段が前記所定の許容時間帯をカウントしていない時に
前記検出手段が信号を検出した場合には、エラー信号を
出力する技術が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、前記特開昭60−213919号公報に開示された
技術の場合には、光ビームの変調開始時期を決定するた
めの基準信号を得る第一の検知器以外に、感光体の所定
走査範囲を除き本来レーザービームの送出がなされない
走査範囲において検知する第二の検知器を設ける必要が
あり、この第二の検知器をミラー等とともに狭い場所に
取り付けなければならないため、取り付けが困難である
とともに部品点数が増加し、コスト高となるという問題
点がある。
【0012】また、特開昭60−8729号公報に開示
された技術の場合には、偏光器にて偏光された無効光を
検知する検知器を新たに設ける必要があるため、上記特
開昭60−213919号公報に開示された技術と同
様、取り付けが困難であるとともに部品点数が増加し、
コスト高となるという問題点がある。また、この提案に
かかる技術は、連続的にレーザ光を出射する光発生器を
前提としているため、半導体レーザのように光源自体を
直接オンオフ変調するものには適用することができない
という問題点がある。
【0013】さらに、特開昭51−93219号公報及
び特公平3−48510号公報に開示された技術の場合
には、なんらかの原因によりビームが正常走査されなく
なる故障を検知することができるものの、ビームが変調
されずに連続的に出射されたままの状態となる故障は検
知することができないという問題点がある。
【0014】特に、上記画像出力装置をファクシミリの
画像出力用として使用した場合などには、ビームが変調
されずに連続的に出射されたままの状態となると、出力
画像が全くの白紙か全面黒色の画像となるため、かかる
故障を検知できないことは、致命的と欠陥となる。
【0015】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、ビーム検出器の増加に伴う取り付けの困難性や
コスト高を招くことがなく、しかも、ビームが変調され
ずに連続的に出射されたままの状態となる故障をも検出
することが可能な画像出力装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
この発明に係る画像出力装置では、変調信号に応じて変
調された光ビームを発生する光ビーム発生器と、この光
ビーム発生器からの光ビームを偏向して感光体の上を走
査するビーム偏向器と、このビーム偏向器により偏向さ
れた光ビームを所定の位置で検出するビーム検出器と、
前記ビーム偏向器の偏向動作に同期して前記光ビーム発
生器に変調信号を与え、前記ビーム検出器に変調された
光ビームを照射させる第1の変調手段と、この第1の変
調手段による光ビームの照射を前記ビーム検出器によっ
て検出したタイミングに同期して前記光ビーム発生器に
画像情報に対応する変調信号を与え、前記画像情報によ
り変調された光ビームを前記感光体に与える第2の変調
手段とを備え、画像の出力を行う画像出力装置におい
て、前記ビーム偏向器が前記感光体上を所定回数走査す
る間は、前記第1の変調手段の変調信号を停止させて前
記ビーム検出器に対する照射を行わせない照射禁止手段
と、この照射禁止手段により光ビームの照射を停止して
から所定の時間内に前記ビーム検出器により光ビームを
検出すると異常と検知する異常検知手段とを有するよう
に構成することによって達成される。
【0017】上記ビーム偏向器は、例えば、回転多面鏡
からなり、この回転多面鏡の各鏡面に対応して感光体上
を1回走査するように構成される。そして、このビーム
偏向器によって走査される光ビームは、各走査の開始時
にビーム検出器上を通過するように設定される。このと
き、ビーム発生器より光ビームが出射されていれば、ビ
ーム検出器から検出信号が出力され、ビーム発生器より
光ビームが出射されていなければ、ビーム検出信号は、
出力されない。
【0018】本発明において、装置異常確認時は、例え
ば、2走査に1回だけ光ビームがビーム検知器上を通過
するタイミングの前後でビーム発生器にビーム発生信号
を印加する。
【0019】従って、装置が正常に動作しているとき、
ビーム検出器からは、例えば、2走査期間に1回ビーム
検出信号が出力される。
【0020】装置が正常に動作せず、ビーム検出器から
連続的に光ビームが発生しているときは、1走査期間に
1回ビーム検出信号が出力される。このとき、異常検知
手段は、異常警告信号を出力する。
【0021】
【作用】この発明においては、第1の変調手段によって
ビーム発生器にビーム発生信号を印加し、この第1の変
調手段の変調信号を照射禁止手段によってビーム偏向器
が前記感光体上を所定回数走査する間は、前記第1の変
調手段の変調信号を停止させて前記ビーム検出器に対す
る照射を行わせない。そして、この照射禁止手段により
光ビームの照射を停止してから所定の時間内に前記ビー
ム検出器により光ビームを検出すると、異常検知手段に
よって異常と検知する。
【0022】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0023】図2はこの発明に係る画像出力装置の一実
施例を示すものである。
【0024】図2において、1は半導体レーザとこの半
導体レーザから出射されたレーザビームLBを平行光化
するコリメートレンズからなるレーザビーム発生器を示
すものであり、このレーザビーム発生器1から出射され
たレーザビームLBは、ビーム偏向器2により偏向さ
れ、結像レンズ3を介して感光体ドラム5上に走査露光
される。上記ビーム偏向器2は、図示しないモータによ
って矢印方向に回転駆動される正多面体の鏡である回転
多面鏡から構成されている。また、上記結像レンズ3
は、f−θ特性を有するレンズであり、ビーム偏向器2
によって走査されるレーザビームLBを、感光体ドラム
上を軸方向に沿って等速で走査するためのものである。
【0025】また、上記感光体ドラム5の走査開始端に
は、レーザビームLBをビーム検出器4へと導く反射ミ
ラー6が設けられており、このビーム検出器4によって
感光体ドラム5上を走査するレーザビームLBが検出さ
れる。
【0026】なお、上記感光体ドラム4の表面には、図
示しない帯電器によって一様に帯電された後、上記の如
くレーザビームLBが制御回路7の制御によって画像情
報に応じて走査露光され、静電潜像が形成される。この
感光体ドラム4の表面に形成された静電潜像は、既知の
電子写真プロセスによって可視像化されて記録用紙上に
転写定着され、画像の記録が行われる。
【0027】その際、上記感光体ドラム4の表面には、
露光部が着色され画像を形成するようにしても良いし、
又、非露光部が着色され画像を形成するようにしても良
い。
【0028】図1はこの実施例に係る画像出力装置の制
御回路を示すものである。
【0029】図1において、10は画像出力動作の基準
となる画素クロックを発生する画素クロック発生器、4
は上記感光体ドラム5の走査開始端に配置されたビーム
検出器、11は上記画素クロック発生器10から出力さ
れる画素クロックとビーム検出器4から出力されるビー
ム検知信号との同期をとり、基準画素クロックを出力す
る位相同期回路、12はこの位相同期回路11及び後述
するカウンタやラッチ回路を制御するコントローラ、1
3は位相同期回路11から出力される基準画素クロック
信号CLKをカウントするカウンタ、14はこのカウン
タ13のカウント値を基準値記憶部15に記憶された所
定の上限値と比較する大小比較器、16は上記カウンタ
13のカウント値を基準値記憶部17に記憶された所定
の下限値と比較する大小比較器、18は上記大小比較器
14、16の出力をそれぞれラッチするラッチ回路、1
9はこのラッチ回路18の出力信号に応じて異常警告信
号を発生する異常警告信号発生回路、20はレーザビー
ム発生器1の点灯タイミングを制御する点灯タイミング
制御回路、21はこの点灯タイミング制御回路20の出
力信号と図示しないホストコンピュータ等から送られて
くる画像情報信号とをそれぞれ入力させるためのオア回
路、22はレーザビーム発生器1の半導体レーザを駆動
するレーザ駆動回路、23はこのレーザ駆動回路22に
よって駆動されるレーザビーム発生器1の半導体レーザ
をそれぞれ示すものである。
【0030】なお、図中、24は、位相同期回路11か
ら出力される基準画素クロックを1/2周期に分周する
分周器、25はこの分周器24の出力と位相同期回路1
1の出力とを切り換える切換スイッチ、26は位相同期
回路11から出力される基準画素クロックを所定数計数
するごとに画像情報信号を入力するタイミング信号を発
生する画信号タイミング回路であり、上記切換スイッチ
25は、画像出力装置の図示しないCPU等によって所
定のタイミングで切換制御されるようになっている。ま
た、画信号タイミング回路26は、コントローラ12の
出力で同期され、切換スイッチ25によりそれぞれ1走
査又は2走査期間の周期を周期を有する。
【0031】以上の構成において、この実施例に係る画
像出力装置では、次のようにしてレーザビーム発生器の
半導体レーザの出力異常が検出される。すなわち、この
画像出力装置においては、図2に示すように、画像の出
力に際して、レーザビーム発生器1の半導体レーザ23
から出射されるレーザビームLBを、ビーム偏向器2に
よって偏向し、画像情報に応じて感光体ドラム5上に走
査露光することによって、画像の出力が行われる。
【0032】その際、上記画像出力装置では、図3に示
すように、プリント動作がスタートすると(ステップ
1)、ビーム偏向器2を回転駆動するスキャナモータを
立ち上げるとともに(ステップ2)、レーザビーム発生
器1の半導体レーザ23のレーザ光量の立ち上げを行っ
た後(ステップ3)、ビーム検知のための点灯タイミン
グの制御を行い(ステップ4)、次のように光学ユニッ
トの異常チェック動作を実行する。
【0033】すなわち、点灯タイミング制御回路20
は、図1に示すように、オア回路21を介してレーザ駆
動回路22にレーザ点灯信号を出力し、レーザビーム発
生器1の半導体レーザ23を、図4(h)に示すように
所定のタイミングで点灯させる。その際、切換スイッチ
25は、1/2分周器24側に切換られ(ステップ
5)、点灯タイミング制御回路20がレーザビーム発生
器1の半導体レーザ23を点灯させるタイミングは、そ
の周期が通常の点灯タイミングの1/2に設定される。
この半導体レーザ23の点灯タイミングは、ビーム偏向
器2によって偏向走査されるレーザビームLBが、感光
体ドラム5の走査路端部に配置されたビーム検出器4の
近傍を通過するときに、ビーム検出器4の前後の領域に
渡って半導体レーザ23からレーザビームLBを出射す
るように設定されているが、上記の如く半導体レーザ2
3を点灯させるタイミングが通常の1/2周期となって
いるため、半導体レーザ23は、ビーム検出器4の近傍
を通過するとき、図5に示すように、2回に1回の割合
でレーザビームLBを出射するように設定されている。
【0034】そして、上記半導体レーザ23からレーザ
ビームLBが出射されると、このレーザビームLBは、
ビーム偏向器2によって偏向走査され、レーザビームL
Bが、感光体ドラム5の走査路端部に配置されたビーム
検出器4の近傍を通過するときに、ビーム検出器4によ
って検知される。このビーム検出器4からは、図4
(c)に示すように、ビーム検出信号が出力される。
【0035】次に、上記ビーム検出器4によってビーム
を検知する間隔がチェックされる(ステップ6)。
【0036】すなわち、画素クロック発生器10から
は、図4(a)に示すように、画素クロックが出力され
るが、この画素クロックは、図4(b)に示すように、
位相同期回路11によってビーム検出器4から出力され
るビーム検出信号の立ち上がりと同期がとられ、基準画
素クロックとして出力される。この基準画素クロック
は、図1に示すように、カウンタ13に入力され、この
カウンタ13によって図4(c)に示すようにカウント
される。なお、図4(c)において、LSBは最下位の
カウントデータを、MSBは最上位のカウントデータを
それぞれ示している。
【0037】上記カウンタ13によるカウント動作は、
図4(c)に示すように、ビーム検出信号が出力された
後の最初の基準画素クロックの立ち上がりによって停止
し、次の基準画素クロックの立ち下がりによってカウン
ト値がラッチされるとともに、その次の基準画素クロッ
クの立ち上がりによってカウント値がクリアされ、さら
にその次の基準画素クロックの立ち下がりによって再度
カウント動作を開始するように、コントローラ12によ
って制御されている。
【0038】上記カウンタ13のカウント値は、図1に
示すように、大小比較器16によって基準値記憶部17
に記憶された所定の下限値と比較されるとともに、大小
比較器14によって基準値記憶部15に記憶された所定
の上限値と比較される。上記基準値記憶部17及び基準
値記憶部15に記憶された所定の下限値及び所定の上限
値は、半導体レーザ23が正常にオンオフ変調されて、
ビーム偏向器2によって偏向走査されたレーザビームL
Bが、感光体ドラム5の走査路端部に配置されたビーム
検出器4の近傍を2回に1回の割合で通過する時間間隔
の下限値及び上限値に対応している。そのため、半導体
レーザ23が正常にオンオフ変調されている場合には、
レーザビームLBがビーム検出器4によって検出される
までのカウンタ13のカウント値は、常にこれらの下限
値及び上限値の間に入るように設定されている。
【0039】したがって、上記大小比較器16及び14
によって比較されるカウンタ13のカウント値は、半導
体レーザ23が正常にオンオフ変調されている限り、基
準値記憶部17に記憶された所定の下限値よりも常に大
きく、基準値記憶部15に記憶された所定の上限値より
も常に小さい。そのため、上記大小比較器16の比較結
果である出力は、図4(f)に示すように、カウント値
が基準値記憶部17に記憶された所定の下限値に達した
段階で、Hレベルの信号となる。一方、上記大小比較器
14の比較結果である出力は、図4(g)に示すよう
に、カウント値が基準値記憶部15に記憶された所定の
上限値に達しないため、常にLレベルの信号となる。そ
して、これらの大小比較器14、16の出力は、図4
(f)に示すように、ラッチ回路18に出力され、カウ
ンタ13のラッチタイミングでラッチされる。
【0040】これに対して、半導体レーザ23が正常に
オンオフ変調されずに、常に点灯したままの状態となっ
た場合には、本来、半導体レーザ23は、ビーム検出器
4の近傍を通過するとき、図5に示すように、2回に1
回の割合でレーザビームLBを出射するのに対して、半
導体レーザ23は、ビーム検出器4の近傍を通過すると
き、図5に破線で示すように、毎回レーザビームLBを
出射することになる。そのため、カウンタ13のカウン
ト値は、正常時の1/2となり、大小比較器16で比較
される基準値記憶部17に記憶された所定の下限値に達
することがなく、大小比較器16の出力は、常にLレベ
ルの信号となる。一方、上記大小比較器14の出力も同
様にLレベルのままの信号となり、これがラッチ回路1
8を介して異常警告信号発生回路19に入力される。
【0041】一方、半導体レーザ23が正常にオンオフ
変調されずに、全く点灯しない状態となった場合には、
本来、半導体レーザ23は、ビーム検出器4の近傍を通
過するとき、図 に示すように、2回に1回の割合でレ
ーザビームLBを出射するのに対して、半導体レーザ2
3は、ビーム検出器4の近傍を通過するとき、全くレー
ザビームLBを出射しないことになる。そのため、カウ
ンタ13のカウント値は、無限に大きくなり、大小比較
器16で比較される基準値記憶部17に記憶された所定
の下限値ばかりか、大小比較器14で比較される基準値
記憶部15に記憶された所定の上限値をも超えることと
なる。その結果、大小比較器14、16の出力は、いず
れもHレベルの信号となり、これがラッチ回路18を介
して異常警告信号発生回路19に入力される。
【0042】そこで、この異常警告信号発生回路19
は、大小比較器14、16から出力され、ラッチ回路1
8にラッチされた信号の状態によって、半導体レーザ2
3が正常にオンオフ変調されているか否かを判別するよ
うになっている。そして、ビーム検出の時間間隔が所定
値の範囲より短い場合には、図4(i)(j)(k)に
示すように、半導体レーザ23の異常連続点灯と判断
し、プリンタ停止信号を画像出力装置のCPUに出力
し、画像出力動作を停止するとともに、その旨を表示パ
ネルに表示する(ステップ7)。その際、画像出力装置
がファクシミリの画像出力用として使用されている場合
などには、送られてくる画像情報が欠落しないように、
上記プリンタ停止動作と合わせて画像情報をメモリに記
憶させる回避動作を行うようにするのが望ましい。
【0043】一方、この異常警告信号発生回路19は、
ビーム検出の時間間隔が所定値の範囲より長い場合に
は、半導体レーザ23が点灯しないか、あるいはレーザ
偏向器2が回転しない等の異常点灯と判断し、やはりプ
リンタ停止信号を画像出力装置のCPUに出力し、画像
出力動作を停止するとともに、その旨を表示パネルに表
示する等の動作を行う(ステップ8)。
【0044】また、この異常警告信号発生回路19は、
ビーム検出の時間間隔が所定値の範囲内である場合に
は、正常と判断して異常チェック動作を終了し(ステッ
プ9)、切換スイッチ25を位相同期回路11側に切換
えて(ステップ10)、図6に示すように、通常のプリ
ント動作を実行する(ステップ11)。
【0045】この光学系異常チェック動作は、たとえ
ば、図7に示すように、1ページのプリント毎に行われ
るが、これ以外の所定のタイミングで行うようにしても
勿論よい。また、切換スイッチ25を通常の点灯タイミ
ングに戻せば、通常の記録動作時において半導体レーザ
が点灯しない場合を同じ回路を用いてそのまま監視する
ことができる。
【0046】このように、点灯タイミング制御回路20
によってビーム発生器1にビーム発生信号を印加し、こ
のビーム発生器1によってビーム偏向器2により偏向さ
れたビームLBがビーム検出器4の近傍を通過するとき
に走査間隔の2倍に相当するときのみビームを発生させ
る。そして、上記ビーム検出器がレーザビームを検出す
る時間間隔を、カウンタ13及び大小比較器14、16
によって測定し、これらの大小比較器14、16によっ
て測定された時間間隔の測定値が、所定の範囲以内か否
かを異常警告信号発生回路19によって検出し、上記時
間間隔が所定の範囲以内でない場合には、異常警告信号
発生回路19から異常信号を出力する。
【0047】そのため、ビーム検出器を増加させる必要
がないので、ビーム検出器の増加に伴う取り付けの困難
性やコスト高を招くことがない。また、ビームが変調さ
れずに連続的に出射されたままの状態となる故障をも、
ビーム発生器1によってビーム偏向器2により偏向され
たビームLBがビーム検出器4の近傍を通過するときに
走査間隔の2倍に相当するときのみビームを発生させる
ことにより、上記カウンタ13及び大小比較器14、1
6によって検出することができる。
【0048】なお、上記カウンタ13のカウント値は、
カウンタ13の上位ビットのみ比較することにより許容
範囲を任意に設定することができる。
【0049】また、上記カウンタ13によってカウント
するクロックは、画素クロックより遅いクロックであっ
ても構わない。しかし、画素クロックレベルの高精度の
クロックを使用することにより、ビーム偏向器2のモー
タの回転数の確認等を同時に行なうことができるという
利点がある。
【0050】なお、異常検知のシーケンスは、画像出力
の前に行われるが、このとき、ビーム発生信号は、2走
査に1回だけビームがビーム検知器4上を通過するタイ
ミングの前後でビーム発生器1にビーム発生信号を印加
する。しかし、これに限定されるものではなく、2走査
以上の複数の走査回数に1回だけビームがビーム検知器
4上を通過するタイミングの前後でビーム発生器1にビ
ーム発生信号を印加するようにしても勿論よい。
【0051】また、この発明においては、異常検知を行
う場合も、通常の制御の同期状態を保持しているもので
あり、このため、切換スイッチ25の状態にかかわらず
画信号を同期入力することにより、記録動作時に異常検
知を行うことができ、異常発生時の対応を早くできる。
この場合、ジッタが起こりえるが、局所的に異常検知を
行うことにより目立たなくすることができるため、実用
上問題とはならない。全白あるいは全黒ラインを選択し
て異常検知を行えば、プリント中も画質に影響すること
なく、異常検知できる。
【0052】この実施例においては半導体レーザを用い
たが、ガスレーザを音響偏向素子やガルバノメータを用
いて偏向する装置にも、この発明は適用できるものであ
る。
【0053】なお、記録動作開始時にのみ異常動作テス
トを行う場合には、画信号発生回路26を省略して、コ
ントローラ12から画信号を入力するタイミング信号を
発生させることができる。
【0054】また、異常か否かの判断は、1回だけのビ
ーム発生信号の間隔確認ではなく、複数回の間隔確認に
基づいて行うことがノイズ等による誤検知を防ぐうえか
らも望ましい。
【0055】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、ビーム検出器の増加に伴う取り付けの困難性
やコスト高を招くことがなく、しかも、ビームが変調さ
れずに連続的に出射されたままの状態となる故障をも検
出することが制御系の同期を保持した状態にて可能な画
像出力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る画像出力装置の制御回
路の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 図2はこの発明に係る画像出力装置の一実施
例を示す構成図である。
【図3】 図3はこの発明に係る画像出力装置の一実施
例の動作を示すフローチャートである。
【図4】 図4(a)〜(k)は制御回路の動作をそれ
ぞれ示す信号波形図である。
【図5】 図5(a)(b)は異常時の検知状態をそれ
ぞれ示す信号波形図である。
【図6】 図6(a)(b)は通常時の検知状態をそれ
ぞれ示す信号波形図である。
【図7】 図7は異常検知のタイミングを示す説明図で
ある。
【図8】 図8は従来の画像出力装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体レーザ、2 ビーム偏向器、3 結像レン
ズ、4 ビーム検出器、10 画素クロック発生器、1
1 位相同期回路、12 コントローラ、13カウン
タ、14 大小比較器、16 大小比較器、18 ラッ
チ回路、19 異常警告信号発生回路、20 点灯タイ
ミング制御回路、22 レーザ駆動回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調信号に応じて変調された光ビームを
    発生する光ビーム発生器と、 この光ビーム発生器からの光ビームを偏向して感光体の
    上を走査するビーム偏向器と、 このビーム偏向器により偏向された光ビームを所定の位
    置で検出するビーム検出器と、 前記ビーム偏向器の偏向動作に同期して前記光ビーム発
    生器に変調信号を与え、前記ビーム検出器に変調された
    光ビームを照射させる第1の変調手段と、 この第1の変調手段による光ビームの照射を前記ビーム
    検出器によって検出したタイミングに同期して前記光ビ
    ーム発生器に画像情報に対応する変調信号を与え、前記
    画像情報により変調された光ビームを前記感光体に与え
    る第2の変調手段とを備え、 画像の出力を行う画像出力装置において、 前記ビーム偏向器が前記感光体上を所定回数走査する間
    は、前記第1の変調手段の変調信号を停止させて前記ビ
    ーム検出器に対する照射を行わせない照射禁止手段と、 この照射禁止手段により光ビームの照射を停止してから
    所定の時間内に前記ビーム検出器により光ビームを検出
    すると異常と検知する異常検知手段とを有することを特
    徴とする画像出力装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007055035A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、そのエラー処理方法、及びプログラム
WO2020008750A1 (ja) * 2018-07-05 2020-01-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 画像表示装置および光学機器

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