JPH05300008A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH05300008A
JPH05300008A JP4103160A JP10316092A JPH05300008A JP H05300008 A JPH05300008 A JP H05300008A JP 4103160 A JP4103160 A JP 4103160A JP 10316092 A JP10316092 A JP 10316092A JP H05300008 A JPH05300008 A JP H05300008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
signal
input signal
pll circuit
coincidence
Prior art date
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Pending
Application number
JP4103160A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Suzuki
映治 鈴木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力信号の位相に同期してクロック信号を出
力するPLL回路に関し、同期応答を速くして回路動作
の高速化を図ることを目的とする。 【構成】 位相一致検出手段2が、現在同期している入
力信号の位相と、次に同期すべき入力信号の位相との一
致を検出し、位相一致検出手段2が位相一致を検出した
とき、作動許可手段3が切替え手段1に作動許可を与え
る。これにより、切替え手段1は、PLL回路の位相検
波器(PD)に出力する信号を、現在同期している入力
信号から、次に同期すべき入力信号に切り替える。切替
え手段1がこの切替えを実行するタイミングは、現在同
期している入力信号の位相と、次に同期すべき入力信号
の位相とが一致した時点であるから、PLL回路では同
期ハズレを生じることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力信号の位相に同期し
てクロック信号を出力するPLL回路に関し、特にホッ
トスタンバイの予備回線を有する無線装置における予備
回線等に用いられるPLL回路に関する。
【0002】一般に、回線切換制御が行われる無線装置
においては、現用回線に並行して予備回線が設けられ、
現用回線が中継装置の故障等で障害となった場合に予備
回線に自動的に切替えられ、伝送区間の信頼度の向上が
図られている。
【0003】
【従来の技術】従来、回線切換制御が行われる無線装置
の予備回線では、パイロット信号が常時流されていて、
予備回線に障害がないことを確認するようになってい
る。そして、現用回線に障害等が発生すると、直ちに、
その現用回線から予備回線に切替えが行われる。その
際、新たに予備回線から現用回線に切替えられる回線で
は、クロック信号の周波数がパイロット信号の周波数か
ら現用回線のクロック周波数に切替えられる。
【0004】図6は、従来の予備回線におけるクロック
信号の発生回路であるPLL(phase-locked loop )回
路を示す。すなわち、PLL回路は、位相検波器(P
D:phase detector)61と、ローパスフィルタ(LP
F:low pass filter )62と、電圧制御発振器(VC
O:voltage-controlled oscillator )63とで構成さ
れるループからなり、位相検波器(PD)61にはスイ
ッチ(SW)64から基準周波数信号が入力する。スイ
ッチ(SW)64は、切替命令により、位相検波器(P
D)61に出力する信号を、パイロット信号(周波数f
1)から新たな現用回線のクロック信号(周波数f2)
に切替える。この周波数f1および周波数f2は、この
無線装置が階層的多重化構成を有したPCM通信用であ
る場合には、同一次群に属する周波数である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした従来
のPLL回路においては、任意のタイミングでスイッチ
(SW)64を作動させて周波数の切替えを行うと、同
期ハズレを発生させてしまうという問題があった。これ
を図7を参照して説明する。
【0006】図7は、スイッチ(SW)64が切替命令
により、パイロット信号(以下、「f1信号」と呼ぶ)
から新たな現用回線のクロック信号(以下、「f2信
号」と呼ぶ)に切替えたときに、PLL回路の各部に発
生する信号の様子を示す応答タイミングチャートであ
る。図中(A)は、位相検波器(PD)61から出力さ
れる周波数制御信号を示し(f1>f2の場合)、
(B)は、切替命令の発生タイミングを示し(切替命令
の発生時に高レベル)、(C)は、f1信号の波形を示
し、(D)は、f2信号の波形を示し、(E)は、スイ
ッチ(SW)64からの出力信号の波形を示す。
【0007】すなわち、切替命令により、f1信号から
f2信号に切替えられた直後に、位相検波器(PD)6
1からの周波数制御信号が大きく変動してしまう〔図7
(A)のA1〕。これは、切替命令を任意のタイミング
で発生させた場合、f1信号とf2信号との位相差が大
きくなることがあることに伴うものであり、PLL回路
での位相同期が一瞬外れたり、同期応答が長くなる場合
が発生して回路動作の高速化を阻害する一要因となって
いた。
【0008】また、f1信号からf2信号に、図7
(C)の切替命令の発生タイミングで切り替えた場合に
は、図7(E)に示すように、クロックパルスE1が1
つ余分に増えてしまう問題も発生する。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、同期応答を速くして回路動作の高速化を図っ
たPLL回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、上記目的を達成
するために提案された本発明の原理を説明する図であ
る。すなわち、本発明のPLL回路は、同期すべき入力
信号を切り替える切替え手段1と、現在同期している入
力信号の位相と、次に同期すべき入力信号の位相との一
致を検出する位相一致検出手段2と、位相一致検出手段
2が位相一致を検出したとき、切替え手段1の作動を許
可する作動許可手段3とを備える。
【0011】
【作用】したがって、図1において、位相一致検出手段
2が、現在同期している入力信号の位相と、次に同期す
べき入力信号の位相との一致を検出し、位相一致検出手
段2が位相一致を検出したとき、作動許可手段3が切替
え手段1に作動許可を与える。
【0012】これにより、切替え手段1は、PLL回路
の位相検波器(PD)に出力する信号を、現在同期して
いる入力信号から、次に同期すべき入力信号に切り替え
る。切替え手段1がこの切替えを実行するタイミング
は、現在同期している入力信号の位相と、次に同期すべ
き入力信号の位相とが一致した時点であるから、PLL
回路では同期ハズレを生じることがなく、したがって、
同期応答が速くなり回路動作の高速化が図れる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本発明の実施例であるPLL回路のブロ
ック図である。すなわち、PLL回路は、位相検波器
(PD)11と、ローパスフィルタ(LPF)12と、
電圧制御発振器(VCO)13とで構成されるループか
らなり、位相検波器(PD)11にはスイッチ(SW)
14から基準周波数信号が入力する。スイッチ(SW)
14には、パイロット信号(周波数f1、以下「f1信
号」と呼ぶ)と新たな現用回線のクロック信号(周波数
f2、以下「f2信号」と呼ぶ)とが入力するととも
に、位相変化点検出器(PCD:phase change detecto
r )15からの切替えタイミング信号が入力する。
【0014】位相変化点検出器(PCD)15には、f
1信号とf2信号とが入力するとともに、切替命令が入
力する。図3は位相変化点検出器(PCD)15の内部
構成を示すブロック図である。Q1〜Q4およびQ6は
Dフリップフロップ(以下、「FF」と呼ぶ)であり、
Q5は排他的OR回路(以下、「ExOR」と呼ぶ)で
ある。f1信号がFFQ1のクロック端子(CLK)に
入力し、f2信号がFFQ2のクロック端子(CLK)
に入力し、切替命令がFFQ6のD端子に入力する。F
FQ1において、Q(バー)端子はD端子に接続され、
Q端子はFFQ3のD端子に接続される。FFQ2にお
いて、Q(バー)端子はD端子に接続され、Q端子はF
FQ3のクロック端子(CLK)およびFFQ4のクロ
ック端子(CLK)に接続される。FFQ3のQ端子は
FFQ4のD端子およびExORQ5の入力端子に接続
される。ExORQ5のもう一方の入力端子にはFFQ
4のQ端子が接続され、ExORQ5の出力端子はFF
Q6のクロック端子(CLK)に接続される。FFQ6
のQ端子出力が図2のスイッチ(SW)14に送られ
る。
【0015】以上のように構成される位相変化点検出器
(PCD)15の各部における信号の様子を図4のタイ
ミングチャートを参照して説明する。図4の(A)は、
FFQ1のクロック端子に入力するf1信号の波形を示
し、(B)は、FFQ1のQ端子出力の波形を示し、
(C)は、FFQ2のクロック端子に入力するf2信号
の波形を示し、(D)は、FFQ2のQ端子出力の波形
を示す。なお、図では、周波数f1が周波数f2よりも
大きい場合で示す。
【0016】さらに、図4の(E)は、FFQ3のQ端
子出力の波形を示し、(F)は、FFQ4のQ端子出力
の波形を示し、(G)は、ExORQ5の出力の波形を
示し、(H)は、FFQ6のD端子に入力する切替命令
の波形を示し、(I)は、FFQ6のQ端子出力の波形
を示す。
【0017】すなわち、FFQ3は、図4(E)に示す
ように、f1信号の立ち上がり時点とf2信号の立ち上
がり時点とが一致すると「1」信号を出力する。FFQ
6は、それまでに切替命令が「1」になっていれば〔図
4(H)〕、FFQ3の「1」信号出力と同時に「1」
信号を出力する〔図4(I)〕。なお、FFQ4は、立
ち上がり一致検出時には必ず1クロック前のFFQ3の
出力と検出状態とを比較して、信号が反転していること
を着目して検出を行うために1クロック前のFFQ3の
出力を記憶する。図4ではFFQ3は切替命令の直前ま
で「0」信号を出力し、切替命令を検出した瞬間に
「1」信号を出力する。
【0018】以上のように、切替命令が「1」信号にな
り、「1」信号が継続している間に、f1信号の立ち上
がり時点とf2信号の立ち上がり時点とが一致したとき
に初めて、位相変化点検出器(PCD)15からスイッ
チ(SW)14に切替えタイミング信号が出力される。
したがって、位相検波器(PD)11では、切替え時点
で、現在のf1信号の位相と次のf2信号の位相とが一
致しているので、同期ハズレが発生しない。
【0019】図5は本実施例のPLL回路の各部に発生
する信号の様子を示す応答タイミングチャートである。
図中(A)は切替命令を示し、(B)は位相変化点検出
器(PCD)15の出力を示し、(C)は、位相検波器
(PD)11から出力される周波数制御信号を示す。
【0020】すなわち、切替命令出力後、位相変化点検
出器(PCD)15から「1」信号が出力されると、位
相検波器(PD)11からの周波数制御信号は、図5
(C)に示すように、同期ハズレを生じることなく、周
波数f1から周波数f2へ滑らかに変化する。この場
合、図7(E)に示すような従来のクロックパルスの増
加も発生しない。
【0021】この滑らかな変化により、周波数切替えに
伴う再同期時間〔図7(A)のA1〕が短縮され、PL
L回路のループ動作の高速化が可能となる。なお、周波
数f1および周波数f2は、無線装置が階層的多重化構
成を有したPCM通信用である場合には、同一次群に属
する周波数であり、したがって、周波数差が100Hz
〜数kHzである。そのため、周波数f1と周波数f2
とは、1ms〜10ms以内に位相が一致する。一方、
位相変化点検出器(PCD)15が位相一致を検出する
までに4クロックの遅れが生じるが、この間にずれる位
相差は、周波数f1および周波数f2の具体的な周波数
が数MHz〜100MHzであるので、全く問題になら
ない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、現在同
期している入力信号の位相と、次に同期すべき入力信号
の位相との一致を検出した時点で、PLL回路の位相検
波器(PD)に、次に同期すべき入力信号を出力する。
これにより、PLL回路では同期ハズレを生じることが
なく、したがって、同期応答が速くなり回路動作の高速
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例であるPLL回路のブロック図
である。
【図3】位相変化点検出器(PCD)の内部構成を示す
ブロック図である。
【図4】位相変化点検出器(PCD)の各部における信
号の様子を示すタイミングチャートである。
【図5】本実施例のPLL回路の各部に発生する信号の
様子を示す応答タイミングチャートである。
【図6】従来の予備回線におけるクロック信号の発生回
路であるPLL回路を示す図である。
【図7】従来のPLL回路の各部に発生する信号の様子
を示す応答タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 切替え手段 2 位相一致検出手段 3 作動許可手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 7/033

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の位相に同期してクロック信号
    を出力するPLL回路において、 同期すべき入力信号を切り替える切替え手段(1)と、 現在同期している入力信号の位相と、次に同期すべき入
    力信号の位相との一致を検出する位相一致検出手段
    (2)と、 前記位相一致検出手段(2)が位相一致を検出したと
    き、前記切替え手段(1)の作動を許可する作動許可手
    段(3)と、 を有することを特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】 前記位相一致検出手段(2)は、現在同
    期している入力信号の立ち上がり時点と、次に同期すべ
    き入力信号の立ち上がり時点との一致を検出することに
    より、両位相の一致を検出するように構成したことを特
    徴とする請求項1記載のPLL回路。
  3. 【請求項3】 前記作動許可手段(3)は、同期すべき
    入力信号を切り替える切替え命令を受けた後、前記位相
    一致検出手段(2)が位相一致を検出したとき、前記切
    替え手段(1)の作動を許可するように構成したことを
    特徴とする請求項1記載のPLL回路。
JP4103160A 1992-04-22 1992-04-22 Pll回路 Pending JPH05300008A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010282399A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Renesas Electronics Corp クロック切替回路
JP2015159536A (ja) * 2014-02-10 2015-09-03 アナログ・デバイシズ・インコーポレーテッド 冗長クロック切替

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Effective date: 19981110