JPH05299663A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH05299663A
JPH05299663A JP9641392A JP9641392A JPH05299663A JP H05299663 A JPH05299663 A JP H05299663A JP 9641392 A JP9641392 A JP 9641392A JP 9641392 A JP9641392 A JP 9641392A JP H05299663 A JPH05299663 A JP H05299663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
semiconductor substrate
floating gate
drain region
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9641392A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Watabe
勉 渡部
Naoki Moriya
直樹 守谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電力が少ないと共に、素子構造の平坦化
が図られた半導体記憶装置を提供する。 【構成】 半導体基板11の表面にソース領域12及び
ドレイン領域13を形成し、ドレイン領域13に偏移し
てソース領域12とドレイン領域13との間の半導体基
板11の表面にフローティングゲート領域14を形成す
る。そして、半導体基板表面のチャネル上にコントロー
ルゲート16を形成する。 【効果】 チャネルが曲がるので、フローティングゲー
ト領域14の近傍で、ホットエレクトロンの発生効率が
高くなる。また、フローティングゲート領域14が半導
体基板表面に埋め込まれているので、素子構造も平坦化
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気的消去が可能な不輝
発性の半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不輝発性メモリを構成するセル構造とし
ては、大きく分けて図3に示すスタック型と図4に示す
スプレッド型との2種類がある。各図において、(a)
は消去時、(b)は書き込み時の動作を示す。
【0003】図3に示すように、スタック型の不揮発性
半導体メモリにおいては、p型半導体基板1の表面に、
-拡散層2及びp+拡散層3が形成され、これらの拡散
層2,3内に夫々n+ソース領域4及びn+ドレイン領域
5が形成されている。そして、ソース領域4とドレイン
領域5との間の領域の直上域には、フローティングゲー
ト6及びコントロールゲート7が絶縁膜(図示せず)に
より相互に絶縁されて配置されている。
【0004】このように構成されたスタック型の不揮発
性半導体メモリにおいては、消去時にソース電極に高電
位(通常12V位)をかけ、ドレイン電極を開放し、コ
ントロールゲート7を0Vに設定する。そうすると、コ
ントロールゲート7と、ソース領域4との間に配置した
フローティングゲート6に蓄えられている電子が、トン
ネル効果によってソース領域4に引き抜かれ、これによ
り、データが消去される。
【0005】一方、書き込み時には、ソース電極を接地
し、ドレイン電極に電源電圧(約7V)を印加し、コン
トロールゲートに12Vを印加する。そうすると、電子
はソース領域4からドレイン領域5に向けて移動する
が、このドレイン領域の近傍でホットエレクトロンが発
生し、このホットエレクトロンがフローティングゲート
6に注入される。これにより、トランジスタのしきい値
電圧が上昇して、「0」,「1」のデータが記録され
る。
【0006】次に、図4を参照して、スプレッド型のメ
モリセルについて説明する。このスプレッド型の半導体
メモリ装置においては、半導体基板1の表面にn+型ソ
ース領域4とn+型ドレイン領域5とが形成されてお
り、ソース領域4とドレイン領域5との間の領域の直上
域には、絶縁膜(図示せず)を介してスプレッド型のフ
ローティングゲート8及びコントロールゲート9が相互
に絶縁されて形成されている。
【0007】このように構成されたスプレッド型の半導
体メモリ装置においては、データの消去は、図4(a)
に示すように、ドレイン電極(ビットライン側)に高電
圧(通常12V位)をかけ、コントロールゲート9を接
地し、その間に配置したフローティングゲート8に蓄え
られている電子をトンネル効果により、ドレイン領域5
に引き抜くことで行われる。
【0008】書き込みは、図4(b)に示すように、ソ
ース電極を接地し、ドレイン電極に電源電圧(7V位)
をかけ、コントロールゲート9に高電圧(通常12V
位)を印加する。このとき、電子はソース領域4からド
レイン領域5に移動するが、ドレイン領域5の近傍でホ
ットエレクトロンが発生し、このホットエレクトロンが
フローティングゲートに注入される。これにより、トラ
ンジスタのしきい値電圧が上がる。このトランジスタの
しきい値電圧の大小をデータの「0」、「1」に対応さ
せて、データが記録される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の半導体記憶装置においては、ドレイン近傍で発
生するホットエレクトロンをフローティングゲート6,
7に注入するため、コントロールゲート7,9には高電
圧をかける必要がある。このため、データの書き込み時
には、コントロールゲート7,9に高電圧(約12V)
が印加されて高電流が流れるため、消費電力が大きいと
いう難点がある。また、図3、4に示すように、半導体
基板1上に、フローティングゲート6,8及びコントロ
ールゲート7,9が積層されているので、素子表面の凹
凸が大きいという欠点もある。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、消費電力を低減することができると共に、
素子構造の平坦化も図ることができる半導体記憶装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体記憶
装置は、半導体基板と、この半導体基板の表面に形成さ
れたソース領域及びドレイン領域と、このソース領域及
びドレイン領域のいずれか一方に偏移して前記ソース領
域とドレイン領域との間の前記半導体基板の表面に形成
されたフローティングゲート領域と、前記半導体基板表
面のチャネル上に設けられたコントロールゲートとを有
することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明においては、フローティングゲート領域
が半導体基板の表面に埋め込まれている。このため、チ
ャンネル(ドレイン電流が流れる経路)の形状が曲が
り、ホットエレクトロンの発生が促進される。このた
め、従来方法に比して、書き込み時に必要な電流が低減
される。また、フローティングゲートが半導体基板の表
面に埋め込まれているので、素子構造の平坦化を図るこ
とができるという効果もある。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例について添付の図面を参
照して詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施例に係る半導体
記憶装置を示す断面図である。但し、図1において、
(a)は書き込み時、(b)は消去時、(c)は読み出
し時の動作を示す。
【0015】半導体基板11の表面に、適長間隔をおい
てソース領域12とドレイン領域13とが所定の深さで
形成されている。これらのソース領域12及びドレイン
領域13は夫々ソース電極及びドレイン電極(図示せ
ず)に接続されている。そして、このソース領域12と
ドレイン領域13との間の半導体基板11の表面であっ
て、ドレイン領域13に隣接する領域には、このドレイ
ン領域13との間に絶縁膜15を設けてフローティング
ゲート領域15が設けられている。このフローティング
ゲート領域14は半導体基板11の表面と面一になるよ
うにこの基板表面に埋め込まれている。また、ソース領
域12とドレイン領域13との間の基板表面のチャネル
領域の直上域には、基板表面との間に絶縁膜(図示せ
ず)を介してコントロールゲート16が配置されてい
る。このコントロールゲート16はゲート電極(図示せ
ず)に接続されている。
【0016】次に、上述の如く構成された本実施例の半
導体記憶装置の動作について説明する。
【0017】書き込み時;図1(a) 書き込み時には、ソース電極を接地してソース領域12
を0Vにし、コントロールゲート16とドレイン電極に
電源電圧(例えば、5V)を印加して、ドレイン領域1
3を電源電圧に設定する。そうすると、電子はソース領
域12から基板表面に沿ってドレイン領域13に向けて
移動する。しかし、フローティングゲート領域14が半
導体基板表面に埋め込まれているので、図中破線にて示
すように、チャンネルが曲がった形状をしている。この
ために、電子はソース領域12側よりドレイン領域13
方向へ直線的に移動できなくなり、このチャネルの曲が
り部分でホットエレクトロンの発生が促進される。この
チャンネルが曲がっている部分で発生したホットエレク
トロンは高電界によりフローティングゲート14に注入
される。これにより、トランジスタのしきい値電圧が上
がる。このしきい値電圧の大小がデータの「0」,
「1」に対応し、記憶回路となる。
【0018】消去時;図1(b) 消去時には、コントロールゲート16を接地し、ドレイ
ン電極に高電圧(約12V)をかけてドレイン領域13
に高電圧を印加する。これにより、トンネル効果から、
フローティングゲート14に蓄えられた電子が除去され
る。このため、トランジスタのしきい値電圧が下がる。
【0019】読み出し時;図1(c) 読み出しはコントロールゲート16に5Vを印加し、ソ
ース・ドレイン間に流れる電流量をデータの「0」,
「1」に対応させて読み取る。これにより、記憶内容が
読み出される。
【0020】図2は本発明の他の実施例に係る半導体記
憶装置を示す断面図である。図1と同一機能を持つもの
には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。本実
施例は、埋め込み型のフローティングゲート領域14a
をソース領域12側に配置した点が図1に示す実施例と
異なる。
【0021】次に、本実施例の動作について説明する。
【0022】書き込み時;図2(a) 書き込み時には、ソース領域12に電源電圧(5V)を
かけ、ドレイン領域13を接地する。また、コントロー
ルゲート16には例えば5Vを印加する。そうすると、
電子はドレイン領域13から基板表面に沿ってソース領
域12に向けて移動するが、チャンネルが曲がっている
ため、この曲がっている部分でホットエレクトロンの発
生が促進される。このホットエレクトロンが高電界によ
りフローティングゲート領域14aに注入され、トラン
ジスタのしきい値電圧が上がる。
【0023】消去時;図2(b) 消去時には、コントロールゲート16及びドレイン領域
13を接地し、ソース領域12に高電圧をかけることに
より、フローティングゲート領域14aに蓄えられた電
子を除去する。
【0024】読み出し時;図2(c) 読み出し時には、コントロールゲート16及びドレイン
領域13に5Vを印加し、ソース領域12を接地する。
そして、ソース領域12とドレイン領域13との間に流
れる電流量をデータの「0」,「1」に対応させて読み
取る。このようにして、本実施例においても、図1に示
す実施例と同様の効果を奏する。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、フローティングゲート
領域が半導体基板の表面に埋め込まれ、面一になってい
るため、ソース領域からドレイン領域に向かう電子は、
その進路が一旦曲げられる。そこで、電子はこのチャン
ネルの曲がり部で曲がり、ホットエレクトロンが高効率
で発生してフローティングゲート領域に注入されるた
め、書き込み時に必要な電流が低減される。また、フロ
ーティングゲート領域が半導体基板表面に埋め込まれて
いるので、半導体基板の表面上に形成すべき層構成が少
なくなり、素子表面の凹凸が少なくなるため、素子構造
の平坦化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る半導体記憶装置を示す断
面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】従来のスタック型半導体記憶装置を示す断面図
である。
【図4】従来のスプレット型半導体記憶装置を示す。
【符号の説明】
1;半導体基板 4,5;ソース・ドレイン領域 6,8;フローティングゲート 7,9;コントロールゲート電極
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 16/04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、この半導体基板の表面に
    形成されたソース領域及びドレイン領域と、このソース
    領域及びドレイン領域のいずれか一方に偏移して前記ソ
    ース領域とドレイン領域との間の前記半導体基板の表面
    に形成されたフローティングゲート領域と、前記半導体
    基板表面のチャネル上に設けられたコントロールゲート
    とを有することを特徴とする半導体記憶装置。
JP9641392A 1992-04-16 1992-04-16 半導体記憶装置 Pending JPH05299663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9641392A JPH05299663A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9641392A JPH05299663A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05299663A true JPH05299663A (ja) 1993-11-12

Family

ID=14164289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9641392A Pending JPH05299663A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05299663A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6317360B1 (en) 1998-09-01 2001-11-13 Nec Corporation Flash memory and methods of writing and erasing the same as well as a method of forming the same
JP2009253266A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Nanya Technology Corp 2ビットu字型メモリ構造及びその製作方法

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US6317360B1 (en) 1998-09-01 2001-11-13 Nec Corporation Flash memory and methods of writing and erasing the same as well as a method of forming the same
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