JPH0529935A - A/d変換器 - Google Patents

A/d変換器

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JPH0529935A
JPH0529935A JP18424691A JP18424691A JPH0529935A JP H0529935 A JPH0529935 A JP H0529935A JP 18424691 A JP18424691 A JP 18424691A JP 18424691 A JP18424691 A JP 18424691A JP H0529935 A JPH0529935 A JP H0529935A
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Hiroyuki Obata
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】差動増幅器を有するA/D変換器において、サ
ンプリング終了時に生じるオフセットを無くし、耐ノイ
ズ性を向上させる。 【構成】差動増幅器(COMP)の第1の入力は容量素
子(C1 )及びスイッチ回路(S1 )を介してアナログ
入力端子(AIN)に接続され、第2の入力は容量素子
(C21)及びダミースイッチ回路(DS11)を介して
基準電圧端子(+VREF )に接続されると共に容量素子
(C22)及びダミースイッチ回路(DS12)を介して
基準電圧端子(−VREF )に接続される。また更に容量
素子(C21)及び(C22)とダミースイッチ回路(DS
11)及び(DS12)の接続点にダミースイッチを接
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はA/D変換器に関し、特
にMOS−FETで構成されたA/D変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のA/D変換器は図9(a)に示し
たように、アナログ入力端子(AIN)、ディジタル出力
端子(DOUT )、差動増幅器(COMP)、レジスタと
基準電圧端子(+VREF )及び(−VREF )を有するD
/A変換器を備え、差動増幅器(COMP)の第1の入
力(−)は容量素子(C1 )の一端及びゲートにサンプ
リング信号(SAMP)が印加されたNチャネル型MO
S−FET(N1 )を介してバイアス電圧端子(VB
に接続され、差動増幅器(COMP)の第2の入力
(+)は容量素子(C2 )の一端及びゲートにサンプリ
ング信号(SAMP)が印加されたNチャネル型MOS
−FET(N2 )を介してバイアス電圧端子(VB )に
接続され、容量素子(C1 )の他端はスイッチ回路(S
1 )を介してアナログ入力端子(AIN)及びスイッチ回
路(S2 )を介してD/A変換器の出力に接続され、容
量素子(C2 )の他端は0[V]の電源端子に接続(接
地)され、差動増幅器(COMP)の出力がレジスタの
入力に、レジスタの出力がD/A変換器(D/A)の入
力に接続されて構成され、レジスタの内容がディジタル
出力端子(DOUT )に出力される。
【0003】次に図9(b)も参照しながら動作の説明
をする。まずサンプリング期間、サンプリング信号(S
AMP)がハイなってN1 及びN2 がオンし差動増幅器
の2入力(−)及び(+)が共にバイアス電圧:VB
チャージアップされると共に、S1 がオンしてアナログ
入力端子(AIN)に印加されているアナログ入力電圧:
AIN が容量素子(C1 )に印加され、容量素子
(C1 )にはC1 ・(VAIN −VB )の、容量素子(C
2 )にはC2 ・VB の電荷が蓄えられる。続いてS1
オフすると共にサンプリング信号(SAMP)がロウに
なってN1 及びN2 がオフして容量素子(C1 )及び
(C2 )に蓄えられた電荷が保存されてサンプリングが
終了し、S2 がオンして変換期間となる。変換期間で
は、D/A変換器の出力:VD/A がS2 を介して容量素
子(C1 )に印加され、差動増幅器(COMP)の第1
の入力(−)における電位は(VD/A −VAIN +VB
となる。一方差動増幅器(COMP)の第2の入力
(+)における電位はVB であり、差動増幅器(COM
P)の出力から(VD/A −VAIN +VB )とVB を比較
した結果が出力され、この比較結果でレジスタをカウン
トアップ若しくはカウントダウンすることによりVD/A
をVAIN に近づけてゆくという動作を所望の精度が得ら
れるまで繰り返し、変換が終了する。そして変換終了後
のレジスタ内にあるディジタルデータが変換結果であ
り、ディジタル出力端子(DOUT )から変換結果が出力
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のA/D変換
器では、サンプリング終了時に差動増幅器(COMP)
の第1の入力(−)及び第2の入力(+)間に電位差つ
まりオフセットが生じ、変換精度を著しく低下させると
いう問題点があった。
【0005】図10を参照しながらオフセットが生じる
理由を説明しておく。
【0006】図10(a)は図9(a)に示された従来
のA/D変換器のサンプリング時における等価回路図で
あり、スイッチ回路(S1 )はオン状態にあるスイッチ
回路(S1 )と等価な抵抗値を有する抵抗素子(RS1
で表わされ、N1 及びN2 のゲート〜ソース間に存在す
る寄生容量(CGS)も示されている。尚、スイッチ回路
(S2 ),レジスタ,D/A変換器及びディジタル出力
端子(DOUT )は省略されている。又図9(b)はサン
プリング期間及びサンプリング終了後の各接続点
(A),(B)及び(C)における電位変化を示しタイ
ミングチャートである。
【0007】まずサンプリング期間中、サンプリング信
号(SAMP)がハイになってN1 及びN2 がオンし
(A)及び(B)がバイアス電圧:VB にチャージアッ
プされると共に(C)がRS1を介してチャージアップさ
れアナログ入力電圧:VAIN となる。次にサンプリング
信号(SAMP)がハイからロウに変化するが、(A)
及び(B)はN1 及びN2 のゲート〜ソース間に存在す
る寄生容量(CGS)を介してサンプリング信号(SAM
P)と結合しているので、サンプリング信号(SAM
P)の下降に伴って(A)及び(B)が下降する。ここ
で、容量素子(C2 )の他端は0[V]の電圧端子に直
接接続されている為電位変動は無いが、(C)は抵抗素
子(RS1)を介してアナログ入力電圧源(VAIN )に接
続されると共に容量素子(C1)を介して(A)と結合
している為、(A)における電位の下降に伴って(C)
の電位がVAIN 以下に押し下げられ、従ってN1 及びN
2 のゲート〜ソース間に存在する寄生容量と容量素子
(C1)及び(C2 )を等しい値に設定してもサンプリ
ング信号(SAMP)が下降している期間(B)の電位
は(A)の電位よりも低くなる。ここでサンプリング信
号(SAMP)がハイからVB +VTN(VTN:N1 及び
2 のしきい値電圧)まで下降する期間、N1 及びN2
はオンしておりN1 及びN2 のドレイン電圧とゲート電
圧は等しいがN1 のソース電圧(B)はN2 のソース電
圧(A)よりも低い為、N1 に流れる電流はN2 に流れ
る電流より大きく従って(A)に比べて(B)により多
くの電荷が注入される。そしてサンプリング信号(SA
MP)がロウとなりN1 及びN2 がオフして(A)及び
(B)がフローティング状態となってサンプリングが終
了するが、(B)には(A)に比べてより多くの電荷が
注入されているので(C)の電位がVAIN に回復した時
点で(B)の電位が(A)の電位よりも高くなりオフセ
ットが生じる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のA/D変換器
は、アナログ入力端子,ディジタル出力端子,差動増幅
器,レジスタと第1及び第2の基準電圧端子を有するD
/A変換器を備え、差動増幅器の第1の入力は第1の容
量素子の一端及びゲートにサンプリング信号が印加され
た第1のMOS−FETを介してバイアス電圧端子に接
続され、差動増幅器の第2の入力は第2の容量素子の一
端及びゲートにサプリング信号が印加された第2のMO
S−FETを介してバイアス電圧端子に接続され、第1
の容量素子の他端は第1のスイッチ回路を介して前記ア
ナログ入力端子及び第2のスイッチ回路を介してD/A
変換器の出力に接続され、差動増幅器の出力がレジスタ
の入力に、レジスタの出力がD/A変換器の入力に接続
されて構成され、レジスタの内容がディジタル出力端子
に出力されるA/D変換器において、第2の容量素子の
他端は常時オン状態にある第1のダミースイッチ回路を
介して電源端子かバイアス電圧端子か第1若しくは第2
の基準電圧端子に接続する。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明による第1の実施例を示す回
路図であり、アナログ入力端子(AIN1 ),ディジタル
出力端子(DOUT ),差動増幅器(COMP),レジス
タと基準電圧端子(+VREF )及び(−VREF )を有す
るD/A変換器を備え、差動増幅器(COMP)の第1
の入力(−)は容量素子(C1 )の一端及びゲートにサ
ンプリング信号(SAMP)が印加されたNチャネル型
MOS−FET(N1)を介してバイアス電圧端子(V
B )に接続され、差動増幅器(COMP)の第2の入力
(+)は容量素子(C2 )の一端及びゲートにサンプリ
ング信号(SAMP)が印加されたNチャネル型MOS
−FET(N2 )を介してバイアス電圧端子(VB )に
接続され、容量素子(C1 )の他端はスイッチ回路(S
1 )を介してアナログ入力端子(AIN1 )及びスイッチ
回路(S2 )を介してD/A変換器の出力に接続され、
差動増幅器(COMP)の出力がレジスタの入力に、レ
ジスタの出力がD/A変換器の入力に接続されて構成さ
れ、レジスタの内容がディジタル出力端子(DOUT )に
出力されるD/A変換器において、容量素子(C2 )の
他端は常時オン状態にあるダミースイッチ回路(DS
1)を介して0[V]の電源端子に接続(接地)されて
いる。
【0011】図1に示した本発明による第1の実施例
は、図9(a)に示した従来のD/A変換器と容量素子
(C2 )の他端が常時オン状態にあるダミースイッチ回
路(DS1)を介して接地されている点が異なるが、サ
ンプリング及び変換動作は前述した従来のA/D変換器
におけるサンプリング及び変換動作と同様であるのでこ
こでの説明は省略し、続いて図2を参照しながら本発明
による第1の実施例におけるサンプリング終了時の動作
について説明する。図2(a)は図1(a)に示された
本発明による第1の実施例のサンプリング時における等
価回路図であり、スイッチ回路(S1 )はオン状態にあ
るスイッチ回路(S1 )と等価な抵抗値を有する抵抗素
子(RS1)で、ダミースイッチ回路(DS1)はダミー
スイッチ回路(DS1)と等価な抵抗値を有する抵抗素
子(RDS1 )で表わされ、又(N1 )及び(N2 )のゲ
ート〜ソース間に存在する寄生容量(CGS)も示されて
いる。尚スイッチ回路(S2 ),レジスタ,D/A変換
器及びディジタル出力端子(DOUT )は省略されてい
る。又、図2(b)はサンプリング期間及びサンプリン
グ終了後の各接続点(A),(B),(C)及び(D)
における電位変化を示すタイミングチャートである。
【0012】まずサンプリング期間中、サンプリング信
号(SAMP)がハイになってN1 及びN2 がオンし
(A)及び(B)がバイアス電圧:VB にチャージアッ
プされると共に(C)及び(D)がRS1及びRDS1 を介
してチャージアップされアナログ入力電圧:VAIN 及び
0[V](GNDレベル)となる。次にサンプリング信
号(SAMP)がハイからロウに変化するが、(A)及
び(B)はN1 及びN2 のゲート〜ソース間に存在する
寄生容量(CGS)を介してサンプリング信号(SAM
P)と結合しているので、サンプリング信号(SAM
P)の下降に伴って(A)及び(B)が下降する。さら
に(C)及び(D)も容量素子(C1 )及び(C2 )を
介して(A)及び(B)と結合している為、(A)及び
(C)の下降に伴って(C)の電位がVAIN 以下に、
(D)の電位がGNDレベル以下に押し下げられるがN
1 とN2 のゲート〜ソース間に存在する寄生容量
(CGS)、容量素子(C1 )と(C2 )及び抵抗素子
(RS1)と(RDS1 )がそれぞれ等しい値になるように
設定しておけば、サンプリング信号(SAMP)の下降
に伴って下降する(C)及び(D)の電位変動が等しく
なり従って(A)及び(B)は常に同電位となる。ここ
でサンプリング信号(SAMP)がハイから(VB +V
TN)まで下降する期間N1 及びN2 はオンしているが、
1 及びN2 におけるドレイン電圧、ゲート電圧及びソ
ース電圧((B)及び(A)の電位)が等しい為、N1
及びN2 に流れる電流も等しく従って(A)及び(B)
に注入される電荷も等しい。そしてサンプリング信号が
ロウとなりN1 及びN2 がオフして(A)及び(B)が
フローティング状態となってサンプリングが終了する
が、(A)及び(B)には等しい電荷が注入されている
ので(A)及び(B)の電位は等しく従ってオフセット
は生じない。つまり容量素子(C2 )の他端をオン状態
にあるスイッチ回路(S1 )と等価な抵抗値を有するダ
ミースイッチ回路(DS1)を介して電源端子がバイア
ス電圧端子か基準電圧端子(+VREF )若しくは(−V
REF )に接続することにより、サンプリング終了時に生
じるオフセットを無くすることができる。
【0013】図3は本発明による第2の実施例を示す回
路図であり、図1に示した本発明による第1の実施例に
おける差動増幅器(COMP)の第2の入力(+)が容
量素子(C21)及び(C22)の一端及びゲートにサンプ
リング信号(SAMP)が印加されたNチャネル型MO
S−FET(N2 )を介してバイアス電圧端子(VB
に接続され、容量素子(C21)の他端は常時オン状態に
あるダミースイッチ回路(DS11)を介して基準電圧
端子(+VREF )に、容量素子(C22)の他端は常時オ
ン状態にあるダミースイッチ回路(DS12)を介して
基準電圧端子(−VREF )に接続されて構成されてい
る。ここで、N1 及びN2 のゲート〜ソース間に存在す
る寄生容量が等しい値になるように設定し、且つC21
22=1/2C1 及び(DS11の等価抵抗値)=(D
S12の等価抵抗値)=2×(S1 の等価抵抗値)に設
定すれば、差動増幅器(COMP)の2入力(−)及び
(+)から見た容量値と抵抗値は等しくなり、本発明に
よる第1の実施例と同様にサンプリング終了時に生じる
オフセットを無くすることができる。又、変換中スイッ
チ回路(S2 )を介して次式(1)で与えられるD/A
変換器の出力(D/AOUT )が容量素子(C1 )の他端
に印加されている。
【0014】
【0015】例えば基準電圧端子(+VREF )に4Vの
ノイズが乗った場合、D/A変換器の出力(D/
OUT )にはコードに依存して0〜ΔVのノイズが乗
り、従って容量素子(C1 )を介して差動増幅器(CO
MP)の第1の入力(−)に0〜ΔVのノイズが乗る。
一方、ダミースイッチ回路(DS11)を介して容量素
子(C21)の他端にもΔVのノイズが印加され、差動増
幅器(COMP)の第2の入力(+)にはC21=C22
あるので、1/2ΔVのノイズが乗る。つまり、基準電
圧端子(+VREF )にノイズが乗った場合、差動増幅器
(COMP)の2入力(−)及び(+)間に生じる電位
差は0〜1/2|ΔV|とノイズレベルが1/2に低減
され、耐ノイズ性能が向上するという効果もある。基準
電圧端子(−VREF )にノイズが乗った場合も全く同様
にノイズレベルが1/2に低減され、さらに基準電圧端
子(+VREF )及び(−VREF )に同相のノイズが乗っ
た場合、差動増幅器(COMP)の2入力(−)及び
(+)間に電位差は生じず、ノイズは完全に相殺され、
耐ノイズ性は向上する。
【0016】図4は本発明による第3の実施例を示す回
路図であり、図1に示した本発明による第1の実施例に
おける容量素子(C2 )の他端に常時オフ状態にあるダ
ミースイッチ回路(DS2)が接続されて構成されてい
る。次に図5も参照しながら動作の説明をする。図5は
図4に示された本発明による第3の実施例のサンプリン
グ時における等価回路図であり、図2(a)に示した本
発明による第1の実施例の等価回路図にスイッチ回路
(S2 )に付随する寄生容量(CS2)及びダミースイッ
チ回路(DS2)に付随する寄生容量(CDS2 )が容量
素子(C1 )の他端(C)及び容量素子(C2 )の他端
Dに接続されており、サンプリング終了時、サンプリン
グ信号(SAMP)の下降に伴って、(C)の電位はN
1 のゲート〜ソース間に存在する寄生容量(CGS)及び
容量素子(C1 )を介して、又(D)の電位はN2 のゲ
ート〜ソース間に存在する寄生容量(CGS)及び容量素
子(C2 )を介して押し下げられるが、N1 及びN2
ゲート〜ソース間に存在する寄生容量(CGS)と、容量
素子(C1 )及び(C2 )と、抵抗素子(RS1)及び
(RDS1 )を等しい値に設定し、さらに寄生容量
(CS2)及び(CDS2 )を等しい値に設定すれば、
(C)及び(D)の電位の下降は全く等しくなり、従っ
て(B)及び(A)の電位の下降も等しく、電位差は生
じない。
【0017】前述したように本実施例によれば、容量素
子(C1 )の他端にC1 と比較して無視できないスイッ
チ回路(S2 )に付随する寄生容量(CS2)が付加され
る場合、容量素子(C2 )の他端にスイッチ回路
(S2 )に付随する寄生容量(CS2)と同等の寄生容量
を有する常時オフ状態にあるダミースイッチ回路(DS
2)を付加すればサンプリング終了時に生じるオフセッ
トを無くすることができるという効果がある。
【0018】図6は本発明による第4の実施例を示す回
路図であり、図3に示した本発明による第2の実施例に
おける容量素子(C21)及び(C22)の他端に常時オフ
状態にあるダミースイッチ回路(DS21)及び(DS
22)を接続して構成され、ダミースイッチ回路(DS
21)及び(DS22)はそれぞれスイッチ回路
(S2 )に付随する寄生容量の1/2の寄生容量値を有
するように設定されている。本実施例によれば、前述し
たように変換中に基準電圧端子(+VREF )及び(−V
REF )に乗るノイズに対し耐ノイズ性が向上すると共
に、容量素子(C1 )の他端にC1 と比較して無視でき
ないスイッチ回路(S2 )に付随する寄生容量が付加さ
れる場合でもサンプリング終了時に生ずるオフセットを
無くすることができるという効果がある。図7は本発明
による第5の実施例を示す回路図であり、図1に示した
本発明による第1の実施例における容量素子(C1 )の
他端にスイッチ回路(S2 )を介して第2のアナログ入
力端子(AIN2 )を接続すると共に、容量素子(C2
の他端にダミースイッチ回路(DS2)及び(DS3)
が接続されて構成され、ダミースイッチ回路(DS2)
及び(DS3)はそれぞれスイッチ回路(S2 )及び
(S3 )に付随する寄生容量に等しい容量値を有するよ
うに設定されている。本実施例はスイッチ回路(S1
と(S3 )を切り換えることによりアナログ入力端子
(AIN1 )及び(AIN2 )に印加されたアナログ入力電
圧を任意にサンプリングできるA/D変換器であり、前
述したように容量素子(C1)の他端にC1 と比較して
無視できないスイッチ回路(S2)及び(S3 )に付随
する寄生容量が付加される場合でもサンプリング終了時
に生ずるオフセットを無くすることができるという効果
を有する。
【0019】図8は本発明による第6の実施例を示す回
路図であり、図3に示した本発明による第2の実施例に
おける容量素子(C1 )の他端にスイッチ回路(S3
を介して第2のアナログ入力端子(AIN2 )を接続する
と共に、容量素子(C21)の他端には常時オフ状態にあ
るダミースイッチ回路(DS21)及び(DS31)
が、容量素子(C22)の他端には常時オフ状態にあるダ
ミースイッチ回路(DS22)及び(DS32)が接続
されて構成され、ダミースイッチ回路(DS21)及び
(DS22)はそれぞれスイッチ回路(S2 )に付随す
る寄生容量の1/2の寄生容量値を有するように設定さ
れ、ダミースイッチ(DS31)及び(DS32)はそ
れぞれスイッチ回路(S3 )に付随する寄生容量の1/
2の寄生容量値を有するように設定されている。本実施
例はスイッチ回路(S1 )と(S3 )を切り換えること
によりアナログ入力端子(AIN1 )及び(AIN2 )に印
加されたアナログ入力電圧を任意にサンプリングできる
A/D変換器であり、前述したように、変換中に基準電
圧端子(+VREF )及び(−VREF )に乗るノイズに対
し耐ノイズ性が向上すると共に、容量素子(C1 )の他
端にC1 と比較して無視できないスイッチ回路(S2
及び(S3 )に付随する寄生容量が付加される場合でも
サンプリング終了時に生ずるオフセットを無くすること
ができるという効果がある。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、サンプリ
ング終了時に生ずるオフセットを無くし、さらに耐ノイ
ズ性も向上するので変換誤差が生じなくなり高精度のA
/D変換器が構成できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例の回路図である。
【図2】図1の等価回路図及びタイミングチャートであ
る。
【図3】本発明による第2の実施例の回路図である
【図4】本発明による第3の実施例の回路図である。
【図5】図4の等価回路図である。
【図6】第4の実施例図である。
【図7】第5の実施例図である。
【図8】第6の実施例図である。
【図9】従来のA/D変換器の回路図及びタイミングチ
ャートである。
【図10】図9の等価回路図及びタイミングチャートで
ある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ入力端子,ディジタル出力端
    子,差動増幅器,レジスタと第1及び第2の基準電圧端
    子を有するD/A変換器を備え、前記差動増幅器の第1
    の入力は第1の容量素子の一端及びゲートにサンプリン
    グ信号が印加された第1のMOS−FETを介してバイ
    アス電圧端子に接続され、前記差動増幅器の第2の入力
    は第2の容量素子の一端及びゲートに前記サプリング信
    号が印加された第2のMOS−FETを介して前記バイ
    アス電圧端子に接続され、前記第1の容量素子の他端は
    第1のスイッチ回路を介して前記アナログ入力端子及び
    第2のスイッチ回路を介して前記D/A変換器の出力に
    接続され、前記差動増幅器の出力が前記レジスタの入力
    に、前記レジスタの出力が前記D/A変換器の入力に接
    続されて構成され、前記レジスタの内容が前記ディジタ
    ル出力端子に出力されるA/D変換器において、前記第
    2の容量素子の他端は常時オン状態にある第1のダミー
    スイッチ回路を介して電源端子か前記バイアス電圧端子
    か前記第1若しくは第2の基準電圧端子に接続すること
    を特徴とするA/D変換器。
  2. 【請求項2】 前記第2の容量素子の他端に常時オフ状
    態にある第2のダミースイッチ回路を接続することを特
    徴とする請求項1に記載のA/D変換器。
  3. 【請求項3】 アナログ入力端子,ディジタル出力端
    子,差動増幅器,レジスタを第1及び第2の基準電圧端
    子を有するD/A変換器を備え、前記差動増幅器の第1
    の入力は第1の容量素子の一端及びゲートにサンプリン
    グ信号が印加された第1のMOS−FETを介してバイ
    アス電圧端子に接続され、前記第1の容量素子の他端は
    第1のスイッチ回路を介して前記アナログ入力端子及び
    第2のスイッチ回路を介して前記D/A変換器の出力に
    接続され、前記差動増幅器の出力が前記レジスタの入力
    に、前記レジスタの出力が前記D/A変換器の入力に接
    続されて構成され、前記レジスタの内容が前記ディジタ
    ル出力端子に出力されるA/D変換器において、前記差
    動増幅器の第2の入力は第2及び第3の容量素子の一端
    及びゲートに前記サンプリング信号が印加された第2の
    MOS−FETを介して前記バイアス電圧端子に接続さ
    れ、前記第2の容量素子の他端は常時オン状態にある第
    1のダミースイッチ回路を介して前記第1の基準電圧端
    子に、前記第3の容量素子の他端は常時オン状態にある
    第2のダミースイッチ回路を介して前記第2の基準電圧
    端子に接続することを特徴とするA/D変換器。
  4. 【請求項4】 前記第2の容量素子の他端に常時オフ状
    態である第3のダミースイッチ回路を接続すると共に前
    記第3の容量素子の他端に常時オフ状態である第4のダ
    ミースイッチ回路を接続することを特徴とする請求項3
    に記載のA/D変換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7859342B2 (en) 2005-10-25 2010-12-28 Panasonic Corporation Differential amplifier circuit, operational amplifier circuit, light-receiving amplifier circuit using the same, function selection circuit, and light-receiving circuit using the same
JP2014011768A (ja) * 2012-07-03 2014-01-20 Renesas Electronics Corp A/d変換器、半導体装置

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