JPH05298852A - テープカセットとその製造方法及び成形金型 - Google Patents

テープカセットとその製造方法及び成形金型

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JPH05298852A
JPH05298852A JP10004092A JP10004092A JPH05298852A JP H05298852 A JPH05298852 A JP H05298852A JP 10004092 A JP10004092 A JP 10004092A JP 10004092 A JP10004092 A JP 10004092A JP H05298852 A JPH05298852 A JP H05298852A
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resin layer
layer
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Ko Ishikawa
耕 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動減衰性能及び剛性に優れたテープカセッ
トを提供する。 【構成】 カセットハーフ2,3を、第1,第2,第3
樹脂層4,5,6の3層構造とする。中間の第2樹脂層
5を低弾性率の透明の樹脂で形成する。上記第2樹脂層
5と一体にテープ残量視認用の窓部8を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカセットハーフを多層構
造の合成樹脂材で形成することにより剛性と振動減衰性
を付与したテープカセットとその製造方法及び成形金型
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録テープカセット、例えばコンパ
クトテープカセットにおいては、デッキから発生する振
動やスピーカーから発生する音圧によって、カセットハ
ーフが振動し、磁気テープの走行に悪影響を与え、音質
を劣化させる。
【0003】そこで図7に示すように高弾性率の合成樹
脂の外層101の内面に低弾性率の合成樹脂の内層10
2を射出成形し、該低弾性率の合成樹脂内層102で振
動を吸収するようにした所謂2層構造のカセットハーフ
を使用したテープカセットも開発されている。
【0004】なお103はテープ残量視認用の透明の窓
部である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の2
層構造のテープカセットには次に述べるような問題点あ
った。
【0006】(1)外層101と内層102が容易に剥
離しないように外層101と内層102を一体化するた
めには、これら外層101と内層102を構成する合成
樹脂の相溶性を考慮しなければならず、このために、
外,内層101,102に使用する合成樹脂の種類が制
限される。
【0007】(2)低弾性率材の内層102の存在によ
り、カセットハーフの機械的強度、特に剛性が弱くな
る。
【0008】(3)外層101の一部を切欠して窓枠を
形成し、該窓枠内に透明樹脂を注入してテープ残量視認
用の窓部103を形成していたため、窓部103の透明
樹脂と外層101の樹脂との相容性が問題になり、また
窓枠から窓部103が脱落しやすい。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決すること
を目的として為されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1,第2,
第3樹脂層の3つの樹脂層を備えていて、両側の高弾性
率の樹脂層で中間の低弾性率の樹脂層を被覆した多層構
造の樹脂材でカセットハーフを構成したテープカセット
において、上記中間の樹脂層とテープ残量視認用の窓部
とを透明樹脂で一体に形成した。
【0011】
【作用】両側の樹脂層で中間の低弾性率の樹脂層を被覆
して、該低弾性率の樹脂層を両側の樹脂層で包み込んだ
ので、両側の樹脂層と中間の樹脂層が相溶性のないもの
であっても、中間の樹脂層が剥離するのを防ぐことがで
きる。
【0012】また、中間の低弾性率の樹脂層の表面をこ
れよりも高樹脂率の弾性層で覆ったので、従来の2層構
造のものよりもカセットハーフの機械的強度(剛性)を
高めることができる。
【0013】また、上記中間の樹脂層を形成する際に、
これと一体にテープ残量視認用の窓部を形成するので、
窓部の形成が容易で、かつ中間の樹脂層と窓部は一体不
可分であるので、窓部の脱落等の問題は皆無になる。
【0014】
【実施例】次に本発明のテープカセットとその製造方法
及びその製造方法に用いる成形金型について説明する。
【0015】図1は本発明のテープカセット1の分解斜
視図であり、該テープカセット1は上,下のカセットハ
ーフ2,3を備えている。
【0016】そして、上記上,下のカセットハーフ2,
3は、第1,第2,第3樹脂層4,5,6からなる3層
構造の樹脂材7で形成されていて、上記中間の第2樹脂
層5とテープ残量視認用の窓部8とが透明の樹脂で一体
に形成されている。
【0017】上記第1,第3樹脂層4,6はABS樹脂
により形成され、第2樹脂層5は上記第1,第3樹脂層
4,6よりも低弾性率のエラストマーにより形成されて
いる。
【0018】そして、上記第1,第2樹脂層4,6によ
り、上記テープ残量視認用の窓部8の部分を除き、第2
樹脂層5を挾むようにして被覆することによりカセット
ハーフ2,3が形成されている。
【0019】次に上記カセットハーフ2,3の製造方法
について述べる。
【0020】カセットハーフ2,3の製造は図3〜図5
に示したような成形金型11を使用して次の工程で行わ
れる。
【0021】先ず第1工程として、図3に示したように
ABS樹脂を射出することにより、窓枠9を型抜きした
第1樹脂層4を形成する。
【0022】次に第2工程として、図4に示したように
上記第1樹脂層4上に、該第1樹脂層4よりも低弾性率
の透明のエラストマーを射出することにより、上記第1
樹脂層4よりもやや小さ目の第2樹脂層5を形成すると
共に、上記第1樹脂層4に設けた窓枠9内に上記透明の
熱可塑性樹脂を充填することにより、テープ残量視認用
の窓部8を第2樹脂層5と一体に形成する。
【0023】更に第3工程として、図5に示したよう
に、上記第1樹脂層4と同質のABS樹脂を射出するこ
とにより、上記テープ残量視認用の窓部8を除いた部分
に、第2樹脂層5よりもやや大き目の第3樹脂層6を形
成し、該第3樹脂層6と上記第1樹脂層4との間で第2
樹脂層5を挾着すると共に、上記第3樹脂層6の周縁部
を上記第1樹脂層4に溶着させ、これら第1,第3樹脂
層4,6で第2樹脂層5を被覆することにより中間の第
2樹脂層5と一体にテープ残量視認用の窓部8を設けた
カセットハーフ2,3が製造される。
【0024】次に成形金型11について説明する。上記
成形金型11は、固定金型12と、可動金型13及びこ
れら固定金型12と可動金型13にスライド可能に取付
けられた第1,第2,第3スライド部材(中子)14,
15,16とを備えている。
【0025】そして、図3に示したように、固定金型1
2と可動金型13及び第1,第2,第3スライド部材1
4,15,16とで第1樹脂層形成用のキャビティ(空
間)を形成し、該キャビティ内に第1樹脂層形成用の第
1樹脂注入口21からABS樹脂を注入することにより
第1樹脂層4を形成するようになっている。
【0026】また、上記第1樹脂層4を形成したのち、
上記第1,第2,第3スライド部材14,15,16を
スライドさせて、第2樹脂層及びテープ残量視認用の窓
部形成用のキャビティを形成し、該キャビティ内に第2
樹脂層形成用の第2樹脂注入口22から透明のエラスト
マーを注入することにより、第2樹脂層5及び、これと
一体にテープ残量視認用の窓部8を形成するようになっ
ている。
【0027】また、上記第2樹脂層5及びテープ残量視
認用の窓部8を形成したのち、第2スライド部材15を
スライドさせて、第3樹脂層形成用のキャビティを形成
し、該キャビティ内に第3樹脂層形成用の第3樹脂注入
口23から上記第1樹脂層4と同質のABS樹脂を注入
することにより、第3樹脂層6を形成するようになって
いる。
【0028】上記第1樹脂注入口21は可動金型13に
設けられている。
【0029】そして上記第1樹脂注入口21は固定金型
12に設けた第1樹脂供給パイプ31と、該第1樹脂供
給パイプ31の先端を支持している樹脂供給パイプ支持
用の第1プレート32の一側面に重合されていて、上記
第1樹脂供給パイプ31に連らなる樹脂流路33を有す
る第2プレート34と、該第2プレート34の一端面に
重合されていて、その樹脂流路33に連らなる樹脂流路
35を有する第3プレート36を介して、図外の第1,
第3樹脂(ABS樹脂)供給シリンダに接続されてい
る。
【0030】また、上記第2樹脂注入口22は第1スラ
イド部材14に設けられている。
【0031】上記第2樹脂注入口22は第1スライド部
材14に取付けた第2樹脂供給パイプ41の一端側に設
けられていて、該第2樹脂供給パイプ41の他端側は上
記第1プレート32に設けたパイプ挿入孔42にスライ
ド可能に挿入されている。
【0032】そして、上記第2樹脂供給パイプ41は第
1プレート32,第2プレート34,第3プレート36
にそれぞれ設けた樹脂流路43,44,45を介して、
図外の第2樹脂供給シリンダに接続されている。
【0033】また、上記第3樹脂注入口23は第2スラ
イド部材15に設けられている。
【0034】上記第3樹脂注入口23は第2スライド部
材15に取付けた第3樹脂供給パイプ51の一端側に設
けられていて、他端側は上記第1プレート32に設けた
パイプ挿入孔52にスライド可能に挿入されている。
【0035】そして、上記第3樹脂供給パイプ51は第
1プレート32,第2プレート34,第3プレート36
にそれぞれ設けた樹脂流路53,54,55を介して、
図外の第1,第3樹脂供給シリンダに接続されている。
【0036】上記第2プレート34の樹脂流路33,5
4には、それぞれ第1,第2の電磁開閉弁61,62が
設けられていて、第1の電磁開閉弁61を開き、第2の
電磁弁62を閉じて図外の第1,第3樹脂供給シリンダ
から溶融ABS樹脂を供給すれば、該溶融ABS樹脂は
樹脂流路33、第1樹脂供給パイプ31を通って第1樹
脂注入口21からキャビティ内に注入される。
【0037】また、上記とは逆に、第1の電磁開閉弁6
1を閉じ、第2の電磁開閉弁62を開いて、第1,第2
樹脂供給シリンダから溶融ABS樹脂を供給すれば、溶
融ABS樹脂は樹脂流路54、第3樹脂供給パイプ51
を通って第3樹脂注入口23からキャビティ内に注入さ
れる。
【0038】次に、第1,第2スライド部材14,15
を操作する第1,第2スライド部材操作機構71につい
て述べる。
【0039】上記第1,第2スライド部材操作機構71
は、上記第1スライド部材14の一端側に、上記第1プ
レート32と対向させた状態で設けられている第1のス
ペーサプレート挾着体72と、上記第2スライド部材1
5の一端側に、上記第1プレート32と対向させた状態
で設けられている第2のスペーサプレート挾着体73
と、上記第1,第2スライド部材14,15に設けた第
1,第2のスペーサプレート挾着体72,73と上記第
1プレート32の間にスライド可能に介在されているス
ペーサプレート74とを備えている。
【0040】そして、上記スペーサプレート74には、
上記第1のスペーサプレート挾着体72のスペーサプレ
ート接触面72aと上記第1プレート32との間で挾着
される2種類の肉厚の被挾着部(以下、肉厚の厚い部分
を第1被挾着部といい、薄い部分を第2被挾着部とい
う)75,76が設けられている。
【0041】また、上記スペーサプレート74には上記
第2のスペーサプレート挾着体73のスペーサプレート
接触面73aと上記第1プレート32との間で挾着され
る3種類の肉厚の被挾着部(以下、肉厚の最も厚い部分
を第3被挾着部、中間の肉厚の部分を第4被挾着部、肉
厚の最も薄い部分を第5被挾着部という)77,78,
79が設けられている。
【0042】そして、上記第1被挾着部75が第1のス
ペーサプレート挾着体72のスペーサプレート接触面7
2aと第1プレート32との間で挾まれ、かつ第3被挾
着部77が第2のスペーサプレート挾着体73のスペー
サプレート接触面73aと第1プレート32との間で挾
まれているときには、図3に示すように、上記第1,第
2,第3スライド部材14,15,16、可動金型1
3、固定金型12によって第1樹脂層形成用のキャビテ
ィが形成される。
【0043】図3の状態からスペーサプレート74が図
の上方つまり上記第3被挾着部77が上記第2のスペー
サプレート挾着体73のスペーサプレート接触面73a
と第1プレート32の間から抜け出る方向にスライドし
て、上記第2被挾着部76が第1のスペーサプレート挾
着体72のスペーサプレート接触面72aの側方まで移
動し、また上記第4被挾着部78が上記第2のスペーサ
プレート挾着体73のスペーサプレート接触面73aの
側方まで移動してくると、上記第1スライド部材14と
第2スライド部材15が図3の右方のスライドして、第
1のスペーサプレート挾着体72のスペーサプレート接
触面72aが第2被挾着部76に接触し、第2のスペー
サプレート挾着体73のスペーサプレート接触面73a
が第4被挾着部77に接触して、図4に示したように第
2樹脂層及びテープ残量視認用の窓部形成用のキャビテ
ィが形成される。
【0044】上記図4の状態からスペーサプレート74
が更に、図4の上方にスライドして、上記第5挾着部7
9が第2のスペーサプレート挾着体73のスペーサプレ
ート接触面73aの側方に移動してくると、上記第2ス
ライド部材15は、上記スペーサプレート挾着面73a
が第5接着部79に接着するまでスライドして、図5に
示したように第3樹脂層形成用のキャビティが形成され
るのである。
【0045】なお、第3スライド部材16は第1樹脂層
4を形成する際に、該第1樹脂層4に窓枠9を型抜き形
成するためのものである。
【0046】上記第3スライド部材16は可動金型12
にスライド可能に取付けられていて、第1樹脂層4を形
成する場合には図外の第3スライド部材操作機構により
押圧されてキャビティ内に突出するようになっている。
【0047】そして、上記第1樹脂層4を射出成形した
のちに第3スライド部材16を第1樹脂操作4から抜き
出すことにより、窓枠9を型抜き形成するようになって
いる。
【0048】なお、上記第1,第2スライド部材操作機
構71や第3スライド部材操作機構など成形金型11の
駆動操作は全て図外のコントローラにより自動制御され
るようになっている。
【0049】実施例の成形金型11は以上説明したよう
な構成であって、図3に示した状態においては第1の電
磁開閉弁61が開き、第2の電磁開閉弁62は閉じてい
て、第1,第3樹脂供給シリンダの溶融ABS樹脂は第
1樹脂注入口21からキャビティ内に注入されて、第1
樹脂層4が形成される。
【0050】第1樹脂層4が形成されると、上記第1,
第2スライド部材操作機構71、及び第3スライド部材
操作機構が作動し、第1,第2,第3スライド部材1
4,15,16が移動して、第2樹脂層及びテープ残量
視認用の窓部形成用のキャビティが形成され、第2樹脂
供給シリンダの透明の溶融エラストマーが第2樹脂注入
口22からキャビティ内に注入されて、第2樹脂層5及
びテープ残量視認用の窓部8が一体に形成される。
【0051】上記第2樹脂層5及びテープ残量視認用の
窓部8が形成されると、第1,第2スライド部材操作機
構71が作動し、第2スライド部材15のみが移動し、
第3樹脂層形成用のキャビティが形成されると共に、第
2の電磁開閉弁62が開き、第1の電磁開閉弁61が閉
じ、第1,第3樹脂供給シリンダの溶融ABS樹脂は第
3樹脂注入口23からキャビティ内に注入されて、第3
樹脂層6が形成されることになるのである。
【0052】そして、上記のようにして形成したABS
樹脂/エラストマー/ABS樹脂からなる3層構造のカ
セットハーフの振動減衰性及び剛性を、従来のABS樹
脂の単層のカセットハーフ、ABS樹脂/エラストマー
の2層構造のカセットハーフと比較したところ、図6に
示すような結果が得られ、2層構造のカセットハーフよ
りも振動減衰性及び剛性の双方において、優れているも
のであることが実証された。
【0053】なお、図に示す実施例では第1,第3樹脂
層4,6にABS樹脂を使用し、第2樹脂層5及びテー
プ残量視認用の窓部8にエラストマーを使用した場合を
示したが、第1,第3樹脂層4,6にはGP−PS(汎
用ポリスチレン)、AS、PC等の熱可塑性樹脂を使用
し、第2樹脂層5及びテープ残量視認用の窓部8にはH
I−PS、ABS、PP等の熱可塑性樹脂を使用しても
よい。
【0054】また、図に示す実施例では第3スライド部
材16を使用して、第1樹脂層14に窓枠9を型抜き形
成する場合を示したが、第3スライド部材16を無くし
て、第1スライド部材14で窓枠9を型抜き形成しても
よい。
【0055】また、第1,第2スライド部材操作機構7
1も実施例のものに限定されず、要は第1,第2スライ
ド部材14,15を簡単な構造で確実に操作できるもの
であればよい。
【0056】
【発明の効果】本発明には次に述べるような効果があ
る。
【0057】(1)本発明のテープカセットは中間の第
2樹脂層を両側(上下)の樹脂層で被覆して中間の第2
樹脂層を所謂包み込んだ状態にしたので、剥離という問
題はなくなり、樹脂層相互の相溶性を考慮する必要はな
くなるので、使用できる樹脂の選択範囲を広げることが
でき、より振動減衰性能や剛性に優れたテープカセット
を提供することが可能になる。
【0058】また、第2樹脂層とテープ残量視認用の窓
部とを一体に形成したので、窓部の脱落等の問題を無く
すことができる。
【0059】(2)本発明のテープカセットの製造方法
により、第1樹脂層を射出成形したのち、該第1樹脂層
上に透明樹脂で第2樹脂層及びテープ残量視認用の窓部
を射出成形し、更にその上に第3樹脂層を射出成形する
という簡単な作業で、透明のテープ残量視認用の窓部を
有するカセットハーフを形成することができる。
【0060】(3)本発明の成形金型にあっては、第
1,第2スライド部材に第2、第3樹脂注入口を設けた
ので、上記第1スライド部材をスライドさせながら上記
第2樹脂注入口から透明の溶融樹脂を注入して、第2樹
脂層及びテープ残量視認用の窓部を、また第2スライド
部材をスライドさせながら第3樹脂注入口から溶融樹脂
を注入して第3樹脂層を簡単,容易に形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープカセットの一部切欠分解斜視
図。
【図2】図1のA部の拡大図。
【図3】第1樹脂層の形成状態を示す断面図。
【図4】第2樹脂層及びテープ残量視認用の窓部の形成
状態を示す断面図。
【図5】第3樹脂層の形成状態を示す断面図。
【図6】特性図。
【図7】従来例の斜視図。
【符号の説明】
1…テープカセット 2,3…カセットハーフ 4…第1樹脂層 5…第2樹脂層 6…第3樹脂層 7…3層構造の樹脂材 8…テープ残量視認用の窓部 11…成形金型 12…固定金型 13…可動金型 14…第1スライド部材 15…第2スライド部材 16…第3スライド部材 21…第1樹脂注入口 22…第2樹脂注入口 23…第3樹脂注入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 23/087 C 7177−5D // B29K 55:02 105:32 B29L 9:00 4F 31:34 4F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,第2,第3樹脂層の3つの樹脂層
    を備えていて、両側の樹脂層で中間の低弾性率の樹脂層
    で挾着した3層構造の樹脂材でカセットハーフを形成し
    たテープカセットにおいて、上記中間の樹脂層とテープ
    残量視認用の窓部とを透明樹脂で一体に形成したことを
    特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 第1樹脂層を射出成形したのち、該第1
    樹脂層の上に透明の第2樹脂層を射出成形し、該透明の
    第2樹脂層の上に更に第3樹脂層を射出成形して、上記
    第1樹脂層と第3樹脂層の間に透明の第2樹脂層を介在
    させると共に、該透明の第2樹脂層で、これと一体にテ
    ープ残量視認用の窓部を形成したことを特徴とするテー
    プカセットの製造方法。
  3. 【請求項3】 固定金型と、可動金型と、これら固定金
    型又は可動金型の一方に設けられた第1,第2スライド
    部材とを備えていて、第1樹脂層を射出成形したのち
    に、上記第1,第2スライド部材をスライドさせて第2
    樹脂層及びテープ残量視認用の窓部を射出成形し、該第
    2樹脂層を射出成形したのち、更に上記第2スライド部
    材をスライドさせて第3樹脂層を射出成形するようにし
    た成形金型において、 上記第1スライド部材に、上記第2樹脂層及びテープ残
    量視認用の窓部を射出成形するための第2樹脂層形成用
    の樹脂注入口を設け、上記第2スライド部材に上記第3
    樹脂層を射出成形するための第3樹脂層形成用の樹脂注
    入口を設けたことを特徴とする成形金型。
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