JPH082574A - 透明ケースおよびその成形用金型装置 - Google Patents

透明ケースおよびその成形用金型装置

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JPH082574A
JPH082574A JP13910594A JP13910594A JPH082574A JP H082574 A JPH082574 A JP H082574A JP 13910594 A JP13910594 A JP 13910594A JP 13910594 A JP13910594 A JP 13910594A JP H082574 A JPH082574 A JP H082574A
Authority
JP
Japan
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gate
case
transparent
pattern
mold
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13910594A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Higuchi
良則 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH082574A publication Critical patent/JPH082574A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロフロッピーディスクなどの透明な収
納ケースにおいて、外観上ゲート跡を目立たなくする。 【構成】 収納ケース7は、透明な樹脂の一体成形品で
ある。その成形用金型装置において、収納ケース7の内
面を形成する位置にゲートを設ける。収納ケース7の外
面を形成する位置であって、ゲートに対向する位置には
模様を形成する。これにより、収納ケース7の外面に
は、内面にできるゲート跡27を覆い隠す模様28ができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロフロッピーデ
ィスクの収納ケースなどに用いられる透明ケースおよび
その成形用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオカセットテープやマイクロフ
ロッピーディスクの収納ケースは、合成樹脂の成形品で
ある。収納ケースは箱状をなし、例えば、一対の収納ケ
ースが互いに枢着されて収納ケース組立体をなす。この
種の収納ケースの成形用金型装置においては、互いに開
閉する複数の金型部材を型閉して、これら金型部材間に
収納ケースの形状をしたキャビティを形成し、このキャ
ビティにゲートから樹脂を注入する。そして、キャビテ
ィ内に充填された樹脂の固化後、型開してキャビティ内
で固化した樹脂である収納ケースを取り出す。
【0003】従来のケースの成形用金型装置において
は、離型性などの点から、金型部材における収納ケース
の外面を形成する位置にキャビティへのゲートを設けて
いた。ところが、一般的に、収納ケースなどの成形品に
は、成形後ゲートの痕跡が残る。従来の金型装置では、
このゲート跡が収納ケースの外面に生じるため、その外
観性を悪くしやすい。ゲート跡を後加工により目立たな
くする方策もあるが、これは工数を増大させ、好ましい
ものではない。
【0004】そこで、金型部材における収納ケースの内
面を形成する位置にゲートを設けることが考えられる。
しかし、内部の透視などのために、収納ケースが透明な
樹脂からなる場合、ゲート跡は、収納ケースの内面にあ
っても、外側から見える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
ケースの成形用金型装置では、金型部材におけるケース
の外面を形成する位置にキャビティへのゲートを設けて
いたため、ケースの外面にゲート跡ができ、外観性を損
なう問題があった。そこで、金型部材におけるケースの
内面を形成する位置にゲートを設けることが考えられる
が、ケースが透明な樹脂からなる場合、ゲート跡はやは
り外側から見えてしまい、外観性を損なう問題がある。
【0006】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、樹脂の成形品からなる透明ケースにおい
て、ゲート跡を目立たなくして、外観性を向上させるこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、透明な樹脂の成形品からなる箱状の透明
ケースにおいて、ゲート跡を内面に有し、外面に前記ゲ
ート跡を覆う模様を有するものである。
【0008】本発明の透明ケースの成形用金型装置は、
前記目的を達成するために、互いに開閉し型閉時に透明
ケースの形状をしたキャビティを相互間に形成する複数
の金型部材を備え、金型部材における透明ケースの内面
を形成する位置に前記キャビティへ開口するゲートを設
け、金型部材における透明ケースの外面を形成する位置
であって前記ゲートに対向する位置に模様を形成したも
のである。
【0009】
【作用】本発明の透明ケースでは、成形時のゲート跡が
内面にあるのに対して、外面にある模様がゲート跡を覆
っており、このゲート跡を目立たなくしている。
【0010】本発明の透明ケースの成形用金型装置で
は、成形時、複数の金型部材を型閉して、これら金型部
材間に形成されたキャビティ内にゲートから透明な樹脂
を充填する。そして、このキャビティ内に充填された樹
脂が固化した後、型開してキャビティ内で固化した樹脂
である透明ケースを取り出す。ゲートは金型部材におけ
る透明ケースの内面を形成する位置にあるから、透明ケ
ースの内面にゲート跡ができるが、金型部材における透
明ケースの外面を形成する位置であってゲートに対向す
る位置に形成された模様により、透明ケースの外面にゲ
ート跡を覆う模様ができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1か
ら図3を参照しながら説明する。本実施例の透明ケース
は、図1および図2に示すように、マイクロフロッピー
ディスク1の収納ケース組立体に用いられるものであ
る。この収納ケース組立体は、第1の収納ケース6と第
2の収納ケース7とからなり、これら収納ケース6,7
は、互いに開閉自在に枢着されているが、いずれも透明
な合成樹脂の一体成形品である。
【0012】前記第1の収納ケース6は、ほぼ正方形平
板状の第1面部11と、この第1面部11の一端縁から垂直
に屈曲した細長い長方形平板状の第2面部12と、この第
2面部12の反対側の端縁から垂直に屈曲し前記第1面部
11に対向する細長い長方形平板状の第3面部13と、これ
ら第1面部11、第2面部12および第3面部13の端縁によ
り囲まれた領域を塞ぐ一対の第4面部14とからなってい
る。こうして、これら第1面部11、第2面部12、第3面
部13および第4面部14間に、前記マイクロフロッピーデ
ィスク1の一部が挿入されるポケット部15が形成されて
いる。また、前記第4面部14には軸受孔16がそれぞれ形
成されている。
【0013】前記第2の収納ケース7は、長方形平板状
の第1面部21と、この第1面部21の長手方向に沿う一端
縁から垂直に屈曲した細長い長方形平板状の第2面部22
と、前記第1面部21の短手方向に沿う両端縁から垂直に
屈曲した一対の細長い長方形平板状の第3面部23とから
なっている。これら第3面部23は、第2面部22にも一体
に繋がっている。また、前記第1面部21は、第2面部22
と反対側に切欠き部24を有しており、これにより、両第
3面部23は、第2面部22と反対側に突出したアーム部25
をそれぞれ有している。そして、これらアーム部25の内
面に支軸部26が突出形成されている。これら支軸部26
は、前記第1の収納ケース6の両軸受孔16にそれぞれ回
動自在に嵌合され、これにより、両収納ケース6,7が
互いに枢着されるものである。なお、両収納ケース6,
7を互いに閉じたとき、第1の収納ケース6の第3面部
13は、第2の収納ケース7の切欠き部24に位置する。さ
らに、前記第1面部21の内面にはゲート跡27があるが、
第1面部21の外面には、前記ゲート跡27に対応する位置
にこれを覆う模様28が形成されている。
【0014】つぎに、箱状の透明ケースである前記第2
の収納ケース7の成形用金型装置を図3に基づいて説明
する。31は固定型、32は可動型で、これら固定型31およ
び可動型32は、互いに図示上下方向に移動して開閉し、
型閉時に相互間に収納ケース7の形状のキャビティ33を
形成するものである。前記固定型31は、収納ケース7の
内面を形成する金型部材であるキャビティ部材36を有し
ている。このキャビティ部材36には、ゲートブッシュ37
が埋め込まれて固定されている。このゲートブッシュ37
は、先端部38がキャビティ部材36におけるキャビティ33
の形成面から若干突出しており、この先端部38にキャビ
ティ33へ開口するゲート39が形成されている。このゲー
ト39は、収納ケース7の第1面部21の内面に相当する位
置へ開口している。また、前記ゲートブッシュ37内に
は、筒状のバルブケーシング41の先端部が嵌合してい
る。このバルブケーシング41は、内部が前記ゲート39に
通じる樹脂通路42になっているとともに、ゲート39に嵌
合してこのゲート39を開閉自在に閉塞するバルブピン43
を内蔵している。これらバルブピン43は、図示していな
い油圧シリンダーの駆動により図示上下方向へ移動する
ものである。また、前記バルブケーシング41の外周側に
はヒーター44が設けられている。
【0015】一方、前記可動型32は、収納ケース7の外
面を形成する金型部材であるコア部材46を有している。
そして、このコア部材46における第1面部21の外面を形
成する面には、前記ゲート39に対向する位置に、このゲ
ート39よりも十分広い範囲に渡って前記模様28を形成す
る模様47が形成されている。
【0016】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。成形時には、図3に示すように固定型31と可
動型32とを型閉するとともに、実線で示すようにゲート
39を開放した状態で、樹脂通路42からゲート39を介して
キャビティ33内に溶融した透明な樹脂を充填する。そし
て、キャビティ33内に充填された樹脂がある程度冷却、
固化したら、バルブピン43がゲート39を閉じ、さらに、
キャビティ33内の樹脂すなわち収納ケース7が十分に冷
却、固化したら、固定型31と可動型32とを型開して、成
形された収納ケース7を取り出す。
【0017】このような成形により、収納ケース7の第
1面部21の内面にはゲート跡27ができる。これととも
に、コア部材46の模様47により、第1面部21の外面に
は、ゲート跡27を覆う模様28ができる。
【0018】このように成形された透明な収納ケース7
において、成形時のゲート跡27が第1面部21の内面にあ
るのに対して、同じ第1面部21の外面にある模様28が外
側からゲート跡27を覆い隠しているので、外観上このゲ
ート跡27が目立たない。したがって、収納ケース7の外
観性が向上する。しかも、ゲート跡27を覆う模様28は、
成形時に同時に形成されるので、工数も増えない。
【0019】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
ゲート跡を隠す模様は、前記実施例のようなものに限ら
ず、しぼ、他の幾何学的模様あるいは文字からなるもの
など、各種のものが可能である。また、模様を形成する
範囲も、前記実施例のような部分的なものに限らず、透
明ケースの外面全体であってもよい。例えば、図4に示
す第2実施例では、収納ケース7の外面全体に模様とし
てのしぼ51を形成している。このしぼは、やはり金型装
置による成形時に同時に形成される。
【0020】さらに、前記実施例では、マイクロフロッ
ピーディスクの収納ケース組立体のうち第2の収納ケー
スを例に採って説明したが、第1の収納ケースにも本発
明を適用できる。また、本発明は、マイクロフロッピー
ディスクの収納ケースに限らず、オーディオカセットテ
ープの収納ケースなど、他の透明ケースにも適用でき
る。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、透明な樹脂の成形品か
らなる箱状の透明ケースにおいて、ゲート跡を内面に有
し、外面にゲート跡を覆う模様を有するので、ゲート跡
を目立たなくでき、透明ケースの外観性を向上させられ
る。
【0022】本発明によれば、透明ケースの成形用金型
装置において、金型部材における透明ケースの内面を形
成する位置にゲートを設け、金型部材における透明ケー
スの外面を形成する位置であってゲートに対向する位置
に模様を形成したので、前述のように透明ケースの内面
にゲート跡ができるとともに、外面にゲート跡を覆う模
様ができ、透明ケースの外観性を向上させられる。しか
も、模様は成形時に同時に形成されるから、工数も増え
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透明ケースの第1実施例を示す内面側
の斜視図である。
【図2】同上透明ケースの外面側の斜視図である。
【図3】同上透明ケースの成形用金型装置を示す断面図
であり、(b)は(a)の一部の拡大図である。
【図4】本発明の透明ケースの第2実施例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
7 第2の収納ケース(透明ケース) 27 ゲート跡 28 模様 33 キャビティ 36 キャビティ部材(金型部材) 39 ゲート 46 コア部材(金型部材) 47 模様 51 しぼ(模様)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な樹脂の成形品からなる箱状の透明
    ケースにおいて、ゲート跡を内面に有し、外面に前記ゲ
    ート跡を覆う模様を有することを特徴とする透明ケー
    ス。
  2. 【請求項2】 互いに開閉し型閉時に透明ケースの形状
    をしたキャビティを相互間に形成する複数の金型部材を
    備え、金型部材における透明ケースの内面を形成する位
    置に前記キャビティへ開口するゲートを設け、金型部材
    における透明ケースの外面を形成する位置であって前記
    ゲートに対向する位置に模様を形成したことを特徴とす
    る透明ケースの成形用金型装置。
JP13910594A 1994-06-21 1994-06-21 透明ケースおよびその成形用金型装置 Withdrawn JPH082574A (ja)

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JP13910594A JPH082574A (ja) 1994-06-21 1994-06-21 透明ケースおよびその成形用金型装置

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JPH082574A true JPH082574A (ja) 1996-01-09

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010004391A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Panasonic Corp 筐体および携帯端末
CN117698063A (zh) * 2024-01-04 2024-03-15 青岛塑艺科技有限公司 一种pet抽屉注塑处理工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010004391A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Panasonic Corp 筐体および携帯端末
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Effective date: 20010904