JPH0529875A - フイルタ回路 - Google Patents

フイルタ回路

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JPH0529875A
JPH0529875A JP18640191A JP18640191A JPH0529875A JP H0529875 A JPH0529875 A JP H0529875A JP 18640191 A JP18640191 A JP 18640191A JP 18640191 A JP18640191 A JP 18640191A JP H0529875 A JPH0529875 A JP H0529875A
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JP
Japan
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circuit
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input
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integrating
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JP18640191A
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English (en)
Inventor
Tomomasa Nakagawara
智賢 中川原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不要な時定数の発生を防止して良好なフィルタ
特性を得る。 【構成】入力端子Tinからの入力信号Xを積分回路7を
介して加減算回路6に与える。また、出力端子Tout に
現れる出力信号Yは積分回路1,2に与える。積分回路
2は出力信号Yを積分して加減算回路6に与え、積分回
路1の出力は積分回路3によって積分した後加減算回路
6に与える。加減算回路6は積分回路7,3の出力の加
算値から積分回路2の出力を減算して出力信号Yを求め
る。入力信号Xは積分回路7を介して加減算回路6に与
えており、入力端子Tinは高入力インピーダンスとなっ
ている。従って、不要な時定数が発生することはなく、
良好なフィルタ特性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルタ回路に関し、
特に、集積回路化に好適なフィルタ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集積回路(IC)化に適したフィ
ルタとしてバイカッド方式を採用したものがある。バイ
カッド・フィルタは、インダクタンスを使用することな
く、増幅器とその帰還技術によって2次の伝達関数を実
現して、所望のフィルタ特性を得ている。
【0003】図3はこのような従来のフィルタ回路を示
すブロック図であり、図4はその具体的な構成を示す回
路図である。図3及び図4の回路は本件出願人が特願平
1−337560号明細書によって先に提案したもので
ある。なお、図3はバンドパスフィルタ回路を示してい
る。
【0004】図3において、入力端子Tinを介して入力
された入力信号Xは、係数回路4に与えて係数H/Qを
付与した後加減算回路5に与える。一方、出力端子Tou
t に現れる出力信号Yは積分回路1,2で積分する。積
分回路1,2の出力は夫々加減算回路5,6に与える。
加減算回路5の出力は積分回路3において積分して、加
減算回路6に入力する。加減算回路6は積分回路3の出
力から積分回路2の出力を減算して出力端子Tout に出
力信号Yを出力する。
【0005】図4において、入力端子Tinを介して入力
される入力信号Xは図4の係数回路4を構成する容量15
を介してトランスコンダクタンス・アンプ回路(以下、
Gmアンプという)12に与える。一方、Gmアンプ10,
11には出力端子Tout に現れる出力信号Yを入力する。
Gmアンプ10の出力はGmアンプ12に与えられ、Gmア
ンプ12の出力はGmアンプ11の出力と加算して、出力端
子Tout に出力する。Gmアンプ10の入出力端は夫々容
量14,13を介して基準電位点に接続する。
【0006】このように構成された従来のフィルタ回路
の伝達特性は、Gmアンプ10乃至12のトランスコンダク
タンス値を夫々−gm1,−gm2,gm3とし、容量
13乃至15の容量値を夫々C1 乃至C3とすると、下記式
(1)にて示すことができる。
【0007】
【0008】この式(1)から、固有角周波数ω0 と選
択特性Qとは下記式(2)及び式(3)によって与えら
れる。
【0009】
【0010】
【0011】これらの式(2),(3)に示すように、
フィルタ特性は、容量比等によって決定される。従っ
て、容量比を高精度に設定することが可能なICに好適
であり、IC化することによって良好なフィルタ特性を
得ることができる。また、図3に示すように、出力信号
Yは積分回路1,2によって積分した後加減算を行って
いる。すなわち、図3及び図4に示す回路は出力信号Y
を直接用いた加減算を行う必要がないので、インピーダ
ンス変換回路を用意して出力を低インピーダンスにする
必要はなく、インピーダンス変換回路による位相遅れが
発生することはない。
【0012】また、積分回路1,2,3の高インピーダ
ンス出力点、すなわち、図4のGmアンプ10,11,12の
出力端と基準電位点間に発生する寄生容量は、積分用の
容量13,14に並列接続された状態である。従って、容量
13,14の容量値C1 ,C2 を寄生容量分だけ小さくする
ことによって、寄生容量の影響を相殺することができ
る。
【0013】更に、各積分回路は1入力1出力形式で使
用されることから、Gmアンプに用いる差動回路の入力
極性を利用した加減算を行う必要がなく、従って容易に
完全差動構成にすることができ、周波数特性を極めて良
好なものにすることができる。このため、設計通りのフ
ィルタ特性を得ることができるという長所がある。
【0014】しかしながら、図4の回路では入力インピ
ーダンスを無視しているが、実際には有限な入力インピ
ーダンスの影響を無視することはできない。特に、フィ
ルタを縦列接続して高次のフィルタを構成する場合に
は、入力インピーダンスを考慮すると、インピーダンス
変換回路が必要になり、回路規模が増えるのみならず、
不要な時定数が発生し、フィルタ特性にずれ及びばらつ
きが発生してしまうという問題があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来のフィルタ回路においては、比較的低い入力インピ
ーダンスによって不要な時定数が発生して、フィルタ特
性にずれ及びばらつきが発生してしまうという問題点が
あった。
【0016】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、不要な時定数の発生を防止して、良好なフ
ィルタ特性を得ることができるフィルタ回路を提供する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフィルタ回
路は、入力端子を介して入力される入力信号を積分する
第1の積分回路と、出力端子に現れる出力信号を積分す
る第2及び第3の積分回路と、前記第2の積分回路の出
力を積分する第4の積分回路と、前記第1、第3及び第
4の積分回路の出力を加減算して前記出力端子に出力信
号を導出する加減算回路とを具備したものである。
【0018】
【作用】本発明においては、入力信号は第1の積分回路
によって積分された後加減算回路に供給される。第1の
積分回路の入力端は高インピーダンスであり、従来と異
なり不要な時定数は発生しない。これにより、良好なフ
ィルタ特性を得ている。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係るフィルタ回路の一実施
例を示すブロック図である。
【0020】図3のブロック図に示す回路の伝達特性は
下記式(4)によって示すことができる。
【0021】
【0022】この式(4)を展開して、下記式(5)を
導く。
【0023】
【0024】図1のブロック図はこの式(5)に基づい
て構成したものである。すなわち、入力端子Tinを介し
て入力される入力信号Xは積分回路7に与える。積分回
路7は式(5)の右辺第1項に示すように、入力信号X
をH/Q倍して積分し加減算回路6に与える。一方、出
力端子Tout に現れる出力信号Yは、式(5)の右辺第
2項を満足する積分回路1,3を介して加減算回路6に
与える。積分回路1は出力信号Yを積分し、積分回路3
は積分回路1の出力を積分する。また、出力信号Yは積
分回路2にも与える。積分回路2は、式(5)の右辺第
3項に示すように、出力信号Yを1/Q倍して積分し加
減算回路6に出力する。加減算回路6は積分回路3,7
の加算値から積分回路2の出力を減算して出力信号Yを
出力端子Tout に出力するようになっている。
【0025】すなわち、図1では、図3の係数回路4及
び加減算回路5を削除し、積分回路1の出力を直接積分
回路3に入力すると共に、積分回路7の出力を加減算回
路6に与えている点が図3の従来例と異なっている。
【0026】図2は図1の具体的な構成を示す回路図で
ある。入力端子Tinを介して入力される入力信号XはG
mアンプ16に与える。Gmアンプ16はトランスコンダク
タンス値がgm4であり、出力端が接続点A及び容量14を
介して基準電位点に接続されて図1の積分回路7を構成
している。Gmアンプ16の出力は接続点Aに出力され
る。一方、出力端子Tout に現れる出力信号YはGmア
ンプ10,11に与える。Gmアンプ11はトランスコンダク
タンス値が−gm2であり、図1の積分回路2を構成して
出力を接続点Aに出力する。Gmアンプ10はトランスコ
ンダクタンス値が−gm1であり、出力端が容量13を介し
て基準電位点に接続されて図1の積分回路1を構成して
いる。Gmアンプ10の出力はGmアンプ12に与えられ
る。Gmアンプ12は図1の積分回路3に相当し、gm3の
トランスコンダクタンス値を有して出力を接続点Aに出
力する。接続点AではGmアンプ16,12,11の出力が加
算されて出力信号Yが出力端子Tout に出力される。
【0027】このように構成された実施例においては、
容量13,14の容量値を夫々C1 ,C2 とすると、伝達特
性は下記式(6)に示すものとなる。
【0028】
【0029】この式(6)から固有角周波数ω0 及び選
択特性Qは夫々下記式(7),(8)によって得られ
る。
【0030】
【0031】
【0032】これらの式(7),(8)は、図4の回路
の固有角周波数ω0 及び選択特性Qを示す式(2),
(3)から容量値C3 を削除したものであり、容量比等
によって特性が決定することは従来と同様である。ま
た、式(6)と式(1)とを比較すると、利得係数Hは
下記のように変化したことが分かる。
【0033】
【0034】すなわち、図2の回路では、利得係数Hは
容量比とは無関係であり、トランスコンダクタンス値の
比のみによって決定される。また、Gmアンプ10乃至1
2,16は1入力1出力で用いられるので、容易に完全差
動動作させることができる。このように、本実施例では
図3の従来例と同様の長所を有している。
【0035】また、入力信号XはGmアンプ16を介して
接続点Aに供給している。Gmアンプ16の入力端は、例
えば、トランジスタのベースであり、高入力インピーダ
ンスである。従って、入力インピーダンスが比較的低い
場合に発生する不要な時定数を考慮する必要はない。ま
た、高入力インピーダンスであるので、図2の回路を縦
列に多段接続した場合でもインピーダンス変換回路は不
要であり、当然インピーダンス変換回路による不要な時
定数も発生しない。
【0036】このように、本実施例においては、入力信
号Xを高入力インピーダンスの積分回路を介して接続点
Aに供給しており、従来のように容量を介して入力する
場合と異なり、低インピーダンスによる不要な時定数又
はインピーダンス変換回路を採用することによる不要な
時定数が発生することはなく、フィルタ特性の設計が容
易となり、良好なフィルタ特性を得ることができる。ま
た、Gmアンプ16を付加しており、図4の従来回路より
も素子数は増えるが、集積回路化した場合のGmアンプ
の占有面積は、積分容量に比べて十分小さいことから、
特に多段縦列接続した場合には、インピーダンス変換回
路が不要になることを考慮すると、IC全体としては小
型化が可能であり、消費電流も低減することができる。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、極性を逆にするなど種々の応用が
可能である。要するに、入力ポイントを1段シフトし、
容量を電流ドライブするようにしたフィルタは全て本発
明に含まれる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、不
要な時定数の発生を防止することができるので、良好な
フィルタ特性を得ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルタ回路の一実施例を示すブ
ロック図。
【図2】図1の具体的な回路構成を示す回路図。
【図3】従来のフィルタ回路を示すブロック図。
【図4】図3の従来例の具体的な構成を示す回路図。
【符号の説明】
1,2,3,7…積分回路 6…加減算回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力端子を介して入力される入力信号を
    積分する第1の積分回路と、 出力端子に現れる出力信号を積分する第2及び第3の積
    分回路と、 前記第2の積分回路の出力を積分する第4の積分回路
    と、 前記第1、第3及び第4の積分回路の出力を加減算して
    前記出力端子に出力信号を導出する加減算回路とを具備
    したことを特徴とするフィルタ回路。
JP18640191A 1991-07-25 1991-07-25 フイルタ回路 Pending JPH0529875A (ja)

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JP18640191A JPH0529875A (ja) 1991-07-25 1991-07-25 フイルタ回路

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