JPH05297272A - 硬性内視鏡用対物光学系 - Google Patents

硬性内視鏡用対物光学系

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JPH05297272A
JPH05297272A JP4119909A JP11990992A JPH05297272A JP H05297272 A JPH05297272 A JP H05297272A JP 4119909 A JP4119909 A JP 4119909A JP 11990992 A JP11990992 A JP 11990992A JP H05297272 A JPH05297272 A JP H05297272A
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rigid endoscope
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Hiroshi Tsuyuki
浩 露木
Akira Kikuchi
彰 菊地
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は広視野で高温高圧の水蒸気に耐性
のある硬性内視鏡用として使用するのに適している対物
光学系を提供することを目的としている。 【構成】 本発明は対物光学系とリレーレンズとより
なる硬性内視鏡光学系に用いられる対物光学系で、物体
側から負の前群と正の後群よりなり、前群がいずれも像
側が凹面の負レンズ2枚を少なくとも有し、後群が少な
くとも二つの正のレンズ成分を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像伝送系にリレーレン
ズを用いた硬性内視鏡に使用する対物光学系で、特に高
温高圧の水蒸気滅菌に耐性を有し更に広い視野を有する
硬性内視鏡用対物光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図28に示すような硬性内視鏡が
知られている。つまり対物光学系OとリレーレンズR
1 ,R2 ,R3 とよりなり、対物光学系Oによる物体像
をフィールドレンズF内に形成するもので、収差が良好
に補正されている。このようなタイプの硬性内視鏡の特
徴は、対物光学系Oの射出瞳をフィールドレンズFを用
いてリレーレンズ系R1 ,R2 ,R3 に伝送している点
と、リレーレンズ系で発生する正の像面湾曲をレトロフ
ォーカスタイプの対物光学系で負の像面湾曲を発生させ
て相殺させて硬性内視鏡の光学系全体で像面湾曲が除去
されるようにしている点と、レトロフォーカスタイプの
対物光学系のうちの正のレンズ群の中に凹の作用の接合
面Rを持つ接合レンズを配置してコマ収差を良好に補正
している点とである。
【0003】このようなタイプの硬性内視鏡光学系の欠
点は、製造上の問題から生ずる画角のばらつきや、リレ
ー回数の増加に伴い像面湾曲が補正不足になる等の点で
ある。前記の画角のばらつきとは、フィールドレンズF
により瞳を伝送するために、対物光学系Oとフィールド
レンズFとの間隔、フィールドレンズFとリレーレンズ
系との間隔、フィールドレンズFの肉厚等のばらつきそ
の他によりフィールドレンズFの瞳を伝送する作用がば
らつき、これによって画角がばらつくことである。また
像面湾曲の補正不足とは、リレーレンズ系の正の像面湾
曲がリレー回数に比例するためである。そのために、例
えばリレー回数が3回の場合は、対物光学系の負の像面
湾曲により良好に補正されても、リレー回数が5回にな
ると十分に補正されず補正不足になる。
【0004】一方、上記のような光学系の欠点を補うよ
うにしたものとして、特開昭59−226315号に記
載された対物光学系が知られている。この内視鏡光学系
は、図29に示すように対物光学系O中に像側に凹面を
向けたメニスカスレンズL1 を配置し、このメニスカス
レンズL1 の前方で発散又は収束している主光線を光軸
にほぼ平行になるようにし、対物光学系Oの射出瞳を無
限遠にしてリレーレンズ系に瞳を伝送している。このよ
うに対物光学系Oとリレーレンズ系の間で瞳が無限遠に
伝達されるいわゆるテレセントリック系になるようにし
ているので対物光学系Oとリレーレンズ系の間の間隔が
変化しても画角に影響を与えることはなく、画角のばら
つきの少ない硬性内視鏡光学系を得ることが出来る。更
にペッツバール和が負になるメニスカスレンズを配置す
れば、対物光学系のペッツバール和が、図28に示すよ
うな光学系に比べて負の大きな値になるので負で大きな
値の像面湾曲が発生する。これによって硬性内視鏡の光
学系全体の像面湾曲を良好に補正することが出来る。
【0005】硬性内視鏡は、体腔内等に挿入して使用さ
れるため、使用に際し滅菌処理を施す必要がある。この
滅菌処理のうち、高温高圧の水蒸気を用いての水蒸気滅
菌が有効であるので、硬性内視鏡先端部のカバーガラス
として、このような高温高圧に耐性のある材質、例えば
Al23 を主とする人工サファイアにて構成したものも
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】広角な光学系例えば視
野角120°以上の光学系を得ようとすると、従来の硬
性内視鏡の対物光学系は、最も物体側の負レンズの曲率
半径が小さくなりすぎて製作が困難になる。また図30
に示すように前群に負レンズを更に一つ追加した光学系
も考えられるが、広角になるにつれて第1面(カバーガ
ラスCの第1面)の光線高が上昇するので図30に破線
にて示す光線がけられ観察視野がけられるので好ましく
ない。このような光線のけられを防止するために耐水蒸
気カバーガラスCを外せば滅菌の際に光学系が侵食され
てしまう。
【0007】本発明の目的は、広視野で高温高圧の水蒸
気に耐性のある硬性内視鏡に使用される対物光学系を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の対物光学系は、
図2に示すようにその像側に物体像をリレーするリレー
レンズを配置した硬性内視鏡用として用いられるもの
で、例えば図1に示すように、前群発散系をいずれも像
側に凹面を向けた負レンズL1 ,負レンズL2を少なく
とも有する構成とし、又後群収斂系を少なくとも二つの
正のレンズ成分にて構成したものである。
【0009】本発明の対物光学系は、前述のように、前
群発散系に負レンズL2 の前に更に負レンズL1 を配置
することによって負レンズL2 に負担をかけずに広角な
視野角を得るようにしたものである。またレンズL1
高温高圧の水蒸気滅菌に耐性のある材質例えばAl23
(人工サファイア)にて形成したことも特徴としてい
る。
【0010】又この光学系で、次の条件(1)を満足す
ることが望ましい。 (1) −0.5≦r2 /r1 ≦0.5 ただしr1 ,r2 は夫々レンズL1 の物体側および像側
の面の曲率半径である。
【0011】条件(1)は、最も物体側の負レンズL1
の両面の曲率半径の比を規定したもので、この条件
(1)より外れた場合、広角化に必要な発散の屈折力を
得るためには、第2面r2 の曲率半径が小になり、レン
ズの加工性が悪くなるため好ましくない。尚面R1 は平
面又は比較的平面に近い面であることが望ましい。又最
も物体側の負レンズ(第1の負レンズ)は人工サファイ
ア等にて形成した場合、この人工サファイアは硬度が高
く、曲面に研磨するためには特殊な工程を必要とする。
そのため両面を研磨する場合、コスト高になる。更に水
中で使用する場合、面r1 が曲面であるとその曲面にそ
った窪みが出来、気泡がレンズ中心あるいは周辺にまと
わり付き、フレアーや観察視野のけられ等が発生する。
これらの理由から面r1 は平面又はそれに近い面である
ことが望ましい。
【0012】更に本発明の対物光学系は、次の条件
(2)を満足することが望ましい。 (2) 1≦f1 /f2 ≦25 ただし、f1 ,f2 は物体側の負のレンズL1 および次
の負レンズL2 の焦点距離である。
【0013】条件(2)は、前群発散系の負レンズL1
とL2 の焦点距離の比を規定するものである。条件
(2)の上限を越えるとf1 が長くなりすぎるかf2
短くなりすぎ、そのために広視野にしようとすると負レ
ンズL2 の像側に向いた凹面に負担が片寄り、負レンズ
1 の第1面にて光線がけられ観察視野に支障をきた
す。この光線のけられを防止するためにはレンズL1
径を大にしなければならず、コンパクトであることが要
求される内視鏡の対物光学系としては好ましくない。又
条件(2)の下限を越えると、f1 が短くなりすぎるか
2 が長くなりすぎるため広視野を得ることが困難にな
る。つまり負レンズL2 の像側に向いた凹面の曲率が緩
くなって平面に近づくために従来の内視鏡対物光学系と
ほとんど同じタイプになり、広視野にするためには負レ
ンズL1 に大きな負担がかかり、レンズ加工が困難にな
る。特にレンズL1 の素材が人工サファイアの場合、加
工が極めて困難となる。
【0014】本発明の内視鏡対物光学系において、下記
条件(3),(4)を満足するようにすれば一層望まし
い。 (3) 0.5≦|fF /f|≦0.8 (4) 2≦fR /f≦4.5 ただしf,fF ,fR は夫々全系、前群発散系、後群収
斂系の焦点距離である。
【0015】条件(3)は、前群発散系と対物光学系全
系との焦点距離の比、つまり前群発散系の負の屈折力を
規定したものである。条件(3)の上限を越えると前群
発散系の焦点距離が長くなりすぎ、広角化のためには後
群収斂系の焦点距離を短くしなければならず収差補正や
組立時の偏芯補正が困難になるので好ましくない。条件
(3)の下限を越えると前群発散系の焦点距離が短くな
りすぎて収差補正や組立時の偏芯補正が困難になるので
好ましくない。尚このとき像高は一定と考える。
【0016】条件(4)は後群収斂系と全系との焦点距
離の比、つまり後群収斂系の正の屈折力を規定したもの
である。条件(4)の上限を越えると後群収斂系の焦点
距離が長くなりすぎ、後群収斂系に入射する光線の角度
が小さくなる。この場合、広角化しようとすると前群発
散系の焦点距離を短くしなければならず、収差補正や組
立時の偏芯補正が困難になり好ましくない。又条件
(4)の下限を越えると後群収斂系の焦点距離が短くな
りすぎ後群収斂系に入射する軸外主光線の入射角が大に
なる。そのため例えば図7に示すように前群と後群との
間に視野変換プリズムP1を設ける時このプリズムを配
置する間隔における軸外主光線の光軸に対する角度が大
になり前群収斂系における光線高が高くなる。その結果
レンズの外径が大になり好ましくない。この場合も像高
は一定であると考える。
【0017】更に本発明対物光学系は、次の条件(5)
を満足することが好ましい。 (5) h1 /Imax ≦1.2 ただし、h1 は前群発散系の最も物体側に配置されてい
る負レンズL1 の第1面の最大光線高、Imax は、硬性
内視鏡の対物光学系の最大像高である。
【0018】条件(5)は、硬性内視鏡の対物光学系の
広角化を図った場合の最も物体側に配置された負レンズ
1 の第1面の光線高を規定する条件である。この条件
(5)の範囲を越えると光線高h1 が大になりすぎ、負
レンズL1 において観察視野がけられるおそれがある。
このけられを防止するためには、レンズL1 の外径を大
にしなければならず、硬性内視鏡の先端部が大になり好
ましくない。またImax を小さくした場合、得られる像
が小さくなり、明るく良好な像を観察することが困難に
なる。
【0019】
【実施例】次に本発明の硬性内視鏡の対物光学系の実施
例を示す。 実施例1 f=1.000 ,Fナンバー=7.029,像高=0.8375,物体距離=-16.7504 r1 =∞ d1 =0.2094 n1 =1.76820 ν1 =71.79 r2 =4.3559 d2 =0.2010 r3 =∞ d3 =0.1675 n2 =1.78800 ν2 =47.43 r4 =0.5268 d4 =0.2513 r5 =∞ d5 =1.5662 n3 =1.78800 ν3 =47.43 r6 =∞(絞り) d6 =2.5159 n4 =1.78800 ν4 =47.38 r7 =-1.9079 d7 =0.0838 r8 =3.4045 d8 =1.1725 n5 =1.64000 ν5 =60.09 r9 =-1.5067 d9 =0.4188 n6 =1.84666 ν6 =23.88 r10=-6.3149 d10=0.9715 r11=-2.1935 d11=1.9598 n7 =1.72825 ν7 =28.46 r12=∞ d12=1.0218 n8 =1.77250 ν8 =49.66 r13=-3.2295 r2 /r1 =0 ,f1/f2 =8.475 ,fF /f=0.571 ,fR /f=2.985 h1 /Imax =0.929 実施例2 f=1.000 ,Fナンバー=6.985 ,像高=0.8511 ,物体距離=-17.0213 r1 =∞ d1 =0.2128 n1 =1.76820 ν1 =71.79 r2 =7.7761 d2 =0.2043 r3 =∞ d3 =0.1702 n2 =1.80440 ν2 =39.58 r4 =0.5628 d4 =0.2553 r5 =∞ d5 =1.5915 n3 =1.78800 ν3 =47.43 r6 =∞(絞り) d6 =2.5561 n4 =1.78800 ν4 =47.38 r7 =-1.9303 d7 =0.1280 r8 =3.4711 d8 =1.1916 n5 =1.60311 ν5 =60.70 r9 =-1.7822 d9 =0.4257 n6 =1.84666 ν6 =23.78 r10=-3.2985 d10=0.9362 r11=-1.2017 d11=1.2461 n7 =1.78472 ν7 =25.71 r12=∞ d12=0.7800 n8 =1.71300 ν8 =53.84 r13=-2.0041 d13=5.8723 r14=9.0043 d14=11.4383 n9 =1.63980 ν9 =34.48 r15=3.6774 d15=11.3702 n10=1.56883 ν10=56.34 r16=-9.9974 d16=1.7872 r17=9.9974 d17=11.3702 n11=1.56883 ν11=56.34 r18=-3.6774 d18=11.4383 n12=1.63980 ν12=34.48 r19=-9.0043 d19=8.3319 r20=9.0043 d20=11.4383 n13=1.63980 ν13=34.48 r21=3.6774 d21=11.3702 n14=1.56883 ν14=56.34 r22=-9.9974 d22=1.7872 r23=9.9974 d23=11.3702 n15=1.56883 ν15=56.34 r24=-3.6774 d24=11.4383 n16=1.63980 ν16=34.48 r25=-9.0043 d25=8.3319 r26=9.0043 d26=11.4383 n17=1.63980 ν17=34.48 r27=3.6774 d27=11.3702 n18=1.56883 ν18=56.34 r28=-9.9974 d28=1.7872 r29=9.9974 d29=11.3702 n19=1.56883 ν19=56.34 r30=-3.6774 d30=11.4383 n20=1.63980 ν20=34.48 r31=-9.0043 d31=8.3404 r32=9.0043 d32=11.4383 n21=1.63980 ν21=34.48 r33=3.6774 d33=11.3702 n22=1.56883 ν22=56.34 r34=-9.9974 d34=1.7872 r35=9.9974 d35=11.3702 n23=1.56883 ν23=56.34 r36=-3.6774 d36=11.4383 n24=1.63980 ν24=34.48 r37=-9.0043 d37=8.3319 r38=9.0043 d38=11.4383 n25=1.63980 ν25=34.48 r39=3.6774 d39=11.3702 n26=1.56883 ν26=56.34 r40=-9.9974 d40=1.7872 r41=9.9974 d41=11.3702 n27=1.56883 ν27=56.34 r42=-3.6774 d42=11.4383 n28=1.63980 ν28=34.48 r43=-9.0043 r2 /r1 =0 ,f1/f2 =14.461,fF /f=0.637 ,fR /f=2.763 h1 /Imax =0.992 実施例3 f=1.000 ,Fナンバー=6.122 ,像高=0.8212 ,物体距離=-17.1086 r1 =∞ d1 =0.2139 n1 =1.76820 ν1 =71.79 r2 =6.4588 d2 =0.2053 r3 =∞ d3 =0.1711 n2 =1.80440 ν2 =39.58 r4 =0.5979 d4 =0.2566 r5 =∞ d5 =1.5997 n3 =1.78800 ν3 =47.43 r6 =∞(絞り) d6 =2.5800 n4 =1.78800 ν4 =47.38 r7 =-1.7583 d7 =0.1524 r8 =3.9439 d8 =1.0005 n5 =1.60311 ν5 =60.70 r9 =-1.4572 d9 =0.4277 n6 =1.84666 ν6 =23.78 r10=-4.9438 d10=0.8422 r11=-2.0012 d11=1.3735 n7 =1.64769 ν7 =33.80 r12=∞ d12=1.1749 n8 =1.71300 ν8 =53.84 r14=8.2678 d14=19.9658 n9 =1.58913 ν9 =61.18 r15=-4.4192 d15=0.9923 n10=1.72342 ν10=37.95 r16=-8.7947 d16=1.7109 r17=8.7947 d17=0.9923 n11=1.72342 ν11=37.95 r18=4.4192 d18=19.9658 n12=1.58913 ν12=61.18 r19=-8.2678 d19=7.6989 r20=8.2678 d20=19.9658 n13=1.58913 ν13=61.18 r21=-4.4192 d21=0.9923 n14=1.72342 ν14=37.95 r22=-8.7947 d22=1.7109 r23=8.7947 d23=0.9923 n15=1.72342 ν15=37.95 r24=4.4192 d24=19.9658 n16=1.58913 ν16=61.18 r25=-8.2678 d25=7.6989 r26=8.2678 d26=19.9658 n17=1.58913 ν17=61.18 r27=-4.4192 d27=0.9923 n18=1.72342 ν18=37.95 r28=-8.7947 d28=1.7109 r29=8.7947 d29=0.9923 n19=1.72342 ν19=37.95 r30=4.4192 d30=19.9658 n20=1.58913 ν20=61.18 r31=-8.2678 r2 /r1 =0 ,f1/f2 =11.308,fF /f=0.659 ,fR /f=2.743 h1 /Imax =0.957 実施例4 f=1.000 ,Fナンバー=6.964,像高=0.8122,物体距離=-16.9205 r1 =∞ d1 =0.2115 n1 =1.76820 ν1 =71.79 r2 =10.3168 d2 =0.2030 r3 =∞ d3 =0.1692 n2 =1.80440 ν2 =39.58 r4 =0.5041 d4 =0.2538 r5 =∞ d5 =1.7071 n3 =1.78800 ν3 =47.43 r6 =∞(絞り) d6 =2.4155 n4 =1.78800 ν4 =47.38 r7 =-1.7610 d7 =0.1816 r8 =3.7237 d8 =1.1223 n5 =1.60311 ν5 =60.70 r9 =-1.3304 d9 =0.7614 n6 =1.84666 ν6 =23.78 r10=-5.5838 d10=1.0873 r11=-1.8371 d11=1.3562 n7 =1.64769 ν7 =33.80 r12=∞ d12=0.8857 n8 =1.77250 ν8 =49.66 r13=-2.7747 r2 /r1 =0 ,f1/f2=21.419,fF /f=0.586 ,fR /f=3.031 h1 /Imax =0.960 実施例5 f=1.000 ,Fナンバー=6.984 ,像高=0.8239,物体距離=-17.3461 r1 =∞ d1 =0.2168 n1 =1.76820 ν1 =71.79 r2 =4.5108 d2 =0.2082 r3 =∞ d3 =0.1735 n2 =1.78800 ν2 =47.43 r4 =0.5455 d4 =0.2602 r5 =∞ d5 =1.6219 n3 =1.78800 ν3 =47.43 r6 =∞(絞り) d6 =2.6054 n4 =1.78800 ν4 =47.38 r7 =-2.1154 d7 =0.0867 r8 =3.7389 d8 =1.2229 n5 =1.64000 ν5 =60.09 r9 =-1.5976 d9 =0.8933 n6 =1.84666 ν6 =23.88 r10=-6.1526 d10=1.5091 r11=-1.6279 d11=0.5117 n7 =1.72825 ν7 =28.46 r12=-6.0043 d12=0.8933 n8 =1.77250 ν8 =49.66 r13=-2.1154 d13=3.8161 r14=9.8656 d14=20.8153 n9 =1.62004 ν9 =36.25 r15=∞ d15=1.4657 r16=13.4050 d16=2.2984 n10=1.65160 ν10=58.67 r17=-3.0286 d17=1.1709 n11=1.80610 ν11=40.95 r18=-6.7650 d18=2.4371 r19=∞ d19=20.8153 n12=1.62004 ν12=36.25 r20=-9.8656 d20=3.4692 r21=9.8656 d21=20.8153 n13=1.62004 ν13=36.25 r22=∞ d22=1.4657 r23=13.4050 d23=2.2984 n14=1.65160 ν14=58.67 r24=-3.0286 d24=1.1709 n15=1.80610 ν15=40.95 r25=-6.7650 d25=2.4371 r26=∞ d26=20.8153 n16=1.62004 ν16=36.25 r27=-9.8656 d27=3.4692 r28=9.8656 d28=20.8153 n17=1.62004 ν17=36.25 r29=∞ d29=1.4657 r30=13.4050 d30=2.2984 n18=1.65160 ν18=58.67 r31=-3.0286 d31=1.1709 n19=1.80610 ν19=40.95 r32=-6.7650 d32=2.4371 r33=∞ d33=20.8153 n20=1.62004 ν20=36.25 r34=-9.8656 r2 /r1 =0 ,f1/f2 =8.478 ,fF /f=0.591 ,fR /f=2.894 h1 /Imax =0.967 実施例6 f=1.000 ,Fナンバー=6.248,像高=0.8429,物体距離=-17.7462 r1 =∞ d1 =0.2218 n1 =1.76820 ν1 =71.79 r2 =6.3460 d2 =0.2130 r3 =∞ d3 =0.1775 n2 =1.80440 ν2 =39.58 r4 =0.5960 d4 =0.2662 r5 =∞ d5 =1.6546 n3 =1.78800 ν3 =47.43 r6 =∞(絞り) d6 =2.6693 n4 =1.78800 ν4 =47.38 r7 =-2.2567 d7 =0.0913 r8 =5.0192 d8 =1.2513 n5 =1.65160 ν5 =58.52 r9 =-1.4776 d9 =0.9169 n6 =1.84666 ν6 =23.78 r10=-3.6779 d10=1.5384 r11=-1.8376 d11=0.5202 n7 =1.78472 ν7 =25.71 r12=-2.9083 d12=0.9106 n8 =1.78590 ν8 =44.18 r13=-2.4023 r2 /r1 =0 ,f1/f2 =11.148,fF /f=0.657 ,fR /f=2.799 h1 /Imax =1.032 実施例7 f=1.000 ,Fナンバー=6.393,像高=0.8511,物体距離=-17.0213 r1 =∞ d1 =0.2128 n1 =1.76820 ν1 =71.79 r2 =7.7761 d2 =0.2043 r3 =∞ d3 =0.1702 n2 =1.80440 ν2 =39.58 r4 =0.5628 d4 =0.2553 r5 =∞ d5 =0.4043 n3 =1.78800 ν3 =47.43 r6 =∞ d6 =0.0477 r7 =∞ d7 =1.1018 n4 =1.78800 ν4 =47.43 r8 =∞(絞り) d8 =2.5561 n5 =1.78800 ν5 =47.38 r9 =-1.9303 d9 =0.1280 r10=3.4711 d10=1.1916 n6 =1.60311 ν6 =60.70 r11=-1.7822 d11=0.4257 n7 =1.84666 ν7 =23.78 r12=-3.2985 d12=0.9362 r13=-1.2017 d13=1.2461 n8 =1.78472 ν8 =25.71 r14=∞ d14=0.7800 n9 =1.71300 ν9 =53.84 r15=-2.0041 r2 /r1 =0 ,f1/f2 =14.461,fF /f=0.637 ,fR /f=2.763 h1 /Imax =0.992 実施例8 f=1.000 ,Fナンバー=7.357,像高=1.0331,物体距離=-13.7707 r1 =∞ d1 =0.2583 n1 =1.76820 ν1 =71.79 r2 =2.0000 d2 =0.4029 r3 =3.1857(非球面)d3 =0.2066 n2 =1.78472 ν2 =25.71 r4 =0.6219 d4 =0.3099 r5 =∞ d5 =0.8368 n3 =1.88300 ν3 =40.78 r6 =∞ d6 =0.0589 r7 =∞ d7 =0.6976 n4 =1.88300 ν4 =40.78 r8 =∞(絞り) d8 =1.5886 n5 =1.88300 ν5 =40.78 r9 =∞ d9 =2.0145 n6 =1.78800 ν6 =47.38 r10=-2.5196 d10=1.4773 r11=4.9566 d11=1.2603 n7 =1.51633 ν7 =64.15 r12=-2.1147 d12=0.8884 n8 =1.78472 ν8 =25.71 r13=∞ d13=1.2913 n9 =1.56384 ν9 =60.69 r14=-3.6350 (非球面) 非球面係数 (第3面)P=1.0000 ,E=0.22202 ,F=-0.55923×10-1 ,G=0 (第14面)P=-0.5299 ,E=0.24443 ×10-2 ,F=0.10582 ×10-2 G=-0.44653×10-32 /r1 =0 ,f1/f2 =2.549 ,fF /f=0.636 ,fR /f=3.272 h1 /Imax =0.971 実施例9 f=1.000 ,Fナンバー=6.982,像高=0.9551,物体距離=-19.1022 r1 =∞ d1 =0.2388 n1 =1.76820 ν1 =71.79 r2 =3.9450 d2 =0.2292 r3 =∞ d3 =0.1910 n2 =1.78800 ν2 =47.43 r4 =0.7274 d4 =0.2865 r5 =∞ d5 =1.7849 n3 =1.78800 ν3 =47.43 r6 =∞(絞り) d6 =2.8693 n4 =1.78800 ν4 =47.38 r7 =-2.1274 d7 =0.0949 r8 =13.2749 d8 =1.3362 n5 =1.62041 ν5 =60.27 r9 =-1.6254 d9 =0.4767 n6 =1.84666 ν6 =23.88 r10=-6.6415 d10=1.1060 r11=12.1080 d11=2.2340 n7 =1.72825 ν7 =28.46 r12=∞ d12=1.1643 n8 =1.77250 ν8 =49.66 r13=-11.7235 r2 /r1 =0 ,f1/f2 =5.563 ,fF /f=0.741 ,fR /f=2.794 h1 /Imax =1.049 実施例10 f=1.000 ,Fナンバー=-6.836,像高=0.9132,物体距離=-18.2648 r1 =∞ d1 =0.2283 n1 =1.76820 ν1 =71.79 r2 =3.0167 d2 =0.2192 r3 =∞ d3 =0.1826 n2 =1.78800 ν2 =47.43 r4 =0.6201 d4 =0.2740 r5 =∞ d5 =3.0587 n3 =1.78800 ν3 =47.43 r6 =∞(絞り) d6 =1.3915 n4 =1.78800 ν4 =47.38 r7 =-1.8673 d7 =0.1651 r8 =2.4066 d8 =1.3699 n5 =1.62041 ν5 =60.27 r9 =-1.2264 d9 =0.4566 n6 =1.78472 ν6 =25.71 r10=1.8035 d10=1.0650 r11=4.6779 d11=2.0695 n7 =1.67270 ν7 =32.10 r12=∞ d12=1.0406 n8 =1.71300 ν8 =53.84 r13=-3.7547 r2 /r1 =0 ,f1/f2 =4.990 ,fF /f=0.614 ,fR /f=4.145 h1 /Imax =1.038 実施例11 f=1.000 ,Fナンバー=6.180,像高=0.8696,物体距離=-17.3913 r1 =8.6957 d1 =0.2174 n1 =1.76820 ν1 =71.79 r2 =2.6677 d2 =0.2087 r3 =∞ d3 =0.1739 n2 =1.78800 ν2 =47.43 r4 =0.6878 d4 =0.2609 r5 =∞ d5 =1.6244 n3 =1.78800 ν3 =47.43 r6 =∞(絞り) d6 =2.6131 n4 =1.78800 ν4 =47.38 r7 =-1.7093 d7 =0.0870 r8 =6.7364 d8 =1.2178 n5 =1.58313 ν5 =59.36 r9 =-1.2124 d9 =0.4344 n6 =1.76182 ν6 =26.55 r10=19.9575 d10=1.0077 r11=6.2429 d11=2.0341 n7 =1.64769 ν7 =33.80 r12=∞ d12=1.0602 n8 =1.69680 ν8 =55.52 r13=-7.1882 r2 /r1 =0.307 ,f1/f2 =5.829 ,fF /f=-0.715 fR /f=2.756 ,h1 /Imax =0.848 実施例12 f=1.000 ,Fナンバー=6.388 ,像高=0.8460 ,物体距離=-16.9205 r1 =-10.1523 d1 =0.2115 n1 =1.76820 ν1 =71.79 r2 =4.2508 d2 =0.2030 r3 =∞ d3 =0.1692 n2 =1.78800 ν2 =47.43 r4 =0.6591 d4 =0.2538 r5 =∞ d5 =1.5812 n3 =1.78800 ν3 =47.43 r6 =∞(絞り) d6 =2.5416 n4 =1.78800 ν4 =47.38 r7 =-1.7318 d7 =0.0846 r8 =5.5281 d8 =1.1840 n5 =1.58313 ν5 =59.36 r9 =-1.2936 d9 =0.4225 n6 =1.80518 ν6 =25.43 r10=-9.0447 d10=0.9804 r11=-12.5340 d11=1.9792 n7 =1.72825 ν7 =28.46 r12=∞ d12=1.0316 n8 =1.77250 ν8 =49.66 r13=-4.8734 r2 /r1 =-0.419 ,f1/f2 =4.636 ,fF /f=-0.643 fR /f=2.793 ,h1 /Imax =0.944 ただしr1 ,r2 ,・・・ はレンズ各面の曲率半径、d
1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、n
1 ,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν ,・・
・ は各レンズのアッベ数である。
【0020】実施例1は図1に示す対物光学系で、図2
に示す構成のリレーレンズを3回リレーとして硬性内視
鏡を構成する。
【0021】実施例2も類似の構成で、図2に示す通り
の5回リレーの光学系である。
【0022】実施例3は図3に示す構成で、3回リレー
のリレーレンズも含めた硬性内視鏡光学系全体を示して
ある。尚対物光学系は、実施例1と類似の構成である。
【0023】実施例4は、図4に示す対物光学系で図3
に示すリレーレンズを5回リレーとして用いて硬性内視
鏡として使用している。
【0024】実施例5は、図5に示すような3回リレー
のリレーレンズ系を有する硬性内視鏡光学系で、対物光
学系は、図6に示す構成と類似の構成である。
【0025】実施例6は、図6に示す対物光学系でリレ
ーレンズが5回リレーである。実施例7,8は、いずれ
も視野方向変換プリズムを配置した対物光学系の例で、
実施例7は図7に又実施例8は図8に示す通りの構成で
ある。つまりいずれも前群発散系と後群収斂系の間に視
野方向変換プリズムを配置したもので、視野方向は実施
例7が光軸に対し70°、実施例8が光軸に対し30°
である。又実施例8は第2の負レンズL2 の物体側の面
が非球面であり、後群収斂系の正のレンズ成分L4 が3
枚接合レンズである。この実施例8は、広角化に伴い増
大する歪曲収差を、前記の非球面により補正するように
したもので、視野角120°の広角にも拘らず水中使用
時の歪曲収差が5%で、良好に補正されている。このよ
うに広角でしかも歪曲収差のほとんどない像での観察が
可能であるので、被写体を正確に観察出来、例えば医療
分野での誤診防止等で極めて有効である。
【0026】実施例9,10は対物光学系が夫々図9,
10に示す通りである。実施例9は3回リレーレンズを
用いたときの硬性内視鏡光学系に用いる対物光学系の例
で、空中使用時の視野角が140°の広視野である。又
実施例10は、5回リレーの硬性内視鏡における対物光
学系の例で、後群収斂系のレンズ成分L4 が実施例9の
対物光学系と異なる。
【0027】実施例11,12は夫々図11,12に示
す構成で、最も物体側に配置された負レンズL1 の第1
面が夫々凸面,凹面になっている。
【0028】本発明の対物光学系は、負レンズL1 を加
えたことによって、ペッツバール和を負にするレンズ要
素が増加した。これによって広視野を保つ上で、更に構
成内視鏡光学系全体での像面湾曲を良好に補正する際の
負レンズL2 や後群収斂係中のレンズL5 に対する負担
を軽減することが出来る。
【0029】以上述べた本発明の硬性内視鏡用対物光学
系は、最も物体側のレンズである負レンズL1 が水蒸気
滅菌に耐性のある材料つまりAl23 を主成分とする結
晶にて構成することも狙いの一つとしている。
【0030】又図25,図26は、本発明の対物光学系
を組込んだ硬性内視鏡の先端部を示す図で、図25は断
面図、図26は入射側より見た正面図である。硬性内視
鏡は、互いに同心的に配置された外筒1と内筒2とを備
えており、その間に照明用のライトガイドファイバー束
5が挟まれている。対物光学系の第1レンズL1 は、研
磨等により製造した後に外周面に金属コーティングを施
し、内筒2の先端部に半田付けにより固定される。一方
対物光学系の第3レンズL3 は保持筒3に接着等により
固定され、第2レンズL2 は第3レンズL3 に接着固定
され保持筒3に対し第3レンズL3 を介して間接的に保
持される。又対物光学系の他のレンズおよびリレーレン
ズは、図25には示してないが、間隔環4を介してレン
ズ保持筒3に取付けられる。更にレンズ保持筒3は図示
してない硬性鏡の接眼側より内筒2の内部に挿入され、
第1レンズL1 と第2レンズL2 が所定の間隔になる位
置に固定される。
【0031】次に図27は本発明の斜視用の対物光学系
を組込んだ硬性鏡先端部を示す断面図で、保持筒3に視
野変換プリズムP2および第3レンズL3 を固定し、物
体側のプリズムの前面に第2レンズL2 を保持している
が、基本的には図25に示す構造と同じである。
【0032】上記の図25,図27のような構造にする
ことによって組立性、修理性が向上する。
【0033】前述のように、第1レンズL1 は広視野の
確保等のほか、カバーガラスとしての役割も果たしてお
り、レンズL1 以降のレンズに高温高圧の水蒸気が侵入
するのを防ぐために内筒2に半田付されている。このよ
うに内筒2にレンズL1 を半田付するために、その外周
(縁)は研磨後に金属系コートを施してある。この金属
系コートを良好に施すためには、Al23 を主成分とし
た結晶にてレンズL1 を構成した時、その結晶軸方向が
光軸に対して90°になるように加工することが望まし
い。また金属コートを施すことによってフレアー等の発
生のおそれがあるので、図25,図27に符号aにて示
す第1レンズL1 の周辺に、黒色水性サインペンや墨な
どの黒色塗料を塗布することが好ましい。
【0034】次に実施例中で用いられている非球面は、
次の式で表わされる。
【0035】ここでx,yは光軸をx軸にとりその像の
方向を正とし、光軸と垂直な方向をy軸にとったもので
面と光軸との交点を原点とした座標系の座標値である。
又rは非球面面頂における曲率半径、pは円錐定数、
E,F,G・・・は夫々4次,6次,8次・・・の非球
面係数である。
【0036】
【発明の効果】本発明の硬性内視鏡用対物光学系は、リ
レーレンズを用いて物体像を伝送する硬性内視鏡に用い
るものでその前群収斂系を少なくとも二つ負レンズにて
構成することにより広い視野角を持たせまた高温高圧の
水蒸気による滅菌に対する耐性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の対物光学系の断面図
【図2】本発明の実施例2の硬性内視鏡光学系の構成を
示す図
【図3】本発明の実施例3の硬性内視鏡光学系の構成を
示す図
【図4】本発明の実施例4の対物光学系の断面図
【図5】本発明の実施例5の硬性内視鏡光学系の構成を
示す図
【図6】本発明の実施例6の対物光学系の断面図
【図7】本発明の実施例7の対物光学系の断面図
【図8】本発明の実施例8の硬性内視鏡光学系の構成を
示す図
【図9】本発明の実施例9の硬性内視鏡光学系の構成を
示す図
【図10】本発明の実施例10の対物光学系の断面図
【図11】本発明の実施例11の硬性内視鏡光学系の構
成を示す図
【図12】本発明の実施例12の対物光学系の断面図
【図13】実施例1の収差曲線図
【図14】実施例2の収差曲線図
【図15】実施例3の収差曲線図
【図16】実施例4の収差曲線図
【図17】実施例5の収差曲線図
【図18】実施例6の収差曲線図
【図19】実施例7の収差曲線図
【図20】実施例8の収差曲線図
【図21】実施例9の収差曲線図
【図22】実施例10の収差曲線図
【図23】実施例11の収差曲線図
【図24】実施例12の収差曲線図
【図25】本発明の対物光学系を備えた硬性内視鏡先端
部の断面図
【図26】上記硬性内視鏡先端部の正面図
【図27】本発明の視野変換プリズムを配置した対物光
学系を備えた硬性内視鏡の断面図
【図28】従来の硬性内視鏡光学系の構成を示す図
【図29】従来の他の硬性内視鏡光学系の構成を示す図
【図30】硬性内視鏡対物光学系の先端の2枚の負レン
ズを配置した際の光線の状況を示す図
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】条件(1)は、最も物体側の負レンズL
の両面の曲率半径の比を規定したもので、この条件
(1)より外れた場合、広角化に必要な発散の屈折力を
得るためには、第2面rの曲率半径が小になり、レン
ズの加工性が悪くなるため好ましくない。尚面hは平面
又は比較的平面に近い面であることが望ましい。又最も
物体側の負レンズ(第1の負レンズ)は人工サファイア
等にて形成した場合、この人工サファイアは硬度が高
く、曲面に研磨するためには特殊な工程を必要とする。
そのため両面を研磨する場合、コスト高になる。更に水
中で使用する場合、面rが曲面であるとその曲面にそ
った窪みが出来、気泡がレンズ中心あるいは周辺にまと
わり付き、フレアーや観察視野のけられ等が発生する。
これらの理由から面rは平面又はそれに近い面である
ことが望ましい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【実施例】次に本発明の硬性内視鏡の対物光学系の実施
例を示す。 実施例1 ただしr,r,・・・はレンズ各面の曲率半径、d
,d,・・・は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、
,n,・・・は各レンズの屈折率、ν,ν
・・・は各レンズのアッベ数である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】
【発明の効果】本発明の硬性内視鏡用対物光学系は、リ
レーレンズを用いて物体像を伝送する硬性内視鏡に用い
るものでその前群収斂系を少なくとも二つの負レンズに
構成することにより広い視野角を持たせまた高温高圧
の水蒸気による滅菌に対する耐性を有するものである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から順に、対物光学系と、物体像を
    伝送するリレーレンズとよりなる硬性内視鏡光学系にお
    いて、前記対物光学系が物体側より順に負の前群と正の
    後群とよりなり、前記前群が凹面を像側に向けた少なく
    とも二つの負レンズにて構成され、前記後群が少なくと
    も二つの正のレンズ成分から構成されている硬性内視鏡
    用対物光学系。
  2. 【請求項2】前記負の前群中の最も物体側の負レンズが
    Al23 を主成分とする結晶にて形成されている請求項
    1の硬性内視鏡用対物光学系。
  3. 【請求項3】下記の条件を満足する請求項1の硬性内視
    鏡用対物光学系。 −0.5≦r2 /r1 ≦0.5 ただしr1 ,r2 は前記負の前群中の凹面を像側に向け
    た負レンズのうちの最も物体側のレンズの物体側および
    像側の面の曲率半径である。
  4. 【請求項4】下記の式を満足する請求項1の硬性内視鏡
    用対物光学系。 1≦f1 /f2 ≦25 ただしf1 ,f2 は夫々前群中の凹面を像側に向けた負
    レンズのうちの最も物体側の第1負レンズおよび第1負
    レンズの次に配置された第2負レンズの焦点距離であ
    る。
  5. 【請求項5】下記の式を満足する請求項1の硬性内視鏡
    用対物光学系。 0.5≦|fF /f|≦0.8 2≦fR /f≦4.5 ただし、fF ,fR は夫々前記前群および前記後群の焦
    点距離、fは対物光学系全系の焦点距離である。
  6. 【請求項6】次の条件を満足する請求項1の硬性内視鏡
    用対物光学系。 h1 /Imax ≦1.2 ただしh1 は前記前群中の最も物体側の負レンズの第1
    面における最大光線高、Imax は対物光学系の最大像高
    である。
  7. 【請求項7】ライトガイドを含む筒状の内視鏡本体の先
    端部に対物光学系の第1のレンズ成分を固定し、対物光
    学系中の前記第1の成分以外のレンズ成分をレンズ保持
    筒に固定して前記第1のレンズ成分と所定の間隔を隔て
    て前記硬性鏡本体内部に配置した硬性内視鏡。
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