JPH05296572A - 給湯機の消音器構造 - Google Patents

給湯機の消音器構造

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JPH05296572A
JPH05296572A JP10674992A JP10674992A JPH05296572A JP H05296572 A JPH05296572 A JP H05296572A JP 10674992 A JP10674992 A JP 10674992A JP 10674992 A JP10674992 A JP 10674992A JP H05296572 A JPH05296572 A JP H05296572A
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JP
Japan
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exhaust
silencer
flow path
forming plate
exhaust gas
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Pending
Application number
JP10674992A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Nishimura
栄夫 西村
Shigefumi Yasunaga
繁文 安永
Toshimasa Maeda
俊昌 前田
Katsuyuki Kiyama
勝之 木山
Seiji Bando
清次 板東
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NIPPON UPRO KK
Toto Ltd
Original Assignee
NIPPON UPRO KK
Toto Ltd
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Publication date
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  • Details Of Fluid Heaters (AREA)
  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)
  • Chimneys And Flues (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、排気ガスの排気に伴って発生する
騒音を防ぐための給湯機の消音器構造に関する。 【構成】 本発明では、一体的に連設した燃焼室(30)と
消音器(1) との間に排気流路形成板(18)配設し、同排気
流路形成板(18)と消音器(1) の天井壁(11)との間に燃焼
室(30)と連通する排気流路を形成し、同排気流路の終端
(21)を消音器(1)の側壁に形成した排気口(16)に連通さ
せ、同排気口(16)に多数のルーバ(17)を取付けた給湯機
の消音器構造において、消音器(1) の天井壁(11)と排気
流路形成板(18)とをそれぞれ上方へ凸状の湾曲状に形成
して、排気流路を上方湾曲の湾曲排気流路(20)としたこ
とを特徴とする給湯機の消音器構造を提供せんとするも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気ガスの排気に伴っ
て発生する騒音を防ぐための給湯機の消音器構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯機の排気ガスを消音するため
の装置として、給湯機の燃焼室に一端を連設して、給湯
機本体と一体的に消音器を設けたものがあり、その構造
は以下のようなものである。
【0003】即ち、図3に示すように、給湯機Xの中央
部に形成された燃焼室60に連通連設して消音器51が給湯
機本体X1と一体的に設けられており、同消音器51の天井
壁61の近傍に、消音器51の軸線と直交する方向の一側側
壁に排気口56を設け、同排気口56には一定の傾斜角βで
複数のルーバ57を設けている。
【0004】また、消音器51の内部には排気流路67を形
成しており、該排気流路67の中途には、基端58b が排気
口56の略半ばに位置し、排気口56に設けたルーバ57の取
付角度βに合わせて斜め上方に立ち上がり、中途から水
平に伸延する断面く字状の排気流路形成板58を設けると
共に、排気口56の下端下方部分には吸音材59を取りつけ
て騒音を吸収するようにしている。
【0005】かかる構成により、排気ガスを吸音材59で
消音させると共に、同排気ガスが排気流路形成板58に沿
って(ルーバ57の取付角度βと略等しい角度で)流れる
ようにし、排気口56のルーバ57からスムースに外へ排出
できるようにして、排出時の風切音の低減を図ってい
る。
【0006】なお、図中、53は熱交換器、54はファン、
68はバーナ、70はイグナイタ、71はガス電磁弁、72はガ
ス供給管、73,74 は給湯配管の往管と戻管である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる給湯機
の消音器構造は、未だ、以下の解決すべき課題を有して
いた。
【0008】即ち、図3に示すように、上記した給湯機
Xの消音器構造では、排気流路形成板58の先端58a と排
気口56の反対側の側壁との間に形成される排気ガスの流
入開口部Yの開口幅Y1が狭隘となっているので排気ガス
の流路が狭くなり、実際には、排気ガスの流速が上昇
し、排気ガスは矢印fのように、排気流路形成板58の水
平部58c に沿って流れることになる。
【0009】従って、排気ガスは排気口56の上部に局部
的に集中することになり、しかも、排気口56のルーバ57
に対して、鋭角的に衝突することになるので、却って風
切音の増大をまねく結果となっていた。
【0010】本発明は、上記した課題を解決することが
できる給湯機の消音器構造を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、一体的に連設
した燃焼室と消音器との間に排気流路形成板を配設し、
同排気流路形成板と消音器の天井壁との間に燃焼室と連
通する排気流路を形成し、同排気流路の終端を消音器の
側壁に形成した排気口に連通させ、同排気口に多数のル
ーバを取付けた給湯機の消音器構造において、消音器の
天井壁と排気流路形成板とをそれぞれ上方へ凸状の湾曲
状に形成して、排気流路を上方湾曲の湾曲排気流路とし
たことを特徴とする給湯機の消音器構造を提供せんとす
るものである。
【0012】また、本発明は、上記排気口に取付けた多
数のルーバの下向き取付角度と、湾曲排気流路の終端よ
り排出される排気ガスの下向き流出角度とを略等しくし
たこと、上記排気流路形成板の基端を排気口下方の一側
側壁に取付け、その先端を他側側壁に向けて天井壁と略
平行に伸延し、同排気流路形成板の先端と他側側壁との
間に形成した流入開口部を広幅に形成したこと、上記湾
曲状の天井壁と排気流路形成板との間に、同天井壁及び
排気流路形成板と同様の曲率を有する湾曲状の案内板を
設けたこと、及び、消音器の側壁内面に、排気口を除い
て全体的に吸音材を取付けたことにも特徴を有する。
【0013】
【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発
明に係る給湯機Aの消音器構造について具体的に説明す
る。
【0014】図1は消音器1を一体的に連設した給湯機
Aの断面図であり、図2は排気ガスの騒音レベルを示す
グラフである。
【0015】図1に示すように、給湯機Aは、同給湯機
Aの中央に形成されてバーナ2、熱交換器3等をその内
部に収納配設し、その下方にはファン4を配設する燃焼
室30と、同燃焼室30に一体的に連接された消音器1とか
ら構成されている。
【0016】かかる消音器1は、天井壁11を上方に凸状
の湾曲状に形成すると共に、同端部廻りの一側側壁に排
気口16を開口しており、同排気口16には一定の取付角度
αで多数のルーバ17が取付けられている。
【0017】また、排気ガスを排気口16に取付けられた
ルーバ17ヘ導くように、基端18b を排気口16の下方をな
す一側側壁の個所に取付けた湾曲状の排気流路形成板18
の先端18a を他側側壁に向けて天井壁11と略平行に伸延
している。
【0018】そして、かかる湾曲状の天井壁11と排気流
路形成板18との間に広幅の湾曲排気流路20を形成し、か
つ、排気流路形成板18の先端18a と他側側壁との間に形
成した流入開口部Wの開口幅W1を広幅に形成している。
【0019】その開口幅W1は、それぞれの側壁間の幅の
約1/3 から1/2 が好ましく、本実施例では約1/2 の幅に
形成している。
【0020】また、湾曲排気流路20の流入端を、同流入
開口部Wを介して筒状排気部10の下部空間10a と連通す
ると共に、同湾曲排気流路20の終端21を排気口16と連通
している。
【0021】さらに、上記天井壁11と排気流路形成板18
との間に、同天井壁11と同排気流路形成板18と同様の曲
率を有する湾曲状の案内板19を設けると共に、さらに、
消音効果を向上させるために、消音器1の側壁内面に、
排気口16を除いて全体的に吸音材9を配設している。
【0022】なお、図中、5はガス電磁弁、6はイグナ
イタ、8はガス供給管、31,32 は給湯配管の往管と戻管
である。
【0023】上記のように構成することにより、排気ガ
スの流速を抑えることができ、また、湾曲排気流路20の
終端21における排気ガスの下向き流出角度と、ルーバ17
の下向き取付角度αとを略等しくすることができるの
で、排気ガスの排出時のルーバ17による風切音を可及的
に抑えることができると共に、給湯機Aから発生する排
気騒音を総体的に低減することが可能となる。
【0024】即ち、天井壁11を湾曲状に形成すると共
に、湾曲状の排気流路形成板18を配設したことにより、
上方へ湾曲した湾曲排気流路20が形成され、同流路20を
流れる排気ガスは、排気口16までの流路が長くなること
により、その流速を抑えることができ、排気口16での風
切音を低減することができる。
【0025】また、湾曲排気流路20の終端21における排
気ガスの下向き流出角度が排気口16に取付けられたルー
バ17の下向き取付角度αとを略等しくなるように整流す
ることにより、排気ガスがルーバ17に鋭角的に衝突する
ことがなく、ルーバ17に沿ってスムースに排出すること
が可能となるので、排出時の風切音をさらに抑えること
ができる。
【0026】しかも、湾曲状の排気流路形成板18の先端
18a と排気口16側と反対側の側壁との間に形成される流
入開口部Wの開口幅W1を広げることによって排気ガスの
流速が過度に上昇することを防ぐことができ、排気ガス
の流速を適当な速度にとどめることができるので、湾曲
状の天井壁11、排気流路形成板18による整流作用を促進
し、上記した効果をより高めることができる。
【0027】また、湾曲状の屈曲排気流路20を流路に沿
って2分割するように、天井壁11と排気流路形成板18と
の間にかかる天井壁11や排気流路形成板18と同様な曲率
を有する湾曲状の案内板19を配設したことにより、排気
ガスの流れをより均等に分散して排気口16へ導くことが
できる。
【0028】従って、排気ガスが排気口16の一定個所へ
集中するのを防ぐことになり、消音効果をより高めるこ
とができる。
【0029】また、消音器1の側壁内面に、排気口16を
除いて全体的に吸音材9を配設したことにより、排気ガ
スが排気流路7を通過する間に吸音でき、消音効果をさ
らに高めている。
【0030】なお、吸音材9としては、表面が多孔質で
音を内部に吸収する岩綿、ガラス綿、発泡プラスチック
等種々あり、吸音効果を奏するものであれば何を使用し
ても構わないが、耐熱性に優るものが望ましい。
【0031】ここで、上記した効果を実験的に確かめた
データで説明すると、図2の実験データに示すように、
本考案に係る消音器構造とすることにより、400 〜800H
Z の周波数からなる排気口16での風切音の騒音値が従来
例に比べて著しく低下することが分かる。
【0032】そして、かかる風切音の騒音値の低減によ
って、給湯機Aから排気される排気ガスによる騒音全体
のレベルも約3dBの低下が図れることが分かった。
【0033】このように、風切音を可及的に防ぎ、さら
に吸音材9により消音効果を高めたことによって、給湯
機Aから外部に伝わる排気騒音全体を低下させて静かな
排気を実現することができ、しかも、その構造はコンパ
クトで簡単である。
【0034】次に、排気ガスが実際に排気口16より排出
されるまでを説明すると、次の通りである。
【0035】燃焼室30より排出される排気ガスは、先
ず、排気流路7を通り、その間に側壁内面に取付けられ
た吸音材9によりある程度消音される。
【0036】さらに、同排気ガスは、広幅に形成された
流入開口部Wをゆっくりと上昇し、湾曲状の天井壁11と
案内板19、案内板19と排気流路形成板18とで形成される
湾曲排気流路20を通る。
【0037】その際に、ガスは流速を抑えられて天井壁
11、案内板19、排気流路形成板18に沿って流れることと
なるので効果的に整流され、しかも、均等に排気口16へ
と向かうことになり、排気口16の一個所に排気ガスが集
中することを防ぐことができる。
【0038】そして、排気口16のルーバ17に沿って給湯
機Aの外へ排気される際には、排気ガスの流出角度とル
ーバ17の取付角度αが略等しくなっているので、排気ガ
スとルーバ17とが鋭角的に衝突することがなく、スムー
スに流れ出ることができ、従って、風切音が可及的に抑
制されて静かな排気となり、給湯機Aの排気騒音を全体
的に低減することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明では、
消音器の天井壁と排気流路形成板とをそれぞれ上方へ凸
状の湾曲状に形成して、排気流路を上方湾曲の湾曲排気
流路としたことにより、排気口までの流路を長くするこ
とができ、湾曲排気流路を通過する排気ガスの流速を抑
えることができる。
【0040】しかも、ガスの流出方向を下向きとするこ
とができるので多数のルーバを有する排気口からスムー
スに排気することができる。
【0041】また、構造がコンパクトで、かつ、簡単な
ので製造コストを低くできる。
【0042】また、確実に整流して同排気ガスを排気口
へと導き、排気口に取付けた多数のルーバの下向き取付
角度と、湾曲排気流路の終端より排出される排気ガスの
下向き流出角度とを略等しくしたことにより、排気ガス
がルーバに鋭角的に衝突することがなく、風切音を可及
的に防ぐことができ、排気ガスの静かな排出を可能とす
ることができる。
【0043】また、流入開口部を広幅に形成したことに
より、排気ガスの流速を可及的に抑えることができ、湾
曲排気流路におけるガスの整流作用を促進することがで
きる。
【0044】また、湾曲状の天井壁と排気流路形成板と
の間に、同天井壁及び排気流路形成板と同様の曲率を有
する湾曲状の案内板を設けたこととにより、排気ガスの
流れをより均等に分散して排気口へ導くようにして、排
気ガスが排気口のある一定の個所へ集中することを防
ぎ、消音効果をより高めることができる。
【0045】さらに、消音器の内壁面に、排気口を除い
て全体的に吸音材を配設したことによって、消音効果を
より高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給湯機の消音器の断面側面図であ
る。
【図2】排気ガスの騒音レベルを示すグラフである。
【図3】従来の消音器の断面側面図である。
【符号の説明】
α 傾斜角 W 流入開口部 1 消音器 9 吸音材 11 天井壁 16 排気口 17 ルーバ 18 排気流路形成板 18a 先端 18b 基端 19 案内板 20 湾曲排気流路 21 終端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安永 繁文 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日 本ユプロ株式会社内 (72)発明者 前田 俊昌 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日 本ユプロ株式会社内 (72)発明者 木山 勝之 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日 本ユプロ株式会社内 (72)発明者 板東 清次 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日 本ユプロ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体的に連設した燃焼室(30)と消音器
    (1) との間に排気流路形成板(18)を配設し、同排気流路
    形成板(18)と消音器(1) の天井壁(11)との間に燃焼室(3
    0)と連通する排気流路を形成し、同排気流路の終端(21)
    を消音器(1) の側壁に形成した排気口(16)に連通させ、
    同排気口(16)に多数のルーバ(17)を取付けた給湯機の消
    音器構造において、 消音器(1) の天井壁(11)と排気流路形成板(18)とをそれ
    ぞれ上方へ凸状の湾曲状に形成して、排気流路を上方湾
    曲の湾曲排気流路(20)としたことを特徴とする給湯機の
    消音器構造。
  2. 【請求項2】 上記排気口(16)に取付けた多数のルーバ
    (17)の下向き取付角度( α) と、湾曲排気流路(20)の終
    端(21)より排出される排気ガスの下向き流出角度とを略
    等しくしたことを特徴とする請求項1記載の給湯機の消
    音器構造。
  3. 【請求項3】 上記排気流路形成板(18)の基端(18b) を
    排気口(16)下方の一側側壁に取付け、その先端(18a) を
    他側側壁に向けて天井壁(11)と略平行に伸延し、同排気
    流路形成板(18)の先端(18a) と他側側壁との間に形成し
    た流入開口部(W) を広幅に形成したことを特徴とする請
    求項1または2記載の給湯機の消音器構造。
  4. 【請求項4】 上記湾曲状の天井壁(11)と排気流路形成
    板(18)との間に、同天井壁(11)及び排気流路形成板(18)
    と同様の曲率を有する湾曲状の案内板(19)を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜3記載の給湯機の消音器構造。
  5. 【請求項5】 上記消音器構造において、消音器(1) の
    側壁内面に、排気口(16)を除いて全体的に吸音材(9) を
    取付けたことを特徴とする請求項1〜4記載の給湯機の
    消音器構造。
JP10674992A 1992-04-24 1992-04-24 給湯機の消音器構造 Pending JPH05296572A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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