JP2003014311A - 壁貫通型燃焼器具 - Google Patents

壁貫通型燃焼器具

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JP2003014311A
JP2003014311A JP2001207844A JP2001207844A JP2003014311A JP 2003014311 A JP2003014311 A JP 2003014311A JP 2001207844 A JP2001207844 A JP 2001207844A JP 2001207844 A JP2001207844 A JP 2001207844A JP 2003014311 A JP2003014311 A JP 2003014311A
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Japan
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exhaust
wall
water supply
casing
connection pipe
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JP2001207844A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakamura
健二 中村
Shigenori Yanajima
重徳 梁島
Akihide Anzai
彰英 安齋
Shigeo Watanabe
成夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全長寸法を短縮できる壁貫通型燃焼器具の提
供。 【解決手段】 壁貫通型燃焼器具100は、ガスバーナ
ー130と、熱交換器120と、排気室300と、ケー
シング110と、フロントカバー200を有し、排気室
300は、本体310と、排気ガイド320と、排気ト
ップ340を備える。ガスバーナー130の燃焼で発生
した高温の燃焼ガスを熱交換器120で熱交換した後、
排気ガスが排気室300の本体310に流れる。排気ガ
イド320が排気ガスを入口部322から出口部324
に向かってガイドし、排気ガスを排気トップ340から
壁貫通型燃焼器具100の外部に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内と屋外との間
の壁に設けた貫通穴内に設置する壁貫通型燃焼器具に関
する。
【0002】
【従来の技術】壁貫通型燃焼器具は、主に集合住宅等、
浴室面積を広くとれないといった制約のある場所におい
て、少しでも大きな浴槽を設置できるように開発された
ものであり、浴室内に設置されていた燃焼器具を壁内部
に設置することによって、浴槽設置スペースを確保する
ようにしたものである。
【0003】図14は、特開平10−213353号公
報に開示された、本出願人による壁貫通型燃焼器具の設
置状態を示す説明図である。浴室1内には浴槽2が設置
され、壁貫通型燃焼器具10は、浴室1の壁3に設けら
れた貫通穴4内に設置される。壁貫通型燃焼器具10
は、ケーシング12内に熱交換器等の必要な装置が収容
され、ケーシング12の浴室1側に露出するフロントカ
バー14の下部に、給水管、給湯管ガスの供給管等が接
続される各種のニップル16が配設される。ケーシング
12の屋外側に露出する先端部に、燃焼排ガスの騒音を
低減することを目的としたサイレンサ13が配されてい
る。また、この壁貫通型燃焼器具10は、浴室1の壁3
のほかに、台所,脱衣所等の壁にも設置可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、浴室内に浴槽と
バランス型風呂釜が併設されているものは、バランス型
風呂釜の浴室壁面から給排気筒先端までの全長寸法L1
は300〜400mmのものが多く、建物の構造はその
寸法となるように設計されているため、その寸法より長
いものを入替え設置する場合、ケーシング先端が障害物
となる等の問題があった。本発明は、この種の壁貫通型
燃焼器具にあって、装置の構造を改良することによっ
て、全長寸法L1を短縮し、よりコンパクトな壁貫通型
燃焼器具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の壁貫通型燃焼器
具は、バーナーと、熱交換器と、排気室と、制御装置を
含む機器を収容するケーシングと、ケーシングの屋内側
の開口部を着脱自在に覆うフロントカバーを有し、排気
室は、ケーシング内の上部に設けられる箱形の本体と、
本体内に設けられて排気の入口側から出口側に向けて下
向きに傾斜する排気ガイドと、排気ガイドの出口側に連
結されて、ケーシングを貫通する排気トップを備える。
【0006】そして、排気トップのケーシングの取付部
に設けられる排気トップパッキン部材を備え、排気トッ
プ内に取付けられるメッシュ板を備える。下向きに傾斜
された排気ガイドとメッシュ板は、雨滴の浸入により排
気室下部に配設されたバーナーの浸水による点火不良を
防止することを目的としている。また、排気トップ内に
設けられる排気風向板を備え、排気ガイド内に設けられ
る排気補助板を備えるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態に
おける壁貫通型燃焼器具を示す縦断面図、図2は正面図
である。壁貫通型燃焼器具100は、図1及び図2に示
すように、箱形のケーシング110を有し、ケーシング
110の内部には熱交換器120が配設され、熱交換器
120の下部にはガスバーナー130が取付けられてい
る。熱交換器120の外周には、図1に示すように、過
熱を防止する温度ヒューズ122が巻き付けられてい
る。また、熱交換器120の側部には、図1に示すよう
に、バイメタルスイッチ124が設けられている。
【0008】ケーシング110内の熱交換器120の側
部には、図1に示すように、制御装置150が配設さ
れ、制御装置150は外気温サーミスタ132を含む各
種のセンサからのデータを基にガス比例弁電磁弁ユニッ
ト134や電動ファン152及び各種の水制御弁に指令
を出力し、壁貫通型燃焼器具100全体の制御を行う。
【0009】ケーシング110の内部には、図2に示す
ように、トランス154が配設され、トランス154は
家庭用の交流電圧を変換して各種の制御弁等に電力を供
給するようになっている。ケーシング110の内部に
は、図1に示すように、熱交換器120に対向して電動
ファン152が配設され、電動ファン152はケーシン
グ110内の空気を強制的に排気する。さらに、電動フ
ァン152は燃焼で発生した高温の燃焼ガスを熱交換器
120で熱交換した後、排ガスとして排気トップ340
から排出するものである。
【0010】ケーシング110内の熱交換器120の上
部には、図1に示すように、排気室300が設けられて
いる。排気室300は、図1に示すように、本体310
と、排気ガイド320と、排気トップ340とを有す
る。
【0011】また、熱交換器120には、図1に示すよ
うに、寒冷時の水管の凍結を予防するためのヒータ12
6が付設されている。
【0012】壁貫通型燃焼器具100のケーシング11
0の浴室側に対向する前面には、図1に示すように、フ
ロントカバー200が設けられ、ケーシング110の浴
室側に対向する前面はフロントカバー200で覆われて
おり、フロントカバー200はビス202によりケーシ
ング110側に固定されている。
【0013】フロントカバー200の下部には、図1に
示すように、テーパー部204を介して膨出部210が
形成されている。フロントカバー200の膨出部210
の内側には、図2に示すように、浴室内の配管に接続さ
れるガス接続管160,給水接続管170及び給湯接続
管180が鉛直方向に向けてそれぞれ配設されている。
ガス接続管160に供給されるガスはガス比例弁電磁弁
ユニット134により流量を制御され、ガスはガス接続
管160を通ってガスバーナー130へ供給される。
【0014】給水接続管170に供給される水道水はフ
ロントカバー200の膨出部210の内側に配設された
配管の直立部に設けられた給水量センサ172により供
給量が検出され、また、給水の温度が給水サーミスタ1
74により検出され、そのデータは制御装置150側へ
送られる。
【0015】熱交換器120で加熱された湯水は配管1
42を介して給湯接続管180に供給される。給湯接続
管180には浴室内に設けられたカランやシャワーノズ
ルへの配管(図示せず)が接続されている。
【0016】この壁貫通型燃焼器具100は、上述した
ように、フロントカバー200の浴室側へ突出する膨出
部210の内側に配設された給水接続管170の直立部
に給水量を検出する給水量センサ172を設けた構造を
有する。
【0017】図3は本発明の第2の実施形態における壁
貫通型燃焼器具を示す縦断面図、図4は正面図である。
壁貫通型燃焼器具100は、図3及び図4に示すよう
に、箱形のケーシング110を有し、ケーシング110
の内部には熱交換器120が配設され、熱交換器120
の下部にはガスバーナー130が取付けられている。熱
交換器120の外周には、図3に示すように、過熱を防
止する温度ヒューズ122が巻き付けられている。ま
た、熱交換器120の側部には、図3に示すように、バ
イメタルスイッチ124が設けられている。
【0018】ケーシング110内の熱交換器120の側
部には、図3に示すように、制御装置150が配設さ
れ、制御装置150は外気温サーミスタ132を含む各
種のセンサからのデータを基にガス比例弁電磁弁ユニッ
ト134や電動ファン152及び各種の水制御弁に指令
を出力し、壁貫通型燃焼器具100全体の制御を行う。
【0019】ケーシング110の内部には、図4に示す
ように、トランス154が配設され、トランス154は
家庭用の交流電圧を変換して各種の制御弁等に電力を供
給するようになっている。ケーシング110の内部に
は、図3に示すように、熱交換器120に対向して電動
ファン152が配設され、電動ファン152はケーシン
グ110内の空気を強制的に排気する。さらに、電動フ
ァン152は燃焼で発生した高温の燃焼ガスを熱交換器
120で熱交換した後、排ガスとして排気トップ340
から排出するものである。
【0020】ケーシング110内の熱交換器120の上
部には、図3に示すように、排気室300が設けられて
いる。排気室300は、図3に示すように、本体310
と、排気ガイド320と、排気トップ340とを有す
る。
【0021】また、熱交換器120には、図3に示すよ
うに、寒冷時の水管の凍結を予防するためのヒータ12
6が付設されている。
【0022】壁貫通型燃焼器具100のケーシング11
0の浴室側に対向する前面には、図3に示すように、フ
ロントカバー200が設けられ、ケーシング110の浴
室側に対向する前面はフロントカバー200で覆われて
おり、フロントカバー200はビス202によりケーシ
ング110側に固定されている。
【0023】フロントカバー200の下部には、図3に
示すように、テーパー部204を介して膨出部210が
形成されている。フロントカバー200の膨出部210
の内側には、図4に示すように、浴室内の配管に接続さ
れるガス接続管160,給水接続管170,給湯接続管
180及び浴槽接続管190が鉛直方向に向けてそれぞ
れ配設されている。ガス接続管160に供給されるガス
はガス比例弁電磁弁ユニット134により流量を制御さ
れ、ガスはガス接続管160を通ってガスバーナー13
0へ供給される。
【0024】給水接続管170に供給される水道水はフ
ロントカバー200の膨出部210の内側に配設された
配管の直立部に設けられた給水量センサ172により供
給量が検出され、また、給水の温度が給水サーミスタ1
74により検出され、そのデータは制御装置150側へ
送られる。
【0025】熱交換器120で加熱された湯水は配管1
42を介して給湯接続管180と浴槽接続管190に供
給される。給湯接続管180は、図4に示すように、給
湯接続管180から分岐される構造を有し、給湯接続管
180の途中には湯張りを制御する電磁弁192が設け
られている。この電磁弁192はフロントカバー200
の膨出部210の内側に配設された浴槽接続管190の
配管の直立部に設けられている。
【0026】給湯接続管180には浴室内に設けられた
カランやシャワーノズルへの配管(図示せず)が接続さ
れている。フロントカバー200の膨出部210の内側
に配設された給湯接続管180の配管の直立部には、図
4に示すように、割込給湯量センサ182が設けられて
いる。浴槽への湯張り中に、カランやシャワーノズルが
開かれて、給湯接続管180側へ湯水が流れると、電磁
弁192が浴槽接続管190への給湯を遮断し、給湯接
続管180へ給湯を行う。
【0027】割込給湯量センサ182は、この給湯量を
検出し、浴槽への給湯が再開された時に、給湯接続管1
80側へ流れた湯量を補充し、浴槽へ所定の湯量を供給
するためのデータを制御装置150へ提供する。
【0028】この壁貫通型燃焼器具100は、上述した
ように、フロントカバー200の浴室側へ突出する膨出
部210の内側に配設された給水接続管170の直立部
に給水量を検出する給水量センサ172を設けた構造を
有する。同様に、フロントカバー200の膨出部210
の内側に配設された浴室のカランやシャワーノズルに接
続される給湯接続管180の直立部に割込給湯量センサ
182を設けてある。
【0029】さらに、浴槽接続管190に取付けられる
電磁弁192をフロントカバー200の膨出部210の
内側の配管の直立部に配設してある。
【0030】図5は本発明の第3の実施形態における壁
貫通型燃焼器具を示す縦断面図、図6は正面図である。
壁貫通型燃焼器具100は、図5及び図6に示すよう
に、箱形のケーシング110を有し、ケーシング110
の内部には熱交換器120が配設され、熱交換器120
の下部にはガスバーナー130が取付けられている。熱
交換器120の外周には過熱を防止する温度ヒューズ
(図示せず)が巻き付けられている。また、熱交換器1
20の側部にはバイメタルスイッチ(図示せず)が設け
られている。
【0031】ケーシング110内の熱交換器120の側
部には、図5に示すように、制御装置150が配設さ
れ、制御装置150は外気温サーミスタ(図示せず)を
含む各種のセンサからのデータを基にガス比例弁電磁弁
ユニット134や電動ファン152及び各種の水制御弁
に指令を出力し、壁貫通型燃焼器具100全体の制御を
行う。
【0032】ケーシング110の内部には、図6に示す
ように、トランス154が配設され、トランス154は
家庭用の交流電圧を変換して各種の制御弁等に電力を供
給するようになっている。ケーシング110の内部に
は、図5に示すように、熱交換器120に対向して電動
ファン152が配設され、電動ファン152はケーシン
グ110内の空気を強制的に排気する。さらに、電動フ
ァン152は燃焼で発生した高温の燃焼ガスを熱交換器
120で熱交換した後、排ガスとして排気トップ340
から排出するものである。
【0033】ケーシング110内の熱交換器120の上
部には、図5に示すように、排気室300が設けられて
いる。排気室300は、図5に示すように、本体310
と、排気ガイド(図示せず)と、排気トップ340とを
有する。
【0034】また、熱交換器120には寒冷時の水管の
凍結を予防するためのヒータ(図示せず)が付設されて
いる。
【0035】ケーシング110内のトランス154の下
部には、図6に示すように、浴槽の湯水を循環させるた
めの循環ポンプPが配設されている。
【0036】壁貫通型燃焼器具100のケーシング11
0の浴室側に対向する前面には、図5に示すように、フ
ロントカバー200が設けられ、ケーシング110の浴
室側に対向する前面はフロントカバー200で覆われて
おり、フロントカバー200はビス(図示せず)により
ケーシング110側に固定されている。
【0037】フロントカバー200の下部には、図5に
示すように、テーパー部204を介して膨出部210が
形成されている。フロントカバー200の膨出部210
の内側には、図6に示すように、浴室内の配管に接続さ
れるガス接続管160,給水接続管170,給湯接続管
180,追焚往き接続管400及び追焚戻り接続管41
0が鉛直方向に向けてそれぞれ配設されている。ガス接
続管160に供給されるガスはガス比例弁電磁弁ユニッ
ト134により流量を制御され、ガスはガス接続管16
0を通ってガスバーナー130へ供給される。
【0038】給水接続管170に供給される水道水はフ
ロントカバー200の膨出部210の内側に配設された
配管の直立部に設けられた給水量センサ172により供
給量が検出され、また、給水の温度が給水サーミスタ
(図示せず)により検出され、そのデータは制御装置1
50側へ送られる。
【0039】熱交換器120で加熱された湯水は配管1
42を介して給湯接続管180と追焚往き接続管400
に供給される。追焚往き接続管400は、図6に示すよ
うに、給湯接続管180から分岐される構造を有し、追
焚往き接続管400の途中には湯張りを制御する電磁弁
402が設けられている。この電磁弁402はフロント
カバー200の膨出部210の内側に配設された追焚往
き接続管400の配管の直立部に設けられている。
【0040】給湯接続管180には浴室内に設けられた
カランやシャワーノズルへの配管(図示せず)が接続さ
れている。給湯接続管180の配管には、図6に示すよ
うに、給湯を制御する水制御弁405が設けられ、給湯
接続管180を流れる湯水は水制御弁405により給湯
量を制御される。
【0041】フロントカバー200の膨出部210の内
側に配設された給湯接続管180の配管の直立部には、
図6に示すように、割込給湯量センサ182が設けられ
ている。浴槽への湯張り中に、カランやシャワーノズル
が開かれて、給湯接続管180側へ湯水が流れると、電
磁弁402が追焚往き接続管400への給湯を遮断し、
給湯接続管180へ給湯を行う。
【0042】割込給湯量センサ182は、この給湯量を
検出し、浴槽への湯張りが再開された時に、給湯接続管
180側へ流れた湯量を補充し、浴槽へ所定の湯量を供
給するためのデータを制御装置150へ提供する。
【0043】循環ポンプPは浴槽の湯水を追焚戻り接続
管410を介して熱交換器120へ送り、追焚戻り接続
管410から送られた浴槽の湯水が熱交換器120で加
熱して追焚きされた後、追焚きされた湯水が追焚往き接
続管400を介して再び浴槽に戻され、浴槽の湯水は追
焚往き接続管400及び追焚戻り接続管410を介して
循環ポンプPにより循環される。
【0044】この壁貫通型燃焼器具100は、上述した
ように、フロントカバー200の浴室側へ突出する膨出
部210の内側に配設された給水接続管170の直立部
に給水量を検出する給水量センサ172を設けた構造を
有する。同様に、フロントカバー200の膨出部210
の内側に配設された浴室のカランやシャワーノズルに接
続される給湯接続管180の直立部に割込給湯量センサ
182を設けてある。
【0045】さらに、追焚往き接続管400に取付けら
れる電磁弁402をフロントカバー200の膨出部21
0の内側の配管の直立部に配設してある。
【0046】図7は本発明の第4の実施形態における壁
貫通型燃焼器具を示す縦断面図、図8は正面図である。
図8はケーシング110の内部に配設した電動ファン1
52,トランス154,給水量センサ172,割込給湯
量センサ182,電磁弁402,水制御弁405及び循
環ポンプPの配置を図6に示す第3の実施形態と左右反
対となるように変え、フロントカバー200の膨出部2
10の内側に配設したガス接続管160,給水接続管1
70,給湯接続管180,追焚往き接続管400及び追
焚戻り接続管410の配置を図6に示す第3の実施形態
と異なるように変えたものである。
【0047】壁貫通型燃焼器具100は、図7及び図8
に示すように、箱形のケーシング110を有し、ケーシ
ング110の内部には熱交換器120が配設され、熱交
換器120の下部にはガスバーナー130が取付けられ
ている。熱交換器120の外周には過熱を防止する温度
ヒューズ(図示せず)が巻き付けられている。また、熱
交換器120の側部にはバイメタルスイッチ(図示せ
ず)が設けられている。
【0048】ケーシング110内の熱交換器120の側
部には、図7に示すように、制御装置150が配設さ
れ、制御装置150は外気温サーミスタ(図示せず)を
含む各種のセンサからのデータを基にガス比例弁電磁弁
ユニット134や電動ファン152及び各種の水制御弁
に指令を出力し、壁貫通型燃焼器具100全体の制御を
行う。
【0049】ケーシング110の内部には、図8に示す
ように、トランス154が配設され、トランス154は
家庭用の交流電圧を変換して各種の制御弁等に電力を供
給するようになっている。ケーシング110の内部に
は、図7に示すように、熱交換器120に対向して電動
ファン152が配設され、電動ファン152はケーシン
グ110内の空気を強制的に排気する。さらに、電動フ
ァン152は燃焼で発生した高温の燃焼ガスを熱交換器
120で熱交換した後、排ガスとして排気トップ340
から排出するものである。
【0050】ケーシング110内の熱交換器120の上
部には、図7に示すように、排気室300が設けられて
いる。排気室300は、図7に示すように、本体310
と、排気ガイド(図示せず)と、排気トップ340とを
有する。
【0051】また、熱交換器120には寒冷時の水管の
凍結を予防するためのヒータ(図示せず)が付設されて
いる。
【0052】ケーシング110内のトランス154の下
部には、図8に示すように、浴槽の湯水を循環させるた
めの循環ポンプPが配設されている。
【0053】壁貫通型燃焼器具100のケーシング11
0の浴室側に対向する前面には、図7に示すように、フ
ロントカバー200が設けられ、ケーシング110の浴
室側に対向する前面はフロントカバー200で覆われて
おり、フロントカバー200はビス(図示せず)により
ケーシング110側に固定されている。
【0054】フロントカバー200の下部には、図7に
示すように、テーパー部204を介して膨出部210が
形成されている。フロントカバー200の膨出部210
の内側には、図8に示すように、浴室内の配管に接続さ
れるガス接続管160,給水接続管170,給湯接続管
180,追焚往き接続管400及び追焚戻り接続管41
0が鉛直方向に向けてそれぞれ配設されている。ガス接
続管160に供給されるガスはガス比例弁電磁弁ユニッ
ト134により流量を制御され、ガスはガス接続管16
0を通ってガスバーナー130へ供給される。
【0055】給水接続管170に供給される水道水はフ
ロントカバー200の膨出部210の内側に配設された
配管の直立部に設けられた給水量センサ172により供
給量が検出され、また、給水の温度が給水サーミスタ
(図示せず)により検出され、そのデータは制御装置1
50側へ送られる。
【0056】熱交換器120で加熱された湯水は配管1
42を介して給湯接続管180と追焚往き接続管400
に供給される。追焚往き接続管400は、図8に示すよ
うに、給湯接続管180から分岐されされる構造を有
し、追焚往き接続管400の途中には湯張りを制御する
電磁弁402が設けられている。この電磁弁402はフ
ロントカバー200の膨出部210の内側に配設された
追焚往き接続管400の配管の直立部に設けられてい
る。
【0057】給湯接続管180には浴室内に設けられた
カランやシャワーノズルへの配管(図示せず)が接続さ
れている。給湯接続管180の配管には、図8に示すよ
うに、給湯を制御する水制御弁405が設けられ、給湯
接続管180を流れる湯水は水制御弁405により給湯
量を制御される。
【0058】フロントカバー200の膨出部210の内
側に配設された給湯接続管180の配管の直立部には、
図8に示すように、割込給湯量センサ182が設けられ
ている。浴槽への湯張り中に、カランやシャワーノズル
が開かれて、給湯接続管180側へ湯水が流れると、電
磁弁402が追焚往き接続管400への給湯を遮断し、
給湯接続管180へ給湯を行う。
【0059】割込給湯量センサ182は、この給湯量を
検出し、浴槽への湯張りが再開された時に、給湯接続管
180側へ流れた湯量を補充し、浴槽へ所定の湯量を供
給するためのデータを制御装置150へ提供する。
【0060】循環ポンプPは浴槽の湯水を追焚戻り接続
管410を介して熱交換器120へ送り、追焚戻り接続
管410から送られた浴槽の湯水が熱交換器120で加
熱して追焚きされた後、追焚きされた湯水が追焚往き接
続管400を介して再び浴槽に戻され、浴槽の湯水は追
焚往き接続管400及び追焚戻り接続管410を介して
循環ポンプPにより循環される。
【0061】この壁貫通型燃焼器具100は、上述した
ように、フロントカバー200の浴室側へ突出する膨出
部210の内側に配設された給水接続管170の直立部
に給水量を検出する給水量センサ172を設けた構造を
有する。同様に、フロントカバー200の膨出部210
の内側に配設された浴室のカランやシャワーノズルに接
続される給湯接続管180の直立部に割込給湯量センサ
182を設けてある。
【0062】さらに、追焚往き接続管400に取付けら
れる電磁弁402をフロントカバー200の膨出部21
0の内側の配管の直立部に配設してある。
【0063】図9は本発明の第5の実施形態における壁
貫通型燃焼器具を示す縦断面図、図10は正面図であ
る。図9及び図10は壁貫通型燃焼器具100となる給
湯器を示すものである。壁貫通型燃焼器具100は、図
9及び図10に示すように、箱形のケーシング110を
有し、ケーシング110の内部には熱交換器120が配
設され、熱交換器120の下部にはガスバーナー130
が取付けられている。熱交換器120の外周には、図9
に示すように、過熱を防止する温度ヒューズ122が巻
き付けられている。また、熱交換器120の側部には、
図9に示すように、バイメタルスイッチ124が設けら
れている。
【0064】ケーシング110内の熱交換器120の側
部には、図9に示すように、制御装置150が配設さ
れ、制御装置150は外気温サーミスタ132を含む各
種のセンサからのデータを基にガス比例弁電磁弁ユニッ
ト134や電動ファン152及び各種の水制御弁に指令
を出力し、壁貫通型燃焼器具100全体の制御を行う。
【0065】ケーシング110の内部には、図10に示
すように、トランス154が配設され、トランス154
は家庭用の交流電圧を変換して各種の制御弁等に電力を
供給するようになっている。ケーシング110の内部に
は、図9に示すように、熱交換器120に対向して電動
ファン152が配設され、電動ファン152はケーシン
グ110内の空気を強制的に排気する。さらに、電動フ
ァン152は燃焼で発生した高温の燃焼ガスを熱交換器
120で熱交換した後、排ガスとして排気トップ340
から排出するものである。
【0066】ケーシング110内の熱交換器120の上
部には、図9に示すように、排気室300が設けられて
いる。排気室300は、図9に示すように、本体310
と、排気ガイド320と、排気トップ340とを有す
る。
【0067】また、熱交換器120には、図9に示すよ
うに、寒冷時の水管の凍結を予防するためのヒータ12
6が付設されている。
【0068】壁貫通型燃焼器具100のケーシング11
0の室内側に対向する前面には、図9に示すように、フ
ロントカバー250が設けられ、ケーシング110の室
内側に対向する前面はフロントカバー250で覆われて
おり、フロントカバー250はビス252によりケーシ
ング110側に固定されている。
【0069】フロントカバー250には、図9に示すよ
うに、垂直な前壁260が形成されされている。フロン
トカバー250に形成した前壁260の下端部の内側に
は、図10に示すように、室内の配管に接続されるガス
接続管160,給水接続管170及び給湯接続管180
が鉛直方向に向けてそれぞれ配設されている。ガス接続
管160に供給されるガスはガス比例弁電磁弁ユニット
134により流量を制御され、ガスはガス接続管160
を通ってガスバーナー130へ供給される。
【0070】給水接続管170に供給される水道水はフ
ロントカバー250に形成した前壁260の下端部の内
側に配設された配管の直立部に設けられた給水量センサ
172により供給量が検出され、また、給水の温度が給
水サーミスタ174により検出され、そのデータは制御
装置150側へ送られる。
【0071】熱交換器120で加熱された湯水は配管1
42を介して給湯接続管180に供給される。給湯接続
管180には室内に設けられた台所や洗面所の蛇口のへ
の配管(図示せず)が接続されている。
【0072】この壁貫通型燃焼器具100は、上述した
ように、フロントカバー250の室内側に位置する前壁
260の下端部の内側に配設された給水接続管170の
直立部に給水量を検出する給水量センサ172を設けた
構造を有する。同様に、フロントカバー250に形成し
た前壁260の下端部の内側に配設された室内の台所や
洗面所の蛇口に接続される給湯接続管180を設けてあ
る。
【0073】図11は排気室の断面図、図12は排気室
の正面図、図13は排気室の裏面図である。排気室30
0は、図11に示すように、箱形の本体310を有し、
本体310内には角柱形の排気ガイド320が設けられ
ている。この排気ガイド320は、図11に示すよう
に、排気の入口部322から出口部324に向けて前下
りの傾斜が付してある。この排気ガイド320内には、
図11に示すように、排気補助板330が取付けられて
おり、また、排気ガイド320の入口部322には雨滴
の浸入を防止する雨返し部材332が取付けられてい
る。
【0074】排気ガイド320の出口部324は、図1
1に示すように、排気トップ340に連結されている。
この排気トップ340内には排気風向板342が取付け
られている。排気ガイド320の出口部324には、図
11及び図12に示すように、メッシュ板350が取付
けられ、また、排気トップ340の外周部には、図13
に示すように、パッキン部材360が嵌装され、ケーシ
ング110に取付けられている。排気ガスGは排気室
300内を図11の矢印に示す方向に流れて壁貫通型燃
焼器具100から外部へと排出される。排気トップ34
0,排気風向板342,メッシュ板350及びパッキン
部材360は排気騒音を低減させる排気サイレンサとし
て機能する。
【0075】
【発明の効果】以上の構成を備えることによって、ケー
シング内の上部スペースに排気室を装備することがで
き、壁貫通型燃焼器具の全長寸法Lを短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における壁貫通型燃焼
器具を示す縦断面図。
【図2】本発明の第1の実施形態における壁貫通型燃焼
器具を示す正面図。
【図3】本発明の第2の実施形態における壁貫通型燃焼
器具を示す縦断面図。
【図4】本発明の第2の実施形態における壁貫通型燃焼
器具を示す正面図。
【図5】本発明の第3の実施形態における壁貫通型燃焼
器具を示す縦断面図。
【図6】本発明の第3の実施形態における壁貫通型燃焼
器具を示す正面図。
【図7】本発明の第4の実施形態における壁貫通型燃焼
器具を示す縦断面図。
【図8】本発明の第4の実施形態における壁貫通型燃焼
器具を示す正面図。
【図9】本発明の第5の実施形態における壁貫通型燃焼
器具を示す縦断面図。
【図10】本発明の第5の実施形態における壁貫通型燃
焼器具を示す正面図。
【図11】排気室の断面図。
【図12】排気室の正面図。
【図13】排気室の裏面図。
【図14】壁貫通型燃焼器具の設置状態を示す説明図。
【符号の説明】
100 壁貫通型燃焼器具 110 ケーシング 120 熱交換器 122 温度ヒューズ 124 バイメタルスイッチ 126 ヒータ 130 ガスバーナー 132 外気温サーミスタ 134 ガス比例弁電磁弁ユニット 142 配管 150 制御装置 152 電動ファン 154 トランス 160 ガス接続管 170 給水接続管 172 給水量センサ 174 給水サーミスタ 180 給湯接続管 182 割込給湯量センサ 190 浴槽接続管 192 電磁弁 200 フロントカバー 202 ビス 204 テーパー部 210 膨出部 250 フロントカバー 252 ビス 260 前壁 300 排気室 310 本体 320 排気ガイド 322 入口部 324 出口部 330 排気補助板 332 雨返し部材 340 排気トップ 342 排気風向板 350 メッシュ板 360 パッキン部材 400 追焚往き接続管 402 電磁弁 405 水制御弁 410 追焚戻り接続管 P 循環ポンプ
フロントページの続き (72)発明者 安齋 彰英 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城事業所内 (72)発明者 渡辺 成夫 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城事業所内 Fターム(参考) 3L037 AA03 AB01 AC05 AC07 CA03 CB02 CC07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋内と屋外との間の壁に設けられる貫通
    孔内に設置される壁貫通型燃焼器具であって、 バーナーと、熱交換器と、排気室と、制御装置を含む機
    器を収容するケーシングと、ケーシングの屋内側の開口
    部を着脱自在に覆うフロントカバーを有し、 排気室は、ケーシング内の上部に設けられる箱形の本体
    と、本体内に設けられて排気の入口側から出口側に向け
    て下向きに傾斜する排気ガイドと、排気ガイドの出口側
    に連結されて、ケーシングを貫通する排気トップを備え
    たことを特徴とする壁貫通型燃焼器具。
  2. 【請求項2】 排気トップのケーシングの取付部に設け
    られる排気トップパッキン部材を備える請求項1に記載
    の壁貫通型燃焼器具。
  3. 【請求項3】 排気トップ内に取付けられるメッシュ板
    を備える請求項1に記載の壁貫通型燃焼器具。
  4. 【請求項4】 排気トップ内に設けられる排気風向板を
    備える請求項1に記載の壁貫通型燃焼器具。
  5. 【請求項5】 排気ガイド内に設けられる排気補助板を
    備える請求項1に記載の壁貫通型燃焼器具。
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