JPH05296547A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない操作スイッチで多くの機能を持ち、小
型で、操作性がよく、使い勝手のよい空気調和機を提供
する。 【構成】 複数個のスイッチ２の各スイッチ機能を、制
御回路部４を介してスイッチを操作設定する各過程で生
じる各選択肢に必要なスイッチ機能に変化させ、表示装
置３へ表示すれば、空気調和機の操作部のスイッチの数
が少なくてすみ、小型で、操作性がよくなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピユータ
などを有する制御回路部によって制御される運転操作部
分を備えた空気調和機に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、空気調和機はシステム化や多機能
化が進み、空気調和機の運転操作部分は「運転」「停
止」「温度設定」のみならず、「湿度設定」「時計」
「タイマ」「グループ制御」などより高度な制御を行う
ことが一般的である。以下、その構成について図３を参
照しながら説明する。

【０００３】図に示すように、空気調和機の運転操作部
１０１にはそれぞれの機能操作に対応した多数のスイッ
チ１０２が配置されている、また表示装置１０３には空
気調和機の運転状況や各機能の設定状態が表示されてい
る。

【０００４】上記構成において、例えば空気調和機が１
０時間後に設定温度２０度、風量弱で暖房運転を開始
し、運転開始から８時間後に停止するように操作設定し
ようとした場合、手順としては先ず、多数のスイッチの
中から「ＯＮタイマ設定」スイッチを見つけ出してその
部分を押し、次に同じく多数のスイッチの中から「１０
時間」スイッチを見つけ出してその部分を押し、次に同
じく多数のスイッチの中から「暖房」スイッチを見つけ
出してその部分を押し、次に同じく多数のスイッチの中
から「温度設定」スイッチを見つけ出してその部分を押
し、次に同じく多数のスイッチの中から「風量弱」スイ
ッチを見つけ出してその部分を押し、次に同じく多数の
スイッチの中から「ＯＦＦタイマ設定」スイッチを見つ
け出してその部分を押し、次に同じく多数のスイッチの
中から「８時間」スイッチを見つけ出してその部分を押
すことによって、上記運転予約を設定することになる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の空気
調和機では、前述のように運転操作部を操作設定するの
に、決められた操作手順を熟知したうえで多数のスイッ
チの中から押すべきスイッチを次々と見つけ出して操作
しなければならず、運転操作を行う者が不慣れであった
場合には運転操作の手順がわかりにくく、操作しづらい
という問題があった。

【０００６】本発明は上記課題を解決するもので、運転
操作の手順に不慣れな者でも簡単に操作することのでき
る空気調和機を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機は上
記目的を達成するために、複数個のスイッチと、前記複
数個のスイッチに割り当てられた各スイッチ機能を表示
する表示装置と、前記複数個のスイッチから選択肢によ
って１個のスイッチを操作した場合に新たに生じる選択
肢に従って前記複数個のスイッチに新たに各スイッチ機
能を割り当て、前記表示装置へ表示する制御回路部で構
成したものである。

【０００８】

【作用】本発明は上記した構成により、個々のスイッチ
に対して終始ある１つの機能だけを割り当てるのではな
く、運転操作を行う各過程で生じる各選択肢に応じて各
スイッチの機能をその選択肢を選ぶのに必要なスイッチ
機能に変化させて割り当てることができる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例について図１および
図２を参照しながら説明する。

【００１０】図１において、空気調和機の運転操作部１
は複数個のスイッチ２と、前記複数個のスイッチ２の一
個一個に割り当てられた各機能を表示する表示装置３
と、前記複数個のスイッチ２から選択肢によって１個の
スイッチを操作した場合に、新たに生じる選択肢に従っ
て前記複数個のスイッチ２に新たに各機能を割り当て、
前記表示装置３へ表示する制御回路部４を備えている。

【００１１】上記構成において、空気調和機が停止して
いるとした場合、運転操作部１の各スイッチ２には、空
気調和機が停止している状態での操作選択肢に必要な
「運転」および「運転予約」の機能だけが割り当てられ
ており、どのスイッチがそれぞれどの機能に割り当てら
れているのかは表示装置３に表示されている。

【００１２】この状態から、例えば運転操作部１を操作
し、空気調和機が１０時間後に暖房運転、設定温度２０
度で運転を開始し、運転開始から８時間後に運転を停止
させようとした場合、操作者は先ず表示装置３の表示を
見て「運転予約」に割り当てられたスイッチを押す。制
御回路部４は「運転予約」に割り当てられたスイッチが
押されたのを認識すると、「運転予約」を選んだ場合の
選択肢である「冷房」「暖房」「ドライ」「自動」いず
れの運転を予約するのかという選択肢にもとづき、各ス
イッチ機能を図２に示すように「冷房」「暖房」「ドラ
イ」「自動」のスイッチ機能に割り当て、表示装置３へ
表示する。次に操作者が「暖房」に割り当てられたスイ
ッチを押すと、制御回路部４は「暖房」に割り当てられ
たスイッチが押されたのを認識すると、次の選択肢であ
る「設定温度」を入力するのに必要なスイッチ機能を各
スイッチに割り当て表示装置３へ表示する。

【００１３】以下同じように、各スイッチの機能は各選
択肢に応じて必要なものに変化し表示装置３へ表示され
る。操作者はこの中から希望するスイッチを操作するこ
とになる。

【００１４】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば空調機の操作設定をするのに各スイッチの機
能が、操作設定の各過程で生じる選択肢に必要なスイッ
チに変化し、その選択肢における必要なスイッチしか表
示されないため、スイッチの数が少なくてすみ、小型
で、操作性がよく、使い勝手のよい空気調和機が提供で
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の空気調和機の構成図

【図２】同空気調和機の構成図

【図３】従来の空気調和機の構成図

【符号の説明】

２ スイッチ ３ 表示装置 ４ 制御回路部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数個のスイッチと、前記複数個のスイッ
   チに割り当てられた各スイッチ機能を表示する表示装置
   と、前記複数個のスイッチから選択肢によって１個のス
   イッチを操作した場合に新たに生じる選択肢に従って前
   記複数個のスイッチに新たに各スイッチ機能を割り当
   て、前記表示装置へ表示する制御回路部を備えた空気調
   和機。