JPH05296121A - ディーゼル機関用高圧燃料噴射管 - Google Patents

ディーゼル機関用高圧燃料噴射管

Info

Publication number
JPH05296121A
JPH05296121A JP4124196A JP12419692A JPH05296121A JP H05296121 A JPH05296121 A JP H05296121A JP 4124196 A JP4124196 A JP 4124196A JP 12419692 A JP12419692 A JP 12419692A JP H05296121 A JPH05296121 A JP H05296121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection pipe
seal ring
pipe
ring member
connecting cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4124196A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Yamaguchi
功 山口
Yasuji Sakamoto
保司 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd filed Critical Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Priority to JP4124196A priority Critical patent/JPH05296121A/ja
Priority to US08/048,770 priority patent/US5299541A/en
Publication of JPH05296121A publication Critical patent/JPH05296121A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M55/00Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
    • F02M55/02Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H21/00Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/38Apparatus or methods specially adapted for use on marine vessels, for handling power plant or unit liquids, e.g. lubricants, coolants, fuels or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H21/00Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/12Use of propulsion power plant or units on vessels the vessels being motor-driven
    • B63H21/14Use of propulsion power plant or units on vessels the vessels being motor-driven relating to internal-combustion engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連結筒体(5) の架設附近に位置する噴射管本
体(1) 側での加熱による機械的強度の劣化等の憂いをな
くして燃料の外部への噴霧状の飛散、洩れを防止し、火
災対策を一層確実となして長期耐用することができるよ
うにする。 【構成】 両側端部に接続頭部と該接続頭部の背後に締
付けナットとを組込んだ噴射管本体の外周側に、それぞ
れ別体からなる外管の端面を間隔を保持して軸方向への
移動可能に被着重合せしめ、且つこれら相互の内側端部
附近に跨って連結筒体(5) を嵌合、架設して構成した高
圧燃料噴射管において、前記連結筒体のなす係合した端
部附近の少なくとも一端側で、対向する外管の周面と前
記端部附近のいずれか一方にシールリング部材を介在し
て構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に舶用機関にあって、
燃料の供給路として該機関の近くに配設される管径30
m/m程度以下の比較的細径からなる高圧燃料噴射管に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の高圧燃料噴射管として
は、海上での船舶の火災防止に関連して燃料の機関外部
への飛散、洩れの完全防止対策を図るため、従来、例え
ば図7にその要部を示すように、噴射管本体(11)の外周
側にその相対する端面が間隔(14)を保持して軸方向に移
動可能に被着重合した別体からなるそれぞれの外管(1
2)、(12') に跨って架設される連結筒体(13)を、前記相
互の外管(12)、(12') のなす内側端部附近にその両端部
をいずれも加熱溶着(W) 、(W')して二重壁に構成されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、前記構成にあって噴射管本
体(11)上にそれぞれの外管(12)、(12') を被着重合した
定位置の組付けた状態で、前記連結筒体(13)を架設して
その両端部と外管(12)、(12') 側とをロー付け又は溶接
等の加熱溶着(W) 、(W')するため、加熱溶着工程の煩わ
しさと共に該加熱溶着部附近に位置する噴射管本体(11)
側に加熱による機械的強度の劣化や外管(12)、(12') の
耐食表面処理被膜の熱損による耐食性の低下を招いた。
即ち、組立工程終了後で略製品状態となってから2ケ所
に加熱溶着工程が必要となると共に、該加熱溶着により
損傷したZnめっき等の被膜を塗装等により補修する工
程が必要となり、且つ噴射管本体(11)は鋼管及び/又は
ステンレス管からなる母管を伸管と熱処理を繰返して最
終伸管及び熱処理による塑性硬化等の諸特性を有するも
のであるが、前記加熱溶着(W) 、(W')により鋼管の場合
は結晶粒の粗大化による脆化や焼なまし組織となって軟
化する傾向にあり、またステンレス管の場合はCr−C
析出による劣化があった。そしてこのような機械的強度
の劣化と配設使用時の機関からの加振に起因して長期使
用後に周壁面に亀裂を生ぜしめて燃料の外部への噴霧状
の飛散、洩れを誘発する場合があり、その一層の安全対
策が望まれる現状にある。
【0004】本発明は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、連結筒体の架設した端部附近に
位置する噴射管本体側の周壁面での加熱溶着工程や耐食
被膜の補修工程等の煩わしさや機械的強度の劣化の憂い
をなくして燃料の外部への飛散、洩れを防止し、火災対
策を一層確実となして長期耐用することができる舶用機
関用高圧燃料噴射管を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、両側端部に接続頭部と該接続頭部の背後に締
付けナットを組込んだ噴射管本体の外周側に、それぞれ
別体からなる外管を相対する端面間に間隔を保持して軸
方向への移動可能に被着重合し、且つこれら相互の外側
端部附近をシールリング部材を介在して前記締付けナッ
トと係合せしめ、更に前記外管相互の内側端部附近に跨
って短寸状の連結筒体を嵌合、架設して構成した高圧燃
料噴射管において、前記連結筒体のなす係合した端部附
近の少なくとも一端側で、対向する外管の周面と前記端
部附近のいずれか一方にシールリング部材を介在して構
成した舶用機関用高圧燃料噴射管を要旨とし、更に前記
噴射管本体の外周と外管の内周との間に隙間を設けて構
成したものである。
【0006】
【作用】本発明は一端に接続頭部を成形した噴射管本体
の外周側に、予め該接続頭部側に位置する一方の外管と
連結筒体の同側とを、該外管の外側端部附近をもってす
でに組込んだ一方の締付けナットにシールリング部材を
介して係合せしめた状態でロー付けもしくはシールリン
グ部材を介在して被着せしめ、次いで噴射管本体の他端
より同様にして他方の締付けナットとシールリング部材
を介して係合した他方の外管を被着し、しかる後に該他
方の外管と他方の締付けナットとを、すでに成形した一
端の接続頭部側に移動寄せした状態で噴射管本体の他端
の接続頭部を成形せしめ、更に他方の締付けナットと外
管とを正規位置に戻して該外管の外側端部附近にシール
リング部材を介在して前記連結筒体を嵌合、架設して組
付けるものである。従って、組立工程終了後に加熱溶着
や耐食被膜の補修等の煩わしい作業の必要がないばかり
か、前記連結筒体の架設した端部附近に位置する噴射管
本体側での加熱による機械的強度の劣化の憂いをなくし
て燃料の外部への飛散、洩れを防止することができ、火
災対策を一層確実となして長期に亘り耐用することがで
きることとなる。
【0007】尚、本発明では、一方の外管と連結筒体、
連結筒体とソケット体等の固着にロー付けのような加熱
溶着工程を採用しているが、これらは製品状態となる組
立工程前の単品状態の時に行われるため、作業はきわめ
て容易であり、且つ耐食表面処理も簡易に施すことがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図1は本発明の舶用機関用高圧燃料噴射管の一
部切欠きによる縦断面図であり、図2は他の実施例に係
る要部の一部切欠き縦断面図、図3(a) 、(b) 及び図4
はそれぞれ更に他の実施例の部分拡大半截断面図、図5
(a) 、(b) 及び図6はそれぞれ更に別の実施例の図2相
当図であって、(1) は噴射管本体であり、その両側端部
に成形した接続頭部(2) 、(2')の背後に、必要に応じス
リーブ(2a)、(2a') を介在して接続時の締付けナット
(3) 、(3')を組込んでなるものである。即ちその一端に
前記接続頭部(2) 、(2')の一方(2) を成形した状態で噴
射管本体(1) の外周側に、予めそれぞれ別体からなる外
管(4) 、(4')の一方(4) と連結筒体(5) とを、その外方
端部にすでに組込んだ一方の締付けナット(3) に一方の
外管(4) をシールリング部材(6)を介して係合せしめた
状態でロー付け(W) (図2)するか、もしくはシールリ
ング部材(7) (図1)するかして被着重合せしめ、好ま
しくは噴射管本体(1) の外周と外管(4) の内周間に隙間
(4a)を設ける。尚前記ロー付け(W) 及び必要に応じZn
めっき等の耐食表面処理も噴射管本体(1) への被着前に
必ず行うものである。次いで噴射管本体(1) の他端より
同様にしてシールリング部材(6')を介して他方の締付け
ナット(3')に端部を係合した別体の他方の外管(4')を、
前記外管(4)との相対する端面間に間隔(8) を保持した
状態で軸方向への移動可能に被着重合せしめる。この間
隔(8) は後述する他端の接続頭部(2')の成形の際チャッ
クの保持代を考慮して決定されるが、シールリング部材
(6) を介して被着重合せしめたもの(図1)においては
必ずしもこの時点で間隔(8) を保持しておく必要はな
い。次いで外管(4')の前記連結筒体(5) に位置する端部
側をシールリング部材(7')を介在して該連結筒体に嵌合
してなるものである。以上のように前記シールリング部
材(7) 、(7')は連結筒体(5) のなす嵌合、架設せしめた
端部附近の少なくとも一端側の外管(4) 、(4')の周面に
介在して構成すればよい。そして次いで外管(4) 、(4')
の他方(4')並びに他方の締付けナット(3')とを、すでに
成形した一端の接続頭部(2) 側に移動寄せした状態で、
噴射管本体(1) の他端の接続頭部(2')を成形すべくチャ
ックに保持してパンチ加工せしめ、しかる後他方の締付
けナット(3')と外管(4')とを正規位置に戻して前記連結
筒体(5) を、外管(4) 、(4')を跨がるよう嵌合して構成
することとなるが、この際にも噴射管本体(1) の外周と
外管(4')の内周間に隙間(4a') を設けることが好まし
い。
【0009】尚連結筒体(5) の両端側にシールリング部
材(7) 、(7')を設けた例では機関からの加振により連結
筒体が正規位置からずれることを防止するため、連結筒
体(5) 部において曲げ加工を施すことが好ましく、また
連結筒体(5) の正規位置決めのため図3の(a) のように
外管(4) 、(4')の少なくとも一方にスプール(4b)を設け
連結筒体(5) の端部を当接したり、図3の(b) のように
連結筒体(5) の一部に絞り加工を施して外管(4) 、(4')
の端面を当接するよう構成することもでき、更に連結筒
体(5) の外管(4) 、(4')との固定状態を一層確実にする
ため図4のように連結筒体の両端部(5a 、5a')のうち少
なくとも一方を延長して外管(4) 、(4')の周壁と共に絞
り加工をすることもできる。
【0010】図1において、(10)は、万一接続頭部(2)
、(2')の座面や噴射管本体(1) から洩れた燃料を回収
するためのドレイン孔である。
【0011】上記各実施例では連結筒体(5) の一端又は
両端附近の内周面に環状凹溝を設けシールリング部材
(7) 、(7')を嵌合、配置した例を示したが、本発明では
図5の(a) に示すように内周面に環状凹溝を設けてその
内にシールリング部材(7) を配置した別体のソケット体
(9) を設け、このソケット体(9) を予め連結筒体(5) の
少なくとも一端に予め螺合やロー付け等により固着して
構成することもできる。又、この際図5の(b) のように
ソケット体(9) を2つの部分(9a)、(9b)に分割して螺合
せしめシールリング部材(7')を押圧するよう構成すると
外管(4')の外周面への圧接状態が増してシール効果は一
層向上する。図6のように、連結筒体(5)の一方側を拡
径すると共に、一方の外管(4')の一端部も拡径し、この
拡径一端部(4c)の外周面に凹溝を形成してシールリング
部材(7')を嵌合し該シールリング部材(7')を拡径した連
結筒体(5) の内周面に圧接させて構成することもでき
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明による舶用機
関用高圧燃料噴射管は、前記連結筒体(5) のなすそれぞ
れ別体からなる移動可能な外管(4) 、(4')に嵌合する少
なくとも一端側を、対向する周面にシールリング部材
(7) もしくは(7')を介在して架設、構成してなるため、
組立工程終了後には加熱溶着工程が必要なく、またこの
ような加熱溶着による耐食表面処理被膜の損傷もないた
めその補修を行うことも必要がなく、更に連結筒体(5)
の架設した端部附近に位置する噴射管本体(1) 側での加
熱による機械的強度の劣化の憂いをなくして燃料の外部
への噴霧状の飛散、洩れを防止することができる等、極
めて有用な舶用機関用高圧燃料噴射管である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る舶用機関用高圧燃料噴射
管の一部切欠き縦断面図である。
【図2】他の実施例に係る本発明の要部の一部の切欠き
縦断面図である。
【図3】(a) と(b) はそれぞれ更に他の実施例の部分拡
大半截断面図である。
【図4】更に別の実施例の部分拡大半截断面図である。
【図5】(a) は更に他の実施例の図2相当図で、(b) は
(a) を更に改良したものを示す図である。
【図6】更に別の実施例の図2相当図である。
【図7】従来の実施例に係る本発明の要部に対比する連
結筒体の架設部の一部の切欠き縦断面図である。
【符号の説明】
4、4′ 外管 4a、4a′ 隙間 5 連結筒体 7、7′ シールリング部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月30日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ディーゼル機関用高圧燃料噴射管
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼル機関、特に舶
用機関にあって、燃料の供給路として該機関の近くに配
設される管径30m/m程度以下の比較的細径からなる
高圧燃料噴射管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種のディーゼル機関、特に舶
用機関用の高圧燃料噴射管としては、海上での船舶の火
災防止に関連して燃料の機関外部への飛散、洩れの完全
防止対策を図るため、従来、例えば図7にその要部を示
すように、噴射管本体(11)の外周側にその相対する
端面が間隔(14)を保持して軸方向に移動可能に被着
重合した別体からなるそれぞれの外管(12)、(1
2′)に跨って架設される連結筒体(13)を、前記相
互の外管(12)、(12′)のなす内側端部附近にそ
の両端部をいずれも加熱溶着(W)、(W′)して二重
壁に構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、前記構成にあって噴射管本
体(11)上にそれぞれの外管(12)、(12′)を
被着重合した定位置の組付けた状態で、前記連結筒体
(13)を架設してその両端部と外管(12)、(1
2′)側とをロー付け又は溶接等の加熱溶着(W)、
(W′)するため、加熱溶着工程の煩わしさと共に該加
熱溶着部附近に位置する噴射管本体(11)側に加熱に
よる機械的強度の劣化や外管(12)、(12′)の耐
食表面処理被膜の熱損による耐食性の低下を招いた。即
ち、組立工程終了後で略製品状態となってから2ケ所に
加熱溶着工程が必要となると共に、該加熱溶着により損
傷したZnめっき等の被膜を塗装等により補修する工程
が必要となり、且つ噴射管本体(11)は鋼管及び/又
はステンレス管からなる母管を伸管と熱処理を繰返して
最終伸管及び熱処理による塑性硬化等の諸特性を有する
ものであるが、前記加熱溶着(W)、(W′)により鋼
管の場合は結晶粒の粗大化による脆化や焼なまし組織と
なって軟化する傾向にあり、またステンレス管の場合は
Cr−C析出による劣化があった。そしてこのような機
械的強度の劣化と配設使用時の機関からの加振に起因し
て長期使用後に周壁面に亀裂を生ぜしめて燃料の外部へ
の噴霧状の飛散、洩れを誘発する場合があり、その一層
の安全対策が望まれる現状にある。
【0004】本発明は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、連結筒体の架設した端部附近に
位置する噴射管本体側の周壁面での加熱溶着工程や耐食
被膜の補修工程等の煩わしさや機械的強度の劣化の憂い
をなくして燃料の外部への飛散、洩れを防止し、火災対
策を一層確実となして長期耐用することができるディー
ゼル機関用高圧燃料噴射管を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、両側端部に接続頭部と該接続頭部の背後に締
付けナットを組込んだ噴射管本体の外周側に、それぞれ
別体からなる外管を相対する端面間に間隔を保持して軸
方向への移動可能に被着重合し、且つこれら相互の外側
端部附近をシールリング部材を介在して前記締付けナッ
トと係合せしめ、更に前記外管相互の内側端部附近に跨
って短寸状の連結筒体を嵌合、架設して構成した高圧燃
料噴射管において、前記連結筒体のなす係合した端部附
近の少なくとも一端側で、対向する外管の周面と前記端
部附近のいずれか一方にシールリング部材を介在して構
成したディーゼル機関用高圧燃料噴射管を要旨とし、更
に前記噴射管本体の外周と外管の内周との間に隙間を設
けて構成したものである。
【0006】
【作用】本発明は一端に接続頭部を成形した噴射管本体
の外周側に、予め該接続頭部側に位置する一方の外管と
連結筒体の同側とを、該外管の外側端部附近をもってす
でに組込んだ一方の締付けナットにシールリング部材を
介して係合せしめた状態でロー付けもしくはシールリン
グ部材を介在して被着せしめ、次いで噴射管本体の他端
より同様にして他方の締付けナットとシールリング部材
を介して係合した他方の外管を被着し、しかる後に該他
方の外管と他方の締付けナットとを、すでに成形した一
端の接続頭部側に移動寄せした状態で噴射管本体の他端
の接続頭部を成形せしめ、更に他方の締付けナットと外
管とを正規位置に戻して該外管の外側端部附近にシール
リング部材を介在して前記連結筒体を嵌合、架設して組
付けるものである。従って、組立工程終了後に加熱溶着
や耐食被膜の補修等の煩わしい作業の必要がないばかり
か、前記連結筒体の架設した端部附近に位置する噴射管
本体側での加熱による機械的強度の劣化の憂いをなくし
て燃料の外部への飛散、洩れを防止することができ、火
災対策を一層確実となして長期に亘り耐用することがで
きることとなる。
【0007】尚、本発明では、一方の外管と連結筒体、
連結筒体とソケット体等の固着にロー付けのような加熱
溶着工程を採用しているが、これらは製品状態となる組
立工程前の単品状態の時に行われるため、作業はきわめ
て容易であり、且つ耐食表面処理も簡易に施すことがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図1は本発明のディーゼル機関用高圧燃料噴射
管の一部切欠きによる縦断面図であり、図2は他の実施
例に係る要部の一部切欠き縦断面図、図3(a)、
(b)及び図4はそれぞれ更に他の実施例の部分拡大半
截断面図、図5(a)、(b)及び図6はそれぞれ更に
別の実施例の図2相当図であって、(1)は噴射管本体
であり、その両側端部に成形した接続頭部(2)、
(2′)の背後に、必要に応じスリーブ(2a)、(2
a′)を介在して接続時の締付けナット(3)、
(3′)を組込んでなるものである。即ちその一端に前
記接続頭部(2)、(2′)の一方(2)を成形した状
態で噴射管本体(1)の外周側に、予めそれぞれ別体か
らなる外管(4)、(4′)の一方(4)と連結筒体
(5)とを、その外方端部にすでに組込んだ一方の締付
けナット(3)に一方の外管(4)をシールリング部材
(6)を介して係合せしめた状態でロー付け(W)(図
2)するか、もしくはシールリング部材(7)(図1)
するかして被着重合せしめ、好ましくは噴射管本体
(1)の外周と外管(4)の内周間に隙間(4a)を設
ける。尚前記ロー付け(W)及び必要に応じZnめっき
等の耐食表面処理も噴射管本体(1)への被着前に必ず
行うものである。次いで噴射管本体(1)の他端より同
様にしてシールリング部材(6′)を介して他方の締付
けナット(3′)に端部を係合した別体の他方の外管
(4′)を、前記外管(4)との相対する端面間に間隔
(8)を保持した伏態で軸方向への移動可能に被着重合
せしめる。この間隔(8)は後述する他端の接続頭部
(2′)の成形の際チャックの保持代を考慮して決定さ
れるが、シールリング部材(6)を介して被着重合せし
めたもの(図1)においては必ずしもこの時点で間隔
(8)を保持しておく必要はない。次いで外管(4′)
の前記連結筒体(5)に位置する端部側をシールリング
部材(7′)を介在して該連結筒体に嵌合してなるもの
である。以上のように前記シールリング部材(7)、
(7′)は連結筒体(5)のなす嵌合、架設せしめた端
部附近の少なくとも一端側の外管(4)、(4′)の周
面に介在して構成すればよい。そして次いで外管
(4)、(4′)の他方(4′)並びに他方の締付けナ
ット(3′)とを、すでに成形した一端の接続頭部
(2)側に移動寄せした状態で、噴射管本体(1)の他
端の接続頭部(2′)を成形すべくチャックに保持して
パンチ加工せしめ、しかる後他方の締付けナット
(3′)と外管(4′)とを正規位置に戻して前記連結
筒体(5)を、外管(4)、(4′)を跨がるよう嵌合
して構成することとなるが、この際にも噴射管本体
(1)の外周と外管(4′)の内周間に隙間(4a′)
を設けることが好ましい。
【0009】尚連結筒体(5)の両端側にシールリング
部材(7)、(7′)を設けた例ではディーゼル機関か
らの加振により連結筒体が正規位置からずれることを防
止するため、連結筒体(5)部において曲げ加工を施す
ことが好ましく、また連結筒体(5)の正規位置決めの
ため図3の(a)のように外管(4)、(4′)の少な
くとも一方にスプール(4b)を設け連結筒体(5)の
端部を当接したり、図3の(b)のように連結筒体
(5)の一部に絞り加工を施して外管(4)、(4′)
の端面を当接するよう構成することもでき、更に連結筒
体(5)の外管(4)、(4′)との固定状態を一層確
実にするため図4のように連結筒体の両端部(5a、5
a′)のうち少なくとも一方を延長して外管(4)、
(4′)の周壁と共に絞り加工をすることもできる。
【0010】図1において、(10)は、万一接続頭部
(2)、(2′)の座面や噴射管本体(1)から洩れた
燃料を回収するためのドレイン孔である。
【0011】上記各実施例では連結筒体(5)の一端又
は両端附近の内周面に環状凹溝を設けシールリング部材
(7)、(7′)を嵌合、配置した例を示したが、本発
明では図5の(a)に示すように内周面に環状凹溝を設
けてその内にシールリング部材(7)を配置した別体の
ソケット体(9)を設け、このソケット体(9)を予め
連結筒体(5)の少なくとも一端に予め螺合やロー付け
等により固着して構成することもできる。又、この際図
5の(b)のようにソケット体(9)を2つの部分(9
a)、(9b)に分割して螺合せしめシールリング部材
(7′)を押圧するよう構成すると外管(4′)の外周
面への圧接状態が増してシール効果は一層向上する。図
6のように、連結筒体(5)の一方側を拡径すると共
に、一方の外管(4′)の一端部も拡径し、この拡径一
端部(4c)の外周面に凹溝を形成してシールリング部
材(7′)を嵌合し該シールリング部材(7′)を拡径
した連結筒体(5)の内周面に圧接させて構成すること
もできる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるディー
ゼル機関用高圧燃料噴射管は、前記連結筒体(5)のな
すそれぞれ別体からなる移動可能な外管(4)、
(4′)に嵌合する少なくとも一端側を、対向する周面
にシールリング部材(7)もしくは(7′)を介在して
架設、構成してなるため、組立工程終了後には加熱溶着
工程が必要なく、またこのような加熱溶着による耐食表
面処理被膜の損傷もないためその補修を行うことも必要
がなく、更に連結筒体(5)の架設した端部附近に位置
する噴射管本体(1)側での加熱による機械的強度の劣
化の憂いをなくして燃料の外部への噴霧状の飛散、洩れ
を防止することができる等、極めて有用なディーゼル
関用高圧燃料噴射管である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るデイーゼル機関用高圧燃
料噴射管の一部切欠き縦断面図である。
【図2】他の実施例に係る本発明の要部の一部の切欠き
縦断面図である。
【図3】(a)と(b)はそれぞれ更に他の実施例の部
分拡大半截断面図である。
【図4】更に別の実施例の部分拡大半截断面図である。
【図5】(a)は更に他の実施例の図2相当図で、
(b)は(a)を更に改良したものを示す図である。
【図6】更に別の実施例の図2相当図である。
【図7】従来の実施例に係る本発明の要部に対比する連
結筒体の架設部の一部の切欠き縦断面図である。
【符号の説明】 4、4′ 外管 4a、4a′ 隙間 5 連結筒体 7、7′ シールリング部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側端部に接続頭部と該接続頭部の背後
    に締付けナットを組込んだ噴射管本体の外周側に、それ
    ぞれ別体からなる外管を相対する端面間に間隔を保持し
    て軸方向への移動可能に被着重合し、且つこれら相互の
    外側端部附近をシールリング部材を介在して前記締付け
    ナットと係合せしめ、更に前記外管相互の内側端部附近
    に跨って短寸状の連結筒体を嵌合、架設して構成した高
    圧燃料噴射管において、前記連結筒体(5) のなす嵌合し
    た端部附近の少なくとも一端側で、対向する外管(4) 、
    (4')の周面と前記端部附近のいずれか一方にシールリン
    グ部材(7) もしくは(7')を介在して構成したことを特徴
    とする舶用機関用高圧燃料噴射管。
  2. 【請求項2】 前記噴射管本体(1) の外周と、外管(4)
    、(4')の内周との間に隙間(4a)、(4a') をおいて構成
    したことを特徴とする請求項1記載の舶用機関用高圧燃
    料噴射管。
JP4124196A 1992-04-17 1992-04-17 ディーゼル機関用高圧燃料噴射管 Pending JPH05296121A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4124196A JPH05296121A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 ディーゼル機関用高圧燃料噴射管
US08/048,770 US5299541A (en) 1992-04-17 1993-04-16 High-pressure fuel injection tube for diesel engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4124196A JPH05296121A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 ディーゼル機関用高圧燃料噴射管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05296121A true JPH05296121A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14879367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4124196A Pending JPH05296121A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 ディーゼル機関用高圧燃料噴射管

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5299541A (ja)
JP (1) JPH05296121A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020084552A (ko) * 2001-05-03 2002-11-09 현대자동차주식회사 디젤엔진의 고압연료파이프
CN109578726A (zh) * 2018-12-05 2019-04-05 飞翼股份有限公司 一种用于充填管道的伸缩节

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5365906A (en) * 1993-12-20 1994-11-22 Chrysler Corporation Fluid flow check valve for fuel system
CH689281A5 (de) * 1994-02-03 1999-01-29 Christian Dipl-Ing Eth Mathis Kraftstoffeinspritzanlage fuer eine Brennkraftmaschine, insbesondere fuer einen Dieselmotor, sowie ein Verfahren zur Ueberwachung derselben.
US5782222A (en) * 1997-03-19 1998-07-21 Siemens Automotive Corporation Apparatus and method for supplying an alternate fuel substantially simultaneously to fuel injectors
DE19916796A1 (de) * 1999-04-14 2000-10-19 Bosch Gmbh Robert Druckleitungsanschlussmutter
JP2000320424A (ja) * 1999-05-14 2000-11-21 Usui Internatl Ind Co Ltd ディーゼル機関用高圧燃料噴射管
US20040201177A1 (en) * 2003-04-09 2004-10-14 Shan-Ping Huang Air Cylinder
JP4592661B2 (ja) * 2006-08-31 2010-12-01 本田技研工業株式会社 燃料噴射装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4084842A (en) * 1976-07-12 1978-04-18 Lawrence Stonitsch Conduit system with expansion coupling
US4221405A (en) * 1978-03-08 1980-09-09 Stonitsch Lawrence J Conduit system with expansion coupling and combined spacer and sealing sleeve
DE8234897U1 (de) * 1982-12-11 1983-06-09 Oltmanns Ziegel Und Kunststoffe Gmbh, 2905 Edewecht Leitungsrohr fuer eine kanalgrundrohrleitung
JPS61585U (ja) * 1984-06-07 1986-01-06 臼井国際産業株式会社 高圧燃料噴射管の接続頭部構造
JPH0240385Y2 (ja) * 1986-02-14 1990-10-29
JPS63185987U (ja) * 1987-05-23 1988-11-29
JPH0749011Y2 (ja) * 1988-08-03 1995-11-13 臼井国際産業株式会社 フユーエルデリバリパイプ
FR2639702B1 (fr) * 1988-11-25 1991-03-22 Aerospatiale Dispositif de raccordement etanche et demontable de deux tubes, notamment pour installation de transfert de carburant

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020084552A (ko) * 2001-05-03 2002-11-09 현대자동차주식회사 디젤엔진의 고압연료파이프
CN109578726A (zh) * 2018-12-05 2019-04-05 飞翼股份有限公司 一种用于充填管道的伸缩节

Also Published As

Publication number Publication date
US5299541A (en) 1994-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2803383B2 (ja) 高圧流体用継手
RU2406005C2 (ru) Конструкция соединительной головки трубы высокого давления для подачи топлива (варианты)
KR100261958B1 (ko) 아이조인트와 세경금속관의 연결구조 및 연결방법
US6286556B1 (en) High-pressure fuel injection pipe for diesel engine
US5988691A (en) Fluid pipelines
JP2001020830A (ja) ディーゼル機関用高圧燃料噴射管
US8424925B2 (en) Split fitting for pipe
RU2675166C1 (ru) Конструкция торцевого уплотнения топливной рампы для двигателя с прямым впрыском топлива
JPH05296121A (ja) ディーゼル機関用高圧燃料噴射管
US4996962A (en) Fuel delivery rail assembly
JP2000320426A (ja) ディーゼル機関用高圧燃料噴射管
JPH10169528A (ja) 高圧燃料供給部材およびその接続方法並びにこれに用いるガスケット
JP2001221126A (ja) コモンレール及びその製造方法
US3687495A (en) Pipe joint
US3187729A (en) Reconstructed internal combustion engine cylinder heads and method of making same
EP1267049B1 (en) Improved toroidal gasket for exhaust pipes
JPH10227380A (ja) フランジ形管継手
DE3603498A1 (de) Verbindungselement
US3514133A (en) Leak-proof devices for connecting similar pipes and hoses
JP2004162581A (ja) ディーゼル機関用高圧燃料噴射管
CN219617079U (zh) 一种用于波纹管内焊的焊接夹具
SU1680473A1 (ru) Способ ремонта трубопровода
JPH11230441A (ja) 漏れ止め用密封シール治具とその密封シール方法
US6591853B1 (en) Combination un-galvanized and galvanized manifold assembly and manufacturing method
WO2017212369A1 (en) Method for the production of a sleeve suited to join two facing pipe segments.

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040716