JPH05295868A - 階段の施工方法 - Google Patents

階段の施工方法

Info

Publication number
JPH05295868A
JPH05295868A JP4099878A JP9987892A JPH05295868A JP H05295868 A JPH05295868 A JP H05295868A JP 4099878 A JP4099878 A JP 4099878A JP 9987892 A JP9987892 A JP 9987892A JP H05295868 A JPH05295868 A JP H05295868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
tread
concrete
slab
diagonal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4099878A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Nomura
潤 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP4099878A priority Critical patent/JPH05295868A/ja
Publication of JPH05295868A publication Critical patent/JPH05295868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 階段部分を予め工場等で製作可能なPC版を
用いてコンクリート階段を構築することにより、工期の
短縮化,仕上げ作業の省力化および構築費用の削減を図
る。 【構成】 壁面12と一体に斜めスラブ14および踊り
場をコンクリートの現場打ちにより片持ち状に構築す
る。斜めスラブ14の側方端部の上下角部に埋設した一
対の打込みアングル18,18に、ささら桁固定ピース
24を介してささら桁20を固定する。次に、ささら桁
20に固定した段板固定ピース26および壁面12に固
定した段板固定ピース26aに跨がって、PC版で形成
された段板28を取り付ける。上段側の段板28の下側
先端部の溝28bと、下段側の段板28の上側奥側の溝
28cとの間に薄板30を嵌合固定する。斜めスラブ1
4と前記踊り場16の裏面の仕上げ作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートを用いて
構築される階段の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、多層階コンクリート建築物は施
工時に同時に、コンクリートによる階段が構築されるよ
うになっている。ところで、コンクリート製の階段を構
築する際、従来では階段の斜めスラブおよび踊り場の下
面に沿って下型枠を配置すると共に、この下型枠の上側
に階段の踏面および蹴上げ部に沿った上型枠を配置し、
これら下,上型枠間にコンクリートを打設することによ
り、コンクリート製階段を全て現場打ちにより構築する
ようになったものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の階段の施工方法にあっては、上述したようにコン
クリート製階段の全てがコンクリートの現場打ちで構築
された場合、型枠、特に、踏面および蹴上げ部に沿った
階段部分の型枠の製作および取り付けに多大な時間およ
び労力が必要になる。また、前記下型枠および上型枠を
配してコンクリートを打設する際、踏面と蹴上げ部との
角部部分から打設したコンクリートの吹き出し現象が発
生し易く、このようにコンクリートの吹き出しが発生さ
れると、その後処理が著しく困難になってしまう。更
に、前記階段部分の仕上げにモルタル塗りが必要とな
り、作業者の熟練度が要求されると共に、多くの時間お
よび費用がかかってしまうという各種課題があった。
【0004】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、階段部分を予め工場等で製作可能なPC版を用いて
コンクリート階段を構築することにより、工期の短縮
化,仕上げ作業の省力化および構築費用の削減を図るこ
とができる階段の施工方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、踊り場および斜めスラブを、斜めスラブ
の側方端部にアンカー部材を配置した状態でコンクリー
トの現場打ちにより構築し、次に、斜めスラブの側方端
部に埋設した前記アンカー部材にささら桁を固定し、次
に、PC版により構成した段板をこのささら桁に固定し
た固定ピースに取り付ける。
【0006】
【作用】以上の構成により本発明の階段の施工方法にあ
っては、斜めスラブおよび踊り場のみをコンクリートの
現場打ちし、これら斜めスラブおよび踊り場の構築後
に、斜めスラブの側方端部にささら桁を固定すると共
に、このささら桁の固定ピースにPC版の段板を取り付
けることにより、コンクリート階段を構築することがで
きる。従って、階段部分はささら桁および段板となるP
C版の取り付けのみで完成することができるため、この
階段部分の仕上げ作業の大幅な省力化を可能とし、全体
として階段の構築が大幅に簡単化されることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。図1から図3は本発明にかかる階段の
施工方法の一実施例を示し、図1は階段の側面図、図2
は図1中A−A線断面図、図3は図1中B部分の拡大図
である。
【0008】即ち、本実施例の階段の施工方法にあって
は、多層階コンクリート建築物を下層から順次構築して
いく途中において、この建築物の進行に伴って階段10
が同時に構築されて行く。前記階段10は、まず、壁面
12と一体に斜めスラブ14および踊り場16をコンク
リートの現場打ちにより片持ち状に構築する。このと
き、斜めスラブ14を構築するためにコンクリートを打
設する際、この斜めスラブ14の側方(自由端部側)端
部の上下角部に、アンカー部材として一対の打込みアン
グル18,18(図2参照)を埋設しておく。
【0009】次に、前記打込みアングル18,18にさ
さら桁20を固定する。ささら桁20は前記斜めスラブ
14および前記踊り場16に沿って形成されると共に、
これら斜めスラブ14と踊り場16の側方端面およびこ
の斜めスラブ14の上側に構築される階段部分22の側
方端面を覆う幅hに形成される。また、前記ささら桁2
0の内側(階段部分22側)には前記打込みアングル1
8,18に対応した位置に、アングル材の短片により形
成される上下一対のささら桁固定ピース24,24が所
定間隔、つまり、前記階段部分22の1段づつの間隔を
もって、後述する段板28と薄板30とで囲まれる内部
に位置するように予め溶接されている。そして、前記さ
さら桁20の固定時には、ささら桁固定ピース24,2
4が前記打込みアングル18,18に現場溶接されるよ
うになっている。
【0010】次に、前記ささら桁20を前記打込みアン
グル18,18に溶接した後、階段部分22の踏面を構
成する段板28をこのささら桁20に固定する。前記さ
さら桁20の内側には、前記ささら桁固定ピース24,
24の上方に位置して、アングル材により形成される所
定長さLの段板固定ピース26が階段部分22の1段づ
つの間隔をもって水平方向に溶接されている(図3参
照)。そして、前記段板固定ピース26の固定時には、
前記段板固定ピース26にそれぞれ前記段板28が取り
付けられるようになっている。尚、前記段板28が取り
付けられる際、壁面12側にも段板固定ピース26aが
設けられており、この段板固定ピース26aと前記段板
固定ピース26とに跨がって前記段板28が取り付けら
れる。
【0011】前記段板28は、工場等で予めコンクリー
トを型枠によりプレキャストしたPC版として構成さ
れ、このPC版製の段板28を現場に搬入して階段部分
22を構築するようになっている。尚、前記段板28は
軽量化を図るため図3に示したように内部に空間部28
aが形成されている。
【0012】ところで、前記段板28によって階段部分
22の踏面が構成されるが、一方、階段部分22の蹴上
げ部は薄板30によって構成されるようになっており、
上段側の段板28の下側先端部に形成された溝28b
と、下段側の段板28の上側奥側に形成された溝28c
との間に嵌合されて固定される。
【0013】そして、前記段板28および前記薄板30
の取り付けが完了した後、前記斜めスラブ14と前記踊
り場16の裏面、つまり、下側面の仕上げ作業を行う。
また、前記踊り場16の上面には、斜めスラブ14の最
上段部に配置される段板28と面一となるように、仕上
げコンクリート32が打設される(図1参照)。更に、
前記ささら桁20の外面(図2中左側)には、手摺34
が取り付けられる(図2参照)。
【0014】以上の構成により本実施例の階段の施工方
法にあっては、まず、斜めスラブ14および踊り場16
のみを一体にコンクリートで現場打ちし、これら斜めス
ラブ14および踊り場16の構築後にささら桁20を固
定する。次に、このささら桁20に固定した段板固定ピ
ース26および壁面12の段板固定ピース26aに段板
28を固定すると共に、各段板28間に薄板30を取り
付けることにより階段部分22が構築されることにな
る。
【0015】従って、前記階段部分22は斜めスラブ1
4にささら桁20およびPC版で形成される段板28を
取り付けるのみで完成できることになる。このため、前
記階段部分22ではコンクリートの現場打ちを行う必要
がなく、この階段部分22の特に困難となる型枠の取り
付けおよび取り外しのための作業を必要とせず、また、
コンクリートの吹き出しの恐れもないことから、仕上げ
作業の大幅な省力化を可能とし、全体として階段10の
構築が大幅に簡単化される。
【0016】また、前記段板28は、ささら桁20およ
び壁面12に予め固定された段板固定ピース26,26
aに単に取り付けて行くのみでよく、踏面となるこの段
板28の取付作業が著しく簡単化される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる階
段の施工方法にあっては、斜めスラブおよび踊り場のみ
をコンクリートで現場打ちし、そして、斜めスラブの側
方端部に固定したささら桁にPC版で形成した段板を取
り付けることにより、コンクリート階段を構築すること
ができる。従って、階段部分はコンクリートの現場打ち
を行うことなく、ささら桁および段板となるPC版の取
り付けのみで完成することができるため、この階段部分
の仕上げ作業の大幅な省力化を可能とし、全体として階
段の構築を大幅に簡単化することができる。また、前記
段板の取り付けは、ささら桁に固定した固定ピースに単
に取り付けるのみであるため、特に、段板の取り付けに
際してその作業を著しく簡単にすることができるという
各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる施工方法により構築される階段
の側面図である。
【図2】図1中のA−A線断面図である。
【図3】図1中、B部分の拡大図である。
【符号の説明】
10 階段 14 斜めスラブ 16 踊り場 18 打込みアン
グル(アンカー部材) 20 ささら桁 22 階段部分 24 ささら桁固定ピース 26 段板固定ピ
ース 28 段板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の階段の施工方法にあっては、上述したようにコン
クリート製階段の全てがコンクリートの現場打ちで構築
された場合、型枠、特に、踏面および蹴上げ部に沿った
階段部分の型枠の製作および取り付けに多大な時間およ
び労力が必要になる。また、前記下型枠および上型枠を
配してコンクリートを打設する際、踏面と蹴上げ部との
角部部分から打設したコンクリートの吹き出し現象が発
生し易く、このようにコンクリートの吹き出しが発生す
ると、その後処理が著しく困難になってしまう。更に、
前記階段部分の仕上げにモルタル塗りが必要となり、作
業者の熟練度が要求されると共に、多くの時間および費
用がかかってしまうという各種課題があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】前記段板28は、工場等で予めコンクリー
により型枠成形または押出し成形されたプレキャスト
コンクリート(PC)製品として構成され、このPC版
製の段板28を現場に搬入して階段部分22を構築する
ようになっている。尚、前記段板28は軽量化を図るた
め図3に示したように内部に空間部28aが形成されて
いる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】そして、前記段板28および前記薄板30
の取り付けが完了した後、前記斜めスラブ14と前記踊
り場16の裏面、つまり、下側面の仕上げ作業を行う。
また、前記踊り場16の上面には、斜めスラブ14の最
上段部に配置される段板28と面一となるように、仕上
モルタル32が打設される(図1参照)。更に、前記
ささら桁20の外面(図2中左側)には、手摺34が取
り付けられる(図2参照)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踊り場および斜めスラブを、斜めスラブ
    の側方端部にアンカー部材を配置した状態でコンクリー
    トの現場打ちにより構築し、次に、斜めスラブの側方端
    部に埋設した前記アンカー部材にささら桁を固定し、次
    に、PC版により構成した段板をこのささら桁に固定し
    た固定ピースに取り付けることを特徴とする階段の施工
    方法。
JP4099878A 1992-04-20 1992-04-20 階段の施工方法 Pending JPH05295868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4099878A JPH05295868A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 階段の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4099878A JPH05295868A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 階段の施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05295868A true JPH05295868A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14259068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4099878A Pending JPH05295868A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 階段の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05295868A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114687553A (zh) * 2022-04-20 2022-07-01 重庆渝能建筑安装工程有限公司 一种楼梯踏步模板支设结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114687553A (zh) * 2022-04-20 2022-07-01 重庆渝能建筑安装工程有限公司 一种楼梯踏步模板支设结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110219461A (zh) 一种内筒铝模板与外框木模板组合模板施工方法
KR100226168B1 (ko) 프리캐스트 콘크리트 계단 시스템 및 이를 이용한 계단 시공방법
KR20070009061A (ko) 피씨 폼을 사용한 동시 시공형 조립식 계단 시공방법
JPH05295868A (ja) 階段の施工方法
JPH11270090A (ja) コンクリート階段構成方法と階段構成要素
JPH08158572A (ja) プレキャストコンクリート階段及びその構築方法
JP2884440B2 (ja) コンクリート角柱構築用の型枠およびそれを使用する柱の構築工法
JP4528432B2 (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート階段の製造方法及びササラ桁用型枠
KR100487893B1 (ko) 프리캐스트 콘크리트 계단 및 그 시공방법
JP2004204508A (ja) 階段の構築方法及び階段用型枠
JPH101914A (ja) 道路床版工法
JP2002227408A (ja) 建築物における階段施工方法、およびその方法に直接使用される蹴上げ板
JP2846426B2 (ja) コンクリート階段の構築方法
JPH0483051A (ja) 鉄筋コンクリート階段の施工法とこれに用いる階段手摺プレキャストコンクリート版及び階段段型枠
JP3048333B2 (ja) 階段とその製造方法
JP3347206B2 (ja) プレキャストコンクリート階段
JPH07100965B2 (ja) プレキャストコンクリート階段構築工法及びプレキャストコンクリート階段
JP4061611B2 (ja) PCa階段の取付構造、PCa階段の取付方法、PCa階段
JPH0365451B2 (ja)
JP2987469B2 (ja) 階段室の構造
KR930000808B1 (ko) 슬라이드 폼에 의한 고층건축물의 시공방법
JP3318694B2 (ja) 階段の形成方法
KR0121440B1 (ko) 현장시공과 조립식건축물의 복합형 시공방법
JPH03244760A (ja) 階段の施工方法
JPH06313304A (ja) 高欄干を有するコンクリート構造物における高欄干の構造及び高欄干部分の施工方法