JPH05294396A - 廃油集中処理装置 - Google Patents
廃油集中処理装置Info
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- JPH05294396A JPH05294396A JP11835892A JP11835892A JPH05294396A JP H05294396 A JPH05294396 A JP H05294396A JP 11835892 A JP11835892 A JP 11835892A JP 11835892 A JP11835892 A JP 11835892A JP H05294396 A JPH05294396 A JP H05294396A
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- tank
- pressure
- sucked
- oil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車のエンジン等から廃油受けバケット等
に受けた廃油を、極めて簡単な操作で集約して処理する
ことの出来る装置を提供する。 【構成】 耐圧タンクに真空ポンプとコンプレッサを接
続し、更に、この耐圧タンクに吸引管を接続してこれを
廃油受けバケット等の備えられている位置にまで配管す
ると共に、送出管を接続してこれを廃油受けバケット等
の備えられている位置にまで配管し、且つ、耐圧タンク
に液面計と圧力計を取付けて、真空ポンプを駆動させて
耐圧タンク内を減圧することにより、廃油受けバケット
等から廃油を耐圧タンクに吸入し、コンプレッサを駆動
させて耐圧タンク内を加圧することにより、耐圧タンク
に吸入された廃油を廃油貯留槽等に送り込むように構成
する。
に受けた廃油を、極めて簡単な操作で集約して処理する
ことの出来る装置を提供する。 【構成】 耐圧タンクに真空ポンプとコンプレッサを接
続し、更に、この耐圧タンクに吸引管を接続してこれを
廃油受けバケット等の備えられている位置にまで配管す
ると共に、送出管を接続してこれを廃油受けバケット等
の備えられている位置にまで配管し、且つ、耐圧タンク
に液面計と圧力計を取付けて、真空ポンプを駆動させて
耐圧タンク内を減圧することにより、廃油受けバケット
等から廃油を耐圧タンクに吸入し、コンプレッサを駆動
させて耐圧タンク内を加圧することにより、耐圧タンク
に吸入された廃油を廃油貯留槽等に送り込むように構成
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンやデ
ファレンシャルギヤボックス等から廃油受けバケットや
廃油受けタンクに取り出された廃油を集約して処理する
装置に関するものである。
ファレンシャルギヤボックス等から廃油受けバケットや
廃油受けタンクに取り出された廃油を集約して処理する
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車のエンジンやデファレンシャルギ
ヤボックスには潤滑用のオイルが入れられている。これ
らのオイルは、自動車を作動させる度に摺動部分の摩耗
によって僅かずつ生じる金属粉等が混入する。そのた
め、オイルは所定の潤滑性が次第に損なわれるので、汚
れが一定の程度に達する度に、又は、一定期間経過する
度にエンジン等から抜き出されて新たなものと交換さ
れ、抜き出されたオイルは廃油として処分される。この
ようなことから、自動車の整備工場等には、廃油受けバ
ケット等が備えられていて、エンジンやデファレンシャ
ルギヤボックス等から抜き出す廃油をこれに受けて、廃
油貯留槽等に溜めるようになっている。
ヤボックスには潤滑用のオイルが入れられている。これ
らのオイルは、自動車を作動させる度に摺動部分の摩耗
によって僅かずつ生じる金属粉等が混入する。そのた
め、オイルは所定の潤滑性が次第に損なわれるので、汚
れが一定の程度に達する度に、又は、一定期間経過する
度にエンジン等から抜き出されて新たなものと交換さ
れ、抜き出されたオイルは廃油として処分される。この
ようなことから、自動車の整備工場等には、廃油受けバ
ケット等が備えられていて、エンジンやデファレンシャ
ルギヤボックス等から抜き出す廃油をこれに受けて、廃
油貯留槽等に溜めるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の廃油受けバケッ
ト等は、単なる盥状の容器であって廃油を受ける際の取
り扱いが厄介なことゝ、これに受けた廃油を廃油貯留槽
に入れる作業が面倒で、多くの作業工数を要するうえ
に、作業中に廃油を零すなどの不具合も生じていた。本
発明は、取り扱いが容易で、移動させる際に廃油が零れ
ることが無く、しかも自動車のエンジン等から廃油を抜
き出す作業の簡単な廃油受けバケットと、このバケット
に受けた廃油を極めて簡単な操作で集約して処理するこ
との出来る装置を提供することを目的としている。
ト等は、単なる盥状の容器であって廃油を受ける際の取
り扱いが厄介なことゝ、これに受けた廃油を廃油貯留槽
に入れる作業が面倒で、多くの作業工数を要するうえ
に、作業中に廃油を零すなどの不具合も生じていた。本
発明は、取り扱いが容易で、移動させる際に廃油が零れ
ることが無く、しかも自動車のエンジン等から廃油を抜
き出す作業の簡単な廃油受けバケットと、このバケット
に受けた廃油を極めて簡単な操作で集約して処理するこ
との出来る装置を提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に係る廃油集中処
理装置は、耐圧タンク１に真空ポンプ２とコンプレッサ
４を接続し、更にこれに吸引管３と送出管５を接続し
て、廃油受けバケット等の貯油タンクA1の廃油を耐圧タ
ンク１に吸入し、その廃油を廃油貯留槽Ｂ等に送り出す
ように構成すると共に、吸引経路や押し出し経路には随
所に電磁弁や起動ボタンを取り付け、更に、液面計６や
圧力計７等を備えて、その操作が起動ボタンを押すこと
によって行なわれるほか、必要に応じて自動的に行われ
るように構成することによって上記目的を達成してい
る。真空ポンプ２のオイルパン25やオイルセパレータ22
のドレーンパイプ23を耐圧タンク１に接続して、これら
の廃油を耐圧タンク１に吸引させることも出来る。吸引
管３の先端に取り付けた接続具31を電磁弁32とカプラ3
4、及び両者の間の圧力を感知する圧力センサ35とによ
って構成して、貯油タンクA1内の廃油の液面が排出管A2
の下端にまで低下して、ここから空気を吸い込むように
なると、そのときの管内の圧力の変化を圧力センサ35で
感知して、自動的に電磁弁32が閉じて吸引を終了し、装
置を元の状態に復帰させることも出来る。真空ポンプ２
にサービスタンクを接続し、更にこれにグリースタンク
９を接続して、サービスタンク８を所定の真空度に減圧
した後に、グリースタンク９にグリースを吸い入れるよ
うにすることにより、真空ポンプ２を小形にし、しかも
その能力一杯の真空度で作業をすることが出来る。
理装置は、耐圧タンク１に真空ポンプ２とコンプレッサ
４を接続し、更にこれに吸引管３と送出管５を接続し
て、廃油受けバケット等の貯油タンクA1の廃油を耐圧タ
ンク１に吸入し、その廃油を廃油貯留槽Ｂ等に送り出す
ように構成すると共に、吸引経路や押し出し経路には随
所に電磁弁や起動ボタンを取り付け、更に、液面計６や
圧力計７等を備えて、その操作が起動ボタンを押すこと
によって行なわれるほか、必要に応じて自動的に行われ
るように構成することによって上記目的を達成してい
る。真空ポンプ２のオイルパン25やオイルセパレータ22
のドレーンパイプ23を耐圧タンク１に接続して、これら
の廃油を耐圧タンク１に吸引させることも出来る。吸引
管３の先端に取り付けた接続具31を電磁弁32とカプラ3
4、及び両者の間の圧力を感知する圧力センサ35とによ
って構成して、貯油タンクA1内の廃油の液面が排出管A2
の下端にまで低下して、ここから空気を吸い込むように
なると、そのときの管内の圧力の変化を圧力センサ35で
感知して、自動的に電磁弁32が閉じて吸引を終了し、装
置を元の状態に復帰させることも出来る。真空ポンプ２
にサービスタンクを接続し、更にこれにグリースタンク
９を接続して、サービスタンク８を所定の真空度に減圧
した後に、グリースタンク９にグリースを吸い入れるよ
うにすることにより、真空ポンプ２を小形にし、しかも
その能力一杯の真空度で作業をすることが出来る。
【０００５】
【作用】上記のように構成された廃油集中処理装置は、
起動ボタンを押すことにより、所望の廃油受けバケット
等の廃油を吸引し、更にこの廃油を所望の廃油貯留槽Ｂ
等に送り込むことが出来る。また、耐圧タンク１に液面
計６や圧力計７等を備えることにより、タンク１内の廃
油の量が常に一定の範囲に維持され、真空ポンプ２のオ
イルパン25やオイルセパレータ22のドレーンパイプ23を
耐圧タンク１に接続して、これらの廃油を耐圧タンク１
に吸引させることにより、真空ポンプ２が常に稼働状態
になって、装置が稼働状態に維持される。
起動ボタンを押すことにより、所望の廃油受けバケット
等の廃油を吸引し、更にこの廃油を所望の廃油貯留槽Ｂ
等に送り込むことが出来る。また、耐圧タンク１に液面
計６や圧力計７等を備えることにより、タンク１内の廃
油の量が常に一定の範囲に維持され、真空ポンプ２のオ
イルパン25やオイルセパレータ22のドレーンパイプ23を
耐圧タンク１に接続して、これらの廃油を耐圧タンク１
に吸引させることにより、真空ポンプ２が常に稼働状態
になって、装置が稼働状態に維持される。
【０００６】
【実施例１】以下、本発明に係る廃油集中処理装置を図
示の実施例に基ずいて具体的に説明する。図１は、本発
明装置の基本的な構成を示すもので、図中符号１は耐圧
タンクであって、これに真空ポンプ２と吸引管３が接続
されていて吸引経路が形成されており、更に、コンプレ
ッサ４と送出管５が接続されていて送出経路が形成され
ている。吸引管３は、廃油受けバケット等の備えられて
いる位置にまで配管されており、先端にワンタッチカプ
ラ等から成る接続具31が取り付けられていて、真空ポン
プ２を駆動させて耐圧タンク１内を減圧することによ
り、廃油受けバケットの貯油タンクA1の廃油を耐圧タン
ク１に吸入するようになっている。送出管５は、廃油貯
留槽Ｂ等に接続されていて、コンプレッサ４を駆動させ
て耐圧タンク１内を加圧することにより、耐圧タンク１
に吸入された廃油を廃油貯留槽Ｂ等に送り込むようにな
っている。尚、図示はしないがこの装置は、ボタン操作
によって作動させることかが出来るようになっているの
であって、耐圧タンク１には液面計６や圧力計７が取り
付けられていて、タンク内の廃油の量や圧力を常に検出
するようになっているほか、真空ポンプ２の吸気管とコ
ンプレッサ４の送気管にはそれぞれ電磁弁21、41が取り
付けられており、吸引管３と送出管５にもそれぞれ電磁
弁32、51、逆止弁33、52が取り付けられていて、これら
が有機的に制御されるようになっている。即ち、常態に
おいては、電磁弁21以外の電磁弁は閉じられており、真
空ポンプ２は圧力計７から送られる検出信号によって駆
動して、耐圧タンク１が所定の真空度に保たれるように
なっている。。また、真空ポンプ２のオイルセパレータ
22のドレーンパイプ23が耐圧タンク１に接続されてお
り、これに電磁弁24が取り付けられていて、オイルセパ
レータ22に一定量以上の廃油が溜る度に、またはこれを
定期的に作動させて、オイルを耐圧タンク１に吸引する
ようになっている。同様にして、真空ポンプ２のオイル
パン25のドレーンパイプも耐圧タンク１に接続されてお
り、これにコック26が取り付けられていて、このオイル
を耐圧タンク１に吸引するようになっている。
示の実施例に基ずいて具体的に説明する。図１は、本発
明装置の基本的な構成を示すもので、図中符号１は耐圧
タンクであって、これに真空ポンプ２と吸引管３が接続
されていて吸引経路が形成されており、更に、コンプレ
ッサ４と送出管５が接続されていて送出経路が形成され
ている。吸引管３は、廃油受けバケット等の備えられて
いる位置にまで配管されており、先端にワンタッチカプ
ラ等から成る接続具31が取り付けられていて、真空ポン
プ２を駆動させて耐圧タンク１内を減圧することによ
り、廃油受けバケットの貯油タンクA1の廃油を耐圧タン
ク１に吸入するようになっている。送出管５は、廃油貯
留槽Ｂ等に接続されていて、コンプレッサ４を駆動させ
て耐圧タンク１内を加圧することにより、耐圧タンク１
に吸入された廃油を廃油貯留槽Ｂ等に送り込むようにな
っている。尚、図示はしないがこの装置は、ボタン操作
によって作動させることかが出来るようになっているの
であって、耐圧タンク１には液面計６や圧力計７が取り
付けられていて、タンク内の廃油の量や圧力を常に検出
するようになっているほか、真空ポンプ２の吸気管とコ
ンプレッサ４の送気管にはそれぞれ電磁弁21、41が取り
付けられており、吸引管３と送出管５にもそれぞれ電磁
弁32、51、逆止弁33、52が取り付けられていて、これら
が有機的に制御されるようになっている。即ち、常態に
おいては、電磁弁21以外の電磁弁は閉じられており、真
空ポンプ２は圧力計７から送られる検出信号によって駆
動して、耐圧タンク１が所定の真空度に保たれるように
なっている。。また、真空ポンプ２のオイルセパレータ
22のドレーンパイプ23が耐圧タンク１に接続されてお
り、これに電磁弁24が取り付けられていて、オイルセパ
レータ22に一定量以上の廃油が溜る度に、またはこれを
定期的に作動させて、オイルを耐圧タンク１に吸引する
ようになっている。同様にして、真空ポンプ２のオイル
パン25のドレーンパイプも耐圧タンク１に接続されてお
り、これにコック26が取り付けられていて、このオイル
を耐圧タンク１に吸引するようになっている。
【０００７】図３は廃油受けバケットの一例を示すもの
で、このものは、オイル受け盤A3と貯油タンクA1とが仕
切り鈑を介して上下に一体的に形成されており、仕切り
鈑の端部が穿けられていて、両者が連結されている。
又、これに把手A4と車輪A5、及び補助車輪A6が取り付け
られていて、自動車のエンジン等から排出される廃油を
オイル受け盤A3に受けると、これが貯油タンクA1に入り
込むようになっている。そして、廃油受けバケットを立
てゝ、排出管A2に吸引管３を連結して廃油を吸い出すよ
うになっている。
で、このものは、オイル受け盤A3と貯油タンクA1とが仕
切り鈑を介して上下に一体的に形成されており、仕切り
鈑の端部が穿けられていて、両者が連結されている。
又、これに把手A4と車輪A5、及び補助車輪A6が取り付け
られていて、自動車のエンジン等から排出される廃油を
オイル受け盤A3に受けると、これが貯油タンクA1に入り
込むようになっている。そして、廃油受けバケットを立
てゝ、排出管A2に吸引管３を連結して廃油を吸い出すよ
うになっている。
【０００８】次に、この装置と図示しない操作ボタンと
の関連について説明する。耐圧タンク１の廃油を廃油貯
留槽Ｂに送り込むときは、先ず、廃油を送り込もうとす
る廃油貯留槽Ｂに相当する起動ボタンを押す。すると、
耐圧タンク１内の廃油の液面が最低位Ｌ以上になってい
るときは、真空ポンプ２の電磁弁21が閉じられると共
に、コンプレッサ４の電磁弁41と送出管５の、上記起動
ボタンに該当する電磁弁51が開けられ、同時にコンプレ
ッサ４が駆動して耐圧タンク１内を所定の圧力にまで上
昇させる。耐圧タンク１内の廃油はこの圧力によって押
し出され、送出管５を通って指定した廃油貯留槽Ｂに送
り込まれる。そして、耐圧タンク１内の廃油の液面が最
低位Ｌにまで低下するか、又は廃油貯留槽Ｂが満杯にな
ると、コンプレッサ４が停止し、装置は元の状態に復帰
する。又、耐圧タンク１内の廃油の液面が中間位Ｍを越
えたときは、吸引操作が終了すると同時に送り出し状態
となり、廃油を送り込むべき廃油貯留槽Ｂが予じめ指定
されているときはその廃油貯留槽Ｂに、指定されていな
いときは貯留量の少ない廃油貯留槽に自動的に送り込ま
れる。そして、送り出しの作業が行われている途中で吸
引作業の起動ボタンが押されると、送り出しの作業は停
止して、再び吸引作業に切り換えられるようになってい
る。
の関連について説明する。耐圧タンク１の廃油を廃油貯
留槽Ｂに送り込むときは、先ず、廃油を送り込もうとす
る廃油貯留槽Ｂに相当する起動ボタンを押す。すると、
耐圧タンク１内の廃油の液面が最低位Ｌ以上になってい
るときは、真空ポンプ２の電磁弁21が閉じられると共
に、コンプレッサ４の電磁弁41と送出管５の、上記起動
ボタンに該当する電磁弁51が開けられ、同時にコンプレ
ッサ４が駆動して耐圧タンク１内を所定の圧力にまで上
昇させる。耐圧タンク１内の廃油はこの圧力によって押
し出され、送出管５を通って指定した廃油貯留槽Ｂに送
り込まれる。そして、耐圧タンク１内の廃油の液面が最
低位Ｌにまで低下するか、又は廃油貯留槽Ｂが満杯にな
ると、コンプレッサ４が停止し、装置は元の状態に復帰
する。又、耐圧タンク１内の廃油の液面が中間位Ｍを越
えたときは、吸引操作が終了すると同時に送り出し状態
となり、廃油を送り込むべき廃油貯留槽Ｂが予じめ指定
されているときはその廃油貯留槽Ｂに、指定されていな
いときは貯留量の少ない廃油貯留槽に自動的に送り込ま
れる。そして、送り出しの作業が行われている途中で吸
引作業の起動ボタンが押されると、送り出しの作業は停
止して、再び吸引作業に切り換えられるようになってい
る。
【０００９】耐圧タンク１に廃油を吸引するときは、先
ず、廃油受けバケットの排出管A2に接続具31を接続し
て、起動ボタンを押す。すると、電磁弁32が開いて、廃
油受けバケットの貯油タンクA1に入れられていた廃油
が、耐圧タンク１に吸引される。尚、この実施例では接
続具31は、図２に示すように電磁弁32とカプラ34、及び
両者の間の管内の圧力を感知する圧力センサ35とから成
っていて、貯油タンクA1内の廃油の液面が排出管A2の下
端にまで低下して、ここから空気を吸い込むようになる
と、そのときの管内の圧力の変化を圧力センサ35が感知
して、電磁弁32が閉じて吸引を終了し、装置は元の状態
に復帰する。そしてこのとき、耐圧タンク１内の廃油の
液面が中間位Ｍを越えていると、上記したように装置は
送り出し状態になって、この廃油を廃油貯留槽Ｂに送り
込む。また、耐圧タンク１に廃油を吸引している途中
で、タンク１内の廃油の液面が最上位Ｕを越えたとき
は、装置は吸引を停止して、送り出し状態に変わって、
この廃油を廃油貯留槽Ｂに送り込む。
ず、廃油受けバケットの排出管A2に接続具31を接続し
て、起動ボタンを押す。すると、電磁弁32が開いて、廃
油受けバケットの貯油タンクA1に入れられていた廃油
が、耐圧タンク１に吸引される。尚、この実施例では接
続具31は、図２に示すように電磁弁32とカプラ34、及び
両者の間の管内の圧力を感知する圧力センサ35とから成
っていて、貯油タンクA1内の廃油の液面が排出管A2の下
端にまで低下して、ここから空気を吸い込むようになる
と、そのときの管内の圧力の変化を圧力センサ35が感知
して、電磁弁32が閉じて吸引を終了し、装置は元の状態
に復帰する。そしてこのとき、耐圧タンク１内の廃油の
液面が中間位Ｍを越えていると、上記したように装置は
送り出し状態になって、この廃油を廃油貯留槽Ｂに送り
込む。また、耐圧タンク１に廃油を吸引している途中
で、タンク１内の廃油の液面が最上位Ｕを越えたとき
は、装置は吸引を停止して、送り出し状態に変わって、
この廃油を廃油貯留槽Ｂに送り込む。
【０００１０】
【実施例２】図２に基ずいて、本発明装置の第２実施例
を説明する。尚、第１実施例と同一の構成部分について
は、同一の符号になっている。図中符号８はサービスタ
ンク、９はグリースタンクである。サービスタンク８
は、真空ポンプ２に接続されていて、グリースタンク９
を減圧するに先立って、これを予じめ所定の真空度にす
るようになっており、グリースタンク９にグリースを吸
い入れるときは電磁弁91と92を開いて、サービスタンク
８の空気を真空ポンプ２で吸引しながら、グリースタン
ク９の空気をサービスタンク８に吸引するようになって
いる。又、そのドレーン抜き口82は耐圧タンク１に連結
されていて、タンク８内の廃油が一定量に達する度に耐
圧タンク１に吸入するようになっている。グリースタン
ク９は、耐圧タンク１に相当するもので、サービスタン
ク８に連結されていると共に、これに吸入口93が取り付
けられていて、この吸入口93を自動車のデファレンシャ
ルギヤボックス等に接続し、サービスタンク８に導通さ
せて減圧することにより、ギヤボックス等のグリースを
タンク９に吸入するようになっている。更に、グリース
タンク９はコンプレッサ４に接続されていて、タンク内
を加圧するようになっており、下端には排油口94が取り
付けられていて、タンク内を加圧することにより、一旦
吸入したグリースをここから排出させることが出来るよ
うになっている。
を説明する。尚、第１実施例と同一の構成部分について
は、同一の符号になっている。図中符号８はサービスタ
ンク、９はグリースタンクである。サービスタンク８
は、真空ポンプ２に接続されていて、グリースタンク９
を減圧するに先立って、これを予じめ所定の真空度にす
るようになっており、グリースタンク９にグリースを吸
い入れるときは電磁弁91と92を開いて、サービスタンク
８の空気を真空ポンプ２で吸引しながら、グリースタン
ク９の空気をサービスタンク８に吸引するようになって
いる。又、そのドレーン抜き口82は耐圧タンク１に連結
されていて、タンク８内の廃油が一定量に達する度に耐
圧タンク１に吸入するようになっている。グリースタン
ク９は、耐圧タンク１に相当するもので、サービスタン
ク８に連結されていると共に、これに吸入口93が取り付
けられていて、この吸入口93を自動車のデファレンシャ
ルギヤボックス等に接続し、サービスタンク８に導通さ
せて減圧することにより、ギヤボックス等のグリースを
タンク９に吸入するようになっている。更に、グリース
タンク９はコンプレッサ４に接続されていて、タンク内
を加圧するようになっており、下端には排油口94が取り
付けられていて、タンク内を加圧することにより、一旦
吸入したグリースをここから排出させることが出来るよ
うになっている。
【０００１１】この装置と図示しない操作ボタンとの関
連について説明する。このグリースタンク９にグリース
を吸入しようとするときは、予じめ真空ポンプ２と耐圧
タンク１との間の電磁弁21と、サービスタンク８とグリ
ースタンク９との間の電磁弁91を閉じ、電磁弁81を開け
てサービスタンク８を真空ポンプ４に導通させて、サー
ビスタンク８を所定の真空度にしておく。そして、吸入
口93をデファレンシャルギヤボックス等に接続して図示
しない起動ボタンを押す。すると電磁弁91が開いてクリ
ースタンク９が減圧されると同時に、電磁弁92が開いて
グリースがグリースタンク９に吸引される。次に、この
ようにしてグリースタンク９に吸い入れたグリースをタ
ンク９から押し出すときは、排油口92のコック95を開け
て、起動ボタンを押す。すると、電磁弁42が開き、同時
にコンプレッサ４が駆動してグリースタンク９内を所定
の圧力にまで上昇させる。グリースタンク９内のグリー
スはこの圧力によって排油口92から押し出される。尚、
耐圧タンク１に廃油を吸引するための作動と、その廃油
を廃油貯留槽Ｂに送り込むための作動が上記したグリー
スタンク９にグリースを吸い入れるための作動と、その
グリースをタンク９から押し出すための作動に優先する
ようになっている。従って、耐圧タンク１に廃油を吸引
しているときや、耐圧タンク１の廃油を廃油貯留槽Ｂに
送り込んでいるときにグリースタンク９の起動ボタンを
押しても作動しない。又、グリースタンク９にグリース
を吸い入れているときや、グリースタンク９からグリー
スを押し出しているときに耐圧タンク１の起動ボタンが
押されると、その作動が停止する。
連について説明する。このグリースタンク９にグリース
を吸入しようとするときは、予じめ真空ポンプ２と耐圧
タンク１との間の電磁弁21と、サービスタンク８とグリ
ースタンク９との間の電磁弁91を閉じ、電磁弁81を開け
てサービスタンク８を真空ポンプ４に導通させて、サー
ビスタンク８を所定の真空度にしておく。そして、吸入
口93をデファレンシャルギヤボックス等に接続して図示
しない起動ボタンを押す。すると電磁弁91が開いてクリ
ースタンク９が減圧されると同時に、電磁弁92が開いて
グリースがグリースタンク９に吸引される。次に、この
ようにしてグリースタンク９に吸い入れたグリースをタ
ンク９から押し出すときは、排油口92のコック95を開け
て、起動ボタンを押す。すると、電磁弁42が開き、同時
にコンプレッサ４が駆動してグリースタンク９内を所定
の圧力にまで上昇させる。グリースタンク９内のグリー
スはこの圧力によって排油口92から押し出される。尚、
耐圧タンク１に廃油を吸引するための作動と、その廃油
を廃油貯留槽Ｂに送り込むための作動が上記したグリー
スタンク９にグリースを吸い入れるための作動と、その
グリースをタンク９から押し出すための作動に優先する
ようになっている。従って、耐圧タンク１に廃油を吸引
しているときや、耐圧タンク１の廃油を廃油貯留槽Ｂに
送り込んでいるときにグリースタンク９の起動ボタンを
押しても作動しない。又、グリースタンク９にグリース
を吸い入れているときや、グリースタンク９からグリー
スを押し出しているときに耐圧タンク１の起動ボタンが
押されると、その作動が停止する。
【０００１２】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る廃油集
中処理装置は、耐圧タンク１にこれに真空ポンプ２とコ
ンプレッサ４を接続し、更にこれに吸引管３と送出管５
を接続して、廃油受けバケット等の貯油タンクA1の廃油
を耐圧タンク１に吸入し、且つ、その廃油を廃油貯留槽
Ｂ等に送り出すように構成すると共に、廃油の吸引経路
や押し出し経路には随所に電磁弁や起動ボタンを取り付
けて、これらが有機的に制御されるようにしたことによ
り、その操作を起動ボタンを押すことによって行なうこ
とで出来、しかも、耐圧タンク１に液面計６や圧力計７
等を備えてこれを上記電磁弁等に同期させることによ
り、操作の一部を必要に応じて自動的に行なうことが出
来る。殊に、吸引管３の先端に取り付けた接続具31を電
磁弁32とカプラ34、及び両者の間の圧力を感知する圧力
センサ35とによって構成して、貯油タンクA1内の廃油の
液面が排出管A2の下端にまで低下して、ここから空気を
吸い込むようになると、そのときの管内の圧力の変化を
圧力センサ35で感知するようにしたことにより、貯油タ
ンクA1内の廃油の吸引が完了すると、作業を自動的に終
了して、装置を元の状態に復帰させることが出来るの
で、作業工数をに殆んど要しなくなる利点がある。
中処理装置は、耐圧タンク１にこれに真空ポンプ２とコ
ンプレッサ４を接続し、更にこれに吸引管３と送出管５
を接続して、廃油受けバケット等の貯油タンクA1の廃油
を耐圧タンク１に吸入し、且つ、その廃油を廃油貯留槽
Ｂ等に送り出すように構成すると共に、廃油の吸引経路
や押し出し経路には随所に電磁弁や起動ボタンを取り付
けて、これらが有機的に制御されるようにしたことによ
り、その操作を起動ボタンを押すことによって行なうこ
とで出来、しかも、耐圧タンク１に液面計６や圧力計７
等を備えてこれを上記電磁弁等に同期させることによ
り、操作の一部を必要に応じて自動的に行なうことが出
来る。殊に、吸引管３の先端に取り付けた接続具31を電
磁弁32とカプラ34、及び両者の間の圧力を感知する圧力
センサ35とによって構成して、貯油タンクA1内の廃油の
液面が排出管A2の下端にまで低下して、ここから空気を
吸い込むようになると、そのときの管内の圧力の変化を
圧力センサ35で感知するようにしたことにより、貯油タ
ンクA1内の廃油の吸引が完了すると、作業を自動的に終
了して、装置を元の状態に復帰させることが出来るの
で、作業工数をに殆んど要しなくなる利点がある。
【図１】廃油集中処理装置の一実施例を示す系統図であ
る。
る。
【図２】廃油集中処理装置の他の一実施例を示す系統図
である。
である。
【図３】廃油受けバケットの一例を示す縦断側面図であ
る。
る。
１ 耐圧タンク ２ 真空ポンプ２ ３ 吸引管 ４ コンプレッサ ５ 送出管 ６ 液面計 ７ 圧力計 ８ サービスタンク ９ グリースタンク 21 電磁弁 22 オイルセパレータ 23 ドレーンパイプ 25 オイルパン 26 コック 31 接続具 33 逆止弁 34 カプラ 35 圧力センサ 53 逆止弁 82 ドレーン抜き口 93 吸入口 94 排油口 95 コック
Claims (5)
- 【請求項１】 耐圧タンクに真空ポンプとコンプレッサ
を接続し、更に、この耐圧タンクに吸引管を接続してこ
れを廃油受けバケット等の備えられている位置にまで配
管すると共に、送出管を接続してこれを廃油貯留槽等の
備えられている位置にまで配管し、且つ、耐圧タンクに
液面計と圧力計を取付けて、真空ポンプを駆動させて耐
圧タンク内を減圧することにより、廃油受けバケット等
から廃油を耐圧タンクに吸入し、コンプレッサを駆動さ
せて耐圧タンク内を加圧することにより、当該タンクに
吸入された廃油を廃油貯留槽等に送り込むように構成し
たことを特徴とする廃油集中処理装置。 - 【請求項２】 真空ポンプにサービスタンクを接続し、
更にこれにグリースタンクを接続して、サービスタンク
を所定の真空度に減圧した後に、グリースタンクにグリ
ースを吸い入れるようにしたことを特徴とする請求項１
の廃油集中処理装置。 - 【請求項３】 吸引管の先端に取り付けた接続具を電磁
弁（32）とカプラ、及び両者の間の圧力を感知する圧力
センサとによって構成して、廃油受けバケット等の貯油
タンク内の廃油の液面が排出管の下端にまで低下して、
ここから空気を吸い込むようになると、そのときの管内
の圧力の変化を圧力センサで感知して、電磁弁（32）を
自動的に閉じて吸引を終了し、装置を元の状態に復帰さ
せるようにしたことを特徴とする請求項１、又は２の廃
油集中処理装置。 - 【請求項４】 真空ポンプのオイルパンを耐圧タンクに
接続して、この中の廃油を耐圧タンクに吸引させるよう
にしたことを特徴とする請求項１、２、又は３の廃油集
中処理装置。 - 【請求項５】 真空ポンプのオイルセパレータのドレー
ンパイプを耐圧タンクに接続して、オイルセパレータに
溜った廃油を耐圧タンクに吸引させるようにしたことを
特徴とする請求項１、２、３、又は４の廃油集中処理装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11835892A JPH05294396A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 廃油集中処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11835892A JPH05294396A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 廃油集中処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05294396A true JPH05294396A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14734732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11835892A Pending JPH05294396A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 廃油集中処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05294396A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011225250A (ja) * | 2010-04-20 | 2011-11-10 | Marunaka:Kk | 危険物回収装置 |
| JP2015020748A (ja) * | 2013-07-16 | 2015-02-02 | 株式会社テクネット | 異種廃液の分離回収装置 |
| JP2015510477A (ja) * | 2012-02-24 | 2015-04-09 | アドバンスト テクノロジー マテリアルズ，インコーポレイテッド | 流体を配送するシステムおよび方法 |
| CN105351125A (zh) * | 2015-11-12 | 2016-02-24 | 瑞昌哥尔德发电设备(无锡)制造有限公司 | 一种可自动加油的柴油发电机组 |
| CN113299464A (zh) * | 2021-05-21 | 2021-08-24 | 广东电网有限责任公司 | 一种有载油枕取油液可调回流装置 |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP11835892A patent/JPH05294396A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011225250A (ja) * | 2010-04-20 | 2011-11-10 | Marunaka:Kk | 危険物回収装置 |
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| US9695985B2 (en) | 2012-02-24 | 2017-07-04 | Entegris, Inc. | Fluid delivery system and method |
| US10495259B2 (en) | 2012-02-24 | 2019-12-03 | Entegris, Inc. | Fluid delivery system and method |
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| CN113299464A (zh) * | 2021-05-21 | 2021-08-24 | 广东电网有限责任公司 | 一种有载油枕取油液可调回流装置 |
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