JP6147123B2 - 異種廃液の分離回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車整備工場などにおいてエンジンから排出される廃油や、ラジエータから排出される不凍液(いわゆるLLC:ロングライフクーラント)の廃液、あるいは部品洗浄機から排出される洗浄廃液等を、その性状毎にスムーズに且つ確実に分離回収(分別回収)できるようにした新規な回収装置に係るものである。
例えば、自動車のエンジンには、内部で作動する部材の潤滑や冷却を図るためのオイル(エンジンオイル)が適量、充填されている。このオイルには、自動車を作動させる度に(エンジンの回転に伴い)、摺動部分の摩耗によってわずかずつ生じる金属粉等が混入し、潤滑性が次第に損なわれる。そのためエンジンオイルは、汚れが一定の程度に達する度に、または一定期間が経過する度にエンジンから抜き出されて新たなものに交換されており、取り出されたオイルは、廃油として処分される。このため、自動車整備工場やガソリンスタンド等には、廃油の貯留タンクなどが設置されていて、多くの自動車やトラック等から排出される廃油を集約して、貯留タンクに一旦、貯留するようになっている。
また、従来、廃油を貯留タンクに回収する(集約する)にあたっては、例えば自動車整備工場の各所で車両から排出される廃油を、まず廃油受けバケット等で受け、その後、廃油受けバケット内の廃油を真空吸引して貯留タンクに回収していた。また貯留タンクがほぼ一杯になると、廃油の吸引を中断し、真空ポンプをコンプレッサに切り換えて、上記貯留タンク内を加圧して、溜まった廃油を地下などに設けた廃油最終タンクに移送していた。
そして、本発明者は、自動車整備工場などにおける廃油回収に関し、複数の特許を既に出願している(例えば特許文献1、2参照)
ところで、自動車整備工場などで排出される廃液は、上記のような廃油(エンジンオイル)だけではなく、不凍液廃液や部品洗浄機廃液など様々である。これらの廃液は、全て性状が同じではないため、その後の再利用や再生処理、あるいはそのまま廃棄する場合でも環境負荷を低減する処理にあたり、異なる性状毎に回収されることが望ましい。
この点、前記特許文献1では、一基の真空ポンプを使用しながらも、廃油タンクとグリースタンクを併設し、廃油(エンジンオイル)と、ギヤボックス等のグリースとを別々の貯留タンクに回収する旨が開示されている。
しかし、特許文献1では、廃油の回収をグリースの回収よりも優先するものであり、この点で改良の余地あった。すなわち、特許文献1では、グリース回収中であっても、廃油回収が行われる場合には、グリース回収が中断されるようになっており、これはいずれか一方の貯留タンクのみしか減圧が作用しないためである。
もちろん、各貯留タンク毎に別々の真空ポンプを設ければ(作用させるようにすれば)、このような事態は回避できるものの、この場合には貯留タンクの数だけ真空ポンプが必要となり、イニシャルコスト・ランニングコストの上昇は避けられない。加えて、小規模事業者では、真空ポンプを複数設置するスペースを確保することすら困難であった。
特開平5−294396号公報 特開平6−50291号公報
本発明は、このような背景を認識してなされたものであって、貯留タンク内を減圧する真空装置は一基のみとしながらも、自動車整備工場などで排出される異種性状の廃液を、その性状毎に分別(分離)しながら、各貯留タンクに円滑に且つ確実に回収できるようにした新規な回収装置の開発を試みたものである。
まず請求項1記載の、異種廃液の分離回収装置は、
異種性状の廃液を、二基以上の貯留タンクに分別して吸引回収して貯留し、その後、廃液が貯留された貯留タンクから廃液を加圧押し出しにより、後段回収装置に排出移送する廃液の分離回収装置であって、
前記二基以上の各貯留タンクには、共通の真空装置につなげられた減圧基管から分岐させた減圧分岐管を接続するとともに、各貯留タンク内を別々に加圧し得る配管が成されるものであり、
更に各貯留タンクには、それぞれ貯留すべき廃液の回収源からの廃液を吸引する廃液吸引管が接続されるとともに、貯留した廃液を後段回収装置に送り出す廃液送出管が接続され、
常時、貯留タンク内を減圧状態とし、廃液の回収に備えるものであり、
且つ前記各減圧分岐管には、真空装置側のみにエアが流動することを許容する逆止弁を設け、
前記いずれかの貯留タンクに廃液が吸引された場合には、この吸引による当該貯留タンクの圧力上昇に起因して、廃液を吸引していない他の貯留タンクに作用する逆止弁が、流路閉鎖状態となって、この貯留タンクの減圧状態を維持するようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項2記載の、異種廃液の分離回収装置は、前記請求項1記載の要件に加え、
前記各々の貯留タンクに接続される減圧分岐管には、ミストセパレータを各々設置するものであり、
更に、このミストセパレータは、底部が各々の貯留タンクと接続されるものであり、
かかる構成により、廃液の吸引に伴いミストセパレータで分離回収した廃液を貯留タンクの減圧を利用して貯留タンク内に戻すようにしたことを特徴として成るものである。
これら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
まず請求項1記載の発明によれば、自動車整備工場やガソリンスタンド等で排出される、複数の性状の廃液を、一基の真空装置を共通的に使用しながらも、別々の貯留タンクにスムーズに且つ確実に分別回収することができる。すなわち、本発明では、いずれかの貯留タンク(例えばタンクA)に廃液を吸引している最中であっても、他の貯留タンク(例えばタンクB)の真空レベルが維持できるため、例えばタンクAの吸引作業の終了を待って、タンクBの吸引作業を開始するといった煩わしさがなく(作業者がストレスを感じることなく)、必要な廃液の吸引作業が随時行える。
因みに、従来は、部品洗浄機から排出される廃液などの強アルカリ性廃液は、排水路に不法たれ流ししていたケースもあったようであるが、廃液をその性状毎に分別回収する本発明は、環境に優しい処理対応となり、本手法を採用した業者は、廃棄物処理に真面目に(適正に)取り組んでいる姿勢を社会的に示すこともできる。
また請求項2記載の発明によれば、貯留タンク内のエアを真空吸引する際、このエアから分離・回収するミスト(廃液分)についても、その性状毎に分別して回収し、各貯留タンク内に戻すことができるため、異種性状の廃液分が、貯留タンク内に吸引した廃液に混入することなく、より確実に廃液を分別回収することができる。
また、回収した廃液分を貯留タンクに戻すには、貯留タンクの減圧を利用して戻すため、効率的に廃液分を戻すことができる。
本発明の分離回収装置(異種廃液の分離回収装置)の一例を示す説明図である。
本発明を実施するための形態は、以下の実施例に述べるものをその一つとするとともに、更にその技術思想内において改良し得る種々の手法を含むものである。
本発明の、異種廃液の分離回収装置S(以下、単に「分離回収装置S」とする)は、一例として図1に示すように、複数種の廃液Fを各性状別に分別して貯留する複数の貯留タンク1(本実施例では二基)と、当該タンク内を減圧する真空装置2と、当該タンク内を加圧するコンプレッサを主要部材として成る空気加圧源3と、自動車整備工場などにおける各作業箇所から上記貯留タンク1まで廃液Fを移送してくる廃油吸引管4と、一旦当該タンク内に貯留した廃液Fを後段回収装置Tに移送する廃油送出管5とを主な構成部材とする。また、上記貯留タンク1は、真空装置2までの間が減圧管6によって接続される一方、空気加圧源3までの間が加圧管7によって接続されている。
更に、貯留タンク1を含め廃液吸引管4を全般的に廃液吸引ライン4Lとし、貯留タンク1を含め廃液送出管5を全般的に廃液送出ライン5Lとするものである。また、真空装置2を含め減圧管6を全般的に減圧ライン6Lとし、空気加圧源3を含め加圧管7を全般的に加圧ライン7Lとするものである。
ここで本発明では、貯留タンク1が複数基用いられながらも、真空装置2が一基であり、しかもこの一基の真空装置2で、いずれか一つの貯留タンク1に特定の廃液Fを吸引している間も、他の貯留タンク1内の真空レベルを低下させずに維持できることが大きな特徴である。
また、上述したように、本図1に示す実施例では、貯留タンク1を二基設けるものであり、これらを区別したい場合には、便宜上、タンクA/タンクBという意味で、各貯留タンクに「1A」、「1B」を付して区別するものである(「A」、「B」の末尾符号は、貯留タンク1に限らず、他の部材でも同様に用いる場合がある)。
もちろん各貯留タンク1A・1Bには、異種性状の廃液FA・FBを貯留するものであり、例えば貯留タンク1Aには、主にエンジンオイル等の廃油(いわゆる油性の廃液FA)を貯留するものであり、これに適宜、ギヤーオイル、ATF(オートマチックトランスミッションフルード)、作動油、ブレーキオイル等を混合して貯留し得るものである。また、貯留タンク1Bには、主に廃油以外のフルード(いわゆる水性の廃液FB)を貯留するものであり、例えばLLC廃液、ブレーキオイル、アルカリ性水溶廃液(部品洗浄機の廃液、DPF(ディーゼルエンジンから排出される粒子状物質(PM)を捕集し、ディーゼル車の排ガスクリーン化を図るディーゼル微粒子捕集フィルタ)の洗浄廃液、EGRクーラ(排気ガスの一部を吸気系に戻し、混合気が燃焼するときの最高温度を低下させ窒素酸化物の生成量を抑える排気ガス再循環装置)の洗浄廃液等を混合して貯留し得るものである。
因みに、ブレーキオイルは、A・Bどちらのタンクにも適合し得る(貯留し得る)ものであるが、タンクAに貯留した廃液FAを、その後、廃油ボイラーの燃料として使用する場合には、ブレーキオイルは「オイル」と称されていても、実際には油性ではないため(廃油とは性状が異なるため)、タンクBに貯留することが望ましい。
なお、以下の説明では、上記図1に基づき、貯留タンク1を二基設けた場合を主に説明する。
また自動車整備工場などでは、廃液Fは、工場の各所に設けられた複数の吸引口42から、廃液吸引管4を通して貯留タンク1に吸引回収される(集約される)ものである。因みに、一つの整備工場などにおいて吸引口42を複数設置するのは、複数台の車両を同時に整備点検することがあり、このような作業を効率的に行うためである。
また、このようにして貯留タンク1に集約された廃液Fは、後段回収装置Tに圧送・収容されるものであり、この後段回収装置Tとしては、例えば自動車整備工場の地下等に設けられる大型で大容量の最終廃液タンクが挙げられる。なお、最終廃液タンク内に収容された廃液Fは、産業廃棄物を回収する業者(以下、「産廃業者」とする)がタンクローリー車などで定期的に引き取りに来るのが一般的である。もちろん、このような大型の最終廃液タンクを用意せずに、貯留タンク1からそのまま産廃業者のタンクローリー車に移送することもあり得(特に小規模な整備工場など)、その場合には、タンクローリー車が後段回収装置Tとなる。
以下、分離回収装置Sを構成する各部材について説明する。
まず貯留タンク1には、液面計11が設けられるものであり、この液面計11は、廃液Fの吸引や送出に伴い、タンク内で変わる液面レベルを検知するものである。
ここで本実施例では、検知する液面レベルを低い方から「低位(底位)」、「上位」、「最上位」の三種に分けて検知するようにしており、液面レベルが「低位」〜「上位」の場合に吸引可能とし、液面レベルが「上位」以上となった場合に後段回収装置Tへの送出を促すものとし、液面レベルが「最上位」以上となった場合には吸引を行っていても、これを強制的に終了させ、即、送出作業に移行するように制御される。そして、後段回収装置Tへの送出を行っている間に、液面レベルが「低位」以下となれば、送出を自動的に終了し、吸引作業に移行する、あるいは吸引を待つ待機状態となるように制御するものである。
ここで本図1中では、液面レベルの「低位」を符号『L』で示し、「上位」を符号『H』で示し、「最上位」を符号『HH』で示している。因みに、「最上位」の液面レベルは、上記のような意味合いから、「緊急液面レベル」とも称される。
また、廃液Fの吸引に伴い、貯留タンク1内の液面レベルが上位液面レベルHに達して、送出作業を促すにあたっては、例えば分離回収装置Sや作業場(自動車整備工場)などの適所に取り付けた警報ブザーを鳴らしたり、警報灯を点灯・点滅させたりして警報を発し、送出作業を促すのが現実的である。
更に、廃液Fの送出を自動停止させる設定は、貯留タンク1内の液面レベルが上記低位液面レベルLまで低下したときだけでなく、後段回収装置T(最終廃液タンク)が廃液Fでほぼ満杯になったときにも行い得る設定である。
また、貯留タンク1にはタンク内の圧力を計測する連成計(圧力計)12が設けられる。この連成計12は、タンク内が吸引時には減圧状態となる一方、送出時には加圧状態になるため、正圧と負圧の両方が計測できるようにしたものであり、例えば、この連成計12から真空装置2や空気加圧源3に、絶えず検出信号を送り、この検出信号に基づいて真空装置2や空気加圧源3を適宜機能させることで貯留タンク1内を所定の圧力状態(減圧状態や加圧状態)に維持することが可能である。
また、貯留タンク1の底部にはドレンバルブ13が設けられ、これは万一の場合に備えて、貯留タンク1内をメンテナンスできるようにしたものである。すなわち、貯留タンク1内の廃液Fは、通常、ボタン操作等により、強制的に排出することができるが、これは廃液送出管5を通してタンク底部に溜まった残廃液を吸い上げる作動となるため、廃液Fに混じった摩耗粉の比重等によっては、底に溜まった残廃液を吸引上昇させ難いことが考えられる。このためタンク底部にドレンバルブ13を設けることで、このような残液でも容易に下から排出できるようにしたものである。なお、ドレンバルブ13から落下させる残廃液は、別途、プラスチック容器などで受けることが可能である。
また、図中符号14は、タンク通気手動弁である。
また貯留タンク1には、タンク内を大気と連通させる大気連通管15が設けられ、これは各貯留タンク1同士を接続するようにも形成される。
また、この大気連通管15には、リリーフ弁16が設けられ、これは例えばタンク内に圧力が掛かり過ぎた場合に、タンクの内圧を大気中に逃がし、タンク内の圧力を一定に保つためである。
なお、大気連通管15は、各貯留タンク1同士を接続せずに、各タンクに一つずつ個別に設けることも可能である。
また貯留タンク1の容量は、一例としてどちらも約220リットルであり、貯液量としてはどちらも約147リットルである(全容量の70%弱の貯液量を想定)。
因みに、後段回収装置Tとして大型で大容量の最終廃液タンクを適用する場合には、当該タンクの容量は一例として約2000リットル以上である。
次に、貯留タンク1内を減圧するための真空装置2や減圧管6(減圧ライン6L)について説明する。
真空装置2としては、一例として図1に併せ示すように、真空ポンプを適用するものであるが、この他にも例えば真空エジェクタを適用することも可能である。
また、本発明では、上述したように、一基の真空装置2で複数の貯留タンク1の減圧作用を担うため、減圧管6は真空装置2側では一カ所で接続されるものの、各貯留タンク1に至る間で分岐するように形成される。ここで、真空装置2に接続される一本の配管(基幹配管)を減圧基管6Mとし、この減圧基管6Mから枝分かれ状に分岐した配管(支流配管)を減圧分岐管6Sとするものである。なお、減圧分岐管6Sを、タンクA/タンクBに作用するもので区別する必要がある場合には、タンクAに作用するものを減圧分岐管6SA、タンクBに作用するものを減圧分岐管6SBとして区別する。
そして、真空装置2に接続される減圧基管6Mには、一例として上記図1に併せ示すように、逆止弁21と、元弁22と、大気開放弁23とが設けられる。このうち逆止弁21は、真空装置2側のみにエアの流動(吸引)を許容するように設けられる。また元弁22は、貯留タンク1内を加圧したときの正圧が真空装置2に作用する(掛かる)ことを防止するために設けられる。
なお、大気開放弁23にはサイレンサ(消音器)231が設けられる。
また、上記減圧基管6Mから各貯留タンク1A・1Bに接続される双方の減圧分岐管6SA・6SBには、ミストセパレータ24、タンク遮断弁25、逆止弁26が設けられる。
ミストセパレータ24は、貯留タンク1から吸引するエア中に含まれるミスト状の廃液分を分離・回収するものである。なお、ミストセパレータ24で分離・回収した廃液分は、ミストセパレータ24の底部から貯留タンク1に接続されたミスト戻し管241によってタンク内に戻されるものであり(環流)、このミスト戻し管241には、ミスト戻し弁242と、逆止弁243とが設けられている。このうち逆止弁243は、もちろん貯留タンク1側のみに廃液分の流動(吸引)を許容するように設けられる。
なお、ミスト戻し管241を上記のように設けたことにより、貯留タンク1内の減圧を利用して廃液分を環流させることができるものである。
因みに、ミスト戻し弁242は、ミストセパレータ24に一定量以上のミスト(廃液分)が溜まる度に作動させて、自動的に廃液分を貯留タンク1に戻すことも可能であるし、一定の時間経過毎に自動的に作動させて、定期的に廃液分を回収することも可能である。
また、減圧分岐管6Sに設けられる逆止弁26も、真空装置2側のみにエアの流動(吸引)を許容するように設けられる。
また、本実施例では、貯留タンク1Aに接続される減圧分岐管6SA側に、A/Bタンク圧力スイッチ27が設けられ、貯留タンク1Bに接続される減圧分岐管6SB側に、真空レベルセンサ28が設けられる。
以下、当該真空レベルセンサ28の作用目的について説明する。
廃液Fを貯留タンク1内に吸引するにあたっては、例えば一旦、車両から落下・排出される廃液Fを廃液受けバケット等で受け、この廃液受けバケットに吸引口42を接続し、廃液吸引管4を通して貯留タンク1内に吸引するため、廃液受けバケット内の廃液Fを吸引し尽くすと、真空装置2はエアを吸引することになり、このとき急激に貯留タンク1内の真空度が低下する。この圧力差(真空度の低下)を感知するものが当該真空レベルセンサ28である。
なお、真空レベルセンサ28が圧力差つまり吸引終了を感知した場合には、自動的に吸引を停止し、また作業員にブザーや回転灯などで吸引終了を告知することが好ましい。
以上述べたように、各減圧分岐管6SA・6SBには、それぞれ逆止弁26A・26Bが設けられるものであり、これにより一つの貯留タンク1(例えば貯留タンク1A)で廃液Fを吸引している間も、他の貯留タンク1(本実施例では貯留タンク1B)での減圧状態が維持されるものである。
すなわち、貯留タンク1A内に廃液FAを吸引している最中は、タンクA内の内圧が高まり(タンクA内の減圧状態が弱められ)、タンクA側の逆止弁26Aは開放状態となる(つまりタンクAから減圧分岐管6SA・減圧分岐管6SBにエアの流動を許容するように弁体が開放する)。しかし、このようなエアの流動は、減圧分岐管6SBに設けられたタンクB側の逆止弁26Bで見ると、減圧分岐管6SBから貯留タンク1B内に流動する流れとなり、これは逆止弁26B自体が弁体を閉鎖して阻止するものである。つまり、減圧分岐管6SBに設けられた逆止弁26Bが、タンクA内の圧力上昇を、減圧分岐管6SA・6SBを通して検知し閉止状態となり、これにより貯留タンク1B内の減圧状態を維持するものである。
次に、貯留タンク1内を加圧するための空気加圧源3や加圧管7(加圧ライン7L)について説明する。
空気加圧源3としては、コンプレッサ(ここでは一基)が適用され、当該コンプレッサで複数の貯留タンク1内を加圧するものである。このため加圧管7も減圧管6と同様、空気加圧源3に接続される一本の配管(基幹配管)を加圧基管7Mとし、この加圧基管7Mから枝分かれ状態に分岐した配管(支流配管)を加圧分岐管7Sとするものである。なお、加圧分岐管7Sを、タンクA/タンクBで区別する必要がある場合には、タンクAに作用するものを加圧分岐管7SA、タンクBに作用するものを加圧分岐管7SBとする。
そして、空気加圧源3側の加圧基管7Mには、コンプレッサへの接続口となるカプラプラグ31と、三方弁32と、エアレギュレータ33と、エア圧力スイッチ34とが設けられる。
また、加圧分岐管7Sには、エアマニホールド35と、タンク加圧弁36とが設けられる。
なお、タンクB側のエアマニホールド35Bは、タンクA側のエアマニホールド35Aの直後段に接続されている。
次に、自動車整備工場などの各所から貯留タンク1内に廃液Fを移送してくる廃液吸引管4(廃液吸引ライン4L)について説明する。
廃液吸引管4(廃液吸引ライン4L)には、貯留タンク1との接続部近傍に逆止弁41が設けられ、その反対側の吸引先端部には、当該ラインから分岐させた複数の吸引口42が設けられる。この複数の吸引口42は、上記のように自動車整備工場などの各所に設けられ、廃液Fを工場内の適宜の場所から吸引できるように構成されている。
また、実際に廃液Fを吸引するにあたっては、上述したように例えば廃液Fを一旦、車両から廃液受けバケット等で受け、この廃液受けバケット(廃液貯留部)に吸引口42をつなげて、廃液Fを吸引することが可能である。具体的には、エンジンオイルであれば、エンジン下部に取り付けられているドレンプラグを取り外して、ここから落下・排出される廃液Fを、一旦廃液受けバケットで受け、ここから廃液Fを廃液吸引管4で吸引するものである(いわゆる下抜き)。
もちろん、廃液Fを吸引するにあたっては、必ずしも廃液受けバケットを用いる必要はなく、吸引口42を直接、車両の各部に接続して吸引することも可能である。具体的には、エンジンオイルであれば、レベルゲージの挿入口からノズル状もしくはホース状に形成された吸引口42を、エンジン内部に差し込み、廃液Fを抜き取ることが可能である(いわゆる上抜き)。因みに、このような上抜き手法は、作業現場に廃液Fの飛散がほとんど生じないこと、作業者が廃液Fに直接触れないこと等の利点があり、エンジンオイルのみならず各種の廃液Fを車両から抜き取る際に多用されている手法である。また、このようなことから特許請求の範囲に記載した「(廃液の)回収源」とは、上記廃液受けバケットや車両の各部が該当する。
また、上記逆止弁41は、貯留タンク1側のみに廃液Fの流動(吸引)を許容するように設けられる。
次に、貯留タンク1に貯留していた廃液Fを、最終廃液タンク等の後段回収装置Tに移送する廃液送出管5(廃液送出ライン5L)について説明する。
廃液送出管5(廃液送出ライン5L)は、貯留タンク1との接続部近傍に送出弁51と逆止弁52とを具えて成るものである。
このうち送出弁51は、貯留タンク1内の廃液Fを送出する際に開放され、非送出時に閉鎖されるものである。
また上記逆止弁52は、後段回収装置T側のみに廃液Fの流動(送出)を許容するように設けられるものであり、これは必ずしも必須の部材ではない。
本発明の分離回収装置Sは、以上のような基本構造を有するものであり、以下、この装置の作動状況(作動態様)について説明する。
(1)各貯留タンク内を減圧状態にする場合
貯留タンク1内を減圧するには、まず各貯留タンク1A・1B内の液面レベルを確認する。具体的には、分離回収装置Sの制御部(図示略)により液面計11で貯留タンク1内の液面レベルがチェックされる。
また、このような液面レベルチェックに伴い、各貯留タンク1A・1B内の残圧も確認され、これらがOKであれば、つまり液面レベルが上位液面レベルH以下であり、且つタンク内が加圧状態でなければ、真空装置2を起動させて、各貯留タンク1A・1B内を減圧状態にする。もちろん、タンク内を減圧状態にするにあたっては、廃液吸引ライン4L、廃液送出ライン5L、加圧ライン7Lは閉鎖状態(各ラインが遮断された状態)で行われ、各貯留タンク1A・1Bは密閉された状態となる。
(2)タンクAに廃液吸引(タンクBの減圧が維持される態様)
また、このような減圧設定後に廃液吸引管4(廃液吸引ライン4L)を通して、タンク内に廃液Fが吸引されるが、例えば貯留タンク1Aのみに廃液Fを吸引した場合には、当該タンク内では減圧状態が低下する(タンク内の圧力としては高まる)ことになる。すると貯留タンク1Aと接続された減圧分岐管6SAでも内圧が上昇する(減圧状態が低下する)。ここで減圧分岐管6SAは、減圧分岐管6SBを介して貯留タンク1B(タンクB)とも接続されている。そのため、そのままなら貯留タンク1B(タンクB)内も内圧上昇(減圧状態が低下)するが、減圧分岐管6SBには、逆止弁26が設けられているため、この逆止弁26が自動的に弁体を閉じて、貯留タンク1B内の内圧上昇を防止し、貯留タンク1B内の減圧状態を維持する。
このように、本発明では吸引によってどちらか一方の貯留タンク1の真空レベルが低下しても、他の貯留タンク1に作用するライン(逆止弁26)が自動的に閉止して、非吸引側の貯留タンク1の真空レベルが維持されるものである。もちろん、双方の貯留タンク1A・1Bに、別々の廃液FA・FBを同時に吸引することも可能である。
(3)後段回収装置への送出
(i) 液面レベルの自動検出
このようにして貯留タンク1に吸引された廃液Fは、やがて最終廃液タンク等の後段回収装置Tに移送される。この送出作業を行う際には、上述したように、通常、その前段階で貯留タンク1内に廃液Fを吸引していて、液面レベルが上位液面レベルHに達した段階で吸引作業を中断して、あるいは吸引作業を1バッチ(一区切り)行った後に、送出作業に移行するのが一般的である。そのため、当該送出作業を行うときに貯留タンク1内の液面レベルが、低位液面レベルL未満であることはほとんどないが(低位液面レベルL未満なら送出不可)、送出作業時には、常に制御部により貯留タンク1内の液面レベルを自動検出することが好ましい。
(ii)ミストセパレータで回収した廃液分をタンク内に環流
また、本実施例では、上記送出作業に伴い、ミストセパレータ24で回収した廃液分を貯留タンク1内に戻す環流作業を行う。これは、上述したように送出作業に移行する前、タンク内が減圧状態であることが多いためであり、このタンク内の減圧(残圧)を利用して廃液分をタンク内に吸引する(環流する)ものである。
なお、このような環流を行う際には、タンク遮断弁25を閉鎖し、且つミスト戻し弁242を開放するものであり、更にミストセパレータ24につながる減圧ライン6Lの大気開放弁23開放するものであり、これによりミストセパレータ24内の廃液分を効率的に環流させることができる。
そして、環流後は、ミスト戻し弁242を閉鎖し、且つ大気開放弁23を閉鎖して実質的な送出(加圧)に備えるものである。
(iii) タンク内の加圧(実質的送出)
実質的な送出作業は、上述したように貯留タンク1内に圧搾空気を導入し、タンク内を加圧することにより行う。具体的には、加圧ライン7Lのタンク加圧弁36を開放した後、廃液送出ライン5Lの送出弁51を開放して、廃液Fを貯留タンク1から後段回収装置Tに送出するものである。
そして貯留タンク1内の液面レベルが低位液面レベルLになったら送出を自動停止するものである。なお、貯留タンク1内の液面レベルが低位液面レベルL以上でも、上位液面レベルH以下であれば、送出作業の途中で吸引作業のボタンが押された場合、送出作業を中断して、吸引作業に切り換えられるようにすることが好ましい。
(4)後段回収装置(最終廃液タンク)がほぼ満杯のとき
最終廃液タンク等の後段回収装置Tは、上述したように廃液Fが最終的に収容される部位であり、この最終廃液タンクにも液面レベルに関する対応(制御)を施しておくが好ましい。具体的には、最終廃液タンクの液面レベルが約70%に達すると警報(ブザーや回転灯)を発令して、廃液Fの除去(産廃業者への回収)を促し、液面レベルが最終廃液タンクの約90%に達すると、貯留タンク1を含めた該当タンク側(例えばタンクA側)の運転機能を強制停止するものである。ただし、その場合でも、もう一方のタンク側(タンクB側)は運転可能である。
〔他の実施例〕
本発明は以上述べた実施例を一つの基本的な技術思想とするものであるが、更に次のような改変が考えられる。
まず、上述した基本の実施例では、貯留タンク1を主に二基具えるものであったが、貯留タンク1は三基以上設けることも可能であり、要は各貯留タンク1に作用する各々の減圧分岐管6Sに逆止弁26を設ければ、廃液吸引により、いずれか一つの貯留タンク1の内圧が上昇しても(減圧状態が低下しても)、これを当該逆止弁26(弁体)の閉止により自動的に遮断し、他の貯留タンク1の真空レベルを維持することができるものである。
因みに、自動車整備工場などでは、車両の出入りが多く、またゴミ・油分・摩耗粉等が付着した部品をエアで吹き飛ばす作業も頻繁に行われること等から、比較的ダストが多く発生する。このようなことから、自動車整備工場等では、上記のような廃液Fを溜める貯留タンク1とともに、ダスト回収用のタンクを併設することも可能である。因みに、ダスト回収用のタンクを廃油回収用のタンクと組み合わせて設ける思想は、本発明者による特開平11−76724や特開平6−126216に既に開示されている。
また、上述した基本の実施例では、真空装置2として真空ポンプを例示したが、真空装置2としては、真空エジェクタを適用することも可能である。因みに、真空装置2として真空エジェクタを適用する思想は、本発明者による特開平06−50291に既に開示されている。
S 分離回収装置(異種廃液の分離回収装置)
1 貯留タンク
2 真空装置
3 空気加圧源(コンプレッサ)
4 廃液吸引管
5 廃液送出管
6 減圧管
7 加圧管

1A 貯留タンクA
1B 貯留タンクB
4L 廃液吸引ライン
5L 廃液送出ライン
6L 減圧ライン
7L 加圧ライン

6M 減圧基管
6S 減圧分岐管
6SA 減圧分岐管(タンクA側)
6SB 減圧分岐管(タンクB側)

7M 加圧基管
7S 加圧分岐管
7SA 加圧分岐管(タンクA側)
7SB 加圧分岐管(タンクB側)

11 液面計
HH 最上位液面レベル(緊急液面レベル)
H 上位液面レベル
L 低位液面レベル(底位液面レベル)
12 連成計
13 ドレンバルブ
14 タンク通気手動弁
15 大気連通管
16 リリーフ弁

21 逆止弁
22 元弁
23 大気開放弁
231 サイレンサ(消音器)
24 ミストセパレータ
241 ミスト戻し管
242 ミスト戻し弁
243 逆止弁
25 タンク遮断弁
26 逆止弁
26A 逆止弁
26B 逆止弁
27 A/Bタンク圧力スイッチ
28 真空レベルセンサ

31 カプラプラグ
32 三方弁
33 エアレギュレータ
34 エア圧力スイッチ
35 エアマニホールド
36 タンク加圧弁

41 逆止弁
42 吸引口

51 送出弁
52 逆止弁

T 後段回収装置
F 廃液
FA 廃液A
FB 廃液B

Claims (2)

  1. 異種性状の廃液を、二基以上の貯留タンクに分別して吸引回収して貯留し、その後、廃液が貯留された貯留タンクから廃液を加圧押し出しにより、後段回収装置に排出移送する廃液の分離回収装置であって、
    前記二基以上の各貯留タンクには、共通の真空装置につなげられた減圧基管から分岐させた減圧分岐管を接続するとともに、各貯留タンク内を別々に加圧し得る配管が成されるものであり、
    更に各貯留タンクには、それぞれ貯留すべき廃液の回収源からの廃液を吸引する廃液吸引管が接続されるとともに、貯留した廃液を後段回収装置に送り出す廃液送出管が接続され、
    常時、貯留タンク内を減圧状態とし、廃液の回収に備えるものであり、
    且つ前記各減圧分岐管には、真空装置側のみにエアが流動することを許容する逆止弁を設け、
    前記いずれかの貯留タンクに廃液が吸引された場合には、この吸引による当該貯留タンクの圧力上昇に起因して、廃液を吸引していない他の貯留タンクに作用する逆止弁が、流路閉鎖状態となって、この貯留タンクの減圧状態を維持するようにしたことを特徴とする、異種廃液の分離回収装置。
  2. 前記各々の貯留タンクに接続される減圧分岐管には、ミストセパレータを各々設置するものであり、
    更に、このミストセパレータは、底部が各々の貯留タンクと接続されるものであり、
    かかる構成により、廃液の吸引に伴いミストセパレータで分離回収した廃液を貯留タンクの減圧を利用して貯留タンク内に戻すようにしたことを特徴とする請求項1記載の、異種廃液の分離回収装置。
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