JP2006316814A - オイル回収装置 - Google Patents

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洋一 井上
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隆 佐山
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Abstract

【課題】 高所や狭小な場所においても手作業が少なく、且つ、短時間でオイル回収作業を行うことができるオイル回収装置を提供すること。
【解決手段】 オイル回収対象物に取り付けられた排出用カップラ22と、排出用カップラ22に押圧することによって嵌着される接続用カップラ23と、吸引ホース25によって接続用カップラ23に接続された手動ポンプ24とを備えており、上記両カップラ22、23にはそのオイル通路を開閉するための開閉弁39、45が内蔵されており、この開閉弁39、45が上記カップラ22、23同士を押圧して接続することによって開弁するように構成されており、上記手動ポンプ24が、シリンダ27とピストン31とを備えた手動ポンプであり、ピストン31を往復動させることによってシリンダ27内を負圧にし、その負圧の作用によってオイルを吸引するように構成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明はオイル回収装置に関する。さらに詳しくは、潤滑油等を用いる機器類や容器の内部からオイルを回収するためのオイル回収装置に関する。
従来、機械式駐車装置では、パレット、ケージ、台車、エレベータ等、車両運搬用の機器類を作動させるための駆動装置が随所に配設されている。たとえばこれらの駆動装置に設置された減速機では、劣化したオイルを随時交換するために減速機ハウジングの内部のオイルを全て抜き取る必要がある。一般に各駆動装置は駐車塔内の高所、地下の深い場所、ピット内の狭小な場所等に配置されているため、このオイルの回収作業は作業者にとって過酷なものである。
図7には機械式駐車装置の一種であるエレベータ式駐車装置における駆動装置の劣化オイルを回収する方法の一例が示されている。エレベータ式駐車装置では、上記駆動装置は駐車塔の最上段に位置する機械室Sに設置されている。駆動装置の一部である減速機Rのハウジングの底部近辺に取り付けられた排油口に作業員が樋部材61の一端を宛い、この樋部材61を下方に傾斜させたうえで樋部材61の他端を回収容器62に差し向ける。この状態で排油口からドレンプラグ63を外し、樋部材61を通して廃油を回収容器62に導く。この方法では、減速機Rの排油口が設置床に近いため、樋部材61を回収容器62に向けて下り傾斜に保持するのは厄介な作業である。また、高粘度の廃油を自然流下させるため、全てのオイルを回収するのに長時間を要する。
また、廃油を回収するための特別な装置も提案されている(たとえば特許文献1参照)。図8に示すように、この装置では、地上に設置されている真空ポンプ内蔵のタンク本体(図示しない)により、可搬のオイル回収タンク64内を減圧して予め負圧にしておく。その後、この可搬オイルタンク64をタンク本体から切り離し、作業者がオイルを回収する対象である減速機Rの設置場所まで持ち運ぶ。そして、減速機Rの上部に形成された給油口から可搬オイルタンク64の吸引管65を減速機ハウジングの底部まで差し込み、コック66を開くことによってハウジング内のオイルを吸引する。この場合、吸引管65を減速機Rの複雑な歯車列67の間隙を縫ってハウジング底部にまで差し込む必要があるので厄介である。また、歯車列67間に差し込みやすくするために吸引管を細くすれば高粘度の廃油を回収するために長時間を要することとなる。
他の廃油回収装置も知られている(特許文献1および特許文献2参照)。この回収装置は減速機の排油口のプラグを外したときにそこから噴出するオイルが周辺に飛散したりこぼれたりすることを防止する手段を講じた装置である。図示しないが、この装置には、そのオイル回収通路またはオイル回収容器となる管部材の内部に減速機のドレンプラグをねじ回して外すための機構を備えている。この機構は、管部材の一端開口部にドレンプラグに嵌合するソケットを備え、他端手元部には回転ハンドルを備え、ソケットと回転ハンドルとを連結する伝動部材としてのワイヤ等を管部材の内部に備えている。
まず作業者が減速機のドレンプラグをオイルが漏れ出ない程度に緩めておき、ついで、上記ソケットがドレンプラグに嵌合し、上記一端開口部がドレンプラグ周辺を内包するようにこの装置を減速機に宛う。ついで、手元部の回転ハンドルを操作してプラグ緩め機構を回転させ、減速機の排油口からドレンプラグを外す。そうすると、排油口から管部材の中にオイルが流出するので周辺に飛び散らないというものである。
しかし、この装置を用いてオイル回収を行う場合でも、作業者は工具を用いてドレンプラグを緩めたり締め込んだりする必要がある。また、ピット内等の狭小な場所では、廃油が充満したオイル回収通路やオイル回収容器を保持しながら、または、この容器を他の場所に置き直したうえでドレンプラグの締め込みを行わねばならず、はなはだ厄介な作業となる。
図9にも、エレベータ式駐車装置の場合のように高所(駐車塔の最上段にある機械室S)に設置された駆動装置の減速機Rから劣化オイルを回収する方法が示されている。この方法では、減速機Rの排油口にドレンコック68付きの短管69を取り付けておき、この短管にホース70を接続して廃油をこのホース70内を自然流下させることによって回収容器71に導くものである。この場合、減速機Rから回収容器71まで落差を設けなければならないので、機械室Sの直下の駐車棚Gに作業用のパレット(車両搬送用のパレットMPの上面にその凹凸を覆う板材Bを嵌め込んで平坦にしたもの)Pを準備して、その上に回収容器71を置く。作業者もこの作業用パレットPの上で作業をする。
この方法では上記作業用パレットPを用意する必要がある。また、機械室Sの直下の駐車棚に駐車用のパレットが収容されている場合にはパレットの配置換えを行う必要がある。さらに、オイル回収作業が終了した後には、作業用パレットPを駐車装置の入出庫階まで搬出して上記板材Bを取り外して駐車用パレットに戻す必要がある。
特開2001−41019号公報 特開平8−233198号公報 特開平10−122486号公報
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、高所や狭小な場所においても手作業が少なく、且つ、短時間でオイル回収作業を行うことができるオイル回収装置を提供することを目的としている。
本発明のオイル回収装置は、
オイルを回収する対象物に取り付けられた排出用カップラと、
この排出用カップラに押圧することによって排出用カップラに液密に嵌着される接続用カップラと、
上記対象物内からオイルを吸引するためのポンプと、
このポンプと上記接続用カップラとを接続している管部材とを備えている。
かかるオイル回収装置によれば、オイルが漏洩したり飛散したりすることなく、いわばワンタッチでオイル回収装置とオイル回収対象物とを接続することができる。そして、ポンプによって容易に対象物内のオイルを吸引して回収することができる。
上記排出用カップラおよび接続用カップラのうち、少なくとも排出用カップラにそのオイル通路を開閉するための開閉弁を内蔵することができる。
上記開閉弁を、排出用カップラに接続用カップラを押圧して接続することによって開弁するように構成することができる。
上記ポンプを、シリンダとピストンとを備えた手動ポンプとし、ピストンを往復動させることによってシリンダ内を負圧にし、その負圧の作用によってオイルを吸引するように構成することができる。
上記ポンプにそのシリンダと連通するオイル回収室を備え、このオイル回収室に上記管部材を接続することができる。
上記オイル回収の対象物を、機械式駐車装置内に設置された車両運搬用の駆動装置とすることができる。
本発明により、高所や狭小な場所においても手作業が少なく、且つ、短時間でオイル回収作業を行うことができる。
添付の図面を参照しながら本発明にかかるオイル回収装置の実施形態を説明する。
図1は本発明のオイル回収装置によるオイル回収の一対象としての駆動装置が設置されたエレベータ式駐車装置(以下、単に駐車装置という)を示す断面図である。図2は図1の駐車装置の最上段に設けられた機械室を示す平面図であり、図1におけるII−II線矢視図である。
図1に示す駐車装置1は、全体に四角柱状の駐車塔2と、この駐車塔2の内部に配設された車両搬送機構としてのエレベータ3と、車両Mを収容する上下複数段の駐車棚4とから構成されている。車両Mはパレット5に搭載された状態でエレベータ3によって上下に搬送され、駐車棚4との間で受け渡しされる。図2も併せて参照すれば明らかなように、駐車塔2の最上部が機械室6とされており、この機械室6にエレベータ3を昇降させるための駆動装置7が据え付けられている。
図2に示すように、駆動装置7はプーリ8を介してエレベータ3のワイヤ9を巻き上げる駆動シーブ10を備えており、この駆動シーブ10は減速機11を介して電動モータ12によって回転させられる。この減速機11は後述するオイルの回収対象の一つであり、電動モータ12の出力軸12aから駆動シーブ10の入力軸10aへ回転力を減速して伝える歯車列13がハウジング14内に収容されたものである。ハウジング14の側壁における底部近傍には排油口15が形成され、天井部分には給油口16が形成されている。図2において、符号17で示すのはエレベータ3に設置されているパレット移載装置である。
図2および図3を参照しながら、上記減速機11から劣化オイルを回収するためのオイル回収装置21を説明する。このオイル回収装置21は、減速機11の排油口15に取り付けられた排出用カップラ22と、この排出用カップラ22にいわゆるワンタッチで接続可能な接続用カップラ23と、オイルを吸引するための手動ポンプ24と、接続用カップラ23と手動ポンプ24とをつなぐ管部材としての吸引ホース25とを備えている。ワンタッチ接続のカップラ22、23が用いられているので、従来のようにドレンプラグを外すための工具が不要となる。また、その結果、作業者の手などを油で汚すこともなくなる。
接続用カップラ23と手動ポンプ24と吸引ホース25とは一体で人手によって容易に持ち運ぶことができる大きさおよび重さにされている。この一体組み立て物をポンプセット26と呼ぶ。このように、軽量コンパクトな可搬式のポンプセット26を用いれば、高所や狭小な場所にも搬送することが容易となる。
図4には上記手動ポンプ24が断面にして示されている。この手動ポンプは、たとえば実用新案登録第2532913号公報に開示されているようなポンプである。手動ポンプ24はその上下端を閉止された円筒状の外形を呈しており、内筒27に囲まれたポンプ室28と外筒29と内筒27とで区画されたオイル回収室30とを備えている。内筒27はシリンダを構成し、その内部(ポンプ室)28にピストン31が挿通されている。手動ポンプ24の下端外方には操作者が足で踏んで動かないように保持するための揺動式のスタンド19が延設されている。ピストンロッド31aの上端には操作ハンドル20が取り付けられている。オイル回収室30の上端には吸引ホース25が接続される吸引口32が形成されている。また、ポンプ室28の上端とオイル回収室30の上端とを連通する連通路33が形成されている。この連通路33には、オイル回収室30からポンプ室28への空気の流入は許すが、逆の流れを遮断する逆止弁(ユニフロー弁とも呼ぶ)35が設置されている。さらに、連通路33のオイル回収室30側には、連通路33を閉鎖することのできるフロート弁34が設置されている。
ポンプ室28の底部の排気口36aには、ポンプ室内部の空気を外部に排出できるが外部の空気をポンプ室28に流入させない逆止弁36が取り付けられている。また、ピストン31には軟質の気密弁37が取り付けられている。気密弁37は、それを通して空気が上下両方向に流れることはできるが、上記逆止弁36を通って空気が外部に流出する場合に比べてはるかに流路抵抗が大きいものである。
したがって、ピストン31を下降させればポンプ室28のピストン31の下方の空気は底の逆止弁36から排出され、ピストン31の上方の空間にはオイル回収室30から空気が流入する。ピストン31を上昇させればピストン31の上方の空気はオイル回収室30には戻らずに気密弁37を通してピストン31より下方のポンプ室に移動する。このようにピストン31の昇降を繰り返すことにより、ポンプ室28およびオイル回収室30は、その内部の空気が外部に排出されて減圧される。この作用によって負圧になったオイル回収室30内にオイルが吸引ホース25を通して流入する。そして、オイル回収室30のオイルレベルが上昇すると上記フロート弁34に設置されたフロート34aが押し上げられてフロート弁34が閉弁するので、オイルがポンプ室28に流入することはない。
このように、オイル回収室30内の減圧によってオイルを強制的に吸引するため、オイル抜き取りの作業が短時間で済み、しかもハウジング14の底部に滞留しやすいスラッジ等も容易に排出することができる。
オイル回収室30には、外部からの操作により開弁するか、または上記フロート34aの上昇によって開弁する安全弁を設置しておくこともできる。そうすることにより、オイル回収室30内にオイルが充満したとき、または、そこまで至らないときでもオイル回収室30内を大気圧に戻してポンピング作用を停止することができる。また、手動ポンプ24には人手による搬送を容易にするために、把手を取り付けておいてもよい。
なお、オイル回収装置21に用いるポンプとしては、上記構成を有する手動ポンプ24に限定されない。たとえば、別体のオイル回収タンクとホースで接続されうる簡易な構造のピストン式手動ポンプやバッテリ内蔵の電動ギアポンプ等を用いてもよい。また、駆動装置7の近隣に電源があればバッテリを内蔵する必要はない。
図5および図6には上記両カップラ22、23が断面にして示されている。このカップラ22、23は、たとえば特開平11−193709に開示されているようなカップラである。排出用カップラ22はその外形が実質的に円筒状を呈しており、その一端側(以下これを、オイル流れの方向から見て上流端と呼ぶ)がシールリング38を介して減速機11の排油口15に螺着される。他端側(以下、下流端と呼ぶ)には上記接続用カップラ23が接続される。排出用カップラ22の内部には中心軸方向に若干距離移動しうるように開閉弁39が装着されている。この開閉弁39は、やはり内蔵されたバネ40の下流端方向に向けての付勢力により、カップラ22内部に形成された弁座部41に押圧されることによって排出用カップラ22を閉鎖している。開閉弁39には下流方向に向けて突出部39aが形成されており、この突出部39aの先端は、排出用カップラ22を閉鎖している状態では弁座部41より下流側に突出している。
一方、接続用カップラ23もその外形が実質的に円筒状を呈しており、排出用カップラ22の外周に嵌合しうる大きさにされている。接続用カップラ23の内周面には、排出用カップラ22の外周面に形成された係合凹所42aに係合しうる係合球42bが配設されている。また、接続用カップラ23の内周面には、排出用カップラ22の外周面との間をシールするためのシールリング43が配設されている。さらに、接続用カップラ23の外周面には、係合球42bの係合凹所42aへの係合を保持する保持環44が装着されている。この接続用カップラ23の下流端には上記吸引ホース25が接続される。
接続用カップラ23の内部にも中心軸方向に若干距離移動しうるように開閉弁45が装着されている。この開閉弁45も、カップラ23に内蔵されたバネ46の上流端方向に向けての付勢力により、カップラ22内部に形成された弁座部47に押圧されることによって接続用カップラ23を閉鎖している。開閉弁45には上流方向に向けて突出部45aが形成されており、この突出部45aの先端は、接続用カップラ23を閉鎖している状態では弁座部47より上流側に突出している。
図6に示すように、この接続用カップラ23を排出用カップラ22に嵌着したときには、上記突出部39a、45a同士が当接して押し合う。この作用によって両開閉弁39、45が弁座部41、47から押し離され、開弁する。
本発明では、上記のように両方のカップラ22、23に開閉弁を装着したものに限定されることはない。排出用カップラ22にのみ図示のごとく開閉弁39を内蔵し、接続用カップラ23には開閉弁45に代えて、排出用カップラ22の開閉弁39を上流方向に向けて押す押圧部材を内蔵させてもよい。その場合、たとえば接続用カップラ23、吸引ホース25または手動ポンプ24の吸引口32にコックを備えておくのが好ましい。そうすれば、このコックを閉じて予め手動ポンプ24のオイル回収室30内を負圧にしておいてから接続用カップラ23を減速機11の排出用カップラ22に接続して劣化オイルを吸引するという使い方ができる。
図2および図3を参照しながら、以上の構成を有するオイル回収装置21を使用したオイルの回収方法の一例を説明する。まず、作業者は上記ポンプセット26を携帯して梯子等によって駐車塔2の最上段の機械室6の作業デッキ6a上に立ち入る。
ついで作業者はポンプセット26を作業デッキ6a上に置き、吸引ホース25の先端の接続用カップラ23を減速機11の排出用カップラ22にワンタッチで接続する。この接続により、それまで閉弁状態であった両カップラ22、23の開閉弁39、45が開き(図5参照)、減速機ハウジング14の内部と手動ポンプ24のオイル回収室30(図4参照)とが連通する。
ついで、作業者は手動ポンプ24のスタンドを足で踏んで手動ポンプ24を安定させたうえで、操作ハンドル20を把持して適宜回数上下に往復動する。かかるポンピング作用によってオイル回収室30内が減圧され、これにより減速機ハウジング14内の劣化オイルがオイル回収室30内に流入する。
この過程でオイル回収室30内の圧力も徐々に大気圧に向かって上昇し、吸引力も低下するが、操作ハンドル20を再度往復動させればオイル回収室30内が減圧されて吸引力が復活する。その結果、ハウジング14の底部にスラッジ等が溜まっていても吸い出される。
オイル回収室30がオイルで充満すればフロート弁34によってポンピング作用が停止するが、その前にオイル抜きが終了してしまったら作業者自ら安全弁を操作して手動ポンプ24の内圧を大気圧に戻す。
最後に作業者は、接続用カップラ23を排出用カップラ22から抜き取れば、自動的に両カップラ22、23の開閉弁39、45が閉弁し、油漏れを生じることなく減速機11とポンプセット26とを切り離して一連のオイル回収作業を終える。
このように、可搬式のポンプセット26を用いるので、エレベータ式の駐車装置では減速機の排油口が機械室の床面の近くにあるにも拘わらず、機械室の作業デッキ上にポンプセット26を置いて作業をすることができる。その結果、従来のように機械室の直下の駐車棚に作業パレットを用意する等の大がかりな準備作業やその後始末が不要となる。
以上の実施形態ではエレベータ式駐車装置に設置されたエレベータ用駆動装置の減速機から劣化オイルを回収するケースを例にとっているが、本発明のオイル回収装置の適用はこの減速機に限定されない。たとえば、垂直循環式駐車装置において車両搬送用のケージを循環させる上部スプロケットの駆動装置、ピット多段式駐車装置において各駐車棚列ごとに配設された昇降駆動装置、並びに、地下式駐車装置においてリフトの昇降路の下部(地下の最深部)に配設されたリフト昇降駆動装置およびパレット横行路ごとに配設された横行駆動装置からのオイル回収にも好適である。さらに、機械式駐車装置に限らず、人用のエレベータ、立体倉庫のエレベータやリフト、一般のコンベア装置、クレーン等の重機等に使用される減速機からのオイル回収にも適用可能である。、
本発明のオイル回収装置によるオイル回収の一対象としての駆動装置が設置されたエレベータ式駐車装置(以下、単に駐車装置という)を示す断面図である。 図1の駐車装置の最上段に設けられた機械室およびオイル回収装置を示す平面図であり、図1におけるII−II線矢視図である。 図2のIII−III線矢視図である。 図2のオイル回収装置に含まれるポンプセットを示す一部断面図である。 図2のオイル回収装置に含まれるワンタッチカップラの接続前の状態を示す断面図である。 図5のワンタッチカップラの接続後の状態を示す断面図である。 減速機から劣化オイルを回収する従来の方法の一例を示す説明図である。 減速機から劣化オイルを回収する従来の方法の他の例を示す説明図である。 減速機から劣化オイルを回収する従来の方法のさらに他の例を示す説明図である。
符号の説明
1・・・・駐車装置
2・・・・駐車塔
3・・・・エレベータ
4・・・・駐車棚
5・・・・パレット
6・・・・機械室
7・・・・駆動装置
8・・・・プーリ
9・・・・ワイヤ
10・・・・駆動シーブ
11・・・・減速機
12・・・・電動モータ
13・・・・歯車列
14・・・・ハウジング
15・・・・排油口
16・・・・給油口
17・・・・パレット移載装置
19・・・・スタンド
20・・・・操作ハンドル
21・・・・オイル回収装置
22・・・・排出用カップラ
23・・・・接続用カップラ
24・・・・手動ポンプ
25・・・・吸引ホース
26・・・・ポンプセット
27・・・・内筒
28・・・・ポンプ室
29・・・・外筒
30・・・・オイル回収室
31・・・・ピストン
32・・・・吸引口
33・・・・連通路
34・・・・フロート弁
35・・・・逆止弁
36・・・・逆止弁
37・・・・気密弁
38・・・・シールリング
39・・・・開閉弁
40・・・・バネ
41・・・・弁座部
42a・・・・係合凹所
42b・・・・係合球
43・・・・シールリング
44・・・・保持環
45・・・・開閉弁
46・・・・バネ
47・・・・弁座部
M・・・・車両

Claims (6)

  1. オイルを回収する対象物に取り付けられた排出用カップラと、
    該排出用カップラに押圧することによって排出用カップラに液密に嵌着される接続用カップラと、
    上記対象物内からオイルを吸引するためのポンプと、
    該ポンプと上記接続用カップラとを接続している管部材とを備えてなるオイル回収装置。
  2. 上記排出用カップラおよび接続用カップラのうち、少なくとも排出用カップラにそのオイル通路を開閉するための開閉弁が内蔵されている請求項1記載のオイル回収装置。
  3. 上記開閉弁が、排出用カップラに接続用カップラを押圧して接続することによって開弁するように構成されてなる請求項2記載のオイル回収装置。
  4. 上記ポンプが、シリンダとピストンとを備えた手動ポンプであり、ピストンを往復動させることによってシリンダ内を負圧にし、その負圧の作用によってオイルを吸引するように構成されてなる請求項1記載のオイル回収装置。
  5. 上記ポンプがそのシリンダと連通するオイル回収室を備えており、該オイル回収室に上記管部材が接続されてなる請求項4記載のオイル回収装置。
  6. 上記オイル回収の対象物が、機械式駐車装置内に設置された車両運搬用の駆動装置である請求項1記載のオイル回収装置。

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