JPH0529400Y2 - - Google Patents
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- JPH0529400Y2 JPH0529400Y2 JP1985088126U JP8812685U JPH0529400Y2 JP H0529400 Y2 JPH0529400 Y2 JP H0529400Y2 JP 1985088126 U JP1985088126 U JP 1985088126U JP 8812685 U JP8812685 U JP 8812685U JP H0529400 Y2 JPH0529400 Y2 JP H0529400Y2
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- low
- low speed
- clutch
- rollers
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 20
- 241000209094 Oryza Species 0.000 claims description 10
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 claims description 10
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 claims description 10
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 16
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 8
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は、田植機の副変速操作構造に関す
る。
る。
(ロ) 従来の技術
従来、田植機において、副変速操作として高低
速の切換えを行う機構としては、原動機とミツシ
ヨン部との間に介設したベルトにテンシヨンクラ
ツチを一個設けると共にミツシヨン部に副変速ギ
ヤ構造を設けて、このギヤ切換にて高低速の副変
速操作を行うようにしたものであり、原動機から
の動力の断続は、テンシヨンクラツチで行い、副
変速の操作は、副変速ギヤ作動にて行う構造にし
ていた。
速の切換えを行う機構としては、原動機とミツシ
ヨン部との間に介設したベルトにテンシヨンクラ
ツチを一個設けると共にミツシヨン部に副変速ギ
ヤ構造を設けて、このギヤ切換にて高低速の副変
速操作を行うようにしたものであり、原動機から
の動力の断続は、テンシヨンクラツチで行い、副
変速の操作は、副変速ギヤ作動にて行う構造にし
ていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
従つて、テンシヨンクラツチ機構と副変速ギヤ
構造とを位置的に離隔した個所に設けざるを得
ず、関連操作構造が煩雑となり、操作力も、より
大きな力を要し、作業性に難点があり、更には構
造も当然に複雑となり、機構の損傷、保守点検、
トラブルなとに気をつかわねばならず、コスト上
も非常に不利なものであつた。
構造とを位置的に離隔した個所に設けざるを得
ず、関連操作構造が煩雑となり、操作力も、より
大きな力を要し、作業性に難点があり、更には構
造も当然に複雑となり、機構の損傷、保守点検、
トラブルなとに気をつかわねばならず、コスト上
も非常に不利なものであつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段
この考案では、田植機の運転部に一本のクラツ
チレバーを設け、先端に各々ローラを有すると共
に一定角度ずれた左右ブラケツトと同クラツチレ
バーとを連設し、同左右ブラケツトのローラを、
カム面と高速用凹部及び低速用凹部を形成する高
低速用カム板に当接して連動連結せしめ、クラツ
チレバーの高速側又は低速側への操作に連動して
同高低速用カム板を交互に連動できるべく構成
し、同カム板にそれぞれ連動連結され、かつ原動
機から動力を取出す高低速用ベルトに圧接自在の
高低速用クラツチ機構を一本のレバー操作にて高
速用か低速用に切換作動できるべく構成してなる
田植機の副変速操作構造を提供せんとするもので
ある。
チレバーを設け、先端に各々ローラを有すると共
に一定角度ずれた左右ブラケツトと同クラツチレ
バーとを連設し、同左右ブラケツトのローラを、
カム面と高速用凹部及び低速用凹部を形成する高
低速用カム板に当接して連動連結せしめ、クラツ
チレバーの高速側又は低速側への操作に連動して
同高低速用カム板を交互に連動できるべく構成
し、同カム板にそれぞれ連動連結され、かつ原動
機から動力を取出す高低速用ベルトに圧接自在の
高低速用クラツチ機構を一本のレバー操作にて高
速用か低速用に切換作動できるべく構成してなる
田植機の副変速操作構造を提供せんとするもので
ある。
(ホ) 作用
この考案では、一本のクラツチレバーを操作す
ることによつて高低速用カム板を高速用と低速用
とに交互に作動せしめて、同カム板にそれぞれ連
動連結した高低速用クラツチ機構について、高低
速用のいづれかをクラツチ継続作動せしめて高低
速の副変速を行うものであり、とくに、原動機か
ら動力を取出す高低速用ベルトが、この高低速用
クラツチ機構の操作によつて、高低速いづれかの
ベルトのみ作動されて、高低速の副変速操作が、
クラツチ機構の構造部分で行われることになるも
のである。
ることによつて高低速用カム板を高速用と低速用
とに交互に作動せしめて、同カム板にそれぞれ連
動連結した高低速用クラツチ機構について、高低
速用のいづれかをクラツチ継続作動せしめて高低
速の副変速を行うものであり、とくに、原動機か
ら動力を取出す高低速用ベルトが、この高低速用
クラツチ機構の操作によつて、高低速いづれかの
ベルトのみ作動されて、高低速の副変速操作が、
クラツチ機構の構造部分で行われることになるも
のである。
(ヘ) 効果
この考案によれば、先端に各々ローラを有する
と共に一定角度ずれた左右ブラケツトとクラツチ
レバーとを連設し、同左右ブラケツトのローラ
を、カム面と高速用凹部及び低速用凹部を形成す
る高低速用カム板に当接して連動連結せしめ、ク
ラツチレバーの高速側、又は低速側への操作に連
動して同高低速用カム板を交互に連動できるべく
構成し、同カム板にそれぞれ連動連結され、か
つ、原動機から動力を取出す高低速用ベルトに圧
接自在の高低速用クラツチ機構を一本のレバー操
作にて高速用か低速用に切換作動できるようにし
たものであるから、副変速操作の構造が簡単であ
ると共に、操作力も少なくてよく、したがつて、
作業性が向上し、保守、点検も煩わしくなく、コ
スト上も有利となる効果を有する。
と共に一定角度ずれた左右ブラケツトとクラツチ
レバーとを連設し、同左右ブラケツトのローラ
を、カム面と高速用凹部及び低速用凹部を形成す
る高低速用カム板に当接して連動連結せしめ、ク
ラツチレバーの高速側、又は低速側への操作に連
動して同高低速用カム板を交互に連動できるべく
構成し、同カム板にそれぞれ連動連結され、か
つ、原動機から動力を取出す高低速用ベルトに圧
接自在の高低速用クラツチ機構を一本のレバー操
作にて高速用か低速用に切換作動できるようにし
たものであるから、副変速操作の構造が簡単であ
ると共に、操作力も少なくてよく、したがつて、
作業性が向上し、保守、点検も煩わしくなく、コ
スト上も有利となる効果を有する。
しかも、左右ブラケツトのローラを、カム面と
高速用凹部及び低速用凹部を形成する高低速用カ
ム板に当接させるように構成しているから、副変
速における高低速の切換が確実に行なわれるもの
である。
高速用凹部及び低速用凹部を形成する高低速用カ
ム板に当接させるように構成しているから、副変
速における高低速の切換が確実に行なわれるもの
である。
したがつて、機体側の衝撃などにより変速レバ
ーが抜けるようなことがないものである。
ーが抜けるようなことがないものである。
(ト) 実施例
本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、
Aは乗用田植機であり、走行機A−1の後部に苗
植付装置A−2を連結し、走行機A−1にて牽引
しながら苗植付装置A−2にて苗の植付作業を行
う。
Aは乗用田植機であり、走行機A−1の後部に苗
植付装置A−2を連結し、走行機A−1にて牽引
しながら苗植付装置A−2にて苗の植付作業を行
う。
走行機A−1は機体aの前部に原動機1を搭載
し、その後方に運転部2を設け、機体a下部には
前後車輪3,4を有しており、原動機1からはミ
ツシヨン部5を介して後車輪4に動力を伝達する
ものであり、6,6′は原動機1からミツシヨン
部5への動力伝達機構としての高低速用ベルト、
7,7′はミツシヨン部5の高低速用入力プーリ
ー、8は後車輪4を支持しつつミツシヨン部5の
走行出力軸5′から後車輪4へ動力を伝達するた
めの伝達ケースである。
し、その後方に運転部2を設け、機体a下部には
前後車輪3,4を有しており、原動機1からはミ
ツシヨン部5を介して後車輪4に動力を伝達する
ものであり、6,6′は原動機1からミツシヨン
部5への動力伝達機構としての高低速用ベルト、
7,7′はミツシヨン部5の高低速用入力プーリ
ー、8は後車輪4を支持しつつミツシヨン部5の
走行出力軸5′から後車輪4へ動力を伝達するた
めの伝達ケースである。
原動機1とミツシヨン部5との間に介設した高
低速用ベルト6,6′には圧接自在のテンシヨン
式の高低速用クラツチ機構9,9′が装着されて
いるものであり、この高低速用クラツチ機構9,
9′によつて乗用田植機の副変速操作が行われる
ものである。
低速用ベルト6,6′には圧接自在のテンシヨン
式の高低速用クラツチ機構9,9′が装着されて
いるものであり、この高低速用クラツチ機構9,
9′によつて乗用田植機の副変速操作が行われる
ものである。
すなわち、原動機1の出力軸10には、高速用
出力プーリー11と低速用出力プーリー11′と
が並設されており、高速用出力プーリー11と、
ミツシヨン部5の高速用入力プーリー7との間に
高速用ベルト6が懸架され、低速用出力プーリー
11′と低速用出力プーリー7′との間に低速用ベ
ルト6′が懸架されているものであり、同ベルト
6,6′の下側ベルトには、それぞれ高低速用ク
ラツチ機構9,9′が圧接自在に装着されている。
出力プーリー11と低速用出力プーリー11′と
が並設されており、高速用出力プーリー11と、
ミツシヨン部5の高速用入力プーリー7との間に
高速用ベルト6が懸架され、低速用出力プーリー
11′と低速用出力プーリー7′との間に低速用ベ
ルト6′が懸架されているものであり、同ベルト
6,6′の下側ベルトには、それぞれ高低速用ク
ラツチ機構9,9′が圧接自在に装着されている。
高低速用クラツチ機構9,9′は同ベルト6,
6′に圧接自在のテンシヨンローラ12,12′と
同ローラ12,12′を支持する支持アーム13,
13′と、同アーム13,13′の基端を連設した
ボス14,14′と、同ボス14,14′を軸支す
る支軸15と、ボス14,14′の後側に突設し
た連結ステー16,16′と、同連結ステー16,
16′の先端に連結部材17,17′を介して連結
した高低速用インナーワイヤー18,18′と、
ボス14,14′に一体に連設したスプリング係
合体19,19′に下端を係合連結し、支持アー
ム13,13′を介してテンシヨンローラ12,
12′をベルト6,6′に圧接付勢するためのスプ
リング20,20′とよりなるものであり、高速
と低速の動力伝達の断続操作が行えるダブルテン
シヨンクラツチ機構に構成されている。
6′に圧接自在のテンシヨンローラ12,12′と
同ローラ12,12′を支持する支持アーム13,
13′と、同アーム13,13′の基端を連設した
ボス14,14′と、同ボス14,14′を軸支す
る支軸15と、ボス14,14′の後側に突設し
た連結ステー16,16′と、同連結ステー16,
16′の先端に連結部材17,17′を介して連結
した高低速用インナーワイヤー18,18′と、
ボス14,14′に一体に連設したスプリング係
合体19,19′に下端を係合連結し、支持アー
ム13,13′を介してテンシヨンローラ12,
12′をベルト6,6′に圧接付勢するためのスプ
リング20,20′とよりなるものであり、高速
と低速の動力伝達の断続操作が行えるダブルテン
シヨンクラツチ機構に構成されている。
そして、かかる高低速用クラツチ機構9,9′
の操作を行うものは、高低速用インナーワイヤー
18,18′により行うものであり、かかるワイ
ヤー操作は、一本のクラツチレバーMにて行われ
る。
の操作を行うものは、高低速用インナーワイヤー
18,18′により行うものであり、かかるワイ
ヤー操作は、一本のクラツチレバーMにて行われ
る。
すなわち、運転部2の所要個所、例えば、操作
盤の横側面には略L字状のレバーMが突設されて
おり、同レバーMの横杆mには一定角度ずれた左
右ブラケツト21,21′を連設し、同ブラケツ
ト21,21′の先端にローラ22,22′を連設
し、同ローラにそれぞれ高低速用カム板23,2
3′を当接し、各カム板23,23′は、枢軸24
に一端を枢支されて、各カム板23,23′他端
にそれぞれ連結した高低速用インナーワイヤー1
8,18′を作動すべく構成している。
盤の横側面には略L字状のレバーMが突設されて
おり、同レバーMの横杆mには一定角度ずれた左
右ブラケツト21,21′を連設し、同ブラケツ
ト21,21′の先端にローラ22,22′を連設
し、同ローラにそれぞれ高低速用カム板23,2
3′を当接し、各カム板23,23′は、枢軸24
に一端を枢支されて、各カム板23,23′他端
にそれぞれ連結した高低速用インナーワイヤー1
8,18′を作動すべく構成している。
26は、高低速用アウターワイヤー25,2
5′を支持するためのアウターワイヤー受けであ
り、27はブラケツト21,21′と一体のボス
であり、横杆mと一体回動すべく構成されてい
る。
5′を支持するためのアウターワイヤー受けであ
り、27はブラケツト21,21′と一体のボス
であり、横杆mと一体回動すべく構成されてい
る。
28は、フレーム側板であり、同フレーム側板
28にはブラケツト21,21′を一定回動位置
で停止せしめるべく、ストツパーボール孔29を
設け、同孔29に付勢ボール30を嵌合自在にし
ている。
28にはブラケツト21,21′を一定回動位置
で停止せしめるべく、ストツパーボール孔29を
設け、同孔29に付勢ボール30を嵌合自在にし
ている。
31は、運転部2のフロアーに設けたクラツチ
操作用のフートペダルであり、連動リンク機構3
2を介して、連結ステー16,16′の下方に位
置した当金33を作動すべく構成しており、当金
33は連結ステー16,16′を上方に持上げる
べく作動して、高低速用クラツチ機構9,9′を
同時に切断しうるように作用する。
操作用のフートペダルであり、連動リンク機構3
2を介して、連結ステー16,16′の下方に位
置した当金33を作動すべく構成しており、当金
33は連結ステー16,16′を上方に持上げる
べく作動して、高低速用クラツチ機構9,9′を
同時に切断しうるように作用する。
ここで、高低速用カム板23,23′と、ロー
ラ22,22′とについて述べると、同カム板2
3,23′は、略へ字状に形成されてカム機能を
果すものであり、各カム板のカム面23−1,2
3−1′にはそれぞれ高速用凹部23−2と低速
用凹部23′−2とが形成されており、各凹部2
3−2,23′−2は、それぞれ各カム板23,
23′のカム面23−1,23′−1の同一対応個
所に配設されており、この凹部にローラが嵌入す
ると、カム板23,23′は枢支部たる枢軸24
を中心に下方へ回動可能状態となり、他方、支持
アーム13,13′はスプリング20,20′の付
勢によつてテンシヨンローラ12,12′を高低
速用ベルト6,6′に圧接自在としているので、
凹部にローラが嵌入すればこのスプリングの付勢
力によつて、高低速用インナーワイヤー18,1
8′がカム板23,23′を下方へ回動せしめるこ
とになる。
ラ22,22′とについて述べると、同カム板2
3,23′は、略へ字状に形成されてカム機能を
果すものであり、各カム板のカム面23−1,2
3−1′にはそれぞれ高速用凹部23−2と低速
用凹部23′−2とが形成されており、各凹部2
3−2,23′−2は、それぞれ各カム板23,
23′のカム面23−1,23′−1の同一対応個
所に配設されており、この凹部にローラが嵌入す
ると、カム板23,23′は枢支部たる枢軸24
を中心に下方へ回動可能状態となり、他方、支持
アーム13,13′はスプリング20,20′の付
勢によつてテンシヨンローラ12,12′を高低
速用ベルト6,6′に圧接自在としているので、
凹部にローラが嵌入すればこのスプリングの付勢
力によつて、高低速用インナーワイヤー18,1
8′がカム板23,23′を下方へ回動せしめるこ
とになる。
ところで、カム板23,23′はカム面が同一
形状であるが、ローラ22,22′は、一定角度
ずれて左右ブラケツト21,21′に連設されて
いるため、高速用カム板23の凹部23−2に高
速用のローラ22が嵌入している時は、低速用カ
ム板23′の凹部23′−2には低速用のローラ2
2′が嵌入せず、低速用カム板23′は持上げられ
た状態に上方回動して低速用のクラツチを切断状
態としており、高速用のクラツチのみ入りの状態
となつているものであり、他方、低速用のカム板
23′の凹部23′−2に低速用のローラ22′が
嵌入している時は、高速用カム板23の凹部23
−2には高速用のローラ22が嵌入せず、高速用
カム板23は上方回動した持上げ状態となつて高
速用クラツチを切断状態とし、低速用クラツチの
み入りの状態となつているのであり、一本のクラ
ツチレバーMによるローラ23,23′の作動に
よつて、ダブルテンシヨンクラツチの高低速切替
えが行われるものである。
形状であるが、ローラ22,22′は、一定角度
ずれて左右ブラケツト21,21′に連設されて
いるため、高速用カム板23の凹部23−2に高
速用のローラ22が嵌入している時は、低速用カ
ム板23′の凹部23′−2には低速用のローラ2
2′が嵌入せず、低速用カム板23′は持上げられ
た状態に上方回動して低速用のクラツチを切断状
態としており、高速用のクラツチのみ入りの状態
となつているものであり、他方、低速用のカム板
23′の凹部23′−2に低速用のローラ22′が
嵌入している時は、高速用カム板23の凹部23
−2には高速用のローラ22が嵌入せず、高速用
カム板23は上方回動した持上げ状態となつて高
速用クラツチを切断状態とし、低速用クラツチの
み入りの状態となつているのであり、一本のクラ
ツチレバーMによるローラ23,23′の作動に
よつて、ダブルテンシヨンクラツチの高低速切替
えが行われるものである。
なお、高低速用カム板23,23′と、連結ス
テー16,16′との間は上記したインナーワイ
ヤー、アウターワイヤー以外に、ロツドで連動連
結することもできる。
テー16,16′との間は上記したインナーワイ
ヤー、アウターワイヤー以外に、ロツドで連動連
結することもできる。
なお、第4図は、高低速用カム板23とローラ
22との関係を示しており、ローラ22が高速用
カム板23の凹部23−2位置すなわち高速位置
(H)にきたときに高速の変速操作がなされたこ
とになり、他方、その右側方の中立位置(N)−
1,(N)−2の位置にきたときに高速が解除され
て中立となり、高速用ベルト6には動力伝達がな
されない。
22との関係を示しており、ローラ22が高速用
カム板23の凹部23−2位置すなわち高速位置
(H)にきたときに高速の変速操作がなされたこ
とになり、他方、その右側方の中立位置(N)−
1,(N)−2の位置にきたときに高速が解除され
て中立となり、高速用ベルト6には動力伝達がな
されない。
また、第5図は低速用カム板23′とローラ2
2′との関係を示しており、ローラ22′が低速用
カム板23′の凹部23′−2位置、すなわち低速
位置(L)にきたときに低速の変速操作がなされ
たことになり、他方その両側の中立位置(N)′
−1,(N)′−2にきたときに、低速が解除され
て中立となり、低速用ベルト6′には動力が伝達
されない。
2′との関係を示しており、ローラ22′が低速用
カム板23′の凹部23′−2位置、すなわち低速
位置(L)にきたときに低速の変速操作がなされ
たことになり、他方その両側の中立位置(N)′
−1,(N)′−2にきたときに、低速が解除され
て中立となり、低速用ベルト6′には動力が伝達
されない。
そこで、この高低速のカム板23,23′と一
定角度ずれて連動するローラ22,22′との組
合わせによつて次の通りの副変速シフトパターン
が行われる。
定角度ずれて連動するローラ22,22′との組
合わせによつて次の通りの副変速シフトパターン
が行われる。
すなわち、
(i) 高速用のローラ22が高速位置(H)にある
ときは、低速用のローラ22′は中立位置
(N)′−1にあり、高速用カム板23のみ下方
回動して高速操作されたことになり、 (ii) 低速用のローラ22′が低速位置(L)にあ
るときは、高速用のローラ22は中立位置
(N)−1にあり、低速用カム板23′のみ下方
回動して高速操作されたことになり、 (iii) 高速用のローラ22が中立位置(N)−2に
あり、かつ低速用のローラ22′も中立位置
(N)′−2にあるときは、高低速用カム板2
3,23′は共に上方回動した状態が解除され
て原動機1からの動力伝達が行われない状態と
なつている。
ときは、低速用のローラ22′は中立位置
(N)′−1にあり、高速用カム板23のみ下方
回動して高速操作されたことになり、 (ii) 低速用のローラ22′が低速位置(L)にあ
るときは、高速用のローラ22は中立位置
(N)−1にあり、低速用カム板23′のみ下方
回動して高速操作されたことになり、 (iii) 高速用のローラ22が中立位置(N)−2に
あり、かつ低速用のローラ22′も中立位置
(N)′−2にあるときは、高低速用カム板2
3,23′は共に上方回動した状態が解除され
て原動機1からの動力伝達が行われない状態と
なつている。
第1図は、本案構造の要部の側面図、第2図
は、同正面図、第3図は、同平面図、第4図は、
本案構造における高速用カム板とローラとの関係
を示す説明図、第5図は、同低速用カム板とロー
ラとの関係を示す説明図、第6図は、本案構造を
有した乗用田植機の全体側面図。 A……乗用田植機、1……原動機、5……ミツ
シヨン部、6,6′……高低速用ベルト、9,
9′……高低速用クラツチ機構、M……クラツチ
レバー、23,23′……高低速用カム板。
は、同正面図、第3図は、同平面図、第4図は、
本案構造における高速用カム板とローラとの関係
を示す説明図、第5図は、同低速用カム板とロー
ラとの関係を示す説明図、第6図は、本案構造を
有した乗用田植機の全体側面図。 A……乗用田植機、1……原動機、5……ミツ
シヨン部、6,6′……高低速用ベルト、9,
9′……高低速用クラツチ機構、M……クラツチ
レバー、23,23′……高低速用カム板。
Claims (1)
- 田植機の運転部2に一本のクラツチレバーMを
設け、先端に各々ローラ22,22′を有すると
共に一定角度ずれた左右ブラケツト21,21′
と同クラツチレバーMとを連設し、同左右ブラケ
ツト21,21′のローラ22,22′を、カム面
23−1,23′−1と高速用凹部23−2及び
低速用凹部23′−2を形成する高低速用カム板
23,23′に当接して連動連結せしめ、クラツ
チレバーMの高速側又は低速側への操作に連動し
て同高低速用カム板23,23′を交互に連動で
きるべく構成し、同カム板23,23′にそれぞ
れ連動連結され、かつ原動機1から動力を取出す
高低速用ベルト6,6′に圧接自在の高低速用ク
ラツチ機構9,9′を一本のレバー操作にて高速
用か低速用に切換作動できるべく構成してなる田
植機の副変速操作構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985088126U JPH0529400Y2 (ja) | 1985-06-10 | 1985-06-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985088126U JPH0529400Y2 (ja) | 1985-06-10 | 1985-06-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61202747U JPS61202747U (ja) | 1986-12-19 |
JPH0529400Y2 true JPH0529400Y2 (ja) | 1993-07-28 |
Family
ID=30640973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985088126U Expired - Lifetime JPH0529400Y2 (ja) | 1985-06-10 | 1985-06-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0529400Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58135324U (ja) * | 1982-03-08 | 1983-09-12 | 株式会社クボタ | 田植機用変速装置 |
-
1985
- 1985-06-10 JP JP1985088126U patent/JPH0529400Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61202747U (ja) | 1986-12-19 |
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