JPH05293830A - 長尺プラスチック成形品の取出装置 - Google Patents

長尺プラスチック成形品の取出装置

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JPH05293830A
JPH05293830A JP10287392A JP10287392A JPH05293830A JP H05293830 A JPH05293830 A JP H05293830A JP 10287392 A JP10287392 A JP 10287392A JP 10287392 A JP10287392 A JP 10287392A JP H05293830 A JPH05293830 A JP H05293830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gripping
pulling
molded product
cylinders
substrate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10287392A
Other languages
English (en)
Inventor
Enayoshi Satou
胞美 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Chemical Corp filed Critical Toshiba Chemical Corp
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Publication of JPH05293830A publication Critical patent/JPH05293830A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンダーカット構造を具えた長尺プラスチッ
ク成形品を、無理抜きとならず外観を損じることなく金
型から取り出せる取出装置を得る。 【構成】 取出装置本体12の前進後退可能の基板13
に、複数の引張りシリンダ14a〜14nを取り付け、
各引張りシリンダ出力軸軸端には掴みシリンダ16a〜
16nによって駆動される掴み爪15a〜15nを設
け、前記掴み爪および引張りシリンダを最上部の15a
および14aから順次作動させ、最終段の掴み爪15
n、引張りシリンダ14nの作動後において、前記基板
13を後退させるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は長尺プラスチック成形品
の成形を行う成形装置から、製品を自動的に取り出す取
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の軽量化等の要請から自動
車部品のプラスチック化が著しく進められている。そし
て、それ等の部品は部品点数の削減とか意匠上の問題で
嵌込み方式としたものが多く、アンダーカット構造の成
形品が多くなってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記のようなア
ンダーカット構造の部品を成形装置の金型から取り出す
には、人手によって取り出すか、自動取出装置によって
取り出すかの何れかであった。人手による取出は生産性
が低く好ましくない。また、従来の自動取出装置は成形
品のアンダーカット部分に、取出装置の爪状構造のハン
ド部材を引っ掛けて力を加え、所謂無理抜きを行うもの
であり、製品の外観を損なうおそれがあるだけでなく、
作業の安全性、信頼性の点で問題があった。
【0004】本発明は上記の事情に基づきなされたもの
で、製品の外観を損ねるおそれがなく、しかも安全に、
信頼性高く取出作業を行うことができる長尺プラスチッ
ク成形品の取出装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の長尺プラスチッ
ク成形品の取出装置は、成形品に垂直な方向に作動し得
る複数の引張りシリンダを具えた基板と、前記各引張り
シリンダの出力軸先端にそれぞれ設けた掴みシリンダに
よって作動される掴み爪と、前記基板を後退させる手段
とを設け、前記各掴み爪および引張りシリンダは端から
順に作動し、最終段の掴み爪および引張りシリンダの作
動完了後に前記基板を後退させる手段が作動されるよう
にしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成の本発明の長尺プラスチック成形品の
取出装置においては、各引張りシリンダおよび各掴み爪
を端から順に作動させ、小区分づつ金型から離脱させる
ようにしているので、長尺のプラスチック成形品はアン
ダーカット構造であっても何等外観を損じることなく金
型から取り出すことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明装置の一実施例を示す斜視図、図2
(A)は上記実施例により成形品の取出を行う金型を横
位置で示す斜視図、図2(B)は前図(A)のB―B線
における成形品の断面図である。
【0008】先ず、図2(A)において金型1にはその
端末部に図中矢符2で示すように往復摺動されるスライ
ド部3が設けてある。また、成形品11は図2(B)に
示すようにアンダーカット構造を有するものとする。そ
して、スライド部3を矢印方向へ、移動して成形品11
の一端を露出させる。
【0009】図1において、成形品11に正対して設け
た取出装置本体12は、成形品11に平行で、図示省略
の機構により成形品11に垂直な方向に進退される基板
13を具え、この基板13には上下方向に配列して、複
数個の引張りシリンダ14a、14b、……14nが取
り付けられ、これ等の引張りシリンダ14a〜14nの
出力軸先端には、それぞれ掴み爪15a〜15nを開閉
する掴みシリンダ16a〜16nが取り付けられてい
る。
【0010】なお、各掴み爪15a〜15nには図示し
ないセンサが取り付けられ、掴み爪15aが成形品11
の掴みを完了すれば、この掴み爪15aに取り付けたセ
ンサの掴み完了の検知により、この掴み爪15aを取り
付けた引張りシリンダ14aが付勢されて成形品11の
掴持部および掴み爪15aは後退され、次位にある掴み
爪15bは掴み準備態勢とされる。なお、上記の掴みシ
リンダ16a、掴み爪15a、引張りシリンダ14aと
同様の動きが次位にある掴みシリンダ16b、掴み爪1
5a、引張りシリンダ14bについてもなされる。
【0011】上記の動作は、順に掴みシリンダ16n、
掴み爪15n、引張りシリンダ14nにまで行われる。
そして、上記各構成部の作動は図示しない制御回路の制
御下に行われ、同じく前記制御回路の制御下に第n番目
の引張りシリンダ14nの作動完了後図示しない駆動機
構が基板13を後退させる。
【0012】上記のように構成さける本発明の自動取出
装置は次のように作動する。すなわち、金型1によって
成形品11の成形が完了した状態で、スライド部3を成
形品11から必要量、例えば掴み爪15aと掴み爪15
bとの距離だけ引き抜く。これによって、スライド部3
と成形品11の内面とは剥離される。ここで、引張りシ
リンダ14aの作動により、図3に示すように掴みシリ
ンダ16a、掴み爪15aを前進させ、ここで掴みシリ
ンダ16aを作動させて掴み爪15aによって、成形品
11のアンダーカット部を掴持させる。この掴持完了は
前記図示しないセンサにより検知され、引張りシリンダ
14aが作動される。
【0013】すると、図4に示すように成形品11は湾
曲しながら金型から離脱し、掴み爪15bによって掴持
可能となる。ここで、再び前記スライド部3を抜き取っ
て、前記掴み爪15bによって前記掴み爪15aと同様
に成形品11を掴持し、引張りシリンダ14bによって
掴み爪15bの後退、成形品11の金型からの離脱を行
う。
【0014】上記の作動を繰り返して、n目の掴み爪1
5nによる成形品の掴持、引張りシリンダ14nによる
金型からの離脱が完了すれば、図示しない駆動機構によ
って基板13が後退され、成形品11は前記基板13に
取り付けられた引張りシリンダ14a〜14n先端の掴
み爪15a〜15nに掴持されて、金型から完全に取り
出される。
【0015】上記のように、本発明の取出装置は成形装
置金型から成形品を自動的に取り出すことができる。し
かも、長尺成形品の取出に際して成形品全体を一挙に引
き抜くことなく、スライドを必要量づつ引き抜いて成形
品を小区分に分けて金型からの離脱、引き抜きを行うよ
うにしているから、従来の取出装置のように無理抜きと
なるようなことはなく、製品の外観を損なうおそれがな
いだけでなく、作業の安全性、信頼性の点でも何等問題
はない。
【0016】
【発明の効果】上記から明らかなように本発明の長尺成
形品の取出装置においては、無理抜きを行わずにしかも
自動取出が可能であるから、製品の外観が優れているだ
けでなく、長尺成形品の生産性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図。
【図2】(A)は上記実施例により成形品の取出を行う
ために開発した金型を横位置で示す斜視図、(B)は図
1のB―B線における成形品の断面図。
【図3】実施例の作動の最初の段階における斜視図。
【図4】実施例の作動の進行状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…金型、2,11…成形品、3…スライド部、12…
取出装置本体、13…基板、14a〜14n…引張りシ
リンダ、15a〜15n…掴み爪、16a〜16n…掴
みシリンダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品に垂直な方向に作動し得る複数の
    引張りシリンダを具えた基板と、前記各引張りシリンダ
    の出力軸先端にそれぞれ設けた掴みシリンダによって作
    動される掴み爪と、前記基板を後退させる手段とを設
    け、前記各掴み爪および引張りシリンダは端から順に作
    動し、最終段の掴み爪および引張りシリンダの作動完了
    後に前記基板を後退させる手段が作動されるようにした
    ことを特徴とする長尺プラスチック成形品の取出装置。
JP10287392A 1992-04-22 1992-04-22 長尺プラスチック成形品の取出装置 Withdrawn JPH05293830A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10287392A JPH05293830A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 長尺プラスチック成形品の取出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10287392A JPH05293830A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 長尺プラスチック成形品の取出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05293830A true JPH05293830A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14339019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10287392A Withdrawn JPH05293830A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 長尺プラスチック成形品の取出装置

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JP (1) JPH05293830A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990706