JP3068338B2 - トレッド取出装置 - Google Patents

トレッド取出装置

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JP3068338B2
JP3068338B2 JP4183845A JP18384592A JP3068338B2 JP 3068338 B2 JP3068338 B2 JP 3068338B2 JP 4183845 A JP4183845 A JP 4183845A JP 18384592 A JP18384592 A JP 18384592A JP 3068338 B2 JP3068338 B2 JP 3068338B2
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二郎 吾川
恵三 山下
一雄 茂木
泰 相原
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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    • B65H3/00—Separating articles from piles
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    • Y10T156/19—Delaminating means
    • Y10T156/1961—Severing delaminating means [e.g., chisel, etc.]
    • Y10T156/1967—Cutting delaminating means
    • Y10T156/1972—Shearing delaminating means

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤ成形機における
トレッド取出し装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】タイヤ１本分に切断されたトレッドは、
ケリー台車と呼ばれる台車に並べて、使用されるタイヤ
成形機の側へ搬送される。タイヤ成形機への巻き付けは
トレッドサービサにより、例えば特願平１−２９２４１
８号に示す様に、自動的に行なわれるが、ケリー台車か
らトレッドサービサへの供給は人手に依って行なわれて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の人手によるトレ
ッドの取り出しは、人員の確保とコストの点で不具合で
あり、またタイヤ成形機への材料供給を含めた全作業に
対する自動化の要求から、トレッドの取り出しを自動化
する必要が生じてきた。しかし、自動化するに当って次
の様な問題点がある。 （１）トレッド裏面には空気逃がし用の溝がある事があ
り、トレッドを持ち上げるのにバキュームパッド等の吸
着手段を使用できない。 （２）トレッド表面がケリー台車に強固に粘着している
場合があり、効果的な引きはがしを行う方法が必要であ
る。
【０００４】本発明は、ケリー台車上のトレッドを、人
手を要せずに且つ確実に取り出すことのできるトレッド
取出装置を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
（１）ケリー台車上に置かれたトレッドの前縁端の下側
に挿入する短い第１フォークをトレッドに対して前後進
可能に設置し、第１フォークの上側にクランプを付設す
る。 （２）第１フォークに隣接して長い第２フォークをトレ
ッドに対して前後進可能に設置する。 （３）第１フォーク及び第２フォークを一体として昇降
可能に支持する。
【０００６】
【作用】
（１）短い第１フォークをまず前縁端より斜めにさし込
み、トレッド前縁部を引きはがす。 （２）第１フォークとクランプによりトレッド前縁部を
つかんだ状態で、第１フォークの横に、第２フォークを
トレッド全幅に渡って差し込む事により、トレッドをケ
リー台車から引きはがす。 （３）第２フォークによりトレッドを持ち上げる。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例を図１乃至図３について説明
する。図１及び図２は本発明によるトレッド取出装置と
ケリー台車及び搬出コンベアの全体配置を示す側面図及
び平面図、図３は図１及び図２に示したトレッド取出装
置による作業ステップを示す図である。
【０００８】なお、ケリー台車３１を自動的に開く装
置、搬出コンベア３２に取り出されたトレッド３０をセ
ンタリングし、トレッドサービサ（図示せず）へ自動的
に移載する装置等については従来装置を適用することが
できる。第１フォーク１及び第２フォーク２は対をな
し、トレッド３０の幅方向に複数、例えば３００ｍｍ、
４００ｍｍピッチに配置されている。複数の第１フォー
ク及び第２フォーク２は、それぞれバー３及び４に、ピ
ン５及び６を介して回転自在に取り付けられており、フ
ォーク１、２の下方方向位置はストッパ７、８で調整さ
れる。
【０００９】第１フォーク１の先端にはトレッド３０の
前端を検出するセンサー９及びトレッド３０をはさみ込
むクランプ１０が具備されている。但し、センサー９は
複数の第１フォーク１の全数には必要でなく、代表する
一箇所でも可である。バー３、４は、それぞれモータ１
１、１２、歯車１３、１４、ネジ棒１５、１６及びナッ
ト１７、１８を介して前後方向に駆動される。これらの
モータ１１、１２、ネジ棒１５、１６等はヘッドプレー
ト１９に装着されている。ヘッドプレート１９はヘッド
アーム２０にアラインメント可能にボルト２１で取り付
けられている。ヘッドプレート１９はモータ２２で歯車
２３を介し前後方向に、モータ２４でネジ棒２５を介し
アップライト２６に沿って上下方向に駆動される。
【００１０】それぞれのモータ１１、１２、２２、２４
にはエンコーダが連結されており、位置のコントロール
をプログラムコントロール可能である。なお上下方向に
ついてはケリー台車３１の板３１ａの位置が一定でない
ので記載していないが、公知のセンサーでケリー台車３
１の最上段の板３１ａの位置を検出し、コントロールす
る。
【００１１】次に本装置の作業ステップを図３について
説明する。 ステップ１． 第１フォーク１及び第２フォーク２の先
端を一致させた状態で、ケリー台車の板３１ａの端面か
らＡ距離（通常トレッド３０がない位置）にセンサで板
３１ａを検出する事により、着地させる。 ステップ２． 第１フォーク１のみが前進し、センサー
９でトレッド３０の端面を検出し、さらにプログラムさ
れた距離Ｂ前進する。距離Ｂは第１フォーク１を差し込
んだ時トレッド３０を押して移動させない距離以下で、
通常、トレッド全幅の１／３以下が選定される。
【００１２】ここでクランプ１０によりトレッド端部を
把持する。 ステップ３． 第２フォーク２が、その先端がトレッド
端部に達する迄前進する。この前進量は予めインプット
されたトレッドの幅及び、第１フォーク１の差し込だ距
離Ｂより演算された距離Ｃによって決定される。
【００１３】この位置でヘッドプレート１９を上昇する
事により、トレッド３０を持ち上げる。なお、第２フォ
ーク２の前進時に第１フォーク１はトレッド３０の動き
に従って揺動する。 ステップ３′．トレッド幅が最大の時を示すもので、第
１フォーク１の長さは最大さし込み量Ｂ′によって決定
され、フォーク２の長さはこの時バー３、４が互いに接
触しないための最短長さにより決定される事を示す。 ステップ４． ヘッドプレート１９が後退し、トレッド
３０を搬出コンベア３２に乗せる。 ステップ５． 第１フォーク１のクランプ１０を解放
し、先端のセンサー９がトレッド端をクリアするまで第
１フォーク１を後退させる。この時、第１フォーク１は
揺動し先端が下がるが、ストッパー７で規制される。 ステップ６． ヘッドプレート１９はトレッド３０が完
全に搬出コンベア３２に移載されるまで下降する。
【００１４】ここで、搬出コンベア３２を駆動し、トレ
ッド３０を搬出する。なお、トレッド３０がケリー台車
の板３１ａの中央及び奥にある時は、ヘッドプレート１
９が前進する事により、上記の動作が繰り返される。
【００１５】
【発明の効果】本発明によるトレッド取出装置は、ケリ
ー台車上に置かれたトレッドの前縁端をすくい上げ保持
する複数の短い第１フォークと、前記第１フォークに隣
接して配置されトレッドの全巾に亙って差し込まれる長
い第２フォークと、前記第１及び第２フォークをトレッ
ドと共に持上げ移動させる機構とを具えたことにより、
次の効果を有する。
【００１６】ケリー台車の板に強固に粘着しているトレ
ッドの前縁端に、先ず第１フォークを挿入し、同前縁端
を把持して引上げるので、トレッドが押されて移動する
事なく前縁部が引きはがされる。第１フォークでトレッ
ドの前縁部をつかんだ状態で、次に第２フォークをトレ
ッド全幅に亙って差し込むので、トレッドは押されて移
動することなく全幅に亙って引きはがされる。
【００１７】次に、第１及び第２フォークを持ち上げる
事により、トレッドを自動的に取り出す事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明トレッド取出装置と周辺機器の全体配置
を示す側面図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】図１、図２に示したトレッド取出装置の作業ス
テップを示す図である。
【符号の説明】
１ 第１フォーク ２ 第２フォーク １０ クランプ ２０ ヘッドアーム ２６ アップライト ３０ トレッド ３１ ケリー台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吾川 二郎 長崎県長崎市飽の浦町１番１号 三菱重 工業株式会社 長崎造船所内 (72)発明者 山下 恵三 神奈川県平塚市追分２番１号 横浜ゴム 株式会社 平塚製造所内 (72)発明者 茂木 一雄 神奈川県平塚市追分２番１号 横浜ゴム 株式会社 平塚製造所内 (72)発明者 相原 泰 神奈川県平塚市追分２番１号 横浜ゴム 株式会社 平塚製造所内 審査官 野村 康秀 (56)参考文献 特開 平２−231330（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29D 30/00 - 30/72 B29C 31/00 - 31/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ケリー台車上に置かれたトレッドの前縁
    端をすくい上げ保持する複数の短い第１フォークと、前
    記第１フォークに隣接して配置されトレッドの全巾に亙
    って差し込まれる長い第２フォークと、前記第１及び第
    ２フォークをトレッドと共に持上げ移動させる機構とを
    具えたことを特徴とするトレッド取出装置。
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