JPH05293443A - 分級装置及び電子写真用トナーの製造方法 - Google Patents

分級装置及び電子写真用トナーの製造方法

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JPH05293443A
JPH05293443A JP4121112A JP12111292A JPH05293443A JP H05293443 A JPH05293443 A JP H05293443A JP 4121112 A JP4121112 A JP 4121112A JP 12111292 A JP12111292 A JP 12111292A JP H05293443 A JPH05293443 A JP H05293443A
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screen
toner
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Toshiyuki Ukai
俊幸 鵜飼
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリーンの目開きの変化による粗粒分の飛
び込みを防止し、より細かいスクリーンでの篩い分けを
可能にした、トナーの分級に好適な分級装置を提供する
ことにある。 【構成】 スクリーンを介して粗粒子と微粒子とに分離
する分級装置であって、円筒形の固定したスクリーンを
有し、その内側に、円筒形スクリーンの中軸を回転軸と
した羽根を設け、更に羽根が回転した際、その遠心力に
よってスクリーンに衝突し微振動を与える複数個のボー
ルを有することを特徴とする分級装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分級装置及び電子写真
用トナーの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真用トナーは、結着樹脂、染顔
料、荷電制御剤及びワックス等を含有する原材料を、混
合、溶融混練し、粉砕、分級して得られた分級品に流動
性付与剤等を添加して得られる。この際、製造工程の最
終段階で、トナー中の粗粒分を除去する工程が必要とな
る。この粗粒は、製造プラントのダンパーでの圧縮、配
管の内部の融着、混合装置での造粒等により発生したも
のであり、除去せずに使用するとさまざまな不都合を生
じる。例えば、複写した時に画像上の砂状のカブリが発
生したり、現像装置のスリーブとブレード間に粗粒がつ
まり、縦筋状のムラが発生する。また、粗粒が感光ドラ
ムとトナーを転写する紙の間に空隙を作るため、紙への
転写が不均一になりムラが発生する等の問題が生じ、こ
れを除去する工程は必要不可欠のものである。
【0003】従来は、一般的には図2に示すジャイロシ
フター、図3に示す振動篩い等が使用されてきた。しか
し、トナーのごとき微細な粉体の篩い分けは非常に困難
であり、スクリーンの目詰まりが発生しやすく、除去す
る粗粒側に良品があふれ出してしまうので、処理量を上
げることができず、従って相当に大型の装置を導入せざ
るをえない状況であった。又、今までは、図2のジャイ
ロシフターなどではブラシ21等をスクリーン22上に
置き、強く擦ることにより目詰まりを防止していたが、
そのためにスクリーンの寿命が短くなり、交換作業等を
含めて大きな負担となっていた。又、ブラシの破片がト
ナー中に混入するトラブルも発生し、更に、ブラシの作
用によりスクリーンの目開きが広がってしまい、除去す
べき粗粒が入ってしまう問題もしばしば起こった。
【0004】また、最近ではコピーの高画質化を達成す
るために、従来より小粒径のトナーを用いることが多く
なり、篩いの目開きもより細かいものが要求される様に
なってきた。従来の篩いでは目開き100μm程度が限
界であり、それ以上細かくすると処理量が極端に落ち、
採用は難しかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上述の
ごとき問題点を解決した分級装置及び電子写真用トナー
の製造方法を提供するものである。
【0006】すなわち、本発明の目的は、より細かいス
クリーンでの篩い分けを可能とする分級装置及び電子写
真用トナーの製造方法を提供するものである。
【0007】更に別の目的は、スクリーンの目開きの変
化による粗粒分の飛び込みを防止する分級装置及び電子
写真用トナーの製造方法を提供するものである。
【0008】又、別の目的は、スクリーンの高寿命化を
可能とする分級装置及び電子写真用トナーの製造方法を
提供するものである。
【0009】又、別の目的は、ブラシの破片等の異物の
混入が発生しない分級装置及び電子写真用トナーの製造
方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、スク
リーンを介して粗粒子と微粒子とに分離する分級装置で
あって、円筒形の固定したスクリーンを有し、その内側
に、円筒形スクリーンの中軸を回転軸とした羽根を設
け、更に羽根が回転した際、その遠心力によってスクリ
ーンに衝突し微振動を与える複数個のボールを有するこ
とを特徴とする分級装置である。
【0011】また本発明は、トナー中の粗粒分を除去す
る分級工程を含む電子写真用トナーの製造方法におい
て、上記の分級装置を使用して粗粒除去を行うことを特
徴とするトナーの製造方法である。
【0012】図1は本発明の分級装置の概略断面図であ
る。円筒形をしたスクリーン11の内側で羽根12が高
速で回転する。トナー供給口13から供給されたトナー
は羽根12と衝突して凝集を解され、遠心力でスクリー
ン11に衝突し、目開き以下の粒径のトナーは外側へ通
過してトナー捕集部14で捕集され、粗粒分はスクリー
ンの内側を移動して粗粒排出口15から排出される。ま
た、スクリーン11の内側に弾性体のボール16が存在
し、羽根の回転に合わせてスクリーン11の内側をたた
き、目詰まりを防止する。
【0013】本発明の分級装置の特徴は、まず第一に、
回転する羽根でトナーの凝集を十分に解すことである。
従来の分級装置では、スクリーン上またはスクリーンユ
ニットの上にゴムボール等を置き、それらの運動により
解していたが、能力が十分でなく、処理量の低下を招い
ていた。本発明の分級装置では高速で回転する羽根で凝
集を解すため、十分に分散したトナーをスクリーンに衝
突させることが可能となった。
【0014】第二の特徴は、トナーに強い遠心力を作用
させてスクリーンを通過させることである。従来の装置
では、重力のみでトナーをスクリーンから通過させてい
たが、本発明の装置ではより強くスクリーンを通過させ
る力をトナーに与えられるようになった。
【0015】第三の特徴は、スクリーン内側の弾性体の
ボールがスクリーンに衝突して微振動を与え、目詰まり
を防止することである。従来のジャイロシフター等で使
用していたブラシなどとは違い、スクリーンに微振動を
与えるだけであり、また、ごく小型のものでかつ少量で
十分なため、スクリーンにダメージを与えることはな
く、目開きの変化も発生しない。更に、弾性体のボール
を使用するので破片がトナー中に混入することもない。
【0016】本発明の分級装置に使用する羽根は、例え
ば回転軸に板状のものを複数枚取付けたものでよく、回
転数は概ね500〜2000rpmの範囲である。使用
するスクリーンは、公知の材料のものはすべて使用でき
るが、弾性体のボールで微振動を与える関係から、ポリ
エステル等の樹脂製のものが好ましい。使用する弾性体
のボールは、直径数mmのウレタン等の一般的なボール
であり、10個程度で十分効果を発揮する。
【0017】本発明の分級装置では、公知の乾式のトナ
ーはすべて篩い分け可能である。特に、粒径が10μ以
下の小粒径のトナーの篩い分けに大きな威力を発揮す
る。これらのトナーは目開き70〜90μ程度のスクリ
ーンを用いたより精密な篩い分けが必要であるが、本発
明の分級装置は十分に対応することができる。また、目
開き50μのスクリーンも使用できるので、6μ以下の
更に微細なトナーの製造にも使用可能である。
【0018】なお、本発明の分級装置をトナー粒子を分
級する場合を例に説明したが、他の固体粒子の場合でも
同様に使用することができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例を持って本発明を詳細に説明す
る。分級装置(a)〜(c)、トナー(1)及び(2)
を用意した。 分級装置(a):図1の構成を取り、直径6.5mmの
ウレタンのボールを7個使用した。 分級装置(b):図2の構成を取り、スクリーン22上
にブラシ21を乗せてある。分級されたトナーは3か
ら、粗粒は24から排出される。ブラシ21は水平方向
に円を描く様に運動する。 分級装置(c):図3の構成を取り、振動によって分級
を行う。スクリーン31を通過したトナーは32から、
粗粒は33から排出される。 トナー(1): 上記の処方で粒径が8.5μであり、0.7%の疎水性
シリカ(商品名R−972、日本アエロジル社製)をヘ
ンシェルミキサーで外添してある。 トナー(2): 上記の処方で粒径が8.2μであり、0.7%の疎水性
シリカ(商品名Rー812、日本アエロジル社製)をヘ
ンシェルミキサーで外添してある。
【0020】(a)〜(c)の分級装置に(1)、
(2)のトナーを通過させる実験を行った。表1に結果
を示す。なお、実施例1における羽根の回転数は100
0rpmであり、実施例2における羽根の回転数は12
00rpmである。
【0021】
【表1】 本発明の分級装置は、処理量、スクリーンの耐久性に優
れ、粗粒の飛び込みもなく、更に50〜70μの目開き
のスクリーンも使用可能であった。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、トナー中の粗粒除去の工程において、従来よ
りも処理量がはるかに増大するため装置の小型化が図れ
ると共に、スクリーンの高寿命化、粗粒の飛び込み及び
ブラシ等の破片の混入の防止を達成することができ、従
来では不可能であった50〜70μの目開きのスクリー
ンの使用が可能となり、より小粒径なトナーにも対応す
ることができ、本発明が工業的に非常に有用であること
が分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分級装置の一例を示す概略断面図であ
る。
【図2】従来の分級装置の一例を示す概略断面図であ
る。
【図3】従来の分級装置の一例を示す概略断面図であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンを介して粗粒子と微粒子とに
    分離する分級装置であって、円筒形の固定したスクリー
    ンを有し、その内側に、円筒形スクリーンの中軸を回転
    軸とした羽根を設け、更に羽根が回転した際、その遠心
    力によってスクリーンに衝突し微振動を与える複数個の
    ボールを有することを特徴とする分級装置。
  2. 【請求項2】 トナー中の粗粒分を除去する分級工程を
    含む電子写真用トナーの製造方法において、請求項1に
    記載の分級装置を使用して粗粒除去を行うことを特徴と
    する電子写真用トナーの製造方法。
JP12111292A 1992-04-16 1992-04-16 電子写真用トナーの製造方法 Ceased JP3291587B2 (ja)

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