JP2001051572A - 回収トナー分級装置及びそれを備えたプロセスカートリッジ、トナー供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

回収トナー分級装置及びそれを備えたプロセスカートリッジ、トナー供給装置及び画像形成装置

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JP2001051572A
JP2001051572A JP11224429A JP22442999A JP2001051572A JP 2001051572 A JP2001051572 A JP 2001051572A JP 11224429 A JP11224429 A JP 11224429A JP 22442999 A JP22442999 A JP 22442999A JP 2001051572 A JP2001051572 A JP 2001051572A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー
凝集塊だけでなく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よ
りも小さい物質も回収トナーから分別して、異常画像の
発生を防止する回収トナー分級装置及びそれを備えたプ
ロセスカートリッジ、トナー供給装置及び画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 回収トナー排出手段1から排出される回
収トナーを分別する筒形状のフイルター手段2と、フイ
ルター手段2の回動により回収トナーを分別する篩部2
aと、篩部2aは進入口部2a1から進入した回収トナ
ーを複数種類の大きさに分別する複数種類の同一又は近
似の大きさの穴の群からなる複数の穴群2a2とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回収トナー分級装
置及びそれを備えたプロセスカートリッジ、トナー供給
装置及び画像形成装置に関し、特に、複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ装置、あるいはこれらの複合機等の電
子写真方式の画像形成装置の画像形成処理後の回収トナ
ーを分別する回収トナー分級装置及びそれを備えたプロ
セスカートリッジ、トナー供給装置及び画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写方式は、一様に帯電
された画像担持体のドラム形状の感光体上に露光や光書
き込み等によって静電潜像を形成し、この静電潜像を、
例えば、磁性キャリアとトナーとを混合した二成分現像
剤のトナー、あるいは、両者を一体化した一成分系現像
剤を用いて可視像化処理し、その可視像を被転写体の転
写紙に転写して複写物を得るものである。このような、
電子写真複写方式の画像形成装置に使用されるトナー
は、製造工程の最終段階で、トナー中の粗粒や紙粉等を
スクリーンを介して除去することにより、画像を形成し
た時に、画像上に砂状のカブリ、縦筋状のムラ、転写不
良等の異常画像の発生を防止するようにすることは公知
である(特開平5―293443号の公報を参照)。画
像形成装置においては、可視像を転写後に、ドラム形状
の感光体や中間転写体のような画像担持体上に残留する
トナーを除去するためのクリーニング装置が設けられて
いる。転写ベルトや、転写された可視像を有する被転写
体の転写紙を定着装置へ送る搬送装置等、他の画像形成
部位においても最終的に画像形成に供されなかったトナ
ーが残り、このような残留トナーについてもクリーニン
グ装置が備えられている。
【0003】これら、クリーニングされた残留トナーに
関して、従来においては、そのまま廃棄ボトル等へ回収
して廃棄するように処理されていたが、資源の有効利用
が求められ、取り除かれたトナーについても再利用する
ことが求められるようになった。そこで、クリーニング
装置により回収されたトナーを現像装置やトナー補給装
置に移送する機構が数多く提案されている。けれども、
実際に回収トナーを再使用しようとすると、回収トナー
には、例えば、被転写体の転写紙の繊維や成分からなる
紙粉が混入していたり、トナーが凝集して適正サイズよ
り大きいトナー凝集塊が少なからず存在していた。その
ため、このような回収トナーをそのまま現像装置へ戻す
と、これら紙粉やトナー凝集塊によって白抜けや黒点等
が生じる、異常画像が発生することが多く、形成する画
像品質が低下していた。このような、紙粉やトナー凝集
塊を取り除くために、メッシュ状フイルター装置を備え
ることも公知である(特開平7―77906号の公報を
参照)。メッシュ状フイルターを用いた、回収トナーと
その他の異物と分離する分離装置では、メッシュ状フイ
ルターに紙粉等の異物が付着して目詰まりとなり、回収
トナーとその他の異物との分別が行われなくなり、メッ
シュ状フイルターの篩部に振動を与えたとしても、回収
トナーとその他の異物との分別の促進が行われず、又、
凝集トナーも凝集したままで、再使用可能な再使用トナ
ーとならずに、その多くは廃棄トナーとして廃棄される
ようになっていた。このような事を回避するために、筒
形状のフイルター手段内に排出されたリサイクルトナー
を分別促進補助手段によりリサイクルトナーの分別を促
進することも公知である(特開平10−260583号
の公報を参照)。
【0004】図18、図19、図20において、回収ト
ナー分級装置100は、回収トナー排出手段101の回
収トナー排出口101aと回収トナー排出口101bか
ら排出された回収トナー(t)を、経路104を介し
て、ケース100a内に収容された筒形状のフイルター
手段102の篩部102a内に送り込み、分別される。
篩部102aは、図18に図示のように、3度から5度
の傾斜が有り、篩部102a内の進入口部102a1
ら進入した回収トナー(t)を、1辺が100μmの同
じ大きさで製作された複数の網の目形状の穴部102a
2(図20を参照)で分別しながら下流側に設けられた
開口部102a3へと搬送される。篩部102aの1辺
が100μmの同じ大きさで製作された複数の網の目形
状の穴部102a2を通過したトナーは再使用トナー
(T)として、図示しない現像手段又はトナー供給装置
へトナー移送手段105に送られて再使用される。ま
た、篩部102aの1辺が100μmの同じ大きさで製
作された複数の網の目形状の穴部102a2を通過しな
かった紙粉やトナー凝集塊の廃棄トナー(tt)は、篩
部102aの下流側に設けられた開口部102a3から
廃棄トナー容器106へと溜められて廃棄される。穴部
102a2は、図19と図20に図示のように、網の目
の形状に編まれて、3度から5度の傾斜をつけて、回収
トナーの自重を利用して、分別しながら搬送する。穴部
102a2の網の目の開口部形状の大きさは、1辺が1
00μmの同じ大きさで製作されるが、通常ワイヤーの
太さと、一定長さのワイヤー本又は数本で行われている
ため、ばらつきが出来てしまう。
【0005】仮に、穴部102a2の網の目の開口部形
状の製作直後にある程度の大きさに揃えても、各ワイヤ
同士の交差部は固定されていないので、成形する過程、
例えば、篩部102aの穴部102a2の網の目の開口
部形状部を定形サイズに裁断し、円筒形に丸めて周囲に
樹脂の筐体を成形する際や、動作負荷などで、各ワイヤ
同士の交差部がずれて、穴部102a2の網の目の大き
さに多少のばらつきが発生する場合もあった。然し、従
来のこのような回収トナー分級装置及びそれを備えたプ
ロセスカートリッジ、トナー供給装置及び画像形成装置
は、メッシュ状フイルターを用いた回収トナーを正常ト
ナーの粒径よりも大きな紙粉やトナー凝集塊を除去する
分離装置や筒形状のフイルター手段内に排出されたリサ
イクルトナーを分別促進補助手段によりリサイクルトナ
ーの分別を促進しても、微粉砕トナーや正常トナーの粒
径よりも小さな、例えば、トナー粒径の5μmから10
μmに対して、はるかに小さく、トナーを画像担持体の
感光体に固着させる作用がある、被転写体の転写紙の成
分として含まれている炭酸カルシュム等の物質を除去出
来なかったので、このような回収トナーを供給して画像
を形成すると画像品質が低下して異常画像が発生すると
言う不具合が発生していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のかかる
回収トナー分級装置及びそれを備えたプロセスカートリ
ッジ、トナー供給装置及び画像形成装置は、メッシュ状
フイルターを用いた回収トナーを正常トナーの粒径より
も大きな紙粉やトナー凝集塊を除去する分離装置や筒形
状のフイルター手段内に排出されたリサイクルトナーを
分別促進補助手段によりリサイクルトナーの分別を促進
しても、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小さ
な、例えば、トナー粒径の5μmから10μmに対し
て、はるかに小さく、トナーを画像担持体の感光体に固
着させる作用がある、被転写体の転写紙の成分として含
まれている炭酸カルシュム等の物質を除去することが出
来なかったので、このような回収トナーを供給して画像
を形成すると画像品質が低下して異常画像が発生すると
言う問題が発生していた。そこで本発明の課題は、この
ような問題点を解決するものである。即ち、正常トナー
の粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微
粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小さい物質も回収
トナーから分別して、異常画像の発生を防止する回収ト
ナー分級装置及びそれを備えたプロセスカートリッジ、
トナー供給装置及び画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の本発明は、画像形成処理後の回収トナー
を分別する回収トナー分級装置において、画像形成処理
後の回収トナーを排出する回収トナー排出手段と、上記
回収トナー排出手段から排出される回収トナーを分別す
る筒形状のフイルター手段と、上記フイルター手段の回
動により回収トナーを分別する篩部と、上記篩部は進入
口部から進入した回収トナーを複数種類の大きさに分別
する複数種類の同一又は近似の大きさの穴の群からなる
複数の穴群とからなる回収トナー分級装置であることを
最も主要な特徴とする。請求項2の本発明は、請求項1
記載の回収トナー分級装置において、複数の穴群は、進
入口部側から回収トナーの送られる方向に穴の径が大き
くなる、少なくとも2種類の大きさの穴の群からなる回
収トナー分級装置であることを主要な特徴とする。請求
項3の本発明は、請求項1又は2記載の回収トナー分級
装置において、複数の穴群は、進入口部側から回収トナ
ーの送られる方向に1μmから5μmの小径の穴群と、
5μmから120μmの中径の穴群とからなる回収トナ
ー分級装置であることを主要な特徴とする。請求項4の
本発明は、請求項1、2又は3記載の回収トナー分級装
置において、複数の穴群は、進入口部側から回収トナー
の送られる方向に連続的に穴の径が大きくなる連続する
穴群からなる回収トナー分級装置であることを主要な特
徴とする。請求項5の本発明は、請求項4記載の回収ト
ナー分級装置において、連続する穴群は、螺旋形状部材
からなる回収トナー分級装置であることを主要な特徴と
する。
【0008】請求項6の本発明は、請求項5記載の回収
トナー分級装置において、螺旋形状部材は、螺旋形状に
編んだ線部材である回収トナー分級装置であることを主
要な特徴とする。請求項7の本発明は、請求項5記載の
回収トナー分級装置において、螺旋形状部材は、複数の
孔を螺旋状に形成した板部材である回収トナー分級装置
であることを主要な特徴とする。請求項8の本発明は、
請求項7記載の回収トナー分級装置において、板部材
は、板厚を0.20mmより薄い回収トナー分級装置で
あることを主要な特徴とする。請求項9の本発明は、請
求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の回収トナ
ー分級装置において、篩部は、非磁性材である回収トナ
ー分級装置であることを主要な特徴とする。請求項10
の本発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又
は9記載の回収トナー分級装置において、複数の穴群が
分別する回収トナーを複数種類に仕切る仕切手段からな
る回収トナー分級装置であることを主要な特徴とする。
【0009】請求項11の本発明は、請求項10記載の
回収トナー分級装置において、仕切手段が、進入口部側
から回収トナーの送られる方向の前後に移動可能な仕切
部材からなる回収トナー分級装置であることを主要な特
徴とする。請求項12の本発明は、請求項1乃至11記
載のいずれか1項に記載の回収トナー分級装置を、回収
トナーを搬送する搬送経路に設けたプロセスカートリッ
ジであることを最も主要な特徴とする。請求項13の本
発明は、請求項1乃至11記載のいずれか1項に記載の
回収トナー分級装置を、回収トナーを搬送する搬送経路
に設けたトナー供給装置であることを最も主要な特徴と
する。請求項14の本発明は、請求項1乃至11記載の
いずれか1項に記載の回収トナー分級装置を、回収トナ
ーの搬送経路に設けた画像形成装置であることを最も主
要な特徴とする。
【0010】
【作用】上記のように構成された回収トナー分級装置及
びそれを備えたプロセスカートリッジ、トナー供給装置
及び画像形成装置は、請求項1においては、回収トナー
排出手段から排出される回収トナーを分別する筒形状の
フイルター手段の回動により回収トナーを分別する篩部
に、進入口部から進入した回収トナーを、複数種類の同
一又は近似の大きさの穴の群からなる複数の穴群によっ
て、複数種類の大きさに分別するようにして、正常トナ
ーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、
微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小さい物質も回
収トナーから分別して異常画像の発生を防止する回収ト
ナー分級装置を提供することが出来るようにする。請求
項2においては、回収トナー排出手段から排出される回
収トナーを分別する筒形状のフイルター手段の回動によ
り回収トナーを分別する篩部に、進入口部から進入した
回収トナーを、進入口部側から回収トナーの送られる方
向に穴の径が大きくなる、少なくとも2種類の大きさの
穴の群からなる複数の穴群によって、少なくとの2種類
の大きさに分別するようにして、少なくとも2種類の、
正常の粒径のトナーと、正常トナーの粒径よりも大きい
紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微粉砕トナーや正常ト
ナーの粒径よりも小さい物質も回収トナーから分別して
異常画像の発生を防止する回収トナー分級装置を提供す
ることが出来るようにする。請求項3においては、回収
トナー排出手段から排出される回収トナーを分別する筒
形状のフイルター手段の回動により回収トナーを分別す
る篩部に、進入口部から進入した回収トナーを、進入口
部側から回収トナーの送られる方向に1μmから5μm
の小径の穴群と5μmから120μmの中径の穴群から
なる複数の穴群によって2種類の大きさに分別するよう
にして、正常の粒径のトナーと、正常トナーの粒径より
も大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微粉砕トナー
や正常トナーの粒径よりもはるかに小さく、トナーを画
像担持体の感光体に固着させる作用がある、被転写体の
転写紙の成分として含まれている炭酸カルシュム等の物
質も回収トナーから分別して異常画像の発生を防止する
回収トナー分級装置を提供することが出来るようにす
る。
【0011】請求項4においては、回収トナー排出手段
から排出される回収トナーを分別する筒形状のフイルタ
ー手段の回動により回収トナーを分別する篩部に、進入
口部から進入した回収トナーを、進入口部側から回収ト
ナーの送られる方向に連続的に穴の径が大きくなる連続
する穴群からなる複数の穴群によって、連続する複数種
類の大きさに分別するようにして、回収トナーを連続的
に選択して分別をすることが出来るようになり、正常ト
ナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでな
く、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小さい物質
も回収トナーから分別して異常画像の発生を防止する回
収トナー分級装置を提供することが出来るようにする。
請求項5においては、回収トナー排出手段から排出され
る回収トナーを分別する筒形状のフイルター手段の回動
により回収トナーを分別する篩部に、進入口部から進入
した回収トナーを、進入口部側から回収トナーの送られ
る方向に連続的に穴の径が大きくなる連続する穴群から
なる螺旋形状部材の複数の穴群によって、連続する複数
種類の大きさに分別するようにして、回収トナーを簡単
な方法で連続的に選択して分別をすることが出来るよう
になり、正常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝
集塊だけでなく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径より
も小さい物質も回収トナーから分別して異常画像の発生
を防止する回収トナー分級装置を提供することが出来る
ようにする。請求項6においては、回収トナー排出手段
から排出される回収トナーを分別する筒形状のフイルタ
ー手段の回動により回収トナーを分別する篩部に、進入
口部から進入した回収トナーを、進入口部側から回収ト
ナーの送られる方向に連続的に穴の径が大きくなる連続
する穴群からなる螺旋形状に編んだ線部材の螺旋形状部
材の複数の穴群によって、連続する複数種類の大きさに
分別するようにして、回収トナーを簡単な方法と部材で
連続的に選択して分別をすることが出来るようになり、
正常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけ
でなく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小さい
物質も回収トナーから分別して異常画像の発生を防止す
る回収トナー分級装置を提供することが出来るようにす
る。
【0012】請求項7においては、回収トナー排出手段
から排出される回収トナーを分別する筒形状のフイルタ
ー手段の回動により回収トナーを分別する篩部に、進入
口部から進入した回収トナーを、進入口部側から回収ト
ナーの送られる方向に連続的に穴の径が大きくなる連続
する穴群からなる複数の孔を螺旋状に形成した板部材の
螺旋形状部材の複数の穴群によって、連続する複数種類
の大きさに分別するようにして、篩部の穴の大きさのば
らつきが抑えられて安定した回収トナーの分別が行わ
れ、回収トナーを簡単な方法で連続的に選択して分別を
することが出来るようになり、正常トナーの粒径よりも
大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微粉砕トナーや
正常トナーの粒径よりも小さい物質も回収トナーから分
別して異常画像の発生を防止する回収トナー分級装置を
提供することが出来るようにする。請求項8において
は、回収トナー排出手段から排出される回収トナーを分
別する筒形状のフイルター手段の回動により回収トナー
を分別する篩部に、進入口部から進入した回収トナー
を、進入口部側から回収トナーの送られる方向に連続的
に穴の径が大きくなる連続する穴群からなる複数の孔を
螺旋状に形成した板厚を0.20mmより薄い板部材の
螺旋形状部材の複数の穴群によって、連続する複数種類
の大きさに分別するようにして、回収トナーの篩部の通
過抵抗が低くなり分別率が大きくなり、篩部の穴の大き
さのばらつきが抑えられて安定した回収トナーの分別が
行われ、回収トナーを簡単な方法で連続的に選択して分
別をすることが出来るようになり、正常トナーの粒径よ
りも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微粉砕トナ
ーや正常トナーの粒径よりも小さい物質も回収トナーか
ら分別して異常画像の発生を防止する回収トナー分級装
置を提供することが出来るようにする。請求項9におい
ては、回収トナー排出手段から排出される回収トナーを
分別する筒形状のフイルター手段の回動により回収トナ
ーを分別する非磁性材の篩部に、進入口部から進入した
回収トナーを、複数種類の同一又は近似の大きさの穴の
群からなる複数の穴群によって、複数種類の大きさに分
別するようにして、磁力による分別が阻害されることを
防止され、正常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー
凝集塊だけでなく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よ
りも小さい物質も回収トナーから分別して異常画像の発
生を防止する回収トナー分級装置を提供することが出来
るようにする。
【0013】請求項10においては、回収トナー排出手
段から排出される回収トナーを分別する筒形状のフイル
ター手段の回動により回収トナーを分別する篩部に、進
入口部から進入した回収トナーを、複数種類の同一又は
近似の大きさの穴の群からなる複数の穴群によって、複
数種類の大きさに分別すると共に複数の穴群が分別する
回収トナーを仕切手段で複数種類に仕切るようにして、
複数の穴群が分別する回収トナーをの混入を防止して、
正常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけ
でなく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小さい
物質も回収トナーから分別して異常画像の発生を防止す
る回収トナー分級装置を提供することが出来るようにす
る。請求項11においては、回収トナー排出手段から排
出される回収トナーを分別する筒形状のフイルター手段
の回動により回収トナーを分別する篩部に、進入口部か
ら進入した回収トナーを、複数種類の同一又は近似の大
きさの穴の群からなる複数の穴群によって、複数種類の
大きさに分別すると共に複数の穴群が分別する回収トナ
ーを進入口部側から回収トナーの送られる方向の前後に
移動可能な仕切部材からなる仕切手段で複数種類に仕切
るようにして、複数の穴群が分別する位置に対応して回
収トナーの混入を確実に防止して、正常トナーの粒径よ
りも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微粉砕トナ
ーや正常トナーの粒径よりも小さい物質も回収トナーか
ら分別して異常画像の発生を防止する回収トナー分級装
置を提供することが出来るようにする。請求項12にお
いては、回収トナー排出手段から排出される回収トナー
を分別する筒形状のフイルター手段の回動により回収ト
ナーを分別する篩部に、進入口部から進入した回収トナ
ーを、複数種類の同一又は近似の大きさの穴の群からな
る複数の穴群によって、複数種類の大きさに分別するよ
うにした回収トナー分級装置をプロセスカートリッジの
回収トナーを搬送する搬送経路に設けるようにして、プ
ロセスカートリッジの1個あたりの画像形成可能枚数が
増えることになってランニングコストが下がると同時
に、正常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊
だけでなく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小
さい物質も回収トナーから分別して異常画像の発生を防
止するプロセスカートリッジを提供することが出来るよ
うにする。請求項13においては、回収トナー排出手段
から排出される回収トナーを分別する筒形状のフイルタ
ー手段の回動により回収トナーを分別する篩部に、進入
口部から進入した回収トナーを、複数種類の同一又は近
似の大きさの穴の群からなる複数の穴群によって、複数
種類の大きさに分別するようにした回収トナー分級装置
をトナー供給装置の回収トナーを搬送する搬送経路に設
けるようにして、回収された回収トナーの有効利用の自
動化の他に、正常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナ
ー凝集塊だけでなく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径
よりも小さい物質も回収トナーから分別して異常画像の
発生を防止するトナー供給装置を提供することが出来る
ようにする。請求項14においては、回収トナー排出手
段から排出される回収トナーを分別する筒形状のフイル
ター手段の回動により回収トナーを分別する篩部に、進
入口部から進入した回収トナーを、複数種類の同一又は
近似の大きさの穴の群からなる複数の穴群によって、複
数種類の大きさに分別するようにした回収トナー分級装
置を画像形成装置の回収トナーを搬送する搬送経路に設
けるようにして、従来の画像形成装置と比較して廃棄ト
ナーの回収率が1%〜3%と低く、トナー消費量が10
%程度向上し、廃棄トナー容器の交換間隔も3〜15倍
に飛躍的に少なくなり、回収トナーの分別率の変動やレ
イアウトの制約が少なく、回収された回収トナーの再使
用により資源の有効利用に供しながらも、正常トナーの
粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微粉
砕トナーや正常トナーの粒径よりも小さい物質も回収ト
ナーから分別して異常画像の発生を防止する画像形成装
置を提供することが出来るようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1において、クリーニン
グ手段72と搬送スクリュー72bにつながる回収トナ
ー排出手段1の排出口1aから排出された回収トナー
(t)は、受け渡し部である経路4を介して、ケース0
a内に収容された筒形状のフイルター手段2の傾斜して
配置された篩部2a内に送られる。上記経路4内には、
通称パチンコ球と言われる鉄球1cと鉄球1dが配置さ
れて、搬送スクリュー4bの回転によって上記鉄球1c
と上記鉄球1dが踊ることで、回収トナー(t)のブロ
ッキングを防止する。又、転写手段73の転写クリーニ
ング手段73bと搬送スクリュー73cにつながる上記
排出手段1の排出口1bから排出された回収トナー
(t)も、上記経路4を介して上記ケース0a内に収容
された筒形状の上記フイルター手段2の傾斜して配置さ
れた上記篩部2a内に送られる。上記フイルター手段2
の傾斜して配置された上記篩部2a内に、進入口部2a
1から進入した回収トナー(t)を、上記篩部2aの配
置された傾斜によって、篩部2aの回動により、回収ト
ナー(t)を複数種類の大きさに分別する複数種類の同
一又は近似の大きさの穴の群からなる複数の穴群2a2
で分別しながら、紙粉やトナー凝集塊を排出する開口部
2a3の搬送方向に搬送される。篩部2a内には、更
に、攪拌角棒2cが入っていて、回収トナー(t)を攪
拌して固着を防止し、回収トナー(t)を押し出して分
別を促進し、分別率を70%から95%に安定して回収
トナー(t)の分別が行われる。これらの回収されて、
複数の上記排出口1aと上記排出口1bから排出された
回収トナー(t)のフイルター手段2の篩部2a内への
搬送は、上記経路4と連通する固定部材4aのパイプに
内蔵された上記搬送スクリュー4bが駆動源4cのモー
タによって、駆動歯車列4dを介して、駆動力を受けて
回転することによってなされる。
【0015】フイルター手段2は、回収トナー(t)を
分別する傾斜して配置された篩部2aと、篩部2aを回
動可能に支持する支持部2bとからなり、上記固定部材
4aのパイプに嵌合された篩部2aの一端部2a4の円
筒形状部を上記支持部2bに固定保持されていて、上記
搬送スクリュー4bからの回転駆動を受けて回転数は約
120rpmで回転する。クリーニング手段72又は転
写クリーニング手段73bから回収されて、搬送スクリ
ュー72bにつながる排出口1a、又は、搬送スクリュ
ー73cにつながる排出口1bから排出された回収トナ
ー(t)は、経路4の搬送スクリュー4bを介して上記
ケース0a内に収容された筒形状のフイルター手段2の
篩部2a内に上記進入口部2a1から複数種類の大きさ
に分別する複数種類の同一又は近似の大きさの穴の群か
らなる上記複数の穴群2a2に送られ、1μmから5μ
mの小径の穴群2a21を通過出来た、トナー粒径よりも
小さな微粉砕トナーや、例えば、トナー粒径の5μmか
ら10μmに対して、はるかに小さく、トナーを画像担
持体の感光体に固着させる作用がある被転写体(P)の
転写紙の成分として含まれている炭酸カルシュム等の物
質は、図示の矢印C方向の廃棄トナー容器6内に回収さ
れて廃棄される。他方、上記小径の穴群2a21を通過出
来ないで、次に送られる搬送方向の5μmから120μ
mの中径の穴群2a22を通過出来た回収トナー(T)
は、上記小径の穴群2a21を通過出来た、微粉砕トナー
や、粒径よりも小さな、例えば、トナー粒径の5μmか
ら10μmに対して、はるかに小さく、トナーを画像担
持体の感光体に固着させる作用がある被転写体(P)の
転写紙の成分として含まれている炭酸カルシュム等の物
質と混在しないように、上記複数の穴群2a2が分別す
る回収トナーを複数種類に仕切る仕切手段3の、上記進
入口部2a1側から回収トナー(t)の送られる搬送方
向の前後に移動可能な仕切部材3aによって、上記小径
の穴群2a21を通過出来たトナー粒径よりも小さな物質
と仕切られて図示の矢印A方向の回収コイル8上に落下
する。
【0016】上記回収コイル8上に落下した、再使用さ
れる再使用トナー(T)は、上記回収コイル8が、駆動
源9のモータによって、駆動歯車列10を介して、駆動
力を受けて回転することによって、トナー移送手段5の
粉体ポンプユニットで従来公知の通称モーノポンプと呼
ばれるスクリューポンプも回転駆動されて、気体との混
合気として送り出し、搬送経路71を介して再使用トナ
ー容器7に回収されて再使用される。上記再使用トナー
容器7には、再使用トナーと気体の空気の混合気が送り
込まれるので、圧抜きフイルタ7aが設けてある。上記
トナー移送手段5の粉体ポンプユニットは、連結された
上記ロータ5aと、ゴム材料等の弾性体で作られてい
て、上記ロータ5aを包囲して固定されたステータ5
b、上記ステータ5bを保持するホルダー5c等を具備
しており、上記ロータ5aと上記ステータ5bの噛み合
わせで、再使用トナー(T)を送り出し、図示しない気
体ポンプより供給された気体の空気により、再使用トナ
ー(T)を気体との混合気として送り出すようになって
いる。他方、篩部2aの上記複数の穴群2a2の上記小
径の穴群2a21も上記中径の穴群2a22も通過できなか
った紙粉や規定サイズより大きい凝集トナー塊等は上記
開口部2a3を通過して図示の矢印Bの方向に落下し
て、廃棄トナー(tt)として上記廃棄トナー容器6内
に回収されて廃棄される。従って、正常トナーの粒径よ
りも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、正常トナー
の粒径よりも小さい物質も回収トナー(t)から分別し
て異常画像の発生を防止する回収トナー分級装置を提供
することが出来るようになった。
【0017】図2は篩部の斜視図、図3及び図4は夫々
要部拡大図であり、円筒形状のフイルター手段2は、3
度乃至5度傾斜して配置される篩部2aと、篩部2aを
回動可能に支持する上記支持部2bとからなり、リブ2
1により篩部2aの上記複数の穴群2a2は円筒形状に
保持されている。上記複数の穴群2a2は、上記進入口
部2a1側から上記開口部2a3側への回収トナー(t)
の搬送されて送られる方向に、1辺が5μmの上記小径
の穴群2a21(図3を参照)と1辺が100μmの上記
中径の穴群2a22(図4を参照)からなる。図5と図6
は微小異物等の搬送経路を示す図であり、1辺が5μm
の小径の穴群2a21(図3を参照)を通過した、微粉砕
トナーや、正常トナーの粒径よりもはるかに小さな図示
しない画像担持体の感光体に固着させる作用がある被転
写体(P)の転写紙の成分として含まれている炭酸カル
シュムは、図示の矢印C方向に落下して、上記開口部2
3を通過して図示の矢印Bの方向に落下する小径の穴
群2a21も上記中径の穴群2a22も通過できなかった紙
粉や規定サイズより大きい凝集トナー塊等と共に廃棄ト
ナー(tt)として、上記廃棄トナー容器6内に回収さ
れて廃棄される。図7と図8において、粒径10μmの
回収トナーは、1辺が100μmの上記中径の穴群2a
22(図4を参照)を通過し、小径の穴群2a21を通過す
る物質と混在しないように、上記仕切手段3の、上記進
入口部2a1側から回収トナー(t)の搬送方向に送ら
れる方向の前後に移動可能な上記仕切部材3aによっ
て、小径の穴群2a21を通過出来た、微粉砕トナーや正
常トナーの粒径よりも小さな物質と仕切られて、図示の
矢印A方向の上記回収コイル8上に落下する。上記回収
コイル8上に落下した、再使用される再使用トナー
(T)は、上記回収コイル8が、図示しない駆動源によ
って、駆動歯車列11とクラッッチ12を介して駆動力
を受けて回転することによって、上記トナー移送手段5
の粉体ポンプユニットで従来公知の通称モーノポンプと
呼ばれるスクリューポンプも回転駆動されて、気体との
混合気として送り出し、搬送経路71を介して上記再使
用トナー容器7に回収されて再使用トナー(T)として
再使用される。
【0018】図9と図10において、上記複数の穴群2
2の連続する穴群2a23は、上記進入口部2a1側から
回収トナー搬送方向の送られる方向に5μmの小径穴か
ら100μmの中径穴が連続的に穴の径が大きく変化す
るように、螺旋形状部材2a231の螺旋形状に編んだ1
本又は複数本の樹脂又は金属製ワイヤーからなる線材の
線部材2a2311で形成されていて、回収トナー(t)を
簡単な方法で連続的に選択して分別をすることが出来る
ようになっている。例えば、再使用トナー(T)の粒径
を10μmから5μmに変更した場合や被転写体(P)
の転写紙の紙種による紙粉や炭酸カルシュウムなどの成
分が少ない場合などは、再使用トナー(T)と廃棄する
廃棄トナー(tt)の分別を、上記仕切手段3の上記仕
切部材3aによって、上記進入口部2a1側から上記開
口部2a3側への回収トナー(t)の搬送方向の送られ
る図示の矢印D方向の前後に移動して対応が出来るよう
になっている。つまり、仕切部材3aをD方向へ進退可
能に構成することにより分別する。尚、上記連続する穴
群2a23を通過することが出来ない紙粉や規定サイズよ
り大きい凝集トナー塊等は、上記開口部2a3から排出
されて廃棄トナー(tt)として、図示しない上記廃棄
トナー容器6内に回収されて廃棄される。
【0019】図11と図12において、上記複数の穴群
2a2の連続する穴群2a23は、上記進入口部2a1側か
ら回収トナー(t)の搬送方向から送られる方向に5μ
mの小径穴から100μmの中径穴が連続的に穴の径が
大きく変化するように、上記螺旋形状部材2a231が薄
板の板部材2a2312で形成されていて、再使用トナー
(T)として回収トナー(t)の分別を選択することが
出来るようにしても良い。上記板部材2a2312の螺旋状
の穴は、樹脂材の場合には成形時に、又はシート材にプ
レス加工などを行い、金属の場合にはシート材にプレス
加工を行うか、エッチング処理などにより行われる。シ
ート材質としては、樹脂の場合には、篩部2aの強度、
靱性に考慮して、例えば、ポリブチレンテレフタレート
(PBT)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート
(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が
好都合であり、シート成形時に螺旋状の穴も同時に成形
する場合には、流動性の良い材質が選択される。金属の
場合には、篩部2aの防錆を考慮して、例えば、ステン
レスやリン青銅などが適しているが、好ましくは、強度
や非磁性の点から、SUS301−CSP、SUS30
4−CSP等のオーステナイト系のステレンス材や、C
5212P等のリン青銅材にエッチングを施したものな
どが好都合である。非磁性の材質を選択する理由は、
鉄、フエライト系ステンレスやマルテンサイト系ステン
レスなど常温で磁性化を有している磁性材料では加工の
ストレス等で磁力を帯びる可能性があり、この磁力によ
り2成分現像剤のキャリヤや、1成分トナーなどが吸着
されて目詰まりを起こし、分別が阻害されることを防止
するからである。
【0020】上記フイルター手段2は、篩部2aの上記
連続する穴群2a23の上記板部材2a2312を定形サイズ
に裁断し、円筒形に丸めて周囲に、上記支持部2bの上
記リブ2b1を成形することにより作成される。従っ
て、篩部2aの穴の大きさのばらつきが抑えることが、
上記板部材2a23 12を用いた場合は、上記線部材2a
2311を用いた場合よりも格段に容易となり、安定した回
収トナー(t)の分別が行われる上記回収トナー分級装
置0を提供することが出来るようになった上記回収トナ
ー分級装置0は、画像品質の低下しない範囲で、分別率
が高く、即ち、より多くの再使用トナー(T)を回収す
るために、篩部2aの穴の大きさは、許容範囲で最大化
される。然し、篩部2aの穴の大きさが大きくなり、再
使用トナー(T)があまり大きなトナー塊になると異常
画像が発生するので、許容出来る最適な所定の大きさが
選択される。篩部2aの穴の開口率は、篩部2aの穴は
最適な所定の大きさが選択されるので、単位面積当たり
の個数は、許容範囲で最大化される。然し、篩部2aの
穴は、開口率を高く、単位面積当たりの個数があまり多
くなり過ぎると、穴間隔が狭くなり過ぎると、篩部2a
の強度が低下し、図示しない上記攪拌角棒2cの振動等
のストレスで、篩部2aが破損するので、許容出来る最
適な所定の開口率が選択される。篩部2aの穴を上記螺
旋形状部材2a231の上記板部材2a2312の板厚は、薄
いほど、回収トナー(t)の分別率が向上するから、板
厚は、許容範囲で最薄化される。
【0021】上記フイルター手段2の篩部2aを120
rpmで回転し、篩部2a内に1辺が8mmの直方柱で
ある上記攪拌角棒2cを入れて、開口率41%、穴形状
を1辺が0.18mmの正方形、上記板部材2a2312
板厚を0.2mmとした場合と、上記フイルター手段2
の篩部2aを120rpmで回転し、篩部2a内に1辺
が8mmの直方柱である上記攪拌角棒2cを入れて、開
口率41%、穴形状を1辺が0.11mmの正方形、上
記板部材2a2312の板厚を0.12mmとした場合と比
較すると、前者の場合も後者の場合も画像品質は良好で
あるが、回収トナー(t)の分別率は、前者の分別率が
73%に対して、後者の分別率が87%である。即ち、
前者と後者の開口率は同じで、穴の大きさは前者の方が
大きいにもかかわらず、分別率は後者の方が大きいの
は、上記板部材2a2312の板厚が後者の方が前者よりも
薄いために、回収トナー(t)の篩部2aの通過抵抗が
低く、結果として分別率が大きくなるからである。然
し、篩部2aの穴を上記螺旋形状部材2a231の上記板
部材2a2312の板厚を薄く過ぎると、篩部2aの強度が
低下し、図示しない上記攪拌角棒2cの振動等のストレ
スで、篩部2aが破損するので、許容出来る最適な所定
の板厚が選択される。
【0022】図13と図14において、本件発明の上記
回収トナー分級装置0は、画像形成装置70の回収トナ
ー(t)の上記搬送経路71に備えられて、上記クリー
ニング手段72と上記転写手段73から回収された回収
トナー(t)は、上記回収トナー排出手段1の上記排出
口1aから排出されて、上記ケース0a内に収容された
筒形状の上記フイルター手段2の篩部2a内に搬送さ
れ、再使用可能な再使用トナー(T)と廃棄トナー(t
t)を分別して、再使用可能な再使用トナー(T)を上
記再使用トナー容器7へ、正常トナーの粒径よりも大き
い紙粉やトナー凝集塊と更に微粉砕トナーや正常トナー
の粒径よりも小さい物質の廃棄トナー(tt)を上記廃
棄トナー容器6へ集められるようになっている。上記画
像形成装置70の複写機での画像形成プロセスは従来の
ものと基本的に同じであり、帯電装置74により画像担
持体75の感光体ドラム上を均一に帯電した後に、コン
タクトガラス76上に載置された図示しない原稿の画像
情報がランプ77、ミラー群78、レンズ79によって
上記画像担持体75の感光体ドラム上に潜像として形成
される。この潜像は、現像手段80によりトナー像とし
て顕像化される。一方、被転写体(P)の転写紙は、給
紙装置81によりレジストローラ82を経由して上記転
写手段73に搬送され、上記転写手段73により上記画
像担持体75の感光体ドラム上に形成されたトナー像が
転写され、転写ベルト73aによって定着手段83へ送
られる。上記定着手段83において、被転写体(P)の
転写紙にトナーが固着されて、トナーが固着された被転
写体(P)の転写紙は排紙ローラ84によって、排紙ト
レイ85へ排出されて収納されるようになっている。
【0023】被転写体(P)の転写紙へ転写されなかっ
た上記画像担持体75の感光体ドラム上に付着した残留
トナーは、上記クリーニング手段72のクリーニングブ
レード72aにより掻き取られ、上記回収トナー分級装
置0内に上記回収トナー排出手段1の上記排出口1aか
ら排出されて回収トナー(t)は分別されるようになっ
ている。又、上記転写手段73の上記転写ベルト73a
の表面も、上記画像担持体75の感光体ドラムのトナー
や被転写体(P)の転写紙からの紙粉により汚れるが、
上記転写クリーニング手段73bのクリーニングブレー
ドにより掻き取られ、上記回収トナー分級装置0内に上
記回収トナー排出手段1の上記排出口1bから排出され
て回収トナー(t)も分別されるようになっている。従
って、正常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集
塊だけでなく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも
小さい物質も回収トナー(t)から分別して異常画像の
発生を防止する回収トナー分級装置を備えた画像形成装
置を提供することが出来るようになった。本件発明の上
記回収トナー分級装置0を上記搬送経路71に備え本件
発明の上記画像形成装置70の廃棄トナー(tt)の回
収率1%〜3%は、従来の画像形成装置の廃棄トナー
(tt)の回収率10%〜15%と比較して低く、トナ
ー消費量が10%程度向上し、更に、上記廃棄トナー容
器6の交換間隔も、従来の画像形成装置の3〜15倍に
飛躍的に少なくなった。
【0024】図15において、上記回収トナー分級装置
0を、上記クリーニング手段72、上記廃棄トナー容器
6、上記画像担持体75の感光体ドラム、上記現像手段
80等からなるプロセスカートリッジ30の回収トナー
を搬送する搬送経路31に搭載して設けることが出来
る。各記号は上述の例と共通するものである。上記回収
トナー分級装置0を、上記プロセスカートリッジ30に
搭載すれば、上記プロセスカートリッジ30の1個あた
りの画像形成可能枚数が増えることになって、ランニン
グコストが下がると同時に、正常トナーの粒径よりも大
きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、正常トナーの粒径
よりも小さい物質も、回収トナー(t)から分別して異
常画像の発生を防止する回収トナー分級装置を備えたプ
ロセスカートリッジを提供することが出来るようになっ
た。
【0025】図16において、上記クリーニング手段7
2や上記転写クリーニング手段73bから上記搬送経路
71を介して、回収した回収トナー(t)を、上記回収
トナー分級装置0で分別した後に、上記画像形成装置7
0に搭載したトナー供給装置60へ送るようにしてもよ
い。上記回収トナー分級装置0で分別した再使用トナー
(T)は、上記搬送経路71を介して、回収口61から
上記トナー供給装置60へ回収される。又、再使用に適
しない回収トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集
塊と、更に、正常トナーの粒径よりも小さい物質の廃棄
トナー(tt)は、上記搬送経路71を介して、回収口
6aから上記廃棄トナー容器6に回収される。上記トナ
ー供給装置60では、回収された再使用トナー(T)
が、横置きに装着された補充トナーボトル62から供給
される新規トナー(Tn)と混合されて、しかる後に上
記現像手段80へ供給される。上記現像手段80と上記
トナー供給装置60とは、フレキシブルな上記搬送経路
71で連結されていて、上記搬送経路71を介した上記
現像手段80への再使用トナー(T)の搬送は、トナー
移送手段50の粉体ポンプユニットでなされる。上記搬
送経路71は、例えば、ナイロン、テフロン(商品名)
等の、フレキシブルで耐トナー性にすぐれた材料でなっ
ているのが非常に有効である。従って、回収された回収
トナー(t)の有効利用の自動化の他に、回収トナー
(t)の分別率の変動やレイアウトの制約が少なく、正
常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけで
なく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小さい物
質も回収トナー(t)から分別して、異常画像の発生を
防止する回収トナー分級装置を備えたトナー供給装置を
提供することが出来るようになった。
【0026】図17において、上記トナー移送手段50
の粉体ポンプユニットには、上記トナー移送手段5と同
様に、従来公知の通称モーノポンプと呼ばれるスクリュ
ーポンプが用いられ、ロータ50a、ステータ50b、
ホルダー50c等により構成される。上記ロータ50a
は、図示しない駆動源の駆動モータと横搬送スクリュー
50dの駆動軸を介して係合しており、図示しない駆動
源の駆動モータの回転により上記ロータ50aが回転駆
動される。即ち、上記トナー移送手段50の粉体ポンプ
ユニットは、図示しない駆動源の駆動モータと上記横搬
送スクリュー50dの駆動軸を介して連結された上記ロ
ータ50aと、ゴム材料等の弾性体で作られていて、上
記ロータ50aを包囲して固定された上記ステータ50
b、上記ステータ50bを保持する上記ホルダー50c
等を具備しており、上記トナー供給装置60の下部の再
使用トナー(T)を上記横搬送スクリュー50dの駆動
軸から導入し、上記ロータ50aの回転によりトナー通
路50eに向けて搬送する。上記ステータ50bの側面
と上記ホルダー50cの内部側面の間には、例えば、1
mm程度の隙間50fがあり、上記トナー通路50eに
連通している。上記隙間50fから上記トナー通路50
eに吹き込むように、気体の空気を供給する気体供給口
50gが設けられている。即ち、上記気体供給口50g
は、上記トナー通路50eに連通しており、気体ポンプ
50hに設けられた気体吐出口50h1と気体供給管5
0h2を介して連通している。上記気体ポンプ50hが
作動すると、上記気体供給管50h2及び上記気体供給
口50gを介して上記トナー通路50e内の再使用トナ
ー(T)に、例えば、0.5〜1.0リットル/分程度
の送風量で気体の空気を吹き込むようになっていて、上
記トナー移送手段50の粉体ポンプユニットの上記トナ
ー通路50eから出る再使用トナー(T)は流動化が促
進され、気体の空気との混合状態で上記搬送経路71に
吐出され、上記現像手段80に送られるようになってい
る。上記現像手段80には、再使用トナー(T)と気体
の空気の混合気が送り込まれるので、圧抜きフイルタ8
0aが設けてある。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、請求項1の発明によれば、回収トナー排出
手段から排出される回収トナーを分別する筒形状のフイ
ルター手段の回動により回収トナーを分別する篩部に、
進入口部から進入した回収トナーを、複数種類の同一又
は近似の大きさの穴の群からなる複数の穴群によって、
複数種類の大きさに分別するようにしたので、正常トナ
ーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、
微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小さい物質も回
収トナーから分別して異常画像の発生を防止する回収ト
ナー分級装置を提供することが出来るようになった。請
求項2の発明によれば、回収トナー排出手段から排出さ
れる回収トナーを分別する筒形状のフイルター手段の回
動により回収トナーを分別する篩部に、進入口部から進
入した回収トナーを、進入口部側から回収トナーの送ら
れる方向に穴の径が大きくなる、少なくとも2種類の大
きさの穴の群からなる複数の穴群によって、少なくとの
2種類の大きさに分別するようにしたので、少なくとも
2種類の、正常の粒径のトナーと、正常トナーの粒径よ
りも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微粉砕トナ
ーや正常トナーの粒径よりも小さい物質も回収トナーか
ら分別して異常画像の発生を防止する回収トナー分級装
置を提供することが出来るようになった。請求項3の発
明によれば、回収トナー排出手段から排出される回収ト
ナーを分別する筒形状のフイルター手段の回動により回
収トナーを分別する篩部に、進入口部から進入した回収
トナーを、進入口部側から回収トナーの送られる方向に
1μmから5μmの小径の穴群と5μmから120μm
の中径の穴群からなる複数の穴群によって2種類の大き
さに分別するようにしたので、正常の粒径のトナーと、
正常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけ
でなく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりもはるか
に小さく、トナーを画像担持体の感光体に固着させる作
用がある、被転写体の転写紙の成分として含まれている
炭酸カルシュム等の物質も回収トナーから分別して異常
画像の発生を防止する回収トナー分級装置を提供するこ
とが出来るようになった。
【0028】請求項4の発明によれば、回収トナー排出
手段から排出される回収トナーを分別する筒形状のフイ
ルター手段の回動により回収トナーを分別する篩部に、
進入口部から進入した回収トナーを、進入口部側から回
収トナーの送られる方向に連続的に穴の径が大きくなる
連続する穴群からなる複数の穴群によって、連続する複
数種類の大きさに分別するようにしたので、回収トナー
を連続的に選択して分別をすることが出来るようにな
り、正常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊
だけでなく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小
さい物質も回収トナーから分別して異常画像の発生を防
止する回収トナー分級装置を提供することが出来るよう
になった。請求項5の発明によれば、回収トナー排出手
段から排出される回収トナーを分別する筒形状のフイル
ター手段の回動により回収トナーを分別する篩部に、進
入口部から進入した回収トナーを、進入口部側から回収
トナーの送られる方向に連続的に穴の径が大きくなる連
続する穴群からなる螺旋形状部材の複数の穴群によっ
て、連続する複数種類の大きさに分別するようにしたの
で、回収トナーを簡単な方法で連続的に選択して分別を
することが出来るようになり、正常トナーの粒径よりも
大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微粉砕トナーや
正常トナーの粒径よりも小さい物質も回収トナーから分
別して異常画像の発生を防止する回収トナー分級装置を
提供することが出来るようになった。請求項6の発明に
よれば、回収トナー排出手段から排出される回収トナー
を分別する筒形状のフイルター手段の回動により回収ト
ナーを分別する篩部に、進入口部から進入した回収トナ
ーを、進入口部側から回収トナーの送られる方向に連続
的に穴の径が大きくなる連続する穴群からなる螺旋形状
に編んだ線部材の螺旋形状部材の複数の穴群によって、
連続する複数種類の大きさに分別するようにしたので、
回収トナーを簡単な方法と部材で連続的に選択して分別
をすることが出来るようになり、正常トナーの粒径より
も大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微粉砕トナー
や正常トナーの粒径よりも小さい物質も回収トナーから
分別して異常画像の発生を防止する回収トナー分級装置
を提供することが出来るようになった。
【0029】請求項7の発明によれば、回収トナー排出
手段から排出される回収トナーを分別する筒形状のフイ
ルター手段の回動により回収トナーを分別する篩部に、
進入口部から進入した回収トナーを、進入口部側から回
収トナーの送られる方向に連続的に穴の径が大きくなる
連続する穴群からなる複数の孔を螺旋状に形成した板部
材の螺旋形状部材の複数の穴群によって、連続する複数
種類の大きさに分別するようにしたので、篩部の穴の大
きさのばらつきが抑えられて安定した回収トナーの分別
が行われ、回収トナーを簡単な方法で連続的に選択して
分別をすることが出来るようになり、正常トナーの粒径
よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微粉砕ト
ナーや正常トナーの粒径よりも小さい物質も回収トナー
から分別して異常画像の発生を防止する回収トナー分級
装置を提供することが出来るようになった。請求項8の
発明によれば、回収トナー排出手段から排出される回収
トナーを分別する筒形状のフイルター手段の回動により
回収トナーを分別する篩部に、進入口部から進入した回
収トナーを、進入口部側から回収トナーの送られる方向
に連続的に穴の径が大きくなる連続する穴群からなる複
数の孔を螺旋状に形成した板厚を0.20mmより薄い
板部材の螺旋形状部材の複数の穴群によって、連続する
複数種類の大きさに分別するようにしたので、回収トナ
ーの篩部の通過抵抗が低くなり分別率が大きくなり、篩
部の穴の大きさのばらつきが抑えられて安定した回収ト
ナーの分別が行われ、回収トナーを簡単な方法で連続的
に選択して分別をすることが出来るようになり、正常ト
ナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでな
く、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小さい物質
も回収トナーから分別して異常画像の発生を防止する回
収トナー分級装置を提供することが出来るようになっ
た。請求項9の発明によれば、回収トナー排出手段から
排出される回収トナーを分別する筒形状のフイルター手
段の回動により回収トナーを分別する非磁性材の篩部
に、進入口部から進入した回収トナーを、複数種類の同
一又は近似の大きさの穴の群からなる複数の穴群によっ
て、複数種類の大きさに分別するようにしたので、磁力
による分別が阻害されることを防止され、正常トナーの
粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微粉
砕トナーや正常トナーの粒径よりも小さい物質も回収ト
ナーから分別して異常画像の発生を防止する回収トナー
分級装置を提供することが出来るようになった。
【0030】請求項10の発明によれば、回収トナー排
出手段から排出される回収トナーを分別する筒形状のフ
イルター手段の回動により回収トナーを分別する篩部
に、進入口部から進入した回収トナーを、複数種類の同
一又は近似の大きさの穴の群からなる複数の穴群によっ
て、複数種類の大きさに分別すると共に複数の穴群が分
別する回収トナーを仕切手段で複数種類に仕切るように
したので、複数の穴群が分別する回収トナーをの混入を
防止して、正常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー
凝集塊だけでなく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よ
りも小さい物質も回収トナーから分別して異常画像の発
生を防止する回収トナー分級装置を提供することが出来
るようになった。請求項11の発明によれば、回収トナ
ー排出手段から排出される回収トナーを分別する筒形状
のフイルター手段の回動により回収トナーを分別する篩
部に、進入口部から進入した回収トナーを、複数種類の
同一又は近似の大きさの穴の群からなる複数の穴群によ
って、複数種類の大きさに分別すると共に複数の穴群が
分別する回収トナーを進入口部側から回収トナーの送ら
れる方向の前後に移動可能な仕切部材からなる仕切手段
で複数種類に仕切るようにしたので、複数の穴群が分別
する位置に対応して回収トナーの混入を確実に防止し
て、正常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊
だけでなく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小
さい物質も回収トナーから分別して異常画像の発生を防
止する回収トナー分級装置を提供することが出来るよう
になった。請求項12の発明によれば、回収トナー排出
手段から排出される回収トナーを分別する筒形状のフイ
ルター手段の回動により回収トナーを分別する篩部に、
進入口部から進入した回収トナーを、複数種類の同一又
は近似の大きさの穴の群からなる複数の穴群によって、
複数種類の大きさに分別するようにした回収トナー分級
装置をプロセスカートリッジの回収トナーを搬送する搬
送経路に設けるようにしたので、プロセスカートリッジ
の1個あたりの画像形成可能枚数が増えることになって
ランニングコストが下がると同時に、正常トナーの粒径
よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微粉砕ト
ナーや正常トナーの粒径よりも小さい物質も回収トナー
から分別して異常画像の発生を防止するプロセスカート
リッジを提供することが出来るようになった。請求項1
3の発明によれば、回収トナー排出手段から排出される
回収トナーを分別する筒形状のフイルター手段の回動に
より回収トナーを分別する篩部に、進入口部から進入し
た回収トナーを、複数種類の同一又は近似の大きさの穴
の群からなる複数の穴群によって、複数種類の大きさに
分別するようにした回収トナー分級装置をトナー供給装
置の回収トナーを搬送する搬送経路に設けるようにした
ので、回収された回収トナーの有効利用の自動化の他
に、正常トナーの粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊
だけでなく、微粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小
さい物質も回収トナーから分別して異常画像の発生を防
止するトナー供給装置を提供することが出来るようにな
った。請求項14の発明によれば、回収トナー排出手段
から排出される回収トナーを分別する筒形状のフイルタ
ー手段の回動により回収トナーを分別する篩部に、進入
口部から進入した回収トナーを、複数種類の同一又は近
似の大きさの穴の群からなる複数の穴群によって、複数
種類の大きさに分別するようにした回収トナー分級装置
を画像形成装置の回収トナーを搬送する搬送経路に設け
るようにしたので、従来の画像形成装置と比較して廃棄
トナーの回収率が1%〜3%と低く、トナー消費量が1
0%程度向上し、廃棄トナー容器の交換間隔も3〜15
倍に飛躍的に少なくなり、回収トナーの分別率の変動や
レイアウトの制約が少なく、回収された回収トナーの再
使用により資源の有効利用に供しながらも、正常トナー
の粒径よりも大きい紙粉やトナー凝集塊だけでなく、微
粉砕トナーや正常トナーの粒径よりも小さい物質も回収
トナーから分別して異常画像の発生を防止する画像形成
装置を提供することが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す回収トナー分級装
置の概略を説明する説明図である。
【図2】本発明の実施の形態例を示す回収トナー分級装
置の主要部を説明する斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態例を示す回収トナー分級装
置の他の主要部を説明する拡大平面図である。
【図4】本発明の実施の形態例を示す回収トナー分級装
置の他の主要部を説明する拡大平面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態例を示す回収トナー分
級装置の主要部を説明する断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態例を示す回収トナー分
級装置の主要部を説明する斜視図である。
【図7】本発明の他の実施の形態例を示す回収トナー分
級装置の主要部を説明する断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態例を示す回収トナー分
級装置の主要部を説明する斜視図である。
【図9】本発明の他の実施の形態例を示す回収トナー分
級装置の主要部を説明する斜視図である。
【図10】本発明の他の実施の形態例を示す回収トナー
分級装置の主要部を説明する拡大平面図である。
【図11】本発明の他の実施の形態例を示す回収トナー
分級装置の主要部を説明する斜視図である。
【図12】本発明の他の実施の形態例を示す回収トナー
分級装置の主要部を説明する拡大平面図である。
【図13】本発明の実施の形態例を示す回収トナー分級
装置を備えた画像形成装置を説明する説明図である。
【図14】本発明の実施の形態例を示す回収トナー分級
装置を備えた画像形成装置の主要部を説明する説明図で
ある。
【図15】本発明の実施の形態例を示す回収トナー分級
装置を備えたプロセスカートリッジを説明する斜視図で
ある。
【図16】本発明の実施の形態例を示す回収トナー分級
装置を備えたトナー供給装置と画像形成装置を説明する
説明図である。
【図17】本発明の実施の形態例を示す回収トナー分級
装置を備えたトナー供給装置と画像形成装置の主要部を
説明する説明図である。
【図18】従来の回収トナー分級装置を説明する説明図
である。
【図19】従来の回収トナー分級装置の主要部を説明す
る斜視図である。
【図20】従来の回収トナー分級装置の主要部を説明す
る拡大平面図である。
【符号の説明】
0 回収トナー分級装置、0a ケース 1 回収トナー排出手段、1a 排出口、1b 排出
口、1c 鉄球、1d 鉄球 2 フイルター手段、2a 篩部、2a1 進入口部、
2a2 複数の穴群、2a21 小径の穴群、2a22
径の穴群、2a23 連続する穴群、2a231 螺旋形状
部材、2a2311 線部材、2a2312 板部材、2a3
開口部、2a4 一端部、2b 支持部、2b1 リブ、
2c 攪拌角棒 3 仕切手段、3a 仕切部材 4 経路、4a 固定部材、4b 搬送スクリュー、4
c 駆動源、4d 駆動歯車列 5 トナー移送手段、5a ロータ、5b ステータ、
5c ホルダー 6 廃棄トナー容器、6a 回収口 7 再使用トナー容器、7a 圧抜きフイルタ 8 回収コイル 9 駆動源 10 駆動歯車列 11 駆動歯車列 12 クラッチ 30 プロセスカートリッジ 31 搬送経路 50 トナー移送手段、50a ロータ、50b ステ
ータ、50c ホルダー、50d 横搬送スクリュー、
50e トナー通路、50f 隙間、50g 気体供給
口、50h 気体ポンプ、50h1 気体吐出口、50
2 気体供給管 60 トナー供給装置 61 回収口 62 補充トナーボトル 70 画像形成装置 71 搬送経路 72 クリーニング手段、72a クリーニングブレー
ド、72b 搬送スクリュー 73 転写手段、73a 転写ベルト、73b 転写ク
リーニング手段、73c 搬送スクリュー 74 帯電装置 75 画像担持体、73a 転写ベルト 76 コンタクトガラス 77 ランプ 78 ミラー群 79 レンズ 80 現像手段、80a 圧抜きフイルタ 81 給紙装置 82 レジストローラ 83 定着手段 84 排紙ローラ 85 排紙トレイ 100 回収トナー分級装置、100a ケース 101 回収トナー排出手段、101a 回収トナー排
出口、101b 回収トナー排出口 102 フイルター手段、102a 篩部、102a1
進入口部、102a2 穴部、102a3 開口部 104 経路 105 トナー移送手段 106 廃棄トナー容器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成処理後の回収トナーを分別する
    回収トナー分級装置において、画像形成処理後の回収ト
    ナーを排出する回収トナー排出手段と、上記回収トナー
    排出手段から排出される回収トナーを分別する筒形状の
    フイルター手段と、上記フイルター手段の回動により回
    収トナーを分別する篩部と、上記篩部は進入口部から進
    入した回収トナーを複数種類の大きさに分別する複数種
    類の同一又は近似の大きさの穴の群からなる複数の穴群
    とからなることを特徴とする回収トナー分級装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回収トナー分級装置にお
    いて、複数の穴群は、進入口部側から回収トナーの送ら
    れる方向に穴の径が大きくなる、少なくとも2種類の大
    きさの穴の群からなることを特徴とする回収トナー分級
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の回収トナー分級装
    置において、複数の穴群は、進入口部側から回収トナー
    の送られる方向に1μmから5μmの小径の穴群と、5
    μmから120μmの中径の穴群とからなることを特徴
    とする回収トナー分級装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の回収トナー分
    級装置において、複数の穴群は、進入口部側から回収ト
    ナーの送られる方向に連続的に穴の径が大きくなる連続
    する穴群からなることを特徴とする回収トナー分級装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の回収トナー分級装置にお
    いて、連続する穴群は、螺旋形状部材からなることを特
    徴とする回収トナー分級装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の回収トナー分級装置にお
    いて、螺旋形状部材は、螺旋形状に編んだ線部材である
    ことを特徴とする回収トナー分級装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の回収トナー分級装置にお
    いて、螺旋形状部材は、複数の孔を螺旋状に形成した板
    部材であることを特徴とする回収トナー分級装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の回収トナー分級装置にお
    いて、板部材は、板厚が0.20mmより薄いことを特
    徴とする回収トナー分級装置。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3、4、5、6、7又は
    8記載の回収トナー分級装置において、篩部は、非磁性
    材であることを特徴とする回収トナー分級装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9記載の回収トナー分級装置において、複数の穴
    群が分別する回収トナーを複数種類に仕切る仕切手段か
    らなることを特徴とする回収トナー分級装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の回収トナー分級装置
    において、仕切手段が、進入口部側から回収トナーの送
    られる方向の前後に移動可能な仕切部材からなることを
    特徴とする回収トナー分級装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11記載のいずれか1項
    に記載の回収トナー分級装置を、回収トナーを搬送する
    搬送経路に設けたことを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至11記載のいずれか1項
    に記載の回収トナー分級装置を、回収トナーを搬送する
    搬送経路に設けたことを特徴とするトナー供給装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至11記載のいずれか1項
    に記載の回収トナー分級装置を、回収トナーの搬送経路
    に設けたことを特徴とする画像形成装置。
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