JPH05292162A - 音声端末装置 - Google Patents

音声端末装置

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Publication number
JPH05292162A
JPH05292162A JP9613692A JP9613692A JPH05292162A JP H05292162 A JPH05292162 A JP H05292162A JP 9613692 A JP9613692 A JP 9613692A JP 9613692 A JP9613692 A JP 9613692A JP H05292162 A JPH05292162 A JP H05292162A
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JP
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output
voice band
band signal
switch
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JP9613692A
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Inventor
Hiroyuki Miyoshi
裕之 三好
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2チャンネル分の音声帯域信号処理を同時に
可能とする音声端末装置を提供する。 【構成】 主制御部17によって制御されるハードウェ
アが共通で信号処理機能が異なり、2つの音声信号チャ
ンネルに接続可能な複数の信号処理手段19〜22と、
これらの信号処理手段19〜22の出力を音声信号チャ
ンネルごとに加算する第1および第2の加算処理手段2
5,26と、複数の信号処理手段19〜22へのリニア
データの入出力を制御する第1および第2の入出力制御
手段23,24と、PCMデータとリニアデータの相互
変換を行う第1および第2のPCMデータ変換手段2
7,28から構成され、送受話器32を使用して第1の
音声信号チャンネルより通話中、拡声電話用マイク34
およびスピーカ33を使用して第2の音声信号チャンネ
ルで発信および着信を可能とし、また第1の音声信号チ
ャンネルを使用して拡声電話中、第2の音声信号チャン
ネルに着信した音声信号を加算して拡声電話用スピーカ
に出力することができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構内交換機などに収容
された電話機に代表される音声端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、構内交換機に収容される専用電話
機では、その内部における音声帯域信号の処理はディジ
タル処理が主流となってきている。
【0003】以下に従来のディジタル電話機としての音
声端末について、図面を参照しながら説明する。ここ
で、音声帯域信号の処理に直接関係しない部分について
は、図示しない。
【0004】図2に示すように従来の音声端末装置は、
主制御部1が制御バス2を介して、DTMF信号出力部
3、着信音出力部4、送信ゲイン制御部5、受信ゲイン
制御部6、PCMデータパス接続部7、アナログスイッ
チ部8を制御し、ディジタルラインインタフェース部9
では、ディジタル電話機と構内交換機間を接続し、たと
えば、ISDNの基本インタフェースである2B+D
(64Kbps×2+16Kbps)の伝送フォーマッ
トにより、ディジタル音声帯域信号の伝送を司る。この
ディジタル音声帯域信号は、PCMコーデック10によ
ってアナログ信号に変換され、増幅器11,12を介し
て送受話器(ハンドセット)13のスピーカ、拡声電話
用スピーカ14に送出される。
【0005】またこれとは逆に、送受話器13のマイ
ク、拡声電話用マイク15から入力されたアナログ信号
は、それぞれ増幅器16,17を介して、PCMコーデ
ック10に入力され、ディジタル音声帯域信号に変換さ
れる。
【0006】以上のように構成された音声端末装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず、図3に示すよう
に待期状態、ハンドセット通話状態、着信音送出状態、
DTMF信号送出状態などのそれぞれの状態に対応して
PCMデータパス接続部7のスイッチとアナログスイッ
チ部8のスイッチを制御する必要がある。
【0007】すなわち状況に応じて、常にPCMデータ
パスを制御しなければならない。また、マン・マシンイ
ンタフェースであるハンドセット13と拡声電話用マイ
ク15およびスピーカ14が装備されるが、これらの同
時使用ができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、たとえば、電話機の機能向上のために拡声
電話機能を追加しようとした場合、PCMデータパス接
続部7のスイッチが固定的に割り当てられているため、
拡声電話処理部の追加PCMデータパス接続部7の修正
などのハードウェアの大幅な変更が伴う。すなわち機能
変更に対して、柔軟な対応がとれないという問題点があ
る。また、ディジタル電話機と構内交換機間の伝送速度
を効率的な使用と、装備したマン・マシンインタフェー
スである送受話器13、拡声電話用マイク15およびス
ピーカ14などの有効活用ができないという問題点を有
していた。
【0009】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、ハードウェアの大幅な変更をすることなく機能の追
加および変更が可能で、装備したハードウェアを有効活
用可能な音声端末装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の音声端末装置は第1および第2の音声帯域
信号チャンネルのディジタル音声帯域信号を入力する第
1入力スイッチ部と、第1および第2の音声帯域信号チ
ャンネルにディジタル音声帯域信号を入力する第1出力
スイッチ部と、第1および第2の音声帯域信号チャンネ
ルのディジタル音声帯域信号を入力する第2入力スイッ
チ部と、第1および第2の音声帯域信号チャンネルにデ
ィジタル音声帯域信号を出力する第2出力スイッチ部
と、第1の音声帯域信号チャンネルのディジタル音声帯
域信号または、第2の音声帯域信号チャンネルのディジ
タル音声帯域信号をディジタル信号処理するかあるい
は、独自にディジタル音声帯域信号を生成する信号処理
部と、上記信号処理部の出力ゲインを調整する第1およ
び第2のゲイン制御部からなる複数の信号処理手段と、
第1および第2の音声帯域信号チャンネルのディジタル
音声帯域信号を入力する複数の入力部と第1の音声帯域
信号チャンネルのディジタル音声帯域信号および第2の
音声帯域信号チャンネルのディジタル音声帯域信号をそ
れぞれのチャンネルごとに、加算処理したのち、出力す
る出力部からなる第1および第2の加算処理手段と、第
1入力部より入力した第1および第2のディジタル音声
帯域信号を第1出力部に、それぞれ出力するか否かを判
定する第1入出力スイッチ部と、第2入力部より入力し
た第1および第2の音声帯域信号チャンネルのディジタ
ル音声帯域信号を第2出力部に、それぞれ出力するか否
かを判定する第2入出力スイッチ部からなる第1および
第2の入出力制御手段と、第1入力部より入力した第1
および第2の音声帯域信号チャンネルのディジタル音声
帯域信号をそれぞれPCMデータ形式からリニアデータ
形式のディジタル音声帯域信号に変換して、第1出力部
より出力すると同時に、第2入力部より入力した第1お
よび第2の音声帯域信号チャンネルのディジタル音声帯
域信号をそれぞれリニアデータ形式からPCMデータ形
式のディジタル音声帯域信号に変換して、第2出力部よ
り出力する第1および第2のPCMデータ変換手段から
なる構成を有している。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成において第1に予め複数
の信号処理手段を接続可能な第1および第2の入出力制
御手段と第1および第2の加算処理手段を用意して、主
制御部が、複数の信号処理手段の中から、通話中、ベル
鳴動中、ダイヤル中などの動作状態に応じて必要な機能
をもつ信号処理手段を選択して通話路を形成するように
し、また機能の追加変更には、信号処理手段の追加およ
び削除で行うこととなる。
【0012】第2に、複数の信号処理手段は、第1およ
び第2の音声帯域信号チャンネルに接続可能とし、第1
の音声帯域信号チャンネルを使用して送受話器による通
話中、拡声電話用マイクおよびスピーカを使用して、第
2の音声帯域信号チャンネルでの発信,通話,着信を可
能とし、また第2の音声帯域信号チャンネルを使用して
拡声電話用マイクおよびスピーカによる通話中、送受話
器を使用して、第1の音声帯域信号チャンネルでの発
信,通話,着信を可能とすることとなる。
【0013】第3に、複数の信号処理手段の第1および
第2のゲイン制御部で、第1および第2の音声帯域信号
チャンネルのディジタル音声帯域信号の音量を調整する
こととなる。
【0014】第4に、第1および第2の加算処理手段で
同時動作している複数の信号処理手段の出力データをそ
れぞれの音声帯域信号チャンネルごとに加算処理し、デ
ィジタル音声帯域信号を合成することとなる。
【0015】第5に、第1の入出力制御手段で、入出力
スイッチを開くことにより、第1のPCMデータ変換手
段の第2入力部および、複数の信号処理手段の第1入力
スイッチ部へのディジタル音声帯域信号出力データをリ
ニアデータ値で0とし、第2の入出力制御手段で、入出
力スイッチを開くことにより、第2のPCMデータ変換
手段の第1入力部および、複数の信号処理手段の第2入
力スイッチ部へのディジタル音声帯域信号出力データを
リニアデータ値で0とした。すなわち、構内交換機およ
びPCMコーデックとの第1および第2の音声帯域信号
チャンネルのディジタル音声帯域信号の入出力出力デー
タをリニアデータ値で0とすることとなる。
【0016】第6に、第1および第2のPCMデータ変
換手段で、複数の信号処理手段へのPCMデータを一括
してリニアデータに変換すると同時に、複数の信号処理
手段からのリニアデータを一括して、PCMデータに変
換することとなる。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1に示すように本実施例の音声端
末装置は、主制御部17、信号処理手段19〜22、第
1の加算処理手段25、第2の加算処理手段26、第1
のPCMデータ変換手段27、第2のPCMデータ変換
手段28、第1の入出力制御手段23、第2の入出力制
御手段24、ディジタルラインインタフェース部29、
PCMコーデック30,31、増幅器35〜38、送受
話器32、拡声電話用スピーカ33、拡声電話用マイク
34から構成される。
【0018】ここで、ディジタルラインインタフェース
部29、PCMコーデック30,31、増幅器35〜3
8、送受話器32、拡声電話用スピーカ33、拡声電話
用マイク34は、図2に示した従来例と同等の機能を有
するものである。
【0019】以上の構成要素よりなる音声端末装置につ
いて、以下その各構成要素の関係と動作を説明する。ま
ず、主制御部17は、制御バス18を介して、信号処理
手段19〜22の信号処理機能の動作開始と停止の指示
を行う。また、以下に説明する信号処理手段19〜22
内部の第1および第2のゲイン制御部42,43のゲイ
ン設定、第1および第2入力スイッチ部の設定、第1お
よび第2出力スイッチ部の設定などを行う。さらに、第
1および第2の入出力制御手段23,24の第1および
第2入出力スイッチ部の設定も行う。
【0020】信号処理手段19〜22は、それぞれ信号
処理部41と、第1の音声帯域信号チャンネルに対応し
たB1ダウン入力スイッチと第2の音声帯域信号チャン
ネルに対応したB2ダウン入力スイッチからなる第1入
力スイッチ部と、第1の音声帯域信号チャンネルに対応
したB1ダウン出力スイッチと第2の音声帯域信号チャ
ンネルに対応したB2ダウン出力スイッチからなる第1
の出力スイッチ部と、第1の音声帯域信号チャンネルに
対応したB1アップ入力スイッチと第2の音声帯域信号
チャンネルに対応したB2アップ入力スイッチからなる
第2入力スイッチ部と、第1の音声帯域信号チャンネル
に対応したB1アップ出力スイッチと第2の音声帯域信
号チャンネルに対応したB2アップ出力スイッチからな
る第2出力スイッチ部と、信号処理部41からのディジ
タル音声帯域信号データのゲインを変更して、第1出力
スイッチ部へ出力する第1のゲイン制御部42と、信号
処理部41からのディジタル音声帯域信号データのゲイ
ンを変更して、第2出力スイッチ部へ出力する第2のゲ
イン制御部43からなる。
【0021】ここで信号処理部41は、マイクロプロセ
ッサ,ディジタルシグナルプロセッサなどにて実現する
ことにより、すべて共通のハードウェアとし、信号処理
の機能は、ソフトウェアで実現する。また、上記のスイ
ッチがオフ状態では、リニアデータ値で0が入出力され
る。また、信号処理手段19〜23の内部は同一構成要
素を有するものであり信号処理手段20〜23について
は詳細説明を省略する。
【0022】つぎに、第1の加算処理手段25は、信号
処理手段19〜22の第2出力スイッチ部からの第1の
音声帯域信号チャンネルのディジタル音声帯域信号およ
び第2の音声帯域信号チャンネルのディジタル音声帯域
信号をそれぞれ、4つの入力部で入力し、それぞれのチ
ャンネルごとに、加算処理したのち、出力部から出力す
る。
【0023】第2の加算処理手段26は、信号処理手段
19〜22の第1出力スイッチ部からの第1の音声帯域
信号チャンネルのディジタル音声帯域信号および第2の
音声帯域信号チャンネルのディジタル音声帯域信号をそ
れぞれ、4つの入力部で入力し、それぞれのチャンネル
ごと、加算処理したのち、出力部から出力する。
【0024】第1のPCMデータ変換手段27は、ディ
ジタルラインインタフェース部29からの第1および第
2の音声帯域信号チャンネルのディジタル音声帯域信号
を第1入力部から入力し、PCMデータフォーマットか
らリニアデータフォーマットに変換したのち、第1出力
部から出力する。また、第1の加算処理手段25から第
1および第2の音声帯域信号チャンネルのディジタル音
声帯域信号を第2入力部より入力し、リニアデータフォ
ーマットからPCMデータフォーマットに変換したの
ち、第2出力部から出力する。
【0025】第2のPCMデータ変換手段28は、第2
の加算処理手段26からの第1および第2の音声帯域信
号チャンネルのディジタル音声帯域信号を第1入力部か
ら入力し、リニアデータフォーマットからPCMデータ
フォーマットに変換したのち、第1出力部から出力す
る。また、PCMコーデック30からの第1の音声帯域
信号チャンネルのディジタル音声帯域信号とPCMコー
デック31からの第2の音声帯域信号チャンネルのディ
ジタル音声帯域信号を第2入力部から入力し、PCMデ
ータフォーマットからリニアデータフォーマットに変換
したのち、第2出力部から出力する。
【0026】第1の入出力制御手段23は、第1のPC
Mデータ変換手段27の第1出力部と信号処理手段19
〜22の第1入力スイッチ部の間に装備される第1入出
力スイッチ部と、第1の加算処理手段25の出力部と第
1のPCMデータ変換手段27の第2入力部との間に装
備される第2入出力スイッチ部からなる。
【0027】ここで、第1入出力スイッチ部は、第1の
音声帯域信号チャンネルを制御するISWスイッチと第
2の音声帯域信号チャンネルを制御するISW2スイッ
チからなる。また、第2入出力スイッチ部は、第1の音
声帯域信号チャンネルを制御するOSW1スイッチと第
2の音声帯域信号チャンネルを制御するOSW2スイッ
チからなる。また、上記のスイッチがオフ状態ではリニ
アデータ値で0が入出力される。
【0028】第2の入出力制御装置24は、第2のPC
Mデータ変換手段28の第2出力部と信号処理手段19
〜22の第2入力スイッチ部の間に装備される第1入出
力スイッチ部と、第2の加算処理手段26の出力部と第
2のPCMデータ変換手段28の第1入力部との間に装
備される第2入出力スイッチ部からなる。
【0029】ここで、第1入出力スイッチ部は、第1の
音声帯域信号チャンネルを制御するISW3スイッチと
第2の音声帯域信号チャンネルを制御するISW4スイ
ッチからなる。また、第2の入出力スイッチ部は、第1
の音声帯域信号チャンネルを制御するOSW3スイッチ
と第2の音声帯域信号チャンネルを制御するOSW4ス
イッチからなる。また、上記のスイッチがオフ状態では
メニアデータ値で0が入出力される。
【0030】以上図1の構成を詳細に説明したが、以下
の実施例の説明では信号処理手段19および信号処理手
段22には、通常の送受話器32による通話処理機能
と、拡声電話用マイク34およびスピーカ33による通
話処理機能が整備され、信号処理手段21および22に
はベル鳴動のための着信トーン、使用者に確認を促すシ
ングルトーン、ダイヤルのためのDTMF信号の出力機
能が装備されたものとして説明する。ここで拡声電話用
マイク34およびスピーカ33による通話処理機能の実
現には、スピーカ33への出力とマイク34からの入力
レベルを比較して、両者のゲイン制御を行うボイススイ
ッチアルゴリズムあるいは、双方向の同時会話が可能な
エコーキャンセラーアルゴリズムなどが用いられること
は公知の事実である。なお以下の説明では説明の理解を
容易にするため、1つの信号処理手段が同時に実行可能
な機能は1つとして説明する。
【0031】第1の動作として、待期状態からDTMF
信号によるダイヤルを行い、送受話器32による通話状
態に入る手順について説明する。ここで待期状態では、
図1のすべてのスイッチはオフ状態にあるものとする。
【0032】まず主制御部17は信号処理手段19に通
話処理機能、信号処理手段21にDTMF信号出力機能
を設定し、それぞれの第1および第2のゲイン制御部4
2,43にしかるべきゲインを設定したのち、第1の入
出力制御手段23、第2の入出力制御手段24、信号処
理手段19を用いて通話路を形成する。
【0033】すなわち、第1の音声帯域信号チャンネル
を用いるならば、第1の入出力制御手段23の第1入出
力スイッチ部のISW1スイッチ、信号処理手段19の
第1入力スイッチ部のB1ダウン入力スイッチおよび第
1出力スイッチ部のB1ダウン出力スイッチ、第2の入
出力制御手段24の第2入出力スイッチ部のOSW3ス
イッチをオン状態に設定することで、ディジタルライン
インタフェース部29から送受話器32のスピーカ方向
への通話路が形成される。
【0034】また、第1の入出力制御手段23の第2入
出力スイッチ部のOSW1スイッチ、信号処理手段21
の第2出力スイッチ部のB1アップ出力スイッチをオン
にすることでディジタルラインインタフェース部29方
向へのDTMF信号出力路を形成する。さらに、信号処
理手段21の第1出力スイッチ部のB1ダウン出力スイ
ッチをオン状態にすることで、送受話器32のスピーカ
方向へのDTMF信号出力が形成される。
【0035】また、このとき第2の入出力制御手段24
の第1入出力スイッチ部のISW3スイッチ、信号処理
手段19の第2入力スイッチ部のB1アップ入力スイッ
チオン状態とするが、第2出力スイッチ部のB1アップ
出力スイッチはオフ状態のままにしておく。
【0036】以上の設定でDTMF信号によるダイヤル
動作の準備ができ、信号処理手段21にてDTMF信号
を出力する。このとき、信号処理手段21の第2出力ス
イッチ部のB1アップ出力スイッチを通って出力される
DTMF信号は、第1の加算処理手段25にて他の信号
処理手段からの出力データと加算処理されるが、上記の
説明から明かなようにこの場合他の信号処理手段からの
データは、すべてリニアデータ値で0である。したがっ
て、純粋にDTMF信号のみが第1の加算処理手段25
の出力部から出力され、第1の入出力制御手段23の第
2入出力スイッチ部のOSW1スイッチを通り、第1の
PCMデータ変換手段27の第2入力部に入力され、リ
ニアデータフォーマットからPCMデータフォーマット
に変換されたのち、第2出力部より出力され、ディジタ
ルラインインタフェース部29を経て構内変換機へ送出
される。
【0037】また、信号処理手段21の第1出力スイッ
チ部のB1ダウン出力スイッチを通って出力されるDT
MF信号は、第2の加算処理手段26にて信号処理手段
19からのデータと加算後、出力部から出力され第2の
入出力制御手段24の第2入出力スイッチ部のOSW3
スイッチを通り、第2のPCMデータ変換手段28の第
1入力部に入力され、リニアデータフォーマットからP
CMデータフォーマットに変換されたのち、第1出力部
より出力されPMCコーデック30、増幅器35を経
て、送受話器32のスピーカに送出される。
【0038】ダイヤルが終了すると、主制御部17は信
号処理手段21の第2出力スイッチ部のB1アップ出力
スイッチ、第1出力スイッチ部のB1ダウン出力スイッ
チをオフとし、信号処理手段19の第2出力スイッチ部
のB1アップ出力スイッチをオンとする。
【0039】以上の動作で、送受話器32による通話状
態が確立するが、上記の説明は第1の音声帯域信号チャ
ンネルを用いた場合であるが、第2の音声帯域信号チャ
ンネルを用いる場合は第1の入出力制御手段23の第1
入出力スイッチ部のISW1スイッチをISW2スイッ
チに、同じく第2入出力スイッチ部のOSW1スイッチ
をOSW2スイッチに、また、信号処理手段19のB1
ダウン入力スイッチをB2ダウン入力スイッチに、B1
アップ出力スイッチをB2アップ出力スイッチに、ま
た、信号処理手段21のB1アップ出力スイッチをB2
アップ出力スイッチに読み替えれば理解できる。
【0040】第2の動作として、送受話器32による通
話中に、着信があった場合について説明する。上記の説
明のように、第1の音声帯域信号チャンネルで通話中、
第2の音声帯域信号チャンネルに着信があった場合、ま
ず、その状態と使用者に通知するために確認のためのシ
ングルトーンを送受話器32のスピーカおよび拡声電話
用スピーカ33に出力する必要がある。したがって、主
制御部17は信号処理手段22のシングルトーン機能に
設定し、さらに第1のゲイン制御部42にしかるべき出
力ゲインを設定する。
【0041】つぎに、シングルトーンの出力路の設定と
して、信号処理手段22の第1出力スイッチ部のB1ダ
ウン出力スイッチおよびB2ダウン出力スイッチと第2
の入出力制御手段24の第2入出力スイッチ部のOSW
4スイッチをオン状態にする。
【0042】したがって、送受話器32のスピーカには
通話中の音声信号にシングルトーンが重なって出力さ
れ、同時に拡声電話用スピーカ33からシングルトーン
のみが出力される。シングルトーン送出後は、信号処理
手段22の第1出力スイッチ部のB1ダウン出力スイッ
チおよびB2ダウン出力スイッチと第2の入出力制御手
段24の第2入出力スイッチ部のOSW4スイッチをオ
フ状態にする。
【0043】この着信を示すシングルトーンによって、
拡声電話用マイク34およびスピーカ33による通話状
態に入る場合は以下の設定を行う。
【0044】まず、信号処理手段20を拡声電話用マイ
ク34およびスピーカ33による通話処理機能に設定
し、第1および第2のゲイン制御部42,43にしかる
べきゲインを設定したのち通話路の設定を以下のように
行う。
【0045】第1の入出力制御手段23の第1入出力ス
イッチ部のISW2、信号処理手段20の第1入力スイ
ッチ部のB2ダウン入力スイッチおよび第1出力スイッ
チ部のB2ダウン出力スイッチ、第2の入出力制御手段
24の第2入出力スイッチ部のOSW4スイッチをオン
状態にすることで、ディジタルラインインタフェース部
29から拡声電話用スピーカ33への通話路が設定され
る。
【0046】また、第2の入出力制御手段24の第1入
出力スイッチ部のISW4、信号処理手段20の第2入
力スイッチ部のB2アップ入力スイッチおよび第2出力
スイッチ部のB2アップ出力スイッチ、第1の入出力制
御手段23の第2入出力スイッチのOSW2スイッチを
オンすることで拡声電話用マイク34からディジタルラ
インインタフェース部29方向への通話路が設定され
る。
【0047】以上の動作により、送受話器32による通
話と拡声電話用マイクロ34およびスピーカ33による
通話が同時に実行される。
【0048】第3の動作として、送受話器32による通
話状態で拡声電話用マイク34およびスピーカ33を使
用してダイヤルし、別の通話を行う場合について説明す
る。
【0049】送受話器32による通話状態は第1の動作
で説明した通りであり、すでに送受話器32による通話
状態になっているものとして説明する。
【0050】まず主制御部17は、信号処理手段20を
拡声電話用マイク34およびスピーカ33を用いた通話
処理機能、信号処理手段22にDTMF信号出力機能を
設定し、それぞれの第1および第2のゲイン制御部4
2,43にしかるべきゲインを設定したのち、第2の音
声帯域信号チャンネルを用いた通話路を形成する。
【0051】第1の入出力制御手段23の第1入出力ス
イッチ部のISW2スイッチ、信号処理手段20の第1
入力スイッチ部のB2ダウン入力スイッチおよび第1出
力スイッチ部のB2ダウン出力スイッチ、第2の入出力
制御手段24の第2入出力スイッチ部のOSWスイッチ
をオン状態に設定することで、ディジタルラインインタ
フェース部29から拡声電話用スピーカ33方向への通
話路が形成される。
【0052】また、第1の入出力制御手段23の第2入
出力スイッチ部のOSW2スイッチ、信号処理手段22
の第2出力スイッチ部のB2アップ出力スイッチをオン
にすることでディジタルラインインタフェース部29方
向へのDTMF信号出力路を形成する。さらに信号処理
手段22の第1出力スイッチ部のB2ダウン出力スイッ
チをオン状態にすることで、拡声電話用スピーカ33方
向へのDTMF信号出力が形成される。
【0053】また、このとき第2の入出力制御手段24
の第1入出力スイッチ部のISW4スイッチ、信号処理
手段20の第2入力スイッチ部のB2アップ入力スイッ
チはオン状態とするが、第2出力スイッチ部のB2アッ
プ出力スイッチはオフ状態のままにしておく。
【0054】以上の設定でDTMF信号によるダイヤル
動作の準備ができ、信号処理手段22にてDTMF信号
を出力する。このとき信号処理手段22の第2出力スイ
ッチ部のB2アップ出力スイッチを通って出力されるD
TMF信号は、第1の加算処理手段25にて他の信号処
理手段からの出力データと加算処理されるが、上記の説
明から明かなように、この場合他の信号処理手段からの
データはすべてリニアデータ値で0である。したがって
純粋にDTMF信号のみが、加算処理手段23の出力部
から出力され、第1の入出力制御手段23の第2入出力
スイッチ部のOSW2スイッチを通り、第1のPCMデ
ータ変換手段27の第2入力部に入力され、リニアデー
タフォーマットからPCMデータフォーマットに変換さ
れたのち、第2出力部より出力されディジタルラインイ
ンタフェース部29を経て構内交換機へ送出される。
【0055】また、信号処理手段22の第1出力スイッ
チ部のB2ダウン出力スイッチを通って出力されるDT
MF信号は、第2の加算処理手段26にて信号処理手段
20からのデータと加算後、出力部から出力され第2の
入出力制御手段24の第2入出力スイッチ部のOSW4
スイッチを通り、第2のPCMデータ変換手段28の第
1入力部に入力され、リニアデータフォーマットからP
CMデータフォーマットに変換されたのち、第1出力部
より出力されPCMコーデック31、増幅器37を経て
拡声電話用スピーカ33に送出される。
【0056】ダイヤルが終了すると主制御部17は、信
号処理手段22の第2出力スイッチ部のB2アップ出力
スイッチ、第1出力スイッチ部のB2ダウン出力スイッ
チをオフとし信号処理手段20の第2出力スイッチ部の
B2アップ出力スイッチをオンとする。
【0057】以上の動作で、拡声電話用マイク34およ
びスピーカ33を用いた通話状態が、送受話器32を用
いた通話状態と同時に確立される。
【0058】第4の動作として、送受話器32を使用し
てのダイヤル中に、着信があった場合について説明す
る。送受話器32を使用してのダイヤル中では、第1の
動作で説明したように信号処理手段19および21は、
動作中で各部のスイッチも第1の動作で説明した状態に
なっている。このとき、着信があった場合主制御部17
は、信号処理手段22を着信トーン出力またはシングル
トーン出力機能に設定し、第1のゲイン制御部42にし
かるべきゲインを設定したのち、通話路の設定を以下の
ように行う。
【0059】信号処理手段22の第1出力スイッチ部の
B2ダウン出力スイッチ、第2の入出力制御手段24の
第2入出力スイッチ部のOSW4スイッチをオンにす
る。したがって、着信トーンが拡声電話用スピーカ33
より出力する。
【0060】つぎに、これに応答した場合主制御部17
は信号処理手段20を拡声電話用マイク34およびスピ
ーカ33を用いた電話処理機能に設定し、第1および第
2のゲイン制御部42,43にしかるべきゲインを設定
したのち、第2の音声帯域信号チャンネルを用いた通話
路を形成する。
【0061】すなわち、第1の入出力制御手段23の第
1入出力スイッチ部のISW2スイッチ、信号処理手段
20の第1入力スイッチ部のB2ダウン入力スイッチお
よび第1出力スイッチ部のB2ダウン出力スイッチ、第
2の入出力制御手段24の第2入出力スイッチ部のOS
W4スイッチをオン状態に設定することで、ディジタル
ラインインタフェース部29から拡声電話用スピーカ3
3方向への通話路が形成される。また、第2の入出力制
御手段24の第1入出力スイッチ部のISW4スイッ
チ、信号処理手段20の第2入力スイッチ部のB2アッ
プ入力スイッチおよび第2出力スイッチ部のB2アップ
出力スイッチ、第1の入出力制御手段23の第2入出力
スイッチ部のOSW2スイッチをオン状態に設定するこ
とで、拡声電話用マイク34からディジタルラインイン
タフェース部29方向への通話路が形成される。したが
って、拡声電話用マイク34およびスピーカ33を用い
た通話状態が、送受話器32を用いた通話状態を同時に
確立される。
【0062】以上、第1の動作から第4の動作について
は、送受話器32による通話が拡声電話用マイク34お
よびスピーカ33による通話に先行して動作する場合に
ついて説明した。以下の説明では、上記と逆に拡声電話
用マイク34およびスピーカ33による通話受話器によ
る通話が、送受話器32による通話に先行して動作する
場合について説明するが、待機状態からDTMF信号に
よるダイヤルを行い、拡声電話用マイク34およびスピ
ーカ33を用いた通話状態に入る動作、拡声電話用マイ
ク34およびスピーカ33を使用した通話状態で、送受
話器32を使用してダイヤルし別の通話を行う場合の動
作については、上記から容易に類推できるので説明を省
略する。
【0063】第5の動作として、拡声電話用マイク34
およびスピーカ33を使用した通話中に着信があった場
合について説明する。拡声電話用マイク34およびスピ
ーカ33を使用した通話においては、信号処理手段20
は拡声電話用マイク34およびスピーカ33を用いた通
話処理機能に設定され、第1の入出力制御手段23の第
1入出力スイッチ部のISW2、信号処理手段20の第
1入力スイッチ部のB2ダウン入力スイッチおよび第1
出力スイッチ部のB2ダウン出力スイッチ、第2の入出
力制御手段24の第2入出力スイッチ部のOSW4スイ
ッチ、さらに第2の入出力制御手段24の第1入出力ス
イッチ部のISW4、信号処理手段20の第2入力スイ
ッチ部のB2アップ入力スイッチおよび第2出力スイッ
チ部のB2アップ出力スイッチ、第1の入出力制御手段
23の第2入出力スイッチ部のOSW2スイッチをオン
状態になって通話路が形成されている。
【0064】このとき、着信があるとスピーカが使用中
であるため、通常の着信トーンは出力できない。したが
って、主制御部17は信号処理手段22をシングルトー
ン機能に設定し、さらに第1のゲイン制御部42にしか
るべき出力ゲインを設定する。
【0065】つぎに、シングルトーンの出力路の設定と
して信号処理手段22の第1出力スイッチ部のB2ダウ
ン出力スイッチをオン状態にする。
【0066】したがって、拡声電話用スピーカ33には
通話中の音声信号にシングルトーンが重なって出力す
る。シングルトーン送出後は、信号処理手段22の第1
出力スイッチ部のB2ダウン出力スイッチをオフ状態に
する。
【0067】この着信を示すシングルトーンによって、
送受話器32による通話状態に入る場合は以下の設定を
行う。
【0068】まず、信号処理手段19を送受話器32に
よる通話処理機能に設定し、第1および第2のゲイン制
御部42,43にしかるべきゲインを設定したのち、通
話路の設定を以下のように行う。
【0069】第1の入出力制御手段23の第1入出力ス
イッチ部のISW1、信号処理手段19の第1入力スイ
ッチ部のB1ダウン入力スイッチおよび第1出力スイッ
チ部のB1ダウン出力スイッチ、第2の入出力制御手段
24の第2入出力スイッチ部のOSW3スイッチをオン
状態にすることで、ディジタルラインインタフェース部
29から送受話器32のスピーカへの通話路が設定され
る。
【0070】また、第2の入出力制御手段24の第1入
出力スイッチ部のISW3、信号処理手段19の第2入
力スイッチ部のB1アップ入力スイッチおよび第2出力
スイッチ部のB1アップ出力スイッチ、第1の入出力制
御手段23の第2入出力スイッチのOSW1スイッチを
オンすることで、送受話器32のマイクからディジタル
ラインインタフェース部29方向への通話路が設定され
る。
【0071】以上の動作により、送受話器32による通
話と拡声電話用マイク34およびスピーカ33による通
話が同時に実行される。
【0072】以上は信号処理手段が4ブロックの場合に
ついて説明したが、第1および第2の加算処理手段2
5,26の入力部のサポート数に応じて、接続可能な信
号処理手段を増加させることができ、たとえば、音声合
成機能、音声認識機能などを有した信号処理手段を本発
明の音声端末装置に実装することも可能である。また本
発明を実現するディジタル回路は、一つのシリコンチッ
プ上に集積化し小型化可能であることは明白である。
【0073】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば第1に予め複数の信号処理手段を接続可能な
第1および第2の入出力制御手段と第1および第2の加
算処理手段を用意して、主制御部が複数の信号処理手段
の中から通話中、ベル鳴動中、タイヤル中などの動作状
態に応じて必要な機能をもつ信号処理手段を選択し通話
路を形成するようにし、また機能の追加変更は信号処理
手段の追加および削除で行うようにしたので、ハードウ
ェアを大幅に変更することなく機能の追加および変更が
可能であるとともに、予め複数の信号処理手段を増設可
能にしておくことにより商品完成後、ハードウェア機能
の高機能化を図る場合制御ソフトウェアの変更のみで対
応可能であるという効果がある。
【0074】第2に、複数の信号処理手段は第1および
第2の音声帯域信号チャンネルに接続可能とし、第1の
音声帯域信号チャンネルを使用して送受話器による通話
中、拡声電話用マイクおよびスピーカを使用して、第2
の音声帯域信号チャンネルでの発信,通話,着信を可能
とし、また第2の音声帯域信号チャンネルを使用して拡
声電話用マイクおよびスピーカによる通話中、送受話器
を使用して第1の音声帯域信号チャンネルでの発信,通
話,着信を可能としたので音声端末装置と構内交換機間
のデータ伝送速度を効率よく使用でき、またマン・マシ
ンインタフェースである送受話器、拡声電話用マイクお
よびスピーカなどを有効利用できるという効果がある。
【0075】第3に、複数の信号処理手段の第1および
第2のゲイン制御部で、ディジタル音声帯域信号の音量
を調整するようにしたもので、送受話器のスピーカまた
は拡声電話用スピーカに使用するアナログ増幅器のゲイ
ン制御が不要となる効果がある。
【0076】第4に、第1および第2の加算処理手段で
同時動作している複数の信号処理手段の出力データをそ
れぞれの音声帯域信号チャンネルごとに加算処理し、デ
ィジタル音声帯域信号を合成するようにしたので、送受
話器のスピーカまたは拡声電話用スピーカの通話を遮断
することなく、通話中の着信を使用者に通知可能となる
効果がある。
【0077】第5に、第1および第2の入出力手段で構
内交換機およびPCMコーデックへのディジタル音声帯
域信号出力データをリニアデータ値で0とし、また構内
交換機およびPCMコーデックからのディジタル音声帯
域信号入力データリニアデータ値で0とするようにした
ので、送受話器のマイク入力およびスピーカの出力また
は、拡声電話用マイク入力およびスピーカ出力の遮断、
構内交換機との入出力の遮断が複数の信号処理手段を制
御することなく行えるので、制御の負荷が減少するとい
う効果がある。
【0078】第6に、第1および第2のPCMデータ変
換手段で、構内変換機およびPCMコーデックからのP
CMデータを複数の信号処理手段で、ディジタル信号処
理するためにリニアデータに変換し逆に複数の信号処理
手段からのリニアデータは、PCMデータに変換して構
内変換機およびPCMコーデックに出力するようにした
ので、複数の信号処理部で個別にデータフォーマットの
変換を行うことが不要になり、信号処理手段の信号処理
速度が向上するという優れた音声端末装置を実現できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の音声端末装置のブロック図
【図2】従来のディジタル電話機のブロック図
【図3】従来のディジタル電話機の制御方法図
【符号の説明】
17 主制御部 19,20,21,22 信号処理手段 23 第1の入出力制御手段 24 第2の入出力制御手段 25 第1の加算処理手段 26 第2の加算処理手段 27 第1のPCMデータ交換手段 28 第2のPCMデータ変換手段 29 ディジタルラインインタフェース部 30,31 PCMコーデック 41 信号処理部 42 第1のゲイン制御部 43 第2のゲイン制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の音声帯域信号チャンネ
    ルのディジタル音声帯域信号を入力する第1入力スイッ
    チ部と、第1および第2の音声帯域チャンネルにディジ
    タル音声帯域信号を出力する第1出力スイッチ部と、第
    1および第2の音声帯域信号チャンネルのディジタル音
    声帯域信号を入力する第2入力スイッチ部と、第1およ
    び第2の音声帯域信号チャンネルにディジタル音声帯域
    信号を出力する第2出力スイッチ部と、第1の音声帯域
    信号チャンネルのディジタル音声帯域信号と第2の音声
    帯域信号チャンネルのディジタル音声帯域信号のいずれ
    かをディジタル信号処理するか、独自にディジタル音声
    帯域信号を生成する信号処理部と、上記信号処理部の出
    力ゲインを調整する第1および第2のゲイン制御部から
    なる複数の信号処理手段と、第1および第2の音声帯域
    信号チャンネルのディジタル音声帯域信号を入力する複
    数の入力部と第1の音声帯域信号チャンネルのディジタ
    ル音声帯域信号および第2の音声帯域信号チャンネルの
    ディジタル音声帯域信号をそれぞれのチャンネルごと
    に、加算処理したのち、出力する出力部からなる第1お
    よび第2の加算処理手段と、第1入力部より入力した第
    1および第2の音声帯域信号チャンネルのディジタル音
    声帯域信号を第1出力部に、それぞれ出力するか否かを
    判定する第1入出力スイッチ部と、第2入力部より入力
    した第1および第2の音声帯域信号チャンネルのディジ
    タル音声帯域信号を第2出力部に、それぞれ出力するか
    否かを判定する第2入出力スイッチ部からなる第1およ
    び第2の入出力制御手段と、第1入力部より入力した第
    1および第2の音声帯域信号チャンネルのディジタル音
    声帯域信号をそれぞれPCMデータ形式からリニアデー
    タ形式のディジタル音声帯域信号に変換して、第1出力
    部より出力すると同時に、第2入力部より入力した第1
    および第2の音声帯域チャンネルのディジタル音声帯域
    信号をそれぞれリニアデータ形式からPCMデータ形式
    のディジタル音声帯域信号に変換して、第2出力部より
    出力する第1および第2のPCMデータ変換手段からな
    り、第1および第2の入出力制御手段と複数の信号処理
    手段の内部スイッチを開閉して、動作状態に応じて必要
    な機能を有する信号処理手段を選択し第1および第2の
    音声帯域信号チャンネルの通話路を形成するようにした
    音声端末装置。
  2. 【請求項2】 複数の信号処理手段として、第1および
    第2の音声帯域信号チャンネルに接続可能とし、第1の
    音声帯域信号チャンネルを使用して通話中、第2の音声
    帯域信号チャンネルでの発信,通話,着信を可能とし、
    また第2の音声帯域信号チャンネルを使用して通話中、
    第1の音声帯域信号チャンネルでの発信,通話,着信を
    可能とするように配された請求項1記載の音声端末装
    置。
  3. 【請求項3】 複数の信号処理手段の第1および第2の
    ゲイン制御部で、第1および第2の音声帯域信号チャン
    ネルのディジタル音声帯域信号の音量を調整するように
    した請求項1記載の音声端末装置。
  4. 【請求項4】 第1および第2の加算処理手段で同時動
    作している複数の信号処理手段の出力データをそれぞれ
    の音声帯域信号チャンネルごとに加算処理し、ディジタ
    ル音声帯域信号を合成するようにした請求項1記載の音
    声端末装置。
  5. 【請求項5】 第1の入出力制御手段で、入出力スイッ
    チを開くことにより、第1のPCMデータ変換手段の第
    2入力部および、複数の信号処理手段の第1入力スイッ
    チ部へのディジタル音声帯域信号出力データをリニアデ
    ータ値で0とし、第2の入出力制御手段で、入出力スイ
    ッチを開くことにより、第2のPCMデータ変換手段の
    第1入力部および、複数の信号処理手段の第2入力スイ
    ッチ部へのディジタル音声帯域信号出力データをリニア
    データ値で0とした請求項1記載の音声端末装置。
  6. 【請求項6】 第1および第2のPCMデータ変換手段
    で、複数の信号処理手段へのPCMデータを一括してリ
    ニアデータに変換すると同時に、複数の信号処理手段か
    らのリニアデータを一括して、PCMデータに変換する
    ように配された請求項1記載の音声端末装置。
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