JPH10136076A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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Publication number
JPH10136076A
JPH10136076A JP8286344A JP28634496A JPH10136076A JP H10136076 A JPH10136076 A JP H10136076A JP 8286344 A JP8286344 A JP 8286344A JP 28634496 A JP28634496 A JP 28634496A JP H10136076 A JPH10136076 A JP H10136076A
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JP
Japan
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signal
telephone
input
telephone line
audio
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Application number
JP8286344A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kikuchi
健一 菊地
Kazumasa Tsunoda
一誠 角田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10136076A publication Critical patent/JPH10136076A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/60Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M9/00Arrangements for interconnection not involving centralised switching
    • H04M9/08Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
    • H04M9/082Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模が大きくならずにスピーカーホン機
能および転送機能の両方の機能を有する電話装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 レベル設定手段14,15、エコーキャ
ンセル手段16,17からなる音声信号処理手段7を有
し、音声信号処理手段7の入出力として、スピーカーホ
ン機能の時は電話回線1あるいは電話回線2とマイク
8、スピーカー9からの信号を選択して処理を行ない、
転送電話機能の時は電話回線1と電話回線2からの信号
を選択して処理を行うことにより、回路規模を大きくせ
ずにスピーカーホン機能および転送機能の両方を実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハンドフリー通話機
能を有する電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電話回線に接続され、ハンド
セットを用いず、電話装置本体のマイクおよびスピーカ
ーを用いて離隔した状態で通話が可能であるハンドフリ
ー通話機能を有する電話装置がある。
【0003】また、電話回線からのベル信号に対応し、
あらかじめセットしておいた電話番号にダイヤリング
し、発呼者とそのダイヤリング先の相手とを通話可能に
する転送機能を有する電話装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、上記ハ
ンドフリー通話機能および転送機能は独立した機能であ
り、処理に関しても全く独立したブロックで行われてい
た。したがって、ハンドフリー通話機能および転送機能
の両方の機能を有する電話装置を実現するためにはハン
ドフリー通話機能を処理する回路および転送機能を処理
する回路両方が必要となり、回路規模が大きくなってし
まうという欠点がある。
【0005】本発明は、上記した課題に鑑み、回路規模
が大きくならずにハンドフリー通話機能および転送機能
の両方の機能を有する電話装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電話装置は、複数の電話回線と、入力された
信号を音声として出力する音声出力手段及び音声を入力
する音声入力手段とよりなる音声入出力手段と、その一
方が前記複数の電話回線の一方と選択的に接続される少
なくとも2つの信号入力部及びこれに対応する少なくと
も2つの信号出力部と、前記信号入力部より入力された
信号を増幅または減衰して前記信号出力部へ出力するレ
ベル設定手段と、前記信号入力部へ重複する前記信号出
力部の信号成分をキャンセルするエコーキャンセル手段
とよりなる音声信号処理手段と、該音声信号処理手段の
他方の信号入力部及び信号出力部を、前記複数の電話回
線の他方または前記音声入出力手段のいづれかに選択的
に接続する切り替え手段と、を備えることとした。
【0007】この発明によれば、回路規模が大きくなら
ずにハンドフリー通話機能および転送機能の両方の機能
を有する電話装置を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数の電話回線と、入力された信号を音声として出
力する音声出力手段及び音声を入力する音声入力手段と
よりなる音声入出力手段と、その一方が前記複数の電話
回線の一方と選択的に接続される少なくとも2つの信号
入力部及びこれに対応する少なくとも2つの信号出力部
と、前記信号入力部より入力された信号を増幅または減
衰して前記信号出力部へ出力するレベル設定手段と、前
記信号入力部へ重複する前記信号出力部の信号成分をキ
ャンセルするエコーキャンセル手段とよりなる音声信号
処理手段と、該音声信号処理手段の他方の信号入力部及
び信号出力部を、前記複数の電話回線の他方または前記
音声入出力手段のいづれかに選択的に接続する切り替え
手段と、を備えることを特徴とするものであり、主な処
理ブロックを共通化することにより、回路規模が大きく
ならずにハンドフリー通話機能および転送機能の両方の
機能を実現できるという作用を有する。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において前記レベル設定手段は、前記複
数の回線の他方または前記音声入出力手段の切り替えに
応じて信号の増幅または減衰させる量を変化させること
を特徴とするものでありハンドフリー通話機能時および
転送機能時において最適な設定が可能であるという作用
を有する。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、前記レベル設定手段は、前記
音声信号処理手段に入力される複数の信号の大小関係を
検知して、信号の増幅または減衰させる量を変化させる
ことを特徴とするものでありハンドフリー通話機能時お
よび転送機能時の通話において安定な動作が可能である
という作用を有する。
【0011】以下、本発明の実施の形態について図1、
図2、図3、図4を用いて説明する。
【0012】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態を示す電話装置の主要部の構成を示すブロック
図、図2および図3はハンドフリー通話及び転送時の動
作を示すフローチャート、図4は転送時の電話回線を示
すブロック図である。
【0013】図1において、1および2は電話回線、3
および4は電話回線1を閉結、開放したり、電話装置内
部回路とのインターフェースを行う回線インターフェー
ス、5は電話回線1からのベル信号を検知するベル検知
手段、6は電話回線2からのベル信号を検知するベル検
知手段、7は後述する機能を有する音声信号処理手段、
8は操作者が離隔した状態で音声を入力可能な音声入力
手段としてのマイク、9は入力された信号を音声として
離隔した位置でも聴取可能に出力する音声出力手段とし
てのスピーカーであり、マイク8とスピーカー9で音声
入出力手段10を構成する。11は電話回線1あるいは
電話回線2の音声信号処理手段7への入出力を選択する
スイッチ、12は電話回線2あるいはマイク8およびス
ピーカー9の音声信号処理手段7への入出力を選択的に
切り替える切り替え手段としてのスイッチ、13は本電
話装置を制御する制御手段である。前述した音声信号処
理手段7の内部において、14はスイッチ11から入力
する信号の増幅あるいは減衰を行う第1のレベル設定手
段、15はスイッチ12から入力する信号の増幅あるい
は減衰を行う第2のレベル設定手段、16はスイッチ1
1側のエコーをキャンセルする第1のエコーキャンセル
手段、17はスイッチ12側のエコーをキャンセルする
第2のエコーキャンセル手段、18は電話回線1または
電話回線2からの信号を入力する第1の信号入力部、1
9は音声信号処理手段7を経た信号を回線2またはスピ
ーカー9へ出力する第1の信号出力部、20は音声信号
処理手段7を経た他の信号を電話回線1または電話回線
2へ出力する第2の信号出力部、21は電話回線2また
はマイク8からの他の信号を入力する第2の信号入力部
である。
【0014】以下、本発明の電話装置において、ハンド
フリー通話モード時の動作について図2を参照しながら
説明する。
【0015】ここで、電話回線1を通してベル信号が入
来すると、ベル検知手段5によってベル信号を検出し
(STEP1)、制御手段13に送られ、図示していな
いスピーカーなどによりベルを鳴らす(STEP2)。
被呼者は、図示していないスイッチ等によりハンドフリ
ー通話を開始する操作をすると(STEP3)、回線イ
ンターフェース3によって電話回線1が閉結され(ST
EP4)、スイッチ11およびスイッチ12はa側に接
続されてマイク8及びスピーカー9を用いてハンドフリ
ー通話が開始される。電話回線1から入力する受話信号
は、回線インターフェース3、スイッチ11、第1の信
号入力部18を経て、音声信号処理手段7に入力し、音
声信号処理手段7内部の第1のレベル設定手段14によ
り所定の大きさに制御され、第1の信号出力部19、ス
イッチ12を経て、スピーカー9に出力される。逆に、
マイク8から入力した音声信号は、スイッチ12、第2
の信号入力部21を経て、音声信号処理手段7に入力
し、音声信号処理手段7内部の第2のレベル設定手段1
5により所定の大きさに制御され、第2の信号出力部2
0、スイッチ11、回線インターフェース3、電話回線
1を通して発呼者へ送出される。
【0016】ここで、スピーカー9とマイク8の音響結
合のため、スピーカー9の出力信号がマイク8に入力
し、送話信号として電話回線1へ送出されてしまうの
で、これを防止するためにスイッチ12側の第2のエコ
ーキャンセル手段17によってマイク8から入力するス
ピーカー9から出力された信号成分をキャンセルする。
第2のエコーキャンセル手段17においてはスピーカー
9に出力した信号に対しスピーカー9とマイク8による
音響結合と同等のフィルタリングを施し、マイク8から
入力した信号から引き算する。
【0017】同様に、音声信号処理手段7からスイッチ
11へ出力される信号が回線インターフェース3からの
側音として音声信号処理手段7に戻って受話信号として
スピーカー9へ送出されることを防止するためにスイッ
チ11側の第1のエコーキャンセル手段16によって側
音として戻ってくる信号をキャンセルする。第1のエコ
ーキャンセル手段16においては第2のエコーキャンセ
ル手段17と同様に、スイッチ11に出力した信号に対
し側音回路と同等のフィルタリングを施し、スイッチ1
1から入力した信号から引き算する。
【0018】ここで、受話モード時には、第1のレベル
設定手段14は、音声信号処理手段7において受話信号
として必要な所定の増幅度Aに設定され、第2のレベル
設定手段15は、受話入力のスピーカー9とマイク8の
音響結合によるハウリングが発生しない所定の増幅度b
に設定される。逆に、送話モード時には、第2のレベル
設定手段15は、音声信号処理手段7において送話信号
として必要な所定の増幅度Bに設定され、第1のレベル
設定手段14は、送話入力の側音によるハウリングが発
生しない所定の増幅度aに設定される。受話モードと送
話モードとの切り替えはスイッチ11側から入力する信
号の信号レベルとスイッチ12側から入力する信号の信
号レベルとの比によって制御手段13によって決定さ
れ、例えば、スイッチ12側から入力する信号の信号レ
ベルよりもスイッチ11側から入力する信号の信号レベ
ルが大きい場合には受話モード、逆に、スイッチ11側
から入力する信号の信号レベルよりもスイッチ12側か
ら入力する信号の信号レベルが大きい場合には送話モー
ドとなる。
【0019】ここで、通話開始時は、通常、A>a、B
>bの関係で設定される。つまり、受話モード時には、
マイク8から音声信号処理手段7に入力された音声信号
は送話モード時に比較して減衰され、逆に、送話モード
時には、側音として音声信号処理手段7に入力した音声
信号は受話モード時に比較して減衰される。ここで、前
記増幅度aおよびbは、それぞれ、第1のエコーキャン
セル手段16および第2のエコーキャンセル手段17の
キャンセル量に応じて制御手段13によって制御され
る。例えば、スイッチ11側の第1のエコーキャンセル
手段16のトレーニングが進み、第1のエコーキャンセ
ル手段16のキャンセル量が増加してくると、送話モー
ド時の第1のレベル設定手段14の増幅度aを増加する
ように制御する。つまり、送話モード時の第1のレベル
設定手段14の減衰量は、小さくなる。逆に、スイッチ
12側の第2のエコーキャンセル手段17のトレーニン
グが進み、第2のエコーキャンセル手段17のキャンセ
ル量が増加してくると、受話モード時の第2のレベル設
定手段15の増幅度bを増加するように制御する(ST
EP5,STEP6)。つまり、受話モード時の第2の
レベル設定手段15の減衰量は、小さくなる。最終的
に、第1のエコーキャンセル手段16および第2のエコ
ーキャンセル手段17のキャンセル量が十分に大きくな
ると第1のレベル設定手段14および第2のレベル設定
手段15の増幅度をA=a、B=bの関係にすることに
より、完全双方向通話が可能となる。
【0020】通話後、被呼者は、図示していないスイッ
チ等により通話を終了する操作をすると(STEP
7)、回線インターフェース3によって電話回線1が開
放され(STEP8)、通話を終了する。
【0021】以上、電話回線1よりベル信号が入来した
場合について説明したが、電話回線2よりベル信号が入
来した場合においても、スイッチ11をb側に接続する
ことにより電話回線1からのベル信号入来時と同様の動
作が可能となる。
【0022】次に、本発明の電話装置において、転送モ
ード時の動作について図3を参照しながら説明する。
【0023】電話回線1を通してベル信号が入来する
と、ベル検知手段5によってベル信号を検出し(STE
P9)、その情報は制御手段13に送られ、制御手段1
3は、回線インターフェース3により電話回線1を閉結
する。電話回線1が閉結されると(STEP10)、図
示していないメッセージ送出手段により、例えば「ただ
いま転送中です。」というメッセージを電話回線1を通
して発呼者に送出する(STEP11)。これと同時
に、制御手段13は、回線インターフェース4により電
話回線2を閉結し(STEP12)、あらかじめ登録さ
れている電話番号をダイヤリングする(STEP1
3)。回線インターフェース4は電話回線2側の相手が
オフフックしたことを検知すると(STEP14)、制
御手段13は、スイッチ11をa側、スイッチ12をb
側に接続することで、音声信号処理手段7を介して回線
インターフェース3と回線インターフェース4を接続し
(STEP15)、電話回線1と電話回線2との通話を
可能にする(STEP16)。
【0024】ここで、音声信号処理手段7において、電
話回線1が受話モード時には、第1のレベル設定手段1
4は、電話回線の回線ロス分に必要な所定の増幅度Cに
設定され、第2のレベル設定手段15は、回線インター
フェース4からの側音による発振現象が発生しない所定
の増幅度dに設定される。逆に、電話回線2受話モード
時には、第2のレベル設定手段15は、話回線の回線ロ
ス分に必要な所定の増幅度Dに設定され、第1のレベル
設定手段14は、回線インターフェース3からの側音に
よる発振現象が発生しない所定の増幅度cに設定され
る。電話回線1受話モードと電話回線2受話モードとの
切り替えは電話回線1側から入力する信号の信号レベル
と電話回線2側から入力する信号の信号レベルとの比に
よって制御手段13によって決定され、例えば、電話回
線2側から入力する信号の信号レベルよりも電話回線1
側から入力する信号の信号レベルが大きい場合には電話
回線1受話モード、逆に、電話回線1側から入力する信
号の信号レベルよりも電話回線2側から入力する信号の
信号レベルが大きい場合には電話回線2は受話モードと
なる。ここで、通話開始時は、通常、C>c、D>dの
関係で設定される。つまり、電話回線1受話モード時に
は、回線インターフェース4から音声信号処理手段7に
入力された音声信号は電話回線2受話モード時に比較し
て減衰され、逆に、電話回線2受話モード時には、回線
インターフェース3から音声信号処理手段7に入力した
音声信号は電話回線1受話モード時に比較して減衰され
る。ここで、前記増幅度cおよびdは、第1のエコーキ
ャンセル手段16および第2のエコーキャンセル手段1
7のキャンセル量に従って、ハンドフリー通話モード時
と同様に制御され、第1のエコーキャンセル手段16と
第2のエコーキャンセル手段17のトレーニングが進み
キャンセル量が増加してくると、増加される(STEP
17,STEP18)。最終的にキャンセル量が十分に
大きくなると、第1のレベル設定手段14と第2のレベ
ル設定手段15の増幅度を、C=c、D=dの関係にす
ることができる。
【0025】通話が終了し、電話回線1あるいは電話回
線2側の通話者がオンフックしたことを回線インターフ
ェース3あるいは回線インターフェース4が検知すると
(STEP19)、制御手段13により回線インターフ
ェース3および回線インターフェース4がそれぞれ電話
回線1および電話回線2を解放する(STEP20)。
【0026】ここで、上記説明中の増幅度Cの設定法の
一例について図4を用いて説明する。本電話装置22に
接続されている電話回線1および電話回線2は電話交換
機23に接続している。また、電話機Pは電話回線2
4、電話機Qは電話回線25により電話交換機23に接
続されている。電話機Pからの電話を本電話装置22に
よって電話機Qに転送する際には、電話機Pからの信号
は電話回線24を通り電話交換機23へ流入し、電話交
換機23から電話回線1を通り電話装置22を経由して
電話回線2を通り電話交換機23を経て電話回線25を
通り電話機Qに伝達される。この場合、電話機Pからの
信号は電話回線24、電話回線1、電話回線2、電話回
線25により減衰される。ここで、電話回線1と電話回
線2において信号が減衰される割合を、本電話装置22
における第1のレベル設定手段14の増幅度Cとして設
定すると、電話交換機23から電話回線1に出力された
信号は減衰せずに電話回線2から電話交換機23に入力
する。この設定により、上記転送動作をした場合におい
ても電話機Pと電話機Qとの間には電話回線24および
電話回線25のみの減衰しか発生しないため、電話機P
と電話機Qとが電話交換機23を経て直接通話した場合
と同じ音量での会話が可能となる。
【0027】増幅度Cは、本電話装置22において電話
回線1から電話回線2へダイヤルして通話状態とし、電
話回線1側においてレベルKの信号を発生した場合、電
話回線2側からレベルLの信号が電送されてきた場合、
回線インターフェース3、回線インターフェース4にお
ける信号減衰が無いとすれば、C=K−Lで求めること
が出来る。また、回線インターフェース3、回線インタ
ーフェース4の入出力特性が同等であれば増幅度C=増
幅度Dと設定することができる。
【0028】ここで、転送時、電話回線1からベル信号
が入力した際、一度電話回線1を閉結し、電話回線2へ
ダイヤリングするような動作として説明したが、電話回
線1からのベル入力時には電話回線1を閉結せずに電話
回線2をダイヤリングし、電話回線2側でオフフックし
た時点で電話回線1を閉結し、音声信号処理手段7を介
して回線インターフェース3と回線インターフェース4
を接続するようにしても良い。
【0029】また、以上転送動作の説明は、電話回線1
から電話回線2への転送動作について説明したが、電話
回線2から電話回線1への転送動作についても同様に行
うことができる。
【0030】以上、本実施の形態の説明は2つの電話回
線についての動作について説明したが、3つ以上の電話
回線についても、そのうち2つの電話回線を組み合わせ
て動作させることにより、同様の動作が可能となる。
【0031】さらに、本実施の形態において増幅度Aお
よびBと増幅度CおよびDあるいは受話/送話モードと
電話回線1受話/電話回線2受話モードの切り替え入力
信号レベル比はそれぞれハンドフリー通話モードと転送
モードの切り替え時と同時に設定変更を行うことによっ
て、最適な信号レベル設定および安定な切り替え動作が
可能となる。
【0032】また、以上説明した音声信号処理手段7
は、DSP等のデジタルICで構成することにより、設
定変更を含めて容易に実現することが可能である。
【0033】以上のように本実施の形態によれば、同一
の音声信号処理手段7によって、ハンドフリー通話モー
ドおよび転送モードを実現することが可能のため、回路
規模の増大無くしてハンドフリー通話および転送機能の
実現が可能となるいう効果が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の電
話回線と、入力された信号を音声として出力する音声出
力手段及び音声を入力する音声入力手段とよりなる音声
入出力手段と、その一方が前記複数の電話回線の一方と
選択的に接続される少なくとも2つの信号入力部及びこ
れに対応する少なくとも2つの信号出力部と、前記信号
入力部より入力された信号を増幅または減衰して前記信
号出力部へ出力するレベル設定手段と、前記信号入力部
へ重複する前記信号出力部の信号成分をキャンセルする
エコーキャンセル手段とよりなる音声信号処理手段と、
該音声信号処理手段の他方の信号入力部及び信号出力部
を、前記複数の電話回線の他方または前記音声入出力手
段のいづれかに選択的に接続する切り替え手段と、を備
えるので、回路規模が大きくならずにハンドフリー通話
機能および転送機能の両方の機能を有する電話装置を実
現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電話装置の主要部の構
成を示すブロック図
【図2】ハンドフリー通話動作を示すフローチャート
【図3】転送時の動作を示すフローチャート
【図4】転送時の電話回線を示すブロック図
【符号の説明】
1 電話回線 2 電話回線 3 回線インターフェース 4 回線インターフェース 5 ベル検知手段 6 ベル検知手段 7 音声信号処理手段 8 マイク 9 スピーカー 10 音声入出力手段 13 制御手段 14 第1のレベル設定手段 15 第2のレベル設定手段 16 第1のエコーキャンセル手段 17 第2のエコーキャンセル手段 18 第1の信号入力部 19 第1の信号出力部 20 第2の信号出力部 21 第2の信号入力部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電話回線と、 入力された信号を音声として出力する音声出力手段及び
    音声を入力する音声入力手段とよりなる音声入出力手段
    と、 その一方が前記複数の電話回線の一方と選択的に接続さ
    れる少なくとも2つの信号入力部及びこれに対応する少
    なくとも2つの信号出力部と、前記信号入力部より入力
    された信号を増幅または減衰して前記信号出力部へ出力
    するレベル設定手段と、前記信号入力部へ重複する前記
    信号出力部の信号成分をキャンセルするエコーキャンセ
    ル手段とよりなる音声信号処理手段と、 該音声信号処理手段の他方の信号入力部及び信号出力部
    を、前記複数の電話回線の他方または前記音声入出力手
    段のいづれかに選択的に接続する切り替え手段と、を備
    えることを特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】前記レベル設定手段は、前記複数の回線の
    他方または前記音声入出力手段の切り替えに応じて信号
    の増幅または減衰させる量を変化させることを特徴とす
    る請求項1に記載の電話装置。
  3. 【請求項3】前記レベル設定手段は、前記音声信号処理
    手段に入力される複数の信号の大小関係を検知して、信
    号の増幅または減衰させる量を変化させることを特徴と
    する請求項1に記載の電話装置。
JP8286344A 1996-10-29 1996-10-29 電話装置 Pending JPH10136076A (ja)

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JP (1) JPH10136076A (ja)

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