JPH05291254A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH05291254A JPH05291254A JP4083989A JP8398992A JPH05291254A JP H05291254 A JPH05291254 A JP H05291254A JP 4083989 A JP4083989 A JP 4083989A JP 8398992 A JP8398992 A JP 8398992A JP H05291254 A JPH05291254 A JP H05291254A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易かつ信頼性の高い方法により半導体装置
内の一部の導電膜の膜厚を他の部分の膜厚より厚く形成
する 【構成】 電極取り出し用の開口部の形成された熱酸化
膜11を表面に設けたシリコン半導体基板10上に第1
層アルミニウム膜12を形成する。第1層アルミニウム
膜12上の一部分にチタンおよび窒化チタンからなる導
電膜13を形成する。導電膜13上の設けられたシリコ
ン半導体基板10上に第2層アルミニウム膜14を形成
する。第2層アルミニウム膜14上に所定パターンのレ
ジスト膜を形成する。レジスト膜をマスクとして第2層
アルミニウム膜14を導電膜13が露出するまでエッチ
ングする。
内の一部の導電膜の膜厚を他の部分の膜厚より厚く形成
する 【構成】 電極取り出し用の開口部の形成された熱酸化
膜11を表面に設けたシリコン半導体基板10上に第1
層アルミニウム膜12を形成する。第1層アルミニウム
膜12上の一部分にチタンおよび窒化チタンからなる導
電膜13を形成する。導電膜13上の設けられたシリコ
ン半導体基板10上に第2層アルミニウム膜14を形成
する。第2層アルミニウム膜14上に所定パターンのレ
ジスト膜を形成する。レジスト膜をマスクとして第2層
アルミニウム膜14を導電膜13が露出するまでエッチ
ングする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に係り、特に導体配線の形成方法に関する。
に係り、特に導体配線の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板表面に設けた導体配線によっ
て複数の半導体素子間を接続する半導体集積回路等の半
導体装置において、その一部分に高電流容量部分が設け
られている場合、導体配線幅等の設計ルールが一定のと
きは、高電流容量部分の導体配線厚さを他の部分の通常
の導体配線の厚さより厚くして導体抵抗を低くさせるこ
とにより、高電流仕様に対処しようとしている。
て複数の半導体素子間を接続する半導体集積回路等の半
導体装置において、その一部分に高電流容量部分が設け
られている場合、導体配線幅等の設計ルールが一定のと
きは、高電流容量部分の導体配線厚さを他の部分の通常
の導体配線の厚さより厚くして導体抵抗を低くさせるこ
とにより、高電流仕様に対処しようとしている。
【0003】上記高電流容量部分の厚い導体配線の形成
方法としては、例えば特開平3ー211732号公報に
示されるように、所定パターンの導電膜の形成された半
導体基板上に第1レジスト膜,絶縁膜及び第2レジスト
膜を順次形成し、前記導電膜のうちの膜厚を厚くしよう
とする部分に合わせて選択的に除去された第2レジスト
膜をマスクとして前記絶縁膜と第1レジスト膜を選択的
にエッチングし、露出した導電膜上にメッキ法により新
たな導電膜を成長させることにより、第1,第2レジス
ト膜及び絶縁膜の全膜厚に相当する厚い膜厚の導電膜を
得るようにしている。
方法としては、例えば特開平3ー211732号公報に
示されるように、所定パターンの導電膜の形成された半
導体基板上に第1レジスト膜,絶縁膜及び第2レジスト
膜を順次形成し、前記導電膜のうちの膜厚を厚くしよう
とする部分に合わせて選択的に除去された第2レジスト
膜をマスクとして前記絶縁膜と第1レジスト膜を選択的
にエッチングし、露出した導電膜上にメッキ法により新
たな導電膜を成長させることにより、第1,第2レジス
ト膜及び絶縁膜の全膜厚に相当する厚い膜厚の導電膜を
得るようにしている。
【0004】また、その他の製造方法としては、図3に
示すように、電極取り出し用の開口部2aの形成された
熱酸化膜2を表面に設けた半導体基板1上にアルミニウ
ムの導電膜3を形成し(図3(a))、アルミニウム膜
3上に例えばCVD法により酸化シリコン膜4を形成し
(図3(b))、膜厚の厚い導電膜を形成する部分Tの
酸化シリコン膜4を選択的に除去し(図3(c))、ア
ルミニウム膜3上に選択的に第2層目のアルミニウム膜
5を形成する(図3(d))ことにより厚い膜厚の導電
膜を設けている。
示すように、電極取り出し用の開口部2aの形成された
熱酸化膜2を表面に設けた半導体基板1上にアルミニウ
ムの導電膜3を形成し(図3(a))、アルミニウム膜
3上に例えばCVD法により酸化シリコン膜4を形成し
(図3(b))、膜厚の厚い導電膜を形成する部分Tの
酸化シリコン膜4を選択的に除去し(図3(c))、ア
ルミニウム膜3上に選択的に第2層目のアルミニウム膜
5を形成する(図3(d))ことにより厚い膜厚の導電
膜を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した第1
の製造方法は、導電膜がメッキ法の適用可能なものに限
定され、例えば半導体装置の製造において広く用いられ
ているアルミニウム膜に対しては適用できないという問
題がある。また、この方法は、第1レジスト膜,絶縁膜
及び第2レジスト膜の形成のために工程が多くなるとい
う問題もある。
の製造方法は、導電膜がメッキ法の適用可能なものに限
定され、例えば半導体装置の製造において広く用いられ
ているアルミニウム膜に対しては適用できないという問
題がある。また、この方法は、第1レジスト膜,絶縁膜
及び第2レジスト膜の形成のために工程が多くなるとい
う問題もある。
【0006】また、上記した第2の製造方法は、図3
(d)に示すように、マスクとなる酸化シリコン膜4と
第2層アルミニウム膜5の重なり部分Wが大きくなり、
第1層アルミニウム膜3と第2層アルミニウム膜5との
接触面積が低減され両者間の接触抵抗が増大するという
問題があり、これを避けるためには半導体装置のサイズ
を大きくしなければならない。さらに、この方法は、図
3(b)以下に示すように、酸化シリコン膜4の段差被
覆性の悪さにより第1層アルミニウム膜3と酸化シリコ
ン膜4間に空孔Vが生じて、導体配線の信頼性を損なう
ことがある。また、CVD法による酸化シリコン膜の形
成は400℃程度の高温雰囲気において行わなければな
らないので、微細パターンで構成される半導体集積回路
等の製造においては好ましくない。本発明は、上記した
問題を解決しようとするもので、簡易かつ信頼性の高い
方法により半導体装置内の一部の導電膜の膜厚を他の部
分の導電膜の膜厚より厚く形成する半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。
(d)に示すように、マスクとなる酸化シリコン膜4と
第2層アルミニウム膜5の重なり部分Wが大きくなり、
第1層アルミニウム膜3と第2層アルミニウム膜5との
接触面積が低減され両者間の接触抵抗が増大するという
問題があり、これを避けるためには半導体装置のサイズ
を大きくしなければならない。さらに、この方法は、図
3(b)以下に示すように、酸化シリコン膜4の段差被
覆性の悪さにより第1層アルミニウム膜3と酸化シリコ
ン膜4間に空孔Vが生じて、導体配線の信頼性を損なう
ことがある。また、CVD法による酸化シリコン膜の形
成は400℃程度の高温雰囲気において行わなければな
らないので、微細パターンで構成される半導体集積回路
等の製造においては好ましくない。本発明は、上記した
問題を解決しようとするもので、簡易かつ信頼性の高い
方法により半導体装置内の一部の導電膜の膜厚を他の部
分の導電膜の膜厚より厚く形成する半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る半導体装置の製造方法の構成上の特徴
は、電極取り出し用の開口部の形成された絶縁膜を表面
に設けた半導体基板上に第1導電膜を形成する第1導電
膜形成工程と、前記第1導電膜上の少なくとも一部分に
第2導電膜を形成する第2導電膜形成工程と、前記第2
導電膜の設けられた前記半導体基板上に第3導電膜を形
成する第3導電膜形成工程と、前記第3導電膜上に所定
パターンのレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程
と、前記レジスト膜をマスクとして前記第3導電膜を前
記第2導電膜が露出するまでエッチングするエッチング
工程とを設けたことにある。
に本発明に係る半導体装置の製造方法の構成上の特徴
は、電極取り出し用の開口部の形成された絶縁膜を表面
に設けた半導体基板上に第1導電膜を形成する第1導電
膜形成工程と、前記第1導電膜上の少なくとも一部分に
第2導電膜を形成する第2導電膜形成工程と、前記第2
導電膜の設けられた前記半導体基板上に第3導電膜を形
成する第3導電膜形成工程と、前記第3導電膜上に所定
パターンのレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程
と、前記レジスト膜をマスクとして前記第3導電膜を前
記第2導電膜が露出するまでエッチングするエッチング
工程とを設けたことにある。
【0008】
【発明の作用・効果】上記のように本発明を構成したこ
とにより、所定パターンのレジスト膜をマスクとして第
3導電膜を第2導電膜が露出するまでエッチングするこ
とにより、第2導電膜が第1導電膜のエッチングストッ
パとして作用するので、第1導電膜に損傷を与えること
なく膜厚の厚い導体配線を設けることができる。そし
て、第3導電膜は少なくともその一部分が第2導電膜を
介して第1導電膜に接続されているが、第3導電膜と第
2導電膜との接触により両者間の接触抵抗が大きくなる
ことはないため、第3導電膜の形成による無用な接触抵
抗の増加を抑制することが出来る。従って、第1導電膜
のエッチングによる損傷を防ぐエッチングストッパとし
て絶縁膜を用いた従来の方法のように、第3導電膜と第
1導電膜との接触面積を広げて両者間の接触抵抗を低く
するために半導体装置のサイズを大きくする必要もな
く、半導体装置をコンパクトに形成することが出来る。
とにより、所定パターンのレジスト膜をマスクとして第
3導電膜を第2導電膜が露出するまでエッチングするこ
とにより、第2導電膜が第1導電膜のエッチングストッ
パとして作用するので、第1導電膜に損傷を与えること
なく膜厚の厚い導体配線を設けることができる。そし
て、第3導電膜は少なくともその一部分が第2導電膜を
介して第1導電膜に接続されているが、第3導電膜と第
2導電膜との接触により両者間の接触抵抗が大きくなる
ことはないため、第3導電膜の形成による無用な接触抵
抗の増加を抑制することが出来る。従って、第1導電膜
のエッチングによる損傷を防ぐエッチングストッパとし
て絶縁膜を用いた従来の方法のように、第3導電膜と第
1導電膜との接触面積を広げて両者間の接触抵抗を低く
するために半導体装置のサイズを大きくする必要もな
く、半導体装置をコンパクトに形成することが出来る。
【0009】さらに、本発明によれば、導電膜の形成と
そのエッチングのみを内容とするので、絶縁膜を含めた
従来の方法に比べて膜形成工程が簡易化されると共に、
成膜温度の低減、膜の段差被覆性の改善等により半導体
装置の信頼性も高められる。
そのエッチングのみを内容とするので、絶縁膜を含めた
従来の方法に比べて膜形成工程が簡易化されると共に、
成膜温度の低減、膜の段差被覆性の改善等により半導体
装置の信頼性も高められる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は同実施例に係る一部に高電流容量部分の
設けられた半導体集積回路(例えば高出力Bi−CMOS形集
積回路)の導体配線形成工程を概略的に示している。ま
ず、所定の工程を経てトランジスタ等の素子(図示省略
する)及び電極取り出し用の開口部11aの設けられた
シリコン酸化膜11が形成されたシリコン半導体基板1
0(以下、シリコン基板という)の表面に、第1層アル
ミニウム膜12をスパッタリング技術又は真空蒸着技術
により約800nm(ナノメータ)程度の厚さに形成する
(図1(a)参照)。アルミニウム膜12の形成後に、
スパッタリング装置等内にてアルミニウム膜に重ねてチ
タンおよび窒化チタン膜13をスパッタリング及び反応
スパッタリングによりそれぞれ20nmおよび100nm程
度の厚さに形成する(図1(b)参照)。
すると、図1は同実施例に係る一部に高電流容量部分の
設けられた半導体集積回路(例えば高出力Bi−CMOS形集
積回路)の導体配線形成工程を概略的に示している。ま
ず、所定の工程を経てトランジスタ等の素子(図示省略
する)及び電極取り出し用の開口部11aの設けられた
シリコン酸化膜11が形成されたシリコン半導体基板1
0(以下、シリコン基板という)の表面に、第1層アル
ミニウム膜12をスパッタリング技術又は真空蒸着技術
により約800nm(ナノメータ)程度の厚さに形成する
(図1(a)参照)。アルミニウム膜12の形成後に、
スパッタリング装置等内にてアルミニウム膜に重ねてチ
タンおよび窒化チタン膜13をスパッタリング及び反応
スパッタリングによりそれぞれ20nmおよび100nm程
度の厚さに形成する(図1(b)参照)。
【0011】つぎに、半導体集積回路の高電流容量部分
Tにおける導体配線形成位置のチタンおよび窒化チタン
膜13をホトリソグラフィおよびエッチング技術により
選択的に除去する(図1(c)参照)。
Tにおける導体配線形成位置のチタンおよび窒化チタン
膜13をホトリソグラフィおよびエッチング技術により
選択的に除去する(図1(c)参照)。
【0012】つぎに、チタンおよび窒化チタン膜13の
除去されたシリコン基板10の表面に、第2層アルミニ
ウム膜14をスパッタリング技術等により約3ミクロン
程度の厚さに形成する。つづいて、高電流容量部分にお
ける導体配線形成位置の第2層アルミニウム膜14以外
の部分の第2層アルミニウム膜14をホトリソグラフィ
およびエッチング技術により選択的にエッチングを行い
窒化チタン膜13の表面が露出するまで除去することに
より、高電流容量部分における約4ミクロン程度の厚い
膜厚のアルミニウム導体配線15が形成される(図1
(d)参照)。このとき、窒化チタン膜のアルミニウム
膜に対するエッチングの選択比が1より大きくなってい
るため、窒化チタン膜13がエッチングのストッパとな
って第1層アルミニウム膜12を保護するので、第1層
アルミニウム膜12が損傷を受けることはない。つづい
て、高電流容量部分以外の部分の導体配線を形成するた
めに、図示省略するが、所定部分のチタン,窒化チタン
膜13および第1層アルミニウム膜12をホトリソグラ
フィおよびエッチング技術により選択的に除去する。こ
れにより、高電流容量部分を含めた半導体集積回路全体
の導体配線が形成される。
除去されたシリコン基板10の表面に、第2層アルミニ
ウム膜14をスパッタリング技術等により約3ミクロン
程度の厚さに形成する。つづいて、高電流容量部分にお
ける導体配線形成位置の第2層アルミニウム膜14以外
の部分の第2層アルミニウム膜14をホトリソグラフィ
およびエッチング技術により選択的にエッチングを行い
窒化チタン膜13の表面が露出するまで除去することに
より、高電流容量部分における約4ミクロン程度の厚い
膜厚のアルミニウム導体配線15が形成される(図1
(d)参照)。このとき、窒化チタン膜のアルミニウム
膜に対するエッチングの選択比が1より大きくなってい
るため、窒化チタン膜13がエッチングのストッパとな
って第1層アルミニウム膜12を保護するので、第1層
アルミニウム膜12が損傷を受けることはない。つづい
て、高電流容量部分以外の部分の導体配線を形成するた
めに、図示省略するが、所定部分のチタン,窒化チタン
膜13および第1層アルミニウム膜12をホトリソグラ
フィおよびエッチング技術により選択的に除去する。こ
れにより、高電流容量部分を含めた半導体集積回路全体
の導体配線が形成される。
【0013】以上説明したように、本実施例において
は、第1層アルミニウム膜12上にアルミニウム膜に対
するエッチングの選択性の大きな金属および金属化合物
膜であるチタンおよび窒化チタン膜を形成し、窒化チタ
ン膜上に設けた第2層アルミニウム膜を窒化チタンを第
1層アルミニウム膜のエッチングストッパとして窒化チ
タン膜が露出するまでエッチングすることにより、チタ
ンおよび窒化チタン膜に一部分Wが重なった部分的に膜
厚の厚いアルミニウム導体配線を信頼性よく形成するこ
とができる。そして、第2層アルミニウム膜が一部重な
る窒化チタン膜は導電膜であるので両者間の接触抵抗を
小さくすることが出来るので、従来の絶縁膜を用いた場
合のように両膜の重なり部分を考慮して第1層及び第2
層アルミニウム膜間の接触面積を大きくする必要がな
く、従って半導体集積回路の面積を小さくすることがで
きる。
は、第1層アルミニウム膜12上にアルミニウム膜に対
するエッチングの選択性の大きな金属および金属化合物
膜であるチタンおよび窒化チタン膜を形成し、窒化チタ
ン膜上に設けた第2層アルミニウム膜を窒化チタンを第
1層アルミニウム膜のエッチングストッパとして窒化チ
タン膜が露出するまでエッチングすることにより、チタ
ンおよび窒化チタン膜に一部分Wが重なった部分的に膜
厚の厚いアルミニウム導体配線を信頼性よく形成するこ
とができる。そして、第2層アルミニウム膜が一部重な
る窒化チタン膜は導電膜であるので両者間の接触抵抗を
小さくすることが出来るので、従来の絶縁膜を用いた場
合のように両膜の重なり部分を考慮して第1層及び第2
層アルミニウム膜間の接触面積を大きくする必要がな
く、従って半導体集積回路の面積を小さくすることがで
きる。
【0014】また、上記実施例においては全ての膜をス
パッタリング技術等により処理することが出来るので、
酸化シリコン等の絶縁膜の形成にCVD法を用いる必要
のある従来方法に比べ工程が簡略化されるという効果が
得られる。さらに、上記実施例においては全ての膜をス
パッタリング技術等のみを用いれば良いことにより、処
理温度が400℃程度のCVD法を用いる必要のある従
来方法に比べ処理温度を200℃程度に低減させること
が出来ると共に、膜の段差被覆性も絶縁膜を含む従来方
法に比べて改善され膜の境界におけるボイドの発生等も
防止することが出来るので、半導体集積回路の信頼性を
向上させることができる。
パッタリング技術等により処理することが出来るので、
酸化シリコン等の絶縁膜の形成にCVD法を用いる必要
のある従来方法に比べ工程が簡略化されるという効果が
得られる。さらに、上記実施例においては全ての膜をス
パッタリング技術等のみを用いれば良いことにより、処
理温度が400℃程度のCVD法を用いる必要のある従
来方法に比べ処理温度を200℃程度に低減させること
が出来ると共に、膜の段差被覆性も絶縁膜を含む従来方
法に比べて改善され膜の境界におけるボイドの発生等も
防止することが出来るので、半導体集積回路の信頼性を
向上させることができる。
【0015】つぎに、本発明の他の実施例に関して図2
により説明する。本実施例は、上記実施例において、第
1層アルミニウム膜12に重ねてチタンおよび窒化チタ
ン膜13を形成した後のチタンおよび窒化チタン膜13
のエッチング工程(図1(c)参照)を省略し、直ちに
第2層アルミニウム膜14を形成し、さらにチタンおよ
び窒化チタン膜13を第1層アルミニウム膜12のエッ
チングストッパとして第2層アルミニウム膜14を窒化
チタン膜13が露出するまでエッチングするようにした
ものである。
により説明する。本実施例は、上記実施例において、第
1層アルミニウム膜12に重ねてチタンおよび窒化チタ
ン膜13を形成した後のチタンおよび窒化チタン膜13
のエッチング工程(図1(c)参照)を省略し、直ちに
第2層アルミニウム膜14を形成し、さらにチタンおよ
び窒化チタン膜13を第1層アルミニウム膜12のエッ
チングストッパとして第2層アルミニウム膜14を窒化
チタン膜13が露出するまでエッチングするようにした
ものである。
【0016】以上のように他の実施例を構成したことに
より、上記した実施例と同様の効果が得られると共に、
本実施例においては、アルミニウム膜同士の接触に比べ
接触抵抗が若干大きくなるが、この接触抵抗の若干の増
加が余り問題にならない場合においてはこの方法は有効
であり、特に工程数を大幅に削減できる効果が得られ
る。さらに、本実施例のように第1層アルミニウム膜と
第2層アルミニウム膜の間に他の導電性膜を設けること
により、アルミニウム膜のエレクトロマイグレーショ
ン,ストレスマイグレーションに対する耐性が向上しア
ルミニウム膜の信頼性が向上する。
より、上記した実施例と同様の効果が得られると共に、
本実施例においては、アルミニウム膜同士の接触に比べ
接触抵抗が若干大きくなるが、この接触抵抗の若干の増
加が余り問題にならない場合においてはこの方法は有効
であり、特に工程数を大幅に削減できる効果が得られ
る。さらに、本実施例のように第1層アルミニウム膜と
第2層アルミニウム膜の間に他の導電性膜を設けること
により、アルミニウム膜のエレクトロマイグレーショ
ン,ストレスマイグレーションに対する耐性が向上しア
ルミニウム膜の信頼性が向上する。
【0017】なお、上記各実施例においては、第1層導
体,第2層導体としてアルミニウム膜を用いているが
金、ニッケル等他の導電膜を用いてもよい。また、エッ
チングストッパ用として、チタンおよび窒化チタン膜を
用いているが、タングステン、銅、クロム、マンガン等
第1,第2層導体とエッチングの選択性を備えた各種の
導電性の膜を用いてもよい。また、上記各実施例は、シ
リコン半導体集積回路に対して本発明を適用した場合に
ついて説明しているが、GaAs等の化合物半導体基板を用
いた半導体装置に対して本発明を適用してもよい。
体,第2層導体としてアルミニウム膜を用いているが
金、ニッケル等他の導電膜を用いてもよい。また、エッ
チングストッパ用として、チタンおよび窒化チタン膜を
用いているが、タングステン、銅、クロム、マンガン等
第1,第2層導体とエッチングの選択性を備えた各種の
導電性の膜を用いてもよい。また、上記各実施例は、シ
リコン半導体集積回路に対して本発明を適用した場合に
ついて説明しているが、GaAs等の化合物半導体基板を用
いた半導体装置に対して本発明を適用してもよい。
【図1】本発明の一実施例を示す半導体装置の導体配線
形成工程を示す概略断面図である。
形成工程を示す概略断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す半導体装置の導体配
線形成工程の要部を示す概略断面図である。
線形成工程の要部を示す概略断面図である。
【図3】従来技術に係る半導体装置の導体配線形成工程
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
10…シリコン半導体基板、11…シリコン酸化膜、1
2…第1層アルミニウム膜、13…チタン膜及び窒化チ
タン膜、14…第2層アルミニウム膜。
2…第1層アルミニウム膜、13…チタン膜及び窒化チ
タン膜、14…第2層アルミニウム膜。
Claims (1)
- 【請求項1】 電極取り出し用の開口部の形成された絶
縁膜を表面に設けた半導体基板上に第1導電膜を形成す
る第1導電膜形成工程と、 前記第1導電膜上の少なくとも一部分に第2導電膜を形
成する第2導電膜形成工程と、 前記第2導電膜の設けられた前記半導体基板上に第3導
電膜を形成する第3導電膜形成工程と、 前記第3導電膜上に所定パターンのレジスト膜を形成す
るレジスト膜形成工程と、 前記レジスト膜をマスクとして前記第3導電膜を前記第
2導電膜が露出するまでエッチングするエッチング工程
とを設けたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4083989A JPH05291254A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4083989A JPH05291254A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05291254A true JPH05291254A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=13817953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4083989A Pending JPH05291254A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05291254A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020077821A (ja) * | 2018-11-09 | 2020-05-21 | トヨタ自動車株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
-
1992
- 1992-04-06 JP JP4083989A patent/JPH05291254A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020077821A (ja) * | 2018-11-09 | 2020-05-21 | トヨタ自動車株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
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