JPH05286417A - ワイパー装置 - Google Patents

ワイパー装置

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JPH05286417A
JPH05286417A JP4084268A JP8426892A JPH05286417A JP H05286417 A JPH05286417 A JP H05286417A JP 4084268 A JP4084268 A JP 4084268A JP 8426892 A JP8426892 A JP 8426892A JP H05286417 A JPH05286417 A JP H05286417A
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JP
Japan
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wiper
wiper arm
side nozzle
washer
pump
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JP4084268A
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English (en)
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Yoshiro Otsu
義郎 大津
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイパーユニットの往動側ノズル,復動側ノ
ズルの噴射切換えを簡単な電気的制御によって行わせ
る。 【構成】 ワイパーアーム3の往動側ノズル4に、開弁
圧がPOより小さな常開型の弁装置10を設ける一方、
復動側ノズル5に開弁圧がPOより大きな常閉型の弁装
置11を設けてある。ピボットベース13には、アーム
ヘッド3aの爪片20で回動される摺動体18に設けた
可動接点17と、可動接点17が摺接する電気的抵抗体
15および固定接点16とからなる可変抵抗器14を設
けて、ワイパーアーム3の往動,復動行程でそれぞれ電
気抵抗値を変えてウオッシャポンプ8を変速制御し、ポ
ンプ吐出圧の変化によって弁装置10,11の開弁また
は閉弁時期が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の車両に用いら
れるワイパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイパーの中には、例えば、1
989年6月 日産自動車(株)発行サービス周報第6
25号E−14頁〜E−16頁に示されているように、
ワイパーアームのアームヘッドとワイパーピボットとの
連結部分にロータリータイプの流路切換弁機構を設け、
ウオッシャ作動時にワイパーアームの揺動と連動して流
路を切換えて、ワイパーアームに設けたノズルよりワイ
パーアームの進行方向に洗浄液を噴射するようにしたも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アームヘッドとワイパ
ーピボットとの連結部分に、ワイパーアームの揺動方向
に応じて流路を切換える流路切換弁機構を構成している
ため、構造が複雑となってしまう。
【0004】そこで、本発明はアームヘッドとワイパー
ピボットとの連結部に複雑なロータリータイプの流路切
換弁機構を構成することなく、ウオッシャ作動時にはワ
イパーアームの進行方向に洗浄液を噴射させることがで
きるワイパー装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】ワイパーアーム,ワイパ
ーブレードの何れかに設けられて、ウオッシャポンプに
より圧送される洗浄液をワイパーアームの往動側と復動
側とに噴射するノズルと、これらノズル内に設けられた
所定の圧力で開弁又は閉弁する開,閉作動特性が互いに
逆の弁装置と、ワイパーアームの揺動に連動してウオッ
シャポンプを変速制御して、ワイパーアームの往動時に
往動側ノズルの弁装置が開弁するポンプ圧とし、ワイパ
ーアームの復動時に復動側ノズルの弁装置が開弁するポ
ンプ圧とするウオッシャポンプ制御手段とを備えてい
る。
【0006】
【作用】ウオッシャ作動時にウオッシャポンプ制御手段
によりワイパーアームの揺動方向に応じてウオッシャポ
ンプが変速制御され、ワイパーアームの往動行程では往
動側ノズル内の弁装置が開弁するポンプ圧に制御され
て、該往動側ノズルから洗浄液が噴射され、ワイパーア
ームの復動行程では復動側ノズルの弁装置が開弁するポ
ンプ圧に制御されて、該復動側ノズルから洗浄液が噴射
される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0008】図1,2において、1は図外のモータによ
り作動されるワイパーユニットで、該ワイパーユニット
1は後述するようにワイパースイッチ22の投入により
作動すると共に、ウオッシャスイッチ23を作動した時
にも所定時間作動するようになっている。
【0009】ワイパーユニット1はワイパーリンク(図
示省略),ピボットアーム2aを介してモータ(図5参
照)の駆動力が伝達されるワイパーピボット2と、該ワ
イパーピボット2に連結したワイパーアーム3、および
該ワイパーアーム3に装着したワイパーブレード3A
(図3,4参照)とを備えている。
【0010】ワイパーアーム3のアームヘッド3aに
は、ワイパーアーム3の往動側に洗浄液を噴射するノズ
ル4と、ワイパーアーム3の復動側に洗浄液を噴射する
ノズル5とを備えている。これらノズル4,5は2股に
分岐したアーム側のウオッシャパイプ6に接続されてい
る一方、ウオッシャタンク7内の洗浄液を送出するウオ
ッシャポンプ8に接続したフィードパイプ9は、前記ピ
ボット2を上下方向に貫通して配索し、前記アーム側の
ウオッシャパイプ6に接続してある。
【0011】ノズル4,5内には、所定の圧力で開弁、
または閉弁する開,閉作動特性が互いに逆の弁装置1
0,11を配設してある。
【0012】この実施例では往動側ノズル4に、弁体1
0aとこの弁体10aを常開位置にセットするスプリン
グ10bとを備えた閉弁圧がPO以上の常開型の弁装置
10を配設し、復動側ノズル5に、弁体11aとこの弁
体11aを常閉位置にセットするスプリング11bとを
備えた開弁圧がPO以上の常閉型の弁装置11を配設し
てある。
【0013】また、復動側ノズル5のノズル先端は径を
絞って、噴射量が往動側ノズル4と同一となるようにし
てある。
【0014】そして、前記ワイパーピボット2とアーム
ヘッド3aとの連結部分に、ワイパーアーム3の揺動に
連動してウオッシャポンプ8を変速制御するウオッシャ
ポンプ制御手段12を配設してある。
【0015】このウオッシャポンプ制御手段12とし
て、本実施例ではワイパーアーム3の往動時と復動時と
で、ウオッシャポンプ8の駆動回路の電気抵抗値を変化
させる可変抵抗器14を構成している。具体的には、ワ
イパーピボット2の樹脂材からなるピボットベース13
の上面には、ピボット貫通孔13bと同心的に円形の凹
部13aを形成してあり、この凹部13aの周縁部に電
気抵抗体15と固定接点16とを配設してある。凹部1
3aには樹脂材からなる円盤状の摺動体18を収容配置
してある。この摺動体18の周縁の一部には電気抵抗体
15と固定接点16とに跨って摺接する可動接点17を
配設してあると共に、該周縁の可動接点17の配設位置
と異なる部位に所要長さで切欠部19を形成してある。
一方、アームヘッド3aにはこの切欠部19内に突出す
る爪片20を一体に突設してあり、該爪片20が切欠部
19の端縁19a又は19bに係合することによって摺
動体18を回動するようにしてある。
【0016】図3,4に、爪片20と切欠部19の端縁
19a,19bとの位置関係と、可変抵抗器14の電気
抵抗体15と可動接点17,固定接点16との位置関係
を示している。図3に示すワイパーアーム3のセット位
置Sでは、爪片20が切欠部19の一方の端縁19aと
接している位置にあり、この状態では可動接点17の電
気抵抗体15上の摺接長が短く、電気抵抗値が最大とな
ってウオッシャポンプ8を低速回転し、前記圧力PO
下のポンプ吐出圧が得られるようにしてある。ワイパー
アーム3がセット位置Sから往動して爪片20が図3の
矢印方向に移動し、ワイパーアーム3が反転位置SA前
20度の位置に至ると、爪片20が切欠部19の他方の
端縁19bに係合して摺動体18を回動し、図4に示す
反転位置SAで可動接点17の電気抵抗体15上の摺接
長が長く、電気抵抗値が最小となってウオッシャポンプ
8を高速回転し、前記圧力PO以上のポンプ吐出圧が得
られるようにしてある。
【0017】即ち、本実施例にあってはウオッシャ作動
時に、ワイパーアーム3のセット位置Sからの往動行程
ではウオッシャポンプ8の吐出圧をPOよりも小さく制
御して、復動側ノズル5の弁装置11を閉弁状態に、お
よび、往動側ノズル4の弁装置10を開弁状態に維持
し、該往動側ノズル4からのみ洗浄液を噴射するが、ワ
イパーアーム3の反転位置SA前20度のところで、ウ
オッシャポンプの吐出圧をPOよりも大きくして、往動
側ノズル4の弁装置10を閉弁させる一方、復動側ノズ
ル5の弁装置11を開弁して、該復動側ノズル5からの
み洗浄液を噴射させる。そして、ワイパーアーム3が復
動行程でそのセット位置S前20度のところで、ウオッ
シャポンプの吐出圧を再びPOよりも小さくして、洗浄
液の噴射方向を往動側に切換えるようにしてある。
【0018】図5にワイパーユニット1およびウオッシ
ャポンプ8の制御回路を示す。
【0019】21はメインスイッチで、ワイパーモータ
24を作動させるワイパースイッチ22と、ウオッシャ
ポンプ8を作動するウオッシャスイッチ23とを備えて
いる。ワイパースイッチ22はワイパーモータ24を停
止するOFF位置と、ワイパーモータ24のアース側端
子をL(ロー)側に接続して低速回転(ワイパーアーム
3の低速揺動)を間欠的に行わせるINT位置と、ワイ
パーモータ24のアース側端子を前記L側に接続して低
速回転を行わせるLO位置と、ワイパーモータ24のア
ース側端子をH(ハイ)側に接続して高速回転(ワイパ
ーアーム3の高速揺動)を行わせるHI位置とに切換え
るようにしてある。25はワイパースイッチ22をIN
T位置に切換えた時にワイパーモータ24を間欠作動さ
せる間欠ワイパーアンプで、タイマー26とタイマー2
6により制御されて、接点を端子a側から端子b側に切
換えるリレー27とを備えている。端子aはワイパーモ
ータ24のオートストップスイッチ24aに接続してあ
って、ワイパースイッチ22を前記INT位置,LO位
置,HI位置のいずれの位置からでもOFF位置に切換
えると、ワイパーアーム3が一往復揺動して格納位置
(セット位置)に戻った時点でモータ駆動回路を開成す
るようになっている。
【0020】ウオッシャスイッチ23は前記間欠ワイパ
ーアンプ25のタイマー26に接続されていて、ウオッ
シャスイッチ23を駆動すると、その起動信号をタイマ
ー26に入力させて適宜の時間遅れをもってワイパーモ
ータ24を所定時間低速回転させ、ワイパーアーム3を
数回往復揺動させるようにしてある。28はタイマー2
6の時定数設定用の可変抵抗器である。そして、前記ウ
オッシャポンプ制御手段12としての可変抵抗器14
を、このウオッシャポンプ8と直列に接続してある。
【0021】以上の実施例装置によれば、ウオッシャス
イッチ23を投入すると、ウオッシャポンプ8が駆動し
てウオッシャタンク7内の洗浄液をフィードパイプ9へ
圧送する。このウオッシャポンプ8の起動信号は間欠ワ
イパーアンプ25のタイマー26に入力され、ワイパー
モータ24が所定時間低速回転するようになる。このワ
イパーモータ24の駆動によりワイパーアーム3は揺動
を開始するが、ワイパーアーム3のセット位置Sから反
転位置SAへの往動行程では、アームヘッド3aの爪片
20が摺動体18の切欠部19内で一方の端縁19aか
ら他方の端縁19b側へ移動するだけであるから、該摺
動体18は停止状態を維持し、可変抵抗器14の電気抵
抗値は最大に保持されている。従って、ウオッシャポン
プ24は低速回転されてポンプ吐出圧はPOよりも小さ
く制御される。この結果、フィードパイプ9からアーム
側のウオッシャパイプ6に導入された洗浄液は常開型の
弁装置10を通って図6に示すように往動側のノズル4
より噴射され、ワイパーアーム3の進行方向に洗浄液が
供給される。
【0022】ワイパーアーム3がこの往動行程で反転位
置SA前20度の位置に至ると、前記爪片20が切欠部
19の他方の端縁19bに係合し、摺動体18を回動す
るようになる。このため、可変抵抗器14の電気抵抗値
が減少され始め、ウオッシャポンプ8が該電気抵抗値の
減少に比例して高速回転に移行し、ポンプ吐出圧がPO
以上に上昇される。この結果、往動側ノズル4内の弁装
置10が閉弁すると同時に、復動側ノズル5内の弁装置
11が開弁して、反転位置SA前20度のところから洗
浄液は復動側ノズル5から噴射されるようになり、ワイ
パーアーム3が反転位置SAに到達した時点で可変抵抗
器14の電気抵抗値が最小となって、ポンプ吐出圧は最
大となる。
【0023】ワイパーアーム3の復動行程では、前述と
は逆に爪片20が前記切欠部19内で他方の端縁19b
から一方の端縁19a側へ移動するだけであるから、再
び摺動体18は停止状態を維持し、可変抵抗器14の電
気抵抗値は最小に保持され、ポンプ吐出圧は前記PO
上に保たれる。従って、洗浄液は復動側ノズル5からの
噴射が持続されてワイパーアーム3の進行方向に供給さ
れる。
【0024】ワイパーアーム3がこの復動行程でセット
位置S前20度の位置に至ると、前記爪片20が切欠部
19の一方の端縁19aに係合して、摺動体18を前述
とは逆方向に回動するようになる。このため、可変抵抗
器14の電気抵抗値が増大され始め、ウオッシャポンプ
8が電気抵抗値の増大と比例して低速回転に移行し、ポ
ンプ吐出圧がPO以下に減少される。これにより、復動
側ノズル5内の弁装置11が閉弁すると同時に往動側ノ
ズル4内の弁装置10が開弁して、該往動側ノズル4か
ら洗浄液が噴射されるようになり、ワイパーアーム3が
セット位置Sに到達した時点で可変抵抗器14の電気抵
抗値が最大となってポンプ吐出圧が最小となり、以後、
ウオッシャスイッチ23が投入されている間前述の動作
を繰り返す。
【0025】なお、前記実施例ではノズル4,5をワイ
パーアーム3に設けてあるが、ワイパーブレード3Aに
設けるようにしてもよい。また、ウオッシャポンプ制御
手段12としては、前述の可変抵抗器14の他に、ワイ
パーアーム3の往動と、復動とを電気的に検出して、ウ
オッシャポンプ8を多段に変速制御するようにしてもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ウオッシ
ャ作動時にウオッシャポンプはウオッシャポンプ制御手
段によりワイパーアームの揺動に連動して変速制御さ
れ、ワイパーアームの往動行程では往動側ノズル内の弁
装置が開弁するポンプ吐出圧に制御して該往動側ノズル
から洗浄液を噴射させる一方、復動行程では復動側ノズ
ル内の弁装置が開弁するポンプ吐出圧に制御して該復動
側ノズルから洗浄液を噴射させて、常にワイパーアーム
の進行方向に洗浄液を供給できて、ガラス面の洗浄,清
掃を効果的に行わせることができる。
【0027】そして、従来のようなロータリータイプの
流路切換弁機構をワイパーアームのアームヘッドとピボ
ットとの連結部分に構成するものと異なり、ワイパーア
ームの揺動を電気的に検出してウオッシャポンプを変速
制御して、往動側ノズル,復動側ノズルの各弁装置が開
弁又は閉弁するポンプ吐出圧に制御させるものであるか
ら構造を簡単に、かつ、小型化することができて、コス
ト的にも非常に有利となる等の実用上の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】同実施例のノズル部分の略示的透視斜視図。
【図3】同実施例のウオッシャポンプ制御手段のワイパ
ーアーム作動時における作動状態を示す略示的説明図。
【図4】同実施例のウオッシャポンプ制御手段のワイパ
ーアーム復動時における作動状態を示す略示的説明図。
【図5】同実施例の制御回路図。
【図6】同実施例の作動行程を示す説明図。
【符号の説明】
1…ワイパーユニット、3…ワイパーアーム、3A…ワ
イパーブレード、4…往動側ノズル、5…復動側ノズ
ル、8…ウオッシャポンプ、10…往動側ノズルの弁装
置、11…復動側ノズルの弁装置、12…ウオッシャポ
ンプ制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパーアーム,ワイパーブレードの何
    れかに設けられて、ウオッシャポンプにより圧送される
    洗浄液をワイパーアームの往動側と復動側とに噴射する
    ノズルと、これらノズル内に設けられて所定の圧力で開
    弁又は閉弁する開,閉作動特性が互いに逆の弁装置と、
    ワイパーアームの揺動に連動してウオッシャポンプを変
    速制御して、ワイパーアームの往動時に往動側ノズルの
    弁装置が開弁するポンプ圧とし、ワイパーアームの復動
    時に復動側ノズルの弁装置が開弁するポンプ圧とするウ
    オッシャポンプ制御手段とを備えたことを特徴とするワ
    イパー装置。
JP4084268A 1992-04-07 1992-04-07 ワイパー装置 Pending JPH05286417A (ja)

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