JPH0533429Y2 - - Google Patents

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JPH0533429Y2
JPH0533429Y2 JP7067087U JP7067087U JPH0533429Y2 JP H0533429 Y2 JPH0533429 Y2 JP H0533429Y2 JP 7067087 U JP7067087 U JP 7067087U JP 7067087 U JP7067087 U JP 7067087U JP H0533429 Y2 JPH0533429 Y2 JP H0533429Y2
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JP
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washer
wiper
motor
wiper blade
automatic stop
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【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、車両に装備されるウインドウウオツ
シヤ装置に関し、詳しくは、ウオツシヤノズルが
ワイパアームに設置される形式のものに関する。
【従来の技術】
一般に自動車のフロントガラスなどにはウイン
ドウウオツシヤ装置が装備されており、ウオツシ
ヤノズルからガラス面に噴出されたウオツシヤ液
をワイパアーム先端のワイパブレードで拭き払う
ことにより良好な視界が得られるようになつてい
る。 また、このようなウインドウウオツシヤ装置に
おけるウオツシヤノズルとしては、ボンネツトに
設置されるものや、ワイパアームに設置されるも
のが知られている。 第4図はウオツシヤノズル1がワイパアーム2
に設置されたウインドウウオツシヤ装置の一従来
例を示すもので、ワイパアーム2先端のワイパブ
レード3は、ワイパアーム2が図示省略したワイ
パモータにより往復揺動されるのに伴い、ウイン
ドウガラス4の下縁に臨む自動停止位置とウイン
ドウガラス4の一側縁に臨む反転位置との間を往
復運動するようになつている。そしてウオツシヤ
ノズル1は、ワイパブレード3が自動停止位置に
ある状態でその移動方向前方の往路に噴出孔を向
けてワイパアーム2に設置されており、図示省略
したウオツシヤモータの作動によりウインドウガ
ラス4面に向けてウオツシヤ液を噴出するように
なつている。 なお、実開昭55−131857号公報には、ウオツシ
ヤモータの作動に連動してワイパモータを作動さ
せる関連技術が紹介されている。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した第4図に示す従来例におい
ては、ウオツシヤモータとワイパモータとが全く
独立して作動するようになつている。このため、
ワイパブレード3がウインドウガラス4の一側縁
に臨む反転位置付近にあるときにウオツシヤモー
タを作動してウオツシヤノズル1からウオツシヤ
液を噴出すると、ウオツシヤ液がウインドウガラ
ス4の側方に飛散して歩行者等に降り掛かるとい
う問題があつた。 またワイパブレード3がその反転位置から自動
停止位置へと向かう復路の途中でウオツシヤモー
タを作動すると、ウオツシヤノズル1からのウオ
ツシヤ液はワイパブレード3の移動方向後方に噴
出されることとなり、ワイパブレード3に拭き払
われるとなく無駄に浪費されるという問題もあつ
た。 そこで本考案は、ウオツシヤ液の無駄な浪費や
ウインドウガラス側方への不用意な飛散を未然に
防止できるウインドウウオツシヤ装置を提供する
ことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この目的のため本考案は、ワイパスイツチの操
作によるワイパモータの作動に応じて往復揺動さ
れるワイパアームと、このワイパアームの先端に
装着されてウインドウガラスの下縁に臨む自動停
止位置とウインドウガラスの一側縁に臨む反転位
置との間を往復運動するワイパブレードと、この
ワイパブレードの移動方向前方の往路に噴出孔を
向けて上記ワイパアームに設置され、ウオツシヤ
スイツチの操作によるウオツシヤモータの作動に
応じてウオツシヤ液を噴出するウオツシヤノズル
とを備えたウインドウウオツシヤ装置において、
上記ワイパモータにより回転駆動されるウオーム
ホイールには、ワイパブレードの自動停止位置で
ワイパモータを自動停止可能なワイパモータ用接
点パターンと共にウオツシヤモータを自動停止さ
せるウオツシヤモータ用接点パターンを設け、上
記ウオツシヤモータ用接点パターンは、ワイパブ
レードが自動停止位置から反転位置に向かつて移
動する往路区間のうち、ウオツシヤノズルの噴出
孔がワイパブレードの往路の終端部に向く位置に
達するまでの区間でのみウオツシヤモータを作動
可能とし、それ以降の往路区間および復路の全区
間ではウオツシヤモータを自動停止させるパター
ンに設定したことを手段としている。
【作用】
このような手段を採用した本考案のウインドウ
ウオツシヤ装置では、ウオツシヤモータはワイパ
ブレードが自動停止位置から反転位置に向かつて
移動する往路区間のうち、ウオツシヤノズルの噴
出孔がワイパブレードの往路の終端部に向く位置
に達するまでの区間でのみ作動可能であり、それ
以降の往路区間および復路の全区間では自動停止
される。 そこでウオツシヤスイツチおよびワイパスイツ
チを操作すると、ワイパモータの作動によりワイ
パブレードが自動停止位置と反転位置との間を往
復運動するのに伴い、その往路区間のうち、ウオ
ツシヤノズルの噴出孔がワイパブレードの往路の
終端部に向く位置に達するまでの区間でのみウオ
ツシヤモータが作動する。これに伴いウオツシヤ
ノズルからワイパブレードの移動方向前方の往路
に向けてウオツシヤ液が噴出され、これがワイパ
ブレードにより順次拭き払われることでウインド
ウガラスの視界が良好となる。 また、ワイパブレードの以降の往路区間および
復路の全区間ではウオツシヤモータが自動停止し
てウオツシヤ液の噴出が停止するのであり、ウオ
ツシヤ液がウインドウガラスの側方に不用意に飛
散したり、ワイパブレードの移動方向後方に噴出
されて無駄に浪費されるのが未然に防止される。
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付の図面に基づい
て具体的に説明する。 第1図において符号11は後述のワイパスイツ
チの操作によるワイパモータの作動に応じて往復
揺動されるワイパアームを示し、このワイパアー
ム11の先端部には、ワイパアーム11の往復揺
動に伴いウインドウガラス14の下縁に臨む自動
停止位置とウインドウガラス14の一側縁に臨む
反転位置との間を往復運動するワイパブレード1
2が装着されている。 また、前記ワイパアーム11には、ウオツシヤ
液を噴出するウオツシヤノズル13が設置されて
いる。このウオツシヤノズル13は、ワイパブレ
ード12の移動方向前方に往路に噴出孔を向けて
設置されており、後述のウオツシヤスイツチの操
作によるウオツシヤモータの作動に応じてウオツ
シヤ液を噴出するようになつている。 第2図は、ワイパモータ21からワイパアーム
11に至る動力伝達機構の一部を示すもので、ワ
イパモータ21の出力軸に連結されたウオーム2
1Aにはウオームホイール22が噛み合つて減速
回転駆動されるようになつている。 第3図は前記ワイパモータ21およびウオツシ
ヤモータ24の電気回路を示しており、電源31
とワイパモータ21とはワイパスイツチ32を介
して回路構成されている。ここでワイパスイツチ
32は2つのオン回路と1つのオフ回路との3回
路を適宜切換えるもので、そのオフ回路にはワイ
パモータ用接点23S1が介設されている。 また電源31とウオツシヤモータ24とはウオ
ツシヤスイツチ33およびウオツシヤモータ用接
点23S2を介して回路構成されている。 第2図に示すように、前記ワイパモータ用接点
23S1は、ウオームホイール22の側面に形成さ
れた円弧状の接点板23A,23Bと、これらに
接触可能な接点ブラシ241,242とで構成さ
れ、またウオツシヤモータ用接点23S2は、上記
接点板23A,23Bの外側に同心円状に形成さ
れた円弧状の接点板23Xと、これに接触可能な
接点ブラシ243,244とで構成されている。 ここで前記ウオームホイール22は、その1回
転がワイパブレード12の1往復に対応したもの
であり、ワイパブレード12の自動停止位置M1
に対応した部分近辺を除いたウオームホイール2
2の回転領域で前記接点ブラシ241,242が導
通するように、前記接点板23Aは所定幅で大き
な中心角をもつたC字形に形成されている。また
この接点板23Aの切欠き部に配置された中心角
の小さな扇形の接点板23Bは、接点ブラシ24
のみが接触するように接点板23Aより若干幅
狭に形成されている。 一方、前記接点板23Xは、ワイパブレード1
2の自動停止位置M1に対応した位置から反転位
置M2に対応した位置より所定の角度領域Zだけ
手前までのウオームホイール22の回転領域で前
記接点ブラシ243,244が導通するように、略
半周にわたる円弧状に形成されている。ここで、
上記所定の角度領域Zは、ワイパアーム11に設
置されたウオツシヤノズル13の噴出孔がウイン
ドウガラス14を外れてその側方に向く領域とし
て設定する。 次に、このように構成された一実施例につき、
その作用を説明する。 ワイパスイツチ32オンすると、ワイパモータ
21の作動によりワイパブレード12がウインド
ウガラス14上を自動停止位置と反転位置との間
で往復運動し、ワイパスイツチ32をオフする
と、ワイパブレード12の自動停止位置付近で接
点ブラシ241が接点板23A,23Bのいずれ
にも接触しなくなることから、ワイパモータ用接
点23S1がオフしてワイパモータ21が停止し、
ワイパブレード12は自動停止位置付近で停止す
る。 一方、ウオツシヤスイツチ33をオンした場合
には、接点ブラシ243,244が接点板23Xに
接触してウオツシヤモータ用接点23S2がオンし
ている場合にのみウオツシヤモータ24が作動
し、接点ブラシ243,244が接点板23Xから
外れるとウオツシヤモータ用接点23S2がオフし
てオウツシヤモータ24が停止する。すなわち、
ウオツシヤモータ24が作動してウオームホイー
ル22が回転している状態では、ワイパブレード
12が自動停止位置から反転位置に向かつて移動
する往路区間のうち、ウオツシヤノズル13の噴
出孔が往路の終端部に向く位置に達するまでの区
間でのみウオツシヤモータ24が作動し、それ以
降の往路区間および復路の全区間では、ウオツシ
ヤモータ24が自動停止する。 従つて、ウオツシヤノズル13から噴出される
ウオツシヤ液は、ワイパブレード12の移動方向
前方の往路であるウインドウガラス14面に向け
て噴出されるのであり、ウインドウガラス14の
側方に不用意に飛散したり、ワイパブレード12
の復路でその移動方向の後方に噴出されて無駄に
浪費されることはない。
【考案の効果】
以上説明したとおり本考案では、ウオツシヤス
イツチおよびワイパスイツチを操作すると、ワイ
パモータの作動によりワイパブレードが自動停止
位置と反転位置との間を往復運動するのに伴い、
その往路区間のうち、ウオツシヤノズルの噴出孔
がワイパブレードの往路の終端部に向く位置に達
するまでの区間でのみウオツシヤモータが作動し
てウオツシヤノズルからワイパブレードの移動方
向前方の往路に向けてウオツシヤ液が噴出され
る。そしてワイパブレードの以降の往路区間およ
び復路の全区間ではウオツシヤモータが自動停止
してウオツシヤ液の噴出が停止する。 従つて本考案によれば、ウオツシヤ液がウイン
ドウガラスの側方へ不用意に飛散することや、ウ
オツシヤ液がワイパブレードの移動方向後方に噴
出されて無駄に浪費されることを未然に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるウインドウウ
オツシヤ装置の外観を示す正面図、第2図は一実
施例における制御接点群を示すウオームホイール
の正面図、第3図は一実施例の電気回路図、第4
図は従来例によるウインドウウオツシヤ装置の外
観を示す正面図である。 11……ワイパアーム、12……ワイパブレー
ド、13……ウオツシヤノズル、14……ウイン
ドウガラス、21……ワイパモータ、21A……
ウオーム、22……ウオームホイール、23S1
…ワイパモータ用接点、23S2……ウオツシヤモ
ータ用接点23、23A,23B,23X……接
点板、241,242,243,244……接点ブラ
シ、24……ウオツシヤモータ、31……電源、
32……ワイパスイツチ、33……ウオツシヤス
イツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワイパスイツチの操作によるワイパモータの作
    動に応じて往復揺動されるワイパアームと、この
    ワイパアームの先端に装着されてウインドウガラ
    スの下縁に臨む自動停止位置とウインドウガラス
    の一側縁に臨む反転位置との間を往復運動するワ
    イパブレードと、このワイパブレードの移動方向
    前方の往路に噴出孔を向けて上記ワイパアームに
    設置され、ウオツシヤスイツチの操作によるウオ
    ツシヤモータの作動に応じてウオツシヤ液を噴出
    するウオツシヤノズルとを備えたウインドウウオ
    ツシヤ装置において、 上記ワイパモータにより回転駆動されるウオー
    ムホイールには、ワイパブレードの自動停止位置
    でワイパモータを自動停止可能なワイパモータ用
    接点パターンと共にウオツシヤモータを自動停止
    させるウオツシヤモータ用接点パターンを設け、 上記ウオツシヤモータ用接点パターンは、ワイ
    パブレードが自動停止位置から反転位置に向かつ
    て移動する往路区間のうち、ウオツシヤノズルの
    噴出孔がワイパブレードの往路の終端部に向く位
    置に達するまでの区間でのみウオツシヤモータを
    作動可能とし、それ以降の往路区間および復路の
    全区間ではウオツシヤモータを自動停止させるパ
    ターンに設定したことを特徴とするウインドウウ
    オツシヤ装置。
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