JPS6232931Y2 - - Google Patents

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JPS6232931Y2
JPS6232931Y2 JP12624981U JP12624981U JPS6232931Y2 JP S6232931 Y2 JPS6232931 Y2 JP S6232931Y2 JP 12624981 U JP12624981 U JP 12624981U JP 12624981 U JP12624981 U JP 12624981U JP S6232931 Y2 JPS6232931 Y2 JP S6232931Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両ウインドガラス用洗浄液噴射制御
装置、特に洗浄液を噴射ノズルから車両ウインド
ガラスに噴射させるウオツシヤモータの制御装置
に関する。
一般に車両にはウインドガラスを洗浄するため
に洗浄液噴射装置が備えられている。従来、かか
る洗浄液噴射装置として洗浄液噴射スイツチを備
え、この洗浄液噴射スイツチを手動操作している
期間ウオツシヤモータを駆動させ、洗浄液を噴射
ノズルから車両ウインドガラスに噴射させる装置
が使用されていた。
しかしながら、従来の車両ウインドガラス用洗
浄液噴射装置においては、ワイパを作動させた状
態で洗浄液を連続的に噴射した場合、洗浄液がワ
イパブレード並びにワイパアーム等と衝突して洗
浄液が飛散し、この結果洗浄液を浪費するばかり
でなく飛散した洗浄液がウインドガラスを汚し、
これによつてかえつて視界が妨げられるという欠
点があつた。
本考案は前述した従来の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的は車両ウインドガラスが洗浄
液によつて汚されないようにし、ワイパブレード
の掃拭性を向上させることができるとともに、洗
浄液を有効に使用することができる車両ウインド
ガラス用洗浄液噴射制御装置を提供することにあ
る。
上記目的を達成するために、本考案は車両ウイ
ンドガラスに洗浄液を噴射する噴射ノズルと、噴
射ノズルに洗浄液を供給するウオツシヤモータ
と、ワイパ駆動モータにより駆動制御されるワイ
パ制御機構に設けられワイパ駆動モータの回転と
同期させてウオツシヤモータの駆動タイミングを
定める噴射タイミング制御接点と、を備え、前記
噴射タイミング制御接点は、ワイパブレード上昇
時の洗浄液噴射期間を長く設定し、ワイパブレー
ド下降時の洗浄液噴射期間を短く設定した接点パ
ターンを有することを特徴とする。
以下図面に基づいて本考案の好適な実施例を説
明する。
第1図並びに第2図には本考案に係る車両ウイ
ンドガラス用洗浄液噴射制御装置の好適な実施例
が示されている。図においてフロントウインドガ
ラス10を掃拭するために車体(図示せず)には
ワイパ駆動装置12が設けられ、ワイパ駆動装置
12に設けられたワイパ駆動モータ14には以下
に説明するようなワイパ制御機構16が連結され
ている。
第3図には前記ワイパ駆動装置12及びワイパ
制御機構16の要部断面が示され、第4図には第
3図の−断面が示されている。
各図においてモータハウジング18内にはワイ
パ駆動モータ14が設けられており、ワイパ駆動
モータ14の回転軸20の先端部にはウオームギ
ヤ22が固着されている。また、モータハウジン
グ18には歯車ハウジング24が螺着され、歯車
ハウジング24内に回転自在に軸支された回転軸
26には前記ウオームギヤ22と噛合する歯車2
8が固着されている。そして、回転軸26の一端
にはアーム30が固定されており、アーム30の
先端部32は第1図で示される連結ロツド34に
枢着されている。なお、歯車ハウジング24内に
配置された歯車28はポリアセタール樹脂などの
絶縁体の合成樹脂から形成されている。
また、第1図で示されるように車体に揺動自在
に軸支された揺動軸36,38にはワイパアーム
40,42が固定されており、各ワイパアーム4
0,42にはワイパブレード44,46が担持さ
れている。また、揺動軸36,38にはそれぞれ
アーム48,50が固定されており、各アーム4
8,50は連結ロツド52にて互いに連結され、
一方のアーム48は前述した連結ロツド34に連
結されている。
更に、フロントウインドガラス10の下部には
2個の噴射口を有する噴射ノズル55,56が固
定配設されており、各噴射ノズル55,56から
噴射される洗浄液によりフロントウインドガラス
10面上に4箇所の洗浄液噴射領域57a,57
b,58a,58bが形成される。なお、第1図
はワイパブレード44,46が復帰位置にあると
きを示しており、一方第2図はワイパブレード4
4,46が最大移動位置にあるときを示してい
る。
第5図にはワイパブレード44,46の定位置
停止機構が示され、同図の歯車28は第4図にお
ける歯車28の右側壁28aの正面が示されてい
る。
歯車28の右側壁28a上にはそのほぼ全周に
亘つて延びるC字形の可動接点60と、この可動
接点60の破線で示す円弧状欠落部60aの内側
に位置する可動接点62と、が固着されている。
この可動接点62は矢印Aで示す歯車28の回転
方向に沿つて可動接点60の両端部間に位置し、
かつ円弧状欠落部60aよりも短い円周方向長さ
を有している。そして、可動接点60は電源64
を介して接地され、可動接点62は直接接地され
ている。また、第4図で示されるように歯車ハウ
ジング24上には可動接点60,62とそれぞれ
接触可能な固定接点66,68が取り付けられて
いる。
更に、第5図で示されるワイパ駆動モータ14
は低速回転用L端子70と高速回転用H端子72
とを有し、これら両端子70,72は手動操作の
ワイパ作動スイツチ74に連結されている。この
ワイパ作動スイツチ74はワイパ駆動モータ14
のL端子70に接地された端子P及びLと、ワイ
パ駆動モータ14のH端子72に接続された端子
Hと、電源64に接続されたスイツチ75と、両
固定接点66,68に接続されたスイツチ76
と、により構成されている。
一方、第6図には噴射ノズル55,56に洗浄
液を供給するウオツシヤモータ78の駆動タイミ
構グ制御機構が示され、同図の歯車28は第4図
における歯車28の左側壁28bの正面が示され
ている。
歯車28の左側壁28b上にはその全周に亘つ
て延びる環状の噴射タイミング制御接点(以下
「可動接点」という)80が固定されており、こ
の可動接点80は幅広部分80a,80bとこれ
ら幅広部分80a,80b間に位置する幅狭部分
80c,80dとにより構成されている。また、
第3図で示されるように歯車ハウジング24には
可動接点80に接触可能な一対の固定接点82,
84が取り付けられ、これら固定接点82,84
は第6図において図解的に矢印82,84で示さ
れている。第6図から明らかなように固定接点8
2は可動接点80と常時接触し、一方固定接点8
4は幅広部分80a,80bのみにおいて可動接
点80と接触する。また、固定接点82は直接接
地され、固定接点84はウオツシヤモータ78、
ウオツシヤスイツチ86を介して電源88に接続
されている。
従つて、ウオツシヤモータ78は固定接点84
が可動接点80と接触している期間、すなわち両
固定接点82,84が可動接点80の幅広部分8
0a,80bに接触している期間のみ駆動し、噴
射ノズル55,56からフロントウインドガラス
10に洗浄液を噴射することができる。
第7図には本考案に係る車両ウインドガラス用
洗浄液噴射制御装置における掃拭パターンの一例
が示されている。
図において横軸θは歯車28の回転角度が示さ
れ、縦軸φはワイパブレード44,46の復帰位
置に対する回動角度が示されており、また横軸θ
における0度並びに360度位置はワイパブレード
44,46が復帰位置にあるときの歯車28の回
転角度位置が示されている。そして、第6図で示
される可動接点80の幅広部分80aは第7図に
おいて矢印Sで示される320度から360度、続いて
0度から50度の歯車28の回転角度位置に配置形
成され、また可動接点80の幅広部分80bは第
7図において矢印Tで示される120度から220度の
歯車28の回転角度位置に配置形成されている。
従つて、歯車28が矢印S,Tで示される回転角
度範囲にあるときには両固定接点82,84が互
いに導電状態となり、このときウオツシヤスイツ
チ86が閉成されていればウオツシヤモータ78
が駆動し、噴射ノズル55,56からフロントウ
インドガラス10に洗浄液が噴射される。
すなわち、可動接点80の接点パターンは、ワ
イパブレード44,46の上昇時においては歯車
54の回転角度が0度から50度まで及び120度か
ら180度までの長い噴射期間が設定され、一方ワ
イパブレード44,46の下降時においては180
度から220度まで及び320度から360度までの比較
的短い噴射期間が設定されている。
このように本考案において特徴的なことは、可
動接点80の接点パターンは、ワイパブレード4
4,46の上昇時における噴射期間を長く設定
し、ワイパブレード44,46の下降時における
噴射期間を短く設定すべく形成されていることで
ある。
本考案の実施例は以上の構成から成り、以下に
その作用を説明する。
まず、ワイパブレード44,46の作動につい
て説明する。
第5図において歯車28はワイパブレード4
4,46が復帰位置にあるときを示している。こ
の状態からワイパ作動スイツチ74におけるスイ
ツチ75が端子Lあるいは端子Hに接続されると
スイツチ76は端子Pから離れる。このときワイ
パ駆動モータ14のL端子70あるいはH端子7
2は電源64に接続されるので、ワイパ駆動モー
タ14が駆動しワイパブレード44,46の掃拭
作用が開始する。
一方、ワイパブレード44,46の掃拭作用中
にワイパ作動スイツチ74が作動停止位置に切換
えられると、第5図において破線で示されるよう
にスイツチ75が端子L並びに端子Hから離れ、
同時にスイツチ76は端子Pに接続される。そし
て、ワイパブレード44,46が復帰位置にない
とき、すなわち掃拭作用中においては固定接点6
6が可動接点60に接続されている。従つて、こ
のときワイパ駆動モータ14のL端子70はスイ
ツチ76、固定接点66並びに可動接点60を介
して電源64に接続されており、この結果例えば
ワイパ作動スイツチ74が作動停止位置に切り換
えられたとしてもワイパ駆動モータ14は回転し
続け、同時に歯車28も矢印A方向に回転し続け
る。そして、固定接点66と可動接点60とが非
接触状態になるとワイパ駆動モータ14への電流
の供給が停止され、次いで固定接点68と可動接
点62とが接続されると、ワイパ駆動モータ14
のL端子70は接地されるため該モータ14に制
動力が作用し、この結果ワイパブレード44,4
6は第1図で示される復帰位置に自動的に停止す
る。
次に、ワイパブレード44,46の掃拭作用に
伴う洗浄液噴射作用について説明する。
ワイパ駆動モータ14の駆動に従つて第6図で
示される歯車28に固定された可動接点80が矢
印A方向に回転を行う。そして、ワイパブレード
44,46の上昇時においては歯車28の回転角
度θが0度から50度まで及び120度から180度まで
の区間、またワイパブレード44,46の下降時
においては歯車28の回転角度θが180度から220
度まで及び320度から360度までの区間、両固定接
点82,84が互いに接続される。従つて、この
ときウオツシヤスイツチ86が閉成されていれば
ウオツシヤモータ78が駆動し、噴射ノズル5
5,56からフロントウインドガラス10に洗浄
液が噴射される。
すなわち、ウオツシヤスイツチ86が閉成され
続けていたとしても第7図においてハツチングで
示される領域においてのみ噴射ノズル55,56
から洗浄液が噴射されることとなる。第7図にお
いて矢印Sで示される領域は、第1図において矢
印Sで示されるようにワイパブレード44,46
が破線で示される位置から実線で示される復帰位
置まで戻つた後に2点鎖線で示される位置に達す
るまでの区間が示されている。従つて、各ワイパ
ブレード44,46がそれぞれ洗浄液噴射領域5
7a,57b及び58a,58bを通過した後に
洗浄液の噴射作用が開始して、ワイパブレード4
4,46が洗浄液噴射領域57a,57b及び5
8a,58bに達する前に洗浄液の噴射作用が停
止するので、洗浄液がワイパブレード44,46
と衝突することはない。
一方、第7図において矢印Tで示される領域
は、第2図において矢印Tで示されるようにワイ
パブレード44,46が破線で示される位置から
実線で示される最大移動位置まで達した後に2点
鎖線で示される位置に達するまでの区間が示され
ている。従つて、この場合も前記矢印Sで示され
る領域と同様に洗浄液がワイパブレード44,4
6に衝突することはない。
このように本考案においては、洗浄液の噴射タ
イミングを制御する可動接点80及び固定接点8
2,84がワイパ駆動モータ14により駆動され
るワイパ制御機構16に組み込まれ、ウオツシヤ
モータ78の駆動タイミングをワイパ駆動モータ
14の回転と同期させているので、洗浄液がワイ
パブレード44,46に衝突することが避けら
れ、洗浄液の飛散によるフロントウインドガラス
10の汚損を防止することができる。
また、通常ワイパブレード44,46の上昇時
においてはワイパブレード44,46をフロント
ウインドガラス10になじませるために多量の洗
浄液が必要とされ、一方、ワイパブレード44,
46の下降時においては洗浄液がワイパブレード
44,46により無駄に拭い下ろされることとな
るので比較的少量の洗浄液で足りる。そこで、本
考案の如くワイパブレード44,46の上昇時に
おける洗浄液噴射期間を長く設定し、ワイパブレ
ード44,46の下降時における洗浄液噴射期間
を比較的短く設定すべく可動接点80の接点パタ
ーンを形成したことにより、ワイパブレード4
4,46の掃拭性の向上が図られ、また洗浄液を
有効に使用することができる。
更に、本実施例においては2個の噴射口を有す
る噴射ノズル55,56が使用されているので洗
浄液の拡散性がよく、ワイパブレード44,46
の掃拭性をより向上させることができるととも
に、洗浄液をより有効に使用することができる。
第8図にはウオツシヤタンクの容量と洗浄液噴射
装置の使用可能回数との関係が示されており、従
来装置は破線で示され、本考案装置は実線で示さ
れている。図には1回の操作でウオツシヤスイツ
チ86を2秒間オン作動させた場合における数値
が示されており、例えばウオツシヤタンクの容量
を1.5リツトルとすれば従来装置では45回しか使
用することができないのに対し、本考案装置によ
れば67回使用することができることが理解され
る。
以上説明したように本考案によれば、洗浄液の
噴射タイミングを制御する可動接点及び固定接点
がワイパ駆動モータにより駆動制御されるワイパ
制御機構を設けられ、ウオツシヤモータの駆動タ
イミングをワイパ駆動モータの回転と同期させて
いるので、洗浄液がワイパブレードに衝突するこ
とが避けられ、洗浄液の飛散による車両ウインド
ガラスの汚損を防止することができる。
また、本考案によれば噴射タイミング制御接点
の接点パターンは、ワイパブレード上昇時におけ
る洗浄液噴射期間を長く設定し、ワイパブレード
下降時における洗浄液噴射期間を短く設定するよ
うに形成されているので、ワイパブレードの掃拭
性の向上を図ることができ、また洗浄液を有効に
使用することができる。
更に、本考案によれば複数の噴射口を有する噴
射ノズルが使用されているので、洗浄液の車両ウ
インドガラス面上における拡散性がよく、ワイパ
ブレードの掃拭性をより向上させることができる
とともに、洗浄液をより有効に使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両ウインドガラス用洗
浄液噴射制御装置における洗浄液の噴射状態を示
す説明図、第2図は第1図におけるワイパブレー
ドが最大移動位置に達した状態を示す説明図、第
3図は本考案装置におけるワイパ駆動装置の要部
断面図、第4図は第3図の−断面図、第5図
は本考案装置におけるワイパブレードの定位置停
止機構を示す説明図、第6図は本考案装置におけ
るウオツシヤモータの駆動タイミング制御機構を
示す説明図、第7図は本考案装置における掃拭パ
ターンの一例を示す説明図、第8図はウオツシヤ
タンクの容量と洗浄液噴射装置の使用可能回数と
の関係を示す説明図である。 10……フロントウインドガラス、14……ワ
イパ駆動モータ、44,46……ワイパブレー
ド、55,56……噴射ノズル、78……ウオツ
シヤモータ、80……可動接点、82,84……
固定接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車両ウインドガラスに洗浄液を噴射する噴射
    ノズルと、噴射ノズルに洗浄液を供給するウオ
    ツシヤモータと、ワイパ駆動モータにより駆動
    されるワイパ制御機構に設けられワイパ駆動モ
    ータの回転と同期させてウオツシヤモータの駆
    動タイミングを定める噴射タイミング制御接点
    と、を備え、前記噴射タイミング制御接点はワ
    イパブレード上昇時の洗浄液噴射期間を長く設
    定し、ワイパブレード下降時の洗浄液噴射期間
    を短く設定した接点パターンを有することを特
    徴とする車両ウインドガラス用洗浄液噴射制御
    装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲(1)記載の装置におい
    て、前記噴射ノズルはその噴射口を複数個設け
    たことを特徴とする車両ウインドガラス用洗浄
    液噴射制御装置。
JP12624981U 1981-08-26 1981-08-26 車両ウインドガラス用洗浄液噴射制御装置 Granted JPS5830558U (ja)

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JP12624981U JPS5830558U (ja) 1981-08-26 1981-08-26 車両ウインドガラス用洗浄液噴射制御装置

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JP12624981U JPS5830558U (ja) 1981-08-26 1981-08-26 車両ウインドガラス用洗浄液噴射制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS5830558U JPS5830558U (ja) 1983-02-28
JPS6232931Y2 true JPS6232931Y2 (ja) 1987-08-22

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ID=29920045

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JP12624981U Granted JPS5830558U (ja) 1981-08-26 1981-08-26 車両ウインドガラス用洗浄液噴射制御装置

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