JP2015123877A - ワイパ・ウォッシャ制御装置 - Google Patents

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Tomoyuki Oki
知之 沖
公克 岡田
Kimikatsu Okada
公克 岡田
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Eisuke Moroi
英祐 諸井
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【課題】安価な構成でリレーの接点の熔着を防止してウィンドシールドガラスの払拭面に効率よくウォッシャ液を噴射可能なワイパ・ウォッシャ制御装置を提供することを目的とする。【解決手段】下反転位置と上反転位置との間で往復回動されるワイパアームの回動方向両側からウォッシャ液を噴射するためのウォッシャモータMに接続され、予め定めた駆動信号によってウォッシャ液を噴射する方向を切り換えるためのリレーRA、RBを含むリレー回路34と、ワイパアームを回動させるワイパモータWMの回転に連動したカムに設けられたスイッチであって、ワイパアームの回動位置に応じて設定されると共に、リレーのオン時間が所定時間以上継続するように設定された信号を駆動信号として出力するカムスイッチ32と、リレー回路34に接続された、ウォッシャモータMを駆動するためのウォッシャスイッチwSWと、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、ワイパブレードの位置に応じてウォッシャ液の噴射を制御するワイパ・ウォッシャ制御装置に関する。
ウォッシャ液は、ワイパブレードの位置に応じて噴射することにより、フロントウインドシールドガラスへ効率的にウォッシャ液を供給することができる。
例えば、特許文献1に記載の技術では、ウォッシャ液噴射モータの駆動を電磁リレーを介して行う構成として、ワイパブレードの位置検出信号を出力するブレード位置検出手段と、ウォッシャ連動動作の際に、位置検出信号に応じて電磁リレーを制御して、ウォッシャ液の噴射又は噴射停止を行う制御手段と、を設けることが提案されている。これにより、ワイパブレードの位置に応じて、ウォッシャ液をウィンドシールドガラスの払拭面に効率よく供給できる。
特開平10−329656号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、制御手段によって電磁リレーを制御する構成とされているため、コストアップとにつながり、改善の余地がある。
また、モータ駆動において、リレーを使用する際には、リレーが瞬間的にオン/オフすると接点に発生したアークを遮断することができず、電源とグランド(GND)間にデッドショートを発生させてしまい、接点が熔着する虞がある。そこで、これを防止するためにリレーオンを一定時間保持する保護回路等が必要となるが、保護回路を追加することによりコストアップになってしまう。
本発明は、上記事実を考慮し、安価な構成でリレーの接点の熔着を防止してウィンドシールドガラスの払拭面に効率よくウォッシャ液を噴射可能なワイパ・ウォッシャ制御装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のワイパ・ウォッシャ制御装置は、下反転位置と上反転位置との間で往復回動されるワイパアームの往復の双方の回動方向へウォッシャ液を噴射するためのウォッシャモータに接続され、予め定めた駆動信号によって前記ウォッシャモータがウォッシャ液を噴射する方向を切り換えるためのリレーを含むリレー回路と、前記ワイパアームを回動させるワイパモータの回転に連動したカムに設けられたスイッチであって、前記ワイパアームの回動位置に応じて設定されると共に前記リレーのオン時間が所定時間以上継続するように設定された信号を前記駆動信号として出力するカムスイッチと、前記リレー回路に接続された、前記ウォッシャモータを駆動するためのウォッシャスイッチと、を含んでいる。
請求項1に記載のワイパ・ウォッシャ制御装置によれば、下反転位置と上反転位置との間で往復回動されるワイパアームの往復の双方の回動方向へウォッシャ液がウォッシャモータを駆動することにより噴射される。
ウォッシャモータは、リレー回路に接続されており、該リレー回路は、予め定めた駆動信号によってウォッシャモータがウォッシャ液を噴射する方向を切り換えるためのリレーを含んでいる。すなわち、駆動信号によってリレーが駆動されことによってウォッシャモータのウォッシャ液を噴射する方向が切り換えられる。
また、カムスイッチは、ワイパアームを回動させるワイパモータの回転に連動したカムに設けられたスイッチであって、ワイパアームの回動位置に応じて設定されると共にリレーのオン時間が所定時間以上継続するように設定された信号を駆動信号として出力する。すなわち、カムスイッチから出力される駆動信号によってリレーが駆動される。また、カムスイッチはワイパモータの回転に連動しているので、ワイパモータが回転しているときには常に駆動信号が出力されてリレーが駆動される。
例えば、カムスイッチから出力される駆動信号によって、下反転位置から上反転位置へワイパアームが回動する際には、往復の回動方向のうち上反転位置方向へウォッシャ液を噴射するように切り換え、上反転位置から下反転位置へワイパアームが回動する際には、往復の回動方向のうち下反転位置方向へウォッシャ液を噴射するように切り換えるリレーを駆動することができる。
そして、リレー回路に接続されたウォッシャスイッチによって、ウォッシャモータの駆動が行われる。すなわち、カムスイッチはワイパモータの回転に連動しているので、ワイパモータが回転しているときには常に駆動信号が出力されてリレーが駆動されるが、ウォッシャスイッチによってウォッシャモータが駆動された場合のみウォッシャが噴射される。
このように構成することにより、ウォッシャ液の噴射方向を切り換えるリレーの作動と、ウォッシャスイッチの作動とをそれぞれ独立させることができ、リレーがオンしてから所定時間オンを継続するように設定された駆動信号を出力するカムスイッチとすることが可能となる。すなわち、リレーがオンしてから所定時間オンが継続されるので、保護回路等の高価な回路を設けることなく、リレーの接点の熔着を防止することができる。
また、カムスイッチから出力される、ワイパアームの回動位置に応じた駆動信号によって、ウォッシャ液の噴射方向が切り換えられるので、ウインドシールドガラスの払拭面に効率よくウォッシャ液を噴射することが可能となる。
請求項2に記載のワイパ・ウォッシャ制御装置は、請求項1に記載のワイパ・ウォッシャ制御装置において、前記カムスイッチが、固定接点と、前記ワイパモータの回転に連動して移動して前記ワイパアームの予め定めた回動領域で前記固定接点と接触することにより前記リレーをオン/オフするためのプリントパターンとを備えている。
上記構成のワイパ・ウォッシャ制御装置によれば、カムスイッチが、固定接点と、ワイパモータに連動して移動するプリントパターンとを備えた簡単な構成であるため、安価な構成でリレー回路の駆動信号を生成することができる。
請求項3に記載のワイパ・ウォッシャ制御装置は、請求項1又は請求項2に記載のワイパ・ウォッシャ制御装置において、前記リレー回路が、前記リレーの励磁電圧を低下する定電圧回路を更に含む。
上記構成のワイパ・ウォッシャ制御装置によれば、定電圧回路によってリレー回路に含まれるリレーの励磁電圧が低下されるので、リレーの作動音を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係るワイパ・ウォッシャ制御装置の制御対象となる車両用ワイパ装置の全体を示す払拭面の外側から見た平面図である。 ウォッシャ液を噴射するポンプの一例を示す断面図である。 (A)はワイパブレードが回動方向一方側へ回動されている途中の状態を示す平面図であり、(B)はワイパブレードが回動方向他方側へ回動されている途中の状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るワイパ・ウォッシャ制御装置の概略構成を示す回路図である。 ワイパブレードの払拭方向及びウォッシャの噴射の有無の領域毎の、W1端子の状態、W2端子の状態、及び2つのリレーの状態を示す表である。 カムスイッチの2つのスイッチSW1、SW2のプリントパターンの一例を説明するためのタイミングチャートである。 本実施の形態に係るワイパ・ウォッシャ制御装置に対して、抵抗とツェナーダイオードによる定電圧回路を追加した例を示す回路図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るワイパ・ウォッシャ制御装置の制御対象となる車両用ワイパ装置の全体を示す払拭面の外側から見た平面図である。
図1に示すように、車両用ワイパ装置10は、略長尺状のワイパアーム12と、車両(自動車)のウィンドシールドガラスWGを払拭するワイパブレード14と、ワイパブレード14の振れ(振動)を抑制するステー16と、を含んで構成されている。また、車両用ワイパ装置10は、ワイパアーム12の先端部付近に設けられた第1メインノズル18及び第2メインノズル20と、含んで構成されている。
ワイパアーム12は、ワイパアーム12の基端部分を構成するアームヘッド12Aと、ワイパアーム12の長手方向中間部を構成するリテーナ12Bと、ワイパアーム12の先端部分を構成するアームピース12C及びアーム側連結部材12Dと、を含んで構成されている。
アームヘッド12Aは、略矩形柱状に形成されており、例えばアルミダイキャスト製とされている。このアームヘッド12Aの基端部には、固定部15が形成されており、固定部15には、略円柱形状のピボット軸17の先端部が締結固定されている。このピボット軸17は、車両のフレーム等に固定されたピボットホルダ(図示省略)に回動自在に支持されると共に、リンク機構を介してワイパモータ(図示省略)に連結されている。そして、ワイパモータの駆動力によってピボット軸17が往復回動することで、ワイパアーム12が、下反転位置としての停止位置(図1に示される位置)と上反転位置(図1の1点鎖線参照)との間を往復回動するようになっている。なお、ワイパアーム12が、停止位置から上反転位置へ向かう方向(図1の矢印A方向)が回動方向一方側とされており、上反転位置から停止位置へ向かう方向(図1の矢印B方向)が回動方向他方側とされている。
一方、ワイパブレード14は、略長尺状に形成されると共に、ワイパアーム12と長手方向に並んで配置されており、ワイパブレード14の長手方向中央部が、連結レバー19を介してワイパアーム12のアーム側連結部材12Dの先端部に連結されている。これにより、払拭面Sに対して直交する方向から見て、ワイパブレード14が、ワイパアーム12(のアーム側連結部材12Dを除く部分)に対して、回動方向一方側に配置されている。
また、第1メインノズル18及び第2メインノズル20からは、ウォッシャ液が噴射される。本実施の形態では、ワイパアーム12が回動方向一方側へ回動する際に、後述するウォッシャスイッチwSW(図4参照)が操作されたときに、第1メインノズル18からウォッシャ液を噴射し、ワイパアーム12が回動方向他方側へ回動する際に、ウォッシャスイッチwSWが操作されたときに、第2メインノズル20からウォッシャ液を噴射するようになっている。
ここで、ウォッシャ液を噴射するためのポンプについて説明する。図2は、ウォッシャ液を噴射するポンプの一例を示す断面図である。
ポンプ22は、車両のエンジンルーム内に配設されたウォッシャタンク内に設けられており、ウォッシャタンク内のウォッシャ液を吸い上げるようになっている。また、上述の第1メインノズル18及び第2メインノズル20の各々と、図示しないホースを介してポンプ22が接続されている。
ポンプ22は、ポンプ本体24と、バルブ装置70と、を含んで構成されている。また、ポンプ本体24は、ハウジング26と、ハウジング内に収容されたウォッシャモータ(図示省略)と、インペラ80と、を含んで構成されている。
ハウジング26は、樹脂材により構成されて、インレット50と、ポンプ室54と、第1アウトレット60と、第2アウトレット62と、を含んで構成されている。
インレット50は、ウォッシャタンクに挿入され、ポンプ22によってウォッシャタンク内のウォッシャ液がポンプ室54まで吸い上げられるようになっている。
ポンプ室54には、インベラ80が収容されており、インペラ80はウォッシャモータの回転軸41の先端部に一体回転可能に組付けられている。
第1アウトレット60及び第2アウトレット62は、ハウジング26の下端部に配置されている。この第1アウトレット60及び第2アウトレット62は、互いに平行に配置されて、それぞれの内部は、それぞれ第1吐出通路60A及び第2吐出通路62Aとされている。第1吐出通路60A及び第2吐出通路62Aはポンプ室54内と連通されている。
また、第1吐出通路60A及び第2吐出通路62Aは、バルブ装置70に接続されている。バルブ装置70は、第1アウトレット60及び第2アウトレット62に嵌着されたバルブハウジング71を備えており、このバルブハウジング71は、第1分割ハウジング72と第2分割ハウジング74とを含んで構成されている。また、第1分割ハウジング72と第2分割ハウジング74との間には、ゴム材等の弾性部材により構成された弁体76が組付けられている。そして、第1分割ハウジング72及び第2分割ハウジング74の内部がそれぞれ第1バルブ室72A及び第2バルブ室74Aとされており、第1バルブ室72A及び第2バルブ室74Aが弁体76により区画されている。また、第1バルブ室72A及び第2バルブ室74Aは、それぞれ第1吐出通路60A及び第2吐出通路62Aに連通されている。
また、第1分割ハウジング72及び第2分割ハウジング74には、それぞれ第1吐出部72B及び第2吐出部74Bが一体に形成されている。そして、第1吐出部72Bが第1メインノズル18に接続されるホースに接続され、第2吐出部74Bが第2メインノズル20に接続されるホースに接続されている。
すなわち、インペラ80が一方の方向(図2等に示す矢印C方向側)へ回転されると、第1バルブ室72A内及と第2バルブ室74A内との圧力差により弁体76が第2吐出部74B側に押し付けられて第2吐出部74Bを閉鎖して、ウォッシャタンク内のウォッシャ液が第1吐出部72Bを介して第1メインノズル18へ圧送されるようになっている。一方、インペラ80が他方の方向(図2等に示す矢印D方向側)へ回転されると、第1バルブ室72A内及と第2バルブ室74A内との圧力差により弁体76が第1吐出部72B側に押し付けられて第1吐出部72Bを閉鎖して、ウォッシャタンク内のウォッシャ液が第2吐出部74Bを介して第2メインノズル20へ圧送されるようになっている。
本発明では、図3(A)に示すように、ワイパアーム12が回動方向一方側(図3(A)の矢印A方向)へ回動する際に、後述するウォッシャスイッチwSW(図4参照)が操作されたときには、インペラ80が一方の方向へ回転されて第1メインノズル18からウォッシャ液を噴射し、図3(B)に示すように、ワイパアーム12が回動方向他方側(図3(B)の矢印B方向)へ回動する際に、ウォッシャスイッチが操作されたときには、インペラ80が他方の方向へ回転されて第2メインノズル20からウォッシャ液を噴射するようになっている。
続いて、本発明のワイパ・ウォッシャ制御装置30の構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係るワイパ・ウォッシャ制御装置の概略構成を示す回路図である。
ワイパカムスイッチ32、リレー回路34、ウォッシャスイッチ回路36、及びウォッシャモータMを含んで構成されている。
ワイパカムスイッチ32は、ワイパモータWMに設けられており、ワイパブレード14の払拭位置に応じてウォッシャモータMの回転方向を切り換えるための2つのスイッチSW1、SW2を含んで構成されている。2つのスイッチSW1、SW2はそれぞれ一端が接地され、2つのスイッチのうち一方のスイッチSW1の他端はW1端子に接続され、他方のスイッチSW2の他端はW2端子に接続されている。なお、ワイパカムスイッチ32の2つのスイッチSW1、SW2は、一端が固定端子とされて、他端はワイパモータWMの回転に連動して回転するカムに設けられたプリントパターンとされて、カムの回転移動によって固定端子とプリントパターンが接触するように構成されている。また、ワイパカムスイッチ32には、この他に、停止位置を検出するための固定端子と、上記カムに設けられた停止位置検出用のプリントパターン等を有する。
リレー回路34は、複数の端子(本実施の形態では、+B端子、W1端子、W2端子、及びWE端子)を備えていると共に、電磁リレーからなる2つのリレーRA、RBを備えている。リレー回路34は、ウォッシャモータMによってウォッシャ液を噴射するノズルを第1メインノズル18又は第2メインノズル20に切り換える機能を有している。
+B端子には、車両のバッテリBTの正電極が、イグニッションスイッチIG及びヒューズHを介して接続されており、ウォッシャモータMに電源電圧が印加されるようになっている。なお、バッテリBTの負電極は接地(ボディアース)されている。
W1端子は、ワイパカムスイッチ32のW1端子と接続され、W2端子は、同様に、ワイパカムスイッチ32のW2端子と接続されている。
WE端子は、ウォッシャスイッチ回路36に接続されている。ウォッシャスイッチ回路36は、ウォッシャ液をウインドシールドガラスWGへ噴射させるためのウォッシャスイッチwSW、及びウォッシャ液の噴射とワイパモータWMの駆動とを連動させるウォッシャ連動回路38を備えている。ウォッシャ連動回路38には、ワイパモータWMのオンオフを行うためのワイパスイッチ37が接続されている。なお、図4では、ワイパスイッチ37を間略して示すが、詳細には、周知技術のように、異なる2つの速度でワイパモータWMを駆動したり、間欠駆動したりするための構成等が含まれる。
また、+B端子には、抵抗R1が接続されていると共に、2つのリレーRA、RBの各々のコイル部の一端及びスイッチ部の一端が接続されている。なお、2つのリレーRA、RBのスイッチ部は3接点とされ、リレーRAのスイッチ部の1つの接点がウォッシャモータMの一端に接続され、リレーRBのスイッチ部の1つの接点がウォッシャモータMの他端に接続されている。そして、ウォッシャモータMに接続された接点と、残りの2つの接点への切り換えがコイル部の通電によって行われるようになっている。
抵抗R1の他端は、WE端子に接続され、リレーRAのコイル部分の他端はW1端子に接続され、リレーRBのコイル部分の他端はW2端子に接続されている。すなわち、本実施の形態では、W1端子に接続されたワイパカムスイッチ32のスイッチSW1のオン/オフがリレーRAの駆動信号として機能し、W2端子に接続されたワイパカムスイッチ32のスイッチSW2のオン/オフがリレーRBの駆動信号として機能する。
また、+B端子には、リレーRA、RBの各々のスイッチ部のウォッシャモータMに接続された接点以外の一方の接点が接続されている。
リレーRA、RBの各々のスイッチ部のウォッシャモータMに接続された接点以外の他方の接点は、WE端子に接続されている。
また、リレーRA、RBの各々のスイッチ部には、直列に接続された抵抗R2とコンデンサCがウォッシャモータMと並列に接続されている。
なお、図4では、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW1がオフ、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW2がオフの状態を示し、この場合には、リレーRAが+B端子側となり、リレーRBがWE端子側(接地側)となるものとして説明する。また、以下の説明では、リレーRAは、+B端子側に切り換えられた状態をオフと称し、WE端子側へ切り換えられた状態をオンと称する。また、リレーRBは、+B端子側に切り換えられた状態をオンと称し、WE端子側へ切り換えられた状態をオフと称する。
ここで、ワイパカムスイッチ32の2つのスイッチSW1、SW2の接点とプリントパターンについて説明する。図5は、ワイパブレードの払拭方向及びウォッシャの噴射の有無の領域毎の、W1端子の状態、W2端子の状態、及び2つのリレーRA、RBの状態を示す表であり、図6は、ワイパカムスイッチ32の2つのスイッチSW1、SW2のプリントパターンの一例を説明するためのタイミングチャートである。なお、本実施の形態では、ウォッシャスイッチwSWがオンされても噴射されない領域を有する。当該領域は、例えば、上下反転位置付近の一部の領域を適用することができる。
図5に示すように、本実施の形態では、ワイパブレードの払拭方向がオープン(ワイパアームが回動方向一方側へ回動する方向)の場合に、ウォッシャスイッチwSWがオンされてウォッシャ液を噴射する領域の場合には、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW1がオフとされてW1端子がオフとなり、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW2がオフにされてW2端子がオフとなり、リレーRAがオフしてリレーRBがオフするように、ワイパカムスイッチ32のプリントパターンが設定されている。また、オープン方向におけるウォッシャスイッチwSWがオンされてもウォッシャ液を噴射しない領域では、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW1がオンとされてW1端子がオンとなり、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW2がオフにされてW2端子がオフになり、リレーRAがオンしてリレーRBがオフするようにワイパカムスイッチ32のプリントパターンが設定されている。
一方、ワイパブレードの払拭方向がクローズ(ワイパアームが回動方向他方側へ回動する方向)の場合に、ウォッシャスイッチwSWがオンされてウォッシャ液を噴射する領域の場合には、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW1がオンされてW1端子がオンとなり、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW2がオンされてW2端子がオンとなり、リレーRAがオンしてリレーRBがオンするようにワイパカムスイッチ32のプリントパターンが設定されている。また、オープン方向におけるウォッシャスイッチwSWがオンされてもウォッシャ液を噴射しない領域では、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW1がオンされてW1端子がオンになり、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW2がオフされてW2端子がオフになり、リレーRAがオンしてリレーRBがオフするようにワイパカムスイッチ32のプリントパターンが設定されている。
すなわち、ワイパカムスイッチ32のそれぞれの固定端子W1、W2を、図6のワイパカムスイッチパターンとして示すように、ワイパ停止位置に配置したときに、ワイパカムスイッチ32のプリントパターンが、図6のワイパカムスイッチパターンとして示すように、ワイパ停止位置から上反転位置へ到達する前に、スイッチSW1がオンして、その後の上反転位置へ到達する前に、スイッチSW2がオンすると共に、上反転位置で反転してからワイパ停止位置へ到達する前に、スイッチSW2がオフして、その後のワイパ停止位置へ到達する前に、スイッチSW1がオフするパターンとされている。これにより、各スイッチのオン/オフに連動して2つのリレーRA、RBがオン/オフする。なお、本実施の形態では、ワイパカムスイッチのプリントパターンは図6に示すように接地されている。
そして、本実施の形態では、スイッチSW1、SW2の各々は、オンしてからリレーのワイピング作用(接点が接触した後すべり動作をすることにより接点表面上に生成した皮膜、じんあいの影響を軽減する作用)が可能な所定時間はオン状態が継続するようにプリントパターンが形成されている。本実施の形態では、噴射方向を切り換えるリレーRA、RBと、ウォッシャスイッチwSWの作動とをそれぞれ独立させているので、当該所定時間を設けることができる。
続いて、本実施の形態に係るワイパ・ウォッシャ制御装置30の動作について説明する。
本実施の形態では、ワイパモータWMが動作をすると、ワイパカムスイッチ32の2つのスイッチSW1、SW2が上述のプリントパターン(図6のワイパカムスイッチパターン)に従ってオン/オフする。
すなわち、ワイパモータWMが1回転する間に、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW1、SW2が、図6のタイミングチャートで示すように、オンオフを繰り返す。
ここで、ウォッシャスイッチwSWがオンされると、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW1、SW2の状態に応じてウォッシャモータMの作動及びその方向が制御される。
すなわち、図6のタイミングチャートで示すように、ワイパ停止位置から上反転位置へ到達する前までは、ワイパカムスイッチ32の2つのスイッチSW1、SW2は共にオフとなり、W1端子及びW2端子も共にオフとなってリレーRA、RBが共にオフされる。この状態のときに、ウォッシャスイッチwSWがオンされると、+B端子からリレーRA、ウォッシャモータM、リレーRB、WE端子、及びウォッシャスイッチwSWを介して電流が流れてウォッシャモータMが回転する。これにより、インペラ80が一方の方向へ回転されて、図3(A)に示すように、第1メインノズル18からウォッシャ液が噴射される。
また、上反転位置へ到達する前に、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW2はオフのままスイッチSW1のみがオンとなってW1端子がオンとなる。従って、リレーRAはオンとなり、リレーRBはオフとなる。この状態のときに、ウォッシャスイッチwSWがオンされると、ウォッシャモータMと2つのリレーRA、RBとで閉ループが形成されて電流が流れないので、ウォッシャ液が噴射されない。
次に、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW1がオンしてから上反転位置へ到達する前に、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW2もオンとなってW2端子もオンとなる。この状態のときに、ウォッシャスイッチwSWがオンされると、+B端子からリレーRB、ウォッシャモータM、リレーRA、WE端子、及びウォッシャスイッチwSWを介して電流が流れてウォッシャモータMが回転する。これにより、インペラ80が他方の方向へ回転されて、図3(B)に示すように、第2メインノズル20からウォッシャ液が噴射される。
続いて、上反転位置を通過してワイパ停止位置へ到達する前に、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW1はオンのままスイッチSW2のみがオフとなってW1端子がオン、W2端子がオフとなる。従って、リレーRAはオン、リレーRBはオフとなる。この状態のときに、ウォッシャスイッチwSWがオンされると、ウォッシャモータMと2つのリレーRA、RBとで閉ループが形成されて電流が流れないので、ウォッシャ液が噴射されない。
次に、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW2がオフしてからワイパ停止位置へ到達する前に、ワイパカムスイッチ32のスイッチSW1もオフとなってW2端子もオフとなる。この状態のときに、ウォッシャスイッチwSWがオンされると、+B端子からリレーRA、ウォッシャモータM、リレーRB、WE端子、及びウォッシャスイッチwSWを介して電流が流れてウォッシャモータMが回転する。これにより、インペラ80が一方の方向へ回転されて、第1メインノズル18からウォッシャ液が噴射される。
このように、本実施の形態に係るワイパ・ウォッシャ制御装置30は、ワイパモータWMと連動して回動するワイパカムスイッチ32の信号を用いて、ウォッシャモータMを駆動するためのリレーRA、RBを駆動するようにしている。すなわち、本実施の形態に係るワイパ・ウォッシャ制御装置30は、ワイパモータWMが作動しているときは常時、ワイパカムスイッチ32の信号に連動してリレーRA、RBを作動させて、ウォッシャスイッチwSWがオンされたときのみ、リレー接点に電流を流してウォッシャモータMを駆動する構成となっている。これにより、ウォッシャ液の噴射方向を切り換えるリレー作動と、ウォッシャスイッチwSWの作動をそれぞれ独立させることができ、リレーRA、RBをオンしてから所定時間オンを継続する時間を設けることが可能となる。従って、デッドショート等を防止するための保護回路が不要となる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、本実施の形態に係るワイパ・ウォッシャ制御装置30では、ワイパモータWMに連動して、リレー回路34のリレーRA、RBが常にオン/オフを繰り返すため、リレーRA、RBの作動音により不快感を与える可能性がある。そこで、リレーRA、RBの作動音を低減させるための定電圧回路を追加するようにしてもよい。例えば、図7に示すように、上記の実施の形態に対して、+B端子と接地間に、リレーRA、RBのコイル部と並列に、定電圧回路40を追加するようにしてもよい。図7の例では、抵抗R3とツェナーダイオードDによる定電圧回路を追加した例を示す。このように、定電圧回路40を追加することにより、リレーRA、RBの励磁電圧が低減されて、リレー作動音を低減させることができる。
また、上記の実施の形態では、ウォッシャモータMの回転方向をリレー回路34によって切り換えることにより、ウォッシャ液の噴射方向を切り換えるようにしたが、ウォッシャ液の噴射方向の切り換え方法は、これに限るものではなく、例えば、噴射方向毎にウォッシャモータを設けてリレー回路34によって駆動するモータを選択するようにしてもよい。
10・・・車両用ワイパ装置、12・・・ワイパアーム、32・・・ワイパカムスイッチ、34・・・リレー回路、36・・・ウォッシャスイッチ回路、wSW・・・ウォッシャスイッチ、RA・・・リレー、RB・・・リレー、WM・・・ワイパモータ、M・・・ウォッシャモータ

Claims (3)

  1. 下反転位置と上反転位置との間で往復回動されるワイパアームの往復の双方の回動方向へウォッシャ液を噴射するためのウォッシャモータに接続され、予め定めた駆動信号によって前記ウォッシャモータがウォッシャ液を噴射する方向を切り換えるためのリレーを含むリレー回路と、
    前記ワイパアームを回動させるワイパモータの回転に連動したカムに設けられたスイッチであって、前記ワイパアームの回動位置に応じて設定されると共に前記リレーのオン時間が所定時間以上継続するように設定された信号を前記駆動信号として出力するカムスイッチと、
    前記リレー回路に接続された、前記ウォッシャモータを駆動するためのウォッシャスイッチと、
    を含むワイパ・ウォッシャ制御装置。
  2. 前記カムスイッチは、固定接点と、前記ワイパモータの回転に連動して移動して前記ワイパアームの予め定めた回動領域で前記固定接点と接触することにより前記リレーをオン/オフするためのプリントパターンとを備えた請求項1に記載のワイパ・ウォッシャ制御装置。
  3. 前記リレー回路は、前記リレーの励磁電圧を低下する定電圧回路を更に含む請求項1又は請求項2に記載のワイパ・ウォッシャ制御装置。
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