JPH0528575B2 - - Google Patents

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JPH0528575B2
JPH0528575B2 JP5444388A JP5444388A JPH0528575B2 JP H0528575 B2 JPH0528575 B2 JP H0528575B2 JP 5444388 A JP5444388 A JP 5444388A JP 5444388 A JP5444388 A JP 5444388A JP H0528575 B2 JPH0528575 B2 JP H0528575B2
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JP
Japan
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yarn
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depth
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JP5444388A
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JPH01228424A (ja
Inventor
Toshiaki Myamae
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MYAMAE KK
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MYAMAE KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、所定の深度まで道糸を繰出せば自動
的にスプールの回転が停止する機能を有する電動
リールの改良に関し、設定した深度を簡単な操作
によつて変更する機能を有し、特に頻繁に記憶を
変更する必要がある浅海釣に適した電動リールに
係るものである。
〔従来の技術〕
一般に、船釣用の電動リールは、道糸を数百メ
ートルも繰出す必要があることが多く、また希望
する深度の魚棚まで道糸を繰出すことは従来は熟
練に頼つていたが、この場合にはスプールが何回
転したとか、スプールに残つた道糸の量によつて
概算する他なく、困難であつたし、到底正確なも
のではなかつた。
そこで、道糸を繰出していつて魚棚にあたつた
ときにはその深度を記憶させておき、巻上げた後
に再度道糸を繰出す場合には、記憶した深度に道
糸が到達すれば自動的にスプールの回転が停止
し、先程あたつた魚棚の位置を確保できる電動リ
ールが開発された(特願昭61−94348号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来の電動リールでは、一度深度を記憶
すればたとえ道糸を巻上げても何度でも同じ深度
まで道糸を繰出すことができるが、一旦その深度
に到達した後は次にそこから数十メートル上下す
る必要がある場合には、自動的に即座に変更する
ことはできず、深度を変更しようとすれば従来か
らの釣人の感に頼つてマニユアルで行わなければ
ならなかつた。あるいは、一度道糸を全て巻戻し
てから再度繰出し、所望の深度に到達した時点で
繰出しを停止し、そこで深度を記憶させてやる必
要があつた。しかし、特に浅海釣においては魚棚
は絶えず微妙に変動するものであり、また最近の
船に装備された魚群探知機等の諸機器によれば、
現在の設定している深度から何メートル上下すれ
ばより適正な深度を確保できるか等を即座に測定
することができるが、従来の電動リールではこれ
に即応することはできず、使用者にとつては大変
不便であつた。さらに、最良の魚棚を探すために
何度も船の位置を変更する場合等は一々上述の深
度設定をやり直さなければならず、釣人に余分な
負担をかけることになり、神経を集中して釣を楽
しむための支障になつていたものである。
本発明は上記従来例の有している課題を解消し
ようとするもので、道糸がどのような条件下にあ
つても一々巻戻すことなく、同一のスイツチを操
作するだけで極めて容易に深度を取消し・変更し
なおすことができ、更に記憶した深度になれば一
瞬モータを回転させることによつてスプールの回
転を停止することができる電動リールを提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記従来の課題を解決するために、
道糸の繰出し量を検出する手段と、所定の位置か
ら開始して道糸の繰出し量を演算記憶する手段
と、道糸の同一繰出し量の時にスイツチ操作によ
り記憶を取消す手段と、記憶が取消された状態で
上記同一のスイツチの操作により任意の道糸繰出
し量を再度記憶する手段とを有すると共に、記憶
した道糸の繰出し量に至れば一瞬モータを回転さ
せて道糸の繰出しを停止する手段を備えた構成と
した。
〔作 用〕
道糸の繰出し量の検出手段は繰出し開始位置か
ら何メートル道糸が繰出されたかを検出し、演算
手段に入力するものであり、これを演算処理した
後にスイツチ操作によつて記憶する。またこの記
憶した量を取消すのは記憶した道糸の繰出し量と
同一量が繰り出されている時にスイツチを操作す
る手段によつて行い、さらに記憶が取消されてい
る場合に任意の道糸繰出し量で同一のスイツチを
操作すればこの量を再度記憶する。
また、道糸を錘りの自重によつて繰出して行
き、記憶量まで至れば信号が発生し、これにより
巻戻し用のモータを一瞬回転させ、この回転によ
つてモータの駆動用ギヤとスプールとがクラツチ
により連結され、スプールのフリー回転が停止
し、道糸の繰出しを停止する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に従つて詳述すれ
ば、1はバツテリー等の外部電源、2は電動リー
ルのモーターを制御するための駆動回路、3はモ
ータである。4は検出回路であつて、スプール5
の回転による道糸の繰出し量を検出するもので、
スプール5に組み込まれた磁石をホール素子によ
つて検知したり、道糸に押圧したローラーの回転
をカウンター等によつて捉えることによつて行
う。
6はドライバー回路で、演算処理回路7を適正
に駆動するものである。また、8は演算処理した
道糸の繰出し量等を表示するためのデイスプレ
イ、9は電動リールを様々に操作するためのスイ
ツチ群である。演算処理回路7は、機器の小型化
を図るため、通常はCPUを用い、デイスプレイ
8は微電流でも表示することができるよう、液晶
表示を用いるが、夜間用として光電管を用いるこ
とも可能である。
上記回路において、道糸の繰出し量を演算記憶
する手段と、これを取消す手段、再記憶の手段及
び所定の開始位置の設定手段等は、スイツチ群9
の操作によつて演算処理回路7で行わせ、デイス
プレイ8に表示するものである。
次に、デイスプレイ8及びスイツチ群9の構成
を第2図に示すと、本実施例では一つの液晶表示
部10と4個のスイツチ11〜14とを用いたも
のであるが、11は所定の開始位置を設定するた
めのリセツトスイツチで、通常は竿先まで道糸を
巻戻した状態でセツトする。12は手動及び自動
巻停止用の手動スイツチ、13は所定の開始位置
まで巻戻すための自動巻スイツチ、14は道糸の
繰出し量の記憶・取消し・再記憶の兼用スイツチ
で、このスイツチ14のみの操作によつて記憶・
取消し・変更等の諸操作を行う。
スイツチ群9による一連の操作を説明すると、
先ず竿先に道糸が巻戻された状態でリセツトスイ
ツチ11を押し、徐々に道糸を繰出して行き、魚
棚にあたつたならば兼用スイツチ14を押してそ
の深度を記憶させておく。次に道糸を巻戻して急
を取込んだ後、再び道糸を繰出して行くのである
が、記憶量に達すれば演算処理回路7から出力さ
れる信号Aによつて駆動回路2を制御し、モータ
3を一瞬回転させる。これによつてカムが連動し
てクラツチが繋がることにより、駆動ギヤとスプ
ールとが連結され、スプール5の回転を停止させ
る。このようにして一定の深度を確保するが、記
憶した深度で釣をしている時に急に深度をそこか
ら何メートルか上下し、その変更後の深度を記憶
させる必要が生じた場合には、記憶した同一の点
で再度兼用スイツチ14を押してやると、直前に
記憶している値が取消され、ゼロになる。この状
態で所望の深度まで道糸をさらに繰出し、或いは
巻戻し、新たな魚棚に出会つた時点で再度兼用ス
イツチ14を押してやれば変更後の量が記憶され
る。その後は道糸を繰出してやれば変更後の記憶
量に至ればモータ3の短時間の回転によつてスプ
ール5の回転が停止するので、新たな魚棚を確保
できるのである。第3図は道糸の繰出し量の記
憶・取消し等のタイミングチヤートで、兼用スイ
ツチ14の操作による道糸の繰出し量の記憶状態
を示す。このうち、aは道糸の繰り出し操作、b
は巻戻し操作であり、15は所定の開始位置設
定、16は魚棚で兼用スイツチ14を1回操作し
た点、17は先の点16で兼用スイツチ14の1
回操作によつて記憶を取消した点、18は任意の
量を巻戻し、兼用スイツチ14でその時点の道糸
繰出し量を記憶させた点、19は変更後の記憶量
を兼用スイツチ14の操作で取消した点、20は
そこから更に任意量を繰出し、兼用スイツチを操
作した点である。このように、本実施例によれば
兼用スイツチ1個の操作のみで極めて容易に記憶
量の取消し・変更が可能である。
尚、駆動回路2によるモータの制御は、本実施
例では演算処理回路7から出力される信号A及び
Bによつてリレーを作動させることによつて行
う。
即ち、記憶された道糸の繰出し量に至つた場合
には信号Aが出力され、これによつて予め設定さ
れた一瞬リレーをオンし、モータ3を駆動する。
この設定時間はモータの性能や錘りの重さ等、諸
条件によつて異なるが、モータの回転でカムが連
動し、クラツチを連結できればよく、従つて多く
ともモータの1回転以内に止めればよい。一方、
自動巻戻し或いは手動巻戻しによつて所定の開始
位置まで巻戻した場合には信号Bが出力され、こ
れによつてリレーをオフし、モータ3の駆動を停
止する。第4図は信号A・Bによるモータ3の駆
動を制御するタイミングチヤートで、a・bは第
3図と同様、cは設定深度で釣をしている状態を
示す。
〔発明の効果〕
本発明は上記のような構成としたので、以下の
効果を有する。
即ち、一つの兼用スイツチを操作するだけで道
糸の繰出し量の記憶・取消し・変更が可能である
ので、一々スイツチの種類を確認しなくても容易
に作動させることができ、特に浅海釣等で魚棚が
頻繁に変動するような場合でも敏速に対応するこ
とができる。
また、兼用スイツチは記憶のオン・オフに関し
てトグルスイツチとしての機能を有しているの
で、デイスプレイに記憶の有無を単純な記号で表
示しておくだけで、これを視認しながら操作する
ことができ、大変便利である。
更に、記憶している繰出し量に至れば一瞬モー
タを回転させてスプールの回転を止め、道糸の繰
出しを停止するようにしているので、別個にスプ
ール停止用の機構やソレノイドを設ける必要はな
く、構成も簡略化を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図はデイスプレイ及びスイツチ群の模式図、
第3図、第4図は本発明の電動リールの作動を示
すタイミングチヤートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 道糸の繰出し量を検出する手段と、所定の位
    置から開始して道糸の繰出し量を演算記憶する手
    段と、この記憶した道糸の繰出し量と同一繰出し
    量の時にスイツチ操作により記憶を取消す手段
    と、記憶が取消された状態で上記同一のスイツチ
    の操作により任意の道糸繰出し量を再度記憶する
    手段とを有すると共に、記憶した道糸の繰出し量
    に至れば一瞬モータを回転させて道糸の繰出しを
    停止する手段を備えたことを特徴とする深さ記憶
    変更機能付の電動リール。
JP5444388A 1988-03-08 1988-03-08 深さ記憶変更機能付の電動リール Granted JPH01228424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5444388A JPH01228424A (ja) 1988-03-08 1988-03-08 深さ記憶変更機能付の電動リール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5444388A JPH01228424A (ja) 1988-03-08 1988-03-08 深さ記憶変更機能付の電動リール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01228424A JPH01228424A (ja) 1989-09-12
JPH0528575B2 true JPH0528575B2 (ja) 1993-04-26

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5444388A Granted JPH01228424A (ja) 1988-03-08 1988-03-08 深さ記憶変更機能付の電動リール

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