JPH05285551A - 液圧成形プレス装置 - Google Patents

液圧成形プレス装置

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Publication number
JPH05285551A
JPH05285551A JP4118450A JP11845092A JPH05285551A JP H05285551 A JPH05285551 A JP H05285551A JP 4118450 A JP4118450 A JP 4118450A JP 11845092 A JP11845092 A JP 11845092A JP H05285551 A JPH05285551 A JP H05285551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming
liquid
hydraulic
molding
press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4118450A
Other languages
English (en)
Inventor
Eihiko Tsukamoto
穎彦 塚本
Hiroshi Shioda
浩 塩田
Minoru Sueda
穣 末田
Kan Iwaki
貫 岩木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP4118450A priority Critical patent/JPH05285551A/ja
Publication of JPH05285551A publication Critical patent/JPH05285551A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 薄板を成形する液圧成形プレス装置に関し、
成形時に使用する液体材料が成形材に付着することを防
ぎ、また液体が付着したまま成形品が取出されることを
防ぎ作業効率の向上を図る。 【構成】 プレスのスライド1及びボルスタ2にそれぞ
れ雄型ベース3及び液圧室4等の成形金型を取付け固定
した後、成形材9をロアブランクホルダ8の上面に設置
する。液体は水に適量の増粘剤、防錆剤及び界面活性剤
を調合したものを用いる。界面活性剤の効果により、成
形材の表面は成形中に液体と接触しても殆ど濡れない。
液圧室内に液体10を供給装置12により充電する。供
給、成形圧力調整器機は、増粘剤の混入量が少なく液体
の粘性が低いので通常の水、油圧器機でよい。このよう
に構成したプレス装置を稼動しスライドを下降させて雄
形の先端部3′で成形材を押し下げ液圧室内の液体圧力
が上昇して成形材は雄型の形状に加圧成形される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用外板,電気製
品等の薄板を成形する対向液圧成形プレス装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来一般に薄板をプレス装置で所定の形
状に加工するには、上下一対の金型(雄型,雌型)を用
いその間に成形材を配置して両金型により加圧成形する
方法が採用されている。
【0003】しかしながらこの方法による成形では、強
度の高い薄板鋼板やアルミニウム材等を深絞り成形する
場合には、成形時の割れ、しわ等が発生しやすく成形限
界が低くなる欠点がある。
【0004】このため雄型ポンチのみを用い、液体の圧
力で成形する方法や、液圧の代りにゴム等の弾性体を用
いる方法が広く知られている。
【0005】しかしながらそれらの方法は成形限界向上
の面では有利なものの、反面次のような欠点がある。
【0006】(1)液圧使用の場合では、成形時に加圧
用液体と成形材とが直接接することで成形完了後、取出
した成形品表面が液体で濡れる。(液体が付着する)そ
のため以後の工程で成形品の表面清掃作業を要し、また
成形の都度液体が成形品に付着して液体が持ち出される
ことから液体量が減少し適宜補充する必要もあり、作業
性が悪く、量産性に難がある。
【0007】(2)ゴム等の弾性体使用の場合では、雄
型形状に対する弾性体変形の追従性が劣り、液圧使用の
場合に比べて被加工品への均等面圧が得られず複雑形状
の成形に難がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術
のもつ不具合点を解決するための手段として、液圧を用
いる場合、液体の上面にウレタンシート等の延性材を配
置し、成形材と液体が接触しない方法や、液体の代りに
高粘性物質を用いその表面をシート状の延性材で被覆す
る方法等の提案がある。
【0009】しかしながらそれらの方法は、被覆シート
材の耐久性に難があり、特に液体の代りに高粘性物質を
用いる場合には成形途中で適宜圧力調整制御を要する場
合、機器構成が難しい。
【0010】本発明は以上のような問題点を解決し得る
液圧成形プレス装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の構成として本発明の液圧成形プレス装置は、成形材を
挟んで雄型と対向配置された凹型に形成された液圧室に
適量の増粘剤,界面活性剤を混入調合した液体を充填し
たことを特徴としている。
【0012】
【作用】上述のように構成した本発明の液圧成形プレス
装置は、雌型の代りとなる凹型に形成された液圧室内
に、単一の材料でなく適量の増粘剤や界面活性剤を混入
調合した液体を充填しておき該液体と雄型(ポンチ)間
で成形材の加圧成形及び成形途中の圧力調整を行なうの
で、成形中に成形材の表面は界面活性剤の効果により液
体と接触状態にあっても殆ど濡れることがなく、成形完
了後液体が成形材に付着して液圧室外に持ち出されるこ
とを解消できる。
【0013】また液体の粘性を高くしない程度に増粘剤
(及び必要に応じ防錆剤も)を適量混入したことにより
上記効果を一層向上させることができる。
【0014】
【実施例】以下図面により本発明の1実施例について説
明すると、図1は本発明液圧成形プレス装置の作動前の
状態を示す側断面図、図2,図3は同装置の成形工程説
明図である。
【0015】まず図1において、1はプレスのスライド
で図示されていない駆動機構により上・下に作動する。
2はスライド1に対向して配置されるプレスのボルス
タ、3は雄型ベースでその先端部に雄型3′を装備し、
上下動するスライド1の下面に取付けられる。
【0016】4は凹部を中央に形成した液圧室で上面部
が開口しておりボルスタ2の上面に成形材9を挟んで雄
型3′と対応するように配設されている。そして液圧室
4内には液体供給及び圧力調整装置12より送り出され
た液体10が充填される。
【0017】5はアッパブランクホルダで雄型3′の周
囲を囲むように配置されており、ロッド6により該アッ
パブランクホルダ5は下方向に付勢される。
【0018】7はアッパブランクホルダ5の引き上げ用
ロッドで上端を雄型ベース3に固定し、その他端でアッ
パブランクホルダ5を吊り下げている。
【0019】8はロアブランクホルダで液圧室4の上面
の開口部外周にアッパブランクホルダ5と対応するよう
に配設されている。
【0020】11は液圧室4内の液体10が外部に洩れ
出すことを防ぐため液圧室4の上面とロアブランクホル
ダ8の下面との接触面上に適宜配置されたパッキンであ
る。
【0021】液圧室4内に充填される液体10は、成形
加工作業時の成形材9との接触時に成形材9表面を濡ら
し、成形完了後成形材に付着し装置外に持ち出されるこ
とを防ぐため、単一の液体とせず、複数の材料から構成
している。例えば、液体10は水を主体とし防錆剤,増
粘剤としてカルボキシルメチルセルロースを重量比で1
〜5%(混入量を上げると粘性が高くなり成形時の圧力
制御上で不利)及びフッソ系界面活性剤を重量比で0.
5〜1%(1%以上の混入では界面活性効果が飽和す
る)調合したものであり、成形中に成形材9の表面はフ
ッソ系界面活性剤の効果により液体10と接触状態にあ
ってもほとんど濡れることはなく、成形完了後成形材に
付着して持ち出されることが解消できる。
【0022】また増粘剤の混入量を少なくしておくため
液体の粘性が低く、供給、成形時の圧力調整制御に通常
の水、油圧機器が充分適用できる。
【0023】次に上記構成よりなる液圧成形プレス装置
により成形材9を成形する手順について図1,図2,図
3により説明すると、プレスの上部可動スライド1及び
下部ボルスタ2にそれぞれ雄型ベース3及び液圧室4等
の成形金型を取付けて固定した後、成形材9をロアブラ
ンクホルダ8の上面の定位置に置き、液圧室4内に定量
の液体10を供給装置12により充填する。
【0024】次いでスライド1を下降させると図2に示
すように成形材9はアッパブランクホルダ5とロアブラ
ンクホルダ8とで周囲が固定される。さらにスライド1
を下降させると雄型ベース3と一体的に形成された雄型
3′の先端部が成形材9を押し下げ液圧室4内に進入す
る。
【0025】雄型3′の液圧室4内への進入に伴なって
液圧室4内の液体10の圧力が上昇し図2,図3のよう
に成形材9は雄型3′の形状に加圧成形される。
【0026】成形途中の液体圧力は、成形条件に応じて
外部の供給装置12により適宜コントロールする。
【0027】このようにして成形が完了するとスライド
1を上昇させることで雄型3′,アッパブランクホルダ
5が上昇し成形材9の固定状態が解かれ、成形材9を取
出し1回の工程が完了する。
【0028】以上実施例で説明したように、本発明によ
れば液圧成形において用いる液体材料の工夫により、成
形時、液体で成形材が濡れる(付着)ことなく、また成
形材取出し時に液体を付着したまま装置外に持ち出すこ
ともなくなり、作業性,量産性等の面で有効なものとな
る。
【0029】また本発明の一実施例について縷々説明し
たが、本発明において使用する液体は上述で説明したよ
うな液体としての性状が達成されれば実施例に例示した
界面活性剤,増粘剤や主成分液体のものに限定されるも
のではない。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明の液圧成形プレ
ス装置によれば、成形時に成形材の表面が加圧用液体に
濡れることなく、また成形完了後成形材に付着して装置
外へ持ち出されることを防止することができる。
【0031】また成形時の液圧調整も容易で、作業能力
を著しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る液圧成形プレス装置の
作業開始前の状態を示す側断面図である。
【図2】同装置による成形加工開始直後の状態を示す加
工説明図である。
【図3】同装置による成形加工が進んだ状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 スライド 2 ボルスタ 3 雄型ベース 3′ 雄型 4 液圧室 5 アッパブランクホルダ 6 ロッド 7 引き上げ用ロッド 8 ロアブランクホルダ 9 成形材 10 液体 11 パッキン 12 液体供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩木 貫 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形材を挟んで雄型と対向配置する凹型
    に形成された液圧室内に、適量の増粘剤及び界面活性剤
    を混入調合した液体を充填したことを特徴とする液圧成
    形プレス装置。
JP4118450A 1992-04-13 1992-04-13 液圧成形プレス装置 Withdrawn JPH05285551A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4118450A JPH05285551A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 液圧成形プレス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4118450A JPH05285551A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 液圧成形プレス装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05285551A true JPH05285551A (ja) 1993-11-02

Family

ID=14736949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4118450A Withdrawn JPH05285551A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 液圧成形プレス装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH05285551A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262229A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Fuji Heavy Ind Ltd プレス加工装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262229A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Fuji Heavy Ind Ltd プレス加工装置

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Effective date: 19990706