JPH0528544B2 - - Google Patents

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JPH0528544B2
JPH0528544B2 JP59233321A JP23332184A JPH0528544B2 JP H0528544 B2 JPH0528544 B2 JP H0528544B2 JP 59233321 A JP59233321 A JP 59233321A JP 23332184 A JP23332184 A JP 23332184A JP H0528544 B2 JPH0528544 B2 JP H0528544B2
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Shozo Namikawa
Kenji Oomori
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPH0528544B2 publication Critical patent/JPH0528544B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、上位の計算機から伝送路を介して下
位の計算機であるリモートステーシヨン計算機に
指令を与え、プラントの運転を制御するプラント
監視制御装置に関する。
[発明の技術的背景] 第5図に、プラント監視制御装置の一例とし
て、ガスタービンと蒸気タービンを結合した発電
軸を複数軸備えた複合発電プラント制御装置を示
す。
自動化コンソール1の軸自動運転スイツチを選
択することにより、制御指令が上位の計算機2よ
りデータウエイ等の伝送路3を介して下位の制御
用計算機である軸コントローラ4へ伝送される。
軸コントローラ4はこの制御指令に基づき、更に
下位の制御用計算機であるローカル制御装置5に
個々の具立的制御指令を与える。ローカル制御装
置5はこの制御指令に基づきガスタービン、蒸気
タービン、発電機を一軸上に結合して成る発電軸
6を制御すると共に、その結果を軸コントローラ
4に返す。また、軸コントローラ4は直接発電軸
6におけるプラント状態を監視してその結果を伝
送路3を介して計算機2に送り返す。計算機2は
各軸コントローラ4から送られる各発電軸6のプ
ラント状態を監視し、必要な指令を軸コントロー
ラ4に与えると共に、適宜自動化コンソール1に
表示出力する。なお、この例での軸コントローラ
4はリモートステーシヨンを計算機4とする。
又、以下発電プラントの呼び方は発電軸として説
明する。
このように複合発電プラントにおいては、1つ
の発電軸が従来のプラントに相当し、上位の計算
機と各リモートステーシヨン計算機の間は従来の
プラントの様に大量の信号ケーブルを布設するこ
とを避けるために伝送路としてデータウエイを採
用しており、設置スペースを最小にして大量デー
タを高速伝送することにより設備投資効果を上げ
ている。従つて大部分の信号路がデータウエイに
集中している複合発電プラントにおいては、伝送
路の故障が1部又は全体のプラント停止あるいは
重大なプラント事故にもつながるため高度の安全
性と、安定した運転の維持を確保する上で伝送路
の信頼性を上げることが特に重要となる。従つ
て、万が一伝送路の1部に異常が生じた場合で
も、その異常に対して迅速に対処し、伝送路全体
の機能が、極力損われることがないようにする必
要がある。
一般にデータウエイは順次近接するステーシヨ
ン間を二本の伝送路でループ状に結び、伝送路の
総延長距離を最短とする二重化ループ構成が採用
され、且つ伝送路を監視するため、上位の計算機
2及びリモートステーシヨン計算機4とは独立し
てデータウエイ監視装置が接続されている。
上位の計算機2及びリモートステーシヨン計算
機4はステーシヨンによりデータウエイに接続さ
れ相互間のデータ伝送を行なう。
しかし、その伝送路上には前記正常なデータ伝
送を阻害する要因が数多く存在する。その阻害要
因としては伝送路系を構成するいずれかの機器の
故障や伝送路系を設置する環境条件からの外乱に
よるもの等がある。
機器の故障には、信号ケーブルの断線、ステー
シヨン及び接続機器の故障等があり、故障度合か
ら見ると、信号ケーブル断線の様な永久的なもの
とケーブル接続コネクタの接続不良や初期故障あ
るいは寿命等電子部品の不安定動作により間欠的
に発生するものとに分けることが出来る。又、外
乱によるものとしては発電プラント特有の強磁
界・強電流設備、大型補機の運転/停止等による
高周波サージや電磁波障害等のさけたがい特定環
境条件に起因するものと、風水害及び地震等自然
環境の変化あるいは災害等の偶発的な事故に起因
するものがあり、同様に永久的なものと間欠的な
ものに分類できる。複合発電プラントの伝送路で
はこれらの機器あるいは設備の故障と環境条件か
らくる外乱とが相互に関連し合つて障害が発生す
る場合が多い。
以上述べた様に伝送路系には諸種の障害が潜伏
しているため、前記データウエイ監視装置は伝送
路及びステーシヨンを常時監視しており、なんら
かの原因で伝送路の障害を検出した場合には障害
内容を記憶するとともに障害レベルに対応した異
常回復処理を行なう。ここで、障害の程度が軽度
な場合、例えば高周波サージ等の外乱による数
msecの巾の瞬時のインパルスが発生してデータ
信号の1部が損傷した場合等には、ステーシヨン
が行なうデータ信号に対する修復機能やデータ信
号の再送で伝送路は正常状態を継続し、伝送路の
構成には変化を生じない。
しかしながら、インパルスが数10msecの巾で
継続してデータ信号の損傷巾が大きくなつた場
合、あるいはケーブル断線等が発生した場合は、
伝送路の同期断となつてしまい、データウエイ監
視装置が伝送路系の状態を認識することができな
くなる。従つて、データウエイ監視装置は、伝送
路の同期断にいたらしめる重度の伝送路の障害に
対しては、一旦全ステーシヨンを切離した上で伝
送路の再診断を行ない伝送路の再構成を行なう。
データウエイ監視装置は全ステーシヨンを切離
した後、順次近接ステーシヨンに対して再構成を
行なうための診断信号を送り、伝送路及びステー
シヨンの正常/異常の判定を行ない正常な部分の
みを順次ループ内に組込んでいく。この結果、最
終的に故障しているハードウエアをループから切
離すことになる。
第6図はその伝送路再構成時の遷移図を示した
ものである。図は信号ケーブル断線等により伝送
路に永久故障が発生したケース(以下、ケース1
と呼ぶ)となんらかの一時的な障害により伝送路
の同期団が発生したケース(以下、ケース2と呼
ぶ)の2つの例についての再構成遷移の説明図で
あり、伝送路の同期断に対してデータウエイ監視
装置が伝送路の再構成を実施する結果、いずれの
ケースの場合も伝送路の機能が損われることなく
データ伝送上正常状態が継続されることを示して
いる。図中、2重化された伝送路の実線部分は使
用中の伝送路を示し、破線部分は予備の伝送路を
示す。なお、説明を簡単にするために図中2つの
ステーシヨンは各々STN1,STN2とし、デー
タウエイ監視装置19はSVCと略す。
遷移1で示す様にSTN1〜STN2間で障害が
発生して伝送路が同期断になると遷移2で示すよ
うに全ステーシヨンが切離される。つづいて
SVCは左右の片側(ここでは左側とする)の方
向から近接するステーシヨンの診断を行なう。遷
移3はSVC〜STN1間がループに組込まれたこ
とを示す。遷移4に於いてケース2では既に障害
が復旧しているためにSVC〜STN1〜STN2が
ループに組込まれるが、ケース1ではSTN1〜
STN2間で伝送路が使用できないためにこの方
向からはSTN2をループに組込めないことを示
している。従つて遷移5に於いて、ケース1の場
合は逆方向つまりSVCの右側の伝送路を使用し
てSTN2をループに組込む。当然のことながら
右側方向からもSTN2〜STN1間は伝送路が使
用できないため、ケース1ではここにおいて再構
成を終了する。一方、ケース2においてはSVC
〜STN1〜STN2〜SVCの様に左側方向で一巡
することが出来る。遷移6は再構成の最終結果を
示す。
ケース1をループバツク(伝送路縮退)と称
し、ここではSTN1〜STN2間のケーブル断線
箇所を切離していることがわかる。ケース2では
再構成段階障害が復旧したため元の正常ループに
戻つている。
以上に述べたようにデータウエイ監視装置は信
号ケーブル断線等のハードウエアの永久故障に対
しては故障した部分を切離すとともに永久的及び
一過的故障のいずれを原因とする同期断に対して
も極力伝送路の機能を損わない様に異常時の回線
監視制御を行なつている。
[背景技術の問題点] しかしながら前記データ伝送阻害要因の一つで
ある電子部品の不安定動作等で起る間欠的機器故
障もしくは、高周波サージや、電磁波障害による
外乱を原因とする一過的故障により伝送路の同期
断が発生して前記データウエイ監視装置が伝送路
の再構成を行なう際、該当箇所の診断で故障が既
に自己復旧している場合には既に正常と判定でき
るため間欠故障として扱うが、該当箇所の診断時
点まで継続する時間巾を有する故障や短時間の故
障が集中して発生している場合等のように、診断
時間以上の復旧時間を要する場合、一定時間後に
自己復旧するにもかかわらず、その時点で正常と
判定することが出来ないため、ハードウエア上の
故障として切離さざるを得ない。
その理由の1番目は、伝送路の再構成中はデー
タ伝送が全面にブロツクされることから、再構成
動作がデータ伝送を行なう前記上位と計算機及び
リモートステーシヨン計算機等のシステム動作の
許容度を逸脱してシステムに悪影響を及ぼすこと
がない様に、再構成に要する時間を最小におさえ
る必要があり、伝送路及びステーシヨンの診断時
間及び診断の再試行回数を極めて小さい範囲に制
約せざるを得ない点にある。
2番目の理由は、前記データウエイ監視装置は
前記上位の計算機及びリモートステーシヨン計算
機とは独立して伝送路及びステーシヨンのみを監
視しており、前記上位の計算機が把握しているプ
ラントの状態を知ることが出来ないため、再構成
の再試行を行なうことが出来ない点である。
例えば、定検等の目的で人為的に特定部分を切
離している場合や、既に固定した永久故障が発生
している場合には、別の原因で伝送路の同期断が
発生して伝送路の再構成が行なわれた場合を想定
する。するとこのとき、データウエイ監視装置は
前回の状態である定検による人為的切離し状態及
び永久故障状態を判断することができないため、
再構成の再試行機能を付与した場合、有害な再試
行を行なつてしまい、逆に残りの正常な部分での
ループバツク機能をも損つてしまう。この結果従
来技術である、データウエイ監視装置による異常
監視制御では、一旦間欠故障によりループバツク
状態に移行した場合には、ループバツクからの復
帰は操作員の判断による伝送路の再構成指令が出
されるまで待たされることになる。
また、ループバツク移行時に、一過的な故障と
永久故障との切り分けが出来ないまま伝送路又は
ステーシヨンを切離してしまうために、自動運転
を行なつている小人数の運転員に故障原因を調べ
るための多大な負担を与えてしまうことになる。
ここで、先に述べたごとく複合発電プラトンに
おいては各発電軸に対する監視制御信号がデータ
ウエイに依存することから、伝送路の一過的な故
障で一部又は全体のステーシヨン及び伝送路がル
ープから切離された場合、そのステーシヨンに接
続される発電軸を自動運転から除外せざるを得ず
問題が大きい。
更に、前記一過的故障は、原因を追跡する上で
故障を人為的に再現することが非常に困難な場合
が多く、データウエイ監視装置の持つ故障時のデ
ータを適切に採集する手段が不十分であつたた
め、原因追求のための調査に多大な人員、時間及
び費用をかけることが常であり、中域に展開する
データウエイシステムを新たに設置する場合、あ
るいは、恒常的に運用していく上で大きな問題と
なつている。
[発明の効果] 本発明は、上記の点に鑑み、伝送路異常が発生
して伝送路の縮退が行なわれた場合に、伝送路を
縮退状態から点検中の伝送路ステーシヨンを除く
全構成状態に自動復帰させることにより再構成時
間を短縮すると共に、伝送路をより安定化させ、
かつ、信頼度の高い自動運転を可能とすること。
又、伝送路の点検等を加味し、点検中をオペレー
タより指定することにより、伝送構成より分離
し、点検中を含む伝送路の状態表示を行ない誤動
作、誤操作を防ぐことを可能とするプラント監視
制御装置を提供することを目的とする。
[発明の概要] このため本発明は、伝送路に異常が発生して伝
送路が落ちたとき、これを検知して上位計算機側
より指令を出し、点検中を除く伝送路の再構成を
規定回数繰り返すことにより、再構成時間を短縮
し、一過性の故障の場合は、伝送路を全構成状態
に自動復帰させると共に、永久故障の場合は、伝
送路の最終構成状態と、故障箇所を警報表示する
ようにしたこと、又、点検中の伝送路、ステーシ
ヨンは点検中を表示すること特徴としている。
[発明の実施例] 第1図は本発明の一実施例に係る複合発電プラ
トン監視制御装置の構成図である。図中、第5図
と同一符号は同一又は相当部分を示し、更に13
はデータウエイ異常監視手段である。計算機2
は、分散したリモートステーシヨン計算機4
(4′及び4″を同じくリモートステーシヨン計算
機である)を介して発電軸6(6′及び6″も同じ
く発電軸である)を監視制御する為のステーシヨ
ン18、伝送路3を情報伝達手段として、集中監
視制御を実現している。また発電軸6に対するプ
ロセス入出力を行なう各リモートステーシヨン計
算機4は、定期的もしくは前記発電軸6のプラン
ト状変時、プラント情報を計算機2に伝送する。
前記計算機2は前記リモートステーシヨン計算機
4より伝送されたプラント状態を伝送手段12で
受信しプラント監視手段16に処理を依頼する。
前記プラント監視手段16は前記発電軸6のプラ
ント正常/異常を判断し、状変時は表示手段14
に表示要求を行なう。又、プラント状変内容が自
動運転に関するものはプラント制御手段17に前
記状変内容を通知する。前記プラント状変内容を
受けた前記プラント制御手段17はプラント状態
を把握し、必要に応じ前記リモートステーシヨン
計算機4への指令情報の伝送を伝送手段12に要
求する。前記伝送手段12は前記指令情報を前記
リモートステーシヨン計算機4に伝送する。前記
指令情報を受信したリモートステーシヨン計算機
4は前記指令情報に従つて、発電軸6の制御を行
なう。以上の方法で、前記計算機2は前記各発電
軸6を監視制御する。ここで、データウエイ監視
装置19は、規定周期例えば250msec毎に、伝送
路3、ステーシヨン18の診断を行ない、診断情
報を蓄える。データウエイ異常監視手段13は蓄
えられた診断情報を周期的に読み込み間接的にス
テーシヨン18、伝送路3の異常監視を行なう。
次に、前記データウエイ異常監視手段13の監
視方法を第2図のフローチヤートにより説明す
る。なお、このデータウエイ異常監視手段13
は、計算機イニシヤライズ時、伝送路の通常運転
状態を全構成として起動される。また、特定のス
テーシヨン及び伝送路の保守点検を行なう場合
は、オペレータが対話手段によつて、指定した伝
送路構成を全構成として起動される。
前記データウエイ異常監視手段13は、伝送路
の全構成の内容を読み込む伝送路全構成入力部3
0と、前記データウエイ監視装置19により蓄え
られた診断情報を読み込むデータウエイ情報読み
込み部31と、前記診断情報より得られる現在の
伝送路の構成を示す入力構成と、伝送路全構成入
力部30から得られる伝送路の全構成とを比較す
るなどして伝送路の状態を判断するデータウエイ
情報判断部32と、前記伝送路の状態により、デ
ータウエイ監視装置に伝送路再構成を指令し再試
行を行なう伝送路再構成指令部33と、伝送路の
故障/復帰の警報出力を行なう伝送路警報出力部
34と、本手段の周期を管理するデータウエイ監
視周期管理部35より構成される。
前記伝送路全構成入力部30は、オプレータも
しくは計算機イニシヤライズにより指定された各
ステーシヨン名、各ステーシヨン間の伝送路名等
からなる伝送路の全構成を入力する。データウエ
イ情報読み込み部31はデータウエイ監視装置1
9のメモリに蓄えられた伝送路、ステーシヨンを
診断情報、即ち、伝送路のどの個所が故障中であ
るとか、どのステーシヨンが点検中で、正常個所
はどれであると言つた診断情報を読み込む。
次に、データウエイ情報判断部32は、前記デ
ータウエイ情報読み込み部31にて、読み込まれ
た伝送路、ステーシヨンの診断情報の状態変化
有/無のチエツクを行なうことにより伝送路の現
在の構成を示す入力構成に変化があつたか否かを
判断する。状態変化有りの場合、伝送路及びステ
ーシヨンが、前記伝送路全構成力部30にて入力
した全構成に従つて接続されているか否か、即
ち、前記判断情報より得られる入力構成と全構成
とが等しいか否かをチエツクする。ここで伝送路
の入力構成に変化があり、かつ、変化後の入力構
成が前記全構成となつた場合は、伝送路が故障か
ら正常復帰したものとみなし、前記伝送路警報出
力部34に処理を進め、正常復帰後の伝送路構成
状態を表示手段により自動表示し、伝送路故障の
警報燈の消燈を行なう。
一方、伝送路の入力構成に変化があり、かつ、
変化後の入力構成が前記全構成と異なつた場合
は、前記伝送路再構成指令部33に処理を進め
る。前記伝送路再構成指令部33では再試行規定
回数により、再試行カウントを初期設定した後、
以下の処理を進める。即ち、再試行カウンタが未
だ0でないとき、このときの構成変化は伝送路の
間欠故障とみなし、データウエイ監視装置19よ
り入力した診断情報により、入力構成変化要因即
ち入力構成変化個所を表わすデータを作成すると
ともに、間欠故障時の伝送路構成状態を表示手段
により自動表示する。間欠故障と判断した場合、
前記伝送路全構成入力部30にて入力した全構成
即ち、点検による切離し個所、永久故障個所を除
いた正常なステーシヨン、伝送路で構成される部
分を構成するようにデータウエイ監視装置19に
対して伝送路再構成指令を出力し伝送路の再構成
の再試行を行なわせる。このときの伝送路再構成
は前述第6図に説明したようにして行なわれる。
伝送路再構成出力指令を出力後、伝送路立上り監
視用時間と間遅延を行ない、再度データウエイ監
視装置19より伝送路及びステーシヨンの診断情
報を入力し、状態変化の有無のチエツクを行な
う。ここで、伝送路構成が前記全構成の状態に復
帰したものとみなし、前記伝送路警報出力部34
に処理を進め、復帰後の伝送路状態を表示手段に
より自動表示する。一方、伝送路の入力構成が前
記全構成状態に復帰しない場合は再試行カウンタ
から1を減算して再試行カウンタのチエツクに戻
る。再試行カウンタが0となつたとき、そのとき
の伝送路の構成状態で示されるループバツク状態
に組込まれていない伝送路又はステーシヨンに永
久故障が発生したものとみなし、データウエイ監
視装置19より入力した診断情報より故障情報を
集め、構成変化要因として前記伝送路警報出力部
34に渡す。前記故障情報を受けた前記伝送路警
報出力部34は永久故障発生後の伝送路構成状態
を表示手段により自動表示し、伝送路故障の警報
燈の点燈を行なう。前記伝送路全構成入力部30
〜伝送路警報出力部34迄の処理をおえると、前
記データウエイ監視周期管理部35に処理を移
す。このデータウエイ監視周期管理部35では、
次回実行時刻まで遅延を行ない、前記伝送路全構
成入力部30に処理を移す。ここで、各ステツプ
における自動表示はオペレータの情報交換を行な
うCRT画面に伝送路の最終構成を系統図として
表示される。
次に、第2図のデータウエイ異常監視手段の流
れ図の具体的な例について、第3図のタイムチヤ
ートを用いて説明する。
尚、第2図、第3図におけるτ1は周期監視用遅
延時間を示し、τ2は伝送路再構成指令出力後から
再構成完了までに要する時間を含んだ再構成の立
上り監視用遅延時間を示す。また、第3図のτ3
伝送路再構成に要する時間を示し、第2図のγ3
再試行規定回数を示す。
第3図は、伝送路上に間欠故障が発生して同期
断となりデータウエイ監視装置が行なう再試行機
能である伝送路の再構成で、間欠故障部位が伝送
路から切離された状態になつたことを検出し、再
試行機能により伝送路の再構成が実施された結
果、間欠故障が救済された例をタイムチヤートで
示したものである。
ここで、データウエイ監視装置19が行なう伝
送路の1回の再構成に要する時間τ3を500msec相
当とし、データウエイ異常監視手段13の行なう
データウエイ異常監視周期τ1を1000msec、再構
成監視用遅延時間τ2を600msec、再試行規定回数
γ3を3回と設定している。
データウエイ異常監視手段13は異常監視周期
τ1にてデータウエイ監視装置19のメモリ内容を
入力し、伝送路の監視を行なう。ここで伝送路が
再構成中で入力が出来ない場合は入力可能となる
まで繰返し遅延を行なう。
本例では、伝送路に一過的な故障が発生して伝
送路が同期断となりデータウエイ監視装置が再構
成を行なつたにもかかわらず故障が継続していた
ため、故障部位を伝送路から切離し全構成状態不
成立になつたことをデータウエイ異常監視手段1
3が前記異常監視周期τ1にとらえている。即ち、
τ1時点で伝送路に故障が生じ、伝送不可能状態に
陥ると、直ちにデータウエイ監視装置19が伝送
路再構成を試みる。この結果、再構成に要する時
間τ3を経過したτ2時点で最終構成ができるが、こ
の時点では未だ故障が継続しているため、全構成
は不成立に終る。このとき、データウエイ監視装
置19のメモリにはその最終構成が記憶される。
この状態で遅延時間τ1経過し、再びデータウエイ
異常監視時期にτ3時点になると、伝送路全構成入
力部30、データウエイ情報読み込み部31での
処理を経て、データウエイ監視装置19のメモリ
内容を読み込んだ結果入力構成に変化が生じ全構
成に一致しないことから、再構成の再試行回数を
γ3にセツトする。この例ではデータウエイ異常監
視手段13の再試行規定回数が3回となつている
ため、データウエイ異常監視手段13がとらえた
第1回目の状態変化を間欠故障として取扱いデー
タウエイ監視装置19に対して伝送路の再構成指
令を出力し再試行する。この再構成を再試行する
時点で伝送路故障が復旧しているものとすると、
再構成時間τ3経過後のτ4時点での最終構成は全構
成に等しくなる。従つて、データウエイ異常監視
手段13が再構成指令を出力後、更に、再構成監
視用遅延時間τ2経過後のτ3時点で、再びデータウ
エイ監視装置19のメモリを入力したとき、この
段階で伝送路の状態が全構成状態に復旧している
ことから、データウエイ異常監視手段13は間欠
故障が第1回目の再試行で復帰したことを自動表
示する。この例では、1600msec以内に間欠故障
が救済される。この場合従来技術によると、本実
施例の再試行規定回数γ3が丁度0とセツトされた
場合と等価になり、上述した如き一過性の間欠故
障の場合にも永久故障と見倣されグループから切
離されてしまう。しかし、本実施例の場合には、
再構成は3回再試行される結果、信号ケーブル断
線といつた故障のみが永久故障と判断され、表示
手段にてオペレータに通知される結果、伝送路故
障に対する極めて合理的な処理がとられる。
即ち、これを第4図a,b,cを参照して更に
具体的に説明する。なお、第4図において、リモ
ートステーシヨン計算機・発電軸44は、説明を
容易にするため、リモートステーシヨン計算機と
発電軸を一体として説明する。上位の計算機2は
複数のリモートステーシヨン計算機・発電軸44
をステーシヨン18及び伝送路3を介して監視・
制御している。又、データウエイ監視装置19は
前記上位の計算機2及びリモートステーシヨン計
算機・発電軸44とは独立して、前記ステーシヨ
ン18、伝送路3の診断を行ない伝送路障害によ
る伝送路の同期断発生時は、各ステーシヨン18
及び伝送路3の伝送路の再構成を実施する。
同図aは、全てのステーシヨン及び伝送路が正
常であり、伝送路がループをなしている場合のス
テーシヨン接続構成例を示している。
同図bは、STN2〜STN3の間の伝送路がハ
ード的に切離されループバツク(縮退状態)をな
しているが、伝送路上には全ステーシヨンが接続
されており、伝送路の機能は満足している場合の
ステーシヨン接続構成例を示している。
従来技術に於いては同図aのSTN2〜STN3
間の間欠故障で障害継続時間がデータウエイ監視
装置の診断時間を超える場合は、永久故障として
同図bのループバツク状態に移行し、不安定な状
態になる。一方でデータウエイ異常監視手段13
による再試行機能では伝送路の自己復旧を待つ
て、同図aの正常で安定したループ状態に戻るこ
とは先に述べた通りである。ここで、データウエ
イ異常監視手段13を付加した後の伝送路で、同
図bの状態となるのは、STN2〜STN3間の伝
送路で天災等の事故により永久故障が発生した場
合等の全構成が同図aの状態の様に指定されてい
るにもかかわらず、データウエイ異常監視手段1
3の再試行規定回数の再試行によつても復旧せ
ず、永久故障がSTN2〜STN3間の伝送路で発
生したと判断できる場合と、伝送路の点検等の目
的でSTN2〜STN3間の伝送路の信号ケーブル
を人為的にはずす様な場合の2通りのケースが考
えられる。
但し、後者の点検を行なう場合には、予め予定
された同図bのステーシヨン接続構成を全構成と
して対話手段により入力しておくので、この場合
は、事故による永久故障の場合に警報処理が行な
われるのに対して、故障とはみなされず警報処理
の対象からはずすこと及びオペレータに対し、点
検中を認識させることができる。
同図cはSTN2に接続されるリモートステー
シヨン計算機・発電軸44の点検等を行なう場合
に、ステーシヨンも含め点検する場合のステーシ
ヨン接続構成を示している。
従つて、ステーシヨン以下の点検を行なうに当
つて同図cの様な全構成を対話手段により入力し
ておく。
ここで、複合発電プラントに於いて特に重要で
あるのが、各発電軸の点検を例えば7軸の発電軸
があるとすると年間に振り割つて約2ヶ月毎1軸
分に実施するようになついる点である。
この発電軸の点検と同時にその発電軸のステー
シヨンも点検を行なうのが普通となるため、この
場合同図cのステーシヨン接続構成となる。
従つて、いずれかのステーシヨンが人為的に除
外されるケースは実運用上多く考えられる。
この様に、いずれかのステーシヨン又は伝送路
が人為的に除外されている場合、例として同図b
の場合を考える。
同図bでは全ステーシヨンが正常に上位の計算
機2より使用されており、全ての発電軸が正常に
監視・制御されている。この様な条件のもとで
STN2〜STN1の間で間欠故障が発生しデータ
ウエイ監視装置の再構成では間欠故障として救え
なかつた場合、従来技術では同図cの状態に移行
してしまい、正常なSTN2が伝送路から切離さ
れてしまう。
この結果、上位計算機2はSTN2に接続され
ているリモートステーシヨン計算機・発電軸44
の監視制御が不可能な状態となる。又、この様な
事故が発生しても、従来技術では、STN2の伝
送路への復帰をオペレータが実施するまで伝送路
から切離された状態を継続する。
又、この様なケースは間欠故障の起る箇所と定
検中の箇所との間に複数のステーシヨンが含まれ
る様な場合に致命的となりそれらの複数のステー
シヨンが全て切離されてしまうので発電プラント
の自動運転を完全に停止にいたらしめることにな
る。
この様に従来技術におけるデータウエイ監視装
置19だけによる再構成処理だけでは、複合発電
プラントのデータウエイの信頼性を大巾に低下さ
せる場合があることがわかる。しかるに、データ
ウエイ異常監視手段13を付加した本実施例の複
合発電プラント監視制御装置に於いては、永久故
障が複数ケ所で発生する場合を除き、ほぼこの様
な危険性を除去することが出来る。
尚、上記実施例ではデータウエイ異常監視手段
13での処理を一定周期毎に行なう例について示
したが、データウエイ監視装置19のメモリ内容
の変化で計算機2に割込みをかけ、再構成再試行
処理に入るようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明した様に本発明によれば、上位の計算
機により、伝送路を介して複数のリモートステー
シヨン計算機に指令を出力して各発電軸を監視制
御する複合発電プラントにおいて、データウエイ
異常監視手段を前記上位の計算機に組込むように
したので、伝送路に一時的外乱及び障害が発生
し、伝送路に一過性の故障が生じた場合は元通り
復旧し、プラントの監視制御機能に極力影響する
ことがない様にすることができるとともに、前記
伝送路に永久故障が発生した場合は、原因究明が
容易に行なえることから、伝送路をより安定化さ
せて、信頼度の高いプラントの自動運転が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る複合発電プ
ラント監視制御装置のブロツク構成図、第2図
は、第1図のデータウエイ異常監視手段の機能を
示す流れ図、第3図は、第1図のデータウエイ異
常監視手段の処理例を示すタイムチヤート、第4
図aは、全てのステーシヨンが伝送路に接続され
ているステーシヨン接続構成図、第4図bは、第
4図aの伝送路の一箇所が切離されているが伝送
路の全体機能は満足しているステーシヨン接続構
成図、第4図cは、ステーシヨンが切離されてい
る場合のステーシヨン接続構成図、第5図は、プ
ラント監視制御装置の一例を示す概要図、第6図
は、データウエイ監視装置による伝送路再構成の
遷移図を示したものである。 1……自動化コンソール、2……計算機、3…
…伝送路、4……リモートステーシヨン計算機、
5……ローカル制御装置、6……発電軸、12…
…伝送手段、13……データウエイ異常監視手
段、14……表示手段、16……プラント監視手
段、17……プラント制御手段、18……ステー
シヨン、19……データウエイ監視装置、30…
…伝送路全構成入力部、31……データウエイ情
報読み込み部、32……データウエイ情報判断
部、33……伝送路再構成指令部、34……伝送
路警報出力部、35……データウエイ監視周期管
理部、44……リモートステーシヨン計算機・発
電軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プラントを監視制御する上位の計算機と、 この上位の計算機からの指令に基づきプラント
    を運転制御する下位の計算機である複数のリモー
    トステーシヨン計算機と、 前記上位の計算機と複数のリモートステーシヨ
    ン計算機間を接続する伝送路と、 この伝送路の状態を監視するデータウエイ監視
    装置とを備えるプラント監視制御装置において、 前記伝送路の点検状態を含む全構成を読み込む
    伝送路全構成入力部と、 前記データウエイ監視装置に蓄えられた伝送路
    の正常/異常状態を表す診断情報を入力するデー
    タウエイ情報読み込み部と、 前記データウエイ情報読み込み部から入力され
    た診断情報から得られる伝送路の現在の構成を示
    す入力構成と前記伝送路全構成入力部から読み込
    まれた伝送路の全構成との一致を判断するデータ
    ウエイ情報判断部と、 前記データウエイ情報判断部での判断結果によ
    り前記伝送路の入力構成と全構成とが不一致の場
    合に間欠故障表示を指示すると共に前記データウ
    エイ監視装置に伝送路再構成を指令し再試行を行
    なわせる伝送路再構成指令部と、 前記伝送路再構成指令部での再試行により前記
    伝送路の入力構成と全構成とが一致する場合に伝
    送路の間欠故障復帰表示を指示し、前記伝送路再
    構成指令部での再試行にも拘らず前記伝送路の入
    力構成と全構成とが不一致の場合に伝送路の故障
    表示を指示する伝送路警報出力部と を前記上位の計算機側に設けたことを特徴とする
    プラント監視制御装置。
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