JPH0528512U - 板材折曲機のワーク回転ずれ検出装置 - Google Patents

板材折曲機のワーク回転ずれ検出装置

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JPH0528512U
JPH0528512U JP8381191U JP8381191U JPH0528512U JP H0528512 U JPH0528512 U JP H0528512U JP 8381191 U JP8381191 U JP 8381191U JP 8381191 U JP8381191 U JP 8381191U JP H0528512 U JPH0528512 U JP H0528512U
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JP
Japan
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plate material
rotation deviation
work table
plate
rotation
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Application number
JP8381191U
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English (en)
Inventor
淳也 鈴木
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材の回転ずれの有無を簡単な構成で確認で
きるようにする。 【構成】 板材折曲機は、折曲機構部1の前方にワーク
テーブル3を設置し、板材Wを挟持して割出回転させる
板材回転装置23を有するキャリッジ6を、曲折機構部1
に対して進退可能に設置したものである。ワークテーブ
ル3には、その上の板材Wを両側から押して幅方向中央
に位置決めする突没可能な一対のセンタリング部材4が
設けてある。両センタリング部材4に板材検出センサ18
を例えば2個ずつ設け、これら板材検出センサ18の検出
信号から板材Wの回転ずれを判定する回転ずれ判定手段
19を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、板材の各辺を端曲げする折曲機におけるワーク回転ずれ検出装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、板金の折曲機においては、ワーククランプ装置により板材の中心部を挟 持し、板材の一辺の折曲げが終わる毎に、板材を90°あるいは180°回転さ せ、板材の四辺の折曲げを順次行うようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、板材の回転速度を速くすると、回転の開始時や停止時にワーククラ ンプ装置による挟持部で慣性によって板材がスリップし回転ずれが生じる。しか し、従来の板材折曲機では、回転後の板材が正しく位置決めされているかどうか を判別していなかったので、正確な折曲げ加工を行えないという問題点があった 。
【0004】 この考案の目的は、板材の回転ずれがあるかどうかを確認できる簡単な構成の 板材折曲機のワーク回転ずれ検出装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の板材折曲機のワーク回転ずれ検出装置は、ワークテーブル上の板材 を両側から押して幅方向中央に位置決めする突没可能な一対のセンタリング部材 を備えた板材折曲機において、前記両センタリング部材に板材検出センサを設け 、これら板材検出センサの検出信号から板材の回転ずれを判定する回転ずれ判定 手段を設けたものである。
【0006】
【作用】 この構成によれば、ワークテーブル上で板材回転装置により割出回転させられ た板材が正しい回転位置にあるときと、回転ずれが生じている場合とで、複数の 板材検出センサのオンオフ状態が異なる。この板材検出センサの検出信号の違い に基づき、回転ずれ判定手段が板材に回転ずれがあると判定する。 板材検出センサは、板材の幅決めを行うセンタリング部材に設けてあるので、 板材の幅が変わったときには、その幅に応じて板材検出センサの位置も変わる。 そのため、板材の幅が種々異なっても、回転ずれの判定が行える。
【0007】
【実施例】
この考案の一実施例を図1ないし図6に基づき説明する。 図1に平面図で示した板材送り装置2は、折曲機構部1の前方に配置され、板 材Wを載置するワークテーブル3と、このテーブル3上の板材Wの幅方向の位置 決めを行う左右一対のセンタリング部材4と、前後方向の位置決めを行う原点出 し機構5と、板材Wを挟持して前後に移動する側面形状C字状のキャリッジ6と を備えている。
【0008】 キャリッジ6は、図2に示すようにベッド20上にレール(図示せず)を介して 前後移動自在に設置され、ボールねじ21およびその駆動用サーボモータ22により 前後方向に駆動される。 キャリッジ6の前端には板材Wを所定角度(例えば90°や180°)毎に割 出回転する板材回転装置23が設けてある。板材回転装置23は、ワークテーブル3 上の板材Wを上下から挟持する一対の回転自在なパッド24,25と、下パッド25を 回転駆動する油圧モータ26とからなる。上パッド24は、キャリッジ6の前端に設 けた縦レール27に沿って昇降自在とした昇降ホルダ28に取り付けられており、シ リンダ装置等の昇降装置29で昇降駆動される。
【0009】 上記板材送り装置2のワークテーブル3は、図1に示すように中央部にキャリ ッジ6を通過させるキャリッジ通路17を有し、かつ多数の短冊状板3aで構成さ れて、両センタリング部材4の位置決め爪4aが短冊状板3a間の隙間から左右 移動自在に突出している。原点出し機構5は、シリンダ装置(図示せず)により 突没自在な複数の原点出しピン5aからなる。
【0010】 また、上記両センタリング部材4には、ワークテーブル3上の板材Wが板材回 転装置23で180°回転させられたときに、板材Wに回転ずれが生じていないか どうかを検出するための板材検出センサ18が配置されている。これら各センサ13 から出力される検出信号は回転ずれ判定手段19に取り込まれ、その検出信号に基 づき回転ずれ判定手段19では回転した板材Wに回転ずれが有るか否かを判定する 。すなわち、両センタリング部材4に設けられた板材検出センサ18と回転ずれ判 定手段19とでワーク回転ずれ検出装置51が構成される。両センタリング部材4は 、ワークテーブル3の中央部のキャリッジ通路17を挟んで左右に振り分けて配置 されている。
【0011】 図3は図1に示す板材送り装置2における右側部分のセンタリング部材4の構 成を示す平面図であり、図4は図3におけるIV−IV矢視断面図である。これらの 図に示すように、前後方向(矢印A方向)に向けて配置されたフレーム34上に複 数の支柱35が等間隔に突設され、これら支柱35の上端に、回転軸36を介して位置 決め爪4aがそれぞれ起倒自在に枢着されている。上記各回転軸36はそれぞれ各 支柱35の上部に設けられた上スプロケット37に連結されている。この上スプロケ ット37へは、支柱35の下部に設けられた下スプロケット38の回転がチェーン39に よって伝達される。
【0012】 各支柱35の下スプロケット38は共通の回転軸40で連結され、この回転軸40は上 記フレーム34の一端に設けられたクランク機構41によって正逆回転される。すな わち、クランク機構41による回転軸40の正逆回転は、下スプロケット38、チェー ン39、上スプロケット37、および回転軸36を介して各位置決め爪4aに伝達され る。これによって位置決め爪4aは、図5に実線と鎖線とで示すようにワークテ ーブル3に対して出没するように回動する。位置決め爪4aの起き上がり姿勢は フレーム34上に突設されたストッパ42によって規制される。
【0013】 板材検出センサ18は、図3のように複数の位置決め爪4aのうち、フレーム34 の両端に位置する両位置決め爪4aに対応する位置において、位置決め爪4aの 後端側に支持部材50を介してフレーム34に固定されている。この位置決め爪4a は例えば反射型光電スイッチからなり、その上方に板材Wが載置されているとき に検出信号を出力する。
【0014】 位置決め爪4aが配列されている上記フレーム34は、機台43(図4)上のレー ル44に載架されて矢印B方向に移動自在とした架台45上に配置され、この架台45 の上方から下方に貫通させた雌ねじ部材46の上部にシャフト47を介して連結され ている。雌ねじ部材46の下部には、上記機台45上にレール44と平行に配置したボ ールねじ48が螺合させてあり、回転駆動源(図示せず)からベルト49を介してボ ールねじ48に回転伝達される。この回転により、架台45つまり各位置決め爪4a が矢印B方向に移動させられる。
【0015】 図2において、折曲機構部1は、油圧シリンダからなる加圧装置33のラム7に 取り付けられて昇降駆動される上型8と、折曲機構部1のフレーム9に固定され た下型10と、これら上下型8,10により挟持された板材Wの突出部W1を上方へ 折り曲げる曲げ型11とを備えている。
【0016】 曲げ型11はロッカーアーム12の先端に取り付けられ、ロッカーアーム12は3つ の油圧シリンダ13〜15に連結されて、上下方向移動と、揺動と、前後方向の移動 とが可能である。上型8は型幅変更機構16により型幅の変更が可能である。
【0017】 上記構成の動作を説明する。まず、全体の概略動作を説明する。ワークテーブ ル3上に搬入されて各方向に位置決めされた板材Wは、中心部がキャリッジ6の 板材回転装置23で挟持され、キャリッジ6の前進によって折曲機構部1に送り込 まれる。送り込まれた板材Wは、図2の上型8と下型10との間で挟持され、これ ら上下型8,10からの突出部W1が、曲げ型11の上昇揺動によって上側に折り曲 げられる。また、曲げ型11の下降揺動によって下側へ折り曲げられる。
【0018】 このようにして板材Wの一辺の端曲げが完了すると、上型8が上方へ開き、キ ャリッジ6が後退し、板材Wを90°または180°回転させた後に、板材Wを 折曲機機構部へ再度送り込む。このような動作を繰り返して、板材Wの四辺また は二辺の端曲げを行う。
【0019】 つぎに、ワークテーブル3におけるワーク回転ずれ検出装置51の動作を、図6 に示す板材送り装置2の平面図を参照して説明する。 上述したように、一辺の端曲げが完了した板材Wを折曲機構部1からワークテ ーブル3側へ後退させて、キャリッジ6の板材回転装置23で180°回転させた ときに正しく180°回転しておれば、回転後の板材Wの左右位置は図6に一点 鎖線で示すように回転前と同じ位置になる。このとき、各板材検出センサ18は載 置されている板材Wから側方に外れた位置にあり、各センサからは検出信号が出 力されない。したがって、回転ずれ判定手段19は板材Wに回転ずれが生じていな いものと判定する。この判定結果に応答して、キャリッジ6は板材Wを折曲機構 部1側へ再度送る動作に移行する。
【0020】 これに対して、二点鎖線で示すように板材Wに回転ずれが起きると、一部の板 材検出センサ18上に板材Wの一部が被さることになり、そのセンサから検出信号 が出力される。この検出信号を受け取った回転ずれ判定手段19は、板材Wに許容 範囲を越える回転ずれが生じたものと判定し、その旨の判定出力を出す。これに 応答してキャリッジ6は次の動作への移行を停止し、警報などを出力する。この 警報を聞きつけることで、作業者は板材Wの回転ずれを修正することができ、そ の後で折曲機の動作を再開させる。
【0021】 板材検出センサ18は、センタリング部材4に設けてあるので、板材Wの幅が変 わったときには、その幅に応じて板材検出センサ18の位置も変わる。そのため、 板材Wの幅が種々異なっても、回転ずれの判定が行え、板幅に応じた専用のセン サ位置変更手段が不要で、構成が簡単である。
【0022】 なお、板材検出センサ18は、ワークテーブル3へ板材Wが搬入されるときに、 その搬入を検出するセンサにも兼用される。 また、前記実施例では板材検出センサ18をセンタリング部材4 におけるフレー ム34に取付けたが、位置決め爪4aに板材検出センサ18を設けても良い。
【0023】
【考案の効果】
この考案の板材折曲機のワーク回転ずれ検出装置は、ワークテーブル上に載置 される板材を両側から押して幅方向中央に位置決めする一対のセンタリング部材 に板材検出センサを設け、これら板材検出センサの検出信号から板材の回転ずれ を判定する回転ずれ判定手段を設けたため、板材を180°回転させたときの回 転ずれを検出でき、板材の曲げ加工を適正に行うことができる。 また、板材検出センサはセンタリング部材に設けたので、板材の幅が種々異な っても回転ずれの判定が行え、板幅に応じた専用のセンサ位置変更手段が不要で 、構成が簡単という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の回転ずれ検出装置の構成
を示す概念図である。
【図2】その実施例が適用される板材折曲機の全体の破
断側面図である。
【図3】そのセンタリング部材の要部平面図である。
【図4】そのセンタリング部材の要部側面図である。
【図5】そのセンタリグ部材におけるクランク機構の側
面図である。
【図6】その回転ずれ検出装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1…折曲機構部、2…板材送り装置、3…ワークテーブ
ル、4…センタリング部材、4a…位置決め爪、6…キ
ャリッジ、18…板材検出センサ、19…回転ずれ判定手
段、51…ワーク回転ずれ検出装置、W…板材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークテーブル上の板材を両側から押し
    て幅方向中央に位置決めする突没可能な一対のセンタリ
    ング部材に板材検出センサを設け、これら板材検出セン
    サの検出信号から板材の回転ずれを判定する回転ずれ判
    定手段を設けた板材折曲機のワーク回転ずれ検出装置。
JP8381191U 1991-09-17 1991-09-17 板材折曲機のワーク回転ずれ検出装置 Pending JPH0528512U (ja)

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JPH0528512U true JPH0528512U (ja) 1993-04-16

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JP8381191U Pending JPH0528512U (ja) 1991-09-17 1991-09-17 板材折曲機のワーク回転ずれ検出装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001269735A (ja) * 2000-03-27 2001-10-02 Amada Co Ltd 板材加工機におけるワークの原点位置決め方法及びその装置
JP2009531181A (ja) * 2006-03-29 2009-09-03 フランク ホフマン, 供給装置を持つ打抜き装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001269735A (ja) * 2000-03-27 2001-10-02 Amada Co Ltd 板材加工機におけるワークの原点位置決め方法及びその装置
JP4499241B2 (ja) * 2000-03-27 2010-07-07 株式会社アマダ 板材加工機におけるワークの原点位置決め方法
JP2009531181A (ja) * 2006-03-29 2009-09-03 フランク ホフマン, 供給装置を持つ打抜き装置

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