JPH05285113A - 瞳孔中心検出方法及び瞳孔輪部検出方法 - Google Patents

瞳孔中心検出方法及び瞳孔輪部検出方法

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JPH05285113A
JPH05285113A JP4120062A JP12006292A JPH05285113A JP H05285113 A JPH05285113 A JP H05285113A JP 4120062 A JP4120062 A JP 4120062A JP 12006292 A JP12006292 A JP 12006292A JP H05285113 A JPH05285113 A JP H05285113A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 眼球からの反射光束に基づく各特異点から眼
球の視線を求める際に必要な瞳孔中心と瞳孔輪部を高精
度に求めることができる瞳孔中心検出方法及び瞳孔輪部
検出方法を得ること。 【構成】 投光手段からの光束を眼球に入射させ、該眼
球からの反射光束に基づく像を利用して、該眼球の瞳孔
中心の位置を検出する際、多数の瞳孔輪部位置を求め、
次いで該多数の瞳孔輪部位置の平均値と標準偏差を求
め、これらの量によって定められる範囲内の値を用いて
瞳孔中心の検出を行ったこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は瞳孔中心検出方法及び瞳
孔輪部検出方法に関し、特に観察者(撮影者)の眼球に
投光手段から光束を照射し、該眼球からの反射光に基づ
くプルキンエ第1像(角膜反射像)と瞳孔をイメージセ
ンサー面上に形成し、そのときの各像のイメージセンサ
ー面上の位置座標を用いて眼球の視線を検出する際に好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より観察者(被検者)が観察面上の
どの位置を観察しているかを検出する所謂視線(視軸)
を検出する視線検出装置が種々と提案されている。
【0003】例えば特開昭61−172552号公報に
おいては、光源からの平行光束を被検眼の前眼部へ投射
し、角膜からの反射光に基づく角膜反射像と瞳孔中心の
位置の結像状態を利用して視軸(注視点)を求めてい
る。
【0004】図18は同公報で提案されている視線検出
方法の原理説明図である。図19(A),(B)は図1
8の眼球の要部模式図と図18のラインセンサーからの
出力信号の説明図である。
【0005】図中704は観察者に対して不感の赤外光
を放射する発光ダイオード等の光源であり、投光レンズ
706の焦点面に配置されている。光源704より発光
した赤外光は投光レンズ706により平行光となりハー
フミラー710で反射し、眼球700の角膜701を照
明する。このとき角膜701の表面で反射した赤外光の
一部(角膜反射像、プルキンエ像)はハーフミラー71
0を透過し、受光レンズ707により集光されてイメー
ジセンサー709上の位置d´に結像する。また、虹彩
703の端部(瞳孔輪部)a,bからの光束はハーフミ
ラー710、受光レンズ707を介してイメージセンサ
ー709上に導光され、その位置a´,b´に該端部
(瞳孔輪部)a,bの像を結像する。受光レンズ707
の光軸アに対する眼球の光軸イの回転角θが小さい場
合、虹彩703の端部a,bのZ座標をZa,Zbとす
ると、虹彩703の中心(瞳孔中心)位置cの座標Zc
【0006】
【数1】 と表される。
【0007】また、角膜反射像の発生位置dのZ座標を
Zd、角膜701の曲率中心Oと虹彩703の中心Cま
での距離をLOCとすると眼球光軸イの回転角θは LOC・sinθ≒Zc−Zd ‥‥‥(1) の関係式を略満足する。このためイメージセンサ709
上に投影された各特異点(角膜反射像の発生位置d及び
虹彩の端部a,bのイメージセンサー709上の像Zd
´,Za´,Zb´)の位置を検出することにより眼球
光軸イの回転角θを求め、これより被検者の視線を求め
ることができる。このとき(1)式は
【0008】
【数2】 と書き換えられる。但し、βは角膜反射像の発生位置d
と受光レンズ707との距離Lと受光レンズ707とイ
メージセンサー709との距離L0 で決まる倍率で、通
常ほぼ一定の値となっている。
【0009】このように観察者の被検眼の視線の方向
(注視点)を検出することにより、例えば一眼レフカメ
ラにおいては撮影者がピント面上のどの位置を観察して
いるかを知ることができる。
【0010】図19(B)はイメージセンサー709の
1ラインのセンサーアレイ709a上の像の明るさの分
布を表している。虹彩703は瞳孔711よりも反射率
が高いので像として明るくなる。図19(B)において
明るさの大きく変化する点Ra,Rbは瞳孔711と虹
彩703の境界がセンサーアレイ709aと交差する2
つの点a´,b´に対応する。
【0011】尚、Rcはプルキンエ効果像に対応する出
力である。例えば角画素ごとにA/D変換器によりデジ
タル化されたデータをセンサーアレイ709aの両端そ
れぞれから調べ、それぞれ初めに明るいレベルLaから
暗いレベルLbへ変化した点を求めれば瞳孔711と虹
彩703の境界a,bがセンサーアレイ709aと交差
する2つの点a´,b´を求めることができる。そして
この交差する2点a´,b´より瞳孔輪部a,b及び2
点a´,b´の平均をとることにより瞳孔中心を求めて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図18のイメージセン
サー709のセンサーアレイ709aより得られる信号
波形は種々のノイズの影響により例えば図20〜図23
に示すようなものとなってくる。図20〜図23におい
て横軸はセンサーアレイの座標である。
【0013】この為、瞳孔中心や瞳孔輪部を単純に明る
いレベルから暗いレベルに変化した初めの点を求める従
来の方法では正確に瞳孔中心や瞳孔輪部を抽出すること
が難しい。
【0014】また、プルキンエ像が瞳孔の外にあること
や、垂直方向の検出において瞳孔がまぶたでけられるこ
とが良くある。このような場合も明るいレベルから暗い
レベルへの初めの変化点は瞳孔輪部とはならず、従来の
方法では瞳孔中心や瞳孔輪部の算出が困難となってく
る。
【0015】このように従来の方法では瞳孔中心や瞳孔
輪部の検出が難しくなってくる為、眼球の視線を高精度
に検出するのが大変難しかった。
【0016】本発明は眼球からの反射光束に基づく各特
異点に基づくイメージセンサー(2次元撮像素子)から
得られる信号を適切に処理することにより瞳孔中心や瞳
孔輪部を高精度に検出し、即ち眼球の視線を高精度に検
出することができる瞳孔中心検出方法及び瞳孔輪部検出
方法の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の瞳孔中心検出方
法は (イ)投光手段からの光束を眼球に入射させ、該眼球か
らの反射光束に基づく像を利用して、該眼球の瞳孔中心
の位置を検出する際、多数の瞳孔輪部位置を求め、次い
で該多数の瞳孔輪部位置の平均値と標準偏差を求め、こ
れらの量によって定められる範囲内の値を用いて瞳孔中
心の検出を行ったこと。
【0018】(ロ)投光手段からの光束を眼球に入射さ
せ、該眼球からの反射光束に基づく像を利用して、該眼
球の瞳孔中心の位置を検出する際、該眼球に対して水平
方向と垂直方向の同一ライン上で検出された対の瞳孔輪
部位置の平均値より該眼球の瞳孔中心の検出を行ったこ
とを特徴とする瞳孔中心検出方法。
【0019】(ハ)投光手段からの光束を眼球に入射さ
せ、該眼球からの反射光束に基づく像を利用して該眼球
の瞳孔中心の位置を検出する際、該眼球に対して水平方
向と垂直方向の多数の瞳孔中心位置を求め、次いで該多
数の瞳孔中心位置の平均値と標準偏差を求め、これらの
量によって定められる範囲内の値を用いて瞳孔中心の検
出を行ったこと。
【0020】(ニ)投光手段からの光束を眼球に入射さ
せ、該眼球からの反射光束に基づく像を利用して該眼球
の瞳孔中心の位置を検出する際、多数の瞳孔輪部位置を
求め、次いで該多数の瞳孔輪部位置の情報を用いて該眼
球の瞳孔中心位置と瞳孔径を推定し、該推定した瞳孔中
心位置と瞳孔径によって定められた範囲内の値を用いて
瞳孔中心の検出を行ったこと等を特徴としている。
【0021】又、本発明の瞳孔輪部検出方法は、 (ホ)投光手段からの光束を眼球に入射させ、該眼球か
らの反射光束に基づく像を複数のセンサーより成る検出
手段で検出し、該検出手段からの出力信号を用いて該眼
球の瞳孔輪部の位置を検出する際、該センサーからの出
力信号が数画素以上連続して単調増加又は単調減少して
いる位置を瞳孔輪部の位置として検出するようにしたこ
と。
【0022】(ヘ)投光手段からの光束を眼球に入射さ
せ、該眼球からの反射光束に基づく像を複数のセンサー
より成る検出手段で検出し、該検出手段からの出力信号
を用いて該眼球の瞳孔輪部の位置を検出する際、該セン
サーからの出力信号のうち最小値を求め、該センサーか
らの出力信号が数画素以上連続して単調増加している部
分の開始点と数画素以上連続して単調減少している部分
の終了点が該最小値に略等しいときに該単調増加と単調
減少している位置を瞳孔輪部として検出するようにした
こと。
【0023】(ト)投光手段からの光束を眼球に入射さ
せ、該眼球からの反射光束に基づく像を複数のセンサー
より成る検出手段で検出し、該検出手段からの出力信号
を用いて該眼球の瞳孔輪部の位置を検出する際、該セン
サーからの出力信号のうち最大値と最小値を求め、該セ
ンサーからの出力信号が数画素以上連続して単調増加し
ている部分の終了点と数画素以上連続して単調減少して
いる部分の終了点が該最大値と最小値の平均値より小さ
いときに該単調増加と単調減少している位置を瞳孔輪部
として検出するようにしたこと。
【0024】(チ)投光手段からの光束を眼球に入射さ
せ、該眼球からの反射光束に基づくプルキンエ像を複数
のセンサーより成る検出手段で検出し、該検出手段から
の出力信号を用いて該眼球の瞳孔輪部の位置を検出する
際、該プルキンエ像の位置を求め、該センサーからの出
力信号が数画素以上連続して単調増加している部分の開
始点と終了点が共に該プルキンエ像の近傍にないとき、
該センサーからの出力信号が数画素以上連続して単調減
少している部分の開始点と終了点が共に該プルキンエ像
近傍にないとき、該単調増加と単調減少している位置を
瞳孔輪部の位置として検出するようにしたこと。
【0025】(リ)投光手段からの光束を眼球に入射さ
せ、該眼球からの反射光束に基づく像を利用して、該眼
球の瞳孔輪部の位置を検出する際、該眼球に対して水平
方向と垂直方向の出力信号に同様の信号処理、演算を行
うことにより瞳孔輪部の位置を求めるようにしたこと。
【0026】(ヌ)投光手段からの光束を眼球に入射さ
せ、該眼球からの反射光束に基づくプルキンエ像を利用
して、該眼球の瞳孔輪部の位置を検出する際、該プルキ
ンエ像の位置の検出結果に基づいて、該瞳孔輪部の位置
の検出演算の開始点としたこと。
【0027】特に、前記瞳孔輪部の位置の検出演算の開
始点を複数のプルキンエ像の位置の平均値としたこと
や、前記瞳孔輪部の位置の検出演算の開始点を複数のプ
ルキンエ像の位置の1つとしたことを特徴としている。
【0028】(ル)投光手段からの光束を眼球に入射さ
せ、該眼球からの反射光束に基づく像を検出手段で検出
し、該検出手段からの信号を利用して、該眼球の瞳孔輪
部の位置を検出する際、該検出手段で得られる全信号の
うち最低輝度部分を推定し、該推定した部分より瞳孔輪
部の位置の検出演算を開始したこと。等を特徴としてい
る。
【0029】
【実施例】図1は本発明の瞳孔中心検出方法を一眼レフ
カメラに適用したときの実施例1の要部ブロック図であ
る。図2(A)は本発明の瞳孔中心検出方法を一眼レフ
カメラに適用したときの要部概略図、図2(B)は図2
(A)の一部分の要部斜視図である。
【0030】本実施例において眼球からの反射光束に基
づく各特異点の検出装置は図18に示す従来の光学系と
略同じである。
【0031】図1において1はマイクロプロセッシング
ユニット(M.P.U)であり、プルキンエ第1像や瞳
孔の位置情報を用い視線演算等の各種の演算処理を行っ
ている。2はメモリーであり、例えば後述するイメージ
センサーの積分時間に関する信号を記憶している。3は
インターフェイス回路であり、A/D変換機能を有して
いる。7は投光手段であり、赤外発光ダイオード7aか
ら放射した観察者に不感の赤外光を投光レンズ7bを介
して観察者の眼球に入射させている。
【0032】5は発光制御回路(発光制御手段)であ
り、赤外発光ダイオード7aの発光光量を制御してい
る。6は位置センサーであり、視線検出装置をカメラに
適用したときはそのカメラの縦横を検知している。4は
検出手段であり、イメージセンサー4a、駆動回路4b
そして受光レンズ4c等を有しており、眼球からの反射
光に基づくプルキンエ第1像と瞳孔を受光レンズ4cを
介してイメージセンサー4a面上に結像している。8は
AFセンサー、9はレンズ駆動ユニット、10は測光セ
ンサー、11は絞り駆動ユニットである。
【0033】次に図2(A),(B)を用いて本発明を
一眼レフカメラに適用したときの構成について説明す
る。
【0034】図中21は接眼レンズであり、その内部に
は可視光透過・赤外光反射のダイクロイックミラー21
aが斜設されており、光路分割器を兼ねている。4aは
イメージセンサー、4cは受光レンズ、7a1,7a2
は投光手段7の一要素である光源で例えば発光ダイオー
ドから成っている。
【0035】イメージセンサー4aは光電素子列を2次
元的に配置した構成より成り、受光レンズ4c及び接眼
レンズ21に関して所定の位置(眼鏡を使用しない撮影
者の一般的なアイポイントの位置)にある眼の瞳孔近傍
と共役になるように配置している。8は測光センサーで
あり、接眼レンズ21近傍に配置している。
【0036】29は処理装置で、視線補正演算、視線補
正データ記憶、視線演算機能の他に図1のM.P.U
1、発光制御回路5、メモリー2、インターフェイス回
路3等を有している。
【0037】201は撮影レンズ、202はクイックリ
ターン(QR)ミラー、203は表示素子、204はピ
ント板、205はコンデンサーレンズ、206はペンタ
ダハプリズム、207はサブミラー、208は多点焦点
検出装置であり、公知の方法により撮影画面内の複数の
領域を選択して焦点検出を行っている。209はカメラ
制御装置であり、ファインダー内表示素子駆動、焦点検
出演算及びレンズ駆動機能等を有している。
【0038】本実施例では、撮影レンズ201を透過し
た被写体光の一部はQRミラー202によって反射して
ピント板204近傍に被写体像を結像する。ピント板2
04の拡散面で拡散した被写体光はコンデンサーレンズ
205、ペンタダハプリズム206、接眼レンズ21を
介してアイポイントEに導光している。
【0039】ここで表示素子203は例えば偏光板を用
いない2層タイプのゲスト−ホスト型液晶素子で、ファ
インダー視野内の測距域(焦点検出位置)を表示してい
る。
【0040】又、撮影レンズ201を透過した被写体光
の一部は、QRミラー202を透過し、サブミラー20
7で反射してカメラ本体底部に配置した前述の多点焦点
検出装置208に導光している。更に多点焦点検出装置
208の選択した被写体面上の位置の焦点検出情報に基
づいて、不図示の撮影レンズ駆動装置により撮影レンズ
201の繰り出し(もしくは繰り込み)を行い、焦点調
節を行っている。
【0041】本実施例においては赤外発光ダイオード7
a1,7a2から放射される赤外光は図中上方から接眼
レンズ21に入射し、ダイクロイックミラー21aによ
り反射されアイポイントE近傍に位置する観察者の眼球
211を照明する。又眼球211で反射した赤外光はダ
イクロイックミラー21aで反射され受光レンズ4cに
よって収斂しながらイメージセンサー4a上に像を形成
する。
【0042】本実施例においては、イメージセンサー4
aからの出力信号を演算処理することにより、プルキン
エ像(角膜反射像)と複数の瞳孔輪部より算出される瞳
孔中心の2つの量を求め、視線検出を行なう。これは赤
外発光ダイオード7aで撮影者の眼球211を正面から
照明した際に角膜前面で光が反射して生じる赤外発光ダ
イオードの虚像、所謂プルキンエ像の発生する位置が眼
球の回転角が零のとき(但し眼球の光軸)、瞳孔中心の
位置と一致し、眼球が回転するにつれて位置がずれてく
ることを利用している。
【0043】そしてこのプルキンエ像と瞳孔中心のずれ
(間隔)は、回転角の正弦にほぼ比例するので、プルキ
ンエ像と瞳孔中心の位置からその間隔を求め、眼球の回
転角更に視軸補正等の演算を行ない、撮影者の視線を求
める。
【0044】次に上記の原理を用いた本発明の動作につ
いて説明する。
【0045】カメラのメインスイッチ(不図示)がオン
する等して視線検出の開始が指示されるとM.P.U1
は視線検出のルーチンへ制御を移す。そのフローチャー
トを図3に示す。視線検出のルーチンに新たに入ると、
まず初期化の処理を行ない、視線検出に関わる全ての変
数を初期化する。そしてその時のカメラの姿勢位置(縦
位置か横位置か)の情報を位置センサー6から受け、発
光制御回路5は赤外発光ダイオード(iRED)7aの
うちのどれを発光するかの設定を行なう。同時にM.
P.U1はインターフェイス回路3を介して駆動回路4
bに積分信号を発光制御回路5に積分信号に同期した発
光制御信号を与える。これによりそのときのカメラの位
置に対応した赤外発光ダイオード7aのイメージセンサ
ー4aの蓄積に同期した発光が行なわれる。
【0046】次いでイメージセンサー4a上に結像した
プルキンエ像の生じた眼球前眼部の画像をインターフェ
イス回路3を介して読み込む。そしてこの画像を処理す
ることによりプルキンエ像の位置Pと複数の瞳孔輪部
(所謂瞳孔エッジ)Di更には瞳孔中心Dc(x0 ,y
0 )を検出する。このとき瞳孔中心Dcを瞳孔輪部Di
の平均値と標準偏差を求め、この2つの量で定められる
範囲内のものを用いて求めている。そしてこの検出され
た諸量より眼球の水平方向と鉛直方向の回転角θH ,θ
V を算出する。眼球の回転角が算出されたならば視軸補
正等の個人差補正を行ない、撮影者のピント板上での視
点を求める。
【0047】以上の動作をカメラのレリーズ釦が半押し
される等して、SW1がオンになるまで繰り返す。SW
1がオンになったならば上記のようにして求められた撮
影者のピント板上での視点の情報をAF動作・測光等の
カメラの諸動作にフィードバックする。例えばAF動作
においてはM.P.U1はAFセンサー8の視点に対応
する部分の信号を用いてAF演算を行ない、合焦の為の
レンズ駆動量を求める。その後、レンズ駆動ユニット9
を制御し、焦点調整を行なう。
【0048】また、測光においてもM.P.U1は測光
センサー10の視点に対応する部分の信号に基づき、指
定された撮影モードに従って露出定数(シャッター速度
絞り値‥‥)を求める。そしてレリーズの要求がなされ
たならば、算出された絞り値への絞り駆動、シャッター
の開閉、フィルムの巻き上げ等のレリーズに関する一連
の動作を行なう。
【0049】尚、撮影者の視点は常に被写体にあるわけ
ではなく、ある程度ふらついたり画面外の表示を見たり
する。そこで画面外の視点は対象外とする処理を行なっ
たり、例えば特開平3−109030号公報で提案され
ている方法等で撮影者の注視点を抽出する等の処理を行
っている。
【0050】次いで瞳孔輪部(瞳孔エッジ)位置Diを
求めるルーチンの詳細について述べる。図4にそのフロ
ーチャートを示す。
【0051】前述のように視線検出のルーチンに入ると
メモリー内容の初期化、赤外発光ダイオード(iRE
D)の発光、センサーからの信号出力の読み込みを行な
う。そしてその出力信号を基にしてプルキンエ像の検出
を行ない、その結果をメモリーに記憶する。プルキンエ
像の発生個数は投光するiREDの個数に一致するの
で、複数のiREDを用いた本発明の場合は複数プルキ
ンエ像が生じる。そのセンサー上での座標を(h1 ,v
1 )(h2 ,v2 )‥‥(hn ,vn )とした場合、鉛
直方向の座標v1 ,v2 ‥‥vn は本発明の光学系の構
成においては略一致する。従って水平方向の瞳孔輪部抽
出演算の開始点は複数のプルキンエ像の水平方向の座標
1 ,h2 ‥‥hn の平均
【0052】
【数3】 とし、鉛直方向の開始点はv1 ,v2 ‥‥vn のどれか
ひとつから光学時に定められる定数vconst を引いたも
の、例えばv1 −vconst とする。このようにすると点
(hmean,v1 −vconst )は非常に高い確率で瞳孔内
部の点となる。
【0053】よって、hmean,v1 −vconst より水
平、垂直各方向の瞳孔輪部抽出を開始すれば、画像全体
(全信号)の最低輝度部分から演算を開始することがで
き、最低輝度部からの立上りとなる瞳孔輪部を抽出する
のに好都合である。
【0054】その後、水平方向の瞳孔輪部検出のルーチ
ンへ入ると、まず1ライン分のデータを読み込み、この
ラインについての瞳孔輪部の位置検出を行なう。読み込
んだ1ライン分のデータより最大値(max)と最小値
(mini)を求める。この2つの量はそれまでに読み
込まれたラインの中での最大値と最小値であり、全画面
中の最大値、最小値とは必ずしも一致しない。
【0055】次にM.P.Uはhmean番目(hmeanが自
然数ではない場合はそれに最も近い自然数)の画素から
検出の演算を開始する。まずはカウンターを減算するこ
とにより、左側の瞳孔輪部の検出が行なわれる。M.
P.Uは出力信号がn画素に渡って単調減少しているか
否かを調べる、即ち次式 d[j] <d[q-1] <d[j-2] < ‥‥‥ <d
[j-(n-1)] <d[j-n] が成り立つか否かを調べる。
【0056】次いでそのスロープの最小値にあたるd
[j+n] がそれまでに読み込まれたラインの最小値(mi
ni)に略等しいかどうか、即ちd[j+n] ≦mini+
cが成り立つかどうか調べる。更にそのスロープの最大
値にあたるd[j] が、それまでに読み込まれたラインの
最大値と最小値の平均値(mini+max)/2より
小さいかどうかを調べる。これにより信号強度が最大値
(max)、最小値(mini)の平均値以下である虹
彩部から、信号強度が最小値に略等しい瞳孔部への立下
りのスロープを検出することができる。
【0057】更にこの点が先に求められたプルキンエ像
の周辺に無いかどうかを調べることにより、プルキンエ
像の影響による誤検出(プルキンエ像周辺部でその影響
により瞳孔内部の信号が凸状になることによって、その
凸部を瞳孔エッジと誤ることがある)を防いでいる。
【0058】以上の4つの条件を満たしたものは瞳孔の
エッジとみなし、瞳孔エッジ情報としてそのライン番号
Lと画素番号jをメモリーに記憶する。その後、M.
P.Uは反対側(右側)の瞳孔エッジを検出するルーチ
ンへ移る。逆に条件を満たさない場合は隣の画素に処理
を移す。この反対側の瞳孔エッジを検出するルーチンに
おいても同様の処理が行なわれる。
【0059】即ち (1−1)n画素に渡って単調増加している。 (1−2)スロープの最小値にあたるd[j] が最小値
(mini)に略等しい。 (1−3)スロープの最大値にあたるd[j+n] が最大値
(max)最小値(mini)の平均値以下である。 (1−4)先に求められたプルキンエ像の周辺にない。 の4つの条件を満たした場合はその位置を瞳孔エッジと
みなし、瞳孔エッジ情報としてそのライン番号Lと画素
番号jをメモリーに記憶し、1ラインにおける処理を終
了する。
【0060】逆に条件を満たさなかった場合は隣の画素
に処理を移す。これによりメモリーには左右両側とも最
も内側の瞳孔エッジの位置情報が記憶されることになる
(図5参照)。
【0061】以上の処理を1ラインずつ全画面に渡って
行ない、複数個の瞳孔エッジの位置を求める。全画面の
処理が終了したならば垂直方向の瞳孔輪部検出のルーチ
ンへ入る。このルーチンにおいてもv1 −vconst を瞳
孔輪部抽出演算の開始点として全く同様の処理を行な
い、瞳孔輪部を求める。但し水平方向の瞳孔輪部検出の
ルーチンですでに全画面の信号に対する最大値・最小値
が求まっているのでこのルーチンにおいてはこの値を演
算に用いるので最大値・最小値を求める演算は省略す
る。
【0062】水平・垂直両方向の瞳孔輪部抽出が終了し
たらそれらの情報のうちから最終的に瞳孔中心Dc(x
0 ,y0 )を求める。このときの方法としては瞳孔を円
とみなし、最小二乗法を用いても良い。この他瞳孔中心
Dc(x0 ,y0 )を求める際に用いるものを選択する
作業を行なう。これは以下の様にして行なわれる。図
6、図7にその動作手順を示す。
【0063】まずM.P.Uはそれまでに求められた水
平方向の瞳孔輪部位置の情報を用いて水平方向の瞳孔中
心位置dpoiを各ライン毎に求めていくと同時に求め
たdpoiの個数Lをカウントする。ここで同一ライン
上にひとつしか瞳孔輪部が求められていないものに関し
ては誤検出と判断し、今後の演算の対象とはしない。
【0064】このようにして求めた水平方向の瞳孔中心
位置dpoiを用いてその平均値dpoaと標準偏差σ
を次式を用いて求める。
【0065】
【数4】 この求められた2つの量を用いて有効とする水平方向瞳
孔中心dpoiの範囲をdpoa−a×σ≦dpoi≦d
po+a×σと定める。ここでaは任意の定数であり、
画像のコントラスト等の像信号の状態によって決まる。
範囲が定められたなら、dpoiがこの範囲内にあるか
どうかを調べ範囲内のものについてはdpoiを求める
ときに用いた水平方向の両端の瞳孔輪部位置dpLi
dpriをdpLj,dprjとして記憶する。そしてこ
のときのdpoiを推定水平方向瞳孔中心xpre を求め
るためのカウンターに加算する。また推定垂直方向瞳孔
中心ypre 、推定瞳孔径rpre を次の様にして求める。
【0066】まずdpLiとdpriの差の絶対値を求
め、それまでに発見されている推定瞳孔径rpre (r
pre の初期値は零)と比較し、abs(dpLi−dp
i)>rpre ならば新たなrpre としてabs(dp
i−dpri)を採用する、と同時にこのときの垂直方
向座標を推定垂直方向瞳孔中心ypre として記憶する。
この操作を求められたdpoiの個数L回分繰り返す。
【0067】このループを抜けたのちdpoa−a×σ
≦dpoi≦dpoa+a×σ範囲内にあったdpoi
個数jでxpre を求めるためのカウンターの値を割り、
推定水平方向瞳孔中心xpre を求める。
【0068】ついで上記の様にして求められた推定瞳孔
中心位置xpre ,ypre と推定瞳孔径rpre を用いての
選択の作業を行なう(図8、図9参照)。M.P.Uは
pre ±(rpre/2+α1)、ypre±(rpre/2+
α2)の範囲内にあるものを選択する。即ち(xpre
pre )を中心に各辺がrpre +2α1 及びrpre+2
α2 の長方形の内部のものを有効な瞳孔エッジ情報とみ
なし選択するのである。
【0069】即ち、左右上下の瞳孔輪部位置が (xpre−(rpre/2+α1)、ypre−(rpre/2+
α2)、 (xpre−(rpre/2+α1)、ypre+(rpre/2+
α2)、 (xpre+(rpre/2+α1)、ypre−(rpre/2+
α2)、 (xpre+(rpre/2+α1)、ypre+(rpre/2+
α2)、 の4点で囲まれる長方形の範囲内かを判別し、範囲内の
ものを有効な情報とみなし選択する。ここでα1 ,α2
はrpre の推定誤差を考慮して定められた定数であり、
前記の定数aと同様に像信号の状態によって決まる。
【0070】以上の様にして水平・垂直両方向の瞳孔輪
部の抽出及び選択が終了したならばその情報を用いて瞳
孔中心Dc(X0 ,Y0 )を求める。その方法としては
瞳孔を円とみなし最小二乗法を用いるのが有効である。
【0071】次に本発明の瞳孔中心検出方法の実施例2
について説明する。実施例2では抽出された瞳孔エッジ
情報から更に精度良く有効な情報を選択するために平均
値と標準偏差を複数回求めることを特徴としている。即
ち第1回の平均値dpoafirst標準偏差のσfirstの算
出によって定められた範囲(dpoafirst−a×σ
first≦dpoi≦dpoafirst+a×σfirst)内のd
poiを用いて、更に平均値dpoasecond、標準偏差
σsecondを求め、これらによって定められた範囲(dp
oasecond−a×σsecond≦dpoi≦dpoasecond
+a×σsecond)内のものを有効な情報とみなし、瞳孔
中心Dc(X0 ,Y0 )の算出に用いている。
【0072】実施例2の構成の概略を図1にその動作手
順を図3に示す。実施例1と同様に視線検出の開始が指
示され、視線検出のルーチンへ新たに入るとまず初期化
の処理を行ない、視線検出に関わる全ての変数を初期化
する。そしてその時のカメラの姿勢位置の情報を位置セ
ンサ6から受け、発光制御回路5は赤外発光ダイオード
(iRED)群7aのうちのどれを発光するかの設定を
行なう。
【0073】同時にM.P.U1はインターフェイス回
路3を介して駆動回路4bに積分信号を発光制御回路5
に積分信号に同期した発光制御信号を与える。これによ
りイメージセンサ4aの蓄積とそれに同期したカメラ対
置に対応したiREDの発光が行なわれる。
【0074】次いでイメージセンサ4a上に結像したプ
ルキンエ像の生じた眼球前眼部の画像をインターフェィ
ス回路3を介して読み込む。そしてこの画像を処理する
ことによりプルキンエ像位置Pと複数の瞳孔輪部(いわ
ゆる瞳孔エッジ)Diを求める。
【0075】そしてこのDiの平均・標準偏差を求め、
この2つの量で定められる範囲内のものを有効とみな
し、再度その平均標準偏差を求め、この2つの量で定め
られる範囲内のもののみを用いて瞳孔中心Dc(X0
0 )を算出する。そしてこの検出された諸量より眼球
の水平方向・垂直方向の回転角θH ,θV を算出し、更
に視軸補正等の個人差補正を行ない、撮影者のピント板
上での視点を求める。
【0076】以上の動作をカメラのレリーズ釦が半押し
される等してSW1がオンになるまで繰り返す。SW1
がオンになったならば上記の様にして求められた撮影者
のピント板上での視点情報をAF動作・測光等のカメラ
の諸動作にフィードバックする。そしてレリーズの要求
がなされたならば算出された絞り値への絞り駆動、シャ
ッター開閉、フィルム巻上などのレリーズに関する一連
の動作を行なう。
【0077】尚、撮影者の視点は常に被写体にあるわけ
ではなく、ある程度ふらついたり画面外の表示を見たり
する。そこで画面外の視点は対象外とする処理を行なっ
たり、実施例1と同様に例えば特開平1−109030
号公報で提案されている方法等で撮影者の注視点を抽出
するなどの処理を行っている。
【0078】ついで、瞳孔輪部(瞳孔エッジ)位置Di
を求めるルーチンの詳細について述べる。図10、図1
1にそのフローチャートを示す。
【0079】前述の様に視線検出のルーチンに入るとメ
モリーの内容の初期化、赤外発光ダイオード(iRE
D)の発光、センサーからの信号出力の読み込みを行な
う。そして、その出力信号を基にしてプルキンエ像の検
出を行ない、その結果をメモリーに記憶する。プルキン
エ像の発生個数は投光するiREDの個数に一致するの
で複数のiREDを用いた本発明の場合は複数のプルキ
ンエ像が生じる。そのセンサー上での座標を(h1 ,v
1 )(h2 ,v2 )‥‥(hn ,vn )とした場合、垂
直方向の座標v1 ,v2 ‥‥vn は本発明の光学系の構
成においては略一致する。
【0080】従って水平方向の瞳孔輪部抽出演算の開始
点は複数のプルキンエ像の水平方向の座標h1 ,h2
‥hn の平均
【0081】
【数5】 垂直方向の開始点はv1 ,v2 ‥‥vn のどれかひとつ
から光学的に定められる定数vconst を差いたもの例え
ばv1 −vconst とする。
【0082】この様にすると点(hmean,v1 −v
const )は非常に高い確率で瞳孔内部の点となる。よっ
てhmean,v1 −vconst より水平、垂直各方向の瞳孔
輪部抽出を開始すれば画像全体(全信号)の最低輝度部
分から演算を開始することができ、最低輝度部からの立
上りとなる瞳孔輪部を抽出するのに好都合である。
【0083】その後、水平方向の瞳孔輪部検出のルーチ
ンへ入るとまず一ライン分のデーターを読み込み、この
ラインについての瞳孔輪部の位置検出を行なう。読み込
んだ一ライン分のデーターより最大値(max)と最小
値(mini)を求める。この二つの量はそれまでに読
み込まれたライン中の最大値最小値であり、全画面中の
最大値、最小値とは必ずしも一致しない。
【0084】次にM.P.Uはhmean番目の画素から検
出の演算を開始する。まずカウンターを減算することに
より左側の瞳孔輪部の検出が行なわれる。
【0085】M.P.Uは出力信号がn画素に渡って単
調減少しているか否かを調べる。即ち図10、図11に
示す様にまず単調減少の開始点にあたる。
【0086】d〔j〕<d〔j−1〕<d〔j−2〕 を満たす点を求め、条件を満たした点をdp1としてメ
モリーに記憶する。ついで d〔j−2〕<d〔j−3〕<‥‥‥‥<d〔j−n〕 を満たす点、即ち(n−2)画素に渡って単調減少して
いる点をさがす。(n−2)画素とすることで前の条件
と合わせn画素に渡り単調減少している位置を求めるこ
とになる。
【0087】実施例1と同様、この処理は条件を満たし
ている間は、jをカウントアップしていき、条件を満た
さなくなったときにそのループを抜け、そのときの位置
をdp2としてメモリーに記憶する。ただし、実施例1
と同様、一度も条件を満たさずにループを抜けたときは
メモリーへの記憶は行なわず、隣りの画素に処理を移
す。
【0088】次いでスロープの最小値にあたるdp2が
それまで読み込まれたラインの最小値(mini)に略
等しい値かどうか調べ、さらにスロープの最大値にあた
るdp1がそれまでに読み込まれたラインの最大値と最
小値の平均値(mini+max)/2より小さいかど
うかを調べる。これにより、信号強度が最大値、最小値
の平均値以下である虹彩部から、信号強度が最小値に略
等しい瞳孔部への立ち下りのスロープを検出することが
できる。さらにdp1,dp2が先に求められたプルキ
ンエ像の周辺に無いかを調べることにより、プルキンエ
像の影響による誤検出を防いでいる。
【0089】以上の四つの条件を満たしたものを瞳孔の
エッジと見なし、dp1とdp2の平均値を、左側の瞳
孔エッジ情報(dpL)として、そのライン番号Lとと
もにメモリーに記憶する。四つの条件を満たすものがあ
ったならば、メモリーに記憶したのち反対側(右側)の
瞳孔エッジを検出するルーチンへ移り、逆に条件を満た
さない場合は、隣りの画素に処理を移す。
【0090】この反対側の瞳孔エッジを検出するルーチ
ンにおいても同様の処理が行なわれる。即ち、 (2−1)単調増加の開始点にあたるd〔j〕<d〔j
+1〕<d〔j+2〕を満足する点及び単調増加の終了
点にあたるd〔j+2〕<d〔j+3〕<‥‥‥<d
〔j+n〕を満足する点が存在する。 (2−2)スロープの最小値にあたるdp1(=d
〔j〕)が最小値(mini)に略等しい。 (2−3)スロープの最大値にあたるdp2(=d〔j
+n〕)が最大値(max)と最小値(mini)の平
均値以下である。 (2−4)先に求められたプルキンエ像の周辺に無い。
の四つの条件を満たした場合はその位置を瞳孔のエッジ
とみなし、その位置の情報としてdpr(=(dp1+
dp2)/2)とライン番号Lをメモリーに記憶し、隣
りの画素に処理を移す。
【0091】以上の処理を一ラインづつ全画面に渡って
行ない、複数個の瞳孔エッジの位置を求める。
【0092】全画面の処理が終了したならば、垂直方向
の瞳孔輪部検出のルーチンへ入る。このルーチンにおい
ても(v1 −vconst )を瞳孔輪部抽出演算の開始点と
して、全く同様の処理を行ない、瞳孔輪部を求める。た
だし水平方向の瞳孔輪部検出のルーチンですでに全画面
の信号に対する最大値、最小値が求まっているので、こ
のルーチンにおいてはこの値を用いて演算を行なうため
最大値、最小値を求める演算は省略する。
【0093】水平、垂直両方向の瞳孔輪部抽出が終了し
たら、それらの情報のうちから最終的に瞳孔中心Dc
(x0 ,y0 )を求める又は/及び瞳孔中心Dc(x
0 ,y0)を求める際に用いるものを選択する作業を選
択する作業を行なう。これは以下の様にして行なわれ
る。図12、図13にその動作手順を示す。
【0094】まずM.P.Uはそれまでに求められた水
平方向の瞳孔輪部位置の情報を用いて水平方向の瞳孔中
心dpoiを各ライン毎に求めていく、と同時に求めた
dpoiの個数Lをカウントする。
【0095】ここで同一ライン上にひとつしか瞳孔輪部
が求められていないものに関しては平均・標準偏差を求
める際には用いないが、後述する推定瞳孔中心瞳孔径に
より定められる範囲内にあるときは有効と見なしそれ以
降の演算の対象としていく。上記の様にして求めた水平
方向の瞳孔中心位置dpoiを用いて、その平均値dp
oafirst と標準偏差σfirst を第1実施例と同様に求
める。
【0096】この二つの量を用いて有効とする水平方向
瞳孔中心dpoiの範囲を dpoafirst −a×σfirst ≦dpoi≦dpoa
first +a×σfirst と定める。
【0097】ここでaは任意の定数である。範囲が定め
られたなら、dpoiがこの範囲内にあるかどうかを調
べ範囲内のものについてはdpoi並びにdpoiを求め
るときに用いた水平方向の両端の瞳孔輪部位置dp
i,dpriをdpoJ,dpLJ,dprJとして記憶
する。そして同時に選択した個数mをカウントする。こ
の操作を求められたdpoiの個数(L−h)回分繰り
返す。
【0098】更に選択さらたdpoJ,dpLJ,dpr
Jを用いて再度同様の処理を行なう。即ち選択された水
平方向瞳孔中心dpoJを用いてその平均値dpoa
second、標準偏差σsecondを求めそれによって定められ
る範囲 dpoasecond−a×σsecond≦dpoJ≦dpoa
second−a×σsecond にdpoJがあるかを調べる。
【0099】範囲内にあればdpoJに対する水平方向
の両端の瞳孔輪部位置dpLJ,dprJをdpLK,d
prKとして記憶する。そしてこのときのdpoJを推定
水平方向瞳孔中心xpre を求めるためのカウンターに加
算する。また推定垂直方向瞳孔中心ypre 推定瞳孔径r
pre を実施例1と同様にして求める。
【0100】即ち、dpLJとdprJの差の絶対値を求
め、それまでに求められている推定瞳孔径rpre (r
pre の初期値は零)との比較を行ないabs(dpLJ
−dprJ)>rpre ならば新たなrpre としてabs
(dpLJ−dprJ)を採用する、と同時にこのときの
垂直方向座標を推定垂直方向瞳孔中心ypre として記憶
する。この操作は選択されたdpoJの個数(m−h)
回分繰返される。
【0101】このループを抜けたのち、平均dpoa
second標準偏差σsecondで定められた範囲(dpoa
second−a×σsecond≦dpoJ≦dposecond+a×
σsecond)内にあったdpoJの個数(k−h)でXpre
を求めるためのカウンターの値を割り推定水平方向瞳
孔中心xpre を求める。
【0102】ついで上記の様にして求められた推定瞳孔
中心位置xpre ,ypre 推定瞳径rpre を用いて行なわ
れる瞳孔エッジ情報の選択について述べる(図6参
照)。M.P.Uはxpre ±(rpre /2+α1 )、y
pre ±(rpre /2+α2 )の範囲内にあるものを選択
する。
【0103】以上の様にして水平・垂直両方向の瞳孔輪
部の抽出及び選択が終了したならばその情報を用いて瞳
孔中心Dc(x0 ,y0 )を求める。その方法としては
瞳孔を円と見なし、最小二乗法を用いるのが有効であ
る。
【0104】以上のように実施例1、2ではイメージセ
ンサ(二次元撮像素子)を用いて多数の瞳孔輪部の位置
を求め、水平方向(もしくは垂直方向)同一ライン上で
算出された瞳孔輪部の平均、即ち水平方向(もしくは垂
直方向)の多数の瞳孔中心の、平均値及び標準偏差を求
めこの二つの量によって定められる範囲内のもののみを
有効と見なし、瞳孔中心を求めることにより従来例の問
題点を克服し、眼鏡等によるゴーストが発生したりまぶ
たで瞳孔エッジがけられたりしていても、精度良く瞳孔
中心を検出している。
【0105】又、実施例1、2ではイメージセンサ(二
次元撮像素子)を用いて多数の瞳孔輪部の位置を求め、
その情報から撮影者の水平方向、垂直方向の瞳孔中心位
置、瞳孔径を推定し、その推定された諸量により定めら
れる範囲内のもののみを有効と見なし、瞳孔中心を求め
ることにより、従来例の問題点を克服し、眼鏡等による
ゴーストが発生したりまぶたで瞳孔エッジがけられたり
しても、精度良く瞳孔中心を検出している。
【0106】次に本発明の瞳孔輪部検出方法について説
明する。
【0107】本発明の瞳孔輪部検出方法では、信号を読
み込んだのちまず信号の最大値と最小値を求め、ついで
プルキンエ像位置検出手段からの出力に基づいて定めら
れた演算開始点より演算を開始し、つぎの四つの条件 (3−イ)数画素(3〜5画素)以上連続して単調増
加、単調減少している。 (3−ロ)単調増加の開始点、単調減少の終了点、即ち
スロープの最小値が先に求めた信号の最小値に略等し
い。 (3−ハ)単調増加の終了点、単調減少の終了点、即ち
スロープの最大値が先に求めた信号の最大値、最小値の
平均より小さい。 (3−ニ)単調増加、単調減少の開始点、終了点がプル
キンエ像の近傍にないを満たしたものを虹彩と瞳孔の境
界とすることで、従来例の問題点 (A)信号に含まれるノイズ虹彩の模様、まつ毛照明の
不均一による信号変化、コンタクトレンズのエッジ、眼
鏡によるゴーストにより誤認識をする。 (B)プルキンエ像が瞳孔の外にある場合、プルキンエ
像を、瞳孔虹彩の境界と誤認識する。 (C)鉛直方向の検出においては瞳孔がまぶたでけられ
た場合、瞳孔・まぶたの境界を瞳孔・虹彩の境界と誤認
識する。 を解決し、眼球がどの様な状態にあっても良好に瞳孔・
虹彩の境界を検出できる様にしている。
【0108】次に本発明の瞳孔輪部検出方法の実施例1
について説明する。
【0109】カメラのメインスイッチ(不図示)がオン
するなどして、視線検出の開始が指示されると、M.
P.U1は視線検出のルーチンへ制御を移す。そのフロ
ーチャートを図14に示す。
【0110】視線検出のルーチンに新たに入ると、まず
初期化の処理を行ない、視線検出に関わる全ての変数を
初期化する。そしてそのときのカメラの姿勢位置(縦位
置か横位置か)の情報を位置センサ6から受け、発光制
御回路5は赤外発光ダイオード(iRED)7のうちの
どれを発光するかの設定を行なう。同時にM.P.U1
は、インターフェイス回路3を介して駆動回路4に積分
信号を発光制御回路5に積分信号に同期した発光制御信
号を与える。これによりイメージセンサー4aの蓄積と
そのときのカメラの位置に対応した赤外発光ダイオード
7aのイメージセンサー4aの蓄積に同期した発光が行
なわれる。
【0111】ついでイメージセンサー4a上に結像した
プルキンエ像の生じた眼球前眼部の画像をインターフェ
イス回路3を介して読み込む。そしてこの画像を処理す
ることにより、プルキンエ像の位置Pと複数の瞳孔輪部
(いわゆる瞳孔エッジ)Diさらには瞳孔中心Dc(x
0 ,y0 )を検出する。そして、この検出された諸量よ
り眼球の水平方向、鉛直方向の回転角θH ,θV を算出
する眼球の回転角が算出されたならば視軸補正等の個人
差補正を行ない、撮影者のピント板上での視点を求め
る。
【0112】以上の動作をカメラのレリーズ釦が半押し
されるなどして、SW1がオンになるまで繰り返す。S
W1がオンになったならば上記の様にして求められた撮
影者のピント板上での視点の情報をAF動作、測光等の
カメラの諸動作にフィードバックする。例えば、AF動
作においては、M.P.U1はAFセンサー8の視点に
対応する部分の信号を用いてAF演算を行ないレンズ駆
動量を求める。その後レンズ駆動ユニット9を制御し、
焦点調整を行なう。
【0113】また、測光においてもM.P.U1は測光
センサー10の視点に対応する部分の信号に基づき、指
定された撮影モードにしたがって露出定数(シャッター
速度絞り値‥‥)を求める。そしてレリーズの要求がな
されたならば、算出された絞り値への絞り駆動シャッタ
ーの開閉、フィルムの巻き上げなどのレリーズに関する
一連の動作を行なう。
【0114】次に瞳孔輪部(瞳孔エッジ)の位置Diを
求める方法について説明する。図15はこの瞳孔輪部の
位置Diを求めるフローチャートである。
【0115】前述したように視線検出のルーチンに入る
とメモリー内容の初期化、赤外発光ダイオード(iRE
D)の発光、センサーからの信号出力の読み込み等を行
なう。そしてその出力信号を基にしてプルキンエ像の検
出を行ない、その結果をメモリーに記憶する。
【0116】ついで水平方向の瞳孔輪部検出のルーチン
へ入ると、まず1ライン分のデーターを読み込み、この
ラインについて瞳孔のエッジの位置検出を行なう。読み
込んだ1ライン分のデータより最大値(max)と最小
値(mini)を求める。この二つの量はそれまでに読
み込まれたラインの最大値、最小値であり、全画面中の
最大値、最小値とは必ずしも一致するものではない。
【0117】次にM.P.Uは出力信号がn画素に渡っ
て単調減少しているか否かを調べる。
【0118】即ち、次式 d〔j〕>d〔j+1〕>d〔j+2〕>‥‥‥ >d〔j+n−1〕>d〔j+n〕 が成り立つか否かを調べる。
【0119】ついでそのスロープの最小値にあたるd
〔j+n〕がそれまでに読み込まれたラインの最小値
(mini)に略等しい値かどうか、即ちd〔j+n〕
≦mini+cが成り立つかどうかを調べる。
【0120】更に、そのスロープの最大値にあたるd
〔j〕がそれまでに読み込まれたラインの最大値、最小
値の平均値(mini+max)/2より小さいかどう
かを調べる。これにより信号強度が最大値(max)最
小値(mini)の平均値以下である虹彩部から信号強
度が最小値に等しい瞳孔部への立下りのスロープを検出
することができる。
【0121】更にこの点が先に求められたプルキンエ像
の周辺に無いかどうかを調べることにより、プルキンエ
像の影響による誤検出(プルキンエ像周辺部でその影響
により瞳孔内部の信号が凸状になることによって、その
凸部を瞳孔エッジと誤することがある)を防いでいる。
以上の四つの条件を満たしたものは瞳孔のエッジとみな
し、瞳孔エッジ情報としてそのライン番号Lと画素番号
(i+n)をメモリーに記憶する。
【0122】そのうちM.P.Uは反対側の瞳孔エッジ
と検出するルーチンへ移る。逆に条件を満たさない場合
は隣りの画素に処理を移す。
【0123】この反対側の瞳孔エッジを検出するルーチ
ンにおいても同様の処理が行なわれる。即ち、 (3−1)n画素に渡って単調増加している。 (3−2)スロープの最小値にあたるd〔j〕が最小値
(mini)に略等しい。 (3−3)スロープの最大値d〔j+n〕が最大値(m
ax)と最小値(mini)の平均値以下である。 (3−4)先に求められたプルキンエ像の周辺にない。
の四つの条件を満たした場合は、その位置を瞳孔のエッ
ジとみなし、瞳孔エッジ情報として、そのライン番号L
と、画素番号(j)をメモリーに記憶し、隣りの画素に
処理を移す。
【0124】逆に条件を満たさなかった場合も、隣りの
画素に処理を移す。これにより、メモリーには、最後に
見つかった瞳孔エッジ、即ち最も外側のエッジの位置情
報が記憶されることになる。先に求めたもう一方の瞳孔
エッジは初めに見つかったものであり、これも最も外側
の瞳孔エッジにあたる(図5参照) 以上の処理を1ラインづつ全画面に渡って行ない、複数
個の瞳孔エッジの位置を求める。
【0125】全画面の処理が終了したならば鉛直方向の
瞳孔輪部検出のルーチンへ入る。このルーチンにおいて
も全く同様の処理を行ない瞳孔輪部を求める。
【0126】ただし、水平方向の瞳孔輪部検出のルーチ
ンですでに全画面の信号に対する最大値、最小値が求ま
っているので、このルーチンにおいてはこの値を演算に
もちいるので、最大値、最小値を求める演算は省略す
る。
【0127】水平、鉛直、両方向の瞳孔輪部抽出が終了
したならば、それらの情報を用いて瞳孔の中心Dc(x
0 ,y0 )を求める。その方法としては瞳孔を円とみな
し、最小二乗法を用いるのが有効である。
【0128】次に本発明の瞳孔輪部検出方法の実施例2
について説明する。
【0129】本実施例は瞳孔のエッジのスロープの開始
点と終了点を求め、その平均値を瞳孔のエッジ位置とす
るところに特徴がある。本実施例の構成の概略は図1と
同様である。動作の概略のフローチャートは図14と同
様である。
【0130】瞳孔輪部検出方法の実施例1と同様に視線
検出の開始が指示され、視線検出のルーチンへ新たに入
ると、まず初期化の処理を行ない視線検出に関わる全て
の変数を初期化する。そしてそのときのカメラの姿勢位
置の情報を位置センサ6から受け、発行制御回路5は赤
外発光ダイオード(iRED)7のうちのどれを発光す
るかの設定を行なう。同時にM.P.U1はインターフ
ェイス回路3を介してイメージセンサー駆動回路4に積
分信号を発光制御回路5に積分信号に同期した発光制御
信号を与える。これによりイメージセンサーの蓄積と、
そのときのカメラの位置に対応した赤外発光ダイオード
のイメージセンサーの蓄積に同期した発光が行なわれ
る。
【0131】ついでイメージセンサー4上に結像したプ
ルキンエ像の生じた眼球前眼部の画像をインターフェイ
ス回路3を介して読み込む。そしてこの画像を処理する
ことにより、プルキンエ像の位置Pと複数の瞳孔輪部
(いわゆる瞳孔エッジ)Di又は/及び瞳孔中心Dc
(x0 ,y0 )を検出する。そしてこの検出された諸量
より眼球の水平方向、鉛直方向の回転角θH ,θV を算
出する。眼球の回転角が算出されたならば視軸補正など
の個人差補正を行ない、撮影者のピント板上での視点を
求める。
【0132】以上の動作をカメラのレリーズ釦が半押し
されるなどして、SW1がオンになるまで繰返す。SW
1がオンになったならば上記の様にして求められた撮影
者のピント板上での視点の情報をAF動作、測光等のカ
メラの諸動作にフィードバックする。例えば、AF動作
においては、M.P.U1はAFセンサー8の視点に対
応する部分の信号を用いてAF演算を行ないレンズ駆動
量を求める。その後レンズ駆動ユニット9を制御し、焦
点調整を行なう。
【0133】また、測光においてもM.P.U1は測光
センサー10の視点に対応する部分の信号に基づき、指
定された撮影モードにしたがって露出定数(シャッター
速度絞り値‥‥)を求める。そしてレリーズの要求がな
されたならば、算出された絞り値への絞り駆動シャッタ
ーの開閉、フィルムの巻き上げなどのレリーズに関する
一連の動作を行なう。
【0134】ついで、瞳孔輪部(瞳孔エッジ)位置Di
を求めるルーチンの詳細について述べる。図16、図1
7にそのフローチャートを示す。
【0135】前述の様に視線検出のルーチンに入ると、
メモリー内容の初期化、赤外発光ダイオード(iRE
D)の発光センサーからの信号出力の読み込みを行な
う。そしてその出力信号を基にしてプルキンエ像の検出
を行ない、その結果をメモリーに記憶する。
【0136】水平方向の瞳孔輪部検出のルーチンに入る
と、まず1ライン分のデーターを読み込み、このライン
について瞳孔のエッジの位置検出を行なう。読み込んだ
1ライン分のデータより最大値(max)を最小値(m
ini)を求める。この二つの量はそれまでに読み込ま
れたラインの最大値、最小値であり、全画面中の最大
値、最小値とは必ずしも一致するものではない。
【0137】次にM.P.Uは出力信号がn画素に渡っ
て単調減少しているか否かを調べる。
【0138】即ち、図5に示す様にまず単調減少の開始
点にあたる。
【0139】d〔j〕>d〔j+1〕>d〔j+2〕 を満たす点を求め、条件を満たした点をdp1としてメ
モリーに記憶する。ついで d〔j+2〕>d〔j+3〕>‥‥‥d〔j+n〕 を満たす点、即ち(n−2)画素に渡って単調減少して
いる点をさがす。(n−2)画素とすることで前の条件
と合わせn画素に渡り単調減少している位置を求めるこ
とになる。
【0140】二つめの条件に関する処理は、条件を満た
している間はjをカウントアップしていき、条件を満た
さなくなったときに、そのループを抜け、そのときの位
置をdp2としてメモリーに記憶する。ただし一度も条
件を満たさずにループを抜けたときは、メモリーへの記
憶を行なわず、隣りの画素に処理を移す。
【0141】次いでスロープの最小値にあたるdp2が
それまで読み込まれたラインの最小値(mini)に略
等しい値かどうか調べ、さらにスロープの最大値にあた
るdp1がそれまでに読み込まれたラインの最大値と最
小値の平均値(mini+max)/2より小さいかど
うかを調べる。これにより、信号強度が最大値、最小値
の平均値以下である虹彩部から、信号強度が最小値に略
等しい瞳孔部への立ち下りのスロープを検出することが
できる。更にdp1,dp2が先に求められたプルキン
エ像の周辺に無いかを調べることにより、プルキンエ像
の影響による誤検出を防いでいる。
【0142】以上の四つの条件を満たしたものを瞳孔の
エッジと見なし、dp1とdp2の平均値を、瞳孔エッ
ジ情報(dpL)として、そのライン番号Lとともにメ
モリーに記憶する。四つの条件を満たすものがあったな
らば、メモリーに記憶したのち反対側の瞳孔エッジを検
出するルーチンへ移り、逆に条件を満たさない場合は、
隣りの画素に処理を移す。
【0143】この反対側の瞳孔エッジを検出するルーチ
ンにおいても同様の処理が行なわれる。即ち、 (4−1)単調増加の開始点にあたるd〔j〕<d〔j
+1〕<d〔j+2〕を満足する点及び単調増加の終了
点にあたるd〔j+2〕<d〔j+3〕<‥‥‥‥<d
〔j+n〕を満足する点が存在する。 (4−2)スロープの最小値にあたるdp1(=d
〔j〕)が最小値 (mini)に略等しい。 (4−3)スロープの最大値にあたるdp2(=d〔j
+n〕)が最大値(max)と最小値(mini)の平
均値以下である。 (4−4)先に求められたプルキンエ像の周辺に無い。
の四つの条件を満たした場合はその位置を瞳孔のエッジ
とみなし、その位置の情報としてdpr(=(dp1+
dp2)/2)とライン番号Lをメモリーに記憶し、隣
りの画素に処理を移す。
【0144】以上の処理を一ラインづつ全画面に渡って
行ない、複数個の瞳孔エッジの位置を求める。
【0145】全画面の処理が終了したならば、鉛直方向
の瞳孔輪部検出のルーチンへ入る。このルーチンにおい
ても全く同様の処理を行ない瞳孔輪部を求める。ただし
水平方向の瞳孔輪部検出のルーチンですでに全画面の信
号に対する最大値、最小値が求まっているので、このル
ーチンにおいてはこの値を演算に用いているので最大
値、最小値の算出は行なわない。
【0146】水平、鉛直両方向の瞳孔輪部抽出が終了し
たならば、それらの情報を用いて瞳孔中心Dc(x0
0 )を求める。その方法としては、瞳孔を円とみな
し、最小二乗法を用いるのが有効である。
【0147】以上のように本発明の瞳孔輪部検出方法の
実施例1、2では (4−イ)n画素以上連続して単調増加、単調減少して
いる。 (4−ロ)スロープの最小値が全信号の最小値に略等し
い。 (4−ハ)スロープの最大値が全信号の最大値と最小値
の平均値以下である。 (4−ニ)先に求められたプルキンエ像の周辺に無い。
の四つの条件を満たすものを、瞳孔エッジとすることで
従来例の問題点を解決し、精度良く瞳孔のエッジを抽出
している。
【0148】
【発明の効果】本発明によれば以上のように眼球からの
反射光束に基づく各特異点に基づくイメージセンサー
(2次元撮像素子)から得られる信号を適切に処理する
ことにより瞳孔中心や瞳孔輪部を高精度に検出し、即ち
眼球の視線を高精度に検出することができる瞳孔中心検
出方法及び瞳孔輪部検出方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を一眼レフカメラに適用したときの
要部ブロック図
【図2】 本発明を一眼レフカメラに適用したときの
要部概略図
【図3】 本発明における視線検出のフローチャート
【図4】 本発明における瞳孔中心位置の検出の実施
例1のフローチャート図
【図5】 本発明におけるイメージセンサで得られる
信号の説明図
【図6】 本発明における瞳孔中心を検出するフロー
チャート図
【図7】 本発明における瞳孔中心を検出するフロー
チャート図
【図8】 本発明における推定瞳孔中心位置と推定瞳
孔径を用いて瞳孔エッジ選択を行うフローチャート図
【図9】 本発明における推定瞳孔中心位置と推定瞳
孔径を用いて瞳孔エッジ選択を行うフローチャート図
【図10】 本発明における瞳孔中心位置検出の実施例
2のフローチャート図
【図11】 本発明における瞳孔中心位置検出の実施例
2のフローチャート図
【図12】 本発明における瞳孔エッジ選択を行うフロ
ーチャート図
【図13】 本発明における瞳孔エッジ選択を行うフロ
ーチャート図
【図14】 本発明における視線検出の他のフローチャ
ート
【図15】 本発明における瞳孔輪部位置の検出の実施
例1のフローチャート
【図16】 本発明における瞳孔輪部位置の検出の実施
例2のフローチャート
【図17】 本発明における瞳孔輪部位置の検出の実施
例2のフローチャート
【図18】 従来の視線検出装置の要部概略図
【図19】 図18の一部分の説明図
【図20】 図18のセンサーから得られる信号波形図
【図21】 図18のセンサーから得られる信号波形図
【図22】 図18のセンサーから得られる信号波形図
【図23】 図18のセンサーから得られる信号波形図
【符号の説明】
1 マイクロプロセッシングユニット 2 メモリ 3 インターフェイス回路 4 検出手段 4a イメージセンサ 4b 駆動回路 4c 受光レンズ 5 発光制御回路 6 位置センサ 7 投光手段 7a 発光ダイオード 7b 投光レンズ 8 AFセンサー 10 測光センサー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光手段からの光束を眼球に入射させ、
    該眼球からの反射光束に基づく像を利用して、該眼球の
    瞳孔中心の位置を検出する際、多数の瞳孔輪部位置を求
    め、次いで該多数の瞳孔輪部位置の平均値と標準偏差を
    求め、これらの量によって定められる範囲内の値を用い
    て瞳孔中心の検出を行ったことを特徴とする瞳孔中心検
    出方法。
  2. 【請求項2】 投光手段からの光束を眼球に入射させ、
    該眼球からの反射光束に基づく像を利用して、該眼球の
    瞳孔中心の位置を検出する際、該眼球に対して水平方向
    と垂直方向の同一ライン上で検出された対の瞳孔輪部位
    置の平均値より該眼球の瞳孔中心の検出を行ったことを
    特徴とする瞳孔中心検出方法。
  3. 【請求項3】 投光手段からの光束を眼球に入射させ、
    該眼球からの反射光束に基づく像を利用して該眼球の瞳
    孔中心の位置を検出する際、該眼球に対して水平方向と
    垂直方向の多数の瞳孔中心位置を求め、次いで該多数の
    瞳孔中心位置の平均値と標準偏差を求め、これらの量に
    よって定められる範囲内の値を用いて瞳孔中心の検出を
    行ったことを特徴とする瞳孔中心検出方法。
  4. 【請求項4】 投光手段からの光束を眼球に入射させ、
    該眼球からの反射光束に基づく像を利用して該眼球の瞳
    孔中心の位置を検出する際、多数の瞳孔輪部位置を求
    め、次いで該多数の瞳孔輪部位置の情報を用いて該眼球
    の瞳孔中心位置と瞳孔径を推定し、該推定した瞳孔中心
    位置と瞳孔径によって定められた範囲内の値を用いて瞳
    孔中心の検出を行ったことを特徴とする瞳孔中心検出方
    法。
  5. 【請求項5】 投光手段からの光束を眼球に入射させ、
    該眼球からの反射光束に基づく像を複数のセンサーより
    成る検出手段で検出し、該検出手段からの出力信号を用
    いて該眼球の瞳孔輪部の位置を検出する際、該センサー
    からの出力信号が数画素以上連続して単調増加又は単調
    減少している位置を瞳孔輪部の位置として検出するよう
    にしたことを特徴とする瞳孔輪部検出方法。
  6. 【請求項6】 投光手段からの光束を眼球に入射させ、
    該眼球からの反射光束に基づく像を複数のセンサーより
    成る検出手段で検出し、該検出手段からの出力信号を用
    いて該眼球の瞳孔輪部の位置を検出する際、該センサー
    からの出力信号のうち最小値を求め、該センサーからの
    出力信号が数画素以上連続して単調増加している部分の
    開始点と数画素以上連続して単調減少している部分の終
    了点が該最小値に略等しいときに該単調増加と単調減少
    している位置を瞳孔輪部として検出するようにしたこと
    を特徴とする瞳孔輪部検出方法。
  7. 【請求項7】 投光手段からの光束を眼球に入射させ、
    該眼球からの反射光束に基づく像を複数のセンサーより
    成る検出手段で検出し、該検出手段からの出力信号を用
    いて該眼球の瞳孔輪部の位置を検出する際、該センサー
    からの出力信号のうち最大値と最小値を求め、該センサ
    ーからの出力信号が数画素以上連続して単調増加してい
    る部分の終了点と数画素以上連続して単調減少している
    部分の終了点が該最大値と最小値の平均値より小さいと
    きに該単調増加と単調減少している位置を瞳孔輪部とし
    て検出するようにしたことを特徴とする瞳孔輪部検出方
    法。
  8. 【請求項8】 投光手段からの光束を眼球に入射させ、
    該眼球からの反射光束に基づくプルキンエ像を複数のセ
    ンサーより成る検出手段で検出し、該検出手段からの出
    力信号を用いて該眼球の瞳孔輪部の位置を検出する際、
    該プルキンエ像の位置を求め、該センサーからの出力信
    号が数画素以上連続して単調増加している部分の開始点
    と終了点が共に該プルキンエ像の近傍にないとき、該セ
    ンサーからの出力信号が数画素以上連続して単調減少し
    ている部分の開始点と終了点が共に該プルキンエ像近傍
    にないとき、該単調増加と単調減少している位置を瞳孔
    輪部の位置として検出するようにしたことを特徴とする
    瞳孔輪部検出方法。
  9. 【請求項9】 投光手段からの光束を眼球に入射させ、
    該眼球からの反射光束に基づく像を利用して、該眼球の
    瞳孔輪部の位置を検出する際、該眼球に対して水平方向
    と垂直方向の出力信号に同様の信号処理、演算を行うこ
    とにより瞳孔輪部の位置を求めるようにしたことを特徴
    とする瞳孔輪部検出方法。
  10. 【請求項10】 投光手段からの光束を眼球に入射さ
    せ、該眼球からの反射光束に基づくプルキンエ像を利用
    して、該眼球の瞳孔輪部の位置を検出する際、該プルキ
    ンエ像の位置の検出結果に基づいて、該瞳孔輪部の位置
    の検出演算の開始点としたことを特徴とする瞳孔輪部検
    出方法。
  11. 【請求項11】 前記瞳孔輪部の位置の検出演算の開始
    点を複数のプルキンエ像の位置の平均値としたことを特
    徴とする請求項10の瞳孔輪部検出方法。
  12. 【請求項12】 前記瞳孔輪部の位置の検出演算の開始
    点を複数のプルキンエ像の位置の1つとしたことを特徴
    とする請求項10の瞳孔輪部検出方法。
  13. 【請求項13】 投光手段からの光束を眼球に入射さ
    せ、該眼球からの反射光束に基づく像を検出手段で検出
    し、該検出手段からの信号を利用して、該眼球の瞳孔輪
    部の位置を検出する際、該検出手段で得られる全信号の
    うち最低輝度部分を推定し、該推定した部分より瞳孔輪
    部の位置の検出演算を開始したことを特徴とする瞳孔輪
    部検出方法。
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