JP3134320B2 - 視線検出装置 - Google Patents

視線検出装置

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JP3134320B2
JP3134320B2 JP03017092A JP1709291A JP3134320B2 JP 3134320 B2 JP3134320 B2 JP 3134320B2 JP 03017092 A JP03017092 A JP 03017092A JP 1709291 A JP1709291 A JP 1709291A JP 3134320 B2 JP3134320 B2 JP 3134320B2
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eye
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optical constant
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Landscapes

  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は使用者の眼球を撮像し、
眼球画像から使用者の視線を検出する視線検出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より観察者が観察面上のどの位置を
観察しているかを検出する、いわゆる視線(視軸)を検
出する装置(例えばアイカメラ)が種々提案されてい
る。
【0003】例えば特開昭61−172552号公報に
おいては、光源からの平行光束を観察者の眼球の前眼部
へ投射し、角膜からの反射光による角膜反射像と瞳孔の
結像位置を利用して視軸を求めている。図12(A),
(B)は視線検出方法の原理説明図で、同図(A)は視
線検出光学系の要部概略図、同図(B)は同図(A)の
光電素子列6からの出力信号の強度の説明図である。
【0004】同図において5は観察者に対して不感の赤
外光を放射する発光ダイオード等の光源であり、投光レ
ンズ3の焦点面に配置している。
【0005】光源5より発光した赤外光は投光レンズ3
により平行光となりハーフミラー2で反射し、眼球20
1の角膜21を照明する。このとき角膜21の表面で反
射した赤外光の一部による角膜反射像(虚像)dはハー
フミラー2を透過し受光レンズ4により集光し光電素子
列6上の位置Zd´に再結像する。
【0006】また虹彩23の端部a,bからの光束はハ
ーフミラー2、受光レンズ4を介して光電素子列6上の
位置Za´,Zb´に該端部a,bの像を結像する。受
光レンズ4の光軸(光軸ア)に対する眼球の光軸イとの
なす角である回転角θが小さい場合、虹彩23の端部
a,bのZ座標をZa,Zbとすると、瞳孔24の中心
位置cの座標Zcは Zc≒(Za+Zb)/2 と表わされる。
【0007】また、角膜反射像dのZ座標と角膜21の
曲率中心OのZ座標とは一致するため角膜反射像の発生
位置dのZ座標をZd、角膜21の曲率中心Oから瞳孔
24の中心Cまでの距離をLOCとすると眼球光軸イと光
軸アとのなす角である回転角θは、 LOC*SINθ≒Zc−Zd ‥‥(1) の関係式を略満足する。
【0008】このため演算手段9において、同図(B)
のごとく光電素子列6面上に投影された各特異点(角膜
反射像d及び虹彩の端部a,b)の位置を検出すること
により眼球201の光軸イの回転角θを求めることがで
きる。この時(1)式は、 とかきかえられる。但し、βは受光レンズ4に対する眼
球の位置により決まる倍率である。
【0009】ところで観察者の眼球の光軸イと視軸とは
一致しない。特開平1−274736号公報には観察者
の眼球の光軸と視軸の角度補正を行なって視線を検出す
ることが開示されている。そこでは観察者の眼球の光軸
の水平方向の回転角θを算出し、眼球の光軸と視軸との
角度補正値をδとしたとき観察者の水平方向の視線θH
を θH=θ±δ ‥‥‥‥(3) として求めている。ここで符号±は、観察者に関して右
への回転角を正とすると、観察装置をのぞく観察者の目
が左目の場合は+、右目の場合は−の符号が選択され
る。
【0010】又、図12(A)においては観察者の眼球
がZ−X平面(例えば水平面)内で回転する例を示して
いるが、観察者の眼球がX−Y平面(例えば垂直面)内
で回転する場合においても同様に検出可能である。
【0011】ただし、観察者の視線の垂直方向の成分は
眼球の光軸の垂直方向の成分θ´と一致するため垂直方
向の視線θVは θV=θ´ ‥‥‥‥(4) となる。
【0012】図13は図12の視線検出装置を一眼レフ
カメラのファインダー系の一部に適用したときの光学系
の要部概略図である。
【0013】同図において撮影レンズ101を透過した
被写体光は、跳ね上げミラー102により反射しピント
板104の焦点面近傍に結像する。さらにピント板10
4にて拡散した被写体光はコンデンサーレンズ105、
ペンタダハプリズム106、そして光分割面1aを有す
る接眼レンズ1を介して撮影者のアイポイント201a
に入射している。
【0014】視線検出光学系は、撮影者(観察者)に対
して不感の赤外発光ダイオード等の光源5と投光レンズ
3とからなる照明手段(光軸ウ)と、光電素子列6、ハ
ーフミラー2及び受光レンズ4とからなる受光手段(光
軸ア)とから構成し、ダイクロイックミラーより成る光
分割面1aを有する接眼レンズ1の上方に配置してい
る。赤外発光ダイオード5から発した赤外光は光分割面
1aにおいて反射し、撮影者の眼球201を照明する。
さらに眼球201で反射した赤外光の一部は光分割面1
aで再反射し、受光レンズ4、ハーフミラー2を介して
光電素子列6上に集光する。光電素子列6上で得られた
眼球の像情報(例えば図12(B)で示す出力信号)よ
り演算手段9において撮影者の視線の方向を算出してい
る。即ち観察者が観察しているピント面104上の点
(注視点)を求めている。
【0015】このときの前述した水平方向の視線θHと
垂直方向の視線θVより撮影者が見ているピント面10
4上の位置(Zn,Yn)は として求めている。但しmはカメラのファインダー系で
決まる定数である。
【0016】このように一眼レフカメラにおいて撮影者
がピント面104上のどの位置を観察しているかを知る
ことができると、例えばカメラの自動焦点検出装置にお
いて焦点検出可能なポイントを画面中心のみならず画面
内の複数箇所に設けた場合、撮影者がそのうちの1つの
ポイントを選択して自動焦点検出を行なおうとする場
合、その1つを選択入力する手間を省き撮影者が観察し
ているポイント即ち注視点を焦点検出するポイントとみ
なし、該ポイントを自動的に選択して自動焦点検出を行
うのに有効である。
【0017】一般にカメラは老若男女を問わず多くの人
が使用し、それを使用する撮影者の眼球の大きさ等はそ
れぞれで異なっている。そこで一般に市販されている視
線測定用のアイカメラにおいては使用者による個人差等
の補正を行って視線検出の誤差を補正している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前述した視線検出方法
において眼球の回転角θの算出式(2)は眼球の大きさ
に関係するパラメータLoc(角膜21の曲率中心Oか
ら瞳孔24の中心までの距離)を含んでいる。この為カ
メラを使用する人の眼球の大きさ、即ちパラメータLo
cが予め設定した距離Locに対応する値から大きくず
れていると算出される眼球の回転角θと実際の眼球の回
転角との間に誤差が生じ、視線検出精度が低下してくる
という問題点があった。
【0019】更に(3)式の眼球の光軸と視軸との間の
補正角度δも撮影者の眼球の大きさ等の特性によって異
なってくる。この為補正角度δも一定の値に設定してし
まうと撮影者によっては算出される視線の方向θHと実
際の視線の方向との間に誤差が生じて視線検出精度が低
下してくるという問題点があった。
【0020】一般に市販されている視線測定用のアイカ
メラにおいては使用者による個人差等の補正を行なって
いる。しかしながら該使用者の眼球光軸と該使用者が見
ていると思われる風景を撮像するカメラの光軸とは一致
していない為、該使用者が注視する指標はアイカメラか
ら遠ざけなければならず該指標をアイカメラと一体にす
ることができないという欠点があった。
【0021】更にカメラによって撮影されテレビモニタ
ーに映し出された指標の位置と前記使用者が指標を注視
している際に検出される視線の位置とが一致するように
アイカメラの調整を行なうのには実験補助者が必要であ
り、調整が面倒であるという欠点があった。
【0022】本発明は、観察者の眼球の角膜の曲率半径
と前房深である光学定数を検出する光学定数検出手段と
眼球の角膜の曲率半径と前房深である光学定数の個人差
による視線の検出誤差を補正する視線補正演算手段とを
用いることにより、眼球の大きさ等の個人差による視線
の検出誤差を自動的に補正し、高精度の視線検出を行う
ことのできる視線検出装置の提供を目的とする。
【0023】
【発明を解決するための手段】本発明は、使用者の眼球
を照明する光源と、使用者の眼球を照明する光源と、前
記光源により照明された眼球からの反射光を受光し眼球
の角膜での角膜反射像および虹彩の端部を検出するイメ
ージセンサーと、前記イメージセンサーの出力より前記
使用者の眼球の前房深及び角膜の曲率半径である光学定
数を検出する光学定数検出手段と、前記イメージセンサ
ーにて得られた角膜反射像および虹彩の端部と前記光学
定数とを用いて所定の演算を行い前記使用者の視線を演
算する視線補正演算手段とを有することを特徴としてい
る。
【0024】特に本発明では、前記視線補正演算手段
は、前記光学定数を用いて眼球の角膜の曲率中心から瞳
孔の中心までの距離と、眼球の光軸と視軸の間の補正角
度を求め、これらの値を用いて前記使用者の視線を検出
することを特徴としている。また、前記光学定数を記憶
する光学定数記憶手段を有し、光学定数を検出するモー
ドが選択されると、前記光学定数記憶手段に記憶した前
記光学定数を消去し、新たに光学定数の検出を開始する
ことを特徴としている。また、前記光源は3つの発光素
子を有し、第1の発光素子と第2の発光素子が所定の間
隔で水平に並び、前記第2の発光素子と第3の発光素子
が前記所定の間隔とは異なる間隔で垂直に並ぶように配
置されることを特徴としている。
【0025】
【実施例】図1(A)は本発明を一眼レフカメラに適用
したときの実施例1の光学系の要部概略図、同図(B)
は同図(A)の一部分の説明図である。図2は図1
(A)の自動焦点検出装置の一部分の要部概略図、図3
(A)は本発明における視線検出方法の原理説明図、図
3(B)は図3(A)のイメージセンサからの出力強度
の説明図である。
【0026】図中、1は接眼レンズで、その内部には可
視光透過・赤外光反射のダイクロイックミラー1aが斜
設しており、光路分割器を兼ねている。4は受光レン
ズ、5(5a,5b,5c)は照明手段であり、例えば
観察者に対して不感の赤外光を放射する発光ダイオード
から成っている。16はイメージセンサーである。受光
レンズ4とイメージセンサー16は受光手段の一要素を
構成している。
【0027】イメージセンサー16は光電素子列を2次
元的に配置した構成より成り、受光レンズ4及び接眼レ
ンズ1に関して所定の位置(眼鏡を使用しない撮影者の
一般的なアイポイントの位置)にある眼の瞳孔近傍と共
役になるように配置している。
【0028】9は視線演算処理装置で、眼球の光学定数
検出、視線の補正演算機能の他に赤外発光ダイオード5
a,5b,5cの制御機能を有している。ここで光学定
数とは、観察者の角膜の曲率半径r、前房深tであり、
この光学定数を用いて眼球と視線検出光学系との距離X
t及び補正角度δを求める。これらについては後述す
る。各要素1,4,5,16より眼球の視線検出手段を
構成している。
【0029】101は撮影レンズ、102はクイックリ
ターン(QR)ミラー、103は表示素子、104はピ
ント板、105はコンデンサーレンズ、106はペンタ
ダハプリズム、107はサブミラー、108は多点焦点
検出装置であり、撮影画面内の複数の領域を選択して焦
点検出を行っている。多点焦点検出装置の説明は本発明
理解のために必要ないため概略に止める。
【0030】即ち本実施例では図2に描く様に撮影レン
ズ101の予定結像面近傍に配され、夫々測距域を決め
る複数のスリットを有する視野マスク110と各スリッ
ト内の像に対してフィールドレンズの作用を果たすレン
ズ部材111を近接配置し、更にスリット数に応じた再
結像レンズの組112と光電素子列の組113を順置す
る。スリット110、フィールドレンズ111、再結像
レンズの組112、そして光電素子列の組113はそれ
ぞれ周知の焦点検出系を構成している。109はカメラ
制御装置であり、ファインダー内表示素子駆動、焦点検
出演算及びレンズ駆動機能等を有している。
【0031】本実施例では撮影レンズ101の透過した
被写体光の一部はQRミラー102によって反射してピ
ント板104近傍に被写体像を結像する。ピント板10
4の拡散面で拡散した被写体光はコンデンサーレンズ1
05、ペンタダハプリズム106、接眼レンズ1を介し
てアイポイントEに導光している。
【0032】ここで表示素子103は例えば偏光板を用
いない2層タイプのゲスト−ホスト型液晶素子で、眼球
の光学定数検出手段の一要素であるファインダー内表示
手段を兼ねており、図5に示すようにファインダー視野
内に眼球の光学定数検出用の指標(図中指標51,5
2,53)を表示している。
【0033】又、撮影レンズ101を透過した被写体光
の一部はQRミラー102を透過し、サブミラー107
で反射してカメラ本体底部に配置された前述の多点焦点
検出装置108に導光している。さらにカメラ制御装置
109からの信号に基づいて多点焦点検出装置108で
選択した被写体面上の位置の焦点検出情報に基づいて撮
影レンズ駆動装置(不図示)により撮影レンズ101の
繰り出し(もしくは繰り込み)が行なわれ、焦点調節が
行なわれる。
【0034】本実施例に係る視線検出装置をしては符番
1,4,5,16で表された部材より構成された視線検
出装置と、眼球像より眼球の角膜の曲率半径と前房深で
ある光学定数を検出、視線の補正演算を行う視線演算処
理装置9とから構成している。尚,視線演算処理手段9
には眼球の光学定数検出手段の構成要素である光学定数
算出手段、眼球の光学定数記憶手段と、視線補正演算手
段とが含まれる。
【0035】ここで赤外発光ダイオード5a,5bは図
中X−Y平面に関して対称に配置している。赤外発光ダ
イオード5b,5cは図中Z−X平面に関して対称に配
置している。又赤外発光ダイオード5a,5bとの間隔
と赤外発光ダイオード5b,5cとの間隔とが異なるよ
うに設定している。
【0036】該視線検出手段において、赤外発光ダイオ
ード5(5a,5b,5c)から放射される赤外光は、
接眼レンズ1に入射しダイクロイックミラー1aにより
一部反射されアイポイントE近傍に位置する観察者の眼
球201を照明する。また眼球201で反射した赤外光
は、ダイクロイックミラー1aで反射され受光レンズ4
によって収斂しながらイメージセンサー16上に像を形
成する。これらの眼球像データより観察者の視線を算出
している。
【0037】次に図3(A),(B)を用いて視線検出
方法について説明する。
【0038】同図において5a,5bは観察者に対して
不感の赤外光を放射する発光ダイオード等の光源であ
り、各光源は光軸アに対してZ方向に略対称に配置し、
観察者の眼球を発散照明している。光源5bより放射さ
れた赤外光は角膜21の表面で一部反射される。ここで
角膜21にて反射した赤外光によって形成される角膜反
射像(虚像)dのX軸方向の位置は角膜21の曲率半径
rに依存し、該虚像dの角膜21の表面からの距離Xd
は、赤外発光ダイオード5bと角膜21とのX軸方向の
距離をsとすると、 1/Xd+1/s=2/r ‥‥‥‥(6) の関係式を満足する。角膜21の表面で反射した赤外光
の一部は受光レンズ4により集光されイメージセンサー
16上の位置d´に再結像する。このとき角膜反射像d
のイメージセンサー16への結像倍率β1は、視線検出
光学系の基準位置(例えば図1(B)における接眼レン
ズ1の射出面)から観察者の眼球の角膜21までの距離
Xtと、角膜21の曲率半径rとの関数で表わされる。
【0039】同様に光源5aより放射された赤外光は角
膜21の表面で一部反射される。ここで角膜21にて反
射した赤外光によって形成される角膜反射像(虚像)e
のX軸方向の位置は角膜21の曲率半径rに依存し、該
虚像eの角膜21の表面からの距離Xeは距離Xdとほ
ぼ同じである。角膜21の表面で反射した赤外光の一部
は受光レンズ4により集光されイメージセンサー16上
の位置e´に再結像する。このとき角膜反射像eのイメ
ージセンサー16への結像倍率β1は距離Xtと角膜2
1の曲率半径rとの関数で表わされる。
【0040】一般に角膜反射像d及びeの中点のZ座標
は角膜21の曲率中心OのZ座標Zoと一致しないため
これをδz(Xt,r)だけ補正する必要がある。
【0041】又、虹彩23の端部a,bからの光束は受
光レンズ4を介してイメージセンサー16上の位置a
´,b´に該端部a,bの像を結像する。受光レンズ4
の光軸(光軸ア)に対する眼球の光軸イの回転角θが小
さい場合、虹彩23の端部a,bのZ座標をZa,Zb
とすると、瞳孔24の中心位置cの座標Zcは Zc≒(Za+Zb)/2 と表わされる。
【0042】このとき瞳孔24の中心位置cの角膜21
の表面からのX軸方向の距離Xcは前房深tとほぼ等し
く、瞳孔24の中心位置cのイメージセンサー16への
結像倍率β2は距離Xtと前房深tとの関数で表わされ
る。
【0043】又、角膜反射像の発生位置d,eのZ座標
をZd,Ze、角膜21の曲率中心Oと瞳孔24の中心
Cまでの距離をLOC(≒r−t)とすると、眼球光軸イ
の回転角θは(1)式より、 LOC*sinθ≒Zc−((Zd+Ze)/2+Δz(Xt,r))‥(7) の関係式を略満足する。このため視線演算処理装置9に
おいて図3(B)のごとくイメージセンサー16上の一
部に投影した各特徴点(角膜反射像d,e及び虹彩の端
部a,b)の位置を検出し、これにより眼球の光軸イの
回転角θを求めている。このとき(7)式は、 (r−t)*sinθ≒((Za´+Zb´)/2)/β2(Xt,t) −((Zd´+Ze´)/2+Δz(Xt,r))/β1(Xt,r)(8) と書き換えられる。さらに眼球の回転角θは θ≒arcsin{(Zc´/β2(Xt,t)− (Zg´+Δz(Xt,r))/β1(Xt,r))/(r−t)} ‥‥‥‥(9) と書き換えられる。但し Zc´≒(Za´+Zb´)/2 Zg´≒(Zd´+Ze´)/2 である。ところで撮影者の眼球の光軸と視軸とは一致し
ない。この為、撮影者の眼球光軸の水平方向の回転角θ
を算出し、眼球の光軸と視軸との角度補正δをすること
により撮影者の水平方向の視線θHは求めている。撮影
者の水平方向の視線θHは θH=θ−δ ‥‥‥(10) と求めている。又眼球の光軸と視軸との補正角度δの絶
対値は撮影者によって異なる値をとる。
【0044】更に撮影者が見ているピント板104上の
位置Znは Zn≒m*θH ‥‥‥‥(11) として求めている。ただし、mはカメラのファインダー
系で決まる定数である。
【0045】以上のように、観察者の視線を算出する
(2)式及び(3)式には撮影者によってそれぞれ異な
る値であるLoc及びδが用いられているが、撮影者の
眼球の角膜半径r及び前房深tの値を測定することで、
それぞれの撮影者の個人差に対応したLoc(≒r−
t)及びδを求めることができる。したがって、この撮
影者の個人差に対応したLoc及びδを用いて視線演算
処理装置9のμコンピュータのソフトで演算を行うこと
で、眼球の回転角θと実際の眼球の回転角の誤差を小さ
くし、算出される視線の方向θHと実際の視線の方向と
の間の誤差を小さくすることが可能となり、撮影者の個
人差に影響されずに視線及びピント板104の注視点を
求めることができる。
【0046】本発明に係る視線検出装置において、光学
定数検出手段による撮影者の眼球光学系の光学定数であ
角膜半径r、前房深t、および眼球と視線検出光学系
との距離Xt及び補正角度δは以下のように求めてい
る。
【0047】図4はイメージセンサー16面上の眼球像
で図1(B)における赤外発光ダイオード5a,5b,
5cを点灯させ、イメージセンサー16上には図4に示
すような三つの角膜反射像d´,e´,f´を形成して
いる。
【0048】ここで赤外発光ダイオード5a,5bは図
1(B)中X−Y平面に関して対称に配置し、赤外発光
ダイオード5b,5cは図中Z−X平面に関して対称に
配置しており、また赤外発光ダイオード5a,5bとの
間隔と赤外発光ダイオード5b,5cとの間隔とが異な
るように設定している。このため形成した角膜反射像d
´及びe´の間隔ΔZと角膜反射像d´及びf´の間隔
ΔYも異なる。前記角膜反射像の間隔ΔZ,ΔYは視線
検出光学系の基準位置(例えば図1(B)における接眼
レンズ1の射出面)から観察者の眼球の角膜21までの
距離Xtと角膜21の曲率半径rとの関数であるため、
距離Xtと角膜半径rは Xt=a1(r)*ΔZ**2+a2(r)*ΔZ+a3(r) (12) r=b1(Xt)*ΔY**2+b2(Xt)*ΔY+b3(Xt)(13) と表わされる。
【0049】ここで係数a1(r),a2(r),a3
(r),b1(Xt),b2(Xt),b3(Xt)は
視線検出光学系の構成により決まる値である。角膜反射
像の間隔ΔZ及びΔYを検出し、前記(12),(1
3)式に基づいて距離Xtと角膜半径rを算出してい
る。
【0050】撮影者の眼球の前房深tはカメラのファイ
ンダー系内の指標を注視してもらうことにより検出して
いる。
【0051】撮影者が図5に示したカメラのファインダ
ー系内の指標n(ピント板104上でのZ座標Zn)を
注視したとき(11)式は (r−t)*sin(Zn/m−δ)≒ Zc´/β2(Xt,t)−(Zg´+Δz(Xt,r))/β1(Xt,r) ‥‥‥(14) と書き換えられる。ファインダー系を覗く眼が右眼であ
る撮影者の場合、撮影者の眼球の光軸イの回転角が視線
検出手段の光軸(ア)に対して小さくなるように配置さ
れた指標例えば指標51(ピント板104上でのZ座標
Z1)及び指標52(ピント板104上でのZ座標Z
2)を指定すると、(14)式は (r−t)*(Z1/m−δ)≒Zc1´/β2(Xt1,t) −(Zg1´+Δz(Xt1,r))/β1(Xt1,r) (15) (r−t)*(Z2/m−δ)≒Zc2´/β2(Xt2,t) −(Zg2´+Δz(Xt2,r))/β1(Xt2,r) (16) と表わされる。該(15),(16)式より眼球の光軸
と視軸との補正角度δを消去後、各指標を注視したとき
に検出される眼球像の特徴点の座標を代入することによ
り前房深tを算出している。前房深tを求め、これより
眼球の光軸と視軸との補正角度δを算出している。
【0052】図6,図7は視線補正データであるところ
の眼球の光学定数検出のフローチャート図、図8は一眼
レフカメラの前部外観図である。図8中、31はモード
選択ボタン、32は電子ダイヤルで光学定数検出実行ス
イッチを兼ねている。33はレリーズスイッチである。
図6,図7,図8をもとに眼球の光学定数の検出方法を
説明する。
【0053】カメラの電源(不図示)を投入後(#20
0)、撮影者がモード選択ボタン31を押しながら電子
ダイヤル32で眼球の光学検出モードを選択すると(#
201)視線演算処理装置9に記憶していた眼球の光学
定数が消去され(#202)新たに撮影者の眼球の光学
定数の検出が開始される。
【0054】又、カメラ制御装置109からの信号によ
り図5に示したファインダー系内中央に配された指標5
1が点滅を開始する(#203)。撮影者が眼球の光学
定数検出用の指標が表示中であることを認識すると、そ
の指標51を注視しながらレリーズスイッチ33の前段
を動作させる(#204)。レリーズスイッチ33の信
号に基づいて視線演算処理装置9は視線検出用の赤外発
光ダイオード5a,5b,5cを点灯し、該赤外発光ダ
イオードは撮影者の眼球を照明する(#205)。
【0055】そのときの眼球像データは視線演算処理装
置9に入力され(#206)該視線演算処理装置9にお
いて眼球像データが有効であるかどうかの判断が行なわ
れる(#208)。又眼球像データが視線演算処理装置
9に入力された時点でファインダー系内の指標51の点
滅表示は終了し(#207)、同時に赤外発光ダイオー
ド5a,5b,5cは消灯する。
【0056】ところで現在のカメラにおいてはレリーズ
スイッチ33の前段を動作させることにより通常撮影レ
ンズの自動焦点調節及び測光等の機能が働くが、眼球の
光学定数検出モードに設定されているときはこれらの機
能が働かないようにしていても構わない。視線演算処理
装置9において前記眼球像データより角膜反射像あるい
は虹彩像が検出できないと判断されると再びファインダ
ー系内の指標51の点滅表示が開始される(#20
3)。
【0057】一方、眼球像データより角膜反射像及び虹
彩像の特徴点が検出されると(#209)、視線演算処
理装置9において撮影者の眼球の角膜半径r及び視線検
出光学系の基準位置から観察者の眼球の角膜21までの
距離Xtが前記(12),(13)式に基づいて算出さ
れる(#210)。
【0058】又、視線演算処理装置9においては前記
(9)式より求められるθが正の値であるか負の値であ
るかより撮影者が右眼でファインダー系をのぞいている
のか、左眼でファインダー系をのぞいているのかの判断
を行っている(#211)。このとき前房深tには標準
的な値を代入している。
【0059】更に視線演算処理装置9において撮影者の
ファインダー系を覗く眼が明らかになると撮影者の眼球
の光軸イの回転角が視線検出手段の光軸アに対して小さ
くなるように配置した指標が残りの二つの指標から選択
される。
【0060】次に撮影者の眼が右眼であれば、図5に示
したファインダー系内の指標52が選択されカメラ制御
装置109からの信号により該指標52が点滅を開始す
る(#212)。撮影者がファインダー視野内に眼球の
光学定数検出用の指標が表示中であることを認識し、そ
の指標52を注視しながらレリーズスイッチ33の前段
を動作させる(#213)。レリーズスイッチ33の信
号に基づいて視線演算処理装置9は視線検出用の赤外発
光ダイオード5a,5bを点灯し、該赤外発光ダイオー
ドは撮影者の眼球を照明する(#214)。
【0061】そのときの眼球像データは視線演算処理装
置9に入力され(#215)該視線演算処理装置9にお
いて眼球像データが有効であるかどうかの判断が行なわ
れる(#217)。
【0062】又、眼球像データが視線演算処理装置9に
入力された時点でファインダー系内の指標52の点滅表
示は終了し(#216)、同時に赤外発光ダイオード5
a,5bは消灯する。視線演算処理装置9において前記
眼球像データより角膜反射像あるいは虹彩像が検出でき
ないと判断されると再びファインダー系内の指標52の
点滅表示が開始される(#212)。
【0063】一方、眼球像データより角膜反射像及び虹
彩像の特徴点が検出されると(#218)、視線演算処
理装置9において前房深tと眼球の光軸と視軸との補正
角度δとが前記(15),(16)式により算出される
(#219)。
【0064】算出された眼球の光学定数は視線演算処理
装置9の視線補正データ記憶手段に記憶される(#22
0)。このとき眼球の光学定数の検出を行なった撮影者
のデータも視線演算処理装置9に同時に記憶するように
すれば、使用するカメラに対して一度眼球の光学定数の
検出を行なえば以後行なわないで済むことになる。
【0065】眼球の光学定数が視線演算処理装置9に記
憶されると、眼球の光学定数の検出が終了したことを撮
影者に知らしめるためにファインダー内の指標51及び
指標52が所定の時間点滅した後(#221)視線入力
モードに移行する(#222)。視線入力モードでは、
先に算出された眼球の光学定数を用いることにより撮影
者の視線が精度よく検出され、撮影者の意図する情報、
例えば撮影者がピントを合わせて撮影したい被写体の位
置を該撮影者の視線に基づいてカメラに入力することが
可能となる。
【0066】尚、本実施例においては電源投入後、眼球
の光学定数検出モードを選択した例を示したが、既に眼
球の光学定数をカメラに登録している撮影者の場合は眼
球の光学定数の検出を行なわず直ちに視線入力モードに
移行するようにしても構わない。
【0067】尚、撮影者の眼が左眼であると判別したと
きは図5に示したファインダー系内の指標53を選択
し、カメラ制御装置109からの信号により指標53が
点滅を開始する。その後の動作については指標52を点
滅させたときと同様である。
【0068】図9(A)は本発明の実施例2のカメラの
後部外観図、図9(B)は実施例2におけるファインダ
ー内視野図、図10,図11は実施例2のフローチャー
ト図である。
【0069】本実施例の視線検出装置は図2と同様であ
る。図9(A)中35は眼球の光学定数検出スイッチで
光学定数検出実行スイッチを兼ねている。
【0070】本実施例において図9(B)に示したのは
ファインダー内表示手段でファインダー視野外にバック
ライトの付随した液晶素子或は発光ダイオードとで構成
した眼球の光学定数検出用の指標が配設しており、カメ
ラ制御装置(不図示)により表示、非表示の制御を行な
っている。
【0071】以下、図10,図11の眼球の光学定数検
出の流れ図をもとに本実施例における眼球の光学定数検
出方法を説明する。
【0072】撮影者がカメラの電源(不図示)を投入し
視線入力モードに設定すると(#230)、視線演算処
理装置9からの信号に基づいて視線検出用の赤外発光ダ
イオード5a,5bが点灯し撮影者の眼球の照明を開始
する。更に撮影者が眼球の光学定数検出スイッチ35を
所定の時間(ΔT秒間)押した状態にすると眼球の光学
定数検出モードに移行する(#231)。このとき撮影
者の眼球の角膜半径r検出用の赤外発光ダイオード5c
が点灯し第3の角膜反射像を発生させる(#232)。
同時に眼球の光学定数記憶手段であるところの視線演算
処理装置9に眼球の光学定数が登録されていればその眼
球の光学定数は消去される(#233)。
【0073】カメラ制御装置からの信号に基づいてファ
インダー視野外の水平方向真ん中下にある眼球の光学定
数検出用の指標が点灯する(#234)。撮影者は指標
を注視しながら眼球の光学定数検出スイッチ35を押し
(#235)、そのときの撮影者の眼球像データを視線
演算処理装置9に入力する(#236)。眼球像データ
が視線演算処理装置9に入力された時点でファインダー
視野外の指標は消灯する(#237)。
【0074】続いて視線演算処理装置においては眼球像
データが有効であるかどうかの判断を行なっている(#
238)。視線演算処理装置9において前記眼球像デー
タより角膜反射像あるいは虹彩像が検出できないと判断
されると、再び指標が点灯し(#234)眼球像データ
の取り直しを開始する。このとき撮影者が一度消灯した
指標が再度点灯するため前回の眼球像データの入力が不
完全であったことを認識することができる。
【0075】一方、眼球像データが有効で該眼球像デー
タより角膜反射像及び虹彩像の特徴点を検出し(#23
8)、光学定数算出手段を兼ねた視線演算処理装置9に
おいて撮影者の眼球の角膜半径r及び視線検出光学系の
基準位置から観察者の眼球の角膜21までの距離Xtを
前記(12),(13)式に基づいて算出している(#
239)。
【0076】又、該角膜反射像及び虹彩像の特徴点より
前房深tと眼球の光軸と視軸との補正角度δとを算出し
ている(#240)。前房深tと眼球の光軸と視軸との
補正角度δの算出方法は以下の通りである。
【0077】撮影者が図9(B)に示したカメラのファ
インダー系内の指標91(ピント板104上での座標
(Z,Y))を注視したとき、注視点と眼球の各特徴点
との関係は前記(14)式とほぼ同様で (r−t)*sin(Z/m−δ)≒Zc´/β2(Xt,t) −(Zg´+Δz(Xt,r))/β1(Xt,r) (17) (r−t)*sin(Y/m)≒Yc´/β2(Xt,t) −(Yg´+Δy(Xt,r))/β1(Xt,r) (18) と表わされる。ただし(Zc´,Yc´)はイメージセ
ンサー16面上での撮影者の眼球の瞳孔中心の座標(Z
g´,Yg´)はイメージセンサー16面上での二つの
角膜反射像の中心座標である。又観察者の視線の垂直方
向の回転角成分は眼球の光軸の垂直方向の回転角成分と
一致するため(18)式には角度補正の項δは含まれて
いない。
【0078】(18)式より前房深tを算出し、該前房
深tの値を(17)式に代入し眼球の光軸と視軸との補
正角度δを算出している。更に算出した眼球の光学定数
は視線演算処理装置に記憶している(#241)。この
とき眼球の光学定数の検出を行なった撮影者のデータも
視線演算処理装置9に同時に記憶するようにすれば、使
用するカメラに対して一度眼球の光学定数の検出を行な
えば以後行なわないで済むことになる。
【0079】眼球の光学定数を視線演算処理装置9に記
憶し、眼球の光学定数の検出が終了したことを撮影者に
知らしめるためにファインダー系内の指標を所定の時間
点滅させた後(#242)眼球の光学定数検出モードを
解除している(#243)。同時に第3の赤外発光ダイ
オード5cも消灯し(#244)更に視線入力モードに
移行する(#245)。視線入力モードでは、先に算出
した眼球の光学定数を用いることにより撮影者の視線を
精度よく検出し、撮影者の意図する情報、例えば撮影者
がピントを合わせて撮影したい被写体の位置を該撮影者
の視線に基づいてカメラに入力している。
【0080】尚、本実施例においては光学装置としてカ
メラの例を示したが、顕微鏡等の光学装置に対しても本
発明は同様に適用することができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、使用者
の眼球を照明する光源と、光源により照明された眼球か
らの反射光を受光し眼球の角膜での角膜反射像および虹
彩の端部を検出するイメージセンサーと、イメージセン
サーの出力より使用者の眼球の前房深及び角膜の曲率半
径である光学定数を検出する光学定数検出手段と、イメ
ージセンサーにて得られた角膜反射像および虹彩の端部
と光学定数とを用いて所定の演算を行い使用者の視線を
演算する視線補正演算手段とを有する視線検出装置を提
供する。したがって視線を検出する際に用いる値であ
り、使用者によって個人差のあるLoc(角膜の曲率中
心から瞳孔の中心までの距離)と、眼球の光軸と視軸と
の補正角度とを検出することができる。よって使用者の
眼球の形状の個人差を補正できる視線検出装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明を一眼レフカメラに適用したと
きの実施例1の要部概略図、(B)は図1(A)の一部
分の要部斜視図。
【図2】 図1(A)の焦点検出装置の一部分の要部斜
視図。
【図3】 (A)は視線検出原理説明図、(B)は図3
(A)のイメージセンサーの出力強度の説明図。
【図4】 イメージセンサー上の眼球像の説明図。
【図5】 ファインダー視野図。
【図6】 眼球の光学定数検出の流れ図。
【図7】 眼球の光学定数検出の流れ図。
【図8】 実施例1の一眼レフカメラの前部外観図。
【図9】(A)は実施例2の一眼レフカメラの後部外観
図、(B)は実施例2のファインダー内視野図。
【図10】 実施例2の眼球の光学定数検出の流れ図。
【図11】 実施例2の眼球の光学定数検出の流れ図。
【図12】(A)は従来の視線検出光学系の概略図、
(B)は図11(A)の光電素子列の出力強度図。
【図13】 従来の一眼レフカメラの要部概略図。
【符号の説明】
1 接眼レンズ 2 ハーフミラー 3 投光レンズ 4 受光レンズ 5 赤外発光ダイオード 6 イメージセンサー 9 視線演算処理装置 21 角膜 22 強膜 23 虹彩 24 瞳孔 31 モード選択ボタン 32 電子ダイヤル 33 レリーズスイッチ 35 視線補正スイッチ 101 撮影レンズ 102 跳ね上げミラー 103 表示素子 104 ピント板 105 コンデンサーレンズ 106 ペンタダハプリ
ズム 107 サブミラー 108 多点焦点検出装
置 109 カメラ制御装置 110 視野マスク 111 フィールドレン
ズ 112 再結像レンズ 113 光電素子列

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の眼球を照明する光源と、前記光
    源により照明された眼球からの反射光を受光し眼球の角
    膜での角膜反射像および虹彩の端部を検出するイメージ
    センサーと、前記イメージセンサーの出力より前記使用
    者の眼球の前房深及び角膜の曲率半径である光学定数を
    検出する光学定数検出手段と、前記イメージセンサーに
    て得られた角膜反射像および虹彩の端部と前記光学定数
    とを用いて所定の演算を行い前記使用者の視線を演算す
    る視線補正演算手段とを有することを特徴とする視線検
    出装置。
  2. 【請求項2】 前記視線補正演算手段は、前記光学定数
    を用いて眼球の角膜の曲率中心から瞳孔の中心までの距
    離と、眼球の光軸と視軸の間の補正角度を求め、これら
    の値を用いて前記使用者の視線を演算することを特徴と
    する請求項1に記載の視線検出装置。
  3. 【請求項3】 前記光学定数を記憶する光学定数記憶手
    段を有し、光学定数を検出するモードが選択されると、
    前記光学定数記憶手段に記憶した前記光学定数を消去
    し、新たに光学定数の検出を開始することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の視線検出装置。
  4. 【請求項4】 前記光源は3つの発光素子を有し、第1
    の発光素子と第2の発光素子が所定の間隔で水平に並
    び、前記第2の発光素子と第3の発光素子が前記所定の
    間隔とは異なる間隔で垂直に並ぶように配置されること
    を特徴とする請求項1から3に記載の視線検出装置。
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