JPH05284893A - 発酵装置 - Google Patents

発酵装置

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JPH05284893A
JPH05284893A JP8888992A JP8888992A JPH05284893A JP H05284893 A JPH05284893 A JP H05284893A JP 8888992 A JP8888992 A JP 8888992A JP 8888992 A JP8888992 A JP 8888992A JP H05284893 A JPH05284893 A JP H05284893A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発酵させる食品を収納する貯蔵室内を均一な
発酵環境とすることができる発酵装置を提供する。 【構成】 食品を収納する貯蔵室40と区画して吐出ダ
クト39を形成する。加温用ヒータ17と加湿器13に
て調整された空気を吐出ダクト入口11より吐出ダクト
39内に供給する。吐出ダクト39と貯蔵室40とを連
通する複数の吐出口46を形成する。各吐出口46には
吐出ダクト39側に突出して当該吐出ダクト39内を流
れる循環空気を吐出口46に案内する分流板47A、4
7B、47C、47D、47Eをそれぞれ設ける。吐出
ダクト入口11から遠い分流板47B、47C、47
D、47E程、その突出寸法を大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドーナッツやパン生地
等の食品を発酵させるための発酵装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種発酵装置は、例えば出願人が
先に出願した特開平3−280824号公報(A21C
13/00)に示されるように、庫内にパン生地等の食
品を収納し、そこにヒータや加湿器等から成る空気調和
装置にて調整され、発酵に適した温度及び湿度の空気を
循環して生地の発酵を促進するものである。この時、庫
内に温度及び湿度の偏りが生ずると、収納した位置によ
って発酵過多や発酵不足の生地が発生するため、庫内全
体を均一な温度及び湿度とする必要が有り、前記公報で
は循環空気の流れを一定のサイクルで逆転させることに
より、庫内に満遍なく空気が循環されるように配慮して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報の如く循環空気の流れを逆転する方法では、同一のフ
ァンモータを正逆回転、或いは逆向きに配置した複数の
ファンモータを交互に運転する等の操作が必要となり、
ファンモータの寿命やコスト的に問題が多く、現実的で
はなかった。
【0004】また、下部のファンモータから吹き出され
て庫内外側のダクト内を上昇する空気は、下部の貫通口
から順に庫内に導入されて行くから、ダクト上部へは余
った空気が向かうことになり、各貫通口からの空気の風
量を比較した場合、上部の貫通口程少なくなる。従っ
て、庫内を横切って循環する空気の量は下部程多く、上
部程少なくなる傾向となって、庫内の温度及び湿度の分
布が上下でばらつき、生地の発酵状態が収納位置によっ
て不均一となってしまう問題があった。
【0005】本発明は係る従来の技術的課題を解決し、
発酵させる食品を収納する貯蔵室内を均一な発酵環境と
することができる発酵装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の発酵装置
1は食品を収納する貯蔵室40と、この貯蔵室40と区
画して形成された吐出ダクト39と、空気調和装置(加
温用ヒータ17、加湿器13)と、この空気調和装置に
て調整された空気を吐出ダクト入口11より吐出ダクト
39内に供給する空気循環装置(庫内循環用ファン)1
2と、吐出ダクト39と貯蔵室40とを連通する複数の
吐出口46とを具備しており、各吐出口46には吐出ダ
クト39側に突出して当該吐出ダクト39内を流れる循
環空気を吐出口46に案内する分流板47A、47B、
47C、47D、47Eをそれぞれ設け、更に吐出ダク
ト入口11から遠い分流板47B、47C、47D、4
7E程、その突出寸法を大きくしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】空気調和装置(加温用ヒータ17、加湿器1
3)によって温度、湿度を調整された空気は空気循環装
置(庫内循環用ファン)12によって吐出ダクト入口1
1より吐出ダクト39内に供給される。吐出ダクト39
に流入した空気は各吐出口46に設けられた分流板47
A、47B、47C、47D、47Eに衝突し、案内さ
れ吐出口46より貯蔵室40内に吐出される。この時、
吐出ダクト39内を流れる循環空気の風量は、吐出ダク
ト入口11に近い程多く、吐出ダクト39から遠ざかる
程少なくなるが、分流板47A、47B、47C、47
D、47Eは吐出ダクト入口11から遠いもの程、吐出
ダクト39側への突出寸法が大きくなっているので、吐
出ダクト入口11から遠い吐出口46程、循環空気は流
入し易くなり、結果的に各吐出口46から吐出される空
気の風量を均一とすることができるようになる。
【0008】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の発酵装置1の向かって左側上部の拡
大縦断正面図、図2は発酵装置1の斜視図、図3は発酵
装置1上部の縦断正面図、図4は発酵装置1の平断面図
である。各図において、発酵装置1は発泡ポリウレタン
等の断熱材によって構成された断熱箱体2にて構成され
ており、この断熱箱体2内は仕切壁3によって上下に仕
切られている。この仕切壁3によって仕切られた断熱箱
体2の前方開口は、三層ガラスGを具備した2枚の扉
4、4によって開閉自在に閉塞される。尚、仕切壁3上
下の断熱箱体2内は同一構造とされるため、以下の説明
では仕切壁3上方の構造についてのみ説明する。
【0009】断熱箱体2内には当該断熱箱体2内壁面と
間隔を存して前方に開放した内箱6が収納配設され、こ
の内箱6の上方には断熱箱体2内に位置して、内部に上
部ダクト8を構成する上部ダクト部材7が取り付けられ
ている。上部ダクト8と内箱6内は、内箱6の向かって
右側の開口9と、内箱6の向かって左上肩の吐出ダクト
入口11において連通している。
【0010】前記開口9部分に位置する上部ダクト部材
7内には空気循環装置としての庫内循環用ファン12が
配設されると共に、その左側に位置して上部ダクト部材
7内には空気調和装置を構成する加湿器13が設けられ
ている。加湿器13は加湿用水を貯溜する加湿タンク1
4と当該加湿タンク14を加熱する加湿用ヒータ16と
から成る。この加湿器13上方の上部ダクト部材7内に
は同じく空気調和装置を構成する加温用ヒータ17が設
けられると共に、吐出ダクト入口11の上方の上部ダク
ト部材7内には風向板18が配設されている。
【0011】内箱6左側の上部ダクト部材7外には仕切
板19によって冷却室21が構成され、そこに冷却器2
2と、冷却用ファン23が配設されている。24は冷却
器22の除霜ヒータである。上部ダクト部材7外の内箱
6及び断熱箱体2間には、前方を除く内箱6の周囲を囲
繞する冷気通路26が構成されており、冷却室21はこ
の冷気通路26に連通している。また、内箱6の天井に
は内箱6内と冷気通路26とを連通する冷気導入口27
が開口しており、ここに急冷除湿用ファン28が配設さ
れ、内箱6の天井下方には露受け板29が設けられてい
る。更に、内箱6の左側下部には内箱6内と冷気通路2
6とを連通する排出口31が開口しており、この排出口
31にはそれを開閉するダンパー32が設けられてい
る。
【0012】内箱6の左右側壁内面の前後には上下に延
在する4個の支柱33、33、33、33が内箱6に対
して着脱自在に取り付けられており、各前後一対の支柱
33、33に渡って複数段のレール34が支柱33に対
して着脱自在に取り付けられている。また、内箱6の左
側壁の支柱33、33間には内部に吸込ダクト38を構
成する吸込ダクト板36が内箱6に着脱自在に取り付け
られており、この吸込ダクト板36にはレール34上部
に対応して吸込口37が穿設され、更に、庫内循環用フ
ァン12は吸込ダクト38に対応して配置されている。
【0013】一方、内箱6の右側壁内面の支柱33、3
3間には内部に吐出ダクト39を構成する吐出ダクト板
41が配設されており、更に、内箱6底壁上には内部に
底部ダクト43を構成する底部ダクト板44が配設さ
れ、これら支柱33、吸込ダクト板36、吐出ダクト板
41及び底部ダクト板44によって囲繞される内箱6内
に発酵食品を収納する貯蔵室40が構成されている。
【0014】前記吐出ダクト板41は図1に示すように
内箱6に取り付けられた係合板42に対して着脱自在に
係合することにより、内箱6に対して着脱自在に取り付
けられており、それによって、貯蔵室40の左側に吐出
ダクト39が貯蔵室40とは区画して形成される。この
吐出ダクト板41の上縁は吐出ダクト入口11に少許間
隔を存して対向し、内部の吐出ダクト39は吐出ダクト
入口11部分から内箱6下部まで延在して底部ダクト4
3に連通している。また、吐出ダクト板41にはレール
34上方に対応して上下に複数個の吐出口46が穿設さ
れている。更に、吐出ダクト板41の上縁、及び各吐出
口46の前記吐出ダクト入口11とは反対側に位置する
縁部には、それぞれ吐出ダクト39側に突出する分流板
47A、47B、47C、47D、47Eが取り付けら
れると共に、これら分流板47A、47B、47C、4
7D、47Eそれぞれと共締めされる形で、吐出ダクト
板41の上縁、及び各吐出口46の前記吐出ダクト入口
11とは反対側に位置する縁部には、貯蔵室40方向に
突出する風向板48がそれぞれ取り付けられている。
【0015】ここで、各分流板47A、47B、47
C、47D、47Eは、斜め上方に向けて突出してお
り、前後寸法はいずれも吐出ダクト板41と略同一であ
るが、吐出ダクト39側への突出寸法は吐出ダクト11
から遠いもの程大きくされている。即ち、例えば分流板
47Bの突出寸法は分流板47Aの2倍、分流板47C
の突出寸法は分流板47Aの3倍、分流板47Dの突出
寸法は分流板47Aの4倍、分流板47Eの突出寸法は
分流板47Aの5倍とされ、それによって上下に隣接す
る2つの分流板の関係においては、下方の分流板はその
直上の分流板よりも必ず分流板47Aの突出寸法分だけ
吐出ダクト39側に突出するよう構成されている。但
し、分流板47Eの突出寸法は吐出ダクト39の幅寸法
よりも少なくとも小さくして置く。また、各風向板48
も斜め上方に向けて突出している。尚、各分流板47
A、47B、47C、47D、47Eの突出寸法を上述
の如く形成する方法として、一つは実施例の如く分流板
自体の寸法を長くして行く方法と、もう一つは分流板の
取付角度を変えて行く方法がある。
【0016】底部ダクト板44には吐出口51が複数穿
設されており、また、吸込ダクト38内には温度センサ
ー52及び湿度センサー53が設けられ、それらの出力
は図示しない制御装置に接続されている。更に、扉4の
外側のガラスGの内面には扉ヒータ54が貼着されてい
る。断熱箱体2の前面右側には前記制御装置を操作する
ためのコントロールパネル56が設けられる。また、断
熱箱体2の天部グリル57後方には前記冷却器22と共
に周知の冷凍サイクルを構成する圧縮機58、凝縮器5
9が設けられ、更に、前記加湿タンク14に加湿用水を
供給するためのシスターン61や、前記制御装置を収納
する電装箱62が設けられている。
【0017】以上の構成で図5の貯蔵室40の庫内温度
及び後述する生地63の温度の時間推移を参照しつつ、
発酵装置1の動作を説明する。発酵させる例えば冷凍さ
れたドーナッツの生地63は、空気流通可能なスクリー
ン64上に並べて載置し、このスクリーン64を相対向
する前記レール34、34上に複数段架設して生地63
を貯蔵室40内に収納する。
【0018】前述の如く冷凍された生地63が例えば深
夜に貯蔵室40内に収納され、使用者が例えば早朝6時
等の時刻t4における発酵仕上がりを設定すると、前記
制御装置は最初、温度センサー52の出力に基づいて圧
縮機58及び冷却用ファン23を運転する。この圧縮機
58の運転によって冷却器22が冷却作用を発揮し、こ
の冷却器によって冷却された低温低湿の冷気は図1及び
図3中白矢印の如く、内箱6周囲の冷気通路26を循環
し、内箱6壁面から貯蔵室40内を冷却する。また、ダ
ンパー32を開放することにより、冷気は冷気導入口2
7から貯蔵室40内にも導入される。制御装置は温度セ
ンサー52の出力に基づき、貯蔵室40の庫内温度が−
10℃となるよう圧縮機58及び冷却用ファン23を運
転し、それによって生地63を冷凍状態にて保冷する。
【0019】そして、例えば時刻t4よりも1時間40
分前の時刻t1(午前4時20分)となると、制御装置
は温度センサー52の出力に基づき加温用ヒータ17を
発熱させ、また、庫内循環用ファン12を運転すると共
に、加湿用ヒータ16を発熱させて生地63の解凍を開
始する。加温用ヒータ17によって加熱され、また、加
湿器13により加湿された空気は後に詳述するように、
図1及び図3中黒矢印の如く貯蔵室40を循環するが、
制御装置はこの解凍中貯蔵室40の庫内温度を例えば+
22℃となるように加温用ヒータ17の通電を制御す
る。この解凍運転は40分継続され、貯蔵室40の庫内
温度及び生地63の温度は上昇して行き、冷凍生地63
の解凍が終了する時刻t2(午前5時)となると、制御
装置は今度は貯蔵室40の庫内温度が+28℃となるよ
うに加温用ヒータ17を制御して生地63を予熱する。
この予熱運転は20分継続されて図5の如き上昇率で庫
内温度及び生地63の温度は上昇する。20分経過後の
時刻t3(午前5時20分)になると制御装置は今度は
貯蔵室40の庫内温度が+40℃となるように加温用ヒ
ータ17を制御して、生地63内のイースト菌による発
酵を促進させる。この生地63の発酵運転は40分間行
われ、予め設定された時刻t4(午前6時)に発酵運転
を終了する。
【0020】係る解凍、予熱及び発酵運転において、制
御装置は湿度センサー53の出力に基づき、加湿用ヒー
タ16の発熱を制御して加湿し、また、圧縮機58、冷
却用ファン23及び急冷除湿用ファン28の運転を制御
し、且つ、ダンパー32の開閉を制御して貯蔵室40内
に冷気を導入することで除湿することにより、貯蔵室4
0内の湿度を例えば60%に維持する。
【0021】上記の如き、解凍、予熱及び発酵運転の
間、庫内循環用ファン12によって吸引された吸込ダク
ト38内の空気は、図3中黒矢印の如く加湿器13及び
加温用ヒータ17を通過し、そこで加湿及び加熱(調
整)されて上部ダクト8に流入し、風向板18によって
前後に吹き分けられて吐出ダクト入口11より図1中黒
矢印で示す如く吐出ダクト39内に吹き出される。この
吐出ダクト39内を流下する循環空気は、各分流板47
A、47B、47C、47D、47Eに衝突し、その傾
斜に沿って各吐出口46方向に案内され、吐出口46よ
り貯蔵室40内に吐出される。
【0022】ここで、吐出ダクト39内を流下する循環
空気は順次吐出口46から貯蔵室40内に吐出されて行
くため、吐出ダクト入口11より遠ざかる程吐出ダクト
39内を流下する循環空気の風量は少なくなり、図1の
下方の吐出口46程吐出される空気の風量は減少する傾
向となる。しかしながら、前述の如く各分流板47A、
47B、47C、47D、47Eの突出寸法は吐出ダク
ト11から遠いもの程大きくされ、分流板47Bの突出
寸法は分流板47Aの2倍、分流板47Cの突出寸法は
分流板47Aの3倍、分流板47Dの突出寸法は分流板
47Aの4倍、分流板47Eの突出寸法は分流板47A
の5倍とされている。即ち、分流板47A、47B、4
7C、47D、47Eは吐出ダクト入口11から遠いも
の程、順次分流板47Aの突出寸法分だけ多く吐出ダク
ト39側に突出しているので、分流板47Aより下方の
分流板47B、47C、47D、47Eは、分流板47
Aと略同量の空気をそれぞれ各吐出口46に案内できる
ようにされており、それによって全体の空気循環量を減
少させることなく、吐出ダクト板41上方及び各吐出口
46から吐出される空気の風量を略均等とし、貯蔵室4
0内の各段の生地63の解凍、予熱及び発酵を均一に行
えるようにしている。
【0023】また、吐出ダクト板41上方及び各吐出口
46から吐出される空気は風向板48によって図1中黒
矢印の如く斜め上方に指向されるので、吐出口46に近
い位置に載置されている生地63のみに直接多くの風が
当たることが防止され、それによって同一スクリーン6
4上に載置された生地63の発酵状態をより均一なもの
としている。
【0024】吐出ダクト39下端から底部ダクト43に
流入した空気は向かって右隅まで進行し、吐出口51か
ら図3中黒矢印の如く貯蔵室40下部に吐出される。実
施例の如く、庫内循環用ファン12が貯蔵室40の右側
上部に配置されている場合、貯蔵室40の右下隅部では
空気循環がどうしても不足するが、上記のように底部ダ
クト43から吐出することによってこれを補い、貯蔵室
40内における空気循環をより一層均一化している。こ
の貯蔵室40内を循環した空気は吸込口37から吸込ダ
クト38内に吸い込まれ、以上によって図3中黒矢印の
如き空気循環が構成される。
【0025】ここで、吐出ダクト板41は前述の如く内
箱6の係合板42に対して着脱自在となっている。従っ
て、前後の支柱33、33に着脱自在に取り付けられた
レール34を支柱33、33から外せば、吐出ダクト板
41を内箱6から容易に取り外すことができるので、吐
出ダクト板41や分流板47A、47B、47C、47
D、47E、或いは風向板48にドーナッツやパンのく
ずが付着した場合にも、発酵装置1外で容易に掃除する
ことができる。
【0026】尚、実施例では冷凍生地を保冷し、解凍及
び予熱の後、発酵運転を行う構成としたが、それに限ら
ず、常温状態の生地を貯蔵室に収納して直に発酵させる
構成の発酵装置であっても本発明は有効である。また、
実施例では発酵仕上がり時刻を予め設定し、制御装置が
逆算して全体の制御を実行する構成としたが、仕上がり
時刻を設定することなく、冷凍生地を収納した後、直に
解凍を開始するように制御しても差し支えない。
【0027】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば空気
調和装置によって調整され、吐出ダクト入口より吐出ダ
クト内に流入した空気は、吐出口に設けられた分流板に
よって各吐出口に案内されると共に、この吐出口から吐
出される空気の風量を吐出ダクト入口からの距離に係わ
らず均一化することができる。それによって貯蔵室内に
おける食品の発酵状態の偏りを防止し、均一な発酵を達
成することができるようになるものである。
【0028】特に、吐出ダクトに突出する分流板の寸法
の変化によってこれを達成しているので、構造が単純で
あり、組立作業性及び耐久性にも優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発酵装置の向かって左側上部の拡大縦
断正面図である。
【図2】発酵装置の斜視図である。
【図3】発酵装置上部の縦断正面図である。
【図4】発酵装置の平断面図である。
【図5】貯蔵室の庫内温度及び生地の温度の時間推移を
示す図である。
【符号の説明】
1 発酵装置 6 内箱 11 吐出ダクト入口 12 庫内循環用ファン 13 加湿器 17 加温用ヒータ 22 冷却器 23 冷却用ファン 39 吐出ダクト 40 貯蔵室 46 吐出口 47A 分流板 47B 分流板 47C 分流板 47D 分流板 47E 分流板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久米 角治 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を収納する貯蔵室と、該貯蔵室と区
    画して形成された吐出ダクトと、空気調和装置と、該空
    気調和装置にて調整された空気を吐出ダクト入口より前
    記吐出ダクト内に供給する空気循環装置と、前記吐出ダ
    クトと貯蔵室とを連通する複数の吐出口とを具備して成
    る発酵装置において、前記各吐出口には前記吐出ダクト
    側に突出して該吐出ダクト内を流れる循環空気を前記吐
    出口に案内する分流板をそれぞれ設け、前記吐出ダクト
    入口から遠い分流板程、その突出寸法を大きくしたこと
    を特徴とする発酵装置。
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