JPH05284778A - 電動機の可変速駆動システム - Google Patents

電動機の可変速駆動システム

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JPH05284778A
JPH05284778A JP4072039A JP7203992A JPH05284778A JP H05284778 A JPH05284778 A JP H05284778A JP 4072039 A JP4072039 A JP 4072039A JP 7203992 A JP7203992 A JP 7203992A JP H05284778 A JPH05284778 A JP H05284778A
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JP
Japan
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speed
difference
angle
propellers
propeller
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Application number
JP4072039A
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English (en)
Inventor
Tadao Mose
忠男 茂瀬
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のプロラの回転速度差によって生じる低
周波の振動発生を抑制すること。 【構成】 少なくとも2台の電動機3a,3bでそれぞ
れのプロペラ6a,6bを駆動する船舶等の電気推進シ
ステムの制御装置において、速度指令Na * ,Nb *
応じて電動機の速度をそれぞれ制御する速度制御手段4
a,4bを備え、特定の電動機3aの回転角度を基準と
し、他の電動機3bの回転角度との角度差から速度指令
を補正する角度差制御手段20を設け、相対角度差を所定
角度に保つようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機により船舶等の
プロペラを駆動する電気推進システムに用いる電動機の
可変速駆動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】船舶用電気推進システムの駆動部を図3
に示す。原動機1としてはヂ―ゼルエンジンやガスタ―
ビン、あるいはスチ―ムタ―ビンが用いられ、発電機2
を駆動して交流電力を発生する。図3(A)は、この交
流系統に2台の電動機3a,3bが接続された例で、各
電動機はそれぞれプロペラ5a,5bを駆動する。この
プロペラは、翼角を可変できる可変ピッチプロペラであ
り、この翼角を可変することにより推進力を調整する。
この電動機3a,3bが誘導電動機で構成されるシステ
ムでは、2軸の回転速度は負荷の状態やプロペラ翼角の
若干の差により完全に同一速度とはならず回転速度に差
を持って運転している。
【0003】また、図3(B)に示すように、速度制御
装置4a,4bを用いて、電動機3a,3bを駆動する
電気推進システムもある。この場合にはプロペラの翼角
は固定で、推進力は速度制御装置により、プロペラの回
転速度を調整して行なう。このシステムにおいても、2
つのプロペラの速度は、速度指令を同一にしたとしても
若干の速度差をもって運転される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プロペラの構造は2つ
以上の翼で構成されている。一般には3〜5翼で構成さ
れるが、簡単にするため2翼で説明すると図4に示すよ
うにプロペラ廻りの1点Aを考えたとき、プロペラ1回
転当り、2回の水流、水圧の変化を与える。これか、2
軸のプロペラのとき、近接したプロペラは複雑な水流、
水圧の変化を生じさせ、船底に作用して振動源となる。
【0005】このプロペラ相互間の影響は、各プロペラ
の相対的な回転角度位置に関係し、例えば図5(A)の
ように角度差がない場合は振動が大きく、図5(B)の
ように角度差が90°の場合は影響が小さくなるというよ
うに、角度差によって異なる。
【0006】したがって、プロペラの回転速度に少しで
も差があると角度差が周期的に生ずるため、そのビ―ト
現象により低周波の大きな振動源となり船体に悪影響を
およぼすという問題がある。
【0007】本発明は上記問題を解消するためになされ
たもので、その目的とするところは、プロペラの相対角
度を所定角度に保ち回転速度差によって生ずる低周波の
振動発生を抑制することの可能な電動機の可変速駆動シ
ステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため、
本発明は、少なくとも2台の電動機でそれぞれのプロペ
ラを駆動する船舶等の電気推進システムの制御装置にお
いて、速度指令に応じて電動機の速度をそれぞれ制御す
る速度制御手段を備え、特定の電動機の回転角度を基準
とし、他の電動機の回転角度との角度差から速度指令を
補正する角度差制御手段を設け、上記角度差を所定角度
に保つように制御する。
【0009】
【作用】各プロペラの相互角度は所定角度(一定)に制
御されるため、当然回転速度差はなくなる。従って、速
度差によるビ―ト現象は発生しない。また、振動源とし
て最も影響の少ないプロペラ相対角度に設定することに
より船体に悪影響をおよぼす低周波の振動を抑制するこ
とができる。
【0010】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。駆動部の構
成は従来の電気推進システム図3(B)と同じである。
【0011】速度制御装置4a,4bは発電機2の発電
電力を電源として電動機3a,3bを駆動する電力変換
器10と、速度指令Na * ,Nb * と速度検出器13a,13
bで検出した速度フィ―ドバック信号Na,Nbを比較
してトルク指令を出力し速度を制御する速度制御増幅器
11と、上記トルク指令に応じて電力変換器10を操作し電
流を調整しトルクを制御するトルク制御器12で構成され
る。速度指令差検出器21は、それぞれの速度指令値Na
* とNb * を比較してその差が一定値以下のとき、スイ
ッチ23をオンさせる。
【0012】位相差補償制御部20はプロペラ6a,6b
を駆動する電動機3a,3bの速度検出器13a,13bか
ら回転角度を検出し相互の角度差に応じて一方の速度指
令Nb * を補正するもので、その具体例を図2に示す。
【0013】図2において、回転位相検出器30a,30b
は電動機3a,3bの回転角度θa,θb を検出するも
ので、一定の回転角毎に発生するパルスを計数し、1回
転する度にクリアされるカウンタ等で構成する。位相比
較器31は上記回転角度θa ,θb を比較し角度差Δθ
(=θa −θb )に比例したアナログ信号を出力する。
この信号Δθは位相差設定器32で設定され位相基準Δθ
* と比較され、コンデンサ35,オペレ―ショナルアンプ
36等で成る積分器によりその差分が積分され、速度補正
信号ΔN* として出力される。
【0014】上記構成において、船舶が進路変更や旋回
を行うとき、速度指令Na * とNb * の速度差が大きく
速度指令差検出器21はスイッチ23を開路し、各電動機3
a,3bは速度指令Na * ,Nb * に応じてそれぞれ独
立して速度制御が行われる。
【0015】また、船舶が一定の方向に進む場合、速度
指令Na * とNb * はほぼ同じ値が与えられ、その速度
差が一定値以下となる。従って、このとき、速度指令差
検出器21はスイッチ23を閉路し、位相差補償制御部20か
ら出力される速度補正信号ΔN* を速度指令Nb * に加
え、電動機3bの回転位置を電動機3aの回転位置に対
し所定角度差を保つように制御する。これにより、プロ
ペラ6a,6bは所定の角度差を保ち、同期して回転す
る。
【0016】以上の説明では、速度検出器を用いる例で
示したがレゾルバやセルシン等の位置検出器を用いても
同様に行うことができることは明らかである。また、電
動機3a,3bとして同期電動機を用いた場合、電力変
換器10の出力周波数と電圧、電流の関係から間接的に回
転位置を検出しても同様の効果を得ることができる。
【0017】また、本実施例では2個のプロペラを駆動
する例で示したがいずれか1個のプロペラを特定して他
のプロペラを同様に制御することにより2個以上のプロ
ペラを駆動することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、複数のプロペラで航行
する船舶のプロペラを駆動する電気推進システムにおい
て、各プロペラの回転速度差によるビ―ト現象の低周波
の振動を防止すると共に、各プロペラ相互間の回転角度
差を任意に調節することが可能となり船体に与える振動
を最小に設定することが可能な電動機の可変速駆動シス
テムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動機の可変速駆動システムの一実施
例を示す図。
【図2】図1の位相差補償制御部20の詳細構成図。
【図3】従来の電気推進システムの要部構成図。
【図4】プロペラの回転角度と水流、水圧の関係を示す
図。
【図5】2つのプロペラの回転角度差を示す図。
【符号の説明】
4…原動機、2…発電機、3a,3b…電動機、4a,
4b…速度制御装置、6a,6b…プロペラ、10…電力
変換器、11…速度制御増幅器、12…トルク制御器、13
a,13b…速度検出器、20…位相差補償制御部、21…速
度指令差検出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2台の電動機でそれぞれのプ
    ロペラを駆動する船舶等の電気推進システムの制御装置
    において、速度指令に応じて電動機の速度をそれぞれ制
    御する速度制御手段を備え、特定の電動機の回転角度を
    基準とし、他の電動機の回転角度との角度差から速度指
    令を補正する角度差制御手段を設け、上記角度差を所定
    角度に保つことを特徴とする電動機の可変速駆動システ
    ム。
JP4072039A 1992-03-30 1992-03-30 電動機の可変速駆動システム Pending JPH05284778A (ja)

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