JPH05283654A - マスクromとその製造方法 - Google Patents
マスクromとその製造方法Info
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- JPH05283654A JPH05283654A JP8123692A JP8123692A JPH05283654A JP H05283654 A JPH05283654 A JP H05283654A JP 8123692 A JP8123692 A JP 8123692A JP 8123692 A JP8123692 A JP 8123692A JP H05283654 A JPH05283654 A JP H05283654A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C11/00—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
- G11C11/56—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
- G11C11/5692—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency read-only digital stores using storage elements with more than two stable states
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B20/00—Read-only memory [ROM] devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
- Read Only Memory (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明のマスクROMは、メモリセルトランジ
スタのチャネル領域が複数に分割されていて、各チャネ
ル領域上のゲート電極の厚さまたはゲート電極の厚さが
異なっている。 【効果】本発明によれば、イオン注入によりデータを書
込む際に各チャネル領域毎にしきい電圧を異ならせるこ
とが出来る。従ってメモリセルトランジスタに複数の情
報を書込んだ多値ROMが実現できる。
スタのチャネル領域が複数に分割されていて、各チャネ
ル領域上のゲート電極の厚さまたはゲート電極の厚さが
異なっている。 【効果】本発明によれば、イオン注入によりデータを書
込む際に各チャネル領域毎にしきい電圧を異ならせるこ
とが出来る。従ってメモリセルトランジスタに複数の情
報を書込んだ多値ROMが実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマスクROM(Read
Only Memory)に関する。特に、多値RO
Mに関する。
Only Memory)に関する。特に、多値RO
Mに関する。
【0002】
【従来の技術】NOR型メモリセルで構成されるマスク
ROMは、メモリセルトランジスタのしきい電圧を変化
させることによりデータを記憶している。しきい電圧の
制御はメモリセルトランジスタのワード線を兼ねるゲー
ト、ソース、ドレインを形成したところでゲートの上か
らイオン注入を行う。このようにして形成したメモリセ
ルは”0”、”1”の2種類の情報しか書き込めず、メ
モリセルトランジスタの数はマスクROMの記憶容量分
だけ必要である。ここで、1つのメモリセルに三種類以
上の情報を書き込むことができれば、マスクROMの記
憶容量を飛躍的に増大させることができる。本明細書で
はこの様なマスクROMを多値ROMと呼ぶ。例えば、
1つのメモリセルに4種類の情報を書き込むことができ
ればチップ面積をほとんど増加させずに記憶容量を2倍
にすることができる。
ROMは、メモリセルトランジスタのしきい電圧を変化
させることによりデータを記憶している。しきい電圧の
制御はメモリセルトランジスタのワード線を兼ねるゲー
ト、ソース、ドレインを形成したところでゲートの上か
らイオン注入を行う。このようにして形成したメモリセ
ルは”0”、”1”の2種類の情報しか書き込めず、メ
モリセルトランジスタの数はマスクROMの記憶容量分
だけ必要である。ここで、1つのメモリセルに三種類以
上の情報を書き込むことができれば、マスクROMの記
憶容量を飛躍的に増大させることができる。本明細書で
はこの様なマスクROMを多値ROMと呼ぶ。例えば、
1つのメモリセルに4種類の情報を書き込むことができ
ればチップ面積をほとんど増加させずに記憶容量を2倍
にすることができる。
【0003】従来の多値ROMは、メモリセルトランジ
スタのチャネル幅やチャネル長を変えて、メモリセルト
ランジスタの電流駆動能力を変化させることにより三種
類以上の情報を記憶する。データ書き込みはソース、ド
レインを形成する際、拡散層マスクを用いて行う。しか
し、拡散工程はマスクROM形成工程の初期段階にある
ため、ユーザーからデータを入手してから製品出荷まで
の期間(以下、TAT(Turn−Around Ti
meと略記する)が長くなる。従って、データ書き込み
を拡散層マスクで行う従来の多値ROMは実用的ではな
かった。
スタのチャネル幅やチャネル長を変えて、メモリセルト
ランジスタの電流駆動能力を変化させることにより三種
類以上の情報を記憶する。データ書き込みはソース、ド
レインを形成する際、拡散層マスクを用いて行う。しか
し、拡散工程はマスクROM形成工程の初期段階にある
ため、ユーザーからデータを入手してから製品出荷まで
の期間(以下、TAT(Turn−Around Ti
meと略記する)が長くなる。従って、データ書き込み
を拡散層マスクで行う従来の多値ROMは実用的ではな
かった。
【0004】また、従来の多値ROMで、異なったパタ
ーンの複数枚のマスクを用いてイオン注入を複数回行い
メモリセルトランジスタのしきい値を変化させてデータ
を書込むものがあった。しかし、マスクとなるフォトレ
ジストを複数回開孔する必要があるためやはりTATが
長くなるという問題があった。
ーンの複数枚のマスクを用いてイオン注入を複数回行い
メモリセルトランジスタのしきい値を変化させてデータ
を書込むものがあった。しかし、マスクとなるフォトレ
ジストを複数回開孔する必要があるためやはりTATが
長くなるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の多値ROMはTATが長いという欠点があった。本発
明は上記欠点を除去し、従来の多値ROMと比較してT
ATの短い多値ROMを提供することを目的とする。
の多値ROMはTATが長いという欠点があった。本発
明は上記欠点を除去し、従来の多値ROMと比較してT
ATの短い多値ROMを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明では第1導電領域と、前記第1導電領域内に
形成した第2導電型のソース領域と、前記第1導電領域
内に形成した第2導電型のドレイン領域と、前記ソース
領域と前記ドレイン領域とに隣接する第1のチャネル領
域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接する
第2のチャネル領域と、前記第1のチャネル領域上と前
記第2のチャネル領域上とに形成したゲート絶縁膜と、
前記第1のチャネル領域上の前記ゲート絶縁膜上に形成
した第1のゲート電極と、前記第2のチャネル領域上の
前記ゲート絶縁膜上に形成し前記第1のゲート電極より
もイオン注入に対する透過性が高い第2のゲート電極と
を有するメモリセルを具備することを特徴とするマスク
ROMを提供する。
に、本発明では第1導電領域と、前記第1導電領域内に
形成した第2導電型のソース領域と、前記第1導電領域
内に形成した第2導電型のドレイン領域と、前記ソース
領域と前記ドレイン領域とに隣接する第1のチャネル領
域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接する
第2のチャネル領域と、前記第1のチャネル領域上と前
記第2のチャネル領域上とに形成したゲート絶縁膜と、
前記第1のチャネル領域上の前記ゲート絶縁膜上に形成
した第1のゲート電極と、前記第2のチャネル領域上の
前記ゲート絶縁膜上に形成し前記第1のゲート電極より
もイオン注入に対する透過性が高い第2のゲート電極と
を有するメモリセルを具備することを特徴とするマスク
ROMを提供する。
【0007】また、第1導電領域と、前記第1導電領域
内に形成した第2導電型のソース領域と、前記第1導電
領域内に形成した第2導電型のドレイン領域と、前記ソ
ース領域と前記ドレイン領域とに隣接する第1のチャネ
ル領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接
する第2のチャネル領域と、前記第1のチャネル領域上
と前記第2のチャネル領域上とに形成したゲート絶縁膜
と、前記第1のチャネル領域上の前記ゲート絶縁膜上に
形成した第1のゲート電極と、前記第2のチャネル領域
上の前記ゲート絶縁膜上に形成し膜厚が前記第1のゲー
ト電極の膜厚よりも薄い第2のゲート電極とを有するメ
モリセルを具備することを特徴とするマスクROMを提
供する。
内に形成した第2導電型のソース領域と、前記第1導電
領域内に形成した第2導電型のドレイン領域と、前記ソ
ース領域と前記ドレイン領域とに隣接する第1のチャネ
ル領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接
する第2のチャネル領域と、前記第1のチャネル領域上
と前記第2のチャネル領域上とに形成したゲート絶縁膜
と、前記第1のチャネル領域上の前記ゲート絶縁膜上に
形成した第1のゲート電極と、前記第2のチャネル領域
上の前記ゲート絶縁膜上に形成し膜厚が前記第1のゲー
ト電極の膜厚よりも薄い第2のゲート電極とを有するメ
モリセルを具備することを特徴とするマスクROMを提
供する。
【0008】また、第1導電領域内に第2導電型のソー
ス領域とドレイン領域とを形成する工程と、前記ソース
領域と前記ドレイン領域とに隣接する第1のチャネル領
域上と第2のチャネル領域上とにゲート絶縁膜を形成す
る工程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する
工程と、前記ゲート電極の第2のチャネル領域上をエッ
チングし膜厚を薄くする工程と、前記ゲート電極上から
書込みデータに応じて選択的に開孔されたマスク材を用
いてイオン注入を行う工程とを具備することを特徴とす
るマスクROMの製造方法を提供する。
ス領域とドレイン領域とを形成する工程と、前記ソース
領域と前記ドレイン領域とに隣接する第1のチャネル領
域上と第2のチャネル領域上とにゲート絶縁膜を形成す
る工程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する
工程と、前記ゲート電極の第2のチャネル領域上をエッ
チングし膜厚を薄くする工程と、前記ゲート電極上から
書込みデータに応じて選択的に開孔されたマスク材を用
いてイオン注入を行う工程とを具備することを特徴とす
るマスクROMの製造方法を提供する。
【0009】また、第1導電領域内に第2導電型のソー
ス領域とドレイン領域とを形成する工程と、前記ソース
領域と前記ドレイン領域とに隣接するチャネル領域上に
ゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上に
ゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極上から書
込みデータに応じて選択的に膜厚を変化させたマスク材
を用いてイオン注入を行う工程とを具備することを特徴
とするマスクROMの製造方法を提供する。
ス領域とドレイン領域とを形成する工程と、前記ソース
領域と前記ドレイン領域とに隣接するチャネル領域上に
ゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上に
ゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極上から書
込みデータに応じて選択的に膜厚を変化させたマスク材
を用いてイオン注入を行う工程とを具備することを特徴
とするマスクROMの製造方法を提供する。
【0010】第1導電領域と、前記第1導電領域内に形
成した第2導電型のソース領域と、前記第1導電領域内
に形成した第2導電型のドレイン領域と、前記ソース領
域と前記ドレイン領域とに隣接する第1のチャネル領域
と、前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接する第
2のチャネル領域と、前記第1のチャネル領域上に形成
した第1のゲート絶縁膜と、前記第2のチャネル領域上
に形成した膜厚が前記第1のゲート絶縁膜よりも薄い第
2のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜上と前記
第2のゲート絶縁膜上とに形成したゲート電極とを有す
るメモリセルを具備することを特徴とするマスクROM
を提供する。
成した第2導電型のソース領域と、前記第1導電領域内
に形成した第2導電型のドレイン領域と、前記ソース領
域と前記ドレイン領域とに隣接する第1のチャネル領域
と、前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接する第
2のチャネル領域と、前記第1のチャネル領域上に形成
した第1のゲート絶縁膜と、前記第2のチャネル領域上
に形成した膜厚が前記第1のゲート絶縁膜よりも薄い第
2のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜上と前記
第2のゲート絶縁膜上とに形成したゲート電極とを有す
るメモリセルを具備することを特徴とするマスクROM
を提供する。
【0011】
【作用】本発明によるマスクROMはメモリセルトラン
ジスタのチャネル領域が複数のチャネル領域に分割され
ていて、実効的に複数のトランジスタのソース・ドレイ
ンが並列に接続された形となっている。また、各チャネ
ル領域上のゲート電極のイオン注入に対する透過性が異
なっているため、イオン注入によりデータを書き込む
際、各チャネル領域ごとにしきい電圧を異ならせること
ができる。従って、メモリセルトランジスタが実効的に
複数のしきい電圧の異なるトランジスタのソース・ドレ
インが並列に接続された形となる。このようにするとメ
モリセルトランジスタの電流駆動能力を変化させること
ができ、多値ROMが実現できる。
ジスタのチャネル領域が複数のチャネル領域に分割され
ていて、実効的に複数のトランジスタのソース・ドレイ
ンが並列に接続された形となっている。また、各チャネ
ル領域上のゲート電極のイオン注入に対する透過性が異
なっているため、イオン注入によりデータを書き込む
際、各チャネル領域ごとにしきい電圧を異ならせること
ができる。従って、メモリセルトランジスタが実効的に
複数のしきい電圧の異なるトランジスタのソース・ドレ
インが並列に接続された形となる。このようにするとメ
モリセルトランジスタの電流駆動能力を変化させること
ができ、多値ROMが実現できる。
【0012】また、通常のメモリセルにデータを書込む
際、イオン注入を行うマスクに書込みデータに応じて厚
さを変化させたマスク材を用いることによりチャネル領
域のイオンの注入深さ及びドーズ量を変化させることが
できる。このようにするとメモリセルトランジスタの電
流駆動能力を変化させることができ、多値ROMが実現
できる。
際、イオン注入を行うマスクに書込みデータに応じて厚
さを変化させたマスク材を用いることによりチャネル領
域のイオンの注入深さ及びドーズ量を変化させることが
できる。このようにするとメモリセルトランジスタの電
流駆動能力を変化させることができ、多値ROMが実現
できる。
【0013】また、本発明によるマスクROMはメモリ
セルトランジスタのチャネル領域が複数のチャネル領域
に分割されていて、実効的に複数のトランジスタのソー
ス・ドレインが並列に接続された形となっている。さら
に、ゲート絶縁膜の膜厚が複数のチャネル上毎に異なっ
ているため、同じイオン注入条件でもしきい値を異なら
せることができる。このようにするとメモリセルトラン
ジスタの電流駆動能力を変化させることができ、多値R
OMが実現できる。
セルトランジスタのチャネル領域が複数のチャネル領域
に分割されていて、実効的に複数のトランジスタのソー
ス・ドレインが並列に接続された形となっている。さら
に、ゲート絶縁膜の膜厚が複数のチャネル上毎に異なっ
ているため、同じイオン注入条件でもしきい値を異なら
せることができる。このようにするとメモリセルトラン
ジスタの電流駆動能力を変化させることができ、多値R
OMが実現できる。
【0014】さらに上記のような作用に加えて、本発明
によるマスクROMのデータ書き込みは製造工程の最終
段階に近いイオン注入工程で行うことができ、さらにR
OMデータの書込みにおけるイオン注入はマスクは1枚
ですむので、TATが従来法と比較して短い多値ROM
が実現できる。
によるマスクROMのデータ書き込みは製造工程の最終
段階に近いイオン注入工程で行うことができ、さらにR
OMデータの書込みにおけるイオン注入はマスクは1枚
ですむので、TATが従来法と比較して短い多値ROM
が実現できる。
【0015】
【実施例】本発明の第1の実施例を[図1]〜[図8]
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0016】[図1]はチャネル125を、第1チャネ
ル121と第2チャネル123とに2分割したメモリセ
ルトランジスタを示している。P型シリコン基板101
の素子分離領域にフィールド絶縁膜103を設け、チャ
ネル領域125上にゲート酸化膜105を形成する。ソ
ース領域109、ドレイン領域111はN型不純物を拡
散する。ソース領域は拡散層により接地電位に接続さ
れ、ドレイン領域はコンタクトホールを介してビット線
に接続されている。ワード線を兼ねるポリシリコンゲー
ト107は第1チャネル領域上は厚く、第2チャネル領
域上は薄く形成されている。第2チャネル領域上を含む
[図1]の斜線領域のポリシリコンゲート107をフォ
トレジストをマスクとしてある一定の深さまでエッチン
グ除去する。
ル121と第2チャネル123とに2分割したメモリセ
ルトランジスタを示している。P型シリコン基板101
の素子分離領域にフィールド絶縁膜103を設け、チャ
ネル領域125上にゲート酸化膜105を形成する。ソ
ース領域109、ドレイン領域111はN型不純物を拡
散する。ソース領域は拡散層により接地電位に接続さ
れ、ドレイン領域はコンタクトホールを介してビット線
に接続されている。ワード線を兼ねるポリシリコンゲー
ト107は第1チャネル領域上は厚く、第2チャネル領
域上は薄く形成されている。第2チャネル領域上を含む
[図1]の斜線領域のポリシリコンゲート107をフォ
トレジストをマスクとしてある一定の深さまでエッチン
グ除去する。
【0017】また、段差のあるゲートを形成するため
に、[図2]に示すように、ゲート電極をポリシリコン
ゲート107と酸化膜191の2層構造で形成し、第2
チャネル領域123上の酸化膜のみをエッチングしても
よい。むしろこの方が、ポリシリコンゲート107が酸
化膜123をエッチングするさいのエッチングストッパ
ーとして働くため、プロセス上の精度が高い。
に、[図2]に示すように、ゲート電極をポリシリコン
ゲート107と酸化膜191の2層構造で形成し、第2
チャネル領域123上の酸化膜のみをエッチングしても
よい。むしろこの方が、ポリシリコンゲート107が酸
化膜123をエッチングするさいのエッチングストッパ
ーとして働くため、プロセス上の精度が高い。
【0018】データの書き込みは、[図3]〜[図6]
のH、I、J、Kに示すように、データに従ってイオン
注入を行う。×領域がイオン注入領域である。イオン注
入はフォトレジストをマスクとして行う。第1チャネル
121より第2チャネル123の方がその上のゲート膜
厚が薄いので、同一エネルギーで例えばボロン等のイオ
ンを注入した場合、イオンが深く到達し、しきい電圧の
変動が大きい。注入エネルギーとドーズ量は第1チャネ
ル121と第2チャネル123のしきい電圧に差が出る
ように制御する。
のH、I、J、Kに示すように、データに従ってイオン
注入を行う。×領域がイオン注入領域である。イオン注
入はフォトレジストをマスクとして行う。第1チャネル
121より第2チャネル123の方がその上のゲート膜
厚が薄いので、同一エネルギーで例えばボロン等のイオ
ンを注入した場合、イオンが深く到達し、しきい電圧の
変動が大きい。注入エネルギーとドーズ量は第1チャネ
ル121と第2チャネル123のしきい電圧に差が出る
ように制御する。
【0019】データのイオン注入は同じマスクを用い
て、異なった条件で複数回イオン注入してもよい。むし
ろこの方がしきい電圧の制御性がよくなる。従来例と比
較した場合、マスクが一枚ですむのでイオン注入をたと
え二回行ったとしても、やはりTATは短くなる。
て、異なった条件で複数回イオン注入してもよい。むし
ろこの方がしきい電圧の制御性がよくなる。従来例と比
較した場合、マスクが一枚ですむのでイオン注入をたと
え二回行ったとしても、やはりTATは短くなる。
【0020】例えば、[図2]に示した構造のメモリセ
ルにおいて、ゲート酸化膜105を16nm、ポリシリ
コンゲート107を400nm、酸化膜191を300
nmで形成する。イオン注入条件はイオン種としてボロ
ンを用い、一回目に170keVで1014cm-2のドー
ズ量で、二回目に、270keVで1013cm-2のドー
ズ量で行う。このようにすると、イオン注入を行わない
状態でしきい電圧が1V、イオン注入を行ったときに第
1チャネル121のしきい値が3V、第2チャネル12
3のしきい値が5Vになる。
ルにおいて、ゲート酸化膜105を16nm、ポリシリ
コンゲート107を400nm、酸化膜191を300
nmで形成する。イオン注入条件はイオン種としてボロ
ンを用い、一回目に170keVで1014cm-2のドー
ズ量で、二回目に、270keVで1013cm-2のドー
ズ量で行う。このようにすると、イオン注入を行わない
状態でしきい電圧が1V、イオン注入を行ったときに第
1チャネル121のしきい値が3V、第2チャネル12
3のしきい値が5Vになる。
【0021】この様に、データを書き込んだメモリセル
はしきい電圧が異なるトランジスタのソース・ドレイン
が並列に接続された回路と同様な働きをする。データの
書き込みをHのようにするとしきい電圧が3Vのトラン
ジスタとしきい電圧が1Vのトランジスタを並列に接続
した回路に相当する。Iはしきい電圧が1Vのトランジ
スタとしきい電圧が5Vのトランジスタを並列に接続し
た回路に相当する。Jはしきい電圧が3Vのトランジス
タとしきい電圧が5Vのトランジスタを並列に接続した
回路に相当する。Kはしきい電圧が1Vのトランジスタ
2つ並列に接続した回路に相当する。このようにすると
実効的に、電流駆動能力が異なる4種類のトランジスタ
が形成される。
はしきい電圧が異なるトランジスタのソース・ドレイン
が並列に接続された回路と同様な働きをする。データの
書き込みをHのようにするとしきい電圧が3Vのトラン
ジスタとしきい電圧が1Vのトランジスタを並列に接続
した回路に相当する。Iはしきい電圧が1Vのトランジ
スタとしきい電圧が5Vのトランジスタを並列に接続し
た回路に相当する。Jはしきい電圧が3Vのトランジス
タとしきい電圧が5Vのトランジスタを並列に接続した
回路に相当する。Kはしきい電圧が1Vのトランジスタ
2つ並列に接続した回路に相当する。このようにすると
実効的に、電流駆動能力が異なる4種類のトランジスタ
が形成される。
【0022】このとき、ソース、ドレイン間に1Vの電
圧を印加したときのゲート電圧Vgとセル電流Icel
lとの関係の一例を[図7]示す。この様に、ゲートに
5Vを印加したときに流れる電流は大きい方からK、
H、I、Jの順になる。データは“00”、“01”、
“10”、“11”に対応させる。例えば、[図7]に
示すような場合、セル電流は順に80μA、60μA、
40μA、20μAとなる。この様に、一つのメモリセ
ルに四つのデータを記憶させることができる。
圧を印加したときのゲート電圧Vgとセル電流Icel
lとの関係の一例を[図7]示す。この様に、ゲートに
5Vを印加したときに流れる電流は大きい方からK、
H、I、Jの順になる。データは“00”、“01”、
“10”、“11”に対応させる。例えば、[図7]に
示すような場合、セル電流は順に80μA、60μA、
40μA、20μAとなる。この様に、一つのメモリセ
ルに四つのデータを記憶させることができる。
【0023】ビット線に接続される読みだし回路は[図
8]のようになる。ワード線301、ビット線303、
メモリセル305からなるセルアレイのビット線303
にMOSトランジスタ311、インバータ309、抵抗
313からなる負帰還増幅器が接続されている。このよ
うにすると、メモリセルに書き込まれたデータに依存し
てノードBの電圧が変化する。読みだし時のノードBの
電圧を各データに対応してV00、V01、V10、V11とす
ると、電圧の大小関係は、 V00<V01<V10<V11 となる。基準電圧発生回路317、318、319の出
力電圧をC1 、C2 、C3 とする。カレントミラー回路
からなる比較器315はB>Ci(i=1〜3)のとき
ハイレベルをMi(i=1〜3)に出力し、それ以外の
ときにロウレベルをMi(i=1〜3)に出力するもの
とする。ここで、 V00<C1 C1 <V01<C2 C2 <V10<C3 C3 <V11 を満たすようにCi(i=1〜3)を設定すると、デー
タ“00”、“01”、“10”、“11”に対応して
Mi(i=1〜3)の出力が定まる。この出力をエンコ
ードすれば、簡単に2ビットのデータとすることができ
る。
8]のようになる。ワード線301、ビット線303、
メモリセル305からなるセルアレイのビット線303
にMOSトランジスタ311、インバータ309、抵抗
313からなる負帰還増幅器が接続されている。このよ
うにすると、メモリセルに書き込まれたデータに依存し
てノードBの電圧が変化する。読みだし時のノードBの
電圧を各データに対応してV00、V01、V10、V11とす
ると、電圧の大小関係は、 V00<V01<V10<V11 となる。基準電圧発生回路317、318、319の出
力電圧をC1 、C2 、C3 とする。カレントミラー回路
からなる比較器315はB>Ci(i=1〜3)のとき
ハイレベルをMi(i=1〜3)に出力し、それ以外の
ときにロウレベルをMi(i=1〜3)に出力するもの
とする。ここで、 V00<C1 C1 <V01<C2 C2 <V10<C3 C3 <V11 を満たすようにCi(i=1〜3)を設定すると、デー
タ“00”、“01”、“10”、“11”に対応して
Mi(i=1〜3)の出力が定まる。この出力をエンコ
ードすれば、簡単に2ビットのデータとすることができ
る。
【0024】以上、第1の実施例を説明したが、メモリ
セルトランジスタのチャネルを2分割してゲートの厚さ
を違えることにより、1つのメモリセルにデータ“0
0”、“01”、“10”、“11”に対応して4個の
情報を書き込むことができる。つまり、多値ROMが実
現できる。さらに、データの書き込みは製造工程の最終
段階に近いイオン注入工程で行うことができ、さらに、
データ書込みに用いるマスクが一枚でよいのでTATが
従来法と比較して短い多値ROMが実現できる。
セルトランジスタのチャネルを2分割してゲートの厚さ
を違えることにより、1つのメモリセルにデータ“0
0”、“01”、“10”、“11”に対応して4個の
情報を書き込むことができる。つまり、多値ROMが実
現できる。さらに、データの書き込みは製造工程の最終
段階に近いイオン注入工程で行うことができ、さらに、
データ書込みに用いるマスクが一枚でよいのでTATが
従来法と比較して短い多値ROMが実現できる。
【0025】第1の実施例ではメモリセルトランジスタ
のチャネル分割数は2分割にしたが、これに限定する必
要はなく、3分割以上でも良い。ただし、3分割以上の
場合は、ゲート電極の膜厚を分割数と同じ数だけ異なら
せる必要がある。
のチャネル分割数は2分割にしたが、これに限定する必
要はなく、3分割以上でも良い。ただし、3分割以上の
場合は、ゲート電極の膜厚を分割数と同じ数だけ異なら
せる必要がある。
【0026】また、各記憶データに対応したメモリセル
の電流駆動能力に差をつけるために、チャネルを幅方向
に正確に2分割するのではなく、ある1定の比率で分割
しても良い。3分割以上のときも同様である。次に、バ
ーチャルグランドNOR型メモリセルに本発明を用いた
第2の実施例を[図9]〜[図13]を参照して説明す
る。
の電流駆動能力に差をつけるために、チャネルを幅方向
に正確に2分割するのではなく、ある1定の比率で分割
しても良い。3分割以上のときも同様である。次に、バ
ーチャルグランドNOR型メモリセルに本発明を用いた
第2の実施例を[図9]〜[図13]を参照して説明す
る。
【0027】NOR型のマスクROMにおいて、バーチ
ャルグランドNOR型メモリがある(シャープ技報40
号1988年P71〜P75)。まず、この方式のメモ
リセルを説明する。メモリセル部の選択酸化法による素
子分離をなくし、かつメモリセルアレイ内をコンタクト
レス構造にしたものである。
ャルグランドNOR型メモリがある(シャープ技報40
号1988年P71〜P75)。まず、この方式のメモ
リセルを説明する。メモリセル部の選択酸化法による素
子分離をなくし、かつメモリセルアレイ内をコンタクト
レス構造にしたものである。
【0028】[図9]に示すように、P型半導体基板上
に平行な縞状のN型拡散領域201を設け、これと直角
方向に平行にポリシリコンでワード線203を設ける。
ワード線203とN型拡散領域201との交差部にソー
ス・ドレイン領域204、ソース・ドレイン領域204
間のワード線203の直下にチャネル205が形成され
る。さらに、この上部に金属配線209を設ける。この
様にして素子分離領域のないフラットセルのメモリアレ
イが実現される。
に平行な縞状のN型拡散領域201を設け、これと直角
方向に平行にポリシリコンでワード線203を設ける。
ワード線203とN型拡散領域201との交差部にソー
ス・ドレイン領域204、ソース・ドレイン領域204
間のワード線203の直下にチャネル205が形成され
る。さらに、この上部に金属配線209を設ける。この
様にして素子分離領域のないフラットセルのメモリアレ
イが実現される。
【0029】[図10]はこのようなメモリアレイをも
ちいたマスクROMの回路構成の1部を示したものであ
る。このようなフラットセル構造はN型拡散層をビット
線と接地線の1部に用いているために、これらの抵抗と
接合容量が大きくなる。ここで、ビット線の伝搬遅延時
間を短縮するため、メモリーセルアレイを幾つかのバン
クに分割した、バンク選択構造をしている。[図10]
はi番目のバンクを中心に示している。それぞれのバン
クはビット線と接地線との両端に接続された2種類のバ
ンク選択トランジスタからなる。1つは、偶数列選択ト
ランジスタ225であり、もう1つは奇数列選択トラン
ジスタ226である。[図9]中のD、E、F、Gは
[図10]中のD、E、F、Gに対応している。
ちいたマスクROMの回路構成の1部を示したものであ
る。このようなフラットセル構造はN型拡散層をビット
線と接地線の1部に用いているために、これらの抵抗と
接合容量が大きくなる。ここで、ビット線の伝搬遅延時
間を短縮するため、メモリーセルアレイを幾つかのバン
クに分割した、バンク選択構造をしている。[図10]
はi番目のバンクを中心に示している。それぞれのバン
クはビット線と接地線との両端に接続された2種類のバ
ンク選択トランジスタからなる。1つは、偶数列選択ト
ランジスタ225であり、もう1つは奇数列選択トラン
ジスタ226である。[図9]中のD、E、F、Gは
[図10]中のD、E、F、Gに対応している。
【0030】例えば、偶数列のメモリセル222をアク
セスするときは、WL15とSEiをアクティブにし、
続いて、Hをアクティブにして列選択トランジスタ22
7をオンにする。すると、センスアンプ229にメモリ
セルのデータが出力される。奇数列のメモリセル224
をアクセスするときは、WL15とSOiをアクティブ
にし、Hをアクティブにすればよい。
セスするときは、WL15とSEiをアクティブにし、
続いて、Hをアクティブにして列選択トランジスタ22
7をオンにする。すると、センスアンプ229にメモリ
セルのデータが出力される。奇数列のメモリセル224
をアクセスするときは、WL15とSOiをアクティブ
にし、Hをアクティブにすればよい。
【0031】[図11]は[図9]の破線部分230の
拡大図である。P型半導体基板403上にN型拡散領域
を縞状に設けてこれをソース・ドレイン領域402とす
る。半導体基板上に形成した薄い絶縁膜を挟んで、ポリ
シリコンでワード線401を形成する。このワード線4
01下のチャネルを2分し、フォトレジストをマスクと
して第2チャネル405上のワード線407をエッチン
グし第1チャネル406上のワード線408よりも膜厚
を薄くする。もちろん第1の実施例と同様にポリシリコ
ン、酸化膜の2層構造のゲート電極を用い、ポリシリコ
ンだけをエッチングしてもよい。むしろこの方が、プロ
セス上の精度が高くなる。
拡大図である。P型半導体基板403上にN型拡散領域
を縞状に設けてこれをソース・ドレイン領域402とす
る。半導体基板上に形成した薄い絶縁膜を挟んで、ポリ
シリコンでワード線401を形成する。このワード線4
01下のチャネルを2分し、フォトレジストをマスクと
して第2チャネル405上のワード線407をエッチン
グし第1チャネル406上のワード線408よりも膜厚
を薄くする。もちろん第1の実施例と同様にポリシリコ
ン、酸化膜の2層構造のゲート電極を用い、ポリシリコ
ンだけをエッチングしてもよい。むしろこの方が、プロ
セス上の精度が高くなる。
【0032】データの書き込みは、[図11]〜[図1
4]のH´、I´、J´、K´に示すように、データに
従ってイオン注入を行う。×領域がイオン注入領域であ
る。イオン注入はフォトレジストをマスクとして行う。
もちろん、第1の実施例と同様に同じマスクで二回のイ
オン注入を行ってもよい。第1チャネル406より第2
チャネル405の方がその上のゲート膜厚が薄いので、
同1エネルギーでイオン注入した場合、イオンが深く到
達し、しきい電圧の変動が大きい。注入エネルギーとド
ーズ量は第1チャネル406と第2チャネル405のし
きい電圧に差が出るように制御する。例えば、イオン注
入を行わない状態でしきい電圧が1V、イオン注入を行
ったときに第1チャネル406のしきい値が3V、第2
チャネル405のしきい値が5Vになるようにする。す
ると,第1の実施例と同様に、ドレインに1V程度のビ
ット線電圧、ゲートには、例えば5Vを印加したときに
流れる電流は大きい方からK´、H´、I´、J´の順
になる。データは“00”、“01”、“10”、“1
1”に対応させる。読みだし用のセンスアンプは第1の
実施例と同様である。
4]のH´、I´、J´、K´に示すように、データに
従ってイオン注入を行う。×領域がイオン注入領域であ
る。イオン注入はフォトレジストをマスクとして行う。
もちろん、第1の実施例と同様に同じマスクで二回のイ
オン注入を行ってもよい。第1チャネル406より第2
チャネル405の方がその上のゲート膜厚が薄いので、
同1エネルギーでイオン注入した場合、イオンが深く到
達し、しきい電圧の変動が大きい。注入エネルギーとド
ーズ量は第1チャネル406と第2チャネル405のし
きい電圧に差が出るように制御する。例えば、イオン注
入を行わない状態でしきい電圧が1V、イオン注入を行
ったときに第1チャネル406のしきい値が3V、第2
チャネル405のしきい値が5Vになるようにする。す
ると,第1の実施例と同様に、ドレインに1V程度のビ
ット線電圧、ゲートには、例えば5Vを印加したときに
流れる電流は大きい方からK´、H´、I´、J´の順
になる。データは“00”、“01”、“10”、“1
1”に対応させる。読みだし用のセンスアンプは第1の
実施例と同様である。
【0033】以上、第2の実施例を説明したが、第1の
実施例と同様にメモリセルトランジスタのチャネルを2
分割してゲートの厚さを違えることにより、1つのメモ
リセルにデータ“00”、“01”、“10”、“1
1”に対応して4個の情報を書き込むことができる。つ
まり、バーチャルグランドNOR型の多値ROMが実現
できる。さらに、データの書き込みは製造工程の最終段
階に近いイオン注入工程で行うことができ、データ書込
みの際のマスクが一枚ですむので、TATが従来法と比
較して短い多値ROMが実現できる。
実施例と同様にメモリセルトランジスタのチャネルを2
分割してゲートの厚さを違えることにより、1つのメモ
リセルにデータ“00”、“01”、“10”、“1
1”に対応して4個の情報を書き込むことができる。つ
まり、バーチャルグランドNOR型の多値ROMが実現
できる。さらに、データの書き込みは製造工程の最終段
階に近いイオン注入工程で行うことができ、データ書込
みの際のマスクが一枚ですむので、TATが従来法と比
較して短い多値ROMが実現できる。
【0034】また、第2の実施例ではワード線は製造プ
ロセス上の最小ピッチで形成されている。ワード線のエ
ッチングは、フォトレジストをやはり最小ピッチで形成
し、半ピッチずらすことにより実現できる。つまり、ワ
ード線を2分割する場合には、プロセス上の最小ピッチ
をそのままにして記憶容量を2倍にできる。次に、ゲー
ト絶縁膜の膜厚を変化させた第3の実施例を[図15]
〜[図18]を参照して説明する。
ロセス上の最小ピッチで形成されている。ワード線のエ
ッチングは、フォトレジストをやはり最小ピッチで形成
し、半ピッチずらすことにより実現できる。つまり、ワ
ード線を2分割する場合には、プロセス上の最小ピッチ
をそのままにして記憶容量を2倍にできる。次に、ゲー
ト絶縁膜の膜厚を変化させた第3の実施例を[図15]
〜[図18]を参照して説明する。
【0035】[図15]はチャネル425を、第1チャ
ネル421と第2チャネル423とに2分割したメモリ
セルトランジスタを示している。P型シリコン基板40
1の素子分離領域にフィールド絶縁膜403を設け、チ
ャネル領域425上にゲート酸化膜405を形成する。
ここで、ゲート酸化膜405は第1チャネル421上は
薄く、第2チャネル423上は厚く形成されている。形
成方法は、第1チャネル上のゲート酸化膜405を選択
的にエッチングである一定の深さまで掘下げることによ
って形成する。ソース領域409、ドレイン領域411
はN型不純物を拡散する。ソース領域は拡散層により接
地電位に接続され、ドレイン領域はコンタクトホールを
介してビット線に接続されている。ポリシリコンゲート
407はワード線を兼ねている。
ネル421と第2チャネル423とに2分割したメモリ
セルトランジスタを示している。P型シリコン基板40
1の素子分離領域にフィールド絶縁膜403を設け、チ
ャネル領域425上にゲート酸化膜405を形成する。
ここで、ゲート酸化膜405は第1チャネル421上は
薄く、第2チャネル423上は厚く形成されている。形
成方法は、第1チャネル上のゲート酸化膜405を選択
的にエッチングである一定の深さまで掘下げることによ
って形成する。ソース領域409、ドレイン領域411
はN型不純物を拡散する。ソース領域は拡散層により接
地電位に接続され、ドレイン領域はコンタクトホールを
介してビット線に接続されている。ポリシリコンゲート
407はワード線を兼ねている。
【0036】また、段差のあるゲート酸化膜を形成する
ために、ゲート酸化膜を二回に分けて形成しても良い。
[図16]に示すように、ゲート酸化膜405をある一
定の厚さまで熱酸化などで形成し、第1チャネル421
上のゲート酸化膜405を選択的に除去する。続いて、
[図17]に示すように、さらにゲート酸化膜405を
熱酸化などで成長させる。この様にすると、段差のある
ゲート酸化膜が形成される。むしろこの方がプロセス上
の精度が高い。
ために、ゲート酸化膜を二回に分けて形成しても良い。
[図16]に示すように、ゲート酸化膜405をある一
定の厚さまで熱酸化などで形成し、第1チャネル421
上のゲート酸化膜405を選択的に除去する。続いて、
[図17]に示すように、さらにゲート酸化膜405を
熱酸化などで成長させる。この様にすると、段差のある
ゲート酸化膜が形成される。むしろこの方がプロセス上
の精度が高い。
【0037】データの書き込みは、第1の実施例の[図
3]〜[図6]のH、I、J、Kに示したものと同様
に、データに従ってイオン注入を行う。×印がイオン注
入領域である。イオン注入はフォトレジストをマスクと
して行う。第1チャネル421の方が第2チャネル42
3と比較してゲート酸化膜厚が薄いので、同一エネルギ
ーで例えばボロン等のイオンを注入した場合でも、しき
い電圧の変動がある。注入エネルギーとドーズ量は第1
チャネル421と第2チャネル423のしきい電圧に差
が出るように制御する。
3]〜[図6]のH、I、J、Kに示したものと同様
に、データに従ってイオン注入を行う。×印がイオン注
入領域である。イオン注入はフォトレジストをマスクと
して行う。第1チャネル421の方が第2チャネル42
3と比較してゲート酸化膜厚が薄いので、同一エネルギ
ーで例えばボロン等のイオンを注入した場合でも、しき
い電圧の変動がある。注入エネルギーとドーズ量は第1
チャネル421と第2チャネル423のしきい電圧に差
が出るように制御する。
【0038】例えば、第1チャネル421上のゲート酸
化膜厚を16nm、第2チャネル423上のゲート酸化
膜厚を34nmとすると、第1の実施例と同様のイオン
注入条件で、実効的に、電流駆動能力が異なる4種類の
トランジスタが形成される。
化膜厚を16nm、第2チャネル423上のゲート酸化
膜厚を34nmとすると、第1の実施例と同様のイオン
注入条件で、実効的に、電流駆動能力が異なる4種類の
トランジスタが形成される。
【0039】このとき、ソース、ドレイン間に1Vの電
圧を印加したときのゲート電圧Vgとセル電流Icel
lとの関係の一例を[図18]示す。この様に、ゲート
に5Vを印加したときに流れる電流は大きい方からK、
H、I、Jの順になる。データは“00”、“01”、
“10”、“11”に対応させる。メモリセルアレイの
周辺回路は第1の実施例と同様である。
圧を印加したときのゲート電圧Vgとセル電流Icel
lとの関係の一例を[図18]示す。この様に、ゲート
に5Vを印加したときに流れる電流は大きい方からK、
H、I、Jの順になる。データは“00”、“01”、
“10”、“11”に対応させる。メモリセルアレイの
周辺回路は第1の実施例と同様である。
【0040】以上、第3の実施例を説明したが、第1の
実施例と同様にメモリセルトランジスタのチャネルを2
分割して、1つのメモリセルにデータ“00”、“0
1”、“10”、“11”に対応して4個の情報を書き
込むことができる。さらに、データの書き込みは製造工
程の最終段階に近いイオン注入工程で行うことができ、
データ書込みの際のマスクが一枚ですむので、TATが
従来法と比較して短い多値ROMが実現できる。次に、
書込みデータに応じてマスク材の厚さを変化させ、イオ
ン注入を行った第4の実施例を[図19]〜[図22]
を参照して説明する。
実施例と同様にメモリセルトランジスタのチャネルを2
分割して、1つのメモリセルにデータ“00”、“0
1”、“10”、“11”に対応して4個の情報を書き
込むことができる。さらに、データの書き込みは製造工
程の最終段階に近いイオン注入工程で行うことができ、
データ書込みの際のマスクが一枚ですむので、TATが
従来法と比較して短い多値ROMが実現できる。次に、
書込みデータに応じてマスク材の厚さを変化させ、イオ
ン注入を行った第4の実施例を[図19]〜[図22]
を参照して説明する。
【0041】[図19]はチャネル525を、第1チャ
ネル521と第2チャネル523とに2分割したメモリ
セルトランジスタを示している。P型シリコン基板50
1の素子分離領域にフィールド絶縁膜503を設け、チ
ャネル領域525上にゲート酸化膜505を形成する。
図示してはいないが、ソース領域、ドレイン領域はN型
不純物を拡散する。ソース領域は拡散層により接地電位
に接続され、ドレイン領域はコンタクトホールを介して
ビット線に接続されている。ポリシリコンゲート507
はワード線を兼ねている。ポリシリコンゲート上にはフ
ォトレジスト509が形成されるが、これは、書込みデ
ータに対応して膜厚を変化させてある。レジストパター
ンの形成は、第1チャネル521上を開孔する際、この
部分だけレジストを薄く残す。つまり、レジストを厚く
形成するか、薄く残すか、完全に除去してしまうかの3
通りの場合があり、組合わせとして、[図19]〜[図
22]示す、H´´、I´´、J´´、K´´がある。
レジストを薄く残すためには、ROMマスクに濃淡2種
類のパターンを形成し、紫外線照射量を変化させて現像
する。
ネル521と第2チャネル523とに2分割したメモリ
セルトランジスタを示している。P型シリコン基板50
1の素子分離領域にフィールド絶縁膜503を設け、チ
ャネル領域525上にゲート酸化膜505を形成する。
図示してはいないが、ソース領域、ドレイン領域はN型
不純物を拡散する。ソース領域は拡散層により接地電位
に接続され、ドレイン領域はコンタクトホールを介して
ビット線に接続されている。ポリシリコンゲート507
はワード線を兼ねている。ポリシリコンゲート上にはフ
ォトレジスト509が形成されるが、これは、書込みデ
ータに対応して膜厚を変化させてある。レジストパター
ンの形成は、第1チャネル521上を開孔する際、この
部分だけレジストを薄く残す。つまり、レジストを厚く
形成するか、薄く残すか、完全に除去してしまうかの3
通りの場合があり、組合わせとして、[図19]〜[図
22]示す、H´´、I´´、J´´、K´´がある。
レジストを薄く残すためには、ROMマスクに濃淡2種
類のパターンを形成し、紫外線照射量を変化させて現像
する。
【0042】データの書き込みは、[図19]〜[図2
2]のH´´、I´´、J´´、K´´に示すように、
データに従ってイオン注入を行う。×領域がイオン注入
領域である。イオン注入はフォトレジスト521をマス
クとして行う。もちろん、第1の実施例と同様に同じマ
スクで二回のイオン注入を行ってもよい。第1チャネル
506より第2チャネル505の方がチャネルからレジ
スト表面までの膜厚が厚いので、同1エネルギーでイオ
ン注入した場合、注入イオンが浅くなり、しきい電圧に
変動がある。注入エネルギーとドーズ量は第1チャネル
506と第2チャネル505のしきい電圧に差が出るよ
うに制御する。例えば、イオン注入を行わない状態でし
きい電圧が1V、イオン注入を行ったときに第1チャネ
ル506のしきい値が3V、第2チャネル505のしき
い値が5Vになるようにする。すると,第1の実施例と
同様に、ドレインに1V程度のビット線電圧、ゲートに
は、例えば5Vを印加したときに流れる電流は大きい方
からK´´、H´´、I´´、J´´の順になる。デー
タは“00”、“01”、“10”、“11”に対応さ
せる。読みだし用のセンスアンプは第1の実施例と同様
である。
2]のH´´、I´´、J´´、K´´に示すように、
データに従ってイオン注入を行う。×領域がイオン注入
領域である。イオン注入はフォトレジスト521をマス
クとして行う。もちろん、第1の実施例と同様に同じマ
スクで二回のイオン注入を行ってもよい。第1チャネル
506より第2チャネル505の方がチャネルからレジ
スト表面までの膜厚が厚いので、同1エネルギーでイオ
ン注入した場合、注入イオンが浅くなり、しきい電圧に
変動がある。注入エネルギーとドーズ量は第1チャネル
506と第2チャネル505のしきい電圧に差が出るよ
うに制御する。例えば、イオン注入を行わない状態でし
きい電圧が1V、イオン注入を行ったときに第1チャネ
ル506のしきい値が3V、第2チャネル505のしき
い値が5Vになるようにする。すると,第1の実施例と
同様に、ドレインに1V程度のビット線電圧、ゲートに
は、例えば5Vを印加したときに流れる電流は大きい方
からK´´、H´´、I´´、J´´の順になる。デー
タは“00”、“01”、“10”、“11”に対応さ
せる。読みだし用のセンスアンプは第1の実施例と同様
である。
【0043】以上、第4の実施例を説明したが、第1の
実施例と同様にメモリセルトランジスタのチャネルを2
分割してイオン注入時にチャネル上の膜厚を違えること
により、1つのメモリセルにデータ“00”、“0
1”、“10”、“11”に対応して4個の情報を書き
込むことができる。さらに、データの書き込みは製造工
程の最終段階に近いイオン注入工程で行うことができ、
データ書込みの際のマスクが一枚ですむので、TATが
従来法と比較して短い多値ROMが実現できる。
実施例と同様にメモリセルトランジスタのチャネルを2
分割してイオン注入時にチャネル上の膜厚を違えること
により、1つのメモリセルにデータ“00”、“0
1”、“10”、“11”に対応して4個の情報を書き
込むことができる。さらに、データの書き込みは製造工
程の最終段階に近いイオン注入工程で行うことができ、
データ書込みの際のマスクが一枚ですむので、TATが
従来法と比較して短い多値ROMが実現できる。
【0044】以上、第3、第4の実施例を説明してきた
が、これを第2の実施例のように、バーチャルグラウン
ドNOR型セルに用いてもよく、まったく同様の効果が
得られる。
が、これを第2の実施例のように、バーチャルグラウン
ドNOR型セルに用いてもよく、まったく同様の効果が
得られる。
【0045】また、第1、第2、第3、第4の実施例共
にP型シリコン基板にNチャネルMOSトランジスタを
形成し、ボロンをイオン注入してしきい値を制御した。
これは、N型シリコン基板にPチャネルMOSトランジ
スタを形成し、リンやヒ素をイオン注入してしきい値を
制御しても良い。
にP型シリコン基板にNチャネルMOSトランジスタを
形成し、ボロンをイオン注入してしきい値を制御した。
これは、N型シリコン基板にPチャネルMOSトランジ
スタを形成し、リンやヒ素をイオン注入してしきい値を
制御しても良い。
【0046】また、第1、第2、第3、第4の実施例共
にイオン注入時のしきい値を3V、5Vとしたが、この
値に限る必要はなく、ある程度のマージンが確保されれ
ば良い。
にイオン注入時のしきい値を3V、5Vとしたが、この
値に限る必要はなく、ある程度のマージンが確保されれ
ば良い。
【0047】また、第1、第2、第3、第4の実施例共
にワード線にポリシリコンを用いたが、タングステンや
モリブデン等とのポリサイドで形成しても効果は変わら
ない。
にワード線にポリシリコンを用いたが、タングステンや
モリブデン等とのポリサイドで形成しても効果は変わら
ない。
【0048】
【発明の効果】上記したように、本発明を用いることに
より、従来の多値ROMと比較してTATの短い多値R
OMが実現される。
より、従来の多値ROMと比較してTATの短い多値R
OMが実現される。
【図1】第1の実施例を示す断面図及び平面図
【図2】第1の実施例を示す断面図
【図3】第1の実施例を示す断面図
【図4】第1の実施例を示す断面図
【図5】第1の実施例を示す断面図
【図6】第1の実施例を示す断面図
【図7】第1の実施例を示す電流電圧特性図
【図8】第1の実施例を示す回路図
【図9】バーチャルグランド型NOR型メモリを示す平
面図
面図
【図10】バーチャルグランド型NOR型メモリを示す
回路図
回路図
【図11】第2の実施例を示す断面図および平面図
【図12】第2の実施例を示す断面図および平面図
【図13】第2の実施例を示す断面図および平面図
【図14】第2の実施例を示す断面図および平面図
【図15】第3の実施例を示す断面図および平面図
【図16】第3の実施例を示す断面図
【図17】第3の実施例を示す断面図
【図18】第3の実施例を示す電流電圧特性図
【図19】第4の実施例を示す断面図
【図20】第4の実施例を示す断面図
【図21】第4の実施例を示す断面図
【図22】第4の実施例を示す断面図
101 P型シリコン基板 103 フィールド絶縁膜 105 ゲート酸化膜 109 ソース領域 111 ドレイン領域 121 第1チャネル 123 第2チャネル 125 チャネル
Claims (5)
- 【請求項1】 第1導電領域と、 前記第1導電領域内に形成した第2導電型のソース領域
と、 前記第1導電領域内に形成した第2導電型のドレイン領
域と、 前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接する第1の
チャネル領域と、 前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接する第2の
チャネル領域と、 前記第1のチャネル領域上と前記第2のチャネル領域上
とに形成したゲート絶縁膜と、 前記第1のチャネル領域上の前記ゲート絶縁膜上に形成
した第1のゲート電極と、 前記第2のチャネル領域上の前記ゲート絶縁膜上に形成
し前記第1のゲート電極よりもイオン注入に対する透過
性が高い第2のゲート電極とを有するメモリセルを具備
することを特徴とするマスクROM。 - 【請求項2】 第1導電領域と、 前記第1導電領域内に形成した第2導電型のソース領域
と、 前記第1導電領域内に形成した第2導電型のドレイン領
域と、 前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接する第1の
チャネル領域と、 前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接する第2の
チャネル領域と、 前記第1のチャネル領域上と前記第2のチャネル領域上
とに形成したゲート絶縁膜と、 前記第1のチャネル領域上の前記ゲート絶縁膜上に形成
した第1のゲート電極と、 前記第2のチャネル領域上の前記ゲート絶縁膜上に形成
し膜厚が前記第1のゲート電極の膜厚よりも薄い第2の
ゲート電極とを有するメモリセルを具備することを特徴
とするマスクROM。 - 【請求項3】 第1導電領域内に第2導電型のソース領
域とドレイン領域とを形成する工程と、 前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接する第1の
チャネル領域上と第2のチャネル領域上とにゲート絶縁
膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極の第2のチャネル領域上をエッチングし
膜厚を薄くする工程と、 前記ゲート電極上から書込みデータに応じて選択的に開
孔されたマスク材を用いてイオン注入を行う工程とを具
備することを特徴とするマスクROMの製造方法。 - 【請求項4】 第1導電領域内に第2導電型のソース領
域とドレイン領域とを形成する工程と、 前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接するチャネ
ル領域上にゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極上から書込みデータに応じて選択的に膜
厚を変化させたマスク材を用いてイオン注入を行う工程
とを具備することを特徴とするマスクROMの製造方
法。 - 【請求項5】 第1導電領域と、 前記第1導電領域内に形成した第2導電型のソース領域
と、 前記第1導電領域内に形成した第2導電型のドレイン領
域と、 前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接する第1の
チャネル領域と、 前記ソース領域と前記ドレイン領域とに隣接する第2の
チャネル領域と、 前記第1のチャネル領域上に形成した第1のゲート絶縁
膜と、 前記第2のチャネル領域上に形成した膜厚が前記第1の
ゲート絶縁膜よりも薄い第2のゲート絶縁膜と、 前記第1のゲート絶縁膜上と前記第2のゲート絶縁膜上
とに形成したゲート電極とを有するメモリセルを具備す
ることを特徴とするマスクROM。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8123692A JPH05283654A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | マスクromとその製造方法 |
US08/042,676 US5386381A (en) | 1992-04-03 | 1993-04-05 | Mask read only memory (ROM) for storing multi-value data |
US08/312,906 US5556800A (en) | 1992-04-03 | 1994-09-30 | Method of manufacturing a mask read only memory (ROM) for storing multi-value data |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8123692A JPH05283654A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | マスクromとその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05283654A true JPH05283654A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=13740808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8123692A Pending JPH05283654A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | マスクromとその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5386381A (ja) |
JP (1) | JPH05283654A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5526306A (en) * | 1994-02-10 | 1996-06-11 | Mega Chips Corporation | Semiconductor memory device and method of fabricating the same |
DE19505293A1 (de) * | 1995-02-16 | 1996-08-22 | Siemens Ag | Mehrwertige Festwertspeicherzelle mit verbessertem Störabstand |
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EP0727820B1 (en) * | 1995-02-17 | 2004-03-24 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor memory device and method of manufacturing the same |
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DE19617646C2 (de) | 1996-05-02 | 1998-07-09 | Siemens Ag | Speicherzellenanordnung und ein Verfahren zu deren Herstellung |
JP3191693B2 (ja) * | 1996-08-29 | 2001-07-23 | 日本電気株式会社 | 半導体記憶装置の製造方法 |
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US6091119A (en) * | 1998-07-10 | 2000-07-18 | Acer Semiconductor Manufacturing Inc. | Double poly-gate high density multi-state flat mask ROM cells |
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1992
- 1992-04-03 JP JP8123692A patent/JPH05283654A/ja active Pending
-
1993
- 1993-04-05 US US08/042,676 patent/US5386381A/en not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-09-30 US US08/312,906 patent/US5556800A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5386381A (en) | 1995-01-31 |
US5556800A (en) | 1996-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000303 |