JPH0528210A - タイミング検証システム - Google Patents

タイミング検証システム

Info

Publication number
JPH0528210A
JPH0528210A JP3179829A JP17982991A JPH0528210A JP H0528210 A JPH0528210 A JP H0528210A JP 3179829 A JP3179829 A JP 3179829A JP 17982991 A JP17982991 A JP 17982991A JP H0528210 A JPH0528210 A JP H0528210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timing verification
circuit
dependent
timing
verification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3179829A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2817455B2 (ja
Inventor
Takashi Yamaguchi
山口高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3179829A priority Critical patent/JP2817455B2/ja
Publication of JPH0528210A publication Critical patent/JPH0528210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2817455B2 publication Critical patent/JP2817455B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイミング検証の精度を向上させ検証工数の
低減化を図る。 【構成】 タイミング検証手段10は、回路接続読み込
み手段11により回路接続情報1およびライブラリ記述
情報2を読み込み、内部構造として補助記憶装置4に格
納し、ファンアウトトレース手段12により参照セルの
ファンアウトをトレースし、回路依存項目設定手段13
により、参照セルに対して回路構成依存のタイミング検
証項目を算出し遅延テーブルを作成し、状態値依存項目
設定手段14により遅延テーブルを内部構造として設
定、補助記憶装置4に格納し、動的タイミング検証手段
15により動的タイミング検証を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI(大規模集積回
路)設計システムに利用され、特に、論理検証工程にお
けるタイミング検証システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、設計対象となるLSIの多種多様
化およびプロセス技術の向上に伴い、ライブラリベース
のASIC(特定用途向け集積回路)設計手法によるL
SIにも高速動作が要求されてきている。クロック周波
数は50MHzを越え、サイクルタイム20μs内に多
段の論理を処理させる必要があり、精度の高いタイミン
グ検証が必要不可欠である。
【0003】従来のライブラリベースのASIC手法に
よるタイミング検証システムは、ライブラリとして回路
解析あるいは実測した値を固定値として端子に定義する
ことで、伝搬遅延によるクリティカルパス解析ならびに
セットアップ、ホールドタイム等のタイミングチェック
を行いレポートする形式を取っている。この従来のタイ
ミング検証システムでは、ライブラリごとに固定値とし
て、例えばセットアップ、ホールドタイムを最小、最大
の幅を持たせ定義している。しかしながら、論理によっ
ては出力側の接続状態によってセットアップ、ホールド
タイムが変化する場合がある。また、動作中のLSI内
部状態値によってこれらの値が変化する場合もある。
【0004】回路構成依存や状態値依存のタイミング定
義は、ライブラリの中でも、図2に示すような、パスト
ランジスタ21を使用したラッチ回路では特に顕著に誤
差を生じる。従来のタイミング検証システムでは、回路
構成に依存するあるいは状態値に依存するタイミング検
証項目は、負荷が最大のとき等を考慮したワーストケー
スの値を固定値として使用している。負荷最小の場合と
の誤差は1桁近くあり、ほとんどの場合タイミングエラ
ーとして検出され、高速動作保証のためにはレポートさ
れたエラー個所を含む回路解析を再度実行しなければな
らない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のタイミング
検証システムでは、回路構成に依存するあるいは内部の
状態値に依存するタイミング定義を必要とするライブラ
リを含む場合、ワーストケースが採用され、検証精度の
誤差が大きくなる欠点があった。このため、高速動作を
保証するLSIに適用するのは難しく、ほとんどの場合
がタイミングエラーとなってしまうため、改めて大規模
な回路解析を実行し直さなければならなくなり検証工数
が増大する欠点があった。
【0006】本発明の目的は、前記の欠点を除去するこ
とにより、高速動作を保証するLSI設計のタイミング
検証精度を向上させ、検証工数を低減できるタイミング
検証システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、論理回路の動
作におけるタイミング検証手段を備えたタイミング検証
システムにおいて、前記タイミング検証手段は、回路接
続情報および必要とするタイミング検証項目の計算式情
報とを入力する情報入力手段と、この情報入力手段によ
り入力された情報に基づき、負荷により変化する回路構
成依存タイミング検証項目および回路の前状態値によっ
て変化する状態値依存タイミング検証項目を設定する依
存項目設定手段と、前記回路構成依存タイミング検証項
目および状態値依存タイミング検証項目についてタイミ
ング検証を行う動的タイミング検証手段とを含むことを
特徴とする。
【0008】
【作用】タイミング検証手段は、情報入力手段によって
所要の情報を入力し、依存項目設定手段により、負荷に
より変化する回路構成依存タイミング検証項目および回
路の前状態値によって変化する状態値依存タイミング検
証項目を設定し、動的タイミング検証手段によりタイミ
ング検証を行う。
【0009】従って、タイミング検証は、ワーストケー
スではなく、回路構成およびその動作の設計条件に合わ
せて行われることになり、検証精度を向上させることが
可能となり、それに伴いやり直し検証を少なくし検証工
数を低減させることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は本発明の第一実施例を示すブロック
構成図である。
【0012】図1によると、本発明の第一実施例は、論
理回路の動作におけるタイミング検証手段10と補助記
憶装置4とを備えたタイミング検証システムにおいて、
本発明の特徴とするところの、タイミング検証手段10
は、回路接続情報1および必要とするタイミング検証項
目の計算式情報としてのライブラリ記述情報2とを入力
する情報入力手段としての回路接続読み込み手段11
と、この回路接続読み込み手段11により入力された情
報に基づき、負荷により変化する回路構成依存タイミン
グ検証項目および回路の前状態値によって変化する状態
値依存タイミング検証項目を設定する依存項目設定手段
としての、ファンアウトトレース手段12、回路依存項
目設定手段13および状態値依存項目設定手段14と、
前記回路構成依存タイミング検証項目および状態値依存
タイミング検証項目についてタイミング検証を行い検証
レポート3を出力する動的タイミング検証手段15とを
含んでいる。なお、ここでタイミング検証手段10はプ
ロセッサを用いて構成される。
【0013】図2(a)および(b)は、回路接続情報
1に含まれる回路構成依存および状態値依存の回路例と
して、D形フリップフロップ(DFF)20を示す回路
図である。このD形フリップフロップ20は、パストラ
ンジスタ21とインバータ22〜25とを含んでいる。
【0014】図3はライブラリ記述情報2の一例を示す
図である。このライブラリ記述形式例30は、図2のD
形フリップフロップ20の場合を示し、ピンDのピンC
LKに対するセットアップタイムを記述したものであ
る。if文では、各ピンの状態値によってセットアップ
タイムが変わる場合を示し、特にピンQは前状態値を意
味している。minおよびmaxはセットアップタイム
の最小値および最大値を示し、fan−out(Q)は
ピンQに接続された負荷の総和を関数として接続情報よ
り算出することを意味しており、KRおよびKFは回路
解析または実測して得られる係数である。
【0015】次に、本第一実施例の動作について図4に
示す流れ図を参照して説明する。
【0016】回路接続読み込み手段11は、論理接続を
トレースするための回路接続情報1と回路構成依存およ
び内部状態値依存のタイミング検証項目を回路解析の実
行結果あるいは実測値から定義した計算式を記述するラ
イブラリ記述情報2を読み込み、内部接続情報として補
助記憶装置4に格納する(ステップS1 )。ファンア
ウトトレース手段12は、回路構成依存部分を設定する
ために、回路接続情報1に相当する参照セルでfan−
out関数が使用されているものに対してトレースを行
い負荷を計算し、fan−out関数の戻り値として返
し(ステップS2)、回路構成依存項目設定手段13に
より、参照セルに対して、ライブラリ記述情報2から回
路構成依存のタイミング検証項目を算出し、表1に示す
遅延テーブルを作成する(ステップS3)。ここで、Q
の項は図2のD型フリップフロップ20のピンQの状態
値であるが、前状態の値を意味している。
【0017】
【表1】 次に、状態値依存項目設定手段14により、遅延テーブ
ルを内部構造として補助記憶装置4に格納する(ステッ
プS4)。そして、ステップS5で参照セルが終わりか
を判定し、参照セルがなくなるまでステップS2からス
テップS4を参照セルごとに繰り返し、動的タイミング
検証手段15で使用する内部構造を用意する。動的タイ
ミング検証手段15では、論理シミュレーションと並行
にセットアップタイム検証を実行し、検証レポート3を
出力する。この場合前状態値に従って、遅延テーブルの
値をセットアップ検証項目として選択使用する。
【0018】図5は本発明の第二実施例を示すブロック
構成図である。本第二実施例は、回路構成依存タイミン
グ検証項目が負荷の大小に関する影響のみに限定する場
合に、本発明を適用したものである。
【0019】本第二実施例は、本発明の特徴とするとこ
ろの、タイミング検証手段10aとして、回路接続情報
1および設計ルールチェック情報5を読み込み内部接続
情報として補助記憶装置4に格納する回路接続読み込み
手段11と、設計ルールチェック情報6を利用し設計ル
ールチェックを行い参照テーブルを作成する設計ルール
チェック手段16と、状態値依存項目設定手段14と、
動的タイミング検証手段15とを含んでいる。
【0020】次に、本第二実施例の動作について図6に
示す流れ図を参照して説明する。本第二実施例の動作は
図4の第一実施例の流れ図と比較して、図4のステップ
S2、S3における遅延テーブル作成が、図6ではステ
ップS12における設計ルールチェックによる遅延テー
ブルの作成に簡単化されたもので、それ以外は第一実施
例と同様である。なお、この場合、ステップS13にお
ける遅延テーブルの作成は、ファンアウト依存の計算式
を設計ルールチェック情報に組み込むことで行われる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、回路構
成依存および状態値依存のタイミング検証項目を各LS
Iの設計ごとに、かつ使用されている素子ごとに設定す
るため、高速動作を要求されるLSI設計のタイミング
検証精度を向上させ、大規模な回路解析による詳細なタ
イミング検証工数を低減させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示すブロック構成図。
【図2】回路構成依存および状態依存のライブラリの回
路例を示す図。
【図3】そのライブラリ記述形式を示す図。
【図4】第一実施例の動作を示す流れ図。
【図5】本発明の第二実施例を示すブロック構成図。
【図6】その動作を示す流れ図。
【符号の説明】
1 回路接続情報 2 ライブラリ記述情報 3 検証レポート 4 補助記憶装置 5 設計ルールチェック情報 10、10a タイミング検証手段 11 回路接続読み込み手段 12 ファンアウトトレース手段 13 回路依存項目設定手段 14 状態値依存項目設定手段 15 動的タイミング検証手段 16 設計ルールチェック手段 20 D形フリップフロップ 21 パストランジスタ 22〜25 インバータ 30 ライブラリ記述形式例 S1〜S6、S11〜S15 ステップ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 論理回路の動作におけるタイミング検証
    手段を備えたタイミング検証システムにおいて、 前記タイミング検証手段は、回路接続情報および必要と
    するタイミング検証項目の計算式情報とを入力する情報
    入力手段と、この情報入力手段により入力された情報に
    基づき、負荷により変化する回路構成依存タイミング検
    証項目および回路の前状態値によって変化する状態値依
    存タイミング検証項目を設定する依存項目設定手段と、
    前記回路構成依存タイミング検証項目および状態値依存
    タイミング検証項目についてタイミング検証を行う動的
    タイミング検証手段とを含むことを特徴とするタイミン
    グ検証システム。
JP3179829A 1991-07-19 1991-07-19 タイミング検証システム Expired - Fee Related JP2817455B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3179829A JP2817455B2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 タイミング検証システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3179829A JP2817455B2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 タイミング検証システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0528210A true JPH0528210A (ja) 1993-02-05
JP2817455B2 JP2817455B2 (ja) 1998-10-30

Family

ID=16072622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3179829A Expired - Fee Related JP2817455B2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 タイミング検証システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2817455B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022239226A1 (ja) * 2021-05-14 2022-11-17

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01235249A (ja) * 1988-03-15 1989-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 階層的配置配線システムの遅延解析方法
JPH01271869A (ja) * 1988-04-22 1989-10-30 Nec Corp 伝達遅延時間計算方法
JPH0239249A (ja) * 1988-07-28 1990-02-08 Nec Corp 論理回路のタイミング検証方法
JPH0281139A (ja) * 1988-09-16 1990-03-22 Fujitsu Ltd シミュレーション装置のパルス幅チェック方式
JPH0358279A (ja) * 1989-07-27 1991-03-13 Nec Corp 論理シミュレータ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01235249A (ja) * 1988-03-15 1989-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 階層的配置配線システムの遅延解析方法
JPH01271869A (ja) * 1988-04-22 1989-10-30 Nec Corp 伝達遅延時間計算方法
JPH0239249A (ja) * 1988-07-28 1990-02-08 Nec Corp 論理回路のタイミング検証方法
JPH0281139A (ja) * 1988-09-16 1990-03-22 Fujitsu Ltd シミュレーション装置のパルス幅チェック方式
JPH0358279A (ja) * 1989-07-27 1991-03-13 Nec Corp 論理シミュレータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022239226A1 (ja) * 2021-05-14 2022-11-17
WO2022239226A1 (ja) * 2021-05-14 2022-11-17 三菱電機株式会社 組込み回路、回路品質確認装置、及び回路品質確認方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2817455B2 (ja) 1998-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7117466B2 (en) System and method for correlated process pessimism removal for static timing analysis
US7142991B2 (en) Voltage dependent parameter analysis
US8418107B2 (en) Performing statistical timing analysis with non-separable statistical and deterministic variations
TWI768536B (zh) 積體電路模擬及設計方法與系統
CN107844678B (zh) 包含IP/Memory时序路径的spice仿真方法
US20060026543A1 (en) Accurate timing analysis of integrated circuits when combinatorial logic offers a load
US7073141B2 (en) Device, system and method for VLSI design analysis
CN110991130B (zh) 一种利用电路仿真检查标准单元时序库的方法
US6141631A (en) Pulse rejection circuit model program and technique in VHDL
Chen et al. A new framework for static timing analysis, incremental timing refinement, and timing simulation
JPH0528210A (ja) タイミング検証システム
JP2000099561A (ja) 半導体装置の電源電圧変動解析装置
JP3104830B2 (ja) 論理シミュレーション用cad装置
JP2002259488A (ja) クロックスキュー検証方法
US11624777B2 (en) Slew-load characterization
JP3123982B2 (ja) 論理シミュレーション方法
US7213222B2 (en) Method of HDL simulation considering hard macro core with negative setup/hold time
JPS60173484A (ja) 論理シミユレ−シヨン方式
Shi et al. Enhancing simulation accuracy through advanced hazard detection in asynchronous circuits
JP2996153B2 (ja) Asic検証方法
JPH0195365A (ja) クリティカルパスの解析処理方式
CN117648900A (zh) 一种统计眼图的仿真方法、装置、设备及存储介质
JPH10116300A (ja) 論理回路の遅延検証方法
JP2001034651A (ja) 論理シミュレータおよび論理シミュレーション方法
JP2912700B2 (ja) 半導体集積回路のシミュレーション方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees