JP3087319B2 - タイミング検証システム - Google Patents

タイミング検証システム

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JP3087319B2
JP3087319B2 JP03039392A JP3939291A JP3087319B2 JP 3087319 B2 JP3087319 B2 JP 3087319B2 JP 03039392 A JP03039392 A JP 03039392A JP 3939291 A JP3939291 A JP 3939291A JP 3087319 B2 JP3087319 B2 JP 3087319B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集積回路の設計におけ
るタイミング検証システムに利用され、特に、論理回路
のスタティックタイミング検証方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LSI設計における機能設計およ
び論理設計段階でのタイミング検証方式は、LSIの入
力端子に対して入力された信号が出力端子へ伝搬するま
での所要時間を算出するものであり、図4に示すよう
に、特にソフトウェア上で構築された等価回路接続モデ
ルからなる回路図データ10と、ライブラリファイルとし
て格納された素子の遅延値データ20とからタイミング検
証手段30a に含まれる遅延時間算出手段32により、信号
伝搬経路の伝搬所要時間 (遅延時間値) を算出し、その
結果の計算値と設計者の希望値を比較するものである。
なお、図4において、40は出力データ、および50は処理
データを一時的に格納する補助記憶手段である。
【0003】図5はかかる従来例を説明するためのタイ
ミング検証の対象となる回路を示すブロック構成図であ
る。図5に示すように、ここでは入力端子IN1および
IN2と、出力端子OUT1とを有し内部において素子
BLK(5) 〜BLK(8) を有する回路を示している。
【0004】また、表1は図5に用いられた各素子の遅
延値データ20を示し、表2はタイミング検証を行った結
果の出力データ40を示す。ここで、表2に示した遅延時
間は表1に示した各素子の遅延値の和となっている。な
お、これらの表中で、H01およびH02は素子の入力
端子を、N01は素子の出力端子を表している。
【表1】
【表2】
【表3】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のタイミング
検証システムにおけるタイミング検証方式では、回路内
の素子において信号伝搬経路となるべきその素子の入力
端子および出力端子間の遅延値をライブラリファイルか
ら読み出し、信号伝搬経路の遅延として足し込んでいく
方式のため、素子においてある入力端子と出力端子間の
遅延値が、他の入力端子の状態によって異なった値をと
る特殊素子の場合、その正しい遅延値の情報をシステム
上で再現することが不可能であった。
【0006】表3は、そのような特殊素子における遅延
値の関係の一例を示したものである。すなわち、素子B
LK(n) は、入力端子H01と出力端子N01間の遅延
値は入力端子H02の論理値(Hi値、Lo値)によっ
て異なり、H02がHi値のときは最小 0.5ナノセカン
ド、最大 1.8ナノセカンド、H02がLo値のときは最
小 0.9ナノセカンド、最大 3.0ナノセカンドであること
を示している。
【0007】従来のタイミング検証方式では、表3に示
す特殊素子を扱う場合、出力端子H02の状態を特定す
ることができず、正確な遅延値の計算を行うことができ
ない欠点があった。
【0008】本発明の目的は、かかる遅延値に複雑な条
件の付与された特殊素子が回路に使用されている場合に
も、正確に検証を行うことができるタイミング検証方式
を有する論理回路のタイミング検証システムを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、回路図データ
と回路を構成する素子の遅延値データとを入力し、回路
の入力端子と出力端子間の信号の遅延時間を算出する遅
延時間算出手段を含むタイミング検証手段を備えた論理
回路のスタテックタイミング検証システムにおいて、
前記タイミング検証手段は、入力端子と出力端子間の遅
延値が他の入力端子の論理レベル状態によって異なる素
子を検出し、前記他の入力端子の論理レベル状態が確定
したことを判断した後、前記素子の遅延値を決定する特
殊素子遅延値決定手段を含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】特殊素子遅延値決定手段は、入力された素子の
遅延値が、一つの入力端子と出力端子間の遅延値が他の
入力端子の状態によって異なる特殊素子のものか、そう
でないかを検出し、特殊素子の場合には、その入力端子
の状態がどうなっているかをチェックし、その状態が確
定されていることを確認してその条件に応じた素子の遅
延値を決定し、遅延時間算出手段に渡す。
【0011】従って、回路内に特殊素子がある場合にも
正確に回路の遅延時間を算出でき、正確なタイミング検
証を行うことが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例を示すブロック構
成図である。本実施例は、回路図データ10と回路を構成
する素子の遅延値データ20とを入力し、回路の入力端子
と出力端子間の信号の遅延時間を算出する遅延時間算出
手段32を含み出力データ40を出力するタイミング検証手
段30と、補助記憶手段50とを備えた論理回路のタイミン
グ検証システムにおいて、
【0014】本発明の特徴とするところのタイミング検
証手段30は、入力端子と出力端子間の遅延値が他の入力
端子の状態によって異なる特殊素子を検出し、その入力
端子の状態に応じてその遅延値を決定する特殊素子遅延
値決定手段31を含んでいる。
【0015】なおここで、例えば、回路図データ10はソ
フトウェア上で構築された等価回路接続モデルからな
り、遅延値データ20はライブラリファイルからなり、タ
イミング検証手段30はアプリケーションプログラムが走
る中央処理装置からなっている。
【0016】次に、本実施例の動作について図2に示す
流れ図を参照して説明する。特殊素子遅延値手段31は、
素子ごとの遅延値データ20から、その素子の遅延となる
べき候補を選出する (ステップS1)、次に、その選出
した遅延値には、他の入力端子が遅延に条件を与える旨
の情報が付与されているか否かを判断する(ステップS
2)。次に、その入力端子の状態が確定しているか否か
を判断し(ステップS3)、さらに確定した状態が条件
を満たしているか否か判断する(ステップS4)。そし
て、確定した状態と条件が満たされている場合素子の経
路およびその遅延値を決定する(ステップS5)。この
決定された遅延値は、遅延時間算出手段32に渡され、遅
延時間が算出される(ステップS6)。
【0017】図3は本実施例の適用回路を示すブロック
構成図である。図3に示すように、この回路は入力端子
IN1およびIN2と、出力端子OUT1とを有し、内
部において素子BLK(1) 〜BLK(4) を有する回路を
示している。
【0018】また、表4は図3に用いられた各素子の遅
延値データ(20)を示したものである。
【表4】 回路中の素子BLK(2) は、入力端子H01と出力端子
N01間の遅延値が、入力端子H02の状態によって異
なることが遅延値の条件として付与されている。なお、
ライブラリファイルには、素子BLK(2) のH02の状
態が、H01とN01の遅延を決定するという情報が与
えられる。
【0019】IN1を始点とし、OUT1を終点とした
場合のタイミング検証の進行を以下に示す。ただし、遅
延値はMAXの値をとるものとし、開始時刻は0とす
る。
【0020】IN1からHi値の信号が出発すると、そ
の信号は素子BLK(2) の入力端子H01に、Hi値と
して 1.8ナノセカンド後に到達する。一方IN1からの
Hi値の信号は素子BLK(3) を経過後、素子BLK
(2) の入力端子H02にLo値として到着する。
【0021】このような場合、特殊素子遅延値決定手段
31は、まず図2のステップS1 で、入力端子H01と出
力端子N01間の遅延の候補を選出し、ステップS2で
条件の付与があると判断し、すなわち入力端子H02の
状態が入力端子H01と出力端子N01の遅延に条件を
付与するという情報を補助記憶手段50上に与え、入力端
子H02の状態が未定である1.8 ナノセカンドの時点で
はステップS3で、遅延の条件である入力端子H02の
状態が確定してから、すなわち 1.9ナノセカンド後にな
って入力端子H02の状態がLo値と確定してから、ス
テップS4でライブラリファイル上の条件と照らし合わ
せ、ステップS5で素子BLK(2) の入力端子H01か
ら出力端子N02への遅延を、入力端子H02がLo値
なので 3.0ナノセカンドであると決定する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、素子に
おいてある入力端子、出力端子間の遅延に影響を与える
他の入力端子の状態を考慮して検証を進めていく手段を
有するため、正確な検証結果が得られ、また実際にはあ
りえない経路が結果として出力される危険性を防ぐこと
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すブロック構成図。
【図2】 その動作を示す流れ図。
【図3】 本実施例の適用回路を示すブロック構成図。
【図4】 従来例を示すブロック構成図。
【図5】 従来例の適用回路を示すブロック構成図。
【符号の説明】
10 回路図データ 20 遅延値データ 30、30a タイミング検証手段 31 特殊素子遅延値決定手段 32 遅延時間算出手段 40 出力データ 50 補助記憶手段 BLK(1) 〜BLK(8) 素子 S1〜S6 ステップ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路図データと回路を構成する素子の遅延
    値データとを入力し、回路の入力端子と出力端子間の信
    号の遅延時間を算出する遅延時間算出手段を含むタイミ
    ング検証手段を備えた論理回路のスタテックタイミング
    検証システムにおいて、 前記タイミング検証手段は、
    入力端子と出力端子間の遅延値が他の入力端子の論理レ
    ベル状態によって異なる素子を検出し、前記他の入力端
    子の論理レベル状態が確定したことを判断した後、前記
    素子の遅延値を決定する特殊素子遅延値決定手段を含む
    ことを特徴とするタイミング検証システム。
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