JP3132655B2 - 半導体集積回路におけるクロックネットのレイアウト方法およびレイアウト装置 - Google Patents

半導体集積回路におけるクロックネットのレイアウト方法およびレイアウト装置

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JP3132655B2 JP10083122A JP8312298A JP3132655B2 JP 3132655 B2 JP3132655 B2 JP 3132655B2 JP 10083122 A JP10083122 A JP 10083122A JP 8312298 A JP8312298 A JP 8312298A JP 3132655 B2 JP3132655 B2 JP 3132655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを利
用した半導体集積回路の自動レイアウト方法に関するも
のであり、特にクロックネットのレイアウト方法および
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路におけるクロック
ネットのレイアウト方法として、クロックツリーシンセ
シスと呼ばれる方法がある。このクロックツリーシンセ
シスで半導体集積回路におけるフリップフロップのクロ
ックネットをレイアウトする場合、レイアウト設計に先
立って、図7に示すように、クロックネットを一つのク
ロックドライバ1によって、複数のフリップフロップ3
0〜37を駆動するようにネットリストに記述してお
き、さらに、図6に示すようにフリップフロップ30〜
37の配置情報を登録しておく。そして、レイアウト設
計の段階で、クロックドライバ1に接続されるフリップ
フロップの配置情報にしたがって、図8に示すようなツ
リー状のネット構成になるように、途中にバッファ、イ
ンバータなどのブロックを挿入(図8ではバッファ2
0,21を挿入)してクロックネットを作成する。これ
によって、クロックドライバ1から各フリップフロップ
30〜37のクロック入力までの遅延時間差を低減して
いる。図9は図8のクロックネットに対応したレイアウ
トイメージである。この際、根元となるバッファ(以下
ルートバッファと呼ぶ)10から、各フリップフロップ
30〜37までの遅延時間が等しくなるように配線を施
すことによりフリップフロップ30〜37のクロック入
力の遅延時間の差がさらに低減できる。
【0003】しかし、図8を参照すると、ルートバッフ
ァ10からフリップフロップ30〜37までの途中にバ
ッファ20,21が挿入されており、これらのバッファ
部分のブロック内遅延はクロック信号の立上りで遅延計
算した場合と立ち下がりで遅延計算した場合とで多少の
差が生じる。例えば、バッファ20のブロック内遅延時
間が立ち上がりの場合1.0ns、立ち下がりの場合
0.6nsであったとする。また、バッファ21のブロ
ック内遅延時間が立上りの場合1.2ns、立ち下がり
の場合1.0nsであったとする。さらに、バッファ2
0からフリップフロップ30〜33までの配線遅延が、
等遅延配線を施すことにより、各々0.5nsであった
とし、バッファ21からフリップフロップ34〜37ま
での配線遅延が各々0.7nsであったとする。このと
き、バッファ20の入力端子からフリップフロップ30
〜33までの遅延時間は立ち上がりの場合1.5ns、
立ち下がりの場合1.1nsとなる。また、バッファ2
1の入力端子からフリップフロップ34〜37までの遅
延時間は立ち上がりの場合1.9ns、立ち下がりの場
合1.7nsとなる。
【0004】ここでルートバッファ10からバッファ2
0および21まで等遅延配線を行う場合、バッファ20
以下の遅延時間として立ち上がり1.5nsと立ち下が
り1.1nsの平均値1.3nsを用い、またバッファ
21以下の遅延時間として立ち上がり1.9nsと立ち
下がり1.7nsの平均値1.8nsを用いて等遅延配
線を行う。そして、この等遅延配線の結果、ルートバッ
ファ10からバッファ20までの配線遅延が1.5ns
となり、ルートバッファ10からバッファ21までの配
線遅延が1.0nsとなったとすると、立ち上がり、立
ち下がりの平均値では、ルートバッファからすべてのフ
リップフロップまでの遅延時間は2.8nsとなり、ク
ロックスキューは0となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のクロ
ックネットのレイアウト方法では、立ち上がり、立ち下
がりの平均遅延時間で見ると、ルートバッファから各フ
リップフロップまでの遅延時間が等しくなり、クロック
スキューを0とすることができる。しかし、立ち上が
り、立ち下がりそれぞれで見た場合、遅延時間に差が生
じてくる。例えば、図8の例で立ち上がりの場合を見る
と、ルートバッファ10からフリップフロップ30〜3
3までの遅延時間は3.0nsとなり、ルートバッファ
10からフリップフロップ34〜37までの遅延時間は
2.9nsとなり、フリップフロップ30〜33とフリ
ップフロップ34〜37とでは、0.1nsの遅延時間
差を生じることになる。
【0006】また、立ち下がりの場合について見ると、
ルートバッファ10からフリップフロツプ30〜33ま
での遅延時間は2.6nsとなり、ルートバッファ10
からフリップフロツプ34〜37までの遅延時間は2.
7.nsとなり、フリップフロップ30〜33とフリッ
プフロップ34〜37とではやはり0.1nsの遅延差
を生じることになる。それぞれのフリップフロップは、
一般に立ち上がりまたは立ち下がりのどちらかで動作す
ることになるため、実際の動作では、この立ち上がりま
たは立ち下がりの遅延時間差がクロックスキューとして
発生することになる。
【0007】そこで、本発明は半導体集積回路におい
て、クロックネットに接続されるフリップフロップがク
ロックの立ち上がりで動作するものであっても、立ち下
がりで動作するものであっても、クロックスキューが発
生しないようにクロックネットをレイアウトする方法お
よび装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の課題
は、クロックネットに接続されるフリップフロップがク
ロックの立ち上がりで動作するものであるかまたは立ち
下がりで動作するものであるかを判断してクロックツリ
ーシンセシスにおける遅延時間の計算を行うことにより
解決することが出来る。本発明では、クロックネットに
接続されるフリップフロップがクロックの立ち上がりで
動作する場合には、フリップフロップのクロック入力が
立ち上がりとなる場合の遅延計算を行い、クロックネッ
トに接続されるフリップフロップがクロックの立ち下が
りで動作する場合には、フリップフロップのクロック入
力が立ち下がりとなる場合の遅延計算を行う。これによ
って、クロックネットに接続されるフリップフロップが
クロックの立ち上がりで動作するものであっても、立ち
下がりで動作するものであっても、各フリップフロップ
に入力されるクロックのスキューをなくすことが出来
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に
よるクロックネットのレイアウト装置のシステム構成を
示すものである。図1において、データ処理装置1はワ
ークステーションやパーソナルコンピュータ等のコンピ
ュータにより構成されている。データ処理装置1にはキ
ーボード、デジタイザ等の入力装置2が接続されてい
る。また、データ処理装置1にはCRT等の表示装置3
と、プリンタやプロッタ等の出力装置4が接続されてい
る。さらに、データ処理装置1には各種情報を格納する
ための外部記憶装置5が接続されている。
【0010】このレイアウト装置を用いてクロックネッ
トをレイアウトする際には、レイアウトに先立って、そ
のレイアウトに必要な各種情報が外部記憶装置5に格納
される。すなわち、まず、ユーザーは、入力装置2を用
いてクロックドライバとフリップフロップとの論理的な
接続情報を入力する。1個のクロックドライバ1によっ
て8個のフリップフロップ30〜37を駆動するように
入力した場合には、図7に示すようになる。この接続情
報はネットリスト5bとして外部記憶装置5に記憶され
る。続いて、上記ネットリスト5bに基づいてCADに
より、各フリップフロップの位置(座標)が決定され
る。この配置は例えば図6のようになる。このフリップ
フロップの位置を示す情報はフリップフロップ配置情報
5aとして外部記憶装置5に記憶される。
【0011】また、ユーザーは入力装置2を用いて各フ
リップフロップがクロックの立ち上がりで動作するもの
であるのかまたは立ち下がりで動作するものであるのか
を示す情報を入力しておく。この情報はフリップフロッ
プ情報5cとして外部記憶装置5に記憶される。本発明
においては、同一クロックネットに接続されるフリップ
フロップは、全て立ち上がりで動作するものまたは立ち
下がりで動作するものの一方のみとする。
【0012】以上のようにして予めフリップフロップ配
置情報5a、ネットリスト5bおよびフリップフロップ
情報5cを外部記憶装置5に記憶した後、データ処理装
置1は図2に示すクロックネットの自動レイアウト処理
を実行する。まず最初に、入力処理S1にて、外部記憶
装置5からフリップフロップ配置情報5aおよびネット
リスト5bを取り込む。次に、フリップフロップ情報入
力処理S2にて、フリップフロップがクロックの立ち上
がりで動作するものか立ち下がりで動作するものかを定
義したフリップフロップ情報5cを外部記憶装置5から
取り込む。
【0013】次に、これらの情報をもとに、フリップフ
ロップ分類処理S3にて、同一クロックネットに接続さ
れるフリップフロップが全てクロックの立ち上がりで動
作する場合または全てクロックの立ち下がりで動作する
場合に分類する。そして、次の分類判定処理S4で全て
のフリップフロップが立ち上がりで動作すると判定した
場合は、立ち上がりクロックツリーシンセシス処理S5
を実行した後、処理を終了する。また、分類判定処理S
4において、全てのフリップフロップが立ち下がりで動
作すると判定した場合は、立ち下がりクロックツリーシ
ンセシス処理S6を実行した後、処理を終了する。
【0014】以下、立ち上がりクロックツリーシンセシ
ス処理S5および立ち下がりクロックツリーシンセシス
処理S6の処理の詳細について順番に説明する。立ち上
がりクロックツリーシンセシス処理S5では、フリップ
フロツプがクロック入力の立ち上がりで動作する場合の
遅延計算を用いて、クロックツリーシンセシスを実行す
る。例えば、入力処理S1で入力されたネットリスト5
bにおいて、クロック信号の接続が図7に示したもので
あって、フリップフロツプが立ち上がりで動作する場合
について説明する。
【0015】クロックツリーシンセシスにより、図3の
ように、ルートバッファ10とバッファ20、21の2
段のツリー構造で構成したとする。ルートバッファ10
から各フリップフロップ30〜33までの遅延は、ルー
トバッファ10から2段目のバッファ20までの配線遅
延40と、2段目のバッファ20のブロック内遅延41
と、2段目のバッファ20からフリップフロップ30〜
33までの配線遅延42の合計として計算される。同様
に、ルートバッファ10から各フリップフロップ34〜
37までの遅延は、ルートバッファ10から2段目のバ
ッファ21までの配線遅延43と、2段目のバッファ2
1のブロック内遅延44と、2段目のバッファ21から
フリップフロップ34〜37までの配線遅延45の合計
として計算される。
【0016】クロックツリーシンセシスでは、まず、バ
ッファ20からフリップフロップ30〜33までの配線
遅延が等しくなるように等遅延配線が行なわれる。ここ
では、バッファ20からフリップフロップ30〜33ま
での配線遅延時間42が0.5nsとなったとする。ま
た、バッファ21からフリップフロップ34〜37まで
についても同様に配線遅延が等しくなるように等遅延配
線が行われ、その配線遅延時間45が0.7nsとなっ
たとする。次に、バッファ20および21のブロック内
遅延41、44を求める際に、フリップフロップ30〜
37がクロック入力の立ち上がりで動作することを考
え、そのバッファ20および21のブロック内遅延は、
そのバッファ20および21の入力が立ち上がりとなる
場合のブロック内遅延時間を求める。バッファ20のブ
ロック内遅延時間41が1.0nsであり、バッファ2
1のブロック内遅延時間44が1.2nsであったとす
ると、バッファ20の入力からフリップフロップ30〜
33のクロック入力までの遅延時間は合計で1.5ns
となり、バッファ20の入力からフリップフロップ34
〜37のクロック入力までの遅延時間は合計で1.9n
sとなる。
【0017】したがって、ルートバッファ10から各フ
リップフロップ30〜37までの遅延時間が等しくなる
ようにするためには、ルートバッファ10からバッファ
20までの配線遅延時間40を、ルートバッファ10か
らバッファ21までの配線遅延時間43に比べて、0.
4ns大きくするように配線を施せば良い。例えば、ル
ートバッファ10からバッファ21までの配線遅延時間
40が1.0nsであったとすると、バッファ10から
バッファ20までの配線遅延時間を1.4nsとするこ
とにより、ルートバッファ10からすべてのフリップフ
ロップ30〜37までの遅延時間の合計を2.9nsと
することができ、各フリップフロップ間のクロックスキ
ューを0とすることができる。
【0018】一方、立ち下がりクロックツリーシンセシ
ス処理S6では、フリップフロップがクロック入力の立
ち下がりで動作する場合の遅延計算を用いて、クロック
ツリーシンセシスを実行する。立ち上がりクロックツリ
ーシンセシス処理S5の場合と同様、ネッリスト5bか
ら図7に示した接続情報が入力された場合に2段のツリ
ー構造で構成した場合について説明する。図4にこのツ
リー構造を示す。ルートバッファ10からフリップフロ
ップ30〜33までの遅延は、図3の場合と同様に、ル
ートバッファ10から2段目のバッファ20までの配線
遅延46と、2段目のバッファ20のブロック内遅延4
7と、2段目のバッファ20からフリップフロツプ30
〜33までの配線遅延48の合計として計算される。ま
た、ルートバッファ10からフリップフロップ34〜3
7までの遅延は、ルートバッファ10から2段目のバッ
ファ21までの配線遅延49と、2段目のバッファ21
のブロック内遅延50と、2段目のバッファ21からフ
リップフロツプ34〜37までの配線遅延51の合計と
して計算される。
【0019】このクロックツリーシンセシスでも、ま
ず、バッファ20からフリップフロップ30〜33まで
の各配線遅延が等しくなるように配線が行なわれる。こ
こでの配線遅延時間が、バッファ20からフリップフロ
ップ30〜33まで0.5nsであったとする。また、
バッファ21からフリップフロツプ34〜37までにつ
いても各配線遅延が等しくなるように等遅延配線を行な
い、その配線遅延時間が0.7nsであったとする。
【0020】ここで、この立ち下がりクロックツリーシ
ンセシス処理では、バッファ20および21のブロック
内遅延を求める際に、フリップフロップがクロック入力
の立ち下がりで動作することを考えて、そのバッファ2
0、21のブロック内遅延は、そのバッファ20、21
の入力が立ち下がりとなる場合のブロック内遅延時間を
求める。バッファ20のブロック内遅延時間47が0.
6nsであり、バッファ21のブロック内遅延時間50
が1.0nsであったとすると、バッファ20の入力か
らフリップフロップ30〜33のクロック入力までの遅
延時間は合計で1.1nsとなり、バッファ21の入力
からフリップフロツプ34〜37のクロック入力までの
遅延時間は合計で1.7nsとなる。
【0021】したがって、ルートバッファ10から各フ
リップフロップ30〜37までの遅延時間が等しくなる
ようにするためには、ルートバッファ10からバッファ
20までの配線遅延時間46を、ルートバッファ10か
らバッファ21までの配線遅延時間49に比べて、0.
6ns大きくするように配線を施せば良い。例えば、バ
ッファ10からバッファ21までの配線遅延時間49が
1.0nsであったとすると、バッファ10からバッフ
ァ20までの配線遅延時間46を1.6nsとすること
により、ルートバッファ10からすべてのフリップフロ
ップ30〜37までの遅延時間の合計を2.7nsとす
ることができ、各フリップフロップ間のクロックスキュ
ーを0とすることができる。
【0022】このように、図2に示した処理を実行する
ことで、図9に示したようなクロックネットの自動レイ
アウトが実現される。このレイアウト情報は、クロック
ネット配線以外の信号配線のレイアウト設計などに備え
て外部記憶装置5に格納される。また、このレイアウト
されたクロックネットのイメージは表示装置3によりモ
ニタすることが出来る。以上、二段のバッファを使用し
てクロックツリーを構成した場合の立ち上がりおよび立
ち下がりクロックツリーシンセシス処理について説明し
た。次に、図5に示すように二段のインバータを使用し
てクロックツリーを構成した場合のクロックツリーシン
セシス処理について説明する。
【0023】フリップフロップ30〜37がクロック入
力の立ち上がりで動作する場合、2段目のインバータ2
2および23の入力は反転するために立ち下がりとなる
から、その場合のブロック内遅延53、56を計算す
る。すなわち、ルートのインバータ11から2段目のイ
ンバータ22までの配線遅延52と、2段目のインバー
タ22の入力が立ち下がりとなった場合のブロック内遅
延53と、インバータ22からフリップフロップ30〜
33までの配線遅延54とを合計した遅延計算を行うと
共に、ルートのインバータ11から2段目のインバータ
23までの配線遅延55と、2段目のインバータ23の
入力が立ち下がりとなった場合のブロック内遅延56
と、インバータ23からフリップフロップ34〜37ま
での配線遅延57とを合計した遅延計算を行ないなが
ら、クロックツリーシンセシスによりクロック信号伝送
路の配線を行う。
【0024】同様に、フリップフロップ30〜37がク
ロック入力の立ち下がりで動作する場合には、2段目の
インバータ22、23のブロック内遅延は、そのインバ
ータ22、23の入力が立ち上がりとなる場合のブロッ
ク内遅延計算を用いて、クロックツリーシンセシスによ
りクロック信号伝送路の配線を行う。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではフリッ
プフロップがクロックの立ち上がりで動作するものであ
るかまたは立ち下がりで動作するものであるかに応じ
て、それぞれクロックツリーシンセシスの遅延時間を計
算するので、フリップフロップがクロックの立ち上がり
で動作するものであっても立ち下がりで動作するもので
あっても、クロックスキューを低減すること可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクロックネットのレイアウト装置
のシステム構成を示す図である。
【図2】本発明によるクロックネットの自動レイアウト
処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明による立ち上がりクロックツリーシンセ
シスでの遅延計算を説明するため図である。
【図4】本発明による立ち下がりクロックツリーシンセ
シスでの遅延計算を説明するための図である。
【図5】本発明においてインバータを使用してクロック
ツリーを構成した場合のネット接続を示す図である。
【図6】フリップフロップの配置情報を登録する際の様
子を説明する図である。
【図7】クロックツリーシンセシスに入力するクロック
ネットの接続を示す図である。
【図8】従来のクロックツリーシンセシスでの遅延計算
を説明するための図である。
【図9】クロックツリーシンセシスによりレイアウトさ
れたクロックネットのイメージを示す図である。
【符号の説明】
5a フリップフロップ配置情報 5b ネットリスト 5c フリップフロップ情報 S1 フリップフロップ配置情報およびネットリストの
入力処理 S2 フリップフロップ情報入力処理 S3 フリップフロップ分類処理 S4 フリップフロップ分類判定処理 S5 立ち上がりクロックツリーシンセシス処理 S6 立ち下がりクロックツリーシンセシス処理

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路におけるクロックネット
    のレイアウト方法であって、 前記クロックネットに接続されるフリップフロップがク
    ロックの立ち上がりで動作するものであるかまたは立ち
    下がりで動作するものであるかを判断してクロックツリ
    ーシンセシスにおける遅延時間の計算を行うことを特徴
    とする半導体集積回路におけるクロックネットのレイア
    ウト方法。
  2. 【請求項2】 (1)前記クロックネットに接続される
    フリップフロップがクロックの立ち上がりで動作するも
    のであるかまたは立ち下がりで動作するものであるかを
    判断する判断処理手順と、 (2)前記フリップフロップのクロック入力が立ち上が
    りとなる場合のクロックの遅延時間の計算を行う第1の
    クロックツリーシンセシス処理手順と、 (3)前記フリップフロップのクロック入力が立ち下が
    りとなる場合のクロックの遅延時間の計算を行う第2の
    クロックツリーシンセシス処理手順と、 を備え、 前記判断処理手順の結果に応じて前記第1または第2の
    クロックツリーシンセシス処理手順の一方を選択的に実
    行することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路
    におけるクロックネットのレイアウト方法。
  3. 【請求項3】 半導体集積回路におけるクロックネット
    のレイアウト装置であって、 前記クロックネットに接続されるフリップフロップがク
    ロックの立ち上がりで動作するものであるかまたは立ち
    下がりで動作するものであるかを判断してクロックツリ
    ーシンセシス処理を実行するデータ処理手段を備えるこ
    とを特徴とするクロックネットのレイアウト装置。
  4. 【請求項4】 (1)前記クロックネットに接続される
    フリップフロップの配置情報を記憶する第1の記憶手段
    と、 (2)前記クロックネットに接続されるフリップフロッ
    プの接続情報を記憶する第2の記憶手段と、 (3)前記クロックネットに接続されるフリップフロッ
    プがクロックの立ち上がりで動作するものであるかまた
    は立ち下がりで動作するものであるかを示すフリップフ
    ロップ情報を記憶する第3の記憶手段と、 をさらに備え、 前記前記データ処理手段は前記第1〜第3の記憶手段の
    出力を用いてクロックツリーシンセシス処理を実行する
    ことを特徴とする請求項3記載のクロックネットのレイ
    アウト装置。
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