JPH05281973A - メモリアクセス装置 - Google Patents

メモリアクセス装置

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JPH05281973A
JPH05281973A JP4108902A JP10890292A JPH05281973A JP H05281973 A JPH05281973 A JP H05281973A JP 4108902 A JP4108902 A JP 4108902A JP 10890292 A JP10890292 A JP 10890292A JP H05281973 A JPH05281973 A JP H05281973A
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JP
Japan
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control data
data
memory
read
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JP4108902A
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English (en)
Inventor
Kikuji Tanaka
喜久治 田中
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 楽音波形データと楽音波形データ以外の制御
データを記憶するメモリから発音チャンネル毎に楽音波
形データを時分割で読み出す場合に、各発音チャンネル
の読出タイミングを分割し、制御データを読み出すため
の読出タイミングを割り当てて、制御データをメモリか
ら読み出すアクセス時間を短縮することを目的としてい
る。 【構成】 各チャンネル毎に割り当てられている現在値
アドレスを4分割したタイミングで、制御データ読取ア
ドレス→現在値アドレス→制御データ読取アドレス→デ
ィクリメントアドレスの順に選択して、アドレス(Addr
ess)を発生させる。アドレス(Address)の網マークの
タイミングで、制御データ読出アドレスを出力し、メモ
リから制御データを読み出す。「−1」のタイミング
で、ディクリメントアドレスを、無印のタイミングで、
現在値アドレスを出力し、メモリから楽音波形データを
読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリアクセス装置に
関し、詳細には、楽音波形データを記憶するメモリに、
それ以外の制御データを記憶し、このメモリから発音チ
ャンネル毎に楽音波形データを時分割で読み出す場合
に、この時分割タイミングの間に制御データを読み出し
て、発音チャンネル数を減少させることなく、高速で制
御データを読み出せるようにしたメモリアクセス装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から複数の楽音を同時発生する電子
楽器においては、複数の発音チャンネルを備えており、
時分割で各発音チャンネル毎に楽音波形のデータを記憶
したメモリのアドレス指定を行なって、楽音波形データ
を読み出し、楽音を発生している。ところが、楽音波形
を記憶するメモリが比較的大容量で空き領域があること
から、このメモリの空き領域を有効に利用するために、
この空き領域に、波形データ以外のリズムやテンポ等の
制御データを記憶することがある。このような波形デー
タ以外の制御データをメモリから読み出すために、従
来、所定の空きチャンネルを楽音波形読出チャンネルと
は別に制御データ読出用のチャンネルとして設定し、設
定した空きチャンネルの読出タイミングになったとき
に、メモリから波形データ以外のデータの読み出しを行
なっている。したがって、楽音波形データを記憶するた
めのメモリを波形データ以外のデータの記憶にも利用す
ることができ、メモリを有効に利用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のメモリアクセス装置、特に、メモりから楽音
波形データを読み出してポリフォニックな音を出力する
メモリアクセス装置にあっては、楽音波形データを記憶
するメモリを有効に利用するために、楽音波形データ以
外の制御データをメモリの空き領域に記憶させ、アクセ
ス要求があると、制御データ読出用のチャンネルタイミ
ングになるのを待って、メモリへのアクセスを許可する
ようになっていたため、アクセス要求が有ってからこの
チャンネルの発生タイミングになるまでの間処理待ち状
態となる。その結果、処理時間に無駄が発生し、高速化
処理の障害となるという問題があった。そこで、本願発
明は、発音チャンネル数を減少させることなく、高速に
楽音波形データ以外の制御データを読み出せるように
し、楽音波形データ以外の制御データをメモリから読み
出す場合のメモリへのアクセス時間を短縮して、処理速
度を高速化することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、楽音波形データ及びそれ以外の制御デー
タを記憶するメモリ手段と、前記メモリ手段からの楽音
波形データを複数個時分割で読み出すために、対応する
アドレス信号を時分割タイミングで出力する楽音波形デ
ータアドレス出力手段と、前記楽音波形データアドレス
出力手段から各アドレスが出力される毎にその時分割タ
イミング区間中で前記メモリ手段から制御データを読み
出すためのアドレス信号を、前記楽音波形データを読み
出すためのアドレス信号に代えて出力する制御データア
ドレス出力手段と、前記楽音波形データアドレス出力手
段により読み出された楽音波形データに基づいて楽音発
生を指示する楽音発生指示手段と、前記制御データアド
レス出力手段により読み出された制御データを受け取る
受取手段と、を備えたことを特徴としている。この場
合、例えば、請求項2に記載するように、前記メモリ手
段が、前記制御データを特定のアドレス領域に連続して
記憶し、前記制御データアドレス出力手段が、各時分割
タイミング毎に出力する前記アドレス信号を自動的に歩
進させる歩進手段を有していてもよい。
【0005】
【作用】本発明によれば、メモリ手段に、楽音波形デー
タ及びそれ以外のデータを記憶し、このメモリ手段から
楽音波形データを複数個時分割で読み出すために、対応
するアドレス信号を楽音波形データアドレス出力手段に
より時分割タイミングで出力する。この楽音波形データ
アドレス出力手段で各アドレスが出力される毎にその時
分割タイミング区間中で前記メモリ手段から制御データ
を読み出すためのアドレス信号を、制御データアドレス
出力手段により前記楽音波形データを読み出すためのア
ドレス信号に代えて出力し、楽音波形データアドレス出
力手段により読み出された楽音波形データに基づいて楽
音発生指示手段が、楽音発生を指示する。そして前記制
御データアドレス出力手段により読み出された制御デー
タを受取手段が受け取る。したがって、楽音波形データ
と楽音波形データ以外の制御データを記憶するメモリか
ら発音チャンネル毎に楽音波形データを時分割タイミン
グで読み出す場合に、この時分割された各発音チャンネ
ルの読出タイミングを分割し、この分割した読出タイミ
ングに楽音波形データ以外の制御データを読み出す読出
タイミングを割り当てることができる。その結果、発音
チャンネル数を減少させることなく、高速に楽音波形デ
ータ以外の制御データを読み出すことができ、楽音波形
データ以外の制御データをメモリから読み出す場合のメ
モリへのアクセス時間を短縮して、処理速度を高速化す
ることができる。この場合、前記メモリ手段が、制御デ
ータを特定のアドレス領域に連続して記憶し、前記制御
データアドレス出力手段が、各時分割タイミング毎に出
力する前記アドレス信号を自動的に歩進させる歩進手段
を有するようにすると、CPUやマイクロコンピュータ
等から制御データを読み出すためのアドレス信号をいち
いち出力する必要がなく、CPUやマイクロコンピュー
タ等の負担を軽減することができる。
【0006】
【実施例】以下、実施例に基づいて具体的に説明する。
図1〜図11は、本発明のメモリアクセス装置の一実施
例を示す図であり、電子楽器に適用したものである。図
1は、電子楽器1の全体構成図であり、電子楽器1は、
CPU(Central Processing Unit)2、音源3、メモ
リ(メモリ手段)4及びクロック発生器5等を備えてい
る。
【0007】この電子楽器1は、複数の発音チャンネ
ル、例えば、8チャンネルを備えており、いわゆるポリ
フォニック演奏を行なう。
【0008】クロック発生器5は、発振回路や分周回路
を備えており、クロックCK1及びクロックCK2を電
子楽器1の各部に出力する。
【0009】電子楽器1では、図外の鍵盤で打鍵操作や
離鍵操作が行なわれると、その操作信号がCPU2に出
力され、CPU2は、この操作信号を取り込んで、各種
電子楽器1としての処理を行なう。特に、音源3に鍵操
作に対応する各種信号、例えば、チップセレクト(Chip
Select)、ライトストローブ(WriteStrobe)、リード
ストローブ(ReadStrobe)及びアドレスを出力し、音源
3は、このCPU3からの信号に基づいて、メモリ4を
アクセスして、メモリ5から楽音波形データを読み出
す。さらに、音源3は、後述するように、メモリ4にア
ドレス(Address)及びチップイネーブル(ChipEnabl
e)を出力して、メモリ4から制御データを読み出し、
メモリ4から読み出した制御データをCPU2にデータ
バス(DataBus)を介して転送したり、メモリ4から楽
音波形データを読み出したときには、その楽音波形デー
タに、後述するように、積分処理や補間処理を施して波
形出力として出力する。
【0010】CPU2は、複数の発音チャンネルの発音
状態や鍵操作された操作データを格納する各種レジスタ
を備えており、これら各種レジスタに格納したデータに
基づいて発音制御するとともに、必要なデータを上述の
ように音源3に出力する。
【0011】メモリ4は、大容量のメモリであり、主
に、楽音波形データをアドレス毎に差分値として記憶し
ているが、楽音波形データ以外にも、制御データ、例え
ば、テンポデータやリズム等を記憶している。このメモ
リ4は、この楽音波形データ以外の制御データを、例え
ば、特定のアドレス領域に連続して記憶している。メモ
リ4には、音源3からチップイネーブル(ChipEnable)
及びアドレス(Address)が入力され、アドレス指定さ
れたデータ(Data)を音源3に出力する。
【0012】音源3は、図2に示すように構成されてお
り、インターフェイス回路11、チャンネル制御回路1
2、アドレスジェネレータ13、アドレスコントローラ
14、積分器15、補間器16、レジスタ17及びゲー
ト回路18等を備えている。
【0013】インターフェイス回路11は、CPU2と
のインターフェイスを行なう回路であり、CPU2から
ライトストローブ(WriteStrobe)、リードストローブ
(ReadStrobe)、アドレス(Address)及びデータ(Dat
a)が入力されるとともに、レジスタ17からCPUリ
ードバス(CPU ReadBus)のデータが入力される。ま
た、インターフェイス回路11は、インターフェイスデ
ータバス(I/F DataBus)を介してデータをアドレスジ
ェネレータ13及びアドレスコントローラ14に出力
し、クロックCKaをゲート回路18等に出力する。
【0014】特に、インターフェイス回路11は、レジ
スタ17を介してメモリ4から読み出したデータ(制御
データ)を受け取り、データバス(DataBus)を介して
CPU2に転送する。したがって、レジスタ17及びイ
ンターフェイス回路11は、読み出された制御データを
受け取る受取手段として機能する。
【0015】チャンネル制御回路12は、図3に示すよ
うに、入力を4分周する分周器21、入力を8分周する
分周器22、インバータ23及び入力を4分周する分周
器24を備えている。
【0016】チャンネル制御回路12には、その分周器
21にクロック発生器5からのクロックCK1が入力さ
れており、チャンネル制御回路12は、このクロックC
K1を分周器21で4分周した後、分周器22で8分周
して、信号CHをアドレスジェネレータ13や補間器1
6に出力する。
【0017】また、チャンネル制御回路12には、イン
バータ23を介して分周器24にクロック発生器5から
のクロックCK1が入力されており、分周器24で反転
クロックCK1を4分周してセレクタ制御信号として、
アドレスコントローラ14及びゲート回路18等に出力
する。
【0018】アドレスジェネレータ13は、図4に示す
ように、現在値アドレス格納メモリ31、レジスタ3
2、33、インクリメンタ34、バイナリ加算器35、
アドレス歩進量格納メモリ36及びレジスタ37等を備
えている。
【0019】現在値アドレス格納メモリ31は、インク
リメンタ34から出力される現在値アドレスを各チャン
ネル毎に記憶し、現在値アドレス格納メモリ31は、レ
ジスタ32を介してインクリメンタ34に現在値アドレ
スを出力するとともに、レジスタ33を介してバイナリ
加算器35に現在値アドレスを出力する。
【0020】アドレス歩進量格納メモリ36には、CP
U2から各チャンネル毎のアドレス歩進量が転送されて
セットされ、アドレス歩進量格納メモリ36は、信号C
Hに同期して、レジスタ37を介してバイナリ加算器3
5にアドレス歩進量を出力する。
【0021】バイナリ加算器35は、レジスタ33を介
して現在値アドレス格納メモリ31から入力される現在
値アドレスにレジスタ37を介してアドレス歩進量格納
メモリ36から入力されるアドレス歩進量を加算し、加
算結果のアドレス小数部を現小数アドレスとして出力す
るとともに、現在値アドレス格納メモリ31に出力す
る。
【0022】また、バイナリ加算器35は、上記加算し
た結果、桁上がりが発生したときには、インクリメンタ
34及び図2に示す積分器15にキャリーを出力する。
【0023】インクリメンタ34は、バイナリ加算器3
5からキャリーが入力されないときには、レジスタ32
を介して現在値アドレス格納メモリ31から入力される
現在値アドレスをそのままアドレスコントローラ14及
び現在値アドレス格納メモリ31に出力し、バイナリ加
算器35からキャリーが入力されると、レジスタから入
力される現在値アドレスをインクリメント(「1」だけ
加算)して、アドレスコントローラ14及び現在値アド
レス格納メモリ31に出力する。
【0024】すなわち、現在値アドレスは、図5に示す
ように、整数部と小数部により構成されており、アドレ
ス歩進量は、この小数部の歩進量となっている。そし
て、アドレスジェネレータ13は、現在値アドレスにア
ドレス歩進量を加算して、その加算結果により桁上がり
が発生すると、その現整数アドレスをインクリメント
し、現在値アドレスの整数部に「1」を加算して、現整
数アドレスとして出力する。また、アドレスジェネレー
タ13は、現在値アドレスにアドレス歩進量を加算し
て、その加算結果により桁上がりが発生しないときに
は、加算結果の小数部を現小数アドレスとして出力す
る。
【0025】したがって、アドレスジェネレータ13
は、メモリ4から楽音波形データを複数個時分割で読み
出すために、対応するアドレス信号を時分割タイミング
で出力する楽音波形データアドレス出力手段として機能
する。
【0026】図2に示すアドレスコントローラ14は、
図6に示すように、ディクリメンタ41、レジスタ4
2、セレクタ43及びレジスタ44を備えており、上記
アドレスジェネレータ13からディクリメンタ41及び
セレクタ43に現在値アドレスが入力されている。
【0027】ディクリメンタ41は、アドレスジェネレ
ータ13から入力される現在値アドレスを「1」だけデ
ィクリメントして、ディクリメントアドレスとしてセレ
クタ43に出力する。
【0028】一方、レジスタ42には、図2に示すイン
ターフェィス回路11からインターフェイスデータバス
(I/F DataBus)を介して入力されるデータ、すなわ
ち、メモリ4に記憶されている楽音波形データ以外の制
御データを読み出すためにCPU2から音源3のインタ
ーフェイス回路11に出力された制御データ読出アドレ
スが入力され、レジスタ42は、インターフェイス回路
11から入力されるクロックCKaに同期して、インタ
ーフェイスデータバス(I/F DataBus)から入力される
制御データ読出アドレスを取り込んで、セレクタ43に
出力する。
【0029】セレクタ43には、上述のように、アドレ
スジェネレータ13からの現在値アドレス、ディクリメ
ンタ41からのディクリメントアドレス及びレジスタ4
2からの制御データ読出アドレスが入力されるととも
に、チャネル制御部12からセレクタ制御信号が入力さ
れ、セレクタ43は、セレクタ制御信号に応じて、現在
値アドレス、ディクリメントアドレス及び制御データ読
出アドレスを選択して、レジスタ44にアドレス(Addr
ess)を出力する。
【0030】レジスタ44は、セレクタ43から入力さ
れるアドレス(Address)をクロックCK1に同期して
取り込み、メモリ4に出力する。
【0031】したがって、アドレスコントローラ14
は、楽音波形データアドレス出力手段としてのアドレス
ジェネレータ13から各アドレスが出力される毎にその
時分割タイミング区間中にメモリ4から制御データを読
み出すためのアドレス信号を、楽音波形データを読み出
すためのアドレス信号に代えて出力する制御データアド
レス出力手段として機能する。
【0032】メモリ4は、アドレスが指定されると、指
定されたアドレスに記憶されている楽音波形データ(差
分値データ)あるいは制御データを音源3の積分器1
5、補間器16及びレジスタ17に出力する。
【0033】積分器15は、図7に示すように、レジス
タ51、演算器52、積分値格納メモリ53及びレジス
タ54を備えており、メモリ4から読み出された差分値
データが、レジスタ51に入力される。
【0034】レジスタ51に保持された差分値データ
は、演算器52に出力され、演算器52には、さらにレ
ジスタ54からのデータ(積分値)が入力される。
【0035】この演算器52には、上記アドレスジェネ
レータ13の出力するキャリーが入力されている。演算
器52は、キャリーが入力されないときには、レジスタ
54から入力される積分値データをそのまま出力し、キ
ャリーが入力されると、レジスタ51から入力される差
分値データをレジスタ54から入力される積分値データ
に加算して、積分値データとして補間回路7及び積分値
格納メモリ53に出力する。このキャリーは、上述のよ
うに、アドレスジェネレータ13が演算した現在値アド
レスに桁上げが発生したとき、すなわち、アドレスの整
数部が更新されたときに出力される。
【0036】積分値格納メモリ53は、演算器52の出
力する積分値データを記憶し、信号CHが2回入力され
ると、記憶する積分値データをレジスタ54に出力す
る。
【0037】したがって、積分器15は、メモリ4から
データを読み出すための現在値アドレスの整数部が変化
したときのみ、メモリ4から読み出された差分値を加算
して、積分値を演算し、現在値アドレスの整数部が変化
しないときには、積分値格納メモリ53に記憶した、今
までの積分値をそのまま積分値として出力する。
【0038】補間器16は、図18に示すように、レジ
スタ61、62、乗算器63及び加算器64を備えてお
り、前記積分回路6からの積分値がレジスタ62に入力
される。
【0039】乗算器63には、アドレスジェネレータ1
3の出力する現在値アドレスの小数アドレス(現小数ア
ドレス)及びメモリ4から読み出されてレジスタ61に
保持された差分値データが入力され、乗算器63は、こ
の現小数アドレスと差分値データを乗算して、加算器6
4に出力する。すなわち、乗算器63は、差分値データ
に現小数アドレスを乗算することにより、現小数アドレ
スで与えられる差分値データの歩進量を演算している。
【0040】加算器64には、さらにレジスタ62に保
持された前記積分値が入力され、加算器64は、乗算器
63の乗算結果とレジスタ62の出力する積分値を加算
して、楽音波形データとして出力する。すなわち、加算
器64は、積分値に現小数アドレスに対応する差分値デ
ータの歩進量を加算して、楽音波形データを算出してい
る。
【0041】したがって、上記CPU2、積分器15及
び補間器16は、アドレスコントローラ14を介してア
ドレス出力手段アドレスジェネレータ13によりアドレ
ス指定されて読み出された楽音波形データに基づいて楽
音発生を指示する楽音発生指示手段として機能する。
【0042】図2に戻って、レジスタ17には、メモリ
4から読み出されたデータ、特に、制御データが入力さ
れ、レジスタ17は、クロックCK2に同期して入力さ
れる制御データをCPUリードバス(CPU ReadBus)を
介して、インターフェイス回路11に出力する。インタ
ーフェイス回路11は、レジスタ17から入力される制
御データをデータバス(DataBus)を介してCPU2に
出力する。
【0043】したがって、レジスタ17及びインターフ
ェイス回路11は、制御データアドレス出力手段として
のアドレスコントローラ14により読み出された制御デ
ータを受け取る受取手段として機能する。
【0044】図2のゲート回路18には、CPU2から
のチップセレクト(ChipSelect)、インターフェイス回
路11からのクロックCKa及びチャンネル制御回路1
2からのセレクタ信号が入力されており、ゲート回路1
8は、これら各入力信号に基づいてチップイネーブルを
メモリ4に出力する。
【0045】次に、作用を説明する。電子楽器1により
演奏を行なう場合、まず、所定の音色作成モードによ
り、CPU2の音色レジスタに音色をプリセットする。
【0046】音色がプリセットされた状態で、電子楽器
1の電源がオンされると、図9に示すように、イニシャ
ライズ処理を行ない、CPU2内の各レジスタのセット
及びリセットを行なう。
【0047】イニシャライズ処理が完了すると、CPU
2、図外の鍵盤に対してキーコモン信号を出力して、鍵
走査を行ない(ステップS2)、この鍵走査により鍵盤
のキー操作を検出して、検出したキーデータをCPU2
に取り込む。
【0048】キーデータの取り込みを行なうと、CPU
2は、取り込んだキーデータから鍵変化があったかどう
かチェックし(ステップS3)、鍵変化がないときに
は、ステップS2に戻って、同様に鍵走査を行なう。
【0049】ステップS3で、打鍵があると、すなわ
ち、ONからOFFへの鍵変化があると、打鍵された鍵
のキーコードに対応するピッチデータを音源3に転送す
る(ステップS4)。具体的には、音源3のアドレスジ
ェネレータ13に設けられているアドレス歩進量格納メ
モリ36の対応するチャンネル領域に転送する。ピッチ
データの転送を完了すると、ステップS2に戻って同様
に、鍵走査から順次処理を行ない、鍵走査に対応したピ
ッチデータをアドレス歩進量格納メモリ36の対応する
チャンネル領域に転送する。
【0050】また、ステップS3で、離鍵があると、す
なわち、OFFからONへの鍵変化があると、離鍵され
た鍵のキーコードに対応するピッチデータと同一のピッ
チデータが上記アドレス歩進量格納メモリ36及び現在
値アドレス格納メモリ31に格納されているかどうか調
べ、格納されているときには、そのピッチデータをクリ
アして、ステップS2に戻る(ステップS5)。
【0051】CPU2は、このように鍵走査を行なっ
て、必要なデータをセットすると、音源3がアドレスを
発生して、メモリ4から楽音波形データ(差分値デー
タ)を読み出し、読み出した楽音波形データに積分処理
及び補間処理を施して、鍵操作に対応した波形出力を行
なう。
【0052】一方、CPU2は、メモリ4から制御デー
タを読み出すときには、図10に示すように、まず、ラ
イトストローブ(WriteStrobe)信号を音源3に出力し
(ステップP1)、データバス(DataBus)に制御デー
タ読出アドレスを出力する(ステップP2)。
【0053】CPU2が制御データ読出アドレスを出力
すると、音源3は、制御データ読出アドレスを楽音波形
データ読出用アドレスに変換して、メモリ4に出力し、
メモリ4から読み出した制御データをCPU2に転送す
る。
【0054】すなわち、音源3は、ライトストローブ
(WriteStrobe)信号が入力されると、データバス(Dat
aBus)上の制御データ読出アドレスを取り込み、インタ
ーフェイスデータバス(I/F DataBus)を介してアドレ
スコントローラ14に制御データ読出アドレスを転送す
る。
【0055】アドレスコントローラ14は、セレクタ制
御信号に基づいてセレクタ43により、アドレスジェネ
レータ13から入力される現在値アドレス、ディクリメ
ンタ41により現在値アドレスをディクリメントしたデ
ィクリメントアドレス及びインターフェイス回路11か
らレジスタ42を介して入力される制御データ読出アド
レスを順次選択して、レジスタ44を介してメモリ4に
出力する。そして、セレクタ43に入力されるセレクタ
制御信号は、チャンネル制御回路12によりクロックC
K1の反転信号を4分周して作成された信号であり、図
11に示すように、各チャンネル毎に割り当てられてい
る現在値アドレスを4分割した信号となっている。
【0056】なお、図11において、セレクタ制御信号
の欄に記載されている「0」は、現在アドレス選択信号
を、「2」は、制御データ読取アドレス選択信号を、ま
た、「1」は、ディクリメントアドレス選択信号を示し
ている。セレクタ43は、各チャンネル毎に割り当てら
れている現在値アドレスを4分割したタイミングで、図
11のアドレス(Address)の欄に示すように、制御デ
ータ読取アドレス→現在値アドレス→制御データ読取ア
ドレス→ディクリメントアドレスの順に選択して、アド
レス(Address)としてレジスタ44を介してメモリ4
に出力する。なお、図11において、アドレス(Addres
s)の欄に記載されている網マークは、制御データ読出
アドレスを、「−1」は、ディクリメントアドレスを、
無印は、現在値アドレスを示している。
【0057】その結果、従来のように、メモリ4から制
御データを読み出すために専用のチャンネルを設定する
必要がなく、楽音発生用のチャンネル数を減少させるこ
となく、制御データをメモリ4から読み出すことができ
る。また、各チャンネルの現在値アドレスを分割して制
御データ読出アドレスを出力しているので、制御データ
を読み出すのに設定したチャンネルの読出タイミングま
で待つ必要がなく、CPU2の待ち時間を短縮すること
ができ、処理速度を向上させることができる。
【0058】再び、図10に戻って、CPU2は、読み
出しが完了したかどうかを読出クロックであるクロック
CK2が立ち上がったかどをチェックし(ステップP
3)、読み出しが完了するのを待って、リードストロー
ブ(ReadStrobe)信号を音源3に出力する(ステップP
4)。
【0059】このリードストローブ(ReadStrobe)に応
じて音源3のインターフェイス回路11がデータバス
(DataBus)にメモリ4から読み出した制御データを出
力すると、CPU2は、このデータバス(DataBus)上
の制御データを読み取る(ステップP5)。
【0060】以降同様に、CPU2は、1アドレスを出
力する毎に上記処理を行なって、必要な制御データを順
次メモリ4から読み出す。
【0061】このように、従来のように、メモリ4から
制御データを読み出すために専用のチャンネルを設定す
る必要がなく、楽音発生用のチャンネル数を減少させる
ことなく、制御データをメモリ4から読み出すことがで
きる。また、各チャンネルの現在値アドレスを分割して
制御データ読出アドレスを出力しているので、制御デー
タを読み出すのに、設定したチャンネルの読出タイミン
グまで待つ必要がなく、CPU2の待ち時間を短縮する
ことができ、処理速度を向上させることができる。
【0062】図12及び図13は、本発明に係るメモリ
アクセス装置の他の実施例を示す図であり、本実施例
は、制御データ読出アドレスをいちいちCPUから出力
することなく、音源のアドレスコントローラで作成でき
るようにしたものである。
【0063】本実施例と上記実施例とで異なるのは、ア
ドレスコントローラであり、この中で同一構成のものは
上記実施例に使用した符号をそのまま使用し、その説明
を省略する。また、本実施例の場合、メモリ4は、制御
データを所定のアドレス領域に連続して記憶している。
【0064】図12は、本実施例に使用されるアドレス
コントローラ100の回路構成図であり、アドレスコン
トローラ100は、上記実施例のアドレスコントローラ
14の内容をそっくり備えるとともに、セレクタ101
及びインクリメンタ102を備えている。
【0065】セレクタ101には、インターフェイス回
路11からインターフェイスデータバス(I/F DataBu
s)を介して入力される制御データ読出アドレス及びイ
ンクリメンタ102の出力が入力され、セレクタ101
は、最初、インターフェイス回路11から転送されてく
る制御データ読出アドレスを選択してレジスタ42に出
力する。セレクタ101は、その後、インクリメンタ1
02から入力されるデータをレジスタ42に出力する。
【0066】レジスタ42は、上記同様に、クロックC
Kaに同期してセレクタから入力されるデータを取り込
んで、セレクタ43に出力するとともに、インクリメン
タ102に出力する。
【0067】インクリメンタ102は、入力されるデー
タ、すなわち、制御データ読出アドレスを「1」だけイ
ンクリメントして、セレクタ101に出力する。セレク
タ101は、このインクリメンタ102の出力するイン
クリメントアドレスを選択して、レジスタ42に出力す
る。
【0068】次に、作用を説明する。本実施例において
は、上記実施例と同様に、CPU2から与えられるデー
タに基づいて、音源3がアドレスを発生して、メモリ4
から楽音波形データ(差分値データ)を読み出し、読み
出した楽音波形データに積分処理及び補間処理を施し
て、鍵操作に対応した波形出力を行なう。
【0069】そして、制御データをメモリ4から取り出
すときには、図13に示すように、まず、ライトストロ
ーブ(WriteStrobe)信号を音源3に出力し(ステップ
Q1)、データバス(DataBus)に制御データ読出アド
レスを出力する(ステップQ2)。
【0070】CPU2が制御データ読出アドレスを出力
すると、音源3のアドレスコントローラ100は、制御
データ読出アドレスを波形データ読出用のアドレスに変
換して、メモリ4に出力し、メモリ4から読み出した制
御データをCPU2に転送する。
【0071】CPU2は、1データ分の制御データの読
み出しが完了したかどうかを読出クロックであるクロッ
クCK2が立ち上がったかどうかによりチェックし(ス
テップQ3)、1データ分の読み出しが完了するのを待
って、リードストローブ(ReadStrobe)信号を音源3に
出力する(ステップP4)。
【0072】このリードストローブ(ReadStrobe)信号
に応じて音源3のインターフェイス回路11がデータバ
ス(DataBus)にメモリ4から読み出した制御データを
出力すると、CPU2は、このデータバス(DataBus)
上の制御データを読み取る(ステップP5)。
【0073】1データ分の読み出しが完了すると、全デ
ータの読み出しが完了したかどうかチェックし(ステッ
プQ6)、完了していないときには、ステップQ3に戻
って、次の1データ分の読み出しが完了したかどうかチ
ェックする。上記処理を順次繰り返し、ステップQ6で
全データの読出が完了すると、処理を終了する。
【0074】すなわち、本実施例では、最初の制御デー
タ読出アドレスをCPU2から音源3に与えると、音源
3のアドレスコントローラ100が、最初に与えられた
制御データ読出アドレスを順次インクリメンタ102で
インクリメントして、以降の制御データ読出アドレスを
作成し、この制御データ読出アドレスによりメモリ4か
ら制御データを読み出す。
【0075】したがって、CPU2は、最初の制御デー
タ読出アドレスを与えるだけで、以降の制御データ読出
アドレスを与えることなく、音源3のアドレスコントロ
ーラ100で制御データ読出アドレスを作成して、メモ
リ4から制御データを読み出すことができ、CPU2の
仕事量を削減して、CPU2を効率的に使用することが
できる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、楽音波形データと楽音
波形データ以外のデータを記憶するメモリから発音チャ
ンネル毎に楽音波形データを時分割タイミングで読み出
す場合に、この時分割された各発音チャンネルの読出タ
イミングを分割し、この分割した読出タイミングに楽音
波形データ以外の制御データを読み出すための制御デー
タ読出タイミングを割り当てているので、発音チャンネ
ル数を減少させることなく、高速に楽音波形データ以外
の制御データを読み出すことができ、楽音波形データ以
外の制御データをメモリから読み出す場合のメモリへの
アクセス時間を短縮して、処理速度を高速化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメモリアクセス装置を適用した電
子楽器の一実施例のブロック構成図。
【図2】図1の音源のブロック構成図。
【図3】図2のチャンネル制御回路の回路図。
【図4】図2のアドレスジェネレータの回路図。
【図5】現在値アドレスのアドレス構成及びアドレス歩
進量との関係を示す図。
【図6】図2のアドレスコントローラの回路図。
【図7】図2の積分回路の回路図。
【図8】図2の補間回路の回路図。
【図9】図1のCPUによるメイン処理を示すフローチ
ャート。
【図10】図1のCPUによる制御データ取り込み処理
を示すフローチャート。
【図11】制御データ取り込み処理の動作タイミングを
示すタイミング図。
【図12】本発明によるメモリアクセス装置の他の実施
例のアドレスコントローラの回路図。
【図13】他の実施例のCPUによる制御データ取り込
み処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 電子楽器 2 CPU 3 音源 4 メモリ 5 クロック発生器 11 インターフェイス回路 12 チャンネル制御回路 13 アドレスジェネレータ 14 アドレスコントローラ 15 積分器 16 補間器 17 レジスタ 21、22、24 分周器 31 現在値アドレス格納メモリ 32、33、37 レジスタ 34 インクリメンタ 35 バイナリ加算器 36 アドレス歩進量格納メモリ 41 ディクリメンタ 42、44 レジスタ 43 セレクタ 51、54 レジスタ 52 演算器 53 メモリ 61、62 レジスタ 63 乗算器 64 加算器 100 アドレスコントローラ 101 セレクタ 102 インクリメンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音波形データ及びそれ以外の制御デー
    タを記憶するメモリ手段と、 前記メモリ手段からの楽音波形データを複数個時分割で
    読み出すために、対応するアドレス信号を時分割タイミ
    ングで出力する楽音波形データアドレス出力手段と、 前記楽音波形データアドレス出力手段から各アドレスが
    出力される毎にその時分割タイミング区間中で前記メモ
    リ手段から制御データを読み出すためのアドレス信号
    を、前記楽音波形データを読み出すためのアドレス信号
    に代えて出力する制御データアドレス出力手段と、 前記楽音波形データアドレス出力手段により読み出され
    た楽音波形データに基づいて楽音発生を指示する楽音発
    生指示手段と、 前記制御データアドレス出力手段により読み出された制
    御データを受け取る受取手段と、 を備えたことを特徴とするメモリアクセス装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリ手段が、前記制御データを特
    定のアドレス領域に連続して記憶し、前記制御データア
    ドレス出力手段が、各時分割タイミング毎に出力する前
    記アドレス信号を自動的に歩進させる歩進手段を有した
    ことを特徴とする請求項1記載のメモリアクセス装置。
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