JPH0528154B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0528154B2
JPH0528154B2 JP20945888A JP20945888A JPH0528154B2 JP H0528154 B2 JPH0528154 B2 JP H0528154B2 JP 20945888 A JP20945888 A JP 20945888A JP 20945888 A JP20945888 A JP 20945888A JP H0528154 B2 JPH0528154 B2 JP H0528154B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
tsuba
shinai
flange
collar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP20945888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0260670A (ja
Inventor
Yutaka Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP20945888A priority Critical patent/JPH0260670A/ja
Publication of JPH0260670A publication Critical patent/JPH0260670A/ja
Publication of JPH0528154B2 publication Critical patent/JPH0528154B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、竹刀の鍔に関する。
従来の技術 竹刀の鍔は、通常、合成樹脂等によつて環状に
形成されており、その内周面を取付け孔として竹
刀柄部の所定の取付け位置に装着するようになつ
ている。
第5図は、従来の竹刀の鍔およびその装着方法
を簡略に説明する図で、100は前記した竹刀の
鍔、101は軟質ゴム等で形成され鍔100の取
付け孔よりも小径の取付け孔を有する鍔止め、1
02はテーパ状に形成された竹刀柄部であり、該
柄部102は4本の割竹から形成される竹刀本体
の基部と、これを被覆する柄皮102aとにより
構成されている。
柄部102に鍔100を装着する際には、柄部
102の小径側端部から鍔100を差込み、柄部
102の外径が鍔100の内周径よりも僅かに大
となる位置(所定の取付け位置)まで柄部102
上を大径側に向けて移動させて柄皮102aを弾
性変形させ、柄皮102aの復元力を利用して鍔
100を柄部102に圧着固定すると共に、鍔1
00が柄部102上で小径方向に移動して緩みが
生じるのを防止するため、鍔止め101を前記と
同様の方法で装着し、鍔100の一側を圧接固定
する。
発明が解決しようとする課題 柄皮102aの復元力で鍔100を柄部102
に圧着固定する従来の方法では、鍔100を柄部
102の所定の取付け位置に装着した状態で、常
時、柄皮102aが弾性変形した状態となり、長
期の使用に際して、柄皮102aの復元力が徐々
に損われてゆくため、ついには、鍔100を所定
の取付け位置で圧着固定するに足る復元力が得ら
れなくなり、確実な固定性能を発揮できなくなる
という欠点がある。
また、競技中の鍔競合い等で直接作用する強い
衝撃により鍔100および鍔止め101が柄部1
02上の所定の取付け位置から強制的に小径方向
へ移動された場合には、鍔100の内周面と柄部
102との間に緩みが生じると共に鍔止め101
の移動により柄部102の長手方向に対する遊び
も生じて鍔100の装着状態が非常に不安定とな
り、その結果、競技者の集中力が散漫になるとい
う弊害が生じる。
そこで、本発明の目的は、長期間に亘つて確実
な固定性能を発揮し、しかも、装着状態において
所定の取付け位置から移動しにくく、また、移動
した場合であつても実用上十分な固定性能を発揮
できる竹刀の鍔を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、前記目的を達成するために、環状に
形成された鍔体の内周面に、一側に小径部を形成
した取付け孔を有する軟質弾性体の鍔止め体を一
体的に設け、該一側の小径部の外周の鍔止め体側
部に周溝部を形成したことを特徴とする構成を有
する。
作 用 軟質弾性体の鍔止め体に形成された取付け孔の
小径部が周溝部により大きく弾性変形して竹刀の
柄部と嵌合し、弾性変形による復元力で鍔を竹刀
に固定する。
実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は一実施例における竹刀の鍔1の第2図
の切り口−を示す断面図である。
第1図において、鍔1は環状に形成された鍔体
2と、該鍔体2の内周面3に一体的に設けられた
軟質弾性体の鍔止め体4とから成る。
鍔止め体4には一側に小径部5を形成した取付
け孔6が設けられ、小径部5の一部5′はテーパ
状に形成されて取付け孔6の他の部分、即ち、装
着対象となる竹刀柄部に対応した大径の部分と滑
らかに連絡し、鍔止め体4の小径部5側の側部7
の小径部5の外周には周溝部8が形成されてい
る。
また、鍔体2と鍔止め体4とを一体的に、しか
も、強固に固着するため、鍔体2の内周面寄りの
両側部に環状の凹部9,10を形成し、該凹部
9,10に鍔止め体4のフランジ部11,12を
密着嵌合させると共に、鍔体2の内周面3の縁部
3′には丸みを付して、軟質弾性体からなる鍔止
め体4側の嵌合部に亀裂等の損傷が生じにくい構
成としている。鍔止め体4一側のフランジ部12
は他側のフランジ部11よりも大きな外径を有
し、側部7になだらかな丸みを加えて竹刀柄部を
把持する手と馴染む形状に仕上げる一方、フラン
ジ部11の内周の縁部11′にも適度な丸みを設
け、竹刀柄部に対する鍔1の環装作業が容易な形
状にしている。
本実施例では、鍔体2は比較的硬質の合成樹脂
で形成され、鍔止め体4は軟質合成ゴムで形成さ
れているが、鍔止め体4は鍔1の製造工程の一部
を構成するインサート成形によつて、鍔体2の凹
部9,10を含む内周部3の周囲に一体的に形成
されるものである。鍔体2には凹部9から凹部1
0に連通する複数の孔13が内周上に内隔をおい
て設けられているため、インサート成形時におい
ては軟質合成ゴムの流れが良好となり、また、完
成時においては鍔止め体4のフランジ部11,1
2が孔13を介して一体に接続されるため、鍔体
2と鍔止め体4とが強固に一体化される。
鍔1を竹刀柄部に装着する際には、まず、鍔止
め体4の取付け孔6の大径の部分が剣先を向くよ
うにして竹刀柄部の小径側から鍔1を差しこみ、
テーパ状に形成された竹刀柄部の外径が取付け孔
6の大径の部分の内径よりも僅かに大となる位置
まで移動させる。すると、軟質合成ゴムで形成さ
れた鍔止め体4の取付け孔6が弾性変形して外周
側に撓み、弾性変形で生じる復元力によつて竹刀
柄部に鍔1が固定される。この時、小径部5は取
付け孔6の他の部分と較べて大きく弾性変形して
外周側に撓むが、小径部5側の側部7には周溝部
8が形成されているため小径部5が容易に撓み、
竹刀柄部との間に不要な摩擦が生じることはな
く、柄皮の縫合部等に損傷を与えることがない。
一方、鍔1を竹刀柄部の所定の取付け位置にまで
移動させた状態では、小径部5が適度に撓んで外
周側に広がり、鍔止め体4の周溝部8が圧接して
小径部5が鍔止め体4と一体となるので最大の固
定力を発揮することができる。このように、鍔1
と竹刀柄部との固定は軟質合成ゴムから成る鍔止
め体4の弾性変形によつて成されるので、従来の
ように柄皮に損傷を与えることはなく、また、他
の原因によつて柄皮が損傷し、その復元力が損わ
れた場合であつても長期間に亘つて確実な固定性
能を発揮することができる。
取付け孔6に嵌合する竹刀柄部の径がある程度
小さい場合であつても取付け孔6一側に設けられ
た小径部5によつて実用上十分な固定性能を得る
ことができ、たとえば、競技中の鍔競合い等で強
い衝撃を受けることによつて鍔1が竹刀柄部の小
径側に移動して取付け孔6と竹刀柄部との間に緩
みが生じた場合であつても小径部5によつて鍔1
の固定状態が維持されるため、競技者が不安を感
じて集中力が散漫になつたりすることはない。
次に、更に別の実施例について説明する。
この実施例は前記した実施例における鍔1の竹
刀柄部に対する取付けをより確実にし、横ブレを
最小限度に抑制したものである。
第3図は本実施例における竹刀の鍔1の第4図
の切り口−での断面図である。本実施例の鍔
1の主要部の構成は前述した実施例と同様である
が、鍔体2の内周面3に所定間隔で鍔体2と一体
に形成された突出部14を設け、鍔体2に内嵌し
た鍔止め体4の取付け孔6から露出させたところ
が異なる。したがつて、本実施例においては取付
け孔6から露出した比較的硬質な合成樹脂からな
る突出部14によつて鍔1の竹刀柄部に対する位
置決めが行われることとなり、前記した実施例の
ように軟質合成ゴムからなる鍔止め体4のみで位
置決めを行う場合に較べ、より確実に鍔1の横ブ
レを防止することができる。その他の作用、効果
については前記した実施例の場合と同様である。
なお、本発明の鍔止め体としては、天然ゴム、
合成ゴム、軟質合成樹脂またはそれらの発泡体が
用いられ、竹刀の柄皮に鍔止め体と同じ材質のも
のを用いると密着性が大となる。
発明の効果 本発明によれば、軟質弾性体からなる鍔止め体
の弾性変形によつて鍔が竹に固定されるので、竹
刀本体の状態に関係なく長期間に亘つて確実な固
定性能を発揮することができ、また、嵌合する竹
刀の径が取付け孔の径に較べてある程度小さい場
合、たとえば、鍔が所定位置から移動して鍔と竹
刀との間に緩みが生じるような場合でも鍔止め体
の小径部とその外周の周溝部とによる小径部の弾
性変形によつて実用上十分な固定性能を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の第2図−線断
面図、第2図は同実施例の半部の第1図−線
断面図、第3図は更に別の実施例の第4図の−
線断面図、第4図は同実施例の半部の第3図
−断面図、第5図は従来の竹刀の鍔および装着
方法の概略を示す正面図である。 1……竹刀の鍔、2……鍔体、3……内周面、
4……鍔止め体、5……小径部、6……取付け
孔、7……側部、8……周溝部、9,10……凹
部、11,12……フランジ部、13……孔、1
4……突出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 環状に形成された鍔体の内周面に、一側に小
    径部を形成した取付け孔を有する軟質弾性体の鍔
    止め体を一体的に設け、該一側の小径部の外周の
    鍔止め体側部に周溝部を形成したことを特徴とす
    る竹刀の鍔。
JP20945888A 1988-08-25 1988-08-25 竹刀の鍔 Granted JPH0260670A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20945888A JPH0260670A (ja) 1988-08-25 1988-08-25 竹刀の鍔

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20945888A JPH0260670A (ja) 1988-08-25 1988-08-25 竹刀の鍔

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0260670A JPH0260670A (ja) 1990-03-01
JPH0528154B2 true JPH0528154B2 (ja) 1993-04-23

Family

ID=16573208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20945888A Granted JPH0260670A (ja) 1988-08-25 1988-08-25 竹刀の鍔

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0260670A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015002303A1 (ja) 2013-07-04 2015-01-08 オリンパス株式会社 追尾装置、追尾方法及び追尾プログラムを記憶した非一時的記憶媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015002303A1 (ja) 2013-07-04 2015-01-08 オリンパス株式会社 追尾装置、追尾方法及び追尾プログラムを記憶した非一時的記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0260670A (ja) 1990-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0154266B1 (ko) 핀 글로미트
KR0153492B1 (ko) 클립
JPS6483Y2 (ja)
JPS60188616A (ja) ボ−ルジヨイント
JPS63231312A (ja) 眼鏡用パッド
JPH0528154B2 (ja)
JP2975363B1 (ja) 指固定具
JPS58104460U (ja) バルブ
JPS5920709Y2 (ja) 携帯用時計ケ−ス裏ぶた部の構造
JPH0610195Y2 (ja) ボ−ルジヨイントのボ−ルシ−ト
JPS601608Y2 (ja) 時計バンドの取付構造
WO2023228578A1 (ja) 表皮材止着具
JPS637692Y2 (ja)
JPS5811066Y2 (ja) 押釦同調器におけるクランク軸の固定構造
JPS6242170Y2 (ja)
JPS6115605Y2 (ja)
JPH0648463Y2 (ja) プッシュボタン構造
JPH065818Y2 (ja) スイミングゴ−グル
JPH046051Y2 (ja)
JP3065944B2 (ja) ゴーグル
JPS5826558Y2 (ja) コ−ドの固定装置に用いるストツパ構造
JPH0396489U (ja)
JPH0144674Y2 (ja)
JPS61179914U (ja)
JPH0228939Y2 (ja)