JPH0528137Y2 - - Google Patents

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JPH0528137Y2
JPH0528137Y2 JP13304887U JP13304887U JPH0528137Y2 JP H0528137 Y2 JPH0528137 Y2 JP H0528137Y2 JP 13304887 U JP13304887 U JP 13304887U JP 13304887 U JP13304887 U JP 13304887U JP H0528137 Y2 JPH0528137 Y2 JP H0528137Y2
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movable frame
guide rail
webbing
movable
frame
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ウエビングの端部を車体側に拘束す
るシートベルトアンカー装置に関し、特に前後移
動可能なシートに適用されるものに関する。
「従来の技術」 従来のシートベルトアンカー装置としては、例
えば実開昭56−42450号公報に開示されたような
ものがある。
すなわち、車体側に棒状部材が取付けられ、棒
状部材の外周に保持部材が外嵌され、さらに保持
部材の周りに移動枠体が摺動可能に外嵌され、移
動枠体が枢軸により揺動可能に座席側に取付けら
れるとともに、移動枠体にはウエビングの端部が
固着され、ウエビングに所定以上の引つ張り力が
かかると、移動枠体が枢軸を中心にして揺動し、
移動枠体に固設された係合ピンが保持部材を破壊
し、棒状部材の係合爪に係合し、移動枠体が揺動
不能になり、それによりウエビングの端部がシー
トベルトアンカー装置を介して車体側に移動不能
に拘束されるものである。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来のシートベルト
アンカー装置では、係合ピンが保持部材を破壊し
て棒状部材の係合爪に係合した後には、移動枠体
が破壊された保持部材上を摺動せずまたは摺動困
難となり、新たな保持部材と交換しなければ継続
して使用することができず、使い勝手が悪く、ま
た、所定の荷重に充分耐え得る係合ピンをわざわ
ざ設けなければならず構成が複雑になり、コスト
が嵩むという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、使い勝手が良く、構成も簡単で
コストの嵩まないシートベルトアンカー装置を提
供することにある。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とす
るところは、 ウエビングの端部を車体側に拘束するシートベ
ルトアンカー装置において、 車体側に取付けられる固定ブラケツトに案内レ
ール部を形成し、 該案内レール部に、ウエビングの端部またはバ
ツクルが固着される移動枠体を外嵌し、 前記案内レール部に長手方向へ延びたガイド溝
を刻設し、 前記移動枠体に、ウエビングの端部またはバツ
クルの引つ張り方向線上から外れて軸心が位置す
る被案内軸を設け、 前記移動枠体が前記ガイド溝に沿つて移動可能
かつ前記被案内軸を中心にして揺動可能に前記被
案内軸を前記ガイド溝に嵌入し、 前記案内レール部と前記移動枠体との間に、該
移動枠体を移動可能な姿勢に保持する付勢部材を
設け、 前記付勢部材の付勢力に抗して前記移動枠体を
移動可能な姿勢から前記被案内軸の軸心を同心に
して揺動した際に、前記移動枠体の揺動を阻止す
べく該移動枠体の端縁部が係止する係止部を前記
案内レール部の長手方向に設けたことを特徴とす
るシートベルトアンカー装置に存する。
「作用」 ウエビングの端部またはバツクルにより移動枠
体に所定以下の引つ張り力がかかると、移動枠体
は被案内軸の軸心を同心にして揺動しようとする
が、付勢部材により移動可能な姿勢に保持されて
揺動し得ず、引つ張り力の案内レール部の長手方
向の分力により、被案内軸がガイド溝に案内され
ながら移動枠体が案内レール部を移動し、それに
より車体に対してウエビングの端部を移動するこ
とができ、ウエビングの張り具合を調節すること
ができる。
ウエビングの端部またはバツクルにより移動枠
体に所定以上の引つ張り力がかかると、移動枠体
は付勢部材の付勢力に抗して被案内軸の軸心を同
心にして揺動し、移動枠体の端縁部が案内レール
部の係止部に係止し、移動枠体がそれ以上揺動不
能になり、それにより移動枠体が案内レール部上
を移動不能になり、ウエビングの端部を車体側に
移動不能に拘束することができる。
前記移動枠体の端縁部が案内レール部の係止部
に係止した状態において、ウエビングの引つ張り
力を取り除くと、付勢部材が復元して移動枠体が
移動可能な姿勢に保持されるものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
各図は本考案の一実施例を示している。
第2図および第3図に示すように、車体10に
は図示省略したシートスライド装置によりベンチ
シート20が前後移動可能に装着されている。
三人掛のベンチシート20には三人分のウエビ
ング30がそれぞれ設けられている。各ウエビン
グ30の端部の少なくとも一方がいわゆるアンカ
ーポイントが移動するシートベルトアンカー装置
を介して車体10側に取付けられるようになつて
いる。すなわち、シートクツシヨン21の中央部
には、二つのバツクル35,35の組並びに、ウ
エビング30の端部とバツクル35との組が設け
られており、各組はそれぞれシートベルトアンカ
ー装置を介して車体10側に連結されている。
二つのバツクル35,35の組の外側の方並び
にウエビング30の端部とバツクル35との組の
ウエビング30の端部側の方が中央着座者用のシ
ートベルトを構成しており、残りの各バツクル3
5が両側着座者用のシートベルトをそれぞれ構成
している。
以下、二つのバツクル35,35の組とシート
ベルトアンカー装置との連結構造について説明
し、ウエビング30の端部とバツクル35との組
とシートベルトアンカー装置との連結構造につい
ては、その説明が前記説明と重複しているのでこ
れを省略する。
第1図、第3図〜第5図に示すように、シート
クツシヨン21およびクツシヨンフレーム22に
はバツクル35の挿通孔23,24がそれぞれ穿
設されており、クツシヨンフレーム22の裏面に
は、挿通孔24の周縁部を補強するような形でベ
ース部材70がねじ部材72で締着されている。
車体10には挿通孔24を臨んで固定ブラケツ
ト40がボルトで締着されている。厚板で略く字
状の固定ブラケツト40には略水平方向に延びた
案内レール部41が形成されており、案内レール
部41には同じく水平方向へ延びた細長のガイド
溝42が穿設されている。
案内レール部41には移動枠体50が外嵌され
ている。移動枠体50は一枚の厚めの平板をプレ
スし、案内レール部41を枠本体51が断面矩形
状に囲み、その両端を上方へ延ばして重ね合わせ
て取付けフランジ52としたものである。取付け
フランジ52には一対のバツクル35,35が枢
軸36により回動可能に枢着されており、各バツ
クル35は巻きばね37により一定の姿勢に保持
すべく第1図A方向から見て時計方向に付勢され
ている。
移動枠体50は被案内軸である被案内ピン53
によりガイド溝42に沿つて移動するように、且
つ被案内ピン53の軸心を同心にして揺動するよ
うになつている。すなわち、枠本体51の側枠5
1aには貫通孔54が穿設されており、貫通孔5
4およびガイド溝42には被案内ピン53が挿通
され、ベース部材70の支持フランジ71に被案
内ピン53の両端部53aが枢支されている。被
案内ピン53の先端53bに抜け止め用のEリン
グ55が嵌着されている。そして、バツクル35
の引つ張り方向線B上から外れて被案内ピン53
の軸心が位置するようになつている。
被案内軸としては枠本体51の側枠51aを成
形してエンボス状突起としたものでもよく、ガイ
ド溝42も貫通孔でなくエンボス状突起が嵌入す
る充分な深さの溝状のものにしてもよい。
第1図および第5図に示すように、案内レール
部41と枠本体51との間には付勢部材である板
ばね60が設けられている。板ばね60は、細帯
状のばね部材がその端部61を枠本体51の下枠
51bに巻き付け、中央の二つの突起部62を下
枠51bに穿設された孔から突出し、案内レール
部41の下面41aを押圧し、その反力で移動枠
体50を第5図において下方へ付勢するようにな
つている。それにより移動枠体50は移動可能な
状態(実線で示した状態)に保持される。この状
態では枠本体51の上枠部51cと案内レール部
41の上面41bとの間には一定の隙間がある。
付勢部材は枠本体51の上枠51c側に設けたも
のでもよい。
案内レール部41の上面41bには長手方向に
係止部である鋸刃状の噛合部43が連設されてお
り、第5図において移動枠体50が被案内ピン5
3の軸心を同心にして反時計方向に揺動した際に
上枠部51cの端縁部51dが噛合部43に係合
し、移動枠体50の揺動を阻止するようになつて
いる(想像線で示した状態)。係止部を案内レー
ル部41の下面41a側に設けてもよい。
次に作用を説明する。
第4図においてベンチシート20に中央着座者
が座り、ウエビング30の先端部を二つのバツク
ル35,35の組の外側の方に連結する。このと
き移動枠体50は移動可能な状態(第5図におい
て実線で示す状態)にある。
ベンチシート20を前後移動すると、ウエビン
グ30の端部およびバツクル35に引つ張り力
(第5図においてB方向の引つ張り力)がかかり、
移動枠体50は被案内ピン53の軸心を同心にし
て第5図において反時計方向に揺動しようとす
る。引つ張り力が小さいので板ばね60はわずか
に撓み、板ばね60の復元力により移動枠体50
はわずかに揺動するもののそれ以上は揺動し得
ず、移動可能な姿勢に保持される。
そして引つ張り力のガイド溝42の長手方向の
分力により、被案内ピン53がガイド溝42に案
内されながら移動枠体50が案内レール部41を
移動する。車体10に対してバツクル35および
ウエビング30の端部が移動するので、継続して
ウエビング30を着座者に適切な力で巻き付ける
ことができる。
衝突等により過大な荷重がウエビング30にか
かると、移動枠体50にウエビング30の端部お
よびバツクル35により非常に大きな引つ張り力
(第5図においてB方向の引つ張り力)がかかり、
移動枠体50は被案内ピン53の軸心を同心にし
て第5図において反時計方向に揺動しようとす
る。それにより板ばね60の突起部62が案内レ
ール部41の下面41aに押され、大きく撓み、
反対方向すなわち下枠51bから下方へ飛び出る
ようになる。そして枠本体51の上枠51cの端
縁部51dが案内レール部41の噛合部43に係
合する(第5図において想像線で示した状態)。
係合することで移動枠体50はそれ以上揺動不
能になり、移動枠体50を移動させようとする引
つ張り力のガイド溝42の長手方向の分力を噛合
部43が受けるので、移動枠体50が案内レール
部41上を移動不能になり、ウエビング30の端
部およびバツクル35は車体10側に移動不能に
拘束される。ウエビング30が着座者に適切な力
で巻き付いているので安全である。
枠本体51の上枠51cの端縁部51dが案内
レール部41の噛合部43に係合した状態(第5
図において想像線で示した状態)において、ウエ
ビング30から過大な引つ張り力を取り除くと、
枠本体51の下枠51bから下方に飛び出した板
ばね60が復元し、二つの突起部62が案内レー
ル部41の下面41aを押し込み、その反力で移
動枠体50は移動可能な姿勢に保持される(第5
図において実線で示した状態)。すなわち、ウエ
ビング30に過大な荷重がかかつた後も引き続い
てシートベルトアンカー装置を使用することがで
きる。
前記実施例においては、ベース部材70を設け
たが、クツシヨンフレーム22を一体的に成形し
てもよい。
前記実施例に係るシートベルトアンカー装置に
よれば、被案内ピン53の軸心を引つ張り方向線
B上から適宜な距離だけ離すことにより、ウエビ
ングが車体10側に移動不能に拘束するときのウ
エビングの引つ張り荷重を適切な値に設定するこ
とができる。また、板ばね60の形状、材質を適
宜変え、弾撥力を適当に設定することによつても
可能である。
「考案の効果」 本考案に係るシートベルトアンカー装置によれ
ば、使い勝手が良く、構成が非常に簡単になりコ
ストが嵩むことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示してお
り、第1図はシートベルトアンカー装置の分解斜
視図、第2図はシートベルトアンカー装置を装着
した座席の全体斜視図、第3図は同じく分解斜視
図、第4図は同じく要部断面図、第5図は作用説
明図である。 10……車体、20……ベンチシート、30…
…ウエビング、40……固定ブラケツト、41…
…案内レール部、42……ガイド溝、43……噛
合部(係止部)、50……移動枠体、51d……
端縁部、53……被案内ピン(被案内軸)、60
……板ばね(付勢部材)、70……ベース部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ウエビングの端部を車体側に拘束するシートベ
    ルトアンカー装置において、 車体側に取付けられる固定ブラケツトに案内レ
    ール部を形成し、 該案内レール部に、ウエビングの端部またはバ
    ツクルが固着される移動枠体を外嵌し、 前記案内レール部に長手方向へ延びたガイド溝
    を刻設し、 前記移動枠体に、ウエビングの端部またはバツ
    クルの引つ張り方向線上から外れて軸心が位置す
    る被案内軸を設け、 前記移動枠体が前記ガイド溝に沿つて移動可能
    かつ前記被案内軸を中心にして揺動可能に前記被
    案内軸を前記ガイド溝に嵌入し、 前記案内レール部と前記移動枠体との間に、該
    移動枠体を移動可能な姿勢に保持する付勢部材を
    設け、 前記付勢部材の付勢力に抗して前記移動枠体を
    移動可能な姿勢から前記被案内軸の軸心を同心に
    して揺動した際に、前記移動枠体の揺動を阻止す
    べく該移動枠体の端縁部が係止する係止部を前記
    案内レール部の長手方向に設けたことを特徴とす
    るシートベルトアンカー装置。
JP13304887U 1987-08-31 1987-08-31 Expired - Lifetime JPH0528137Y2 (ja)

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