JPH0249169Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0249169Y2 JPH0249169Y2 JP1982144424U JP14442482U JPH0249169Y2 JP H0249169 Y2 JPH0249169 Y2 JP H0249169Y2 JP 1982144424 U JP1982144424 U JP 1982144424U JP 14442482 U JP14442482 U JP 14442482U JP H0249169 Y2 JPH0249169 Y2 JP H0249169Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- latch piece
- anchor
- engaged position
- anchor plate
- latch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車両用シートベルトに使用されるアン
カー取付装置に関する。
カー取付装置に関する。
シートベルトを装着する乗員はその体格が千差
万別であり、安全性の上からウエビングの長さと
ともに、ウエビングを支持するアンカープレート
(特に肩ウエビング用のアンカープレート)の取
付位置が調節出来ることがより好ましい。という
のも、肩ウエビング用アンカープレートの位置が
上方過ぎるとウエビングが乗員の顔面又は首部を
通過し、又下方過ぎると肩部を外れ腕部を通過す
る為何れの場合も緊急時には乗員を有効に保護し
得ない虞が出てくるからである。
万別であり、安全性の上からウエビングの長さと
ともに、ウエビングを支持するアンカープレート
(特に肩ウエビング用のアンカープレート)の取
付位置が調節出来ることがより好ましい。という
のも、肩ウエビング用アンカープレートの位置が
上方過ぎるとウエビングが乗員の顔面又は首部を
通過し、又下方過ぎると肩部を外れ腕部を通過す
る為何れの場合も緊急時には乗員を有効に保護し
得ない虞が出てくるからである。
かかる問題点に着目し種々の調節可能なアンカ
ー取付装置が提案されている。それらの多くは、
アンカープレートと一体にラツチ部材を取付け、
該アンカープレートを押したり引いたりして移動
させラツチ部材を最適の取付穴と係合させるタイ
プのものである。そしてアンカープレートの取付
位置を保持する為に、ラツチ部材はばね手段によ
つて係合した位置に押し付けられている。しかし
ながらこの種の取付装置にあつては、例えば車両
の側面衝突時のようにラツチ手段の移動方向に沿
つた方向に衝撃力が作用すると、ラツチ部材が自
身の慣性力によりばね手段の付勢力に抗して移動
し取付穴から外れてしまうという虞れがある。こ
のような事態が発生するとアンカープレートの取
付位置が移動して、結局前述したように乗員を有
効に保護し得ないという虞が出てくる。
ー取付装置が提案されている。それらの多くは、
アンカープレートと一体にラツチ部材を取付け、
該アンカープレートを押したり引いたりして移動
させラツチ部材を最適の取付穴と係合させるタイ
プのものである。そしてアンカープレートの取付
位置を保持する為に、ラツチ部材はばね手段によ
つて係合した位置に押し付けられている。しかし
ながらこの種の取付装置にあつては、例えば車両
の側面衝突時のようにラツチ手段の移動方向に沿
つた方向に衝撃力が作用すると、ラツチ部材が自
身の慣性力によりばね手段の付勢力に抗して移動
し取付穴から外れてしまうという虞れがある。こ
のような事態が発生するとアンカープレートの取
付位置が移動して、結局前述したように乗員を有
効に保護し得ないという虞が出てくる。
本考案は主として上述した問題点を考慮し、ラ
ツチ部材の移動方向に沿つた方向に衝撃力等が作
用しても取付位置を確実に維持できるアンカー取
付装置を提供することを目的とする。
ツチ部材の移動方向に沿つた方向に衝撃力等が作
用しても取付位置を確実に維持できるアンカー取
付装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本考案のアンカ
ー取付装置は、複数の係合部を有するアジヤスト
ベースと、該アジヤストベースに沿つて案内さ
れ、アンカープレートが取り付けられる前面部と
該前面部からのびた一対の側壁と該側壁からのび
た一対の背面部とを有し、前記アジヤストベース
を取り囲むよに形成されているアンカー部材と、
前記係合部との係合位置と非係合位置とをとりう
る如く該アンカー部材に移動可能に取り付けられ
係合位置方向に付勢されたラツチピースと、該ラ
ツチピースと前記アンカー部材との間に設けら
れ、係合位置にあるラツチピースが慣性力により
非係合位置方向へ移動しようとするときに、該ラ
ツチピースと当接して非係合位置への移動を不可
能にする手段と、から構成される。
ー取付装置は、複数の係合部を有するアジヤスト
ベースと、該アジヤストベースに沿つて案内さ
れ、アンカープレートが取り付けられる前面部と
該前面部からのびた一対の側壁と該側壁からのび
た一対の背面部とを有し、前記アジヤストベース
を取り囲むよに形成されているアンカー部材と、
前記係合部との係合位置と非係合位置とをとりう
る如く該アンカー部材に移動可能に取り付けられ
係合位置方向に付勢されたラツチピースと、該ラ
ツチピースと前記アンカー部材との間に設けら
れ、係合位置にあるラツチピースが慣性力により
非係合位置方向へ移動しようとするときに、該ラ
ツチピースと当接して非係合位置への移動を不可
能にする手段と、から構成される。
上記構成により、ラツチピースの移動方向に沿
つた方向に衝撃力等が作用し、係合位置にあるラ
ツチピースが自身の慣性力により非係合位置方向
へ移動しようとしても、該ラツチピースの非係合
位置への移動を不可能にする手段と当接すること
によりかかる移動が阻止される。従つてラツチピ
ースは係合位置に保持され、アンカープレートの
取付位置が確実に維持される 該ラツチピースの非係合位置への移動を不可能
にする手段は、慣性力によりラツチピースが移動
しようとするときにラツチピースと当接する。従
つて通常のアンカープレートの位置調節操作時の
ようにラツチピースが慣性力によらず非係合位置
へともたらされるときには、上記手段によつて非
係合位置への移動を阻視されることはない。
つた方向に衝撃力等が作用し、係合位置にあるラ
ツチピースが自身の慣性力により非係合位置方向
へ移動しようとしても、該ラツチピースの非係合
位置への移動を不可能にする手段と当接すること
によりかかる移動が阻止される。従つてラツチピ
ースは係合位置に保持され、アンカープレートの
取付位置が確実に維持される 該ラツチピースの非係合位置への移動を不可能
にする手段は、慣性力によりラツチピースが移動
しようとするときにラツチピースと当接する。従
つて通常のアンカープレートの位置調節操作時の
ようにラツチピースが慣性力によらず非係合位置
へともたらされるときには、上記手段によつて非
係合位置への移動を阻視されることはない。
以下添付図面に従い本考案の好適な実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
第1図は、本考案装置がセンターピラーに取付
けられたシートベルトの概略図である。一端がセ
ンターピラー1の下方に固設された巻取装置2に
収納される連続ウエビング3は、アンカープレー
ト17を挿通して折返されタング4まで伸びた肩
ウエビング5と、タング4から折返され他端がシ
ート6のアウター側に固設されたアンカープレー
ト7に縫着される腰ウエビング8とから構成され
る。シート6のインナー側には、タング4と係合
離脱自在なバツクル装置9が可撓性支持体10を
介して設けられている。
けられたシートベルトの概略図である。一端がセ
ンターピラー1の下方に固設された巻取装置2に
収納される連続ウエビング3は、アンカープレー
ト17を挿通して折返されタング4まで伸びた肩
ウエビング5と、タング4から折返され他端がシ
ート6のアウター側に固設されたアンカープレー
ト7に縫着される腰ウエビング8とから構成され
る。シート6のインナー側には、タング4と係合
離脱自在なバツクル装置9が可撓性支持体10を
介して設けられている。
本考案に係るアンカー取付装置は、かかるシー
トベルトに使用されるアンカープレート17の位
置を調節可能に支持するものであり、第2図は斜
視分解図、第3図は組立てられた状態を第1図A
方向から見た断面側面図、第4図は第3図のB−
B線断面図である。アンカー取付装置は主とし
て、センターピラー1に取付けられるアジヤスト
ベース12、該アジヤストベースに案内されて上
下方向に摺動可能なアンカー部材としてのアジヤ
ストアンカー13、該アジヤストアンカー上に摺
動可能に支持されたラツチピース14、前記アジ
ヤストアンカー13上に支持される作動アーム1
5及び操作ダイヤル16、とから構成される。
トベルトに使用されるアンカープレート17の位
置を調節可能に支持するものであり、第2図は斜
視分解図、第3図は組立てられた状態を第1図A
方向から見た断面側面図、第4図は第3図のB−
B線断面図である。アンカー取付装置は主とし
て、センターピラー1に取付けられるアジヤスト
ベース12、該アジヤストベースに案内されて上
下方向に摺動可能なアンカー部材としてのアジヤ
ストアンカー13、該アジヤストアンカー上に摺
動可能に支持されたラツチピース14、前記アジ
ヤストアンカー13上に支持される作動アーム1
5及び操作ダイヤル16、とから構成される。
アジヤストベース12は、上下両端に取付孔1
8,19が穿設され、ボルトによつてセンターピ
ラー1上方に固設される。両取付孔18,19の
間には、係合部たる複数の切欠き20が形成され
ている。
8,19が穿設され、ボルトによつてセンターピ
ラー1上方に固設される。両取付孔18,19の
間には、係合部たる複数の切欠き20が形成され
ている。
上記アジヤストベース12を取囲むようにして
アジヤストアンカー13が取付けられる。該アジ
ヤストアンカー13は、アンカープレート17が
取り付けられる前面部と、該前面部からのびた一
対の側壁38,38と、該側壁から互いに近接す
る方向にのびた背面部26,26とを有し、断面
がほぼリツプみぞ形に成形されている。アジヤス
トアンカー13の前面部21には、上方に操作ダ
イヤル16を支持する為の支持軸23が加締め止
めされ、その下方には順にラツチピース14を取
り付ける為の取付孔24,24、及びアンカープ
レート17を取り付ける為の膨出部25が形成さ
れ、背面部26にはラツチピースを案内する為の
案内部27,27が夫々形成されている。尚支持
軸23の上方に形成された突出部22は、作動ア
ーム15と係合し該作動アームの回転を防止する
為のものである。
アジヤストアンカー13が取付けられる。該アジ
ヤストアンカー13は、アンカープレート17が
取り付けられる前面部と、該前面部からのびた一
対の側壁38,38と、該側壁から互いに近接す
る方向にのびた背面部26,26とを有し、断面
がほぼリツプみぞ形に成形されている。アジヤス
トアンカー13の前面部21には、上方に操作ダ
イヤル16を支持する為の支持軸23が加締め止
めされ、その下方には順にラツチピース14を取
り付ける為の取付孔24,24、及びアンカープ
レート17を取り付ける為の膨出部25が形成さ
れ、背面部26にはラツチピースを案内する為の
案内部27,27が夫々形成されている。尚支持
軸23の上方に形成された突出部22は、作動ア
ーム15と係合し該作動アームの回転を防止する
為のものである。
ラツチピース14は上記アジヤストベース12
の切欠き20と係合する係合位置と非係合位置と
をとりうる如く上記アジヤストアンカーに移動可
能に取り付けられ、アジヤストアンカー前面部2
1の取付孔24に遊挿される頂部28、背面部2
6の案内部27に収容される脚部29,29、及
び両部をつなぐ接続部30,30を有する。尚第
4図から明らかな如くラツチピース14の頂部2
8がアジヤストベース12の切欠き20と係合す
る。
の切欠き20と係合する係合位置と非係合位置と
をとりうる如く上記アジヤストアンカーに移動可
能に取り付けられ、アジヤストアンカー前面部2
1の取付孔24に遊挿される頂部28、背面部2
6の案内部27に収容される脚部29,29、及
び両部をつなぐ接続部30,30を有する。尚第
4図から明らかな如くラツチピース14の頂部2
8がアジヤストベース12の切欠き20と係合す
る。
操作ダイヤル16は、アジヤストアンカー13
に固着された支持軸23のまわりに回転自在に支
持される。大径部29は指などで操作される部分
であり、外周には操作性を良好ならしめる為にロ
ーレツト目が刻設されている。又小径の部分には
後述する作動アーム15と螺合する為の雄ネジ部
30が形成されている。尚該操作ダイヤルは、支
持軸23に止着されている止め輪31及びアジヤ
ストアンカー13の前面部21によつて該支持軸
の軸線に沿つた方向への移動が阻止されるように
なつている。
に固着された支持軸23のまわりに回転自在に支
持される。大径部29は指などで操作される部分
であり、外周には操作性を良好ならしめる為にロ
ーレツト目が刻設されている。又小径の部分には
後述する作動アーム15と螺合する為の雄ネジ部
30が形成されている。尚該操作ダイヤルは、支
持軸23に止着されている止め輪31及びアジヤ
ストアンカー13の前面部21によつて該支持軸
の軸線に沿つた方向への移動が阻止されるように
なつている。
作動アーム15は、操作ダイヤル16の雄ネジ
部と螺合する雌ネジ部32、ラツチピース14を
把持する為の把持部33を有する。該作動アーム
は、係合凹部34がアジヤストアンカー13の前
面部21に形成された突起22と係合している
為、支持軸223の軸線に沿つた方向へは移動可
能であるが、該支持軸23の回り、即ち操作ダイ
ヤル16の雄ネジ部30の回りを回動することは
できない。
部と螺合する雌ネジ部32、ラツチピース14を
把持する為の把持部33を有する。該作動アーム
は、係合凹部34がアジヤストアンカー13の前
面部21に形成された突起22と係合している
為、支持軸223の軸線に沿つた方向へは移動可
能であるが、該支持軸23の回り、即ち操作ダイ
ヤル16の雄ネジ部30の回りを回動することは
できない。
上記操作ダイヤル16と作動アーム15との間
には、両部材に夫々端部が係止されたトーシヨン
スプリング35が設けられている。該トーシヨン
スプリングは、操作ダイヤル16が回されたとき
にもとの位置へ復帰するための力を及ぼすとも
に、作動アーム15を常時アジヤストアンカー1
3の前面部21の方向、即ちラツチピース14が
アジヤストベース12に形成された切欠き20と
係合する方向へ押しつける力をも及ぼすようにな
つている。
には、両部材に夫々端部が係止されたトーシヨン
スプリング35が設けられている。該トーシヨン
スプリングは、操作ダイヤル16が回されたとき
にもとの位置へ復帰するための力を及ぼすとも
に、作動アーム15を常時アジヤストアンカー1
3の前面部21の方向、即ちラツチピース14が
アジヤストベース12に形成された切欠き20と
係合する方向へ押しつける力をも及ぼすようにな
つている。
更に前記アジヤストアンカー13下方の膨出部
25には、アンカープレート17がピン36によ
り該ピンのまわりに回動自在に取付けられてい
る。
25には、アンカープレート17がピン36によ
り該ピンのまわりに回動自在に取付けられてい
る。
次に本実施例を使用する場合について説明す
る。乗員がシートに着座し、第1図に示す如くタ
ング4をバツクル9に挿入し、連続ウエビング3
を装着した時に肩ウエビング5が乗員の肩部を通
過する場合は良好な拘束状態であり何らアンカー
プレート17の位置を調節する必要はない。
る。乗員がシートに着座し、第1図に示す如くタ
ング4をバツクル9に挿入し、連続ウエビング3
を装着した時に肩ウエビング5が乗員の肩部を通
過する場合は良好な拘束状態であり何らアンカー
プレート17の位置を調節する必要はない。
しかし、肩ウエビング5が乗員の顔面および首
部を通過するような場合はアンカープレート17
を下方に、逆に乗員の腕部を通過するような場合
は上方に調節する必要がある。この場合、第3図
の状態から操作ダイヤル16の大径部29を(第
2図において時計方向に)回転させれば、雌ネジ
部32を有する作動アーム15は該操作ダイヤル
の雄ネジ部30に案内されて左方(矢印C方向)
に移動する。従つて、該作動アームの把持部33
に把持されているラツチピース14もC方向に摺
動し、アジヤストベース12と非係合な状態とな
る。このときの状態が第5図に示されている。
部を通過するような場合はアンカープレート17
を下方に、逆に乗員の腕部を通過するような場合
は上方に調節する必要がある。この場合、第3図
の状態から操作ダイヤル16の大径部29を(第
2図において時計方向に)回転させれば、雌ネジ
部32を有する作動アーム15は該操作ダイヤル
の雄ネジ部30に案内されて左方(矢印C方向)
に移動する。従つて、該作動アームの把持部33
に把持されているラツチピース14もC方向に摺
動し、アジヤストベース12と非係合な状態とな
る。このときの状態が第5図に示されている。
第5図の状態を維持しつつアジヤストアンカー
13を上方若しくは下方に移動させ、肩ウエビン
グ5が丁度肩部を通過する位置にて操作ダイヤル
16をはなせば、トーシヨンスプリング35の付
勢力によつて該操作ダイヤルはもとの位置(第2
図で反時計方向)へと回転させられ、これに従つ
て螺合関係にある作動アーム15及び該作動アー
ムに把持されているラツチピース14は再び第3
図の状態となる。以上の操作は操作ダイヤル16
を回転させた状態でアジヤストアンカー13を移
動させるので、ワンタツチ操作が可能で且つ調節
操作もスピーデイに行うことができる。
13を上方若しくは下方に移動させ、肩ウエビン
グ5が丁度肩部を通過する位置にて操作ダイヤル
16をはなせば、トーシヨンスプリング35の付
勢力によつて該操作ダイヤルはもとの位置(第2
図で反時計方向)へと回転させられ、これに従つ
て螺合関係にある作動アーム15及び該作動アー
ムに把持されているラツチピース14は再び第3
図の状態となる。以上の操作は操作ダイヤル16
を回転させた状態でアジヤストアンカー13を移
動させるので、ワンタツチ操作が可能で且つ調節
操作もスピーデイに行うことができる。
引き続いて、車両の側面衝突等によりラツチピ
ース14がその移動方向に沿つた方向の力を受け
た場合、該ラツチピースの移動を不可能にする手
段について説明する。例えば第3図の状態で右方
へ衝撃力を受けた場合、ラツチピース14は自身
の慣性力によりアジヤストベース12に対して相
対的に左方(矢印C方向)へ、即ち非係合位置方
向へ移動しようとする。しかしながら本実施例に
あつては、ラツチピース14は作動アーム15の
把持部33に把持されており、一方該作動アーム
は止め輪31によつて左方移動できない操作ダイ
ヤル16と螺合関係にあつて、雄ネジ部30の進
み側のネジ山の斜面によつてC方向への移動が阻
止されているので、結局ラツチピースはC方向へ
移動できない。
ース14がその移動方向に沿つた方向の力を受け
た場合、該ラツチピースの移動を不可能にする手
段について説明する。例えば第3図の状態で右方
へ衝撃力を受けた場合、ラツチピース14は自身
の慣性力によりアジヤストベース12に対して相
対的に左方(矢印C方向)へ、即ち非係合位置方
向へ移動しようとする。しかしながら本実施例に
あつては、ラツチピース14は作動アーム15の
把持部33に把持されており、一方該作動アーム
は止め輪31によつて左方移動できない操作ダイ
ヤル16と螺合関係にあつて、雄ネジ部30の進
み側のネジ山の斜面によつてC方向への移動が阻
止されているので、結局ラツチピースはC方向へ
移動できない。
従つてアジヤストベース12と係合した位置に
あるラツチピース14が、その移動方向に沿つて
力を受けても非係合位置方向へ移動することはな
く、アンカープレート17の取付位置は確実に維
持される。
あるラツチピース14が、その移動方向に沿つて
力を受けても非係合位置方向へ移動することはな
く、アンカープレート17の取付位置は確実に維
持される。
尚上述の説明より明らかな如く本実施例におい
ては、ラツチピース14を把持する作動アーム1
5、該作動アームと螺合関係にある操作ダイヤル
16、該操作ダイヤルのアジヤストアンカー13
からの離脱方向移動を阻止する止め輪31によつ
てラツチピースの移動を不可能にする手段が構成
されている。
ては、ラツチピース14を把持する作動アーム1
5、該作動アームと螺合関係にある操作ダイヤル
16、該操作ダイヤルのアジヤストアンカー13
からの離脱方向移動を阻止する止め輪31によつ
てラツチピースの移動を不可能にする手段が構成
されている。
以上の実施例はあくまでも例示的なものであ
り、例えば操作ダイヤルに突出ピンを打ち込む一
方作動アームには該ピンと係合する螺旋溝を形成
するような構成にしたり、ラツチピースに形成さ
れる凹部と係合する凸部、及び該ラツチピースを
非係合位置方向へ導く為のテーパ面が形成された
操作ボタンを使用し、該凸部の係合が外れた後に
テーパ面にてラツチピースを非係合位置へ移動さ
せるような構成とする(従つて係合位置にあると
きは上記凹凸部の係合によつてラツチピースは移
動できない)等々、種々の変更が可能である。
り、例えば操作ダイヤルに突出ピンを打ち込む一
方作動アームには該ピンと係合する螺旋溝を形成
するような構成にしたり、ラツチピースに形成さ
れる凹部と係合する凸部、及び該ラツチピースを
非係合位置方向へ導く為のテーパ面が形成された
操作ボタンを使用し、該凸部の係合が外れた後に
テーパ面にてラツチピースを非係合位置へ移動さ
せるような構成とする(従つて係合位置にあると
きは上記凹凸部の係合によつてラツチピースは移
動できない)等々、種々の変更が可能である。
又ラツチピースの移動方向に直交する方向へ摺
動可能なピンを取付け、該ピンを外してからラツ
チピースを押したり引いたりして非係合位置へは
移動させるようになつていてもよい。
動可能なピンを取付け、該ピンを外してからラツ
チピースを押したり引いたりして非係合位置へは
移動させるようになつていてもよい。
更にラツチピースは、従来例の説明に記載したよ
うにアンカー部材を介してアンカープレートと一
体に取り付けられるようになつていてもよい。
うにアンカー部材を介してアンカープレートと一
体に取り付けられるようになつていてもよい。
又、以上の説明に於ては、肩ウエビングの中間
部をアンカープレートに挿通して支持するタイプ
のシートベルトについて述べたが、肩ウエビング
の端末がアンカープレートに係止されるタイプの
シートベルトにも同様のアンカー取付装置を使用
し得るこことは勿論である。
部をアンカープレートに挿通して支持するタイプ
のシートベルトについて述べたが、肩ウエビング
の端末がアンカープレートに係止されるタイプの
シートベルトにも同様のアンカー取付装置を使用
し得るこことは勿論である。
以上の説明より明らかな如く本考案に係るアン
カー取付装置は、ラツチピースが係合位置で確実
に維持されるので車両の側面衝突等においても乗
員を安全に保護できるという効果を有する。
カー取付装置は、ラツチピースが係合位置で確実
に維持されるので車両の側面衝突等においても乗
員を安全に保護できるという効果を有する。
第1図は本考案装置が取付けられたシートベル
トの概略図、第2図は本考案装置の斜視分解図、
第3図は第1図A方向から見た断面側面図、第4
図は第3図のB−B線断面図、第5図は作動状態
を示す第4図と同様な図である。 20……切欠き、12……アジヤストベース、
13……アジヤストアンカー、14……ラツチピ
ース、15……作動アーム、16……操作ダイヤ
ル、30……雄ネジ部、31……止め輪、32…
…雌ネジ部、33……把持部。
トの概略図、第2図は本考案装置の斜視分解図、
第3図は第1図A方向から見た断面側面図、第4
図は第3図のB−B線断面図、第5図は作動状態
を示す第4図と同様な図である。 20……切欠き、12……アジヤストベース、
13……アジヤストアンカー、14……ラツチピ
ース、15……作動アーム、16……操作ダイヤ
ル、30……雄ネジ部、31……止め輪、32…
…雌ネジ部、33……把持部。
Claims (1)
- 複数の係合部を有するアジヤストベースと、該
アジヤストベースに沿つて案内され、アンカープ
レートが取り付けられる前面部と該前面部からの
びた一対の側壁と該側壁からのびた一対の背面部
とを有し、前記アジヤストベースを取り囲むよう
に形成されているアンカー部材と、前記係合部と
の係合位置と非係合位置とをとりうる如く該アン
カー部材に移動可能に取り付けられ係合位置方向
に付勢されたラツチピースと、該ラツチピースと
前記アンカー部材との間に設けられ、係合位置に
あるラツチピースが慣性力により非係合位置方向
へ移動しようとするときに、該ラツチピースと当
接して非係合位置への移動を不可能にする手段
と、を有するアンカー取付装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14442482U JPS5947559U (ja) | 1982-09-24 | 1982-09-24 | アンカ−取付装置 |
US06/532,405 US4598951A (en) | 1982-09-24 | 1983-09-15 | Adjustable anchor mounting device |
DE8383109484T DE3371765D1 (en) | 1982-09-24 | 1983-09-23 | Adjustable anchor mounting device |
EP83109484A EP0104620B1 (en) | 1982-09-24 | 1983-09-23 | Adjustable anchor mounting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14442482U JPS5947559U (ja) | 1982-09-24 | 1982-09-24 | アンカ−取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5947559U JPS5947559U (ja) | 1984-03-29 |
JPH0249169Y2 true JPH0249169Y2 (ja) | 1990-12-25 |
Family
ID=30322068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14442482U Granted JPS5947559U (ja) | 1982-09-24 | 1982-09-24 | アンカ−取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5947559U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5917318Y2 (ja) * | 1979-02-26 | 1984-05-21 | トヨタ自動車株式会社 | シ−トベルトアンカ−装置 |
-
1982
- 1982-09-24 JP JP14442482U patent/JPS5947559U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5947559U (ja) | 1984-03-29 |
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